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2015/05/13 (Wed.)

大森 とんかつ 鉄(kurogane)

ドラマ『食の軍師』を観ていたら、俺の腹が完全にとんかつ腹になってしまったので、うまそうなとんかつ屋さんを開拓しに行ってきました。

とんかつ 鉄

とんかつ 鉄

行ってみたのは大森の「鉄(kurogane)」。大井町の丸八、大森の丸一、蒲田の同じく丸一、鈴文、池上・千鳥町の燕楽...と、実はこのエリアかなりのとんかつ激戦区なんです。そこに今年オープンしたばかりの新店ということで、味への自信のほどが窺えます。

立地は駅前の繁華街から少し外れ、JR 大森駅~京急大森海岸駅の間にある、飲食店としてはちょっと意外な立地。くろがねと言えば空にそびえる...という世代でも私はありませんが(ぉ)、このお店は地下にあり、そういう意味でも一見で入ろうとはなかなか思えない店構え。

とんかつ 鉄

店内は、とんかつ屋とは思えないほどきれいでお洒落。そして BGM にはジャズ。少なくともこの界隈のとんかつ屋にある雰囲気ではありません。むしろダイニングバーとか小洒落た居酒屋の雰囲気。

でもメニューにはとんかつが書いてあるんですよね(笑。そしてとんかつの選択肢は実直にロースとヒレ、あとはグレードの違いという感じ。でもかつカレーとか、夜限定のかつ煮定食とか、そっちにも心惹かれます。

とんかつ 鉄

そしてもう一つ、おつまみメニュー。

これがまた、ネギぬた、にしんの棒煮、酒盗クリームチーズ、からすみ、それに季節限定と思われる滑川産ホタルイカ、と種類こそそれほど多くありませんが、完全に「わかってる居酒屋のおつまみ」。昼間だから飲まないけど、これは夜にちょっと飲みに来たくなる品揃えです。

とんかつ 鉄

せっかく来たからには半端にケチるのももったいないので、特上ロースかつ定食をいただいてみました。

盛り付けはとんかつ屋にしては上品な感じ。まあ、ごはんにせよキャベツにせよ「おかわり自由とか言う前にちょっとそれ盛りすぎだろ」という盛りで出てくる店も少なくないですが、足りなければおかわりすればいい話なので、これくらいでちょうどいい。ちなみにごはんとキャベツは各 1 回ずつおかわりできます。

とんかつ 鉄

主役の特上ロースかつはしっかりしたボリューム感。そして、このきつね色に揚がった衣が美しい。厚すぎず薄すぎず、油っこすぎることもなく、程良い揚がり具合。

とんかつ 鉄

テーブルには二種類の塩が並んでいます。アンデスの紅塩と、アルペンザルツ岩塩。ソースと醤油と塩とカラシの食べ比べまでは想定していたけど、塩の種類で食べ比べまでは想定していなかったので、軽い衝撃を受けました。

とんかつ 鉄

そんなわけで、まずは我が内なる食の軍師の声に従い、二番目に小さいカツ片にレモンを搾り、塩をふっていただきます(笑。いきなり衣に塩をかけちゃったけど、ここはドラマ版の力石よろしく肉に直塩のほうが圧倒的においしかった!

カラッと程良く揚げられた衣と、あくまでしっかり火を通した身からあふれるジューシーな脂。あああ、これはうまい。周辺の名店たちとがっぷり四つに渡り合える腕前と言って良いでしょう。そして、塩も良かったけど、ここのとんかつはソースが一番おいしいと思います。

これはいい店を見つけたなあ。この近くにはたまに買い物に来るし、またちょくちょく食べに来よう。

関連ランキング:とんかつ | 大森駅大森海岸駅

投稿者 B : 23:56 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2015/05/07 (Thu.)

松島の味・さんとり茶屋

松島でのおひるはやっぱり地元の海産物をいただきたいわけですよ。なので、港沿いのよさげなお店で海鮮に舌鼓を打ってきました。

味処 さんとり茶屋

さんとり茶屋

松島の湾岸沿いとしてはちょい奥の方にある食事処。「茶屋」っていう響きが周辺散策の落ち着き処としてはちょうどいい感じに思えたので、寄ってみました。お昼時は混みそうだったので、開店一番にお店に到着したといころ、我々の後にどんどんお客さんが続いてきて、あっという間に満席に。

ちなみに「さんとり茶屋」という店名ですが、某酒類メーカーとは関係がないようで、ビールはサッポロが置いてありました(笑

さんとり茶屋

席は二階の座敷。窓からは松島湾が一望できます。屋根の下だとちょっと冷たく感じるくらいの海風が吹き込んできて、初夏の海の心地よさを感じさせてくれます。

っていうか、せっかくの景観なのに目の前の電線が邪魔だなあ(´д`)。

さんとり茶屋

本命を頼む前に、まずはカキの殻焼きからいただきます。ここに来たならこれは外せない。本当は生牡蠣とちょっと迷ったんですが、せっかくの旅行中にあたったらと思うとちょっと日和ってしまったのは内緒(ぉ

松島のカキ養殖業は震災で大きな被害を受けましたが、以前ほどの漁獲量こそまだ取り戻してはいないものの、こうやって名物として出せる程度には回復してきたとのこと。近隣市の組合の協力もあってとのことですが、やはり復興に向けた関係者の方々の並々ならぬ努力を思うと、この殻焼きのありがたみが一層身に染みます。

さんとり茶屋

カキの身は思っていたよりは小ぶりでしたが、その分引き締まっていて、味は確かに「海のミルク」。できるだけ汁まで残さずいただきます。
生牡蠣も捨てがたかったけど、やっぱりこうやって焼いたほうが磯の香りが立って美味しいよね(負け惜しみ

さんとり茶屋

そしてメインは数量限定の穴子丼!これも松島近海の特産物のひとつです。個人的には穴子よりも鰻派ですが、それは今まで単に「本当に美味しい穴子」を食べていなかっただけなのではないかと。

ちなみに丼についてくる味噌汁はあら汁に変更可とのことだったので、あら汁にしてもらいました。あら汁おいしいよね。

さんとり茶屋

大ぶりの穴子に、甘めのたれが食欲をそそります。柔らかくて臭みもなく、確かにこれはおいしい穴子丼。穴子っていうと鰻よりも脂が少ないので天ぷらにでもしないと食べ応えがないと思っていたけど、こうやって良い穴子をいただいてみると、鰻とはまた違ったおいしさがあります。

さんとり茶屋

こちらは私が食べたものではありませんが、海鮮丼。ちょっとだけ分けてもらったところ、確かに新鮮でおいしい。...でも、普通においしいというレベルで、期待していたほどでもないような?まあ港の海鮮丼というと小樽とか金沢クラスを想像してしまうのでハードルを上げすぎたのかもしれません。確かにおいしいんだけど、ここは穴子丼が正解だったかな。

なお、満席でテンパっていたのか、店員のおばさんがあちこちのテーブルで注文を取り間違えまくっていたので、行くならピーク時間帯を少し外して行ったほうが良いかもしれません(汗。

関連ランキング:魚介・海鮮料理 | 松島海岸駅

投稿者 B : 23:07 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2015/05/04 (Mon.)

元祖冷やし中華 龍亭

仙台の食と言えば、牛たん・笹かま・ずんだ餅と相場が決まっているもので、逆にそれ以外に有名なものがほとんどない、と言っても過言ではないと思います。でも個人的には旅の醍醐味はその土地の名物を味わってこそと思っているので、ここは外せない。ちょっと調べてみたら、冷やし中華の元祖は仙台らしいと判ったので、良さげな店を探して訪れてみました。

龍亭 冷やし中華・元祖の味

中国料理 龍亭

仙台市の中心地からそう遠くない場所にある中華料理店「龍亭」。どうやらここが、冷やし中華発祥の店とのこと。

パッと見ではわりと普通の中華料理店っぽいけど、とりあえず入ってみよう。

中国料理 龍亭

早速頼んだこちらが、涼拌麺(元祖冷し中華)の胡麻だれ。私は冷やし中華は断然胡麻だれ派です。

ほほー、ここは麺と具が別々に出てくるのかー。上品で良いですね。
具はオーソドックスに、錦糸卵・叉焼・きゅうり・ハム・蒸し鶏・くらげの六種。くらげは苦手な人もいるので、そういう人は分けて出てきてくれた方が助かるのではないでしょうか。

中国料理 龍亭

具を盛って、いただきます。

ああ、麺の太さもコシも、たれの味付けもちょうどいい。でもちゃんとした中華料理店の味付けで、「冷やし中華はじめました」的な安っぽさはありません。
個人的には、冷やし中華っていうと夏場の休日に家で食べる昼ごはんというイメージで、わざわざ外でまで食べない料理の筆頭でしたが、これはわざわざ食べる価値あります。

中国料理 龍亭

そしてもう一つの仙台名物がこれ、マーボー焼きそば。新潟では焼きそばにミートソースやトマトソースをかけて食べるらしいですが、一方その頃仙台市民は麻婆豆腐をかけていた的な。もう見るからに B 級グルメ感満載で攻めてきます。

中国料理 龍亭

でも実際食べてみると、これがまたなかなかどうして、アリな味。焼きそばにミートソースと違って、どちらも中国起源の焼きそばと麻婆豆腐のカップリング、合わないはずがない。

炸醤麺っぽいけど、麺は温かいし味もついているので、こっちのほうが濃厚で食べ応えあります。ただし麻婆豆腐をおかずに焼きそばを食べているようなものなので、かなりお腹いっぱいになります(汗
B 級グルメだと高を括っていたけど、これは良い意味で裏切られたなあ。

中国料理 龍亭

おまけに点心 5 種盛合せ。叉焼肉まん、えび餃子、ニラ餃子、焼売、小籠包のセットです。
さすが中華料理店の点心セットだけあって、焼売は肉がみっちり詰まったパンチのある焼売だし、叉焼肉まんは細かく砕いた叉焼を甘辛いたれに漬け込んだ具が入っていて、これは横浜中華街でもなかなか食べられない、通な味。冷やし中華目的で入ったけど、これはちゃんと中華料理を食べに来ても良かったんじゃないか、と思いました。そういう目線で見ると、メニューに載っている多数の中華料理が、俄然魅力的に見えてきます。

これは、今度仙台に来ることがあったら、普通に中華料理を食べに来てみたいなあ。

関連ランキング:中華料理 | 勾当台公園駅広瀬通駅あおば通駅

投稿者 B : 22:22 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2015/04/19 (Sun.)

新宿高島屋 Premium Buffet THE OVEN

久々に新宿の高島屋まで買い物に行ってきました。高島屋はいつもなら二子玉か横浜に行くことが多いですが、横浜はちょっと窮屈な印象があるし、二子玉は溢れるセレブ感が肌に合わないので(笑)、ちょっと遠いけど新宿がいちばん落ち着くかも。最近休日も忙しくて、家族でショッピングに出掛けること自体久しぶりだったので、ランチはプチ贅沢。今週オープンしたばかりという高島屋内のビュッフェに行ってみました。

ジ オーブン - 新宿高島屋タイムズスクエア|レストランズパーク

Premium Buffet THE OVEN

お昼時のデパートのレストラン街というとすごく混んでいるものですが、たまたま運が良かったのか(?)ほぼ待ちなしで入店。まあ、ランチにしてはちょっといい値段がするし、新宿なら他にも選択肢はたくさんありますからね。

個人的には、ビュッフェスタイルって欲張っていろいろ食べるけど味はそんなに大したことがなくて、満腹になるだけであまり満足感がない...という印象であまり好きではありません。が、この店構えはちょっと期待させてくれるじゃないですか。

Premium Buffet THE OVEN

目玉はローストビーフと天ぷらの食べ放題。ディナータイムになるとステーキと寿司もあるようです。

Premium Buffet THE OVEN

店内は、カウンター越しにシェフがいろんなものをサーブしてくれるスタイルになっています。ホテルのビュッフェレストランなんかによくある形式ですね。

サーブしてもらえるのは、ローストビーフと天ぷらだけでなく、ローストポーク、パスタ、ラーメンなんかも出してくれます。あとたぶん夜はステーキと寿司も出してもらえるんでしょうね。

Premium Buffet THE OVEN

まあ早速いろいろ取ってくるわけです。

用意されている料理は高級ビュッフェにしてはシンプルなものが多いですが、その代わり見た目からして美味しそう。

Premium Buffet THE OVEN

ローストチキン、フライドチキン、焼き野菜。

このローストチキンが表面パリパリ、中はジューシーでとても美味しい。焼き野菜もちょうどいい焼き加減で、ローストチキンによく合います。フライドチキンも美味しかったけど、焼きもの系の絶妙な焼き加減に比べると、まあ普通かな。

Premium Buffet THE OVEN

そしてローストビーフ。目の前で切り分けてくれるだけのローストビーフなら他のビュッフェレストランでもよくありますが、肉が薄かったりパサパサしてたりすることが少なくありません。その点ここのローストビーフは肉にサシがたっぷり入っていて、柔らかい赤身から肉汁が溢れてくる感じ。これだけジューシーなローストビーフは普通のレストランでもそうは食べられないかも。看板メニューに据えるだけのことはあります。

Premium Buffet THE OVEN

パルミジャーノパスタ。チーズと黒胡椒だけのシンプルなパスタですが、ホールのパルミジャーノチーズをくり抜いて、目の前でパスタを和えてもらえるだけで、チーズ好きとしてはハートを鷲掴みにされてしまいます。熱いうちにいただくと、チーズの香りが口いっぱいに広がって...これはおかわりしてしまいました(ぉ

Premium Buffet THE OVEN

たまらずワイン飲み放題をオーダーして、スパークリングワインで昼酒に突入してしまうわけです。

Premium Buffet THE OVEN

もうひとつの看板メニュー、天ぷら。この日は海老・茄子・南瓜のトリオ。天つゆもあったけど、抹茶塩でいただいてみました。

これまた目の前で揚げたてをもらえるので、ふわっふわの衣がたまりません。専門店とはちょっと違う天ぷらだけど、この店の味に合っていて、うまい。

Premium Buffet THE OVEN

調子に乗ってメインディッシュ二枚目を行ってしまいました。竜田揚げ、肉団子、野菜の揚げ浸し、あとお漬け物類。

Premium Buffet THE OVEN

ワインも白に移行します。久しぶりの昼酒、やっぱりうまい。

Premium Buffet THE OVEN

ヒレカツ(一口サイズ)、

Premium Buffet THE OVEN

エビチリ(一尾)、いずれもうまい。いろいろ食べられるようにちょっとずつ用意されているのが嬉しいところです。

Premium Buffet THE OVEN

ラーメン(これまたミニサイズ)。ごくごくシンプルな鶏ガラソースに極細麺、私の好きなタイプのラーメンです。上に載っているのはチャーシューじゃなくて、たぶん単体でも提供されているローストポークじゃないでしょうか。ローストビーフのせいで影が薄かったけど、こんなところで活躍していたとは。

Premium Buffet THE OVEN

カレーも二種類。タイカレー(激辛)と欧風カレー(辛口)。こういうところには定番的にカレーが用意されているものですが、カレー好きとしてはあると絶対試さなくては気が済まなくなるので勘弁してください(;´Д`)ヾ。

Premium Buffet THE OVEN

いやあ、なかなか美味しかった。全体的にビュッフェレストランを超えたクオリティの料理という印象で、ビュッフェにありがちな空虚な満腹感とは違う、確かな満足感がありました。夕食が要らないレベルでお腹いっぱいになったのは久しぶりです(ぉ
子ども向けのメニューも充実しているし、デザートもチョコレートファウンテン(タワー型のチョコフォンデュマシン)まであって、家族連れでゆったり楽しめる感じ。値段はちょっと張りますが、午前中に買い物を済ませてここでゆっくり食事して、あとは帰ったら何もしない週末を過ごす、という休日もたまには良いんじゃないでしょうか(笑。

投稿者 B : 23:39 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2015/02/13 (Fri.)

横浜中央卸売市場「木村家」の穴子天重

今年も CP+ に行ってきました。さっそく各ブースのレポートを書いていきたいところですが...その前に腹ごしらえ(ぉ

ここ数年、CP+ に行ったら食事は市場メシ、と決めています。パシフィコ横浜付近の限られた、かつあまりコストパフォーマンスのよろしくない食事施設に行列するくらいなら、市場まで足を運んだ方が満足度が高い。過去三年のお店は、いずれも市場らしい魚介類の美味しさでした。

でも今年はスケジュールの関係で、お昼時に市場に行くのは難しそう。ならば朝イチで朝市に行ってしまえ!というわけで、CP+ の開場前に横浜中央卸売市場へやってきました(ぉ

木村家

木村家

本当は去年行きそびれた秋葉屋市場食堂を狙って行ったんですが...どうも営業している気配なし。まあ前日は祝日だったし、普段とは営業スケジュールが違うのかもしれません。されどここは市場、他の店だってうまいに違いない。そこで、いつもの水産物部の食堂街にある「木村家」さんに来てみました。

秋葉屋でカキフライなりアジフライを食べるつもりでいたので、朝から完全に揚げ物腹。ボリュームのある穴子天重に惹かれます。でも「とんけい定食」ってのも気になるなあ...と思って後で市場メシマスターの過去ログを漁ってみたら、「豚鶏」でとんけい、ですか。なるほど...。

木村家

店内はカウンターのみで、10 人も座れば満席になりそうな雰囲気。でもどうやら二階席もあるようです。

壁にはズラリと手書きの短冊メニューが貼り出され、いかにも「こどグル」っぽい感じ。こういうのでいいんだよ、市場メシは。

木村家

しばらく待って、どーんと出てきた穴子天重。お重からはみ出した穴子のボリューム感、これですよ。

添え物は適当な漬かり具合の漬け物と、素朴な感じのシジミ汁。気取らない、市場の普段メシって感じの日常感がいい。

木村家

大ぶりの穴子天が二尾。ジャンボ穴子といえば木更津が有名ですが、以前海上電柱を撮りに行ったときに食べ損ねてから気にかかっていたものに、横浜でこうやって出会えるとは。

ちなみに天ぷらは見た目とは裏腹に、衣のカリカリ感は皆無。柔らかくふわっと揚げられていて、穴子そのものふわふわ感と少し甘めのタレも相まって、なんともやさしく、幸せな味。穴子、確かにこういう揚げ方が正しいのかも。

木村家

朝っぱらから見事に完食。天ぷらを食べた後の胃もたれもなく、とても美味しくいただけました。
刺身の活きの良さとか市場メシらしいガッツリ感もいいけど、こういう気取らない市場メシもいいものですね。

ごちそうさまでした。
さーて来年は、どの店を攻めようかな。

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2015/01/20 (Tue.)

渋谷区松濤のブリ照り焼き定食

「ニュージーランド大使館、こんなところにあるのか」

松濤

漫画『孤独のグルメ』聖地巡礼のため、渋谷区は松濤エリアにやってきました。ここは昨年「SPA!」にて「有楽町ガード下の韓国料理」の翌週に掲載された第 28 話の聖地。渋谷ならばいつでも巡礼できる場所でありながらこの時期まで引っ張ったのは、この回のメイン食材である鰤の旬が冬だから。日本一のブリの産地・富山生まれの身としては、ここは最も旬の季節に巡礼する以外の選択肢はありません。実際、夏場は巡礼してもブリ照りはメニューになかったようです。

渋谷区松濤といえば、都内有数の高級住宅街。NHK の本社ビルや東急本店、各国の大使館など豪奢な建物も並ぶ、優雅なエリアです。

おっと、こっちはなんだ?
ヨルダン大使館。

松濤

ほう、ヨルダンときましたか。こっちは...

昼だん大使館(ぉ

というお約束のギャグをかましつつ(´д`)、お店に向かいます。

魚力

魚力

お目当ての「魚力」は、本当に鮮魚店+食事処というハイブリッドな店舗。派手なお店ではありませんが、ガラスケースに並んでいる魚はどれもうまそうで、期待が高まります。

いい店の匂い、ぷんぷん。

漫画と同様に、入口で食券に相当する札を選んで、カウンターに着席します。
選んだのは当然、ブリ照り焼き定食。

魚力

漫画に登場したのとそっくり(ここが谷口ジロー氏の画力を実感するポイント)な店主らしきおじさんに「札裏返してみて」と言われるがままにひっくり返すと、書かれていた数字は 8 番。

魚力

で、壁に貼られていた当たり番号には「8」の文字が!やった!!!

しかし面白い店だ、雨の日はアタリ番号増量か。
ふふ、遊んでるな。まるで大人の駄菓子屋だ。

魚力

で、おまけの一品をこの中から選ぶわけですが...またまた迷わせるなあ。
ポテサラかもずくか...うーん、いや、頂上作戦でいくか。

魚力

というわけで、きましたよ。ドスンとブリ照り勝負だ。

おー、これは見た目だけでわかる。まちがいなくウマイ!

魚力

ブリはよく脂が乗っていて、箸を立てるとほろっと解ける柔らかさ。
天然ものはもうちょっと締まっているはずだからこれは養殖だろうけど、それでも想像以上にウマイ。東京でこんなブリ照りに出会えるとは。

味付けは、私が想像していたよりもちょっと甘め。でも、濃いめのタレが白米を誘う。
食べ始めたばかりなのに、ごはん不足が当選確実。

魚力

この小鉢のマグロのひと切れも、キッチリうまい。
さすが鮮魚店。

魚力

ヒジキの取り放題...ではなく、この日は高菜の取り放題でした。
辛子高菜を想像したら思っていた以上に甘く、最後にちょっとピリリとくる感じ。
これまた白飯を呼び込んでくれちゃいます。

ああ、楽しいな。楽しいよこの店、ほんと!

魚力

予想通りごはんが足りなくなったので、ここでおかわり。

少ないなんて言ったけど、明太子が宝石のように見える。
うまい魚でめしがバクバク食えるしあわせ。
ブリ照りを丹念に箸でついばみながらごはんを食べる充実感。(あぐむぐ

魚力

うー、食った。
昼からちょっと食べ過ぎた。久々の感動的満腹。

こんな駅から遠くにこんな名店があるとは、思いもヨルダン大使館。
お昼時の渋谷に用事があったら、わざわざ足を運びたくなる味。

ごちそうさまでした。
今度はサバ味噌頼もう...。

↓電子版なら今からでもバックナンバーが読めます。便利な世の中になったものです。
SPA! 2014 年 6/17 号

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2014/12/29 (Mon.)

東京都台東区山谷の(幻の)ぶた肉いためライスと焼き鯖

「腹が減って死にそうなんだ。"めし屋"は...どこでもいい、"めし屋"はないのか」

山谷

今年 2014 年は、今はなき雑誌「月刊 PANJA」にて『孤独のグルメ』の連載が始まってから 20 周年にあたるアニバーサリーイヤーです。ここはやはり、一年の聖地巡礼の締めとして記念すべき第一話の聖地を訪問するしかないでしょう!というわけで、台東区日本堤(通称:山谷地区)まではるばるやってきました。
アクセスは、JR・地下鉄南千住駅から徒歩 7~8 分といったところ。

山谷

作中にも登場したアーケード街「いろは会ショップメイト」には大々的に『あしたのジョー』がフィーチャーされています。私は世代ではないのであまりピンと来ないのですが、『あしたのジョー』の舞台はこの台東区山谷ということのようですね。

そういうこともあって、この界隈はまるで昭和がそのまま動態保存されているかのような、レトロな街並み。ビニールシートで生活している人や路上に座り込んでいる老人も見受けられ、独特の空気が漂っています。当時の新連載の舞台がいきなりここ、というのはなかなかすごいものがあります。

まいったな...いったいどこに迷いこんでしまったんだ。
焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ。

山谷

この山谷の古い街並みの合間から顔を覗かせる、東京スカイツリーの圧倒的な存在感。20 年前にここにこんなものが建つなんて、誰が予想したでしょうか。

そんなことを思いながら、お店に辿り着きました。

きぬ川

きぬ川

この掲載当時からほぼそのままなんじゃないかと思われる店構え。今まで巡ってきた聖地の多くもそうでしたが、ここは特にその歴史の長さを感じます。

実はこの店の前までは過去に二度来たことがあるんですが、二回とも休業だったというね。食べログにも「不定休」とあったけど、そこまで遭遇できないものか...と思って調べてみたら、特に最近は夜営業をやっていないことのほうが多いとのこと。というわけで、今回は朝の 9 時半にやって来ました(ぉ

ええい!ここだ、入っちまえ。

きぬ川

店員のおばさんは、そのまま 20 年が経った感じのお婆さんになっていました。あとは厨房におじさん(?)が一人。

店内に貼り出されたメニューには「豚肉炒め」「豚汁(小)」「御新香」「御飯(中)」の文字が。おお、狙ってかどうか知らないけどこれ五郎さんセットじゃないですか!

俺はできるだけ物おじせずハッキリという。注文を聞きかえされるのはやっかいだ。

「ぶた肉いためとライスください」
「ごめんなさい、今できないんですよ、すいません」

なんと(;´Д`)ヾ。
他のメニューを見ると「夜のみ」と書いてあるものもあるし、朝食メニューも売り切れたものから順次終了というルールらしいので、これは仕方ない。ぶた肉いためライスに巡り会うために再訪したくても、これじゃ望みは薄そうだな...。

きぬ川

「焼き魚は、何がありますか」

と聞いてみたところ、そこのガラスケースにあるものの中から選んで...とのこと。鯖やほっけの焼き魚に、カレイの煮付け。他には目玉焼きとオムレツといったところ。既にだいぶ売り切れている感じでしたが、朝 6 時から営業しているようなので、無理もない。

この中ならやっぱり鯖かな。

きぬ川

注文をしてしまうと少し気が楽になり、店内を見回すゆとりができた。

店内は、想像通り...だけど、確かに当時から 20 年経ったんだなあ、というのを感じる古めかしさ。テーブルレイアウトは変わっており、パイプ椅子はスツールタイプから折りたたみ型に入れ替えられていました。
お客さんもお客さんで、作中に登場したおじさんたちがそのまま歳を取ったんだろうなあ、という感じのお爺さんばかり。もしかしたら、当時久住さんが来店したときにいたお客さんもこの中にいるのかもしれない。当然、帽子を被っているお爺さんも多く、ある種の美意識が感じられる。こんな時間なのにほぼ満席で、朝からビールを飲むお爺さんが話に花を咲かせています。結局この店の中で食う客ってのは、ほとんど飯より酒の客なんだな。

なんだか、ここだけ時が止まっているかのようだ。

...そうこうするうちに、朝食が来ましたよと。

きぬ川

うわあ、朝からなんだかすごいことになっちゃったぞ。

頼んだのは焼き鯖、納豆、ごはんに味噌汁。当初の目的とは違うしぶた肉ととん汁でぶたがダブることもなかったけど、これぞ正しい日本の朝ごはん。これだけのつもりだったのに、さらにお店からのサービスでほうれん草のおひたしとしらすおろしまでついてきました。

ぶた肉いためにありつけなかったのは残念だけど、figma 井之頭五郎についてきたぶた肉いためのミニチュアを飾って気分だけ盛り上げてみました(ぉ。このミニチュアにとってはある種の里帰りなわけで、これはこれで感慨深い。

きぬ川

可もなく不可もない感じの焼き鯖。若干ウェルダン気味な感じ。
でも普段朝食に鯖を食べることなんてないから、ちょっとだけ嬉しい。

きぬ川

ライス、量多し。これで「中」ということなので、大盛りだったらどんなことになっちゃうんだろう?

少し水分多めに炊いた感じの、柔らかめのごはんでした。

きぬ川

味噌汁は、王道中の王道・しじみ汁。
迂闊に飲むと火傷しそうなほどに熱々。でも、寒い外を歩いてきたばかりだから、これがありがたい。

きぬ川

納豆は市販のものだろうけど、ねぎがたっぷり加えられているのが嬉しい。

そして、ぶた肉いための代わりに「不思議なねりからし」がここに(笑

きぬ川

それからほうれん草のおひたしと、しらすおろし。朝食からこういうつけあわせがいろいろ出てくると、なんだかちょっとした贅沢をしているかのようだ。

きぬ川

「ふう、うまかった...」

腹ははちきれそうだ...さすがに朝から食いすぎた。

サービスが二皿あったとはいえ、これだけ食べて 550 円。ライスの量は多いかと思ったけど、おかずの品数が多かったせいで、むしろちょっと足りないくらいでした。

おれはゆったりと店を出る。
おそらく...俺はあの店には不釣り合いな客だったんだろうな...。

孤独のグルメ

ようやく明治通りに出た。
タクシーが来れば乗ろう。
来なければ歩いて地下鉄日比谷線の三ノ輪駅に出ればいい。
そう思った。

俺は得体の知れない奇妙な満足感を味わっていた。

...というわけで、漫画『孤独のグルメ』コミック 1 巻の聖地はこれにてコンプリートしました。始めた頃は全店巡るつもりはなかったのに、どうしてこうなった(;´Д`)ヾ。既になくなっているお店もあったし、ステーキの「スエヒロ」も私が巡礼した直後に倒産するなど、20 年の長さを感じます。
本当は、コミック【新装版】に特別編として収録された病院食回もありますが、今のところ入院する予定がないので、できるだけ巡礼せずに済む健康を維持していきたいと思います。ちなみに先日入院した某氏は、初日の食事にいきなりカレイの煮付けが登場して、軽く戦慄したそうです(笑

原作のほうは来春に 2 巻の発売が予定されているとのこと。これまで「SPA!」に掲載されてきた回数では足りなさそうなので、描き下ろし回も複数含まれているのではないかと思います。そちらも楽しみですが、ドラマ Season4 の聖地巡礼もあと少しだけ残っています。来年は、そのあたりから巡っていきたいと思います。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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■漫画『孤独のグルメ』聖地巡礼エントリーまとめ
第 1 話 東京都台東区山谷の(幻の)ぶた肉いためライスと焼き鯖
第 2 話 東京都武蔵野市吉祥寺の廻転寿司
第 3 話 東京都台東区浅草の豆かん
第 4 話 東京都北区赤羽の鰻重
第 5 話 群馬県高崎市の焼きまんじゅう
第 6 話 東京発新幹線のぞみ 55 号のシュウマイ
第 7 話 大阪府大阪市北区中津のたこ焼き
第 8 話 京浜工業地帯を経て川崎セメント通りの焼肉
第 9 話 神奈川県藤沢市江ノ島の江ノ島丼 / 甘味パート
第 10 話 東京都杉並区西荻窪のおまかせ定食(の消滅)とオーガニックランチ
第 11 話 東京都練馬区石神井公園のカレー丼とおでん
第 12 話 東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ
第 13 話 東京都新宿区神宮球場のウィンナー・カレー
第 14 話 東京都中央区銀座のハヤシライス(の消滅)とビーフステーキ
第 15 話 東京都内某所の深夜のコンビニ・フーズ
第 16 話 東京都豊島区池袋のデパート屋上のさぬきうどん
第 17 話 東京都千代田区秋葉原のカツサンド
第 18 話 東京都渋谷区渋谷百軒店の大盛り焼きそば(の消滅)とチャーシューメン
→ドラマ Season1 の聖地巡礼エントリーはこちら
→ドラマ Season2 の聖地巡礼エントリーはこちら
→ドラマ Season3 の聖地巡礼エントリーはこちら

投稿者 B : 23:58 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2014/11/03 (Mon.)

あるでん亭 2014

銀座で買い物の用事があったので、ついでにお昼はソニービルのあるでん亭でパスタ。

あるでん亭|ソニービル

あるでん亭

今回は久しぶりにトマトソース系いってみよう、と思って「バレーゼ」を。
具はベーコンにブロッコリー、ニンニク、鷹の爪。トマトソースだとアマトリチャーナとかアラビアータが定番ですが、これはトマトソースにニンニク入りでパンチのある味。ベーコンの存在感と相まって、なかなかいい。トマトソースはお店で仕込んでいるんでしょうか?一般的な市販のトマトソースよりも酸味があって、トマトの味が感じられて美味しい。

あるでん亭

麺のゆで加減は当然アルデンテ。スパゲティそのものの純粋な美味しさ、という点で、このお店は今のところ私にとっての揺るぎないナンバーワンに君臨しています。お昼に食べると夜にもう一回食べたくなるし、翌日会社の食堂でパスタを食べる気をなくすレベル。

あるでん亭

こちらはロレンツァ。一見カルボナーラ系だけど、サワークリームを使った酸味の爽やかなスパゲティで、これも私のお気に入り。
定番系から変わり種まで、メニューが豊富でハズレがないので、毎回どれにするか迷います。

あるでん亭

食後はエスプレッソでひと息。味付けがしっかりめなので、食後はコーヒーでリセットしたくなります。エスプレッソ好きなので、ドッピオサイズでもいいくらいなんですが、メニューにはソロしかないんですよね...。

で、今年も店内を探してみたら、ありました。

あるでん亭

毎年、日本グランプリの前後に必ずソニービルとあるでん亭を訪れるという、F1 ドライバーのフェルナンド・アロンソの写真が。一緒に写っているのは店長さんでしょうが、よく見ると毎年ツーショット写真を撮っているんですよね(笑。

今年は何月何日に来たのかな、と思ったら、別の写真に日付が書いてありました。

あるでん亭

10/2(木)に来ていたようです。
っていうか、ドライバーは通常レースウィークの木曜日には現地入りしているはずなので、ここでパスタを食べてその足で鈴鹿に向かった、ということではないでしょうか(!)。
今年のアロンソは、例年よりも少し早めに入国して、東京でホンダ&マクラーレンと来季の契約にサインしたらしい、正式発表されないのはフェラーリとの契約解除条件がまとまっていないからだ、という噂もあるので、この前日か前々日にホンダの青山本社を訪れていた可能性もありますね。

ちなみにこの写真に一緒に写っているのは、左手前がパーソナルマネージャーのルイス・ガルシア・アバド、その奥がフェラーリのスポーティングディレクターであるマッシモ・リボラ。右側の日本人とおぼしき美女はどなたなんでしょうね...?
アロンソがマクラーレン・ホンダとの契約のために行動していたとするとチーム関係者は連れてこないのでは?というのが少し疑問ではありますが、リボラとはにも一緒にあるでん亭を訪れている写真がありますし、単にあるでん亭のファン仲間として一緒に来たということかもしれません(笑。

いずれにしても、2014 年シーズンが終了する今月末までには正式発表があるはずなので、楽しみに待ちたいと思います。

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2014/09/25 (Thu.)

東京都清瀬市のもやしと肉のピリ辛イタメ

「清瀬...ここって、まだ東京都だよな?」

清瀬

ドラマ『孤独のグルメ Season4』も先ほどの放送をもって大団円(っていうのか?)を迎えましたが、私の聖地巡礼はまだ道半ば。改めてスタート地点からの巡礼を...というわけで、今回は第 1 話に登場した清瀬にやってきました。

人生の半分を東京で過ごしている私ですが、市部の地理はさっぱり。清瀬という市の存在自体、今回初めて知ったに近い状態です(笑。埼玉の手前というとかなり遠そうだな...と思ったら、東急東横線~地下鉄副都心線~西武池袋線が直通運転となった今、自宅からもほぼ直通に近い形で来ることができることに気づきました。恐るべし、相互乗り入れ。

清瀬

清瀬駅前の商店街をちょっとブラブラしてみましたが、ちょうどいい地味さ加減で、これぞ正しい東京近郊の駅前商店街という感じ。でも、ちゃんと地元の人たちで賑わっていて、その中の一員として潜り込んでいる感覚が、なんかいい。

みゆき食堂

お目当ての「みゆき食堂」はそんな商店街に入ってすぐのところにありました。が、まだオープンしていない模様。食べログには 11 時開店と書いてあったはずなんだけどな、とは思いつつ、まあ個人でやってる飲食店ならオープン時間が少しずれるくらいのことはあるだろう、と思い直して商店街を再びブラブラしてみることに。

ちなみに、劇中でもゴローが行きはシャッターが閉まってたから焼鳥屋だと思ってたけど食堂だったのか!というくだりがありましたが、開店前は本当に半分だけシャッターが閉まってるんですね。

麻雀処 たんぽぽ

商店街で探すのは、まずはゲストの志賀廣太郎さんが麻雀に興じていた雀荘「たんぽぽ」。一般的な雀荘に比べると、外観はむしろお年寄りの社交場、とでもいった雰囲気。
そういえば、先日巡礼した枝川のアトムといい、Season4 は微妙に麻雀づいていますね...。

麻雀処 たんぽぽ

「頭脳スポーツ」「健康マージャン」...。いずれにしても、麻雀といえば初代ファミコンの麻雀(緑色のカセットのやつ)くらいしかやったことのない私にとっては、敷居の高い場所です。とりあえず雰囲気だけ味わって、次の場所へ(ぉ

メガネサロン ヨゴ

で、その志賀さんが店主を務めているという設定だった「メガネサロン ヨゴ」も雀荘のほぼはす向かいに。
まさか「松重豊がサングラスをかけると怖い」という定番ネタがこどグルで観られるとは思っていませんでした(笑。

そうこうするうちにいい時間になったので、改めてお店へ。

みゆき食堂

みゆき食堂

おお、ようやくシャッターが上がって、暖簾がかかっていました。

それにしてもこの店構え、クルな...。
たのもー。

みゆき食堂

店外に貼り出されていたメニューはこんな感じ。いかにも、ニッポンの正しい大衆食堂、という王道メニューの宝庫です。そして「味噌汁付」じゃなくて「汁付」と書かれてるのがまたいい。

よし、正しい大衆食堂、挑もうじゃないか。

みゆき食堂

広い!この店、やはり只者ではないぞ。

ただでさえごちゃっとした店内でも特に異彩を放つ中央のポール。これは何に使うんだろう...大衆食堂でポールダンス、ってんじゃないしな(笑
しかも、ほんのしばらく商店街をブラついていただけで、それも開店直後なのに、ほぼ満席。この店、こんなに人気だったのか。よく見ると聖地巡礼っぽいお客さんも二組ほど見受けられるけど(巡礼のしすぎで最近は雰囲気で判るようになってきた(ぉ))、ほとんどが近隣に住んでいるか働いていると思われる常連さん。それでこの繁盛っぷりはすごい。

みゆき食堂

この押し寄せるような品数はどうだ。
表のメニューなんて、氷山の一角だ。

店内を見回すと、カレーだったり焼きものの定食だったりスパゲティだったり、みんな思い思いのものを食べているじゃないか。メニューも多彩だけど、お客さんのニーズも負けずに多彩。なんて懐の深い店なんだ。

みゆき食堂

いかん、店の雰囲気に呑まれるな。
落ち着いて、打つべきボールを見極めるのだ。

肉に魚に、中華も。たこのカルパッチョに、ぬか漬け...高野豆腐とナス煮とは、渋いな。

早く決めないとジリジリ体力を奪われて、思考停止になりそうだ。
集中しろ。動物的カンを研ぎ澄ませ...!

みゆき食堂

ここでふと隣のカベを見やると、そこには松重さん・久住さんのサイン色紙に並んで「五郎さんセット」の文字が。

いやいや、先日「五郎's セレクション」を頼んでみたらそれはメニューじゃなかった事件(ぉ)があったところじゃないか。でもこれにはちゃんと値段がついているから、これは確実にメニュー化されているはず。というわけで、注文は決まった。五郎さんセットと焼き鳥、これでいこう。

みゆき食堂

...来たか。ドラマそのまんま、うん、いい風景だ。

写真で見ると普通の食事のように見えるけど、それぞれの皿が一般的にいうところの 1.5 人前くらいあります。想像以上、かなりのボリュームだなこれは。

みゆき食堂

まずは当然、もやしと肉のピリ辛イタメから。

これこれ、そそるなあ。ニラに人参も入ってる。
こういう裏切り、ウェルカム。

それにしても、これだけ大量のもやしを食べるのなんていつ以来だろう。でも、うまいもやしって、いくら食べても飽きないから不思議なもんなんだよなあ。

みゆき食堂

しっかりめの味付けに、シャキシャキしたもやしの歯応えが楽しい。
うーん、間違いない。ピリ辛指数、俺にジャスト。

これだけの量で、お値段たったの 300 円。
定食屋の鑑だな。

みゆき食堂

続いてジャンボ餃子(ハーフ)。
ジャンボのハーフで...プラスマイナスゼロ、じゃないのか。

でも、見た目は確かに、ジャンボ。
一見してわかるもっちりとした皮に、具がたっぷり詰まっているようじゃないか。

みゆき食堂

うん、なるほど食堂の餃子だ。

中華の餃子と通ってきた道が違う味だ。それもまたよし。

みゆき食堂

お次は焼鳥。ゴローは「焼き鳥を一本ください」と頼んでいましたが、一口に焼き鳥といってもいろんな部位が選べるようで、今回は雛鳥を頼んでみました。たぶん、これがゴローが食べてた焼き鳥。

みゆき食堂

割と普通なたれの焼き鳥だけど、この普通っぽさがまたいい。ちょっと、麦入り炭酸飲料が欲しくなるな(ぉ

うーん、焼き鳥まで食ってる俺。
焼き鳥飯、おかずの焼き鳥。

そしてこれが、

みゆき食堂

問題の味噌にんにく(青唐辛子入り)。
揚げニンニクとか、ステーキ屋の鉄板の上でカラッと焼いたニンニクとか、後のことさえ考えなければこれほどうまいものもほかにあまりないじゃないですか。そのニンニクに、味噌と青唐辛子を和えてあるわけですよ。これはうまくないはずがない。

これはいい、すごくいい。
白いごはんに最強。
これだけでもメシ、百杯くらいいけるんじゃないか?

これ、五人前くらい瓶に詰めてもらって持ち帰りたいくらいだ。

みゆき食堂

ああ、いい飯だった。この後、夜になってもあまりお腹が空かないくらい、お腹いっぱいになりました。
モリモリ食える幸福、他に何が要る。

いやあ、俺の直感を上回る、想像を超えた店だった。
何より安くて、ちゃんとうまい。
清瀬、恐るべし。

遠くまで来た甲斐がありました。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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2014/09/15 (Mon.)

神奈川県足柄下郡箱根町のステーキ丼

「陸の王様と海の王様がお出ましとは、こいつはすごいことになっちゃったぞ」

箱根登山鉄道

ドラマ『孤独のグルメ Seaon4』聖地巡礼。今回は第 3 話、箱根編まで遠征にやって来ました。箱根は 3 年前に Manfrotto の機材レビュー小旅行に訪れて以来。あの日はあいにくの天候で消化不良気味だったので、箱根に来ること自体を楽しみにしていました。Season4 は従来にも増して遠征回が多くて巡礼も大変ですが、行程を考えるのもそれはそれで楽しいものです。

というわけで、小田原から箱根登山鉄道に乗って宮ノ下駅まで。三連休ということもあって、登山鉄道は乗車率 100% 越えの混雑ぶりでした。

宮ノ下

途中、車両の 3 回のスイッチバックを経て、宮ノ下へ。ここからお店まで、井之頭五郎の足跡を辿ります。
歩くのは「宮ノ下ノスタルジック散策路」。ほほう、ノスタルジックねえ。

宮ノ下

(モデル:クマデジタ五郎

ふ~ん、線路沿いに細い道があるんだ。
道草こそ、旅の醍醐味だ。
ノスタルジックって感じでもないが、ちょっといいぶらり道だ。

宮ノ下

......。

...ノスタルジックというより、獣道ックな道になってきたぞ。

宮ノ下

......最終的に登山道のような険しめの山道になってきました(汗。
これ、確かに真夏にスーツは厳しいよなあ。

いろり家

登り切ったところで、再び住宅街に出ます。
そこで目に飛び込んできたのが、ゴローも見つけた「いろり家」の看板。

場所が分かりにくいことで有名な「いろり家」ですが、この看板にさえ出会えれば、あとは難しくありません。
ただ、看板に書いてあるとおりに行けば良いとはいっても、「え、ここ?」という路地を入っていく感じなので、確かに難易度は高い(;´Д`)ヾ。

こっち、なんだよな...?

いろり家

いろり家

普通だったらお店があるとは思えない路地で、「いろり家」を発見しました。
しかしこの外観といい、それに路地から階段を半階分くらい下る入口といい、予備知識なしに入ろうとは思えない敷居の高さだよなあ。物理的な敷居は低いけど(ぉ

ここは箱根の秘密基地か。

いろり家

入口には、芳名帳的なノートが置いてあって、来店順にここに名前と人数と注文を書いていってください、とのこと。

実はここ、予約は開店直後の一巡目のお客さんの分しか取っておらず、それ以降は来店順になるのです。事前に予約しようとしたらこの日は既にいっぱいだったので、早く行って並ぶ作戦に出ました。
が、開店 1 時間前にお店に着いたところで、芳名帳には予約以外に既に 1 組のお客さんの名前が。これは、確実に巡礼組だな(笑

ともかく、予約組+2 組目に入れるならば目当てのものは食べられるだろう、とひと安心して、開店までの時間は周囲を散策してみることにします。

温泉幼稚園

というわけで、開店までの間にロケ地を回ってみます。

やって来たのはお店から徒歩数分の「温泉幼稚園」。もともとは小学校だった施設が、今は幼稚園として使われているようです。
正門を入ってすぐの頭上を箱根登山鉄道が走っているという、鉄ちゃんならたまらないであろう場所。

温泉幼稚園

我々が温泉幼稚園に着いたところ、先客が 2 組。
まさにドラマの中から出てきたような女の子とおばあちゃんの二人組と、さっきの芳名帳で我々の前に名前が書いてあったと思われる二人組(笑。
やっぱりここは押さえとかないとね!

温泉幼稚園

で、これが問題の(?)ブランコなわけです。

ゴローさん、いい歳して全力でブランコに乗ったと思ったら、ブランコから見事な大ジャンプを決めて着地!
このシーンを再現しようと思ったんですが...、

温泉幼稚園

(モデル:四本木五郎

このブランコの幅が狭い!
大人が座ろうとすると骨盤というか尻肉に金具が食い込んで、痛い!仮に強引にねじ込めたとしても、ジャンプしようとしたときに抜けない(ぉ
松重さん、どんだけ細いんですか...。

というコントのようなやりとりを重ねているうちに...腹が、減った。
ちょうどお店がオープンする時間が近づいてきたので、店に戻ろう。

いろり家

...ってお店の前すごい行列になってるんですけど!!!
テレビ+三連休のパワー、恐るべし。まあ、我々はもう名前書いてあるから大丈夫なんですけどね。

ちなみに、放送時には「ステーキ丼は毎日限定 15 食」となっていたのが、放送後はしばらく数を倍にして対応していたそうなのですが、我々が行ったときには限定 50 食まで拡大されていました((((;゜Д゜)))。それでも限定数が終わってからお店を訪れる人が後を絶たず、断られていたようです。

我々はちょうど正午頃、最初のお客さんが一巡したところで入店。

いろり家

店内は劇中のイメージよりもかなり狭く(広角レンズで撮っていたのでしょう)、けっこうぎゅうぎゅう詰めになって着席。
「狭くてすみませんね」としきりに謝られるので、逆にこちらが恐縮してしまいます。

ん?
これは...知恵の輪。懐かしいなあ。

まあ、ここはお約束でやるでしょ。

いろり家

知恵の輪なんて何年ぶりだろう。

一見抜けそうだけど引っかかるところじゃなくて、ちょっと想定外のところにすんなり抜けるポイントがある、というコツは分かっていても、そう抜けるものではありません。

いろり家

(モデル:クマデジタ五郎

いい大人になってもやっぱりダメか。クッソ!
というところまで再現しての聖地巡礼です(ぉ

...というコントをやっている間に、注文したものが運ばれてきました。

いろり家

あれれれれれー?これは何だろう。ゴールデンコーラかな(ぉ

休日とはいえ、昼間から飲む黄金の液体は格別。
本来ならここでゴローが食べた一品料理をツマミにしたいところだけれど、店内に黒板が掲示されていませんでした。
まあこれだけ混んでいたらそんな余裕もないのだろうし、後に並んでいる数十人のお客さんのことを考えると長居するのも悪いし、ここはひとつガマン。

さっそくメインの丼をいただくわけですが、ここのランチは足柄牛のステーキ丼か、肝和えアワビ丼の二択。
これはものすごい決断を突きつけられてしまった。

うーん、極上肉でガツンといくか、肝和えアワビの大ご馳走を取るか。
いっそのこと両方...。
いやいや、両方くださいなんて言えるわけ...ある!(ぉ

いろり家

まずはステーキ丼から。

もうね、店の前で並んでいるときから、周囲の空気がほんのりステーキの香りになっていて、もうここまで食欲を抑えるのに必死でした(笑

いろり家

肉厚な足柄牛を、内側に赤みを残した状態でちょうどいい具合に焼き上げた、丁寧な仕事ぶり。盛りつけもどこか品がある。
うん、期待を裏切らない貫禄、品格、風貌だ。いただきます。

いろり家

お~っ。
俺の決断は間違っていなかった。
この噛み応え、この充実感。

脂っこすぎない、程良いジューシー感。肉そのものの味が堪能できる焼き加減。それをステーキソースがうまく引き立てている。
味付けはステーキソース以外にも塩、ポン酢、山葵と多彩。それぞれで肉の違った表情を楽しめる。これはいい。

いろり家

丼についている温泉卵は、ステーキ丼を途中まで食べたら上からかけちゃったっていい。
TKG を超えた、TKSD(卵・かけ・ステーキ・丼)だ。半熟卵とステーキソースの共演も素晴らしい。

ステーキという狩猟民族の王様を、丼メシに載っけて迎える農耕民族、日本人。やはりご飯は、この島国の食の御神体だ。
側仕えしている味噌汁の働きも素晴らしい。

よ~し、往路は終了。これから復路、第 6 区のスタートです。よーい、丼(ぉ

いろり家

これが海の王様、いろり家のアワビ丼。ぷりっぷりのアワビに肝を和えた大人の味。

もちろん一人で 2 杯食べたわけではなくて、こちらはさすがにみんなでシェアしました(笑

いろり家

しかしこのアワビ丼もまた、絶品。
アワビに肝だけじゃなくてたっぷりのバターも和えてあって、とても濃厚なお味。
正直、男はステーキとアワビだったらステーキだよなあ...と思っていたけど、これは甲乙つけがたい。

またペースが上がってきちゃったぞ。これは、うまさの箱根越えだ。

いろり家

あ~、越えた...目の前にフジヤマが見えるようだ。

ドラマを観たときからずっと楽しみにしていたステーキ丼だったけど、確かに期待を裏切らなかった。
食べ終えた後に、もう一杯ステーキ丼をおかわりしたくなったレベル。

いろり家

我々がお店の中にいる間もずっと電話が鳴り止まない状況で、放送以来の人気ぶりがまだ続いているようでした。ほとんどの電話が「道に迷った」ではなく予約の電話だったようなので、間違いないでしょう(笑

それにしても、店員さん(大女将・若女将に加えて、この忙しさで臨時にもうお一方入っているようです)がこれだけ忙しいにも関わらず本当に腰が低くて恐縮しました。人気が出ても奢らないこういうお店こそ、長く続いていってほしいものです。

いろり家

ごちそうさまでした。
Season4 は私にとって遠征が多くてちょっと大変だけど、はるばる来た甲斐がありました。

さて...腹ごなしに、もう少し歩いてみるか。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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