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2013/08/29 (Thu.)

東京都文京区東京大学の赤門と麺セット

「あーー、なんだか話のめんどうな教授だったな」

東京大学 本郷キャンパス

というわけで『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】、今回は先週の「SPA!」に掲載されたばかりの最新話「東京都文京区東京大学の赤門とエコノミー」の舞台となった、東京大学本郷キャンパスにやって来ました。

受験期から学生時代にかけて、都内の主だった大学のキャンパスに入ったことがあるのに、この赤門だけは一度もくぐったことがなかったという。日本の最高学府、がどんなものかにも興味はあったので、いい機会でした。

東京大学 本郷キャンパス

大学、中でも国立大学のキャンパスは、都内にあっても緑が豊かで、空間のつくりがゆったりしていることが多いもの。それでも、赤門に代表されるような古い日本と、安田講堂に象徴される近代の日本、そして現代の日本が微妙なバランスで混在するこのキャンパスの空気には、なかなか独特なものを感じます。

東京大学 本郷キャンパス

おお、安田講堂。どーんと存在感あるね。
歴史ある建物が、現代的なビルを背負っている図も、なかなか悪くない。下町の街並みにいきなり出現する東京スカイツリーはちょっと苦手だけど(笑

たしか食堂は「その前の芝生の下です」って...。

東京大学 本郷キャンパス

うほ、ここから?秘密基地食堂だ。
洒落たことするなあ、さーすが。

いやあ、漫画の中で位置関係は把握しているつもりでも、いざ安田講堂の目の前にある中庭の脇に地下食堂の入口があるのを目の当たりにすると、ちょっとした衝撃を受けますね...。

お...この構造ホントに...、

本郷中央食堂|東京大学消費生活協同組合

本郷中央食堂

学食サンダーバード基地!
階段を降りていくと一見真っ暗なんですが、食堂のドアを開けてさらにダンジョンのような階段を下ると、この地下基地のような光景が広がっています。学食に対して「サンダーバード基地」だなんて大げさな、と思っていたけど、実際そう表現したくなる気持ち、よく解る(笑

さて、とりあえず、うしろにメニューサンプルが...

本郷中央食堂

うわあ、あるなあ。

これは、メニューの迷宮に迷い込みそうな豊富さだ。
私の母校は学食は三ヶ所あったけど、こんなにメニューは多くなかったような。

しかも、客層が...土曜日とはいえ、学生さんとおぼしき人は半分くらいしかいない。あとは、工事関係の業者さんとか、近所の人と思われる人とか...なんとおおらかな食堂だろう。ちなみに、聖地巡礼っぽい人は私以外にはいませんでした(ぉ

本郷中央食堂

うほっ、この麺の異常な充実ぶりはどうだろう。
中央食堂名物、赤門?しかも、いちいちハーフがある。

ここは、やっぱりお目当ての赤門ハーフとエコノミーでしょう。
...と思ったら、この日はメニューサンプルにエコノミーがなく...もしかして、土日は提供メニューが限られているのか。

これでエコノミーをやっていないなんて...残酷すぎる。

本郷中央食堂

ともあれ、気を取り直して食券を購入。
赤門(通常サイズ)、麺セット、豚汁にしてみました。
麺セットはエコノミーの代わりに揚げ物・飯物・野菜がセットになっていたのがポイント。加えて、汁のない赤門の押さえに、豚汁。

...うわあ、なんだかすごいことになっちゃったぞ。
基本的に学生ボリュームだということを考慮していなかったせいで、二人前くらいになってしまった。
周りを見ても、学生さんでもこれだけ頼んでる人はいないようだし(汗

本郷中央食堂

まずは赤門から。
上にかかっているのは、麺コーナーに置いてあった「コリアン唐辛子」。見るからに辛そう。

麺と混ぜて、お召し上がりとうだい...と。

本郷中央食堂

辛いことは辛いけど、まろやかさに包まれた辛さというか。うん、イケル。
とろみのある汁なし担々麺というか、麻婆麺というか。雰囲気的には後者の方が近いかな。ものすごく美味しい、とは言わないけど、ときどき無性に食べたくなる感じの味。自分が東大生だったら、2 コマめの後半の時間帯にはこの味を思い浮かべているだろうなあ(笑

本郷中央食堂

麺セットは...小盛り(といっても茶碗一膳分くらいある)炒飯と、千切りキャベツにコロッケ。
この炒飯がパラッと仕上がっていて、学食と馬鹿にできないうまさ。これ、単品炒飯でもイケるレベル。
コロッケは、まあ普通だけど、こういう食堂で埋まらない胃のスキマに入れていくのには間違いないメニューだよなあ。

本郷中央食堂

汁欲しくなっても、俺には豚汁がある。
この豚汁がまた大盛りでですね...赤門の腹に溜まる感じと合わせて、しばらくお腹が空かない系の、かなりのボリュームに。

赤門ノーマル、豚汁、麺セット。
A・T・M、最強だと思う。これを一発で組み合わせた俺、胴上げもんだな(←むしろ麺に麺セットは普通だろうが

本郷中央食堂

いやあ、大満足。
学生でも、教授でもない。誰でも受け入れる、いい食堂だ。さすが懐が深いね。(←ポスドクを dis っているわけではありません)

社食ともちょっと違う、久しぶりの学生気分、楽しかったなあ。原作としてはいつになくテンション高く、口数も多かったゴローちゃん、ドラマ側のキャラクターの影響を受けている?と思っていたけど、確かにこれは大人としてはちょっとテンション上がるのも、理解できる。
今度は、十数年ぶりに母校の学食でも、攻めてみるかな(笑。

SPA! 2013 年 8/27 号

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2013/08/16 (Fri.)

東京都北区赤羽の鰻重

「腹の中がキレイにすっからかんだ。9 時半か...よし!駅前で何かサッサッとかき込んでいこう」

赤羽

聖地巡礼でわざわざ赤羽にまで来たら、やっぱりここにも行かなきゃいけない気分になるじゃないですか(ぉ。『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】、第 4 話「東京都北区赤羽の鰻丼」に登場した「まるます家」でも食べてみることにしました。

しかし、赤羽。ドラマのほうでゴローちゃんが「変わったなぁ~っ」と内心しみじみつぶやくシーンがありましたが、原作の 20 年前とはかなり景色が違う。上の写真は、原作の 1 コマめと同じ位置から同じ構図を狙ったものですが、スズラン通りがこんなに立派なアーケード商店街に変貌しているとは(笑。

赤羽

「OK 横丁」も、大きな横長の看板がなくなっていたりして。それでも「いかにも」って感じの飲み屋街なのは変わりませんが。

でも、この店は...ぜんぜん当時から変わってないよ!(笑

鯉とうなぎのまるます家 総本店

まるます家

原作の中でも、とびきり異彩を放っていた赤羽の鰻丼回。多くの名言が飛び出した回でもあります。ちなみに「川栄」は、ほぼこのはす向かい。

周囲の飲み屋のほとんどでまだシャッターが下りているこの時間帯に、既に店を開けているというのが驚き。
バカな...今、朝の 9 時半だぞ。(今リアルに 9 時半(ぉ

まるます家

お店の前では、ベテランの板前さんが延々と鯉を捌いています。見事な腕前で、登校日か何かで登下校中の小学生(近くに小学校がある。飲み屋街の近くに小学校ってどうなの(笑))も群がって見入っていました。

というか、作中でゴローに「ウチはなんでもおいしいよ」と言ってた板前さん、もしかして若かりし頃のご本人がモデルなんじゃないですか!!!そう思うと、なんだか感激です(ぉ

まるます家

ともあれ入店。ゴロー席の正面にあたるカウンター席に座ります。

そして壁にズラリと並んだお品書き。これこれ、これですよ(何
ここに並んだ大量のおつまみが、すべておかずとして立ち上がってくる!

それにしても、他のお客さん、当たり前のようにみんな朝から飲んでいるなあ。いったいみんな何の仕事をしているんだろう...って、私も他のお客さんからそういう目で見られているに違いない(ぉ
ちなみにこのお店、「酔っての入店お断り」かつ「お酒は一人三本まで」がルール(店内の貼り紙には「約束」と書かれている)のようです。明け方までやっている飲み屋も多い赤羽で、酔っ払ってこの店に入ってきて延々飲まれたら後が大変なんでしょう。お客さん側もそれをわきまえてか、あまり長居しない雰囲気が店内に漂っているようです。

俺の生活とはまったく無縁と思える世界が、ここにこうして展開されている。
この奇妙な空気の肌ざわりが、なんとなく現実感を遠のかせている。

まるます家

平日の朝っぱらからだけど、ここに来たからにはよーしパパお酒飲んじゃうぞー、ということで、原作で他のお客さん(私が座った席のお客さん(笑))が頼んでいた青りんごサワー、改め青りんごハイ(名前が変わったようです)を注文。

隣の席では、常連っぽいおじいちゃんが、常連っぽくないおじさんに「このメンチカツ、食い切れないからよかったらあげるよ」みたいなやりとりが展開されていて、感じだなあ(笑

...青りんごサワー?鯉こく?常連...?俺は...夢でも見ているようだ...。

まるます家

では、まずは生ゆば刺しから。しかし...生ゆばと青りんごハイなんて、考えてみたらデタラメな組み合わせだったな。

噛むと歯との摩擦で「キュッキュッ」という食感が心地良い。けっこうしっかり辛いもみじおろしのおかげで、どんどん次の生ゆばを求めていける。

まるます家

ちょっと待ったところで、うな重が出てきました。
「うな丼」ではないのは、うな丼がメニューになかったから。これまた店内の貼り紙によると、うなぎの価格高騰で値上げを余儀なくされたらしく、うなぎはうな重の「鶴重」以上しか今は出していないようです。いくらのどぶ漬けもなかったようだったし...うな丼の余ったご飯でいくら丼、やってみたかったなあ。まあ、その二品がなくても決めかねてしまうくらいにメニューが多いので、聖地巡礼者以外にはあまり影響のない話ですが。

まるます家

うまいうまい。脂が乗ってる...こりゃあいいうなぎだ。通常よりも高い「鶴重」だから、というのはあるだろうけど。
ほくほくっと焼き上げられたやわらかいうなぎにたれがよく絡んで、これはどんどん食べていける。

でも、うな丼とうな重じゃやっぱりうなぎ本体の大きさが違うのか、ごはんが余ってしまった...ということもなく、ちょうどいい感じで食べ切れてしまいました。

まるます家

ごちそうさまでした。

朝の 9 時半の飲み屋、こんな世界があったとは...。
俺はちょっとくらっときた...時間がずれてしまったかのような錯覚におちいる。
...しかし、目が醒めたときあの店の光景をほんとうに夢だったように思うかもしれない。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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2013/08/03 (Sat.)

赤羽 川栄 再訪

「...フルーツサンド、腹持ち悪し。なんか、食いたし」

フルーツサンドを食べたその足で、ほろほろ鳥とうなぎの「川栄」を再訪してみました。先日はほろほろの串物が全滅だったのがあまりに悔しくて、夜は品切れだろうけど昼の開店直後ならば食べられるに違いない!というわけで、開店と同時を狙います(笑。

川栄

川栄

って、行列ーーーーーーーーーー(;´Д`)。11:30 開店のところ、まだ 10 分前なんだぜ...。

店員さんに声をかけられて、席が空いたら電話で呼び出してもらえる、ということで、名前と連絡先を伝えます。どうも、私の前の組でちょうど一巡するようで、1 時間もかからずに入れるだろう、と。

川栄

開店から 45 分ほど経ったところで電話が来て、入店できました。どうやら、私の後には待っているお客さんはいなかったようで、後のお客さんのために早く食べなくては...ということもなく、落ち着いて飲食できました。

通されたのはまさに「ゴロー席」。独り、内心盛り上がります(笑。

「お飲み物は何になさいますか?」

川栄

お飲み物と言われると...ね!(ぉ
まだ真っ昼間ですが、生ビールの小、いただきます(笑

ただし。

悔しいことに、ほろ串は品切れ状態(泣。開店直後のお客さん一回転で売り切れるとはさすがに思えないので、ドラマの影響でほろ串の材料自体の調達が困難になっているということでしょうか。合わせ盛りはあったようなので、串に使う部位の材料が揃わない、というところなのかもしれません。残念だけどこればっかりは仕方ない。

川栄

気を取り直して、前回品切れていた「ほろスープ」をいただいてみました。

どんぶりサイズの大きな器に、ほろほろ鳥の旨味と胡椒のスパイスが効いていて、絶品。「滋味」というのは、こういう味のことをいうのかもしれません。

川栄

ほろほろも、ちょっとだけ入っています。

スープも、ほろ肉も、それらのうまみを吸ったネギも、間違いなくうまい。
ぁあー...これは思わず声が出ちゃうよ。

さて、ではそろそろ本命にいくとするか。

川栄

どん!

今回は、「ふらっと QUSUMI」で久住さんが食べていた「しのび重」を頼んでみました。それも、せっかく来たしほろ串がない分も奢って、上!グレードは純粋にうなぎの目方で決まっているということなので、味は違いがないようですが、前回食べたうな丼に比べると、確かにうなぎが少し大きい。

川栄

二階建てになっていて、下の段にもうなぎが忍んでいる「しのび重」ということで、もうお重のぎりぎりいっぱいまでみっちりごはんとうなぎが敷き詰められています。これは、なかなかのボリューム感。

うなぎもうなぎで、表面はパリッと仕上がりつつ、中がふっくらと焼き上げられていて、本当に絶品。

川栄

上の段のうなぎとごはんを少し食べてみると、確かにちゃんと忍んでます!

ああ、これならうな重の「食べていくと残り少なくなっていくにつれてなんだかちょっとずつ寂しくなっていく感」を感じなくても済むので、なんか幸せ(笑。

川栄

「上の段だけ食べちゃって、下だけもう一回」を実際にやってみました(笑。上の段と違って、下の段はたれがごはんに吸われてしまって、うなぎがツヤツヤしていないのはちょっと寂しいけど。
それにしてもこれは満足度高いですね。下段のごはんは、二段分のうなぎのたれが溜まっていくので、最後の方はちょっと味が濃すぎて胸がいっぱいに感じましたが。これは、うなぎの量的には、しのびならば並でもじゅうぶん満足できそうかな。

ああ、シアワセ。今回もごちそうさまでした。

ただ、ほろ串にありつけなかったのはやはり残念。もうちょっとドラマの影響が落ち着いた頃に、三度目の正直を狙ってみたいと思います。それにしても、チートとパタンといい、盛り上がりすぎてそのお店本来の料理が満喫しきれない、というのではさすがに本末転倒というか。今後、聖地巡礼のやり方も、少し時間をおくとか、ちょっと考えようと思います。

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2013/07/29 (Mon.)

大井町の昔懐かしいピザ「オリガノ」

先日、某氏に大井町周辺でオススメのランチを尋ねられたので、昔このあたりでバイトしてた経験から知っているお店をいくつか紹介したところ、つい自分が食べたくなってしまって(笑)久しぶりに足を運んでみました。

ピザハウス オリガノ

オリガノ

品川区役所のすぐ近くにある、老舗の小さなピザ屋さん。たぶん 12 年ぶりくらいに来ました(^^;;以前は違う場所にあって、かなり年季の入った店舗でしたが、数年前に移転して、こぎれいでかわいい雰囲気のお店になりました。もともと「ニコラス」という日本初のピザ屋で修行したマスターが独立して開店したお店らしく、以前は老夫婦が切り盛りしていましたが、この 12 年の間に代替わりしたようです。
以前の店はいかにも地域密着の古い洋食屋さん的で、地元の人に連れて行かれないと入りづらい印象がありましたが、今の店舗は一見さんや家族連れでも入りやすそうな親しみやすさがあります。そういう意味では、以前の店舗のままだったら、是非ともドラマ『孤独のグルメ』に取り上げてほしかったお店(笑。

オリガノ

ピザメニューは本当にたくさんあります。でも宅配ピザのような創作系はなく、サラミやアンチョビ、ピーマンといったオーソドックスな具材を好きなように組み合わせてオーダーする、という仕組み。変わったものを頼むより、最もシンプルに「トマトピザに W チーズで」がいちばん美味しかったりします。それくらい、チーズがうまい。

オリガノ

ペッパーソースもタバスコ、ハラペーニョ、ガーリック入り、ハバネロ...とたくさんあります。ピザの一切れごとに違うペッパーソースをかけて、味の違いを楽しむというのも一興。

オリガノ

今回頼んだピザは「アンチョビ・玉ねぎ・ピーマン」。アンチョビ好きなんですよね。S サイズは直径 19cm しかないので、一人で食べるには十分(むしろちょっと足りないくらい)です。

この何のてらいもないオーソドックスな作りが、宅配ピザに慣れてしまった目には却って新鮮。

オリガノ

濃厚なチーズがたっぷり載っていて、チーズ好きにはたまりません。薄手の生地のサクサクとした食感が、いいじゃないか。

ただ、アンチョビの塩味とチーズの濃い味が、ちょっと強すぎたかなあ。白ワインあたりと合わせると、ちょうどいいのかもしれません。

オリガノ

ピザ一個じゃあちょっとお腹に貯まらないかな、と思ってスパゲティも頼んでみました。こういうところで食べるなら、やっぱりナポリタンでしょう。
小ぶりなピザに比べると、スパゲティのほうはけっこう大盛り。

オリガノ

このナポリタンも味付けはちょっと濃いめ。でも、いわゆる「喫茶店のナポリタン」とはちょっと違って、しっかり酸味のあるトマトソースが、スプーンで掬えてしまうくらいにたっぷりかかっていて、これ自体がおかずになりそうな感じ。えっと、白いご飯くだs(ry

「ピッツァ」ではなく「ピザ」。「ピッツェリア」ではなく「ピザ屋」。そういう、懐かしい日本のピザが、ここにはあります。格好つけずに食べられる気安さがあるので、気の置けない仲間と夜に、あるいは休日の昼間から、軽く飲みながら...みたいなスタイルがよく合うお店。

そういえばここはドリアも美味しいことを思い出したので、近いうちにまた食べに来ようかな。

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2013/06/14 (Fri.)

品川駅港南口の特大ベーコンステーキ定食

品川駅、港南口。ここ 10 年ほどの間で高層ビルが建ち並び、一大ビジネス街となった場所。その港南口において、駅を出て真正面に、昔ながらの低層の建物がごちゃっと建ち並ぶカオスなエリアが、一区画だけ存在します。そんな区画のいかにもって居酒屋で、ランチをいただいてみました。

酒処 つがる

酒処 つがる

立ち食いそば屋の二階、気を抜くと転げ落ちそうな急な階段の上にある「酒処 つがる」。いやあ、ごく最近までこのあたりはカオスすぎてほとんど入ったことがありませんでした。ちなみに、コショーそばの「天華」は、このすぐ裏手あたりにあります。表から裏から、いろんな飲食店と、そこに出入りするスーツ姿のサラリーマンが混在する、港南口でも異色なエリアが、駅の真正面にあるという(笑。

酒処 つがる

頼んでみたのは「ベーコンステーキ定食」。このお店、このベーコンステーキ定食がけっこう有名らしいんですよ。

どんなのが出てくるかと思ったら、本当にどどん!とベーコンが!ごはんも、ほぼどんぶりと言って差し支えないサイズの茶碗に入って出てきました。もはや気分はガテン系、心の中で額にタオル鉢巻きを巻きつつ、いただきます。

酒処 つがる

単体の写真だと分かりづらいけど、奥のほうにあるナイフと比べると大きさが分かるでしょうか。一枚がだいたいスマホ二台分くらいの面積です。デカイ(汗

これが二枚重ねで出てくるわけですからね...生々しい話ですが、すぐ近くに食肉市場があるので、大量のベーコンを安く仕入れられるとかいう理由があったりするのでしょうか。

酒処 つがる

厚みもだいたい 1cm くらいあります。ときどき、こういう分厚いベーコンやハムを丸ごとガブッと食べたい感じの肉食欲に駆られる瞬間は確かにありますが、いざ目の前に出て来るとなかなかの威圧感。ベーコンにはしっかり味がついていて、さらに黒胡椒のスパイスも効いていて、インパクトの強い味。これは、白いごはんがどんどん進みます。

酒処 つがる

ただ...これ、どこまで行ってもベーコンなんですよね(;´Д`)ヾ。ベーコンと白飯を永遠に食べ続けるような感覚。あとは味噌汁とちょっとした小皿に、ベーコンの肉汁がしっかり染みこんだ千切りキャベツ。どこにも逃げ場がなく、ひたすらベーコンと白飯なんです。カウンターに備え付けられていたキュウリの漬け物でかろうじてロープを掴むような気持ちになれますが、それでも途中で飽きてきてしまいます。これはベーコン一枚でも十分だったかな...でもベーコンは確かにうまい。

とか、独りベーコンと格闘していると、カウンターの隣の席で

「ベーコンカレーお待たせしました~」

...ベーコンカレー!そういうのもあるのか。

酒処 つがる

というわけで、別の日にベーコンカレーに挑戦してみました(ぉ
正確には、日替わりカレーの一種としてベーコンカレーが存在するようです。

ベーコンステーキ定食に出てきた特大ベーコンが一枚、カレーの上に載っています。ベーコンは確かにこれくらいの量で十分だな(笑

酒処 つがる

カレーは具が少なめで、塩味が強めのいかにも居酒屋のカレー、という味付け。でも、こういう雰囲気の店にはこんなカレーでいいんですよ。たまーに、手の込んだカレーじゃなくてこういう庶民的なカレーが食べたくなる瞬間ってあるんだよなあ。
ちなみに、このカレー皿はけっこう深さがあるので、見た目以上のボリュームがあります。そのへんのカレー屋の大盛りがここの標準、という感じ。

このお店、私が二~三回入った限りでは、女性客ゼロ(笑。それでもお昼時には 12:30 くらいまで行列ができるほどの人気店です。確かに、お昼から誰にも気兼ねせずガッツリ食べられる、というお店は貴重かも。しかもこのボリュームで ¥840 だし、会計時に 100 円引き券をくれるので、安さにも駆られてリピートしたくなる気持ちは分かります。

品川駅のカオスな界隈。もうちょっと他のお店にも挑戦してみても、面白そうかな...。

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2013/06/06 (Thu.)

豚組食堂のフィレかつランチ

先日、デザインあ展に行った後のおひるごはんは再び豚組食堂に行ってきました。

とんかつ 豚組食堂

豚組食堂

しゃぶ庵のランチブッフェ、というのも考えたんですが、長女がかなり偏食持ちで、(自宅ならば多少がんばって食べさせるところだけど)たまの外出のときくらいガミガミ言わなくても食べられるものを、と思って。

開店から 1 ヶ月が経って、オープン当初ほどの行列はできていないようでしたが、六本木ヒルズ自体平日のランチのほうが混むと思われるので、休日はこんなものかも。13 時ちょうどくらいに来たら並ばずに座れました。

豚組食堂

今回は二人だったので、カウンターではなく奥のテーブル席に座らせてもらいました。

オーダーをしてから出てくるまで、15 分ほど待ちます。その間、キャベツの千切り→ごはんと味噌汁、という順番で出てきて、とんかつのできあがりを待ちます。
キャベツは特製のゆずドレッシングで。これがまた爽やかな酸味で美味しいんだ。味噌汁は赤出汁で、ちょっと濃いめの味付けが空腹に染み入る感じ。あああ、すでにシアワセだ。

豚組食堂

どーん!出てきましたよ出てきましたよ。

そういえば今まで豚組ではロース系しか食べたことがなかったことに気がついたので、今回は豚組で初めてフィレかつを頼んでみました。1.5 倍ランチ、1,580 円。どうやら、豚組食堂では六本木ヒルズで働く女性にも食べやすいようにか、西麻布よりも標準の肉の量が少なめになっていて、男性には 1.5 倍でちょうどいいくらいなんだとか。西麻布より安いのは、そういう理由もあったんですね。

豚組食堂

「肉に下味がつけてありますので、まずは何もつけずに召し上がってみてください。それからお好みで塩かソースをつけてお召し上がりください」とのこと。

何もつけずに食べてみると、確かに肉自体のうまみが口の中に広がってきます。これは唾液の分泌が止まらない。

豚組食堂

フィレかつはロースかつよりも脂身が少なく、身が引き締まっていて食べ応えがあります。ロースの脂分が口の中でじゅわっと融ける感覚もたまらないのですが、この「いかにも肉って肉」の風味と食感もなかなか。塩とソースでもいただいてみましたが、個人的には塩をつけることで肉の風味とうまみがさらに引き立つように感じたので、塩でいただくのが正解かな。

豚組食堂

長女はロースかつランチをいただきました。普通サイズですが、これでも大人の女性が普通に食べてちょうど良いくらいの分量。これを軽く平らげてしまったくらいなので、子どもが食べても本当に美味しいということなんでしょう。フィレかつが軽めの食べ応えだったので、余ったら 1~2 切れもらおうかと思っていたのが、完全に当てが外れてしまいました(笑。

豚組食堂

ごちそうさまでした。

やっぱりここのとんかつは美味しいなあ。お昼時にこの付近で仕事でもないかなあ、なんならムリヤリにでも入れたいなあ、と思ってしまうほどです(笑。次はいつ来れるかな...。

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2013/05/31 (Fri.)

平日ランチ限定。西麻布「三河屋」

珍しく平日昼間に西麻布に出る用事がありまして。西麻布でランチと言ったら豚組だろうが!と思っていたら、同僚が良い店がある、というので、ついて行ってみました。

三河屋

三河屋

西麻布の交差点からすぐのところにある定食屋さん。恥ずかしながら初めて知りましたが、かなり有名なお店のようです。開店時刻である 11:30 に行ったらすでに満席(実際には 15 分前くらいには開いているもよう)、最初のお客さんが一回転するまで待ち。先頭で並んでいたら、あれよあれよという間に後ろに行列が連なっていき、30 分後には 15 人くらいの行列に。
とはいえ定食屋なので 30 分もあれば一回転します。ほどなくして、それほど広くはない店内に通されます。

並んでいる間に注文していたので、着席するとすぐにお盆が運ばれてきました。

三河屋

頼んだのは「ミックス定食」。揚げ物のミックス定食で、メンチカツ・チキンカツ・ハムカツ・コロッケから二品選ぶというシステムになっているようです。迷ったときには全部だ、と言いたいところでしたが、チキンカツ好きな私としてはチキンカツとコロッケを選択。

三河屋

どどん!

大きめのチキンカツに小ぶりなコロッケが三個、さらに上に載っているのはハムカツです。どうやら、オーダーしたものとは別におまけが一品ついてくるようです。こういうサービスがうれしい。初めて来たはずなのに、いつもおまけしてもらえる常連さんになったような気分です。

三河屋

コロッケはアツアツで、外はサクッ、中はほわっ。コロッケにして正解。すごく高級なコロッケというわけではないけど、逆にこういうのが落ち着くんですよ。

ハムカツはなかなか肉厚で、おまけしてもらったものとは思えないボリューム感があります。ハムに味がしっかりついていて、これはソースなしでも全然イケル。

三河屋

チキンカツはみっちりと身が詰まっていて、それでいて筋張っておらず、すごく柔らかい。軽く歯を立てるだけで噛み切れるような柔らかさで、こういう類のチキンカツは初めて食べました。肉汁がじゅわっと出てくる地鶏系のチキンカツとはちょっと方向性が違うけど、なんだかほっとする味だなあ。軽めの食感なので、ソースの味がよく合います。

そしてこのボリュームで 950 円、という値段にまた驚き。西麻布の一等地ですよ?どうやら、戦後からこの場所でお肉屋さんを営んでいたのが、西麻布が住宅地からオフィス街に変わっていくタイミングで定食屋に業種替えして成功したお店なんだとか。それにしたって破格だと思います。しかも、開店しているのが平日(水曜日除く)のランチタイム三時間限定、というのだから、本当に利益が出ているのか心配になるレベルですが、このスタイルで長年やってきているんですもんね...。

「平日のお昼時に西麻布」というなかなかハードルが高いお店ですが、ムリヤリ用事を作ってでも食べに来たい、と思えるだけの美味しさでした。同じ揚げ物でも豚組とは方向性が違うけど、どっちも良い。
実は同僚が食べていたメンチカツがまたすごくうまそうだったんですよね...これは再度チャンスを作って来るしかないか(笑。

ごちそうさまでした。

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2013/05/21 (Tue.)

めしや 大磯港

大磯に行ってきました。

写真を撮ったり、写真展を見たり、と本来の目的はいろいろあったのですが、何はなくともまずは腹ごしらえ(笑。全く不案内な場所でしたが、偶然にもちょっと前にこの地を訪れた丁稚さんのご紹介に従って、大磯港の「めしや」で食べてみることにしました。

大磯漁協直営! めしや 大磯港

めしや 大磯港

市場メシがうまいんだから、港メシがうまくないわけがない。
...と思って港の奥まで足を運んでみたのですが、周辺には露店も出ているわ、もう完全に観光地の賑わい。もっと寂れた港町で、地元の海の男が寡黙に焼き魚を喰らうようなお店を想像してきたので、ちょっと肩透かし(^^;;

若くてフレンドリーな雰囲気の店員さんに案内された店内は、レゲエが流れるオシャレな雰囲気のごはん屋さん。カクテルとか出していても全然違和感がありません。

この店おすすめのしらす丼...はこないだ江ノ島で食べたところだし、今日の気分は焼き魚。

めしや 大磯港

というわけで、サワラの塩焼定食をいただきました。ごはんに青のりの味噌汁、サワラの塩焼、アジフライ、ヒラマサの刺身、それに小鉢とお新香。普通の定食屋さんだったら一品は少ないだろう、というかなりのボリュームです。これはお昼から食べ応えがありそう。

でも、これで 1,500 円なので、ちょっと高い気はしますね。そもそも 1,000 円以下で食べられる定食がないので(食べログのメニュー写真あたりを見る限り、漁の状況などに応じた時価のようですが)、基本的に観光地価格ということなのでしょう。別途 300 円で生しらすの小鉢もつけられましたが、これでも港町に生まれ育った身としては、さすがにちょっと高すぎると思って遠慮しました。

めしや 大磯港

まずはヒラマサの刺身。青魚にはうるさい私ですが、このヒラマサは普通においしい。ほんの三切れじゃなくてもっと食べたくなります。

まあ、でもここでは刺身はまだ前座。

めしや 大磯港

アジフライ。

ああ、これは実に正しいアジフライ。アジの身のホクッとした柔らかさが残されていて、ソースの味がまたよく合って、ごはんが進みます。

めしや 大磯港

そして本命、サワラ。サワラっておいしいですよね。

このサワラはそこいらの定食屋で出てくるサワラの三~五割増しはあろうかという分厚い切り身で、見るからに食べ応えがありそうです。焼き目のつき具合も絶妙。

めしや 大磯港

箸でほぐしてみると、身の柔らかさと厚みを改めて感じます。
塩焼きだけど、あまり塩味は強くなく、軽く醤油を落としていただきます。脂乗りも上品な感じで、大ぶりなわりにペロリといただけてしまいました。

めしや 大磯港

出てきた瞬間にはちょっと構えてしまうくらいのボリュームでしたが、食べられてしまうものですね。確かな満足。
地元で獲れた新鮮な魚介がいただける、というのは、関東では普段あまり期待していないのですが、時々こういうお店に巡り会えると嬉しくなります。

ただ「この値段で満足できなかったら嘘だよなあ」と思ってしまったのも事実だったりして。高くてうまい店なら、都心でも探せばたくさんあるし...。こういう場所には、「地元の人しか行かないような、ローカルだけど安くて本当にうまい店」というのもあるものなので、今度来る機会があればそういうお店を探してみたいと思いました。

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2013/04/30 (Tue.)

オープンしたばかりの「豚組食堂」に行ってきた

28 日にオープンしたばかりの豚組の新店舗「豚組食堂」にさっそく行ってきました!

とんかつ 豚組食堂

豚組食堂

場所は六本木ヒルズ・ノースタワー B1F。西麻布豚組はうまいんだけど駅からちょっと遠いのがなあ、とは前々から思っていましたが、ヒルズ内という立地にオープンしてくれるとあれば、行かないわけにはいきません。

六本木ヒルズにオープンした有名店の支店、ということで私がお店に着いた時間(11:45 頃)には既に 7~8 人の行列が。それでも回転が速いのか、ほんの 15 分ほど待ったところで店内に通されました。

豚組食堂

うれしいのがメニューと値段。スタンダード銘柄豚ながら、ランチは ¥1,000 で食べられてしまいます。西麻布だとロースかつ膳で ¥1,500、クロケット or かつカリー定食でも ¥1,200 なので、駅から遠いこともあって美味しいのは分かっていてもそうそうしょっちゅう食べに行けるわけではありませんが、これならランチに毎日でも来たくなりそう。ヒルズ周辺で働いている人が羨ましいです。

でも、今日は開店のご祝儀も兼ねてちょっと奮発、¥1,780 の超厚切りロースかつランチを頼んじゃいます。西麻布で食べた 3cm かつがスタンダード銘柄豚ながらこの値段で!と考えると、むしろお得にすら思えてきます。

豚組食堂

手帳サイズのメニューに書かれていた「食べ方 3 原則」。食べるときは切り口を上に、というのは恥ずかしながら初めて知りました...。

ともあれ、超厚切りは揚げるのに 20 分くらいかかるということで、店内を見渡しながらできあがりを待ちます。

豚組食堂

店内はこんな感じで、中央に厨房があり、周囲をカウンターで囲む形になっています。テーブル席もあるけどカウンター中心、そうやってお客さんの回転率を高めているのが、西麻布と比べて低価格にできている理由の一つでしょう(おそらく、他にも西麻布に比べて簡略化している部分はいろいろとあるでしょうが)。

豚組食堂

西麻布の、民家を改造して作られた店舗でゆったりと食べるとんかつも美味しいですが、こうやって自分の食べるとんかつが目の前で調理されていくのを眺めながら気分を盛り上げていく、っていうのもなかなかいいじゃないですか。

豚組食堂

お...きたきたきましたよ。

超厚切りロースかつ、ごはん、味噌汁、キャベツ、漬け物。キャベツは先に出てきて、できあがりを待つ間に特製ドレッシングをかけていただきます(おかわり自由)。

豚組食堂

自分で写真を見ているだけでも唾液腺からとめどなく唾液が溢れてきます(;´Д`)ヾ。

豚組食堂

この分厚さですよ。これだけ厚いのに固いわけでもパサパサしてるわけでもなく、柔らかくて程よい脂乗り。
まずは塩でいただくわけですが、歯を立てると肉からじゅわっとしみ出てくる脂の甘みを、塩のシンプルさがさらに引き立てて、口の中にじんわ~っと幸せが広がっていきます。

豚組食堂

途中まで食べたところでソースに移行します。このソースも、とんかつにかけてしまうわけではなく、小皿にソースを入れて、刺身のようにとんかつをソースにつけて食します。肉そのものの味を堪能できる塩もいいけど、ソースもうまみが広がる感じで良いですね。ごはんが進みます。

豚組食堂

というわけであっという間に完食。ボリュームのある超厚切りとんかつでお腹いっぱいになったのに、それほど胃にもたれる感じがしないのは、やっぱり良い素材を使っているから、なんでしょうね(今回はごはんをおかわりしなかったのもあるけど)。

六本木って、夜はともかく昼時に来たときのランチに困る印象(お店がないわけではなく、たくさんありすぎて決め手に欠けるという意味で)がありましたが、これでもう迷わずにすみそうです。

ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 21:52 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2013/04/21 (Sun.)

横浜中華街 金福樓

横浜に行く用事があったので、ついでに中華街でごはんを食べてきました。

横浜中華街 東門

中華街で食事、ってありそうでなかなかなくて、最後に食べたのは少なくとも 5 年以上前...もしかしたら 10 年前だったかもしれませんというくらいに記憶にない(;´Д`)。何かの用事で近くに来たついでだったり写真を撮りに来たのだったりでこの界隈にはちょいちょい来ているはずなんですが、多くの場合は肉包子を頬張りながら散策して終わり、という感じなんですよね...。

さあどこで食べようか、ということなんですが、聘珍樓みたいな誰でも知ってる有名店はなんか高いばかりなイメージがあります。こういうところで食べるなら、ちょっと地味めな中国家庭料理の店、ってのがおいしいんですよ(完全に井之頭脳)。

横浜中華街の金福楼は安くて美味しい、穴場のお店

金福樓

10 年前に友人と一緒に来た店、ここだったかなあ...。朧気な記憶を辿りながら来てみましたが、実際にお店に入ってみてもここだったような気はするし、微妙に違ったような気もするし、定かではない(ぉ。でも、お店の雰囲気としては、「あたり」だと私の勘が言っています。

さあて、何を頼もう。

金福樓

ドラゴンハイボール!これは気になる。頼んでみるしかないでしょう。きっと 7 杯飲んだら神龍が現れて願いを叶えてくれるに違いない(ぉ

金福樓

出てきました。見た目は完全にコーラですが、飲んでみると...っていうか飲んでみる前に匂いからして完全に紹興酒、飲んでみても完全に紹興酒のソーダ割りでした(;´Д`)。いや、なしではないんですが、これなら普通に熱燗&ザラメでいただいておけば良かったかも。まあ、ランチなのでこのくらい軽いので十分です。

金福樓

今日の俺は麻婆豆腐気分だったんだ、というわけで、麻婆豆腐をオーダー。ここの麻婆豆腐は 3 種類あって、通常の麻婆豆腐、大辛麻婆豆腐(豆板醤がたっぷり入っている)、麻辣麻婆豆腐(「麻辣」なので池袋「楊」の担々麺よろしく花椒がたっぷり入っている)がありましたが、「楊」で花椒の刺激にハマった身としては、麻辣をいっとかざるを得ません。

金福樓

見るからにかなり辛そう、これは水が甘く感じてしまうくらいの刺激があるかな...と思いきや、思いの外バランスの取れたお味。そういえば、ここは四川料理じゃなくて広東系のお店だった。
ピリ辛でごはんが欲しくなる味で、もっとパンチの効いた辛さでも良かったけど、これはこれですごくおいしい。挽肉たっぷりめで食べ応えもあります。麻辣麻婆豆腐、正解。

...まあ、帰宅してみたら晩ごはんも麻婆豆腐だったけどな(ぉ

金福樓

続いて五目おこげ。おこげって中華料理の中でもシアワセなもののひとつじゃないですかね。海鮮がたっぷり入っていて手間もかかるので一般的には高価めのメニューですが、ここではけっこうリーズナブルにいただけました。

お米を揚げた「おこげ」の上にアツアツのあんかけをかけて、ジュワーッとなるのも楽しみのひとつ。おこげのカリカリの食感が残っているうちに食べるか、おこげにあんかけが浸みてから味わうか悩ましいところですが、まずはすぐに食べて食感を楽しみ、あとはじっくり味わう、が王道でしょう。

金福樓

酢豚。酢豚って、個人的には給食に出てきたらがっかりするメニューのひとつでしたが、中華料理屋で食べる酢豚って美味しいですよね...。ここの酢豚は黒酢を使っていて、深みのある味わいが癖になりそうな感じ。というより黒酢以外の酢豚は認めたくないほど、黒酢の酢豚って美味しいんですよ。
豚肉もカリッと揚がっていてポイント高し。ただ、パイナップルが入っているのは賛否が分かれるところかもしれません。

金福樓

小籠包!私が点心の中で最も好きなのがこの小籠包です。もちっとした皮の中から、うまみが凝縮されたスープがジュワッと出てきて...ああ、写真を見ているだけで唾液の分泌が止まらない(;´Д`)。

ここの小籠包もそういう王道の小籠包でした。もっとアツアツで食べたら火傷しそうな温度のスープが飛び出してくるか、と覚悟していたら、ほどほど適温のスープでちょっと安心、半分残念(笑。

金福樓

〆はごはん物で。拝骨炒飯をいただいてみました。オーソドックスな玉子炒飯の上に拝骨が乗っかったもので、食べ応え十分。炒飯自体も米がパラッとしていて、これはノーマル炒飯でも十分に楽しめただろうな、と思いました。

お昼だったからほとんど飲まなかったということもありますが、三人でこれだけ食べて一人あたり二千円台。やっぱり、中華街を堪能しようと思ったらこういうお店でお腹いっぱい食べるのが幸せだよなあ。

ごちそうさまでした。横浜からそう遠いところに住んでいるわけでもないので、今後はもうちょっと頻繁に中華街に足を運んでみたくなりました。

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投稿者 B : 23:59 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック