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2016/02/17 (Wed.)

埼玉県越谷市せんげん台のカキのムニエルとアメリカンソースのオムライス

「ほんとうにうまい...誰もいなかったら、泣くかも」

せんげん台

ドラマ『孤独のグルメ Season5』聖地巡礼もかなりあちこち回ってきましたが、今回の聖地は第 11 話・埼玉県越谷市せんげん台。劇中でゴローちゃんが「泣くかも」というレベルのモノローグを披露した回はこれまでにもほとんどなく、一体どんなものが味わえるのか、ずっと楽しみにしていました。

それにしてもせんげん台なんて初めて来ました。埼玉自体、普段来る用事がありませんからね...。それでも乗り継ぎが良ければ自宅から乗り換え 2 回、90 分強で到着できるというのは、意外な発見でした。

せんげん台

「温泉...?どこ、温泉?」となる、春日部の温泉街の看板(宣伝用)。そうと知らなければ、完全にここがスーパー銭湯か何かの入り口に見えます(笑。なぜこんなデザインの看板にしたんだろう...。

せんげん台

せんげん台の駅から目指す聖地までは徒歩で 5 分あまり。川沿いにはちょっと壮観なくらい、団地がズラリと並んでいます。都心からすごく遠いような気がしていたけど、確かに急行を使えば上野まで 40 分ほどで行けてしまうわけだし、東京の一台ベッドタウン的な位置づけなのかも。

せんげん台って、こういう街なんだ。

せんげん台

川に面した通りには、劇中でゴローちゃんが YOU 演じる怪しげなママが営んでいたカラオケスナック「テン」がありました。さすがに中には入らなかったけど、扉を開いたら YOU が出てきてもおかしくない感じ(笑

せんげん台

このカラオケスナックのはす向かいには、「腹が、減った」の通称「孤独カット」を撮影した橋が架かっています。
毎度毎度、あの印象的なカットを撮る場所の選定がうまいですよねえ。

で、ちょうどこの橋を中心に、カラオケスナックと点対称的な位置関係にあるのが、今回の聖地。

厨 Sawa

川沿い、角地の三階建ての店。確かにカラオケスナックと同じ特長(劇中ではこの特長を頼りに行ったら、仕事先と間違えてこの店を見つけた、というお話でした)。

うわ、放送から二ヶ月近く経っているのにすごい行列だ。そして、劇中と同じく自転車で来ているお客さんが多い(笑
でも、行列がなかったら素通りしそうな、大人しすぎる外観。

厨 Sawa

厨 Sawa

ここ、こどグルに登場するまでは、近所の団地の奥様たちのオアシスだったんだろうなあ。
団地の中のひっそりとした佇まいに、そんなことを感じました。

厨 Sawa

店先には、お客さんへの案内文の貼り紙が。
放送後、混みまくりで品切れて早く店じまいするような状況だったんだろうなあ。

現在は並べばなんとか入店できるようになっているようですが、放送直後は開店前に整理券を配るくらいの大盛況だったそうです。

厨 Sawa

そしてメニューはこちら。ドラマに登場したものを中心に、ある程度メニューを絞っての営業になっている模様。
「五郎さんメニュー」「久住さんメニュー」とあるのが微笑ましい。そして「ギネ酢(?)ビール」って(笑

って、よそ見してる場合じゃない。胃袋は火がついたように鳴いている。
店内に入ると、今回はドラマには写らなかった座敷席のほうに通されました。

厨 Sawa

で、まずは前菜的に、久住さんが食べていた「焼イモのブルーチーズ焼」から。

焼イモとブルーチーズ、って今まで食べたことのない組み合わせだけど、サツマイモの濃厚な甘みとブルーチーズの香りと塩気が合わさるとこんな感じになっちゃうのか!という新発見。
ああ、これは確かに酒のつまみになる味だ。予想を超えてイイ。

厨 Sawa

続いてブルスケッタ。
変に衒いのない王道ブルスケッタ、地に足についているうまさだ。

ニンニクが食欲を燃え上がらせ、トマトとパンがそれをなだめている。
これ以上ない前菜だ。

厨 Sawa

そしてカキのムニエル、来たか。

うわぁ~、この香り!
焦がしバターのソース、食べる前からやばすぎる。

厨 Sawa

カキなんて、シンプルにバター焼きにするだけでもうまいのに、焦がしバターを使うとこんなになっちゃうのか。
確かにこれは、唾液だけじゃなくて涙が溢れてきそうになるくらい、うまい。
これまでの聖地巡礼でも 1、2 を争う感動的なうまさ。

カキって、なんなんだろ。
海産物だの、食材なんて言葉、このカキには失礼だ。

厨 Sawa

焼イモブルーチーズ、ブルスケッタ、カキ、という魅惑料理の連打連打にあらがえず、昼から白ワインの暴挙に出てしまった。
いや、この店の料理にはワインこそ正義でしょう。それくらい、どれもワインに合いすぎる。

厨 Sawa

そしてカキの旨味が染み渡った焦がしバターソースに、バゲットを浸していただきます。

...これはもう、これだけをつまみに永遠にワインを飲んでいられそうだ。
食べる前から分かってたんだ。

厨 Sawa

さらに、これはどうだ!オイスターブルスケッタ。
ほうら、これはとんだ贅沢食いだ。

俺、2016 年で今が一番幸せ(ぉ

厨 Sawa

メインディッシュの前に、シンプルなグリーンサラダで軽く箸休めをして、

厨 Sawa

シチューからいただきます。
久住さんはカキのトマトシチューを食べていたけど、さっきのムニエルとカキがダブるので(あえてダブらせにいっても良かったんだけど)、鶏肉のトマトシチュー。

いったいどんな材料を使ったらこんな味が出せるのか分からない、とても手の込んだシチュー。でも、ちゃんとトマトの味がしっかり活きていて、すっごくうまい。
これ、好きです。幸せ。

厨 Sawa

トマトシチューからのメイン二連発は、本命・アメリカンソースのオムライス。
アメリカンソースの海に、いろんな魚介とオムライスが泳いでいる。

ではさっそく。

厨 Sawa

うわぁ...来た来た。まさに濃厚エビ味。
だがそんな言葉が全然おっつかないうまさ。

想像していたのよりも全然濃い、通常の三倍はありそうな濃厚なエビの味と香り。
これもまた、どうやって作ったんだろう?家では絶対に真似のできなさそうな味。

こんなうまいものを作ってくれて、ありがとうございます。

厨 Sawa

デザートタイムは、もちろん自家製ババロア。

ババロアに黒蜜きなこがかかって、ババロアというよりもまさにくず餅的なお味。
濃い味の洋食スペシャルランチの後こそ、こういう和を感じる甘味を味わって、埼玉に戻ってこれた。

厨 Sawa

カキ、エビ、イカ、ホタテ。
海のない埼玉で、よもやこんなにおいしいシーフードランチができるとは。

ちょっと遠いけれど、ここはリピートしたいなあ。
クリームシチューも気になるし、今はお休みしているビーフシチューやタンシチューも絶対うまいに違いない。

劇中でゴローちゃんが、というより素の松重豊さんがずっと幸せそうな顔をしていた理由が分かった気がしました。
全部うまかった。本当に、たまげました。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 21:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2016/01/29 (Fri.)

ミート矢澤の A5 和牛ハンバーグ・ランチ

こないだ、関東にも積雪があった日のこと。

お昼は何にしようかなあ、こう寒いと何かあったかい汁物...担々麺とか、ああビーフシチューとかもいいな、と考えていたんですが、

...待てよ。こういう日こそ狙うべき店があるんじゃね?

と思って急遽方針変更し、あの店に足を運んでみました。

ステーキ・ハンバーグ ミート矢澤

ミート矢澤

いつも、ランチは大行列。ひどい日は道沿いに曲がり角のところまで並んでいる、五反田の超有名店「ミート矢澤」ですよ。前回来たのは約 4 年前のディナータイム、ランチは初めて。

外はあいにくの悪天候、しかもお昼ちょい前の時間帯。こんなにガラガラのミート矢澤見たことない!ほぼ待ち時間ゼロで入店できてしまいました。
これは自分自身の機転の良さを誉めてあげたい(ぉ

ミート矢澤

正午近くなってもまだ空席のある店内で、ランチを注文。肉の前にまずはサラダが運ばれてきます。
ちょっぴりセロリ風味のドレッシングが爽やかでおいしい。

ミート矢澤

ほどなくしてメインの登場。定番のデミグラスチーズハンバーグではなく、モッツァレラトマトハンバーグにしてみました。なんか、久しぶりだからチェダーチーズの濃い味に絡め取られるんじゃなく、モッツァレラトマトというシンプルな味付けのほうが肉そのものの味を堪能できるかと思い。
ライスとスープじゃなく、ごはんと味噌汁なあたりが、こういう寒い日にはむしろありがたい。

ミート矢澤

この内側のレア加減といったら!
久しぶりすぎて前回食べたのがどんな味だったかほぼ忘れてしまいましたが、噛みついた歯を押し返してくるような肉の弾力、それに肉自体に味がついているかのように思える肉肉しさ。そうそう、ミート矢澤のハンバーグってこうだったなあ。

この界隈、ハンバーグの名店がひしめき合っているけど、確かにここはひとつ別格感。いつも行列ができている理由が改めて分かりました。
まあ、あの行列にしょっちゅう並びたいかと言われれば、それなら銭場精肉店に並ばずに入った方が幸せだろうとも思うけど、また悪天候の日があったらもう一度狙ってみよう(笑。

積雪さまさまですね。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 23:29 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2016/01/22 (Fri.)

銭場精肉店

先日庭つ鶏に行って以来、改めて注目しているグレイス五反田の飲食店ですが、店構えからしてとても気になるところがあったので、ランチに入ってみました。

銭場精肉店(ぜにばせいにくてん)

銭場精肉店

この赤い牛のシルエット。これだけでソソるじゃないですか。
そして「精肉店」と名のつく店に外れなしの法則。ここはうまいに違いない。

ちなみにここ、もともと大井町にある有名店の支店のようです。大井町と五反田、という立地はやっぱり芝浦の食肉センターが近いことと関係があるのでしょうか。

銭場精肉店

ランチセットのサラダとスープ。スープはシンプルなコンソメ系に黒胡椒が効いていて、空腹をさらに刺激してきます。

銭場精肉店

頼んだのは、「和牛 100% ハンバーグとカットステーキ」のセット。ちょっとランチにしては奮発しすぎましたが(笑)、ハンバーグもステーキも美味しそうだったのでどちらか選べず。
肉の前にまずはソースが出てきました。左がハンバーグ用、右がステーキ用。ステーキソースはニンニクの香りがしっかりついているので、午後の予定が心配になります(汗

銭場精肉店

どーん!ハンバーグ&ステーキのセット、+目玉焼き。
このボリューム感、満足できないはずがない。

銭場精肉店

ハンバーグはいったん丸のまま出てきて、目の前で半分に切って、断面を鉄板に押しつけて仕上げてくれます。あれ?これってアルカサールと同じくさわやかインスパイア系っぽい、けどハンバーグの見た目は全然違います。

銭場精肉店

中はかなり赤いままのレア状態。一頭買いでお店で仕込んでいるからレアでも食べられるんです!とは店員さんの弁。
半分は岩塩で、半分はソースでいただきます。

...あ、これ、おいしい。「肉の味が濃い」っていうのかな?すごくおいしい。
肉そのもののうまさでいったら、アルカサールよりこっちのほうが好みかも。

銭場精肉店

カットステーキのほうも、肉の味がしっかり味わえるので、ソースを使わずに元々かかっている塩コショウだけでも十分にうまい。ハンバーグ&ステーキセットだとランチにしては高価いけど、その価値はありますね。

銭場精肉店

やばいなあ、これはいい店見つけちゃったなあ。
ちなみに夜は焼き肉店として営業しているようです。毎月 29(肉)日はディナータイムがお得になるということなので、これはいずれ有志を募って肉の会を開催せねばなりますまい。

この店の周囲、ふらっと歩いてみただけでも、他にも肉っぽい店がいくつも。五反田はもしかして想像以上に肉の聖地なのかもしれません。
ちょっと、開拓してみようかなあ。

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投稿者 B : 22:29 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2016/01/08 (Fri.)

アルカサール牧場の炭焼ハンバーグ

静岡県には「さわやか」という有名なハンバーグのお店があるそうで。静岡に縁もゆかりもない私の Twitter や Facebook のタイムラインにもときどき単語や写真が流れてくるくらい有名なのか、単に私の観測範囲内にそういう人が多いのか分かりませんが、以前から一度行ってみたいと思っていましたが、静岡に行く用事なんてそうそうない。
と思っていたら、先日ブロンコビリーでハンバーグを食べる機会がありまして。ここ、いわゆる「さわやかインスパイア系」らしいんですが、これが確かにおいしい。でもブロンコビリーもクルマじゃないと行けない店舗ばかりからそうそう行けないよなあ、と思っていたところ、電車で行ける範囲に方向性の近いお店を見つけました。

アルカサール牧場

アルカサール牧場

五反田駅近くの飲食店が密集しているエリアにある、ステーキレストランです。この付近でステーキ&ハンバーグといえばミート矢澤があまりに有名ですが、有名すぎていつも大行列。そうそう行ける店じゃないので、それよりも空いてておいしければそっちのほうがいいんじゃね?と思います。

アルカサール牧場

「ステーキレストラン」を名乗ってはいますが、ステーキ以上にハンバーグが自慢のようです。網状の焼き目がついた炭焼鉄板ハンバーグ、これはまごうことなきさわやかインスパイア系。

ステーキもハンバーグも基本的にはグラム単位で注文するようです。とりあえずハンバーグ 250g、トッピングなしで頼んでみました。

アルカサール牧場

しばらく待つと、焼きたてのハンバーグが鉄板で出てきました。出てきた状態を撮影する間もなく、店員さんがハンバーグを二つに切り、手際よく断面を鉄板に押しつけて焼きを加えながら、その上にソースをかけていきます。一気に沸騰してあたりに飛び散るソースと肉汁。紙ナプキンを広げて、衣服にかかるのを防ぎます。この辺のプロセスも確かにブロンコビリーと同じ、さわやかインスパイア系。

アルカサール牧場

「いかにも肉って肉だ」と言いたくなる、この質量を感じる肉!
早く食べたいけど、慌てると火傷すること山のごとしなので、とりあえずソースの跳ねが落ち着くくらいまで待ちます(笑

アルカサール牧場

いただきます。

...この肉!外側はよく焼けた、食べ応えのある粗挽きハンバーグなのに、内側はまだレアで、ユッケを食べているかのような食感。肉好きにはこれはたまらない。
ソースはけっこう濃い味で、この味も含めてお腹にズシンとくるハンバーグです。

ランチにしてはちょっと高いけど、それに値する満足感が得られました。
姉妹店が川崎(チネチッタの隣)にもあり、そちらは五反田店よりもオシャレな感じの店舗でした。川崎で映画観た帰りに炭焼ハンバーグ、というのもいいかも。

元祖の「さわやか」にも一度行ってみたいんだよなあ。静岡に行く仕事でもできないかなあ(笑。

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投稿者 B : 23:29 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2015/12/28 (Mon.)

新橋「ポンヌフ」のナポリタン

新橋サラリーマンランチシリーズ(←シリーズだったんか)、これがたぶん最終回。

新橋駅前ビル

新橋駅を汐留側に出て、ゆりかもめの向こう側に、「新橋駅前ビル」という施設があります。駅前の一等地にも関わらず昭和がそのまま動態保存されているかのような、年季の入った施設。駅の反対側にも「ニュー新橋ビル」という、これまた昭和っぽい商業ビルがありますが、そういうのが新橋らしさというものなのでしょう。

この駅前ビルには小さな飲食店が雑然と軒を連ねています。ランチタイムともなれば行列ができる名店も少なくありませんが、その中でもここは特に有名なお店でしょう。

カフェテラス ポンヌフ (Pont Neuf)

ポンヌフ

Pont Neuf...「新橋」をフランス語に直訳するとこうなります。カタカナで書くとちょっと愛嬌があるというか間抜けというか、これまたちょっと昭和っぽい。
でもお昼時には新橋のサラリーマンが行列をなしており、この日も 11:30 過ぎに着いた時点ですでに行列。まあお客さんの回転はそれなりに早いので、多少の行列ならば並んでも問題ありません。

ポンヌフ

ガラスケースに食品サンプル。正しい昭和の洋食店のあり方。

このお店はハンバーグとナポリタンが売りのようですが、このサンプルを見る限りかなりボリュームがありそうです。パンよりもはるかに厚い肉が挟まったハンバーグサンドとか、すごく気になる。

ポンヌフ

店内も期待を裏切らない、どこか懐かしい雰囲気。カフェテラスを名乗っているのに、溢れるこの生活感。私が生まれる前からずっとここにあって、たくさんのサラリーマンにナポリタンを提供し続けてきたんでしょう。
厨房の中では、どんどんスパゲッティが茹でられています。その仕事ぶりを眺めているだけでも楽しい。

ポンヌフ

私が頼んだのは「ハンバーグスパゲッティ」。時代が変わったからといって「パスタ」と言い換えたりしない一貫性。
他のお客さんも含め、このハンバーグスパゲッティか店名を冠した「ポンヌフハンバーグ」のどちらかを注文しているようでした。ポンヌフハンバーグのほうはナポリタンの量が少ない代わりにサラダとバターロールがついてきます。そのバターロールに野菜とナポリタンを挟んでサンドイッチにして食べるのが、この店では標準らしい。

ポンヌフ

ハンバーグはけっこう大ぶり。緩めに焼かれたハンバーグに、ガッツリ濃いめのトマトソースの味が懐かしく、嬉しい。

ポンヌフ

ナポリタンのほうは「アルデンテ?何それ食い物?」とでも言いたげな、じっくり茹でられた太麺。喫茶店のナポリタンの味ってこんなだったよなあ。極東の国で、イタリアとは全く違う進化を遂げたスパゲッティ。

ポンヌフ

サービスセットを頼むとついてくるプリン。これもまた、手作り感満載でほっとする味。

ポンヌフ

それとアイスコーヒー。ゆっくりしたいところではあるけれど、店外にはまだまだ待っているお客さんがたくさんいるので、ほどほどで代わってあげないと。

こういう味、時々むしょうに食べたくなるんだよなあ。人間の帰巣本能を刺激する味なのかもしれません。
これからもこの店が長く続いていきますように。

ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 23:00 | Gourmet | Lunch | コメント (2) | トラックバック

2015/12/22 (Tue.)

河津風わさび丼 自作の巻

長野出張のお土産に、生わさびを買ってきました。

安曇野わさび

長野はイメージに反して(?)精密機械や電子機器の工場を多く有する県ですが、食品関連での名産は蕎麦、りんご、ぶどう、わさび、馬肉などがあります。以前から生わさびをお土産に買っていってみたいけど、自宅で刺身を食べる機会もあまりないしなあ...と躊躇していました。が、今なら『孤独のグルメ』に登場した伊豆のわさび丼を自宅で再現する、という使い道があるじゃないですか(笑。これはやるしかない、と思って松本駅の土産物コーナーで購入。
一本、540 円(消費税込み)。河津のわさび園のはもうちょっと高かったような気がするので、品質はさておきお買い得かも。

安曇野わさび

ちゃんと「おろし方」の説明書もつけてくれます。まあ普通はやったことがないから分からないですよね。

そうそう、切ったら茎のほうからおろしていくんだったな。根の先端よりも茎側の方が辛くなく、香りも良いそうです。

安曇野わさび

本当は鮫皮のおろし器がいいけど、そんなの常備してないので(笑)普通のおろし器で。

心を落ち着けてゆっくり、まあるくおろしていきます。この時点で既に、わさびのつーんとした香りが立ってきて、食欲が刺激されます。

安曇野わさび

半分ほど摺りおろしました。
チューブ入りの練りわさびとは違うみずみずしい色。練りわさびってほとんどの場合、主原料は本わさびではなく西洋わさび(ホースラディッシュ)と着色料でできているので、似ているようで別物なんですよね。

わさび丼

というわけで、わさび丼セット自作完了。薬味は長野で買ってきた野沢菜のわさび漬けと、近所のスーパーで買ったみそピー(ピーナツの甘味噌和え)&岩のり。味噌汁はカップのやつなので手抜きです(笑。
なんちゃってだけど、河津の聖地巡礼を思い出してきたぞ。

わさび丼

わさび丼といっても、炊きたてのごはんに鰹節をまぶしてわさびを載せ、醤油を垂らすだけの簡単メニュー。写真では鰹節を控えめにかけてみましたが、食べてみたら鰹節も醤油もたっぷりのほうがおいしかった。結局、丼の上からごはんが見えなくなるくらいに鰹節を載せて、醤油もゴローちゃん並みにかけました。
わさびは、爽やかな香りとほんのりとした甘みがあるのが生わさびならではだけど、それでも塊に当たってしまうとむせてしまうので(笑)鰹節と一緒によくかき混ぜたほうがおいしい。

結局、ゴローちゃんよろしくわさび丼をおかわりしてしまうほどおいしかった。結局日本人にとってのご飯って、こういうシンプル極まりないごはんが一番いいんだよなあ。

生わさびはまだ半分ほど残っているので、もう一回作れます。でも年末には北陸から魚介を取り寄せるのが恒例になっているので、刺身と一緒にいただくのもいいなあ。

投稿者 B : 22:22 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2015/12/14 (Mon.)

新橋「舞浜」の煮魚定食

先日「宇和島」で鯛めしを食べたときに、はす向かいのお店に行列ができているのが気になっていて。これだけうまい店があるのに、その近くにもっと行列ができるほどうまい店があるとすれば行かざるを得ないじゃないですか。ということで、行ってきました。

地鶏・さかな 舞浜

舞浜

新橋の有名な SL 広場のちょっと先にある、昭和っぽい飲食店が密集しているエリア。お昼時ともなると行列ができる店も少なくないですが、その中でもここは特に人気店のようです。

私が行ったのはお昼のピークタイムを少し過ぎたところだったせいか、5 分ほどの待ちで入ることができました。

舞浜

ランチタイムは焼魚か煮魚、4 種類のみのメニュー。こういうところでさばのみそ煮とか食べると完全におっさんの昼メシだけど(笑)、たぶん間違いなくウマイはず。でもこの店のランチは銀だらの煮付が圧倒的人気らしいのですが...頼もうとしたら既に売り切れとのこと。確実に銀だらを食べたければもっと早い時間帯に来なきゃダメかあ。

舞浜

仕方がないので、銀だらの代わりにいわしの煮付をいただいてみることにしました(品切れになった場合は代替メニューが登場する仕組みらしい)。さばのみそ煮、めだいの焼魚にも心惹かれたけれど、いわし好きとしてはここはいわしで。

着席してオーダーすると、サクッと料理が運ばれてきました。いつも行列はできていますが、お客さんの回転はけっこう早いようです。
そして、このボリューム感。宇和島の鯛めし定食にも小鉢がたくさんついてきましたが、ここも負けず劣らず、サラリーマンの胃袋に嬉しいおかずの豊富さ。

舞浜

いわしは大ぶりなのがどどんと三尾。多くても二尾だろうと予想していたので、これだけ大きないわしが三尾出てくるとは思いませんでした。

よく脂の乗ったいわしに、濃いめの煮汁がよく染み込んでいて、これは見た目以上にうまい。当然、骨まで食べられます。たらといわしじゃ魚本来の味の傾向が全然違うけど、銀だらの代用として全く不満のない味とボリューム。むしろいわしで良かったのかもしれません。

舞浜

刺身は小鉢に。いろんな種類の刺身が一切れずつ入っていて、見た目以上の充実度が嬉しい。こういう出し方、新橋というよりも市場の魚定食っぽい。

舞浜

なかなかランチでついてくることの少ない、茶碗蒸しもついてます。中身はごくオーソドックスな感じで、ちゃんとギンナn...ってこれギンナンじゃない!コーンか!(笑
意表を突いてコーンが入っている茶碗蒸し。でも、コーンの優しい甘さが、意外にも茶碗蒸しに合ってて、これはこれでおいしい。

舞浜

お漬け物、じゃこおろし、そして海苔の味噌汁。海苔の味噌汁が出てくること自体が珍しいけど、個人的には田舎を思い出す、懐かしい味。
ちょっと塩っ気が強くて、この味噌汁でもご飯が進む感じ。

舞浜

いやあおいしかった。ついご飯をおかわりしてしまいました。
内容的にも、ボリューム的にも、大満足のお昼ごはん。

これは確かに宇和島と双璧という感じ。普段の魚料理をおいしくいただける舞浜と、鯛めしのプチ贅沢感を味わえる宇和島、最強の二択かも。
ただ宇和島は夜がとっても高そうなのに対して、舞浜は普通のサラリーマンの夜飲みにも使えそうなのが大きな違いですかね。

ここの黒板に書かれていた夜メニューもまた、うまそうなんだよなあ。「インドまぐろのほほ肉バター焼」とか、文字列だけでもうたまらん(笑
チャンスがあれば夜も挑戦してみたいと思います。

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投稿者 B : 22:51 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2015/12/02 (Wed.)

新橋「宇和島」の鯛めし

宇和島

ある方に「ここの鯛めしは絶対食べに行くべし」という強いおすすめをいただいたので、行ってきました。

新橋はサラリーマンの聖地というだけあって、飲食店もよりどりみどり。単にいろいろあるってだけじゃなく、老舗の名店もとても多く、こんなにいい店が密集しているエリアは他にないんじゃないかと。この界隈で働いていたら、絶対太るに違いない(笑
この店も、一見地味ながら、そういう名店のひとつです。

四国さかな処 宇和島

宇和島

この店、どうやら夜は「お品書きに値段が書かれていない店」のようなのですが、お昼は一般的なランチの値段。行列こそできていないものの、お昼時はほぼずっと満席という人気店です。まあこの周辺は行列のできる店が多いので、独りならサッとカウンターに座れるという意味では穴場なのかも。

お店に入ろうとしたら、自動ドアでもないのに入り口の戸がガラッと開き「いらっしゃいませ~」。ま、待ち受けられていたのか(笑

宇和島

頼んだのは、もちろん A ランチ(鯛めし定食)。鯛めしと味噌汁に、小鉢(というには大きすぎる鉢)がついてくるボリューム満点のセットです。1,200 円のランチってプチ贅沢の部類に入るけど、新橋の真ん中で新鮮な魚の、このボリュームならばむしろお得感さえあります。

宇和島

「鯛めし」っていうとお米を鯛と一緒に炊き込んだもの、というイメージがありますが、愛媛県の宇和島の郷土料理である「鯛めし」はそれとは違って、鯛の刺身を出汁と一緒に白飯にぶっかけて食べるスタイルだとか。刺身好きとしては、炊き込みご飯よりもこっちのほうが断然嬉しい。出汁に卵黄とたっぷりの胡麻が入っているのがすてき。

宇和島

白飯にかける出汁の量はお好みで、とのことでしたが、まずは鯛を味わいたかったので、出汁は軽めに。
もともと、刺身と言えば日常的にブリを食べる地方に生まれ育った私としては、鯛の刺身って淡泊な印象があったのが、ここの鯛は肉厚で脂が乗っていながらも、ほどよく引き締まっていてとても美味しい。うん、これ美味しいです。

宇和島

味噌汁も一見ふつうだけど、魚の出汁がすごく効いていて、良い意味で裏切られました。

飲んだ瞬間に、うまみの津波が襲ってきた。

宇和島

小鉢も、あら大根はあらの旨味を大根が全部吸い込んでいて、このひたひたの大根が、ご馳走といえるうまさ。あらのほうも、骨にくっついている身をほじくりながら食べていると、なんだか実家に帰ってきたような感覚で、しみじみ。
じゃこ天のほうはいわゆる薩摩揚げ的なやつだけど、じゃこを使っているからか一般的な薩摩揚げよりも濃い味で、これもいい。

昼間から、こんなうまい魚で白い飯を食べる、日本人として無上の喜び。

宇和島

小鉢でごはんが空いてしまったので、おかわりをして改めて鯛めし。今度は、汁「じゃぶじゃぶ」で。

あー...これは、じゃぶじゃぶが正解だった。
鯛のうまさの上に、出汁と胡麻と卵黄のうまさが渾然一体となって、最強のねこまんまだ。幸せ。

宇和島

出汁の最後の一滴まで、うまかったあ~。
あら大根も、もう食べるところが残ってないくらいまでキレイに食べるのが、港育ちとしての誇りです。

ここは絶対にまた来よう。夜は無理な値段っぽいから、また昼で(笑

ごちそうさまでした。

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2015/11/25 (Wed.)

五反田の老舗洋食店 グリルエフ

以前から気になっていた、五反田の老舗レストランに行ってきました。

グリルエフ

グリルエフ

JR 五反田駅ロータリーの真向かい、歓楽街の入口の脇のところにあるお店。このあたりは確実に昭和からあるだろう店と、最近オープンしたと思われる真新しくてお洒落なお店が共存する、不思議なエリア。
「グリルエフ」もいつの時代から営業しているのか分からないくらいに年季が入った建物で、外観には蔦が這っています。今まではちょっと入る勇気が出ませんでしたが、今回は意を決して突入。

グリルエフ

店内は、想像通りの「年季の入った洋食屋さん」。あちこち古びてはいますが、50 年前は高級レストランだったんだろうなということを思わせる風格が漂っています。
私が通されたのはカウンター。ガラス越しに、厨房の様子が見渡せて、これはこれで逆に嬉しい席かも。

グリルエフ

メニューもまた、昭和がそのまま甦ってきたかのような、達筆な手書きのコピー。どのメニューもいいお値段しますね。
そして「牡蠣はじめました」って冷やし中華かよ!(笑

グリルエフ

頼んだのはハヤシライス。実はこれ、メニューに載っていないんです。裏メニューだけど、この店の他のどの料理よりも有名という(笑。
ランチタイムには、お客さんの半分以上がハヤシライスを頼んでいるようでした。しかも、こんなに入りづらそうな店構えにも関わらず、ほぼ満席。昔から多くの人に愛されてきたお店なんでしょう。

グリルエフ

一般的にハヤシライスというと、トロッとしたデミグラスソースの中に牛肉とタマネギ...を想像すると思いますが、ここのハヤシライスはほとんどソースがなく、大半がタマネギ。だけど、このデミグラスソース自体も創業当時から継ぎ足して使われ続けている、秘伝の味なんだとか。

グリルエフ

平皿に、けっこう大盛りに盛られたライスにかけて食べると、今まで食べたことのあるどんなハヤシライスとも違う味。真っ黒なデミグラスソースは、年期を感じる少しのほろ苦さがありながらも、どこか優しい味。で、タマネギはくたくたに炒められた...のかと思ったら、予想に反してシャキシャキした食感がしっかり残され、食べ応えがあります。そこに郷愁を誘うグリンピース。
ああ、これはおいしい。初めて食べたのに、子どもの頃に食べたような記憶があるというか...なんというか、胸がいっぱいになる味だ。

こういうの、たまーに思い出したように食べたくなるんだよなあ。またいずれ来よう。

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2015/11/19 (Thu.)

とんかつ あげ福

五反田にうまいとんかつ屋があるという情報をキャッチしたので、食べに行ってきました。

とんかつ あげ福

とんかつ あげ福

ハンバーグで有名なミート矢澤の隣にあるお店。というか、矢澤ミートの系列店なんですね。隣のミート矢澤本店があまりに有名すぎて、こちらのお店はそこまで知られていないのか、お昼時はミート矢澤にはいつも通りの行列ができていたのに、こちらはすぐに入れました。まあほぼ満席ではありましたが。

店内はほぼカウンターのみ。奥の方に四人一組分のテーブル的な席もひとつだけありましたが、カウンターの延長みたいな感じ。ゆっくり食べるというよりは、回転率重視のようです。隣の席との間隔はかなり狭く、気を遣います。カウンターでもせめて豚組食堂くらいのゆったり感があれば、もう少し落ち着けるんだけどなあ。

とんかつ あげ福

ランチメニューは定食だと最低 1,000 円から。普通にロースカツ定食を食べようとすると 2,000 円からなので、そうそう普段からランチに来れるお店ではありません。

ロースがどんなものかは気になるけど、矢澤ミートといえば牛肉のイメージ。なので、和牛メンチカツを軸に考えてみます。

とんかつ あげ福

頼んだのは、チキンカツコンボ(チキンカツ+和牛メンチ小)。シンプルに和牛メンチ定食か欲張って肉ミックスかも迷ったけど、とりあえず初回はこのへんで小手調べといきます。

とんかつ あげ福

メンチカツは「小」といっても一般的には普通サイズと言えそうな大きさ。でも組み合わせるのは見た目からしてあっさりしてそうなチキンカツだし、物足りないんじゃないか?と少し心配になりました。

とんかつ あげ福

ソースはテーブルに常備されたとんかつソース&すり胡麻もありますが、ランチにはタルタルソースとジンジャーソースもついてきます。タルタルソースはチキンカツに合いそうだけど、ジンジャーソースって初めてなんですけど!
カツにつけて食べてみると、ジンジャーソースは想像した以上に深くて濃ゆい味。これ、ちょっとクセになりそうかもしれません。

とんかつ あげ福

チキンカツはささみですかね。見た目からして軽そうだし、ささみカツってパサパサしていることが多いので、これが出てきたときには「失敗したかなあ」と思いました。でも食べてみると、これがささみとは思えないほどしっとりしていて、しかも柔らかい。こんなささみは食べたことないかも。見た目でばかにしてすみませんでした。

とんかつ あげ福

和牛メンチカツ。衣の色がチキンカツとは違っていて、揚げ分けているんでしょうね。
チキンカツがこれだけうまかったのなら、和牛メンチはどんなことになっちゃうのか。

とんかつ あげ福

箸で割った瞬間、肉汁が、ジュワッ、ではなくて、(´;ω;`)ブワッ、という感じで溢れ出てきます(ぉ
衣はざっくり。肉はそのものの食感がしっかり残っている感じの粗挽き具合で、肉食ってる感満載。口の中はうまみの洪水。あーこれやばいやつや。

そりゃそうか、ミート矢澤のハンバーグをそのまま揚げたらこんな感じになるんだろうから、うまくて当然なのか。妙に納得。
チキンカツもおいしかったけど、このメンチを食べたらチキンはなかったことになっちゃうなあ。

懐にちょっと余裕のあるときでないとなかなか来れないけど、今度はど真ん中直球でメンチカツ定食にしよう。

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投稿者 B : 23:29 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック