b's mono-log

 1 |  2 |  3 |  4 |  5 | all

2017/06/15 (Thu.)

西麻布 赤のれん

珍しく博多ラーメンを食べに、西麻布まで行ってきました。

赤のれん

赤のれん

『孤独のグルメ Season6』の番宣で松重豊さんが何かのテレビ番組に出ていた際に、福岡出身の松重さんが「上京してきてからも、博多の味が懐かしくなると西麻布の『赤のれん』まで食べに行った」という話をされていたので、機会を見つけて食べに行こうと思っていたのでした。これもある種の聖地巡礼と言えるのかもしれません。
六本木から西麻布交差点へと続く坂の途中にあるしぶーいお店。今までも何度も前を通ったことはあるけれど、渋すぎて気に留めたことがありませんでした(笑。

赤のれん

店内は、これまた最近のラーメン屋とは雰囲気の異なる、歴史を感じる構え。年季の入ったカウンターには日本酒と焼酎が並び、カウンターでは表情に年輪を刻んだ大将が黙々と仕事をしています。テーブル席ではラーメンを食べに来たというよりも飲みに来たような雰囲気の団体客がいたり、ああここはラーメン屋というよりも一種の憩いの場なんだなあ、というのを感じます。

赤のれん

メニューはこんな感じ。味噌ラーメンもあるけどここはとんこつ一択でしょう。あとはトッピングとサイドメニューが悩ましいところ。キャベツ塩昆布やつまみ盛合せをアテにビールをチビチビというのにも惹かれるなあ。

赤のれん

というわけで、まずは水餃子からいただいてみました。ラーメン屋で焼き餃子ではなく水餃子、というのは珍しい。
小ぶりでもっちりとした水餃子にすり胡麻がたっぷりかかっていて、これは香ばしくてコクがある。

赤のれん

博多の味といったら明太子も外せないところ。ただラーメンのトッピングに明太子を入れると味のバランスが変わってしまうので、あえて明太子ライスにしてしまいましたが、餃子、ラーメン、ライスってとんだ炭水化物祭りを開いてしまった(;´Д`)。トッピングの明太子、別添えにしてもらえるか訊いてみてもよかったか...。

赤のれん

そしてこちらがとんこつらぁめんなのですが、結局トッピングを選びきれずに「盛合せめん」を頼んでしまう優柔不断(汗。明太子以外のトッピングがほぼ一通り入っている感じですかね。

赤のれん

とんこつと言えば白濁したスープを連想しますが、ここのは濁っているけどあまり白くない。やや茶色っぽく濁ったスープで、今まで食べてきたとんこつとは印象が違います。長浜ラーメンのようなくさみはないし、濃厚なんだけど重ったるくないスープ、これおいしい。脂っこい豚骨醤油系が苦手になってきた私でもおいしくいただけます。
また丼の左下に乗っかっているのはなんとザーサイ。ザーサイ入りのとんこつラーメンなんて初めて食べたけど、これが意外にもおいしい!おおお、こんな組み合わせがあったとは。

赤のれん

博多ラーメンらしい細麺に濃厚なスープがよく絡んで、これは気に入った。完全に今まで食べたことがないラーメンのはずなのに、でもどこか懐かしくホッとする味。
このお店、元々は博多で「とんこつラーメン発祥の店」のひとつと言われている店の暖簾分けらしく、この懐かしさはオリジナルであればこその感覚なんだろうなあ。

おいしかったです。六本木近辺でラーメンが食べたくなったら、また足を運ぼうと思います。

関連ランキング:ラーメン | 六本木駅乃木坂駅広尾駅

投稿者 B : 22:58 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2017/02/22 (Wed.)

『孤独の中華そば「江ぐち」』と「みたか」

『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之先生のエッセイのひとつに『孤独の中華そば「江ぐち」』という作品があります(正式にはエッセイではなく小説らしい)。

久住昌之 / 孤独の中華そば「江ぐち」

孤独の中華そば「江ぐち」

もともとは 30 年以上前、久住さんが 26 歳のときに書いた本らしいですが、その後絶版と復刊を二度繰り返し、三度目の刊行が行われたのが 2010 年。『孤独のグルメ』が最初のドラマ化をされる前のことですが、その時点では既に知る人ぞ知る存在になっていた『孤独のグルメ』から引用する形で復刊版のタイトルがつけられたのでしょう。

この「江ぐち」というのは、三鷹にかつて実在したラーメン店のことで、三鷹生まれの久住さんが若かりし頃に日常的に通っていたお店とのこと。なんたってこんな本を勝手に出したり、久住さんのバンド・スクリーントーンズで勝手にテーマソングまで作曲してしまうくらい思い入れのあったお店のようです。この本が三度目の刊行を行われた年に閉店してしまったそうですが、本書ではその「江ぐち」の在りし日の思い出が生々しく綴られています。

孤独の中華そば「江ぐち」

といっても、エッセイの内容は久住さんと悪友たちが店員に「タクヤ」「アクマ」「オニガワラ」などという渾名を勝手につけていた話とか(それも「タクヤ」は顔が久住さんの弟に似ているから、というしょうもない理由だったりする)、基本的には大学生のだらしない日常の話と、そこから脱線(しかもかなり話題が飛ぶ感じで)した話ばかり。それでも久住さんや悪友たちがお店の様子をよーく観察し、そこから妄想を膨らませたり、自分なりの「食べ方の流儀」にこだわったりするあたりが『孤独のグルメ』の原点なんだなあ...というのがとてもよく分かるエッセイになっています。

まるでドラマの「ふらっと QUSUMI」コーナーで隣の席に座って久住さんの飲み話を聞いているような、スクリーントーンズのライブで久住さんの脱線だらけの MC を聞いているような、そんな感覚が文章を読んでいても感じられます。私は紙の本を読んでいて吹き出してしまうことってまずないんですが、この本は数ページに一度くだらなすぎて吹く(笑。

孤独の中華そば「江ぐち」

このエッセイの中でも「お店のカウンターの中で店員が険悪なムードだと、料理が全くおいしく感じられない」という話をつらつらと書いていたりして(ちなみにこのエピソードは「江ぐち」のことではなく脱線した他の店の話)、漫画『孤独のグルメ』に登場したアームロック回のような経験が本当に許せないんだなあ、というのがよく分かります。
でも基本的には全編にわたって馬鹿話と妄想と脱線が繰り広げられていて、久住さんが食事している間の頭の中を覗き込んでいるような感覚。

で、先日たまたま仕事で三鷹方面に行く用事があり、しかも帰りが半端に遅くなってしまいました。南東京の住人としては中野よりも西、というのは妙に遠くて、これは帰るまでもちそうもない。仕方ない、この辺で何か入れていくか...と考えました。三鷹周辺は久住さんのホームグラウンドだけあって『孤独のグルメ』では原作、ドラマともに登場している町だし、私も何度か聖地巡礼に訪れています(全くの余談だけどコンビニ回では跡地の写真を撮るためだけに三鷹まで行った)。
お茶漬けの「みさと」は昨年末に閉店してしまったらしいけど、久しぶりに「」に行くかなあ...というところまで逡巡したところで、この店のことを思い出しました。

中華そば みたか

「江ぐち」と同じ場所で、「江ぐち」の若手職人が、「江ぐち」の店舗を居抜きで使って、「江ぐち」の味を受け継いだ店をやっている、という話。
確かに三鷹駅の正面の道を少し歩いたところのビルの地下に、そのお店は入っていました。

中華そば みたか

中華そば みたか

階段を降りると真正面にある「中華そば みたか」。これがその「江ぐち」の後継店です。

近代的なビルの並ぶ三鷹駅前の地下に、ここだけ昭和がそのまま時間を止めているかのような空間が広がっています。
店内のレイアウトとか、調理器具の様子とか、本当に久住さんのエッセイに書いてあったそのまんまで、ちょっと笑みがこぼれてしまうほど。

中華そば みたか

とりあえず一日の仕事が終わったところなので、瓶ビールで自分にお疲れさま。
でもラーメン屋でガッツリ飲んじゃうのも粋じゃないと思い、小瓶にしてみました。

中華そば みたか

で、ラーメンをいただく前に久住さんなら軽くつまんでから本丸に行くんだろうなと思って、「竹の子」をツマミにいただいてみました。
ここが普通のラーメン屋だったら「メンマ」あるいは「シナチク」と呼ばれるところだろうけど、この店では「竹の子」。噛み応えのあるメンマに大量の白ネギ、それにラーメンの醤油だれが絡んで、これはいいツマミだ。焼豚(チャーシュー、ではなく、チャシュー)にも心惹かれたけど、これは竹の子で正解だったかも。

中華そば みたか

そしてメインはチャシューメン。ツマミを竹の子でガマンしたので、ラーメンにはガッツリチャシュー。
この店、普通のラーメンが 450 円、このチャシューメンでも 700 円。イマドキそこらのラーメン屋ならチャシューメンで 1,000 円取る店もザラにある中で、この値段は嬉しい。

中華そば みたか

スープは澄んだ色の昆布だし&野菜系。カウンター内の寸胴鍋で人参や玉葱、キャベツなんかがゴロゴロ煮込まれた、見るからに美味しそうなスープ。
味は自己主張が強すぎず、ややスッキリめのやさしい味。初めての味なのにどこか懐かしい、昭和を思い起こさせるスープです。
最近の私はガッツリ豚骨とか煮干しとかよりも、こういうシンプルな醤油スープのラーメンこそ食べたいと思います。

チャシューはしっかりと味がついているけど、あまり脂っこくなく飽きずに味わえます。これもおいしい。
エッセイには、ツマミのチャシューはラーメンのと違って脂が冷めているのが「レーズンバター的な感じでツマミにいい」という話があったけど、確かにこのチャシューならそういう楽しみ方もアリだな。

中華そば みたか

麺は角張った形の自家製・中太ストレート。こういう麺を出す店ってあまり多くない印象だけど、こういう食べ応えある麺、けっこう好き。そしてこのスープならこの麺しかないだろうと感じる相性の良さ。飽きの来ない、いくらでも食べていられそうな中華そば。
この麺、見た目の印象どおりボリュームがあるようで、食べ終わった後にはけっこうお腹いっぱいになってしまっていました。

ここは美味しかったなあ...久住さんが毎週のように通っていたのも分かる気がします。
決してインパクトのある味ではないけれど、ジワジワと良さの分かる、毎日でも食べたくなるラーメンだと思います。自分で撮った写真見てたらまた食べたくなってきた。

今度三鷹に来る機会があったら、ツマミチャシューと五目そば、いってみようかな。

久住昌之 / 孤独の中華そば「江ぐち」

4895001342

関連ランキング:ラーメン | 三鷹駅

投稿者 B : 22:56 | Book | Gourmet | KODOGURU | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2016/11/24 (Thu.)

五反田 刀削麺 西安飯荘

刀削麺が食べられる店って中華料理店でもそんなに多くないと思いますが、五反田には何故かたくさんあります。何店舗か食べ比べてみましたが、この界隈でいちばん美味しいのはここじゃないでしょうか。

刀削麺 西安飯荘

西安飯荘

飲食店の並ぶ雑居ビルの一角にある中華料理店。店名の枕詞に「刀削麺」と掲げているだけあって、刀削麺が売りの店です。
ちなみに右隣(東側)には「中国料理 東海酒家」。お隣同士で中華料理店、しかもお店の名前も「西安」と「東海」って狙って並んだんじゃないかと思ってしまいます(笑。

西安飯荘

お昼のメニューはとにかく刀削麺推し。刀削麺だけでかなりのバリエーションを誇ります。しかも冬季限定メニューまであって...迷わせるなぁ~。
面は大盛りに小盛り、セットからサイドメニューまであって、いろんな人の腹具合に応じて満たせる感じ。

西安飯荘

まずはメニューの冒頭に掲載されている「麻辣麺」からいってみましょう。
注文時に、中国人の店員さんから「パクチー、ダイジョブ?」とカタコトの日本語で尋ねられるので、パクチーが苦手な人は抜いてもらうことも、好きな人は増してもらうことも可能。
私はパクチーは並にしましたが...それにしても、スープがまるで地獄の釜のように真っ赤じゃないか。

西安飯荘

刀削麺だけあって、もっちりとした太麺。この麺のもちもち度合いが近隣の他店よりも秀でています。
スープはガツンとくる唐辛子の辛さに山椒の刺激も相まって、強烈なパンチ力。そろそろ寒くなってきましたが、それでもこれを食べると汗だくになれます。しかしこの存在感のある麺がその辛さをしっかりと受け止めて、辛さが癖になりそうなうまさにまとまっています。

ちなみにここの刀削麺、作っているのは人ではなくロボットです。生地を練っているのは人間なんでしょうが、切っているのは厨房に設置された刀削麺ロボ。最初、中で店員さんが刀削麺を切ってるな、どれどれ...と覗き込んだらロボットで、ついのけぞってしまったという(;´Д`)ヾ。この店に行ったら、このロボットは必見です。

西安飯荘

続いて担担麺。こちらは麻辣麺に比べると幾分マイルドで、胡麻の香りが効いていることもあって食べやすい。私の好み的にはもうチョイ辛くてもいいくらいですが、これなら辛いの苦手な人でも十分イケル味だと思います。

西安飯荘

麻婆麺。その名の通り麻婆豆腐が載った刀削麺です。
つい炒飯セットで頼んでしまいましたが、これはとんだ炭水化物祭りになってしまった。

西安飯荘

担担麺よりは辛いけど、麻辣麺ほど辛くない。辛さ的にはこれくらいが美味しく食べられるバランス点でしょう。
味としてはこれが好みなんだけど、ひたすら豆腐と刀削麺というのはちょっと抑揚に欠ける感じ。もう一ひねりあっても良かったかも。

西安飯荘

炒飯はとてもオーソドックスなタイプで、黄金色に光っているのがとても美味しそう。
なんですが...ちょっとオイリーすぎる気がします。もう少しパラッと仕上げてほしかったなあ。

西安飯荘

辛くない方面も試してみよう、ということでスペアリブ麺。

柔らかく煮込まれたスペアリブと、うまみが煮出された優しい味のスープがホッとします。これおいしい。刀削麺食べたいけど今日は辛いのの気分じゃないんだよなー、というときに迷わず選びたい。
でもこの店に来るとつい辛いの食べたくなっちゃうんですよね(笑

西安飯荘

そういえば餃子はどうだろう、と思って鉄板餃子も頼んでみました。
出てきたのはいわゆる「鉄鍋棒餃子」系の、薄皮パリパリで肉々しいタイプの餃子。

まあ美味しいんだけど...この店の刀削麺のレベルに比べると、普通かなあ。皮はポロポロ剥がれてくるし。
この店で普通の茄子炒めっぽい定食も食べてみたことはありますが、刀削麺以外はまあ普通なんですよね。刀削麺以外の中華なら近辺に他に美味しい店はいくらでもあるので、積極的に頼まなくてもいいかなあ、と思います。

西安飯荘

冬季限定の酸辣麺。刀削麺のスープに酸っぱ辛い「酸辣湯」を使ったものです。
私は酸辣湯も酸辣麺もけっこう好きでよく食べるんですが、ここの酸辣麺はあんまり辛くなくて酸味の方が前面に立っている感じ。このスープにこの太麺というのも、ちょっと間延びするなあ。スープがもっと辣味寄りか、麺が縮れ系の中華細麺なら(それじゃ刀削麺屋じゃなくなっちゃいますが)良かったのに。個人的には他のレギュラーメニューのほうが好きかな。

店員さんは基本的に中国人で接客は雑だけど(笑)、刀削麺の味には間違いがない店だと思います。中華系の辛いのが好きなら、迷わずオススメ。

関連ランキング:中華料理 | 五反田駅大崎広小路駅不動前駅

投稿者 B : 23:40 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2016/11/02 (Wed.)

宮城県石巻市のサバだしらーめん

「さぁ頼んだぞ、軽トラ号」

軽トラ号

今回の東北編聖地巡礼では、劇中と同様にレンタカーを利用しました。とはいえ、時間の都合でドラマのように石巻でレンタカーを手配していては周り切れなさそうだったため、仙台のレンタカー店で借りてクルマで巡りました。ただ、仙台のレンタカー店では軽トラを貸し出していなかったため、写真の日産ノートを「軽トラ号」と名付けて運用(ぉ

※注:さっきビールを飲んじゃいましたが、運転は同行の某氏(シラフ)にお願いしています。いずれにしても私は十年以上ペーパードライバーだから怖くて運転できない(笑

ただ、それだけではちょっとつまらないと思い、

くるまや本舗

実際にドラマに登場したレンタカー屋にも巡礼してきました(ぉ
しかしここ、劇中ではまるで駅のすぐ近くにありそうな描写なのに、けっこう離れてるんですね。駅横にもレンタカー屋があるんだからそこで借りれば良いのに、撮影許可が下りなかった的なアレですかね。

ちなみにお店には軽トラのレンタカーは見当たりませんでした(ぉ。でも劇中で走っていた軽トラは「わ」ナンバーだったので、実際に貸し出しているものと思われます(笑

...さて。

今回の聖地巡礼で、ここだけは外せないと思っていた場所がありました。
それが、ここ。

女川港

女川港を望む駐車場で、ゴローちゃんが黙祷を捧げていた場所。ここと同じ場所で自分たちも黙祷を捧げ、同じアングルの写真を撮りたかったのです。
Season2 のジャケ写ロケを思い出しながら、事前に Google マップでロケ地を特定して(笑)ほぼ同じ構図で撮影。ドラマでは足場か何かを使って少し高いアングルから撮影されていたようで、実際に撮れたアングルが少し低かったのが残念ですが、それでも満足。

この場面で井之頭五郎が祈りを捧げていたのは、震災の犠牲になった人々への哀悼か、復興に身を捧ぐ人々への感謝と激励か、それとも時に脅威となる自然への畏怖か。あるいはその全部かもしれませんが、まだ震災の傷が癒えないこの港の光景を前に、自然と自分も祈りを捧げたい気分になりました。

女川港

だって、このフェンスから下を覗き込むと、この状況ですよ。
関東で生活している分には震災の影響を感じることはもう少ないけど、少なくともここはまだまだ復興の途上。この辺り一帯が丸ごと津波に呑まれてしまったことを思うと、涙が出てきそうになります。
さらにこの右手には慰霊碑と献花台があって、さすがにその写真を載せることは躊躇われます。津波に呑まれる前の風景写真も飾られていて、目の前の光景との対比が、あまりにも重い。

女川港

道中にも、津波の被害を受けて解体された商店街のアーケードだけが残っていたり、震災の生々しい痕をまだ目にすることができます。
仙台から石巻~女川とクルマで移動してくる間じゅう、土木作業用の大型トラックがあちこちを走っていて、震災から五年半が経ってもまだ復興のための作業が続いていることを感じます。

震災からこれまで、気仙沼までボランティアに行った方やその後に津波被災地を旅してきた方のエントリーを読んでそれなりに知った気になっていましたが、少し時間が経過したとはいえ自分の目で現地の様子を見る、という経験は全然違いますね。自然の力の前に人間はあまりに無力なことと、それでも人が力を合わせることでまた前に進めること、自分が家族や世の中のために何をしなくちゃならないかとか、重々しい気分の中でもいろんなことを考えました。


閑話休題。

レンタカー「軽トラ号(ぉ」に乗って、女川から石巻まで戻ってきました。
北上川のすぐ近く、昔ながらの商店街の中に、その店はありました。

食堂きかく

「サバだし」というインパクト。煮干系のラーメンは都内にも数え切れないほどありますが、サバというのは初めて聞きました。
女川でさんざん海鮮丼やら穴子天やらを食べた後に「締めラー」としてこのラーメンを発見する井之頭五郎、おそるべし。

食堂きかく

食堂きかく

いかにも創作ラーメンとか B 級グルメ系だから新しめの店なんだろう、と思っていたら、お店はもう何十年も前からこの地で構えているであろう歴史ある食堂でした。
我ながらちょっと東京のラーメン観に染まりすぎていたなあ、と反省。

ともかく、別腹の寄り道、いただきます。

食堂きかく

店内も本当に古き良き地元の食堂。実際に地元のおじいちゃんおばあちゃんの憩いの場になっているようです。
でも、びっくりするほどいろんな人のサインが貼られていて、昔から知る人ぞ知る有名店だったんだろうなあ。

女川からクルマを飛ばしてきて、14:00 閉店のところ 13:30 頃に何とか到着できました。計算上はけっこうギリギリでしたが、今回の旅程はとことん運がいい。

食堂きかく

「ずるびきあんかけグルメ」って、何だそれ!?

サバだしラーメンってだけでもインパクトあるのに、それに負けず劣らず気になるワード。
調べてみたら、このあたりに伝わる「ズルズルと汁をすすり、あんかけのとろみが糸を引く」という郷土料理のことらしい。
ポスターにもいかにも郷土料理っぽい写真が並んでいて心惹かれるけど、ここは初志貫徹だ。

食堂きかく

というわけで、本命はもちろんサバだしラーメン。

食堂きかく

このサバだしに関するうんちくがこちら。
へえ、けっこう手間をかけて作ってるんだなあ。サバっていうといかにも青魚って感じの匂いが気になりそうなもんだけど、臭みがなく仕上がってるのかあ。

って、何故にフォントが古印体(笑
文章の理解を妨げる、絶妙なホラー感。どういうセンスなんだ...。

食堂きかく

待つこと数分、出てきましたよサバだしラーメン。

「サバだし」というイメージとは裏腹に、澄んだスープに焦がしネギ。
これはちょっと見た目からは味が想像できないぞ。

食堂きかく

まずはちょっとスープからいってみよう。

お~~~、そうなるか。
この味、好き。

確かに魚介系のコクのあるスープなんだけど、カドのないスッキリした味で、生臭さが全然ない。
サバのだしって、優しいんだ。

そこに絶妙に柔らか~く炊かれたチャーシューと、ドカンと存在感のあるサバのつみれ。
このサバつみれが、スープにないサバらしさを補って、サバだしラーメンを食べた感を味わわせてくれる。

食堂きかく

細くて喉ごしの良いストレート麺がまた、このスープによく合ってる。
まるで石巻の人々の素朴な優しさに触れたようなラーメンだ。

サバだしラーメン、逃がしたら後悔するとこだった。
うまいなあ、東北。

食堂きかく

ちなみに、店内ではこのオーディオ機器からずっと懐メロがかかっているんですが、間にちょいちょいサバだしラーメンのテーマ曲が挟まれる謎演出。しかもこのテーマ曲、何パターンかあるし。
他のお客さんも含め、ちょうどサバだしラーメンが出てくるタイミングに限ってプロレスの入場曲よろしくテーマ曲が流れてくるとか、そんなん吹くに決まってるやろ(;´Д`)。

食堂きかく

ついでに、ゴローちゃんが他のお客さんが頼んだのをガン見していたソースカツ丼もいただいてしまいました。
ただのソースカツ丼と思いきや、これが今まで食べたどんなソースカツ丼とも違う斬新さ。

まず衣が、パン粉以外に何を使っているのか分からないけど、とんかつとは思えないほどサックサク。
ソースも普通のソースではなくサバだしを使ったソースとのことで、まるで鰻のタレのような深みのある味。
肉はしっとり柔らかい。

これ、ノーマークだったけどすっごく美味しいです。俺の中のソースカツ丼観が天地ごとひっくり返った。

食堂きかく

てっきりメインの後のおまけの一皿だと思っていたら、なんのなんの。これだけでドラマのレギュラー回一本分くらい作れてしまいそうな、実に奥の深い店でした。

宮城出張編、どの店も本当に美味しかったし、楽しかった。
きっとまた遊びに来ようと思います。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

B017D5ESCK
※Blu-ray BOX には「真夏の東北・宮城出張編」は収録されていません

関連ランキング:ラーメン | 鹿又

投稿者 B : 22:56 | Gourmet | KODOGURU | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2016/04/10 (Sun.)

京都 新福菜館

京都に来たら何を食べようかな、と考えたんですが、そう言えば京都に縁の深い丁稚さんオススメのラーメン店があったな、というのを思い出して、足を運んでみました。

新福菜館

新福菜館

京都駅からけっこうすぐの立地。隣も「第一旭」という有名ラーメン店らしく、しのぎを削っている感じ。写真では第一旭のほうが大行列、新福菜館は混んでないように見えますが、私が行ったとき(写真は退店時に撮影)は新福菜館のほうにも第一旭ほどではないけど行列ができていました。どちらもこの界隈では有名な老舗とのこと。

新福菜館

店内は、いかにも古き良きラーメン屋、という雰囲気。「菜館」というくらいだからもう少し中華料理店然としたお店かと思ったら、むしろ「中華そば」のお店なんですね。
店外から店内へと都合 10 分ほど並んで、カウンター席につきました。

新福菜館

頼んだのは「肉多目」、つまりはチャーシュー麺ですね。他のお客さんは「竹入り」を頼んでいる人がけっこう多いようでしたが、へええ、メンマを「竹」と呼ぶのかあ。

さておき、このラーメン。スープがかなり濃そう。色だけでいったら富山ブラックに通ずるものを感じます。

新福菜館

しかしスープを一口飲んでみると、富山ブラックとは全然違う、塩辛さはなくてむしろさっぱりとしたやさしい味。醤油の深みだけがうまく引き出されています。
チャーシューは、脂身少なめだけど柔らかくて、ラーメンに入っているのにはこれくらいがちょうどいい肉らしさ。肉多目だけあって遠慮なくドカドカ入っていて、食べ応えがあります。薄切りなのも、スープがよく浸みていい感じ。

新福菜館

麺は中太のストレート麺。こういう深みのあるスープには、これくらいしっかりした麺がよく合います。
京都のラーメンといえば天一くらいしか知らなかったけれど、ほかにもこういう世界が広がっていたのか。これは美味しいわ。

新福菜館

ついでに「ヤキメシ」(炒飯)もいただいてみました。
きれいに丸く盛られた、真っ黒い炒飯。たぶんラーメンと同じ醤油がたっぷりと使われているんでしょう。

こちらは、ラーメンスープとは対照的に、醤油の味がしっかりと出た濃口の炒飯。
ああ、これはこの炒飯を食べながらラーメンのスープを飲む、というのが正しい食べ方なんだな。

新福菜館

持ち帰り!そういうのもあるのか(お約束

いやあ美味しかった。隣の店の行列っぷりを見たときにはむしろそっちにすれば良かったかな、と思ったけど、いざ食べてみて迷いは断ち切れました。
これは確かにハマる味。関東にも支店がいくつか出ているみたいなので、近くに行く機会があれば立ち寄ってみようと思います。

関連ランキング:ラーメン | 京都駅七条駅九条駅

投稿者 B : 22:31 | Gourmet | Ramen | コメント (2) | トラックバック

2016/03/26 (Sat.)

らーめん山頭火 旭川本店

旭川最後の食事は、やっぱりここ。

らーめん山頭火

らーめん山頭火 旭川本店

旭川ラーメンを全国区にのし上げた有名店「山頭火」の本店です。山頭火といえば、昔は関東でも恵比寿くらいにしかお店がなくて(恵比寿店は現在は閉店)、かつてラーメンオタだった頃にわざわざ一時間くらい行列に並んだほどの人気店でした。それが今では国内外問わずあちこちにお店ができて、特に並ばなくても入れるようになってしまったけど、それでも美味しいことには変わりがありません。
その山頭火もどうやら本店はひと味違うらしい、という話もあり、旭川に来たからには食べてみたいじゃないですか。

本店は、昔はもう少しひっそりとあったそうですが、現在は駅前の一等地にきれいな店舗として立っています。

らーめん山頭火 旭川本店

店内は清潔感があるけど、思ってた以上に普通。入口にはわざわざキャリーバッグ置き場も用意されていたりして、観光客の定番コースになっている様子がうかがえます。
もうちょっと感慨深いものがあるかと思っていたら、はるかにフツーだったのでちょっと肩透かし(笑。

らーめん山頭火 旭川本店

ランチタイムには俵おにぎりとお新香のサービスがあります。
おにぎりは一人二個までとのことでしたが、ちょっと遅めに行ったら一人一個分しか残っていませんでした。まあ残っていただけラッキーと言えます。

らーめん山頭火 旭川本店

ラーメン屋に来るとつい頼んでしまう餃子。
これもまあ普通だけど、餃子がウリの店ではないので無理は言えない(笑

らーめん山頭火 旭川本店

待つこと数分、ラーメンの登場です。
特選とろ肉らーめん(塩)。やはり本店に来たからには、王道中の王道で攻めないと。

ここのラーメンは塩、醤油、味噌、どれも甲乙つけがたいけど、あえて選ぶなら最もシンプルな塩でしょう。

らーめん山頭火 旭川本店

とろ肉らーめんは具が別盛りで出てきます。

とろ肉、メンマ、きくらげ、なると、ネギ、そして小梅。旭川のラーメン全てに小梅がついてくるわけではないようですが、山頭火の影響か、旭川系を名乗るラーメン店では小梅が出てくること多し。

らーめん山頭火 旭川本店

ここのラーメンは、麺もいいけどスープが主役。
塩と言いながら、中華系の塩スープとは全然違って、豚骨系白湯を塩味でやさしく仕上げています。
インパクトというのとは真逆の、じんわりと染み込むような味わいが嬉しい。

らーめん山頭火 旭川本店

具がわざわざ別皿で出てくるのには意味があります。「とろ肉」というだけあって、脂身が絶妙な加減で、これを素ラーメンに載せるとスープの熱で脂がとろけて、絶品にうまい。
普通のラーメンに入っているチャーシューとはまた違ったおいしさがあります。

らーめん山頭火 旭川本店

ああ、美味しかった。
東京の山頭火と味が違うかと言われると、大して変わらないような気はします。でも、それは裏を返せばどの店舗でも品質が統一できているということでもあります。
それでも、氷点下の旭川で食べる山頭火の塩らーめんは温かく、これが誕生した地だからこその味わいがありました。

旭川、楽しかったなあ。きっといつか、また来よう。
ごちそうさまでした。

関連ランキング:ラーメン | 旭川駅

投稿者 B : 23:10 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2016/02/11 (Thu.)

長岡生姜醤油ラーメン 青島食堂

長岡出張ではあまりゆっくりできませんでしたが、お昼はご当地ラーメンをいただいてきました。

青島食堂

青島食堂

ご当地ラーメン、例えば富山ならブラックラーメンが有名ですが、長岡はこの青島食堂の生姜醤油ラーメンが一番有名らしい。近年は東京・秋葉原にも進出しているとのこと。私は最近アキバに行くことも減ったので、存在は知っていたものの行ったことがなかったんですが、アキバ店に行く前に本場長岡のお店に行く機会に恵まれました(と思ったら、アキバ店はどうやらあと 10 日ほどで無期限休業するらしいですね)。
お店は「曲新町店」となっていますが、実質的にはここが本店。向かい側にも製麺所を兼ねた「宮内店」があり、ここが総本山であることを感じさせます。

いかにも古き良きラーメン店といった風情の店舗、メニューは「青島ラーメン」と「青島チャーシュー」のそれぞれ並盛りと大盛りしかありません。ライスとか餃子とかさえない潔さ。これが長岡ラーメンの本場の矜持でしょうか。

青島食堂

というわけで、私が食べたのは青島チャーシューの並盛り。見た目からして王道、超オーソドックスな醤油ラーメンのルックスをしています。が、ただの醤油ラーメンではなく、スープからは生姜の香りがふわっと漂ってきて、食欲をそそります。味も見た目どおり「昔ながらの中華そば」的なあっさり系だけど、とてもコクがあって飲み始めたら止まらない感じ。
麺も見た目には変わったところがないけど、自家製麺だけあってしっかりした歯ごたえがあって美味しい。スープとの相性も抜群。チャーシューは脂身少なめでとても柔らかく炊かれていて、これも私好みな方向性。

豚骨よりもシンプルな醤油か塩がいい最近の私的には、かなりストライクなラーメンでした。この日の長岡はドカドカ雪が降ってくるような天候だったけど、生姜のおかげか、食べた後には身体の内側からぽかぽかしてくる感覚がありました。この生姜は、雪国に生きる人の知恵だったのかもなあ。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:ラーメン | 宮内駅

投稿者 B : 23:59 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2015/10/27 (Tue.)

鳥取県鳥取市鳥取市役所のスラーメン

「素ラーメンか、なんだか響きからしてソソルじゃないか」

鳥取砂丘コナン空港

漫画『孤独のグルメ 2』の発売を記念して、聖地巡礼にやってきました。ドラマのほうは台湾編が放送中ですが、海外まではそうそう巡礼に行けないので(汗)とりあえず国内から。
今回の聖地は、第 6 話に登場した鳥取!漫画版の作画を担当されている谷口ジロー先生の故郷ということで、『孤独のグルメ』にしてはちょっと異色のエピソードともなった遠征回。念願叶って、ようやく訪れることができました。

とはいっても、私にとって今まで縁のなかった鳥取、これが初上陸です。降り立った空港からしていきなり名探偵コナン色全開で、軽く度肝を抜かれました(;´Д`)ヾ。

鳥取砂丘

聖地巡礼を抜きにしても、鳥取砂丘には一度写真を撮りに来てみたいと思っていたので、願ったり叶ったり。

砂丘は想像より狭いと聞いて覚悟してきたけど、これは想像と違う広さ。
でも、近づくとこれがけっこう高い。砂と空の他は何も見えなくなる。

鳥取砂丘

一面の砂と、日本海。確かにこれは、遠近感を失う不思議な光景。
撮ってきた写真はまた別途まとめますが、思っていた以上に独特の場所で、気に入りました。

それにしても...なんだか、小腹がすいてきたな。ちょっと入れたいかな、って。

鳥取市役所

今回の舞台となる場所は、鳥取砂丘から鳥取駅に向かう途中にある、鳥取市役所。これまでの回でもさんざんマニアックな店を巡ってきた『孤独のグルメ』ですが、市役所の食堂、っていうのはこれまた大学の食堂をもさらに上回るマニアックさ(笑。

鳥取市役所

役所、といっても建物はこぢんまりしています。でも、小ぶりさといい古さといい、故郷の市役所を思い出す感じで、妙な懐かしさがあります。

建物内を歩いているだけで、職員さんに「こんにちは~」と声をかけられるのが地方らしい暖かみがあっていい。ただの部外者で本当にごめんなさい(汗
食堂は、確か二階にあるって話だったよなあ...と、役所にしては狭くて薄暗い階段を上っていくと、

鳥取市役所食堂

お、あったあった。食堂の直前の廊下まで本当に真っ暗で、ちょっと不安になりました。
鳥取市に税金も払ってない身分で利用するのは気が引けるけど、いってみようじゃないか。

鳥取市役所食堂

鳥取市役所食堂

素っ気ないけど手作り感があって、確かに古き良き、正しい市役所の食堂って感じだ。
高校の学食も、確かこんな雰囲気だったよな。

鳥取市役所食堂

素ラーメン...、あった。
ふっ、全部片仮名、マヌケな感じ。

スラーメン、250 円。この食堂で単品の料理としては並うどんに次いで安い、ベーシックメニュー。
わかめラーメンにすると 30 円増しというのが良心的だけど、みそラーメンとかカレーラーメンになると一気に値段が跳ね上がるのが、よく分からない(笑

鳥取市役所食堂

まずは食券、食券っと。

一部のメニューはボタンの反応が悪くなっていて、現金でも受け付けています、か。
修理する気が全くないのが逆にいい(笑。
「新千円札も、使用出来ます」って、切り替わったの十年以上前の話なんだけどな...。

鳥取市役所食堂

ちなみに食堂内には無許可の写真撮影は禁止、との貼り紙が。

食券を出すときに、おそるおそる職員のおばちゃんに「写真撮っていいですか?」と聞いてみたら、イヤな顔をされるどころか「どうぞどうぞ。じゃあ、こんな感じでいいかしら!」とわざわざスラーメンをトレイに載せてくれました(笑

鳥取市役所食堂

えーと、天かす。
つぎにコショウをふりかけて、と。

ここのスラーメン、うどんのつゆにラーメンの麺を入れているらしく、動物性のダシが全くないので、この天かすをドバドバ入れるのが王道らしい。
でも、どれくらい入れるのが適量か分からないので、控えめに入れてみました。

鳥取市役所食堂

うん、りっぱにラーメンに見えるじゃないか。
俺、何の問題もないな。(何がだ

鳥取市役所食堂

見た目は、ごく普通のラーメン...というか、昔ながらの「中華そば」と言ったほうがいいか。
最近の私は澄んだスープのあっさりラーメンが好きなので、これは好みのタイプ。だけど、鶏ガラとかを使ってるわけじゃないから、味は想像と全然違う(笑。

鳥取市役所食堂

中国発祥のラーメンとは全然違う、和風ダシの、ちょっと甘みを感じるスープ。
それに、この何の変哲もない中華麺が、ちょうどいい。まさに「俺、何の問題もないな」としか言いようのない味(いみふめ

ていうかこれ、おやつ麺としてスゴクいいんじゃないか?

鳥取市役所食堂

スルスルッと食べられる味と量なので、スルスルッと完食。

スラーメン、字ヅラのごとく、軽かった。おやつすぎて物足りない。

じゃあ、鳥取カレーもこの際いっちまおう。せっかくの鳥取だし。
というわけでまた食券を買って、カレーが出てきたわけですが...、

鳥取市役所食堂

あれ、なんかおかしい。
皿が丸皿じゃなくて、普通にカレー皿...。

ここでハタと気がつきました。
なんと、間違えて普通にカレーを頼んでしまった(;´Д`)ヾ。
券売機、普通のカレーと鳥取カレーのボタン位置が離れすぎていて、見落としていたようですorz

鳥取市役所食堂

でも、普通のカレーでもちゃんとスプーンには紙ナプキンが巻いてあるという(笑。
こういうカレースプーンを見たの、昭和ぶりくらいのような...。

ま、気を取り直して、いただきます。

鳥取市役所食堂

うん、普通きわまりないカレーライスだ。

「口の中でらっきょうの要素が全然見つからん。梨はどう役立っているのかいないのか。蟹、かすりもしないぞ」

ええ、鳥取カレーじゃなくて普通のカレーなんだから当然です(;´Д`)。ま、ゴローは鳥取カレーでも鳥取っぽさを実感できなかったらしいので、まあいいか(ぉ
さすがにこれで満腹になってしまって、改めて鳥取カレーにチャレンジする余裕はありませんでしたorz

鳥取市役所食堂

ううっぷ、スラーメンの誘い水に、つい食べすぎた。
ちょっとしたアクシデントはあったけど(汗、漫画版の聖地巡礼としては久々の遠征、満喫しました。

ちなみに先日発売された『巡礼ガイド 2』に収録されていた谷口ジロー先生インタビューにも鳥取回への言及がありましたが、

孤独のグルメ 巡礼ガイド 2

「大人になってから食べたらそこまででもなかった」って(;´Д`)ヾ。

さておき(笑、漫画『孤独のグルメ 2』の聖地もこれで巡礼完了。
え?パリ回がまだ残ってるだろって?さすがにそうそう行けるもんじゃないし、SPA! 収録時には「特別編」という位置づけだったので、とりあえず保留で(ぉ

これで、あとは心置きなくドラマ Season5 の聖地巡礼に集中できます。とはいえ、台湾シリーズ以外にも遠出系の放送が予定されているらしいですし、Season5 の聖地巡礼もかなりエネルギーを使いそうです。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 2

4594073379

関連ランキング:定食・食堂 | 鳥取駅

■漫画『孤独のグルメ 2』聖地巡礼エントリーまとめ
第 1 話 静岡県静岡市青葉横丁の汁おでん
第 2 話 東京都新宿区信濃町のペルー料理
第 3 話 東京都品川区東大井の冷やし中華(の消滅)とワンタンメン
第 4 話 東京都三鷹市下連雀のお茶漬けの味
第 5 話 東京都世田谷区下北沢裏路地のピザ
第 6 話 鳥取県鳥取市鳥取市役所のスラーメン
第 7 話 東京都世田谷区駒沢公園の煮込み定食
第 8 話 東京都文京区東京大学の赤門と麺セット
第 9 話 東京都千代田区有楽町ガード下の韓国料理
第 10 話 東京都渋谷区松濤のブリ照り焼き定食
第 11 話 東京都千代田区大手町のとんこつラーメンライス
第 12 話 東京都荒川区日暮里繊維街のハンバーグステーキ
第 13 話 フランス・パリのアルジェリア料理 ※さすがに未巡礼(笑
→その他の聖地巡礼エントリーはこちら

投稿者 B : 22:56 | Curry | Gourmet | KODOGURU | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2015/08/28 (Fri.)

中国家庭料理 楊 その 3

「今日の俺は、四川の辛さを求めていたんだ」

Season5 の放送も決定したことだし、記念に今まで行った聖地のどこかに再訪してこよう!というわけで、久しぶりに池袋へ。どのお店に行こうか迷ったんですが、やっぱり私が聖地巡礼を始めた原点である「豊島区池袋の汁なし担々麺」に還るのが、再始動に相応しいかなと。

中国家庭料理 楊 2 号店

中国家庭料理 楊

前回の訪問から数えて実に三年ぶりの来店になります。Season1 の放送から、もう三年半も経っているんですね。ドラマも私の聖地巡礼も、ずいぶん息の長いシリーズになりました。

店内には聖地巡礼らしきお客さんもさすがにもう見かけませんが、ほぼ満席の状況で、今でも変わらず人気が続いているようです。
テーブル席がいっぱいだったので、今回初めてカウンター席へ。とはいえカウンター内に店員さんがいるわけでもなく、独り黙々といただきます。

中国家庭料理 楊

まずはビールから。こういうところに来ると青島(チンタオ)とか飲みたくなるところですが、まだちょっと暑かったので冷たい生ビールをグイッと

料理は何にしたかというと...、

中国家庭料理 楊

ドラマに登場したけど今まで未制覇だった「拌三絲(バンサンスー)」に挑戦してみました。
豆腐の皮を麺状に細切りしたものに、これまた細切りのキュウリとニンジンを絡めた冷菜です。ボリュームがあって担々麺と一緒に食べると食べ過ぎな気がしたので、手を出したことがなかったのでした。

中国家庭料理 楊

細切りの豆腐、ってどんな感じなんだろう?と思ったら、コシがあるというか、しっかりした歯ごたえがあって、豆腐じゃないみたい。讃岐うどんともちょっと違うけど、変わった麺を食べているようだ。しまった、汁なし担々麺とかぶってしまった(ぉ

味付けはごま油と酢、ですかね。さっぱり爽やかな後味で、この後に出てきた汁なし担々麺の合間に挟むと辛さを中和してくれて、ちょうどいい息つぎになるぞ。

中国家庭料理 楊

そして...出てきましたよ汁なし担々麺。やっぱり、何度見ても担々麺とは、というより中華料理とは思えない見た目。
一見、白い麺の上に青梗菜と挽肉、カシューナッツが載せられているだけに見えますが、この器の底には大量の強烈な麻と辣が。

中国家庭料理 楊

せっかく綺麗に盛り付けられているのにもったいないけど、これを例によってグルグルかき混ぜます。そうすると底に溜まっている麻辣が全体に回ってきて、見るからに辛そうに。

中国家庭料理 楊

一口め...やっぱり、最初は辛くない。むしろ甘みと挽肉のうまみ、カシューナッツの香ばしさが感じられる。中華麺というより太めのスパゲティのような麺も食べ応えあるんだよなあ。
...で、一口めを飲み込んでから、追いかけてくる辛さ!もとい、これは辛いんじゃない。大量の山椒で口の中が痺れているんだ。歯医者で麻酔をかけられた状態に似た、口の中が麻痺して、舌の感覚がおかしくなる感じ。これでビールを飲むと、甘いような爽やかなような、さっきまでとは全く違う味に思える。

つらいんだけど、でも何故か箸が止まらない。途中、さっきの拌三絲を挟んで一息つきながら、最後まで駆け抜ける。

孤独の中華はこうでないと。四川料理は、やっぱり山椒ね。
シビれたあ...。でも、しばらくするとまた食べたくなってしまう予感がビンビンだ。

ごちそうさまでした。

Season5 でも中華回は登場するのでしょうか。今までの経験上、中華回と焼肉回にハズレなし。この店に負けないパワフルな中華料理、期待しています。

孤独のグルメ Blu-ray BOX

B00AMTXWTA

関連ランキング:四川料理 | 池袋駅要町駅

投稿者 B : 23:56 | Gourmet | KODOGURU | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2015/07/09 (Thu.)

ワンタン麺 広州市場

ふと五反田で麺類が食べたくなって、久しぶりに広州市場に足を運んでみました。

広州市場

広州市場

五反田のラーメン屋さんとしては超メジャーな、ワンタン麺のお店。たまーに食べたくなるんですが、時間帯によっては並んでいたりして入れなかったときもあり。今回、実に数年ぶりに訪店しました。

久しぶりに来たからには定番のワンタン麺にしようか、と思っていたんですが、こう毎日ジメジメ暑いと、なんか爽やかな気分になれるものが食べたくなって、

広州市場

「冷やし鶏塩わんたんめん」にしてみました。

透き通ったあっさりめの塩スープに、胡麻と鶏挽肉、水菜と葱がいかにも涼しげ。鶏チャーシューもついてます。で、丼の縁に添えられているのはカラシ...?と思ったら、柚子胡椒。中華麺で柚子胡椒って初めてですが、確かにこの組み合わせならばアリ。柚子の香りが爽やかさを引き立てます。

広州市場

ここのワンタンは大ぶりで、包み方は緩め。ゆえにスープもよく絡みます。

やや猫舌気味の私としては、アツアツのワンタンには苦戦することも少なくないですが、これは冷たいのでぱくぱくいけてしまいます(笑。

広州市場

麺は中華麺の王道、ストレート細麺。最近はスッキリ塩スープにこういうストレート細麺の組み合わせが、ラーメンでは一番好きかな。アツアツのワンタン麺もいいですが、冷やしても美味しい。夏場に飲んだ後の〆としてもこれはいい選択肢を見つけちゃったなあ。

ごちそうさまでした。
これは近いうちにまた来てしまう予感。

関連ランキング:中華料理 | 五反田駅大崎広小路駅大崎駅

投稿者 B : 22:22 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

 1 |  2 |  3 |  4 |  5 | all