b's mono-log

2014/03/20 (Thu.)

Restaurant La table au japon

関東人にとって、京都は京料理、おばんざい、湯豆腐、湯葉と生麩、にしん蕎麦、棒鱈などとにかく和食の街というイメージ。これまで京都では和食以外食べたことありませんでした。でも、地元の人は普通にいろいろな料理を食べているわけで、これだけ大きな街ですから、確かにおいしい西洋料理店があってもおかしくないわけで。(以上コピペ(ぉ。

そんなわけで、京都に来たからには押さえておかなければ、と思っていたお店にやって来ました。ここは私のタイムラインで一、二を争う美食家のおが口を揃えて勧めるフレンチレストラン。それは美味しくないはずがない、と来る前から楽しみにしていました。

Restaurant La table au japon

La table

エリア的には京都の繁華街近く、だけどメインストリートから一本入ったような場所にあるお店。しかも、古民家を改造したような建物の二階...というか、ほぼ屋根裏に近い階層を利用したレストラン。知らなければまず入ろうとは思わないだろう、マニアックな店構えです。

勇気を出して、階段を上ってお店に入ります。

La table

店内は、本当に屋根裏部屋。天井も低く、身長 180cm ある私は気をつけないと梁に頭をぶつけてしまいそうな低さです。でも、広々としすぎていないのが、逆に小ぢんまりとしたこの店の空気感に合っていて、なんだかいい。

La table

和装の女性が当たり前のようにフレンチレストランにいるのが、いかにも京都らしい。たまたまかもしれませんが(笑。

La table

私はおひとりさまだったので(いい年した男が独りで昼にフレンチ、というのも痛い話だけど)、カウンター席に。"La Table" なのにカウンター席かよ、と心の中でツッコミを入れましたが(笑、ここはここで、カウンター越しにシェフが独り寡黙に料理を作り続けている様子が眺められて、なかなか愉しい。

La table

飲み物は...とりあえず、スパークリングワインから。

昼から飲むビールというのも格別だけど、昼から飲むワイン、というのも違った種の背徳感があって、よけいに美味しく感じます(笑。

La table

ランチは 2 種類のコース。2,100 円のコースと 3,780 円のコースがあって、高い方がメニューの選べる幅が広く、より美味しそう。せっかく京都まで来たんだからここでケチったってしょうがないというわけで、3,780 円のコースをオーダー。

まずは前菜、フォアグラとプーレ・バスケーズのテリーヌ。フレンチといったらシンプルに焼いたり炒めたりしたものよりも、こういう手の込んだ料理ですよね。パテとかテリーヌとか好き。

La table

フォアグラの濃厚な味でスパークリングワインがクイクイ進みます。ピクルスやマスタードの酸味が、まったりしそうなフォアグラを適度に引き締めてくれて、付け合わせの生ハムサラダとのローテーションで何度も新鮮な感動に浸れます。

La table

一皿ですっかり気分が良くなってしまったので、グラスワインの赤(コード・デュ・ヴァントゥーとのこと)に進みます。昼から赤ワイン、この贅沢。旅先だからこそ、なおのこと高揚します。

La table

続いてはスープ(コース外なので別料金)、春キャベツのクリームスープ。これまた手が込んでいます。

中央に浮かんでいるベーコンがアクセント...かと思いきや、スープの中にチーズが溶かしてあって、この濃厚なとろけ感がたまらない。これは幸福なスープだ...。

La table

そしてメイン。牛ホホ肉の赤ワイン煮込み(コース料金+840 円)。ブッフブルギニヨン大好きなんですよ。ほかのメインも美味しそうだったけど、もう私にはこれ以外に選択肢はありません。皿の上で、牛肉がキラキラと光り輝いて見えます←。

La table

ナイフに力を入れるまでもなく解けていく牛肉には、芯までワインが浸みていて、どこをとっても濃厚に美味。下に敷かれたじゃがいものピューレで、余ったソースも残さず堪能します。素材も良いけど、かけている手間が違うんだろうなあ。そんな深い味わいです。

La table

デザートには八角風味のクレームブリュレ、キャラメルアイスクリーム添えをチョイス。

La table

これがまた濃厚で...クレームブリュレだけでさえ濃いのに、キャラメルアイスクリームの味まで濃厚。濃いもの同士で喧嘩するんじゃないかと思ったけど、カリッと焼き目をつけられたクレームブリュレの表面がキャラメル化して、両者の調停を図ってくれます。この濃厚なコースを締めるのに相応しい、濃密なデザート。

La table

食後はエスプレッソで、本当に締め。

フレンチって、手が込んでいるぶん味が複雑に、一つ間違えば中途半端な味にもなりかねないものですが、この店は「こういう味にしたい」というシェフの強い意志と、細部まで手を抜かない繊細な仕事ぶりが料理そのものから伝わってくる、とてもインパクトの強いフレンチでした。
これはリピートしたくなる気持ちも解ります。いやあ、おいしかった。

La table

店を出るときには、シェフ自ら階段の下までお見送りをしてくださって、「京都にいらっしゃる機会があればまたぜひお越しください」という丁寧なご挨拶までいただきました。料理と、お客さんに対して真摯な姿勢。だからこそ美味しいし、愉しい。

ワイン代まで含めるとランチに 6,000 円以上払ったのもそうとう久しぶりですが、その価値はあるお店だと思いました。今度京都に来るときは、きっとまた訪れたいです。

関連ランキング:フレンチ | 河原町駅清水五条駅四条駅(京都市営)

投稿者 B : 00:00 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2014/03/13 (Thu.)

東京都新宿区信濃町のペルー料理

「ん?ペルー料理...」

ティア・スサナ

原作版『孤独のグルメ』聖地巡礼も、だんだん単行本未収録の店が増えてきましたが、今回もそのひとつ。第 20 話に登場した、信濃町のペルー料理店に来てみました。両隣の千駄ヶ谷と四谷には降りたことがあるのに、信濃町だけこれまで未踏の地でした。それくらい、自分にとって縁がなかった街。

お店は、駅前通りを一本曲がってすぐにあるビルの地下一階にありました。

ティア・スサナ

ティア・スサナ

「『孤独のグルメ』に載った店」。こういうキャッチコピーも、原作が知る人ぞ知る存在だった漫画から、ドラマを通じてメジャーになったからこその表現ですかね。ドラマ版はともかく、原作のモデル店でこういうノリの店は珍しい。

ティア・スサナ

ちょ、入口のドアからして谷口ジロー先生の絵じゃないですか!

『孤独のグルメ』の掲載店というより、こどグル版ガンダムカフェに来たような気分(笑。

ティア・スサナ

「なんだこりゃあ、サッカーファンの店なのか?」

店内は、こどグルカフェというより完全にスポーツカフェ。壁一面にサッカー関連の写真や色紙が貼り出されています。

ティア・スサナ

30 年前のキリンカップのポスター!しかもブラジル代表メンバーのサイン入り。私はサッカーはあまり詳しくないけど、それでもドゥンガは分かる。その頃からスポーツカフェとして続いているんですね...。
この店、代表戦の日にサッカー好きの人を連れてきたら楽しいだろうな。

ティア・スサナ

メニュー...といっても、ペルー料理なんてさっぱりわからない。
ゴローちゃんが頼んでいたのは「フレホーレスセット」だったな。
でも、辛味好きとしては「タクタクセット」「ロモサルタードセット」も気になるなあ。

ティア・スサナ

ドリンクメニュー。ペルー愛に溢れるラインアップです。でも、そのわりにアルコール系は隣国キューバとメキシコなんだな(笑。

注文しようとしたところで、マスターが「以前いらっしゃったことあります?」。
私は聖地巡礼の店では、どうも以前来た人と誤認されるらしいですが(笑)、それはさておき、

「いえ、初めてです」
「何か見て来ました?」
「あ、はい」
「...アレですね?(ニヤリ)」
「(ニヤリ)」

というやりとりの末(笑)、改めて隣のテーブルを勧められました。

ティア・スサナ

「ここ、久住シートね」

というわけで、巡礼者の指定席、久住シートに移動(笑。
そして着席するや否やマスターが持ってきてくれたのが、

ティア・スサナ

久住さん来店時の写真!

ティア・スサナ

それに「SPA!」掲載号のコピーまで!
ここまで巡礼者へのもてなしが厚い店は初めてです(笑。

ティア・スサナ

で、まずはゴローちゃんも飲んだ「インカコーラ」から。
「これ、黄色じゃなくて、ゴールドだから」という、こどグル読者おなじみの注意事項をちゃんと言い添えていくマスター(笑。
しかしやっぱりうこんのごとくまっ黄色だぞ、どう見ても(お約束

このおもちゃっぽい味。どこもコーラじゃない...炭酸も弱いし。でも嫌いじゃないぞこういうの。

ティア・スサナ

メインはフレホーレスセット(大盛り)。

付け合わせはあまり辛くないチョリソ(ハラペーニョソースをかけて食べる)、ポテトサラダ、ヤシの芽(生まれて初めて食べた!)、イタリアとはだいぶ違う酸っぱく漬けこまれたオリーブの実、それにタマネギの酢漬け。日本人には馴染みの薄い料理ばかりなので、マスターが丁寧に説明してくれました(これも原作どおり。ここまで来ると素なのかファンサービスなのかもはや分からない(笑))。

「タマネギの酢漬けはおかわり自由です。っていうか最初から置いておきますから」ってちょっと!タマネギだらけになっちゃったぞ...。

ティア・スサナ

「タマネギはフレホーレスに混ぜて食べても美味しいですよ」ということで、タマネギを単独で食べたり、フレホーレスに混ぜて食べてみたり。かなり酸っぱいけど、酸っぱうまい。食べていくそばから血液がサラサラになっていくかのようだ(ぉ。

このタマネギ、箸休めを超えた箸休めだ。

ティア・スサナ

フレホーレスは、豆と豚肉、タマネギを煮込んだものがガーリックライスにかけてある料理。見た目はカレーっぽいけどマイルドで、辛くないチリビーンズみたいな感じ。何を言ってるのかわからねーと思うが(ry
でも、初めて食べるわりに、懐かしいような、親しみのある味だ。ペルー版おふくろの味とでもいうのか...地球の裏側の味という距離感が全くない。

ティア・スサナ

ボリュームあったけど、けっこういい勢いで完食。
これはなかなか美味しかった。がぜん親ペルー派になってきた。

でも、ゴローちゃんのようにこの後ロモサルタードセットまで追加で頼む腹の空きはありませんでした(笑。

ティア・スサナ

ランチタイムは、コーヒーおかわり自由。サッカーの時期以外はあまり混まないのか、このままコーヒーを飲みながら長居するお客さんも少なくないとか。マスター曰く「このコーヒーで二時間粘れたら、ウチのお客様として一人前」とのこと(笑。ゴローがこの店に入った時間帯はお昼時だったのに、店を出たのがすっかり夜だった理由がようやく分かりました(笑。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

459405644X

関連ランキング:カフェ | 信濃町駅国立競技場駅四谷三丁目駅

投稿者 B : 00:00 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2014/03/03 (Mon.)

静岡県賀茂郡河津町の生ワサビ付わさび丼

「ひさしぶりに、目のレンズ、超ワイド。焦点距離、無限大。なんだか楽しい」

スーパービュー踊り子

ドラマ『孤独のグルメ Season3』聖地巡礼、今回は旅情回。第 3 話の舞台となった、静岡県賀茂郡河津町を訪れてみました。ドラマで放送されたときから来る機会をずっと狙っていたのですが、河津といえば、河津桜。2~3 月の河津桜の見ごろに合わせて旅程を組みました。

熱海までは来たことがあったけど、伊豆は初めてなので、交通手段はけっこう悩みました。成田エクスプレスの車両をそのまま使った「マリンエクスプレス踊り子」という列車があるらしいので、N'EX で行って「アルファ・リゾート 21」で帰ってきたらカメラネタ的に面白いかなとも考えましたが(笑)、ちょうどいい時間帯の列車がなかったので、行きも帰りもスーパービュー踊り子を利用。井之頭五郎が乗っていた海岸向きのシートがある列車は「リゾート 21」シリーズのようですね。これ、夏場とかに来る機会があれば一度乗ってみたい。

河津

そんなわけで、河津の駅に到着。そしたら、いきなり駅のホームにわさび丼ののぼりが!しかも、「テレビ東京『孤独のグルメ』で紹介された地元グルメ」とか書いてあるし(笑。ゴロー、今やもうこんなに影響力あるのか...。

河津

駅前のカフェでも「孤独のグルメ わさび丼」。ちょ、これはもろに便乗じゃないの(;´Д`)ヾ。

まあ、この店は登場店ではないけど、この界隈はもうそのへんの食堂や喫茶店に当然のようにわさび丼が置かれていたので、昔から地元の名物料理だったんでしょう。

河津

お店には、駅前からバスで。このバスも、案内所で事前にチケットを買うという、今時珍しいシステム。河津七滝(ななだる)方面へは、往復で 1,040 円。

河津

修善寺行きの路線バスに乗って向かいます。

七滝の先には、天城峠を経て修善寺に行くのか...あなたと~ぉ、越えた~いぃ~(ry

わさび園 かどや

河津七滝のバス停を降りてすぐのところに、目的の「わさび園 かどや」を発見しました。
天城名物、わさび。うん、伊豆に来たからには、わさびものも一発入れておきたい。

わさび園 かどや

わさび園 かどや

って、ええ~っ。

まさか、放送後半年以上経ってこの行列、とは予想外でした。
でも、せっかく遠出して来るなら河津桜も楽しみたい、と考えることはみんな一緒か...。
この行列だけでなく、店内にも十数名のお客さんが並んでいます。

と、10 分くらい並んだところで、

「寒いでしょ。中で並んでくださいよ」

と、劇中では渡辺哲さんが演じていたこの店のご主人の温かいお言葉。

わさび園 かどや

お言葉に甘えて、中で待たせていただきます。
行列が、雨のぱらつく店外から、暖かい店内に移動。

いいかんじ...この店、当たりなんじゃないか?

わさび園 かどや

店先で売られている、生ワサビ。サイズの違いが値段の違い。
1 本 1,500 円って、いい値段するなあ。でも、この後にわさび丼を食べた後だと、わさび丼 1 杯分には 350 円の生ワサビでも量的に十分、ということが理解できます。

わさび園 かどや

店内は、大盛況。踊り子号の中ではけっこう年配のお客さんが多かったので、こんなに聖地巡礼のお客さんが多いとは思いませんでした。でも『孤独のグルメ』の話をしている人が多く、わさび丼をおかわりしている人も多かったので(笑)みんなファンなんだろうなあ。

わさび園 かどや

お店の奥には、久住さん(2 枚)、松重さん、渡辺哲さんのサイン色紙が。おお、「ふらっと QUSUMI」のロケ日も雨だったのか。

わさび園 かどや

さておき、何を食べよう。まあ、自らわさびをダブらせた丼、「生ワサビ付わさび丼」はもう決まっているんだけどな。
なにげにわさび丼の値段が 400 円から 500 円に値上がりしているのは、あまりに頼む人が増えすぎて苦しくなったのでしょうか...。

わさび園 かどや

こういうひととき、なかったなあ、しばらく。
いかにもなお食事処。こういう「いかにも」、好き。

わさび園 かどや

さあて、やってきましたよ、生ワサビ。それと、鮫肌のおろし器。

スマホいじってないで、丼が来るまでに、わさびを摺って事前の段取り。

わさび園 かどや

(モデル:井之頭コジ郎

茎を折ったら、折った方から摺っていきます。

まあるく、まあるく。
どこまで摺ればいいんだろう...。

わさび園 かどや

おお、なんだかすごいことになっちゃったぞ。

頼んだのは、生ワサビ付わさび丼とわさびそばのセット。生ワサビとわさび丼に、さらにそばでもわさびをかぶせる(笑。
それに、あゆの塩焼き。やっぱり、炭水化物だけじゃなくて、タンパク質も欲しいじゃないですか。この店、タンパク質はあゆの塩焼きかイノシシ鍋しか置いていないようで(汗。

わさび園 かどや

かつおぶしの上にわさびをちょこんと載せたら、醤油を 2~3 周まわして、あとはガーッとかき混ぜて、いただきます。

おおお、これ、いい!うまい。
ごはんと、かつおぶしと、わさびだけなのに。

わさびとかつおぶしと醤油が、ごはんの甘みを引き立てて、日本人が本質的に求めている味をダイレクトに味わわせてくれる。
これですよ。シンプル・伊豆・ベスト。

わさび園 かどや

わさびそばにも、わさびを載せて。
このわさびそば、普通のそばと比べると、わさびの刺激が爽やかで、普通のそばにわさび入りのそばつゆで食べるのともまたちょっと違った味わい。確かに、これもうまい。

わさび園 かどや

あゆの塩焼きは、しっかり塩に、しっかり焼き。わさびの葉に載せて出してくるあたりに、こだわりを感じます。

この苦味がいい。わさびづくしの中で、すっごく落ち着ける存在だ。

わさび園 かどや

飲み物は、自家製わさび焼酎。「ふらっと QUSUMI」で久住さんが飲んでいた、この店のご主人手作りの焼酎です。裏メニューとなっていたけど、普通にメニューに書いてありました(笑。
わさびのつーんとくるいい香りが、焼酎の味を引き立てます。これはつまみなしでも飲めそうな感じ。ただ、一口めはいいけど、このわさびづくしの中にあっては、二口め以降はわさびの香りが相殺されて、けっこう普通の焼酎に感じます(笑。これ、わさびづくしで飲むんじゃなくて、刺身とか焼き魚とかと飲んだらいいんじゃないかなあ。

わさび園 かどや

こちらは、わさび丼盛り上げ要員。
左上から時計回りに、わさび味噌、わさびのり、わさび漬、わさびのくきの三杯酢漬。

みんな、すこーしわさび入れてる。なるほど、なるほど。
うんうん、白い飯好きにはたまらんぞぉ。でも、これ単品で酒のつまみにしてもいいくらいだ。

わさび園 かどや

いやー、おいしかった。

すいませーん、わさび丼もう一杯ください(ぉ

わさび園 かどや

と、いうわけで、また摺ってる、俺。
さっきのよりも小さい生ワサビ。どうやら、さっきのはわさび丼とそば用にちょっと大きめだったらしい。

摺っていたら、店員のおばちゃんがさっきの生ワサビの残りを指さして「これ、まだ摺れるから、もったいないから最後まで摺ってくださいね!」とのこと。けっこうがんばったつもりだったけど、まだまだ甘かったか。さっきの残りも摺って、おかわりのわさび丼に投入。

わさび園 かどや

よしよし、よしよし。

丼がさっきのと形も大きさも違う。ごはんの量もさっきより多い。ああ、そばセットの丼はちょっと少なめ、こっちがゴローが食べたわさび丼だったか。でも、どちらにしても、これはゴローじゃなくてもおかわりできてしまう量だよ。

またしても、わさびを入れて、醤油をかけて、ガガッとかき混ぜる。そして、好きな薬味をちょっと載せる。

わさび園 かどや

やっぱりうまいなぁ~っ。醤油がいい働きをしている。
俺は、最終的には、こういうシンプル極まりないごはんが、いちばん好きな気がする。

わさび園 かどや

ああ、おいしかった。
遠出してきた甲斐がありました。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season3 Blu-ray BOX

B00ESXXM28

関連ランキング:和食(その他) | 河津町その他

投稿者 B : 00:44 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2014/03/02 (Sun.)

下北沢路地裏のピザ

「下北ってのは道が蜘蛛の巣みたいで、すぐわからなくなる」

下北沢

まだ道路脇に大雪の跡が残る 2 月某日。コミック『孤独のグルメ』単行本未収録の第 23 話「下北沢路地裏のピザ」編の聖地巡礼に、下北沢までやってきました。下北沢なんて普段用事がないので、2 年前に聖地巡礼でお好み焼きを食べに来て以来じゃないでしょうか。

目指すお店は、下北沢のごちゃっとした商店街から一本脇に入った路地裏にある、このお店。

ロクサン

ロクサン

なんだか古そうな店だけど...こんなコバラベリーには案外、ちょうどいいかもしれぬ。
今時のワカモノの店とは全然違う、案外いいんじゃないか逆に。

休日のちょうどお昼に来たにも関わらず、お店は貸し切り状態でした。食べてる間に他のお客さんも入ってきたけど。

ロクサン

すごく歴史を感じさせるメニュー。

プレーンなピザに自分で具を選んでのせる方式です。
トッピングの種類は、最近の宅配ピザに比べるとオーソドックスだけど、なかなか多彩。「ピザにミートボールは出っぱりすぎじゃないか?」「シーフードもいいな、アサリか。そこにナスをぶつける」何を食べるか、想像するだけでオモシロイ。

ピザのサイズは、原作によると L が直径 28cm、M が 23cm。宅配ピザだと L は一人で食べるには多すぎるけど、こういうところのはちょうどいいくらいでしょう。

ロクサン

ランチのサラダ。シンプルな野菜サラダですが、白ワインビネガーとオリーブオイルかな?酸味の強いドレッシング加えられたセロリの風味が、懐かしさを醸し出します。

そして、ピザのご登場。

ロクサン

ほう、これは外連味のないピザだ。ゴローちゃんはサラミ、トマト、ピーマン、アンチョビというトッピングを選んだけど、私はもう少しシンプルにまとめたかったので、ピーマン抜きで。

味付けはトマトソースと胡椒のみ、というシンプルさ。これこれ、これですよ。
変に衒わずに、チーズとトッピングそのものの味のハーモニーを楽しむ。これがこの店の流儀だろう。

ロクサン

最近じゃイタリアンのお店でピザ用の窯を持っているところも多く、もっと本場っぽいピザをいただけるお店がずいぶん増えましたが、逆にこういう昔懐かしいピザを出すお店がすっかりなくなっちゃいました。この店は、クラストの種類こそ違えど大井町の「オリガノ」にならぶ「日本のピザ屋」という形容が相応しい。

うん、アンチョビの塩味も効いているじゃないか。うまい、古くさい味じゃない、若々しいピザだ。

ロクサン

ここのクラストは、縁の部分がふっくら、表面だけカリッと焼いたパンピザ系。でも中央部は薄くて、チーズの重みを支えるのにさえ頼りない感じ。原作で店員さんが「トマトとしめじじゃ水っぽくなっちゃう」とアドバイスしていたのも、これなら頷けます。

ロクサン

テーブルにはかなり大きなサイズのタバスコが。辛味好きとしては、半分ほど食べたら残りはこのタバスコをビシビシかけていただきます。

独りピザ、ってちょっと寂しい気もするけど、お洒落なイタリア料理店じゃなくてこういう昔ながらの喫茶店風なお店なら、アリだな。

ロクサン

食後にはコーヒーで一息。

ううっぷ、ピザ M 追加しなくて正解。L、腹の中で膨れてきた。これでちょうどいい。
ふう、ごちそうさまでした。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

459405644X

関連ランキング:ピザ | 下北沢駅世田谷代田駅池ノ上駅

投稿者 B : 00:00 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2014/02/18 (Tue.)

横浜中央卸売市場「もみじや」のおまかせ定食

CP+ に行くと、最近はお昼に横浜中央卸売市場の食堂で市場メシを食べるのが恒例になりつつあります。 というわけで、今年も某市場メシマスターにおすすめを聞いてみたところ...。

がっつりミックスフライ!いいねそれ。
というわけで、市場までいそいそと。

秋葉屋市場食堂

雪の降りきしる中、市場まで歩くのはなかなか大変でした。
お昼前だから、という以上に、この雪のせいか市場は閑散としていて、なんだか寂しい。

秋葉屋市場食堂

って閉まってるんですけど!!!(つДT)。

まあ...確かにその可能性は考えたけど、見事に当たっちゃいました。

仕方がないので、場内で営業しているお店に切り替えることにします。そういえば、市場メシマスターが以前行っていた店が気になっていたんだよなあ...。

もみじや

もみじや

この店、いつも行列ができるほどの人気店らしいですが、この日は雪のせいか、お昼前に私が着いた時点では席には余裕あり。お店のおばちゃんと常連さんとおぼしき人が「今日は雪でみんな出足が悪いねえ」みたいなやりとりをしていたので、逆に私は運が良かったと言えるでしょう。ただ、私が入った後にもお客さんがどんどん入ってきて、あれよという間に満席になってしまったので、人気店の力ってすごいものです。

いろいろあって迷うメニューの中から「おまかせ定食」をオーダー。私以外もほとんどの人がおまかせ定食だったので、この店の定番中の定番なのでしょう。

もみじや

ドン!と出てきたおまかせ定食。大皿に大雑把に盛りつけられた様々な刺身と、正体がよく判らないあら煮っぽい煮物と、見た目からして濃い味噌汁、それから漬け物に大盛りごはん。いかにも海の男の食事、という感じ。こういうのでいいんですよ。見た目はまあ気にしない方向で(^^;;

もみじや

刺身のほうは、マグロ、中トロ、カンパチ、アジ、〆サバ、甘エビ、タコ、ホタテ...など多種多様な魚介類が 1~2 切れずつ盛られています。1 種類の刺身をたくさん、よりもこうやっていろんな種類をちょっとずつ食べられるほうが満足度が高くて好き。市場だけあって、どれも新鮮です。「おまかせ」なので、おそらくその日の仕入れによって刺身の品揃えは変わるのでしょう。

もみじや

それからこのエンガワ。寿司ではたまに食べますが、刺身で、しかもこれだけ長いのを独り占めしたのは初めて。とろける脂の甘みと、その後に続くコリコリした食感のコンビネーションがたまらない。これだけ満足度の高いエンガワは食べたことがないかもしれません。うまーい。

もみじや

そしてウニ。うまいウニって、海の旨みが凝縮されて感じでうまいですよね。俺は今、海そのものを食べている。
1,000 円の定食でこれだけ食べられる、というのは非常にコストパフォーマンスが高い。毎日行列ができるのも頷けます。

「刺身で腹一杯にする」というのは、港町でも一般家庭ではそうそうない贅沢。それが味わえるのは、やっぱり市場の食堂ならではでしょうね。

ごちそうさまでした。
秋葉屋のほうは、来年の CP+ でリベンジしたいと思います。

関連ランキング:魚介・海鮮料理 | 神奈川駅新高島駅反町駅

投稿者 B : 00:00 | Gourmet | Lunch | コメント (3) | トラックバック

2014/01/14 (Tue.)

横浜中華街 熊猫飯店

家族でみなとみらい方面に行く用事があったので、それじゃあお昼はついでに中華街しかないでしょう!というわけで、中華街でごはんを食べてきました。でも、家族で中華街、というのは初めて。独りとか友人とであればこぢんまりした渋めの店を攻めるのが好きですが、子連れだとなかなかそうはいかない。かといって「●●楼」みたいなのもなんか違うよなあ...と思いあれこれ探してみたら、ちょうど良さそうなお店を見つけたので、予約して訪店。

熊猫飯店

熊猫飯店

元町・中華街駅から徒歩 3 分、横浜大世界のすぐ近く。比較的新しくて親しみが持てる感じの店構え。パンダをイメージキャラクターにしているくらいなんだから子連れでも気兼ねなく楽しめるに違いない、という安易な考えでしたが、まさにそのとおりのお店。他にも家族連れ客多し。かといってファミレスほど所帯じみた感じもなく、程よくリラックスした雰囲気の中で中華料理を満喫できるお店でした。

熊猫飯店

店頭には大きなパンダのぬいぐるみが。そういえば君たち、人形町に生き別れの兄弟がいるから迎えに行ってあげないと!(ぉ

熊猫飯店

二階建てのこぎれいな店内。通されたのは一階のテーブル席でしたが、厨房がガラス張りになっていて、一階席なら調理している様子がよく見えます。

定期的に、ガラス越しに立ち上る焔。燃え上がれ~って感じでかっこいい、このライヴ感がいい。子どもたちも最初はちょっと怖がりましたが、慣れてくると面白がっていました。これは一階席で正解だったなあ。

熊猫飯店

厨房の様子に見入っていたら、けっこうあっという間に料理が出てきました。
まずはメニューの中でも心惹かれた、細切揚げ豚肉と辛子炒め。青椒肉絲に似ていますが、細切り肉が揚げてあるので青椒肉絲よりパンチがあるのと、入っている唐辛子と花椒の量が半端ない。インパクトのある辛さですが、それ以上に花椒の刺激がすごい。のっけからいきなり口の中が麻痺しそうな刺激に、食欲がさらにそそられます。

熊猫飯店

そしたらもうビール頼むしかないじゃないですか!(ぉ
なんともビールが進む味。でも、花椒の刺激のせいで味覚がおかしくなってしまい、ビールが妙に甘く、かつ口の中がスーッとする感じに。

これこれ、これですよ。今日の俺は四川の辛さを求めていたんだ...!

熊猫飯店

これに続くのが豆苗の炒め。本当は、好物の空心菜の炒めが食べたかったんですが、時季じゃないということで取り扱いなし。でも豆苗もうまい。少し青臭さを感じるほどに新鮮な豆苗を、たっぷりのニンニクとゴマ油で炒めただけの料理だけど、そのシンプルさが逆にいい。これまたビールが進みます。

熊猫飯店

そして本命、陳麻婆豆腐。見るからに辛そうな赤さに、これもまた花椒がたっぷり入っていて、たまらない刺激。でも、分析しきれないくらい多様な香辛料や醤のうまみが凝縮されたたれに挽肉が絡んで、何とも言えない深い味。これは白い飯が欲しくなるなぁ~、というわけで、後で白飯にかけて食べました(笑

熊猫飯店

焼き餃子。表面をカリッと焼かれた皮の中に、ギュッと凝縮された餡のうまみ。この焼き餃子も間違いなくうまい。子どもたちもぱくぱく食べていました。

熊猫飯店

事ここに至っては、そりゃあ紹興酒を頼まざるを得ないってもんです(笑。熱燗でチビチビ。花椒の刺激には、ビールよりも紹興酒の口当たりのほうが相性は良いですよね。

久しぶりの昼酒、この背徳感がたまらない。この後用事があることとか、もうどうでも良くなってきます(ぉ。

熊猫飯店

〆その 1、天津丼。唐辛子と花椒のコンボに攻められた後に、このほわっと優しい味が落ち着くんだ。

なんだか、100m 全力で泳いできた後に、やっと掴まれる場所を見つけた、そんな安心感(笑

熊猫飯店

そして最後の〆は酸辣麺。担々麺と迷ったけど、ストレートに辛い系はいろいろ食べたので、ちょっと方向性を変えて。この酸っぱ辛い味ってなんだか定期的に食べたくなるんですよね。でも、これだけ唐辛子と花椒を食べた後だと辛味はあまり感じなくて、ちょうど良い具合に酸っぱくて、むしろマイルドささえ感じるとは(笑。激辛四川料理の締めに酸辣麺、これは中華料理の〆に新しいバリエーションが加わったな...。

いやあ、美味しかった。昼間からちょっと食べ過ぎてしまいました。
ただ今回学んだのは、ここのシェフはやたらと仕事が早く、頼んだらどんどん出てきてしまうので、注文はまとめてよりも順々に出した方がいいということ。やっぱり中華は熱いうちに食べてナンボだと思うので、次回来る機会があればもう少しペース配分を考えて順序よく頼んでいきたいところ。

気軽に入れる、本格四川料理。「子連れで入れる」というのが最優先のお店選びでしたが、これは望外の「当たり」を引いたかも。今後も中華街に来るときには選択肢に入れておこうと思います。

関連ランキング:中華料理 | 元町・中華街駅石川町駅日本大通り駅>

投稿者 B : 00:00 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2014/01/03 (Fri.)

東京都台東区浅草の豆かん

「はあ...それにしても、腹が減ったな」

浅草

ドラマの方は年末年始にかけ BS ジャパンで Season1~Season2 の一挙放送をやっているところですが、私の『孤独のグルメ』聖地巡礼は 2014 年も続きます。今回は、浅草に写真撮りに来たついで...というか、どちらが主でどちらが従かはさておき(ぉ)原作コミックの第 3 話に登場した、浅草の甘味処を攻めてみることにしました。

浅草寺のすぐ裏手、メイン通りから一本入ったあたり。浅草寺の表と裏で、街の雰囲気は随分違う。落ち着いたいい感じの住宅街の中に、そのお店はありました。

梅むら

梅むら

お、ここか...。
「高級甘味」とうたっている割には小さな店だな...。いや...、かえってこういう店がいいんだろうな。

ただ、お昼過ぎの、ほぼ開店直後の時間に入ったので、完全貸し切り状態。これなら男一人でも周囲から浮かずにすむ、どころか、却って気まずいんですけど(;´Д`)ヾ。

さて...なににするか。

梅むら

ここで、メニューには...原作でゴローちゃんが頼もうとして「あ...ごめんなさい、それ来月からなんですよ」と断られた冬場限定メニュー、「煮込み雑炊」も「煮込み雑煮」も書かれていない(;´Д`)ヾ。調べてみたらだいぶ前にメニューから消えてしまっていたようです。20 年の間に代替わりしたようで、原作に登場していたおやじさんもおらず、その間にこれらのメニューも廃止となったものと思われます。

がーんだな...出鼻をくじかれた。
ともあれ、気を取り直してここは豆かんてんを頼もう。

梅むら

豆かんは至ってシンプルなものである。
20 年前にゴローが食べたものと全く同じ感じで、私の前に出されてきました。ついてくるスプーンまで 20 年前と同じ(!)。

梅むら

豆と、かんてんだけ。このシンプルさがいい。味付けは、黒蜜でほどよく甘味をつけた程度。豆そのものの味が堪能できて、そこにカンテンの喉ごしと黒蜜の甘味が、さらに豆の味を引き出してくれる感じ。

梅むら

うん!これはうまい。
豆とカンテンだけなのに...どこまで食べても飽きないぞ。

甘いものはあまり得意ではない私ですが、これは美味しくいただけました。こういう甘味と緑茶なら、たまに食べたい。

関連ランキング:甘味処 | 浅草駅(つくばEXP)浅草駅(東武・都営・メトロ)田原町駅


しかし...うまかった。できれば腹ごしらえしてから食べたかったな。

お...なんだかいい感じの洋食屋だ。ハヤシライス...ビーフシチュー...うん、こりァいいな。

グリル佐久良

というわけで、聖地巡礼のハシゴ(ぉ。作中では食べるシーンが描かれなかったお店ですが、ゴローが豆かんを食べた後に入った洋食屋(劇中の店名は「佐久間」)も攻めてみることにしました。だって描かれなかったら描かれなかったで、どんなものを食べたのか気になるじゃないですか(笑。
グリル佐久良

グリル佐久良

「梅むら」からは目と鼻の先。本当に、豆かんだけでは腹が満たされなかったゴローが、そのへんの店にふらっと入ったらこのあたりだったんだろうな、というリアリティのある立地(笑。しかし、明らかに個人でやっているちょっと高級な洋食店...というより、夜はスナックやってますと言われても違和感ない雰囲気で(笑)、こういう店に事前情報なしで突入できるのは、さすが井之頭五郎。

グリル佐久良

作中では注文するシーンさえないので何を食べたかも分からないわけですが、セリフから推測するにハヤシライスかビーフシチューか。まあラーメン食べに行って冷やし中華を頼んだ挙げ句、食後にラーメンも食べるゴローのことだから結局何を食べたかは分かりませんが(ぉ)、心惹かれたビーフシチューを注文。

ビーフシチュー、2,200 円。さらにライス(お新香付き)別で 300 円。ランチのビーフシチューにしちゃあ高いよなあ、銀座のスエヒロといい原作版のゴローは案外いいもの食べてるよなあ...と思いましたが(まあ、ドラマ版のゴローも食べ過ぎた結果昼から 4~5,000 円食べてることもざらにあるけど)、出てきたビーフシチューを見て納得。シチューの中にビーフが入っている、というよりビーフの隙間をシチューで埋めている、というくらいにビーフがたっぷり。これは高価いわけだ。

グリル佐久良

この牛肉がまたすごく煮込まれていて、いろんな味がじっくり浸みこんだ肉が、口に入れた瞬間にとろっとほどける感じ。ああ、外食でこれほどうまいビーフシチューは食べたことないかも、というくらい、うまい。しかも、肉の質がいいだけじゃなく、量も多くて大満足。シチューのほうもとても複雑な、でもどこか優しい味で、私好みでした。これは 2,200 円の価値あるわ。

ごちそうさまでした。
今度浅草に来たときも、再びこの二軒のハシゴをしてもいいくらい。ただ、今度は逆順にしたほうが良さそうかな(笑。

関連ランキング:洋食 | 浅草駅(つくばEXP)浅草駅(東武・都営・メトロ)田原町駅

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

459405644X

投稿者 B : 00:00 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | Sweets | コメント (0) | トラックバック

2013/12/30 (Mon.)

小竹向原 まちのパーラー 再訪

「焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ」

まちのパーラー

まちのパーラー

冬休みを利用して『孤独のグルメ Season3』の聖地をどこか攻めよう...というわけで、小竹向原のまちのパーラーに再び来てみました。再訪したいお店が多い Season3 の名店の中でも、ここは特にポイントが高い。前回食べられなかったものもあるし、リベンジも兼ねて。

放送直後に来たときには 100 分待ちという状況でしたが、さすがにもうドラマの影響も落ち着いているようで。とはいえお昼前に来たときには満席で、10~15 分ほどは待ちました。普段から混んでいる人気店なんですね。まあ、どうも聖地巡礼っぽい男性一人客も、一組だけ見かけましたが(笑。

まちのパーラー

店内に入ったところに吊されているサルシッチャ。これこれ、これですよ。これがうまいんだよ。

前回来たときの味を思い出して、自然と唾液腺が活動し始めるこの感じ。

まちのパーラー

まずはキッシュから。前回来たときには売り切れで食べれなかった「ほうれん草とリコッタチーズのキッシュ」があることを期待して来たんですが、なんと今回も売り切れ(;´Д`)。その代わり、季節のキッシュ(この日は里芋と鶏のひき肉)があったので、こちらをオーダー。

おぉ~っ。かなり、パリ。...なのか?(ぉ
鶏肉とじゃがいも、なら何となく想像つくけど、鶏ひき肉と里芋、ってなんだか日本の煮物みたいだな。どこか懐かしい味わいを、卵に閉じ込めた、ほんわか満たされる味。おいしいです...これ。しかも、これだけでけっこうなボリューム感。

まちのパーラー

そして今回も楽しみにして来たサルシッチャ。もう、出てきただけでテンション高まります(笑。

おぁ~~~っ。噛んでも噛んでも、肉汁が湧いてくる。どうやって閉じ込めたんだ。
ニンニクの香りがきつめだけど、そういうのを気にしてしまうのがもったいないくらいにうまい。これはガツガツいってしまう味。

まちのパーラー

続いて、前回来たときに気になっていながらも頼んでいなかった「トリッパ」。牛のトリッパ(ハチノス)とギャラをトマトソースでじっくり煮込んだ料理で、みるからにうまそう。サルシッチャに続いて、ついワイ...ぶどうジュースを頼みたくなる味です。

まちのパーラー

牛もつの臭み消しのためか、いろいろな香草や豆と一緒に煮込まれていて、とても複雑な味わい。手間をかけて作られているのがよく分かります。スプーンやフォークですくって食べて良し、この店自慢のパンを浸して食べればなお良し。ドラマには登場していませんが、これは隠れたヒット商品かも。

まちのパーラー

さあ、ではメインディッシュのローストポークサンド、いただきましょうか。前回はパンの選択肢もほとんどありませんでしたが、今回は全種揃っています。ゴローちゃんが食べていたものとは違いますが、最もオーソドックスな「リュスティック」で作ってもらいました。

まちのパーラー

飲み物は自家製黒糖ジンジャエール。
このジンジャエールというより「生姜を絞った飲み物」と表現したほうがしっくりくるような生姜っぽさが、実にいい。個性の強い肉料理やパンたちにも負けない存在感。この味を覚えると、ウィルキンソンですら物足りなく感じてしまいそう。

まちのパーラー

リュスティック、前回食べた「チャバタ」と似たような外見と食感ではあるけど、パンの味がシンプルで、ローストポークの肉感がより味わえます。ローストポークのほうは、脂も乗っているけど肉らしい肉感が味わえて、食べているだけでパワーをもらえる感じ。ああ、肉を引き立てるパンに主役のローストポーク、この組み合わせは鉄板かも。

まちのパーラー

レーズン酵母の食パンでも作ってもらいました。こちらはリュスティック以上にシンプル(だけど市販の食パンよりはずっと食べ応えがある)で、子どもからお年寄りまで親しめそうな味と食感。ローストポークの存在感がより前面に出てくる感じです。

まちのパーラー

二度目だけど、この店やっぱりいいなあ。店員さんもフレンドリーで活き活きとしていて、寛げます。小竹向原まで来るのはなかなか大変だけど、これはやっぱり夜メニューも攻めに来るべきか。
ちなみに、食べきれなかったパンは包んでもらったほか、お土産にレーズン酵母の食パンと全粒粉のプチパンを買ってきてしまいました(笑。朝食にして良し、チーズやオリーブオイルと合わせてワインのつまみにして良し。しばらくは余韻に浸りたいと思います。

さて、今年はかなり精力的に攻めた聖地巡礼ですが、Season3 の聖地はあと半分残っていますし、原作系でもまだ行っていないお店はいくつか。ドラマのほうは今までのペースを守れば来年 4 月から Season4 があるのでは?と予想していますが、その前に Season3 のお店はコンプリートしたいところ。来年も、飽きずにお付き合いください(笑。

孤独のグルメ Season3 Blu-ray BOX

B00ESXXM28

関連ランキング:パン | 小竹向原駅新桜台駅江古田駅

投稿者 B : 20:58 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2013/12/26 (Thu.)

築地場内の朝食パスタ:築地魚河岸トミーナ

築地市場までぶらりと行ってきました。

築地

京都・錦市場小樽・三角市場と今年は市場づいていますが、この活気が楽しい。そういえば、東京に 18 年ほど住んでいるにも関わらず、築地市場にはまだ足を踏み入れたことがなかったことを思い出し、あと 2 年ほどで豊洲に移転してしまう前にちょっと行ってみるかな、と。

しかし、築地は平日とはいえ新年の支度をする人でごった返しており。立ち止まっていなくても後ろから誰かに押されて進まざるを得ないような混み具合で、写真を撮るのはちょっと諦めました(´д`)。これは、もうちょっと落ち着いた時季に改めて来てみることにしよう...。

築地

ともあれ、市場の雰囲気、楽しい。
写真はやめておくにしても、せっかく市場に来たからには、市場メシを食べようじゃないか。去年の CP+ 以来すっかりハマってしまった市場メシ、いってみよう。外にもたくさんお店はあるけど、場内のこのへんの店たち、どこもソソるよなぁ~っ。

でも、お店はここにしようと決めてました。

築地市場・唯一のイタリアン 築地魚河岸トミーナ

トミーナ

ちょうど、このあたりに来ようと思っていたところ、某氏がこのお店のことをつぶやいていたので、調べてみたらやたらうまそうじゃないか!あまり築地市場っぽい店じゃないけど、そんなことは置いておいても来てみたい、と思いました。

市場のお店らしく朝 8 時からやっているとのことで、朝食がてら来てみました。

トミーナ

かなり年季の入った店内は、カウンターのみ。装飾らしい装飾もほとんどありません。男独りで入るのにこんなに抵抗感のなかったイタリア料理店は、生まれて初めてですよ(笑

トミーナ

メニューはこんな感じ。辺に凝ってない、シンプルなパスタだけで勝負しているところに市場メシらしさを感じると同時に、それだけ自信持ってるってことなんだろうな、というのを感じます。基本 1,000 円以上という値段はちょっと強気だなあ、とは思うけど。

トミーナ

今月のおすすめメニュー。カキやカニなど、冬が旬の海の幸。これこれ、これでこそ築地ですよ。通常メニューよりもさらに高いけど、ここは一年がんばった自分へのご褒美も兼ねて、奮発しますか。

トミーナ

まずはサラダから。シンプルな野菜サラダですが、一人用のサラダにしては大きめのボウルにどどんと盛られてきました。いかにも男のメシのサラダという感じ。イタリアンといっても、やっぱりここは基本的に男の仕事場のめし屋、なんだろうなあ。

トミーナ

そして出てきました。ズワイ蟹のカルボナーラ!これが食べたかった。

特に大盛りで頼んだわけでもないんですが、かなり高い山盛りで出てきました。その辺のパスタ屋なら、大盛りで頼んでもなかなかここまで高くは盛ってくれないと思います。

トミーナ

「カルボナーラ」というけど、実際にはトマトクリームソース系。確かにカニにはこっちのほうが合うかも。カニ身はトッピング的に乗っかっているだけじゃなく、ソースの中にもたっぷり混ぜ込まれています。

トミーナ

これがとてもうまい。細めのスパゲティのツルツルした食感に、カニの風味とマイルドなトマトクリームソースが絡んで、たまらないうまさ。ソースには刻んだ白ネギも混ぜ込まれていて、香りとシャキシャキした食感の両方でアクセントになってくれています。確かにこれ、カニとトマトクリームソースだけだったらちょっと緩かったかもしれないので、ちょうど良いかも。

トミーナ

食後は飲み物つき。

食べる前は「1,500 円はちょっと高いかなあ」と思っていたけど、実際食べてみると味といい、ボリュームといい、遠慮のないカニの使いっぷりといい、これならむしろ 1,500 円でも安いような気さえします。ちょっとした有名店のパスタよりもここのほうが満足度は高いんじゃないでしょうか。

ここは誰かを誘ってまた来たいなあ。

関連ランキング:イタリアン | 築地市場駅築地駅東銀座駅

投稿者 B : 23:48 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2013/11/20 (Wed.)

東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ

「モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで...」

大山

孤独のグルメ史(何)に残る、作品を象徴するとも言える名言を残したのが第 12 話「東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ」。今回の『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】は、その記念すべき回に登場した洋食店のモデルとなった店のある、板橋区大山町にやって来ました。
この回は、ドラマでも Season1 の「文京区根津 飲み屋さんの特辛カレー」で原作オマージュが行われた、伝説の「アームロック回」。『孤独のグルメ』原作の中でも、特にインパクトが強い回と言えます。

大山

普段、東武線に乗ることなんてまずない生活をしている私にとって、大山というのは全く縁のなかった街。巡礼するにあたり、大山が何線のどのあたりにある駅なのか、ということを調べることから始めた、といえばどれくらい縁がなかったか分かるでしょうか(笑。
そんな見知らぬ駅を降りてほんの数分歩いたところに、そのお店はありました。

洋庖丁 大山店

洋庖丁

派手すぎず、気取らないけどこぎれいな感じで、なかなかいい佇まいじゃないか。

調べてみたところ、原作で取り上げられた当時は、留学生のバイトにきつく当たっていた店長のモデルになった人物は実在したらしいですが、現在はスタッフも入れ替わって普通のお店になっているようです。特に頑固親父がやっているという雰囲気でもなく、まさに「地元の洋食屋さん」という感じ。

洋庖丁

壁には、まな板で作られたメニュー。そのどれもが、学生さんや独身サラリーマンにはうれしい、どれも腹を満足させてくれそうな内容。値段のところ、何度か貼り替えられた跡が残っているのが、このお店の歴史の長さを物語っています。
原作で台詞の中にだけ登場した「ジャンボ焼ランチ」がどういうものかもちょっと気になるけど、聖地巡礼ならばやはり、ここはハンバーグステーキランチで決めよう。

洋庖丁

ほー、いいじゃないか。
こういうのでいいんだよこういうので。

大ぶりのハンバーグに目玉焼き、つけあわせのスパゲティとポテトフライ。古き良き洋食店といった風情。だからこそ、落ち着きます。

洋庖丁

ハンバーグは緩めに固められていて食べやすい。ソースはケチャップベースなので酸っぱい感じか、と思ったら、胡椒とかスパイスがいろいろ混ぜてあるようで、なかなか複雑なお味。改めて、看板にあった「創作料理」の四文字は伊達じゃなかったんだ、と実感します。
スパゲティはカレー味。ナポリタンじゃなくてカレー味、というのがまた古めかしくて、「男のメシ」って感じがして、いい。

洋庖丁

ついてくるの汁が味噌汁じゃなくて豚汁っていうのも、なんか得した感じでいい。
この豚汁、ちょっと味が濃いめだけど、メインのハンバーグやスパゲティに負けない存在感があって、それでいて、ほっとする。

洋庖丁

完食。満足。ごちそうさまでした。
ボリュームもいいけど、満足感ある味付けのわりに、毎日食べても飽きの来なさそうな気張らなさが、気に入った。我が家の近所、飲食店不毛地帯なんだけど、こういう店が一軒でもあれば、家族がいない日や食べて帰らなきゃならない日の夕食として重宝するんだろうけどなあ。

大山

このお店、実は密かにチェーン展開しているらしく、他には池袋や高田馬場、新板橋などに支店があるもよう。どこも普段あまり利用しない場所だけど、池袋に用があるときにお腹が空いたら、気取らずに満足できる店として覚えておいて損はないかも。今度食べるとしたら、やっぱりジャンボ焼かなあ。でも、こういう店のかにクリームコロッケなんかもうまいんだよなあ。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

459405644X

関連ランキング:洋食 | 大山駅板橋区役所前駅

投稿者 B : 23:58 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック