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2017/09/14 (Thu.)

新福菜館 秋葉原店

先日秋葉原でごはんを食べる機会があったので、久しぶりにアルバにでも行くかなあ...と思ったんですが、そういえばアキバにはあの店があるんだったな、と思い直しました。
去年初めて京都本店に行っていたく気に入った「新福菜館」。その支店がアキバにあるんです。

新福菜館 秋葉原店

新福菜館 秋葉原店

秋葉原といってもヨドバシの裏手という、普段ならまず足を踏み入れることのないエリア。こんな渋いところに出店してたのか...有名店の支店ならば電気街側に出していてもおかしくないのに。
ちなみに関東圏にある店舗は新福菜館の直営ではなく、フランチャイズ店のようです。注文は食券制だったし、夜はラーメン+一杯飲みメインみたいな店構えで、本店とはちょっと雰囲気が違います。

新福菜館 秋葉原店

というわけで早速頼んだのが中華そば・竹(メンマ)入り。前回京都で食べたときに多くのお客さんが肉多めではなく竹入りを頼んでいて、気になってたんですよね。
真っ黒なスープにたっぷりネギ、見た目は確かに新福菜館の中華そばそのもの。

この黒いスープ、富山ブラックを連想させてしょっぱそうなイメージがあるんですが、食べてみると全然違うんですよね。
「中華そばのスープ」を代表するかのような、さっぱり系でコクのある味。これ好きなんだよなあ。

新福菜館 秋葉原店

そこに中太ストレート麺。コシのあるこの麺がスープの味をしっかり受け止めて、しみじみと美味い。
最近そんなにラーメン食べたいと思わなくなった私でも、これなら日々食べても飽きなさそうだなあ。

具は肉多めでなくてもチャーシューが十分入っていたので、これは竹入りで正解だったかも。

新福菜館 秋葉原店

そして、新福菜館に来るともう一つ外せないのがヤキメシですよ。
こちらは京都本店に比べてかなりしっかり型にはめられて出てきました。

このヤキメシも味は濃いんだけど、決して塩辛くない、深い味。どんな醤油を使ってるんだろう。
優しい味のラーメンスープとの組み合わせが抜群で、とんだ炭水化物祭りでも後悔は微塵もありません。

新福菜館 秋葉原店

ああ、美味しかった。

京都本店には去年一度行ったきりだから、秋葉原店とどれくらい味が違うかは分からないけど、「これこれ、これが食べたかったんだ」という思いは確かに満たされました。
今度から秋淀に買い物に来たら、ごはんはここにしよう。

関連ランキング:ラーメン | 秋葉原駅岩本町駅末広町駅

投稿者 B : 23:00 | Gourmet | Ramen | コメント (2) | トラックバック

2017/07/25 (Tue.)

大井町 ajito ism

何やらユニークなつけ麺を出す店があると聞いて、大井町へいそいそと。

光学通り

大井町の駅前から西大井方面に向かう通りには、ちょうど本日で創立 100 周年を迎えたニコンのロゴとともに「光学通り」と名付けられています。西大井には三年前までニコンの本社がありましたが、現在は品川駅港南口に移転しており、旧本社ビルのほうは既に解体が始まっています。
そんな光学通りを西大井方面にしばらく進み、左の路地にちょっと入ったところにあるのがそのお店。

ajito ism (アジトイズム)

ajito ism

アジトイズムであります。

小規模マンションの 1F をひっそりと店舗に仕立てたような感じですが、お昼時にもなると行列ができていて、探さなくても見つけることができます。

ajito ism

店内はカウンター+二組くらいが着席できるテーブル席、あと待ち客ようのパイプ椅子が数脚。暑いこの時期に中で待てる、というのは助かります。

メニューはこんな感じ↑でつけ麺 3 種+まぜそば 1 種ですが、これに加えて期間限定メニューも 1~2 種あるようです。
もうこのメニューの時点で普通のつけ麺が 1 種類しかなく、それ以外は他のつけ麺屋ではまず見ないメニューというのに驚き。

ajito ism

どれにしようか迷いましたが、つけ麺「ぺぺロッソ」にしてみました。
つけ麺、なのに、赤い!しかもパルメザンチーズやトマトがかかってる。つけ汁のほうも、つけ麺ではなくトマトソースな感じ。
これ、つけ麺のつもりで頼んだら面食らうに違いないけど、これはこれですごくうまそう。

ajito ism

テーブル上には様々なスパイスが用意されていて、自分の好きな味に調整して食べてください、というメッセージ。
こういうコダワリ系創作麺店ではお店側が提供する食べ方以外は NG というところも少なくないけど、ここでは食べ残し以外はお客さん側にも創作の自由が認められているようです。
ま、私は最初だからオーソドックスにいただきます。

ajito ism

この食べ応えありそうな極太ストレート麺。生パスタを彷彿とさせるもちもちした歯ごたえが、トマト風味のつけ汁にすごく合う。
ぺぺロッソは「ロッソの辛口」とのことですが、辛口というかピリ辛でニンニクのガツンとしたパンチがあるお味。
つけ麺ともパスタとも違う不思議な料理だけど、ちょっとクセになりそうです。

ajito ism

そしてこちらはまぜそば「ピザソバ」!
トッピングがトマトにピーマン、タマネギ、サラミ、ピクルス、アンチョビ...麺なのに完全にピザ。これはつけ麺以上に驚いた。

ajito ism

箸でグルグルグルグル混ぜてからいただきます。
味のベースは「つけ麺ロッソ」が基になっているということで近いものがありますが、こちらのほうがスパイスが多めなのかインパクトのある味。
ピザとも普通の汁なし麺ともちょっと違ってこういうタイプの麺は食べたことがないけど、これもなかなか。

ajito ism

麺を食べ終わったところで器に「〆のリゾット」をいただきました。
つけ麺のソースに小ライスと半熟卵が入って、また新たな気持ちで楽しめる〆のごはん。
おいしいんだけど、元々の麺がかなりボリュームがあるので、リゾットまでいくとかなりお腹いっぱいになりますね(汗

美味しかった~。確かにユニークな店でした。
聞くところによると、最近マルちゃんとのタイアップでピザソバがカップ麺化もされたようですね。

こういう味、ときどき思い出したように食べたくなるんだよなあ。
そのうち強烈な吸引力に引かれてまた大井町まで来てしまいそうな気がする。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:つけ麺 | 大井町駅下神明駅西大井駅

投稿者 B : 22:00 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2017/07/20 (Thu.)

松重ゴローの原点!?下北沢「みん亭」

先週我々が富津への聖地巡礼の帰りにアクアラインの渋滞にハマっていた頃、TBS では松重豊さんがロシアまで餃子を食べに行くドキュメンタリーという無茶な特番(ぉ)が放送されていました。これもひとえに『孤独のグルメ』の影響と言えそうですが、松重さんと言えば 1~3 月に放送されていたドラマ『バイプレイヤーズ』でもシェアハウスでしょっちゅう餃子を焼いているという焼くどころ役どころで、すっかり「餃子好きキャラ」が定着してきた感があります。
しかしてそのルーツは、まだ駆け出しの頃に中華料理屋でバイトをしながら生計を立てており、そこで餃子を焼いていた経験が今でも生きているから、というのは最近のドラマ関係のインタビューやラジオ番組等でよく語られるところ。そしてその店はまだ健在ということで、それは行ってみるしかない!と下北沢まで足を運んでみました。

みん亭(珉亭)

みん亭

この、ものすごーく年季の入った中華料理屋「みん亭」がそれ。松重さんが上京して間もない頃ということだから少なくとも 35 年前には営業していたことになります。
そしてこの店で松重さんと同日にバイトに入ったのが元ブルーハーツ(現クロマニヨンズ)の甲本ヒロトさんであり、そこから現在まで親友と言える関係が続いているというのはなかなか深い話。また松重さんにこのアルバイトを紹介したのが俳優仲間の梶原善さん、というのもすごい話です。さすがは演劇と音楽の街、下北沢。

みん亭

ガラスケースには「世界で 3 番目にうまい」の文字。「○○で 2 番目にうまい」という看板はときどき目にしますが、「世界で 3 番目」というのは珍しい。何かと思ったら、1 番目はあなたのオフクロの味、2 番目はおやじのスネの味、だとか。なんだか親父ギャグみたいな話ですが(笑)、とりあえず暖簾をくぐります。

みん亭

店内はカウンターがメインで周囲に二人掛けのテーブルがいくつか。もう壁から何から油汚れで茶色くなっているのが渋い。カウンターの上に貼られた無数の色紙も茶ばんで読めないくらい。ものすごい年季の入り具合です。
35 年前は、あのカウンターの中で松重さんが餃子包んでたんだろうなあ。

みん亭

メニュー、なかなかリーズナブル。それに「冷やし中華一年中やっています」がいいじゃないですか。
それにしても、ラーメン系だけでもたくさんあるんだなあ...迷っちゃうじゃないか。「バンジー」って何だろう?

いかんいかん、メニューの森に迷い込んでしまうところだ。

みん亭

とりあえずビールでも飲んで落ち着こう。
そうそう、こういうところのビールは生じゃなくて瓶なんだけど、むしろそれがいい。

みん亭

で、まずは餃子から。焼けるのにちょっと時間がかかるだろうと思っていたら、ビールとほぼ同時に出てきました。早い!
でもこのパッと食べてパッと行ける街の中華屋さんらしい感じ、悪くない。

みん亭

これがかつて松重さんも包んでいたという餃子か~。
オーソドックスながらボリューム感があって、しかもニンニクがしっかり入ったパンチ力ある餃子!これ、酢や醤油をつけなくてもいけちゃうかも。

なるほど、なるほど。こういう感じか。
これはビールに合いすぎる。

みん亭

続いてチャーハン。ラーメンにしようかチャーハンにしようか選べないなあ...と迷っていたら、おあつらえ向きの「ラーチャンセット」というのがあったので、すかさず頼んでみました(笑

それにしても...赤い。こんなチャーハン、見たことないぞ。
チキンライスって感じでもないし...この赤、なんだ?
よーく見ると肉がなんか赤いし、これチャーシューの食紅がチャーハン全体に浸透してこの色になってるのか!

見た目に驚いたけど、味はごく真っ当な中華屋さんのチャーシュー。おいしいです。

みん亭

そして、ラーメン。ラーチャンセットはラーメンもチャーハンもハーフサイズですが、今回は追加料金で通常サイズのラーメンをもらいました。

こちらはチャーハンとは違って見た目からしてスタンダードなラーメン。
そうそう、こういう店構えの中華屋にはこういうラーメンを期待しちゃうわけですよ。

みん亭

澄んだ中華スープは後引くうま味のある、やさしい醤油味。
そこにツルツル啜れてしまう柔らかめの細麺がちょうどいい。

すっごく特別なわけではないけれど、飽きの来ない等身大の味。
最近の私が好きなのは、こってりした「ラーメン」よりもこういう懐の深い「中華そば」の味なんですよ。

一見無骨そうなんだけど、実は細かく気を配ってくれる店員さんたちの姿もいい。
西麻布の赤のれんに続いて、松重さんのルーツに触れられた気がしました。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:ラーメン | 下北沢駅池ノ上駅東北沢駅

投稿者 B : 22:56 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2017/06/15 (Thu.)

西麻布 赤のれん

珍しく博多ラーメンを食べに、西麻布まで行ってきました。

赤のれん

赤のれん

『孤独のグルメ Season6』の番宣で松重豊さんが何かのテレビ番組に出ていた際に、福岡出身の松重さんが「上京してきてからも、博多の味が懐かしくなると西麻布の『赤のれん』まで食べに行った」という話をされていたので、機会を見つけて食べに行こうと思っていたのでした。これもある種の聖地巡礼と言えるのかもしれません。
六本木から西麻布交差点へと続く坂の途中にあるしぶーいお店。今までも何度も前を通ったことはあるけれど、渋すぎて気に留めたことがありませんでした(笑。

赤のれん

店内は、これまた最近のラーメン屋とは雰囲気の異なる、歴史を感じる構え。年季の入ったカウンターには日本酒と焼酎が並び、カウンターでは表情に年輪を刻んだ大将が黙々と仕事をしています。テーブル席ではラーメンを食べに来たというよりも飲みに来たような雰囲気の団体客がいたり、ああここはラーメン屋というよりも一種の憩いの場なんだなあ、というのを感じます。

赤のれん

メニューはこんな感じ。味噌ラーメンもあるけどここはとんこつ一択でしょう。あとはトッピングとサイドメニューが悩ましいところ。キャベツ塩昆布やつまみ盛合せをアテにビールをチビチビというのにも惹かれるなあ。

赤のれん

というわけで、まずは水餃子からいただいてみました。ラーメン屋で焼き餃子ではなく水餃子、というのは珍しい。
小ぶりでもっちりとした水餃子にすり胡麻がたっぷりかかっていて、これは香ばしくてコクがある。

赤のれん

博多の味といったら明太子も外せないところ。ただラーメンのトッピングに明太子を入れると味のバランスが変わってしまうので、あえて明太子ライスにしてしまいましたが、餃子、ラーメン、ライスってとんだ炭水化物祭りを開いてしまった(;´Д`)。トッピングの明太子、別添えにしてもらえるか訊いてみてもよかったか...。

赤のれん

そしてこちらがとんこつらぁめんなのですが、結局トッピングを選びきれずに「盛合せめん」を頼んでしまう優柔不断(汗。明太子以外のトッピングがほぼ一通り入っている感じですかね。

赤のれん

とんこつと言えば白濁したスープを連想しますが、ここのは濁っているけどあまり白くない。やや茶色っぽく濁ったスープで、今まで食べてきたとんこつとは印象が違います。長浜ラーメンのようなくさみはないし、濃厚なんだけど重ったるくないスープ、これおいしい。脂っこい豚骨醤油系が苦手になってきた私でもおいしくいただけます。
また丼の左下に乗っかっているのはなんとザーサイ。ザーサイ入りのとんこつラーメンなんて初めて食べたけど、これが意外にもおいしい!おおお、こんな組み合わせがあったとは。

赤のれん

博多ラーメンらしい細麺に濃厚なスープがよく絡んで、これは気に入った。完全に今まで食べたことがないラーメンのはずなのに、でもどこか懐かしくホッとする味。
このお店、元々は博多で「とんこつラーメン発祥の店」のひとつと言われている店の暖簾分けらしく、この懐かしさはオリジナルであればこその感覚なんだろうなあ。

おいしかったです。六本木近辺でラーメンが食べたくなったら、また足を運ぼうと思います。

関連ランキング:ラーメン | 六本木駅乃木坂駅広尾駅

投稿者 B : 22:58 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2017/02/22 (Wed.)

『孤独の中華そば「江ぐち」』と「みたか」

『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之先生のエッセイのひとつに『孤独の中華そば「江ぐち」』という作品があります(正式にはエッセイではなく小説らしい)。

久住昌之 / 孤独の中華そば「江ぐち」

孤独の中華そば「江ぐち」

もともとは 30 年以上前、久住さんが 26 歳のときに書いた本らしいですが、その後絶版と復刊を二度繰り返し、三度目の刊行が行われたのが 2010 年。『孤独のグルメ』が最初のドラマ化をされる前のことですが、その時点では既に知る人ぞ知る存在になっていた『孤独のグルメ』から引用する形で復刊版のタイトルがつけられたのでしょう。

この「江ぐち」というのは、三鷹にかつて実在したラーメン店のことで、三鷹生まれの久住さんが若かりし頃に日常的に通っていたお店とのこと。なんたってこんな本を勝手に出したり、久住さんのバンド・スクリーントーンズで勝手にテーマソングまで作曲してしまうくらい思い入れのあったお店のようです。この本が三度目の刊行を行われた年に閉店してしまったそうですが、本書ではその「江ぐち」の在りし日の思い出が生々しく綴られています。

孤独の中華そば「江ぐち」

といっても、エッセイの内容は久住さんと悪友たちが店員に「タクヤ」「アクマ」「オニガワラ」などという渾名を勝手につけていた話とか(それも「タクヤ」は顔が久住さんの弟に似ているから、というしょうもない理由だったりする)、基本的には大学生のだらしない日常の話と、そこから脱線(しかもかなり話題が飛ぶ感じで)した話ばかり。それでも久住さんや悪友たちがお店の様子をよーく観察し、そこから妄想を膨らませたり、自分なりの「食べ方の流儀」にこだわったりするあたりが『孤独のグルメ』の原点なんだなあ...というのがとてもよく分かるエッセイになっています。

まるでドラマの「ふらっと QUSUMI」コーナーで隣の席に座って久住さんの飲み話を聞いているような、スクリーントーンズのライブで久住さんの脱線だらけの MC を聞いているような、そんな感覚が文章を読んでいても感じられます。私は紙の本を読んでいて吹き出してしまうことってまずないんですが、この本は数ページに一度くだらなすぎて吹く(笑。

孤独の中華そば「江ぐち」

このエッセイの中でも「お店のカウンターの中で店員が険悪なムードだと、料理が全くおいしく感じられない」という話をつらつらと書いていたりして(ちなみにこのエピソードは「江ぐち」のことではなく脱線した他の店の話)、漫画『孤独のグルメ』に登場したアームロック回のような経験が本当に許せないんだなあ、というのがよく分かります。
でも基本的には全編にわたって馬鹿話と妄想と脱線が繰り広げられていて、久住さんが食事している間の頭の中を覗き込んでいるような感覚。

で、先日たまたま仕事で三鷹方面に行く用事があり、しかも帰りが半端に遅くなってしまいました。南東京の住人としては中野よりも西、というのは妙に遠くて、これは帰るまでもちそうもない。仕方ない、この辺で何か入れていくか...と考えました。三鷹周辺は久住さんのホームグラウンドだけあって『孤独のグルメ』では原作、ドラマともに登場している町だし、私も何度か聖地巡礼に訪れています(全くの余談だけどコンビニ回では跡地の写真を撮るためだけに三鷹まで行った)。
お茶漬けの「みさと」は昨年末に閉店してしまったらしいけど、久しぶりに「」に行くかなあ...というところまで逡巡したところで、この店のことを思い出しました。

中華そば みたか

「江ぐち」と同じ場所で、「江ぐち」の若手職人が、「江ぐち」の店舗を居抜きで使って、「江ぐち」の味を受け継いだ店をやっている、という話。
確かに三鷹駅の正面の道を少し歩いたところのビルの地下に、そのお店は入っていました。

中華そば みたか

中華そば みたか

階段を降りると真正面にある「中華そば みたか」。これがその「江ぐち」の後継店です。

近代的なビルの並ぶ三鷹駅前の地下に、ここだけ昭和がそのまま時間を止めているかのような空間が広がっています。
店内のレイアウトとか、調理器具の様子とか、本当に久住さんのエッセイに書いてあったそのまんまで、ちょっと笑みがこぼれてしまうほど。

中華そば みたか

とりあえず一日の仕事が終わったところなので、瓶ビールで自分にお疲れさま。
でもラーメン屋でガッツリ飲んじゃうのも粋じゃないと思い、小瓶にしてみました。

中華そば みたか

で、ラーメンをいただく前に久住さんなら軽くつまんでから本丸に行くんだろうなと思って、「竹の子」をツマミにいただいてみました。
ここが普通のラーメン屋だったら「メンマ」あるいは「シナチク」と呼ばれるところだろうけど、この店では「竹の子」。噛み応えのあるメンマに大量の白ネギ、それにラーメンの醤油だれが絡んで、これはいいツマミだ。焼豚(チャーシュー、ではなく、チャシュー)にも心惹かれたけど、これは竹の子で正解だったかも。

中華そば みたか

そしてメインはチャシューメン。ツマミを竹の子でガマンしたので、ラーメンにはガッツリチャシュー。
この店、普通のラーメンが 450 円、このチャシューメンでも 700 円。イマドキそこらのラーメン屋ならチャシューメンで 1,000 円取る店もザラにある中で、この値段は嬉しい。

中華そば みたか

スープは澄んだ色の昆布だし&野菜系。カウンター内の寸胴鍋で人参や玉葱、キャベツなんかがゴロゴロ煮込まれた、見るからに美味しそうなスープ。
味は自己主張が強すぎず、ややスッキリめのやさしい味。初めての味なのにどこか懐かしい、昭和を思い起こさせるスープです。
最近の私はガッツリ豚骨とか煮干しとかよりも、こういうシンプルな醤油スープのラーメンこそ食べたいと思います。

チャシューはしっかりと味がついているけど、あまり脂っこくなく飽きずに味わえます。これもおいしい。
エッセイには、ツマミのチャシューはラーメンのと違って脂が冷めているのが「レーズンバター的な感じでツマミにいい」という話があったけど、確かにこのチャシューならそういう楽しみ方もアリだな。

中華そば みたか

麺は角張った形の自家製・中太ストレート。こういう麺を出す店ってあまり多くない印象だけど、こういう食べ応えある麺、けっこう好き。そしてこのスープならこの麺しかないだろうと感じる相性の良さ。飽きの来ない、いくらでも食べていられそうな中華そば。
この麺、見た目の印象どおりボリュームがあるようで、食べ終わった後にはけっこうお腹いっぱいになってしまっていました。

ここは美味しかったなあ...久住さんが毎週のように通っていたのも分かる気がします。
決してインパクトのある味ではないけれど、ジワジワと良さの分かる、毎日でも食べたくなるラーメンだと思います。自分で撮った写真見てたらまた食べたくなってきた。

今度三鷹に来る機会があったら、ツマミチャシューと五目そば、いってみようかな。

久住昌之 / 孤独の中華そば「江ぐち」

4895001342

関連ランキング:ラーメン | 三鷹駅

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2016/11/24 (Thu.)

五反田 刀削麺 西安飯荘

刀削麺が食べられる店って中華料理店でもそんなに多くないと思いますが、五反田には何故かたくさんあります。何店舗か食べ比べてみましたが、この界隈でいちばん美味しいのはここじゃないでしょうか。

刀削麺 西安飯荘

西安飯荘

飲食店の並ぶ雑居ビルの一角にある中華料理店。店名の枕詞に「刀削麺」と掲げているだけあって、刀削麺が売りの店です。
ちなみに右隣(東側)には「中国料理 東海酒家」。お隣同士で中華料理店、しかもお店の名前も「西安」と「東海」って狙って並んだんじゃないかと思ってしまいます(笑。

西安飯荘

お昼のメニューはとにかく刀削麺推し。刀削麺だけでかなりのバリエーションを誇ります。しかも冬季限定メニューまであって...迷わせるなぁ~。
面は大盛りに小盛り、セットからサイドメニューまであって、いろんな人の腹具合に応じて満たせる感じ。

西安飯荘

まずはメニューの冒頭に掲載されている「麻辣麺」からいってみましょう。
注文時に、中国人の店員さんから「パクチー、ダイジョブ?」とカタコトの日本語で尋ねられるので、パクチーが苦手な人は抜いてもらうことも、好きな人は増してもらうことも可能。
私はパクチーは並にしましたが...それにしても、スープがまるで地獄の釜のように真っ赤じゃないか。

西安飯荘

刀削麺だけあって、もっちりとした太麺。この麺のもちもち度合いが近隣の他店よりも秀でています。
スープはガツンとくる唐辛子の辛さに山椒の刺激も相まって、強烈なパンチ力。そろそろ寒くなってきましたが、それでもこれを食べると汗だくになれます。しかしこの存在感のある麺がその辛さをしっかりと受け止めて、辛さが癖になりそうなうまさにまとまっています。

ちなみにここの刀削麺、作っているのは人ではなくロボットです。生地を練っているのは人間なんでしょうが、切っているのは厨房に設置された刀削麺ロボ。最初、中で店員さんが刀削麺を切ってるな、どれどれ...と覗き込んだらロボットで、ついのけぞってしまったという(;´Д`)ヾ。この店に行ったら、このロボットは必見です。

西安飯荘

続いて担担麺。こちらは麻辣麺に比べると幾分マイルドで、胡麻の香りが効いていることもあって食べやすい。私の好み的にはもうチョイ辛くてもいいくらいですが、これなら辛いの苦手な人でも十分イケル味だと思います。

西安飯荘

麻婆麺。その名の通り麻婆豆腐が載った刀削麺です。
つい炒飯セットで頼んでしまいましたが、これはとんだ炭水化物祭りになってしまった。

西安飯荘

担担麺よりは辛いけど、麻辣麺ほど辛くない。辛さ的にはこれくらいが美味しく食べられるバランス点でしょう。
味としてはこれが好みなんだけど、ひたすら豆腐と刀削麺というのはちょっと抑揚に欠ける感じ。もう一ひねりあっても良かったかも。

西安飯荘

炒飯はとてもオーソドックスなタイプで、黄金色に光っているのがとても美味しそう。
なんですが...ちょっとオイリーすぎる気がします。もう少しパラッと仕上げてほしかったなあ。

西安飯荘

辛くない方面も試してみよう、ということでスペアリブ麺。

柔らかく煮込まれたスペアリブと、うまみが煮出された優しい味のスープがホッとします。これおいしい。刀削麺食べたいけど今日は辛いのの気分じゃないんだよなー、というときに迷わず選びたい。
でもこの店に来るとつい辛いの食べたくなっちゃうんですよね(笑

西安飯荘

そういえば餃子はどうだろう、と思って鉄板餃子も頼んでみました。
出てきたのはいわゆる「鉄鍋棒餃子」系の、薄皮パリパリで肉々しいタイプの餃子。

まあ美味しいんだけど...この店の刀削麺のレベルに比べると、普通かなあ。皮はポロポロ剥がれてくるし。
この店で普通の茄子炒めっぽい定食も食べてみたことはありますが、刀削麺以外はまあ普通なんですよね。刀削麺以外の中華なら近辺に他に美味しい店はいくらでもあるので、積極的に頼まなくてもいいかなあ、と思います。

西安飯荘

冬季限定の酸辣麺。刀削麺のスープに酸っぱ辛い「酸辣湯」を使ったものです。
私は酸辣湯も酸辣麺もけっこう好きでよく食べるんですが、ここの酸辣麺はあんまり辛くなくて酸味の方が前面に立っている感じ。このスープにこの太麺というのも、ちょっと間延びするなあ。スープがもっと辣味寄りか、麺が縮れ系の中華細麺なら(それじゃ刀削麺屋じゃなくなっちゃいますが)良かったのに。個人的には他のレギュラーメニューのほうが好きかな。

店員さんは基本的に中国人で接客は雑だけど(笑)、刀削麺の味には間違いがない店だと思います。中華系の辛いのが好きなら、迷わずオススメ。

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投稿者 B : 23:40 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2016/11/02 (Wed.)

宮城県石巻市のサバだしらーめん

「さぁ頼んだぞ、軽トラ号」

軽トラ号

今回の東北編聖地巡礼では、劇中と同様にレンタカーを利用しました。とはいえ、時間の都合でドラマのように石巻でレンタカーを手配していては周り切れなさそうだったため、仙台のレンタカー店で借りてクルマで巡りました。ただ、仙台のレンタカー店では軽トラを貸し出していなかったため、写真の日産ノートを「軽トラ号」と名付けて運用(ぉ

※注:さっきビールを飲んじゃいましたが、運転は同行の某氏(シラフ)にお願いしています。いずれにしても私は十年以上ペーパードライバーだから怖くて運転できない(笑

ただ、それだけではちょっとつまらないと思い、

くるまや本舗

実際にドラマに登場したレンタカー屋にも巡礼してきました(ぉ
しかしここ、劇中ではまるで駅のすぐ近くにありそうな描写なのに、けっこう離れてるんですね。駅横にもレンタカー屋があるんだからそこで借りれば良いのに、撮影許可が下りなかった的なアレですかね。

ちなみにお店には軽トラのレンタカーは見当たりませんでした(ぉ。でも劇中で走っていた軽トラは「わ」ナンバーだったので、実際に貸し出しているものと思われます(笑

...さて。

今回の聖地巡礼で、ここだけは外せないと思っていた場所がありました。
それが、ここ。

女川港

女川港を望む駐車場で、ゴローちゃんが黙祷を捧げていた場所。ここと同じ場所で自分たちも黙祷を捧げ、同じアングルの写真を撮りたかったのです。
Season2 のジャケ写ロケを思い出しながら、事前に Google マップでロケ地を特定して(笑)ほぼ同じ構図で撮影。ドラマでは足場か何かを使って少し高いアングルから撮影されていたようで、実際に撮れたアングルが少し低かったのが残念ですが、それでも満足。

この場面で井之頭五郎が祈りを捧げていたのは、震災の犠牲になった人々への哀悼か、復興に身を捧ぐ人々への感謝と激励か、それとも時に脅威となる自然への畏怖か。あるいはその全部かもしれませんが、まだ震災の傷が癒えないこの港の光景を前に、自然と自分も祈りを捧げたい気分になりました。

女川港

だって、このフェンスから下を覗き込むと、この状況ですよ。
関東で生活している分には震災の影響を感じることはもう少ないけど、少なくともここはまだまだ復興の途上。この辺り一帯が丸ごと津波に呑まれてしまったことを思うと、涙が出てきそうになります。
さらにこの右手には慰霊碑と献花台があって、さすがにその写真を載せることは躊躇われます。津波に呑まれる前の風景写真も飾られていて、目の前の光景との対比が、あまりにも重い。

女川港

道中にも、津波の被害を受けて解体された商店街のアーケードだけが残っていたり、震災の生々しい痕をまだ目にすることができます。
仙台から石巻~女川とクルマで移動してくる間じゅう、土木作業用の大型トラックがあちこちを走っていて、震災から五年半が経ってもまだ復興のための作業が続いていることを感じます。

震災からこれまで、気仙沼までボランティアに行った方やその後に津波被災地を旅してきた方のエントリーを読んでそれなりに知った気になっていましたが、少し時間が経過したとはいえ自分の目で現地の様子を見る、という経験は全然違いますね。自然の力の前に人間はあまりに無力なことと、それでも人が力を合わせることでまた前に進めること、自分が家族や世の中のために何をしなくちゃならないかとか、重々しい気分の中でもいろんなことを考えました。


閑話休題。

レンタカー「軽トラ号(ぉ」に乗って、女川から石巻まで戻ってきました。
北上川のすぐ近く、昔ながらの商店街の中に、その店はありました。

食堂きかく

「サバだし」というインパクト。煮干系のラーメンは都内にも数え切れないほどありますが、サバというのは初めて聞きました。
女川でさんざん海鮮丼やら穴子天やらを食べた後に「締めラー」としてこのラーメンを発見する井之頭五郎、おそるべし。

食堂きかく

食堂きかく

いかにも創作ラーメンとか B 級グルメ系だから新しめの店なんだろう、と思っていたら、お店はもう何十年も前からこの地で構えているであろう歴史ある食堂でした。
我ながらちょっと東京のラーメン観に染まりすぎていたなあ、と反省。

ともかく、別腹の寄り道、いただきます。

食堂きかく

店内も本当に古き良き地元の食堂。実際に地元のおじいちゃんおばあちゃんの憩いの場になっているようです。
でも、びっくりするほどいろんな人のサインが貼られていて、昔から知る人ぞ知る有名店だったんだろうなあ。

女川からクルマを飛ばしてきて、14:00 閉店のところ 13:30 頃に何とか到着できました。計算上はけっこうギリギリでしたが、今回の旅程はとことん運がいい。

食堂きかく

「ずるびきあんかけグルメ」って、何だそれ!?

サバだしラーメンってだけでもインパクトあるのに、それに負けず劣らず気になるワード。
調べてみたら、このあたりに伝わる「ズルズルと汁をすすり、あんかけのとろみが糸を引く」という郷土料理のことらしい。
ポスターにもいかにも郷土料理っぽい写真が並んでいて心惹かれるけど、ここは初志貫徹だ。

食堂きかく

というわけで、本命はもちろんサバだしラーメン。

食堂きかく

このサバだしに関するうんちくがこちら。
へえ、けっこう手間をかけて作ってるんだなあ。サバっていうといかにも青魚って感じの匂いが気になりそうなもんだけど、臭みがなく仕上がってるのかあ。

って、何故にフォントが古印体(笑
文章の理解を妨げる、絶妙なホラー感。どういうセンスなんだ...。

食堂きかく

待つこと数分、出てきましたよサバだしラーメン。

「サバだし」というイメージとは裏腹に、澄んだスープに焦がしネギ。
これはちょっと見た目からは味が想像できないぞ。

食堂きかく

まずはちょっとスープからいってみよう。

お~~~、そうなるか。
この味、好き。

確かに魚介系のコクのあるスープなんだけど、カドのないスッキリした味で、生臭さが全然ない。
サバのだしって、優しいんだ。

そこに絶妙に柔らか~く炊かれたチャーシューと、ドカンと存在感のあるサバのつみれ。
このサバつみれが、スープにないサバらしさを補って、サバだしラーメンを食べた感を味わわせてくれる。

食堂きかく

細くて喉ごしの良いストレート麺がまた、このスープによく合ってる。
まるで石巻の人々の素朴な優しさに触れたようなラーメンだ。

サバだしラーメン、逃がしたら後悔するとこだった。
うまいなあ、東北。

食堂きかく

ちなみに、店内ではこのオーディオ機器からずっと懐メロがかかっているんですが、間にちょいちょいサバだしラーメンのテーマ曲が挟まれる謎演出。しかもこのテーマ曲、何パターンかあるし。
他のお客さんも含め、ちょうどサバだしラーメンが出てくるタイミングに限ってプロレスの入場曲よろしくテーマ曲が流れてくるとか、そんなん吹くに決まってるやろ(;´Д`)。

食堂きかく

ついでに、ゴローちゃんが他のお客さんが頼んだのをガン見していたソースカツ丼もいただいてしまいました。
ただのソースカツ丼と思いきや、これが今まで食べたどんなソースカツ丼とも違う斬新さ。

まず衣が、パン粉以外に何を使っているのか分からないけど、とんかつとは思えないほどサックサク。
ソースも普通のソースではなくサバだしを使ったソースとのことで、まるで鰻のタレのような深みのある味。
肉はしっとり柔らかい。

これ、ノーマークだったけどすっごく美味しいです。俺の中のソースカツ丼観が天地ごとひっくり返った。

食堂きかく

てっきりメインの後のおまけの一皿だと思っていたら、なんのなんの。これだけでドラマのレギュラー回一本分くらい作れてしまいそうな、実に奥の深い店でした。

宮城出張編、どの店も本当に美味しかったし、楽しかった。
きっとまた遊びに来ようと思います。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

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※Blu-ray BOX には「真夏の東北・宮城出張編」は収録されていません

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投稿者 B : 22:56 | Gourmet | KODOGURU | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2016/04/10 (Sun.)

京都 新福菜館

京都に来たら何を食べようかな、と考えたんですが、そう言えば京都に縁の深い丁稚さんオススメのラーメン店があったな、というのを思い出して、足を運んでみました。

新福菜館

新福菜館

京都駅からけっこうすぐの立地。隣も「第一旭」という有名ラーメン店らしく、しのぎを削っている感じ。写真では第一旭のほうが大行列、新福菜館は混んでないように見えますが、私が行ったとき(写真は退店時に撮影)は新福菜館のほうにも第一旭ほどではないけど行列ができていました。どちらもこの界隈では有名な老舗とのこと。

新福菜館

店内は、いかにも古き良きラーメン屋、という雰囲気。「菜館」というくらいだからもう少し中華料理店然としたお店かと思ったら、むしろ「中華そば」のお店なんですね。
店外から店内へと都合 10 分ほど並んで、カウンター席につきました。

新福菜館

頼んだのは「肉多目」、つまりはチャーシュー麺ですね。他のお客さんは「竹入り」を頼んでいる人がけっこう多いようでしたが、へええ、メンマを「竹」と呼ぶのかあ。

さておき、このラーメン。スープがかなり濃そう。色だけでいったら富山ブラックに通ずるものを感じます。

新福菜館

しかしスープを一口飲んでみると、富山ブラックとは全然違う、塩辛さはなくてむしろさっぱりとしたやさしい味。醤油の深みだけがうまく引き出されています。
チャーシューは、脂身少なめだけど柔らかくて、ラーメンに入っているのにはこれくらいがちょうどいい肉らしさ。肉多目だけあって遠慮なくドカドカ入っていて、食べ応えがあります。薄切りなのも、スープがよく浸みていい感じ。

新福菜館

麺は中太のストレート麺。こういう深みのあるスープには、これくらいしっかりした麺がよく合います。
京都のラーメンといえば天一くらいしか知らなかったけれど、ほかにもこういう世界が広がっていたのか。これは美味しいわ。

新福菜館

ついでに「ヤキメシ」(炒飯)もいただいてみました。
きれいに丸く盛られた、真っ黒い炒飯。たぶんラーメンと同じ醤油がたっぷりと使われているんでしょう。

こちらは、ラーメンスープとは対照的に、醤油の味がしっかりと出た濃口の炒飯。
ああ、これはこの炒飯を食べながらラーメンのスープを飲む、というのが正しい食べ方なんだな。

新福菜館

持ち帰り!そういうのもあるのか(お約束

いやあ美味しかった。隣の店の行列っぷりを見たときにはむしろそっちにすれば良かったかな、と思ったけど、いざ食べてみて迷いは断ち切れました。
これは確かにハマる味。関東にも支店がいくつか出ているみたいなので、近くに行く機会があれば立ち寄ってみようと思います。

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投稿者 B : 22:31 | Gourmet | Ramen | コメント (2) | トラックバック

2016/03/26 (Sat.)

らーめん山頭火 旭川本店

旭川最後の食事は、やっぱりここ。

らーめん山頭火

らーめん山頭火 旭川本店

旭川ラーメンを全国区にのし上げた有名店「山頭火」の本店です。山頭火といえば、昔は関東でも恵比寿くらいにしかお店がなくて(恵比寿店は現在は閉店)、かつてラーメンオタだった頃にわざわざ一時間くらい行列に並んだほどの人気店でした。それが今では国内外問わずあちこちにお店ができて、特に並ばなくても入れるようになってしまったけど、それでも美味しいことには変わりがありません。
その山頭火もどうやら本店はひと味違うらしい、という話もあり、旭川に来たからには食べてみたいじゃないですか。

本店は、昔はもう少しひっそりとあったそうですが、現在は駅前の一等地にきれいな店舗として立っています。

らーめん山頭火 旭川本店

店内は清潔感があるけど、思ってた以上に普通。入口にはわざわざキャリーバッグ置き場も用意されていたりして、観光客の定番コースになっている様子がうかがえます。
もうちょっと感慨深いものがあるかと思っていたら、はるかにフツーだったのでちょっと肩透かし(笑。

らーめん山頭火 旭川本店

ランチタイムには俵おにぎりとお新香のサービスがあります。
おにぎりは一人二個までとのことでしたが、ちょっと遅めに行ったら一人一個分しか残っていませんでした。まあ残っていただけラッキーと言えます。

らーめん山頭火 旭川本店

ラーメン屋に来るとつい頼んでしまう餃子。
これもまあ普通だけど、餃子がウリの店ではないので無理は言えない(笑

らーめん山頭火 旭川本店

待つこと数分、ラーメンの登場です。
特選とろ肉らーめん(塩)。やはり本店に来たからには、王道中の王道で攻めないと。

ここのラーメンは塩、醤油、味噌、どれも甲乙つけがたいけど、あえて選ぶなら最もシンプルな塩でしょう。

らーめん山頭火 旭川本店

とろ肉らーめんは具が別盛りで出てきます。

とろ肉、メンマ、きくらげ、なると、ネギ、そして小梅。旭川のラーメン全てに小梅がついてくるわけではないようですが、山頭火の影響か、旭川系を名乗るラーメン店では小梅が出てくること多し。

らーめん山頭火 旭川本店

ここのラーメンは、麺もいいけどスープが主役。
塩と言いながら、中華系の塩スープとは全然違って、豚骨系白湯を塩味でやさしく仕上げています。
インパクトというのとは真逆の、じんわりと染み込むような味わいが嬉しい。

らーめん山頭火 旭川本店

具がわざわざ別皿で出てくるのには意味があります。「とろ肉」というだけあって、脂身が絶妙な加減で、これを素ラーメンに載せるとスープの熱で脂がとろけて、絶品にうまい。
普通のラーメンに入っているチャーシューとはまた違ったおいしさがあります。

らーめん山頭火 旭川本店

ああ、美味しかった。
東京の山頭火と味が違うかと言われると、大して変わらないような気はします。でも、それは裏を返せばどの店舗でも品質が統一できているということでもあります。
それでも、氷点下の旭川で食べる山頭火の塩らーめんは温かく、これが誕生した地だからこその味わいがありました。

旭川、楽しかったなあ。きっといつか、また来よう。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 23:10 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2016/02/11 (Thu.)

長岡生姜醤油ラーメン 青島食堂

長岡出張ではあまりゆっくりできませんでしたが、お昼はご当地ラーメンをいただいてきました。

青島食堂

青島食堂

ご当地ラーメン、例えば富山ならブラックラーメンが有名ですが、長岡はこの青島食堂の生姜醤油ラーメンが一番有名らしい。近年は東京・秋葉原にも進出しているとのこと。私は最近アキバに行くことも減ったので、存在は知っていたものの行ったことがなかったんですが、アキバ店に行く前に本場長岡のお店に行く機会に恵まれました(と思ったら、アキバ店はどうやらあと 10 日ほどで無期限休業するらしいですね)。
お店は「曲新町店」となっていますが、実質的にはここが本店。向かい側にも製麺所を兼ねた「宮内店」があり、ここが総本山であることを感じさせます。

いかにも古き良きラーメン店といった風情の店舗、メニューは「青島ラーメン」と「青島チャーシュー」のそれぞれ並盛りと大盛りしかありません。ライスとか餃子とかさえない潔さ。これが長岡ラーメンの本場の矜持でしょうか。

青島食堂

というわけで、私が食べたのは青島チャーシューの並盛り。見た目からして王道、超オーソドックスな醤油ラーメンのルックスをしています。が、ただの醤油ラーメンではなく、スープからは生姜の香りがふわっと漂ってきて、食欲をそそります。味も見た目どおり「昔ながらの中華そば」的なあっさり系だけど、とてもコクがあって飲み始めたら止まらない感じ。
麺も見た目には変わったところがないけど、自家製麺だけあってしっかりした歯ごたえがあって美味しい。スープとの相性も抜群。チャーシューは脂身少なめでとても柔らかく炊かれていて、これも私好みな方向性。

豚骨よりもシンプルな醤油か塩がいい最近の私的には、かなりストライクなラーメンでした。この日の長岡はドカドカ雪が降ってくるような天候だったけど、生姜のおかげか、食べた後には身体の内側からぽかぽかしてくる感覚がありました。この生姜は、雪国に生きる人の知恵だったのかもなあ。

ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 23:59 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

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