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2015/02/04 (Wed.)

大手町の博多とんこつラーメンライス缶詰付き

「この辺、店というものが全然ない」

大手町

週刊「SPA!」の今年の新年早々の発売号に、漫画『孤独のグルメ』の第 29 話がいきなり掲載されていました。ドラマの放送開始前とかのタイミングではなかったので意表を突かれましたが、その聖地は東京・大手町。最近の漫画版の聖地は都心が続いていて、巡礼的にはありがたいです。

とはいえ、今回のお店は大手町といっても山手線の東京~神田間のガード下。ただでさえ何もないところに、今は工事中ということでさらに閑散としており、お昼時であっても歩いている人がほとんどいません。東京駅の至近でこれだけ人が少ないというのも、逆に貴重かも。

そのガード下をどんどん歩いて行き、工事エリアをようやく抜けたところに、お店を発見しました。

大手町ラーメン

大手町ラーメン

こんなところにポツンとラーメン屋。
誰が来るんだろう...?

と思ったけど、そこはお昼時の大手町。店外にはサラリーマンが 5 人ほど、列をなしていました。

大手町ラーメン

博多とんこつラーメンか。
トンちゃん、しばらく入れてない。

中が見えない、勇気のいる店。
旨い店か、ガッカリ店か。

大手町ラーメン

10 分ほど並んで入店。店内も、基本的にサラリーマンだらけ。
この辺の勤め人のご用達か。

ラーメンは食券制だけど、店内に貼られているメニューには夜用のつまみっぽい品が揃っていて、そそられる。
ははぁん、夜は飲み屋モードになるのか。

とりあえず食券を買って、カウンターに着席。
オーダーはもちろん「初志貫徹」、ぶれることなく博多とんこつラーメン敢行!

大手町ラーメン

おや、この缶詰...サンマのみそ煮、これ好きなんだけど。
聖地巡礼だからってのもあるけど、魚のみそ煮とか蒲焼きとかの缶詰め、実はかなり好物。

「すいません、この缶詰、食べることできますか」

大手町ラーメン

というわけで注文は、五郎's セレクションどおりのとんこつラーメン・半ライス・さんまのみそ煮缶セット。
ランチタイムは半ライスか替え玉サービスのところ、もちろん半ライスを選択。

よしよし、缶詰が加わったことで完全食になったぞ。

大手町ラーメン

とんこつラーメンはかなりオーソドックスな雰囲気ではあるけれど、一般的なとんこつラーメンよりも大ぶりなネギの存在が豪快さを感じさせます。
それもそのはず、ここの看板メニューはとんこつよりもむしろ、二郎インスパイア系の「スタミナラーメン」らしく、そのスタミナラーメンと共通のネギがスタミナっぽさを醸し出しているようです。

大手町ラーメン

見た目はちょっと豪快だけど、味はちゃんとオーソドックスなとんこつラーメン。
変にアレンジせず基本に忠実に作られたとんこつラーメン、という感じ。だが逆にそれがいい。

うーー久しぶり、やっぱりうまい。

大手町ラーメン

そしてさんまみそ煮缶。ちゃんとお皿に盛って出してくれました。
くっ。缶のままでもいいのに。

でもこの安ウマ感、外じゃなかなか食えないよ。
缶詰でこその家おかず感!白いご飯に合いまくる。

ふふ、酒飲みの肴で飯を食うのって、なんか痛快。

大手町ラーメン

こうなるといろいろアレンジしてみたくなってくるわけで。

レンゲで掬ったご飯に今度はサンマのかけらをのせて、あとベニショー。スープにひたして...。
うまい。これもありだな。

薬味。ラーメン。ラーメンの具。
飯・缶詰。組み合わせ無限、まさに自由自在!
うん、楽しいよこれ!

大手町ラーメン

ゴローちゃんはこの上さらに替え玉を頼んだ挙げ句食べきれずに残していたけど、私はここで打ち止め。
もうちょっと食べられたかなという気もしつつ、食べきれずに残すのもそれはそれで農耕民族のプライドが許しません。

ともかく、ごちそうさまでした。

大手町ラーメン

いやあおいしかった。ラーメンも良かったけど、これは缶詰がキモだな。

また来る機会があったら、次はスタミナラーメン、試してみようかな。

SPA! 2015 年 1/13・20 合併号

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投稿者 B : 23:56 | Gourmet | KODOGURU | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2015/01/14 (Wed.)

さんまラーメン 生粋

久しぶりに池袋に行く用事がありまして。お昼どきだったので、何を食べようかな...と西口近辺をうろうろしていたら、そういえばラーメン好きの知人が「池袋の駅近ならここが一番うまい」と言っていた店があったな、というのを思い出して、足を運んでみました。

創新麺庵 生粋 池袋本店

さんまラーメン 生粋

西口ロータリーを越えてすぐの、飲食店やらホテルやら風俗店やらがごちゃっとまとまっているエリアにあるラーメン店。11:30 開店という食べログ情報を見て開店時間に行ってみたら、まだ仕込みが終わっていなかったという(笑。

お店の脇で少し時間を潰して開店を待ち、一番乗りで入店しました。

さんまラーメン 生粋

入口で食券を買って着席。

店内には、芸能人のサインがズラリと。かなりの有名店なんですね。

さんまラーメン 生粋

頼んだのは、「上生粋正油」。醤油に塩、つけ麺とバリエーション豊富でちょっと迷ったけど、こういうときは券売機の左上のメニューがこの店そのものを表しているはずだ、という信念に基づいて選択。
上と並の違いはどうやらグレードではなく、トッピングの量のようです。上がいわゆる全部乗せ。

この店の売りは何かというと、スープの出汁をサンマから取っている(!)というところ。煮干し系のラーメン店は星の数ほどありますが、サンマとは珍しい。

さんまラーメン 生粋

もしかしたら生臭いのかな、と危惧していましたが、そんなこともなく煮干し系スープよりも全然臭みのない、柔らかい味のスープでした。焼いたサンマをそのままスープに凝縮したようなうまみが特徴ですが、サンマの風味に頼っているわけでもなく、サンマを軸にいろんなものをじっくり煮込んだ和風ブイヤベースとでも表現したくなるような、手の込んだうまさ。

さんまラーメン 生粋

麺は一見普通だけど、スープに対して自己主張するのではなく、スープのうまみをしっかりと受け止める優等生的な存在です。
しっかり濃い味のチャーシューと、黄味がトロトロの煮玉子もどちらもうまい。煮玉子は赤ワインで煮てあるそうで、ラーメンにワイン煮玉子は気取りすぎだろうと思ったら、全然そんなことはなく、このスープにはこれしかないと思えるうまさ。

ここはちょっと期待以上の満足度でした。池袋はラーメン激戦区の一つだけど、今度からはここだな。

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投稿者 B : 23:30 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2014/12/18 (Thu.)

かれー麺 実之和

ここのところいろいろ起きていますが、懲りずに料理写真を載せていきます(ぉ

かれー麺 実之和

先日、珍しく仕事で六本木に行くことがあったんですが、見事にお昼を食いっぱぐれまして。おやつの時間が過ぎた頃にようやく暇ができたので、遅い昼食を取ることにしました。

でも、ランチタイムを思いっきり過ぎてディナータイムの仕込みの時間だというのにやっているお店もあまりない。六本木といえば久々に豚組食堂もいいなあ、と思ったけど、この日はなんかちょっと探索したい気分。ちょっと探してみたら、六本木交差点からそう離れていないところにあるじゃないですか、面白そうな店が。

実之和 六本木店

かれー麺 実之和

店内は昭和を模した居酒屋という雰囲気。ちょっと作った感じの昭和感だけど、まあそんなに嫌いじゃない。

ディナータイムは鍋がメインの居酒屋みたいですが、名物の「かれー麺」は昼夜問わずいただけるようです。また、赤坂や青山、新宿御苑前にも支店がある模様(本家は千葉のお店らしい)。

かれー麺 実之和

一口に「かれー麺」といっても、いろいろあるんだなあ。

その場で食べログで調べてみたら、普通のかれー麺はけっこうマイルドらしいと分かったので、辛味好きとしては「赤いかれー麺」の辛口大盛りを注文。「ランチタイムはごはんが無料でつけられますが、どうしますか?」と聞かれたので(なんと 17 時までランチタイム扱い!)反射的に「あ、お願いします」と言ってしまうのが自分の悪いところ(´д`)。

かれー麺 実之和

出てきました。...こんな感じなのかー。

かなりとろみのあるカレースープに、しゃぶしゃぶ用っぽい豚の薄切り肉と青ネギが載っかっています。もっとスープカレーっぽいサラサラした感じかと思ったら、カレーうどんと同等以上のとろみあるスープ。これはちょっと意外でした。

かれー麺 実之和

このスープがまた、とろみがあることでもう全然冷めない!食べ終わるまで全く冷めなかったと言っても過言ではないレベルで冷めない。しかも、辛口がかなり辛い。カプサイシンの働きを直接感じるストレートな辛さで、辛い物好きの私でも堪えるレベルで辛い。熱いと辛いのダブルパンチで、最初の一口が胃に到達した瞬間、全身から汗が噴き出してきます。

かれー麺 実之和

麺はかなりコシのある中太麺。パンチのあるカレースープに存在感のある麺の組み合わせ、かなり食べ応えあります。本気で熱いし辛いけど、これはうまい。

ただ、どこまで行っても熱くて辛くて逃げ場がないのが、ちょっとつらい(泣

かれー麺 実之和

〆はごはんを投入して、カレーおじや。ごはんをスープに浸け込むとまた逃げ場がなくなっちゃうので、少し白いところを残していただきます(笑。
麺大盛りは、空腹状態でも「もう入らない」となるくらいのボリュームだったので、並で十分だったな。そしてごはんなしでも良かったくらい。

おいしかったけどちょっと辛すぎたので、後日再訪して普通のかれー麺をいただいてみました。そしたら、辛さは少し物足りないけど、カレーのコクの深さがよく感じられて、全体のバランスは辛口よりもノーマルのほうがさすがに整っていますね。そして熱いのは相変わらずで、食べた後はこの寒いのにコートを脱いで外を歩きたくなるレベル。

これはなかなか良いお店を見つけたかも。六本木方面での食事処の選択肢に加えておきたいと思います。

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2014/12/11 (Thu.)

恵比寿 おおぜき中華そば店

恵比寿のこんなラーメン屋さんに行ってきました。

おおぜき中華そば店

おおぜき中華そば店

恵比寿の例の神社のほぼ真ん前にある中華そばのお店。「ラーメン」でも「家系」「二郎インスパイア」とかでもない「中華そば」のお店、というのがなかなかいい。

最近、すっかりラーメンを食べ歩かなくなってしまったので、今人気のあるお店がどこかもよく分からないのですが、この落ち着いた感じの外観に、私の本能が「ここは当たりに違いない」と告げています。

おおぜき中華そば店

中華そばのお店だけど、とりあえずビールから。当然ヱビスビールですよ。しかも、ジョッキが凍っているのが素晴らしい。冬でもビールはこれくらいキンキンに冷やしておいて欲しい派です。

おおぜき中華そば店

麺は大きく分けて四種類。中華そば、にぼしそば、白湯そば、つけそば。こういうお店は煮干し系スープがおいしいことが多いけど、やっぱり一番オーソドックスなのが一番の自信作のはず。店名にもなっているんだから間違いない、ということで、ワンタン中華そばをいただいてみました。

見た目は超普通の中華そばでしたが、チャーシューメンでもないのにチャーシューがガッツリ入っているのが嬉しい。

おおぜき中華そば店

スープはダシがよく効いた、あっさりだけど味はしっかりした、筋の通ったスープ。歳を取ったのか、近年は豚骨とかよりもこういうダシ系のスープのほうが落ち着くようになってきました。

麺は中細麺だけどしっかり食べ応えある感じで、歯切れも良く、麺自体がおいしい。なかなかポイント高い。

おおぜき中華そば店

こちらは私が頼んだものではありませんが、にぼしそば。スープを一口だけ味見させてもらったところ、煮干しの濃厚な香りが立っていて、これはこれでハマる味。これなら白湯はどんな味なんだろう、とちょっと試してみたくなりました。

軽すぎず重すぎず、飲んだ後の〆の一杯にもちょうどいい感じ。基本がしっかりした中華そばなので、日々食べても飽きが来なさそうです。日替わり限定で創作系中華そばも出しているようなので、たまに通っていろいろ食べ比べてみたいかも。

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2014/11/02 (Sun.)

中国ラーメン 揚州商人

以前からちょっと気になっていた中華料理...というか、中国ラーメンのお店に行ってみました。

中国ラーメン 揚州商人

中国ラーメン 揚州商人

経験的に「こういう店構えの中華料理屋はうまい」というイメージがあってですね。機会があったら入ってみよう、と数年前から思いつつ、なんかチャンスがありませんでした。でもたまたま近くに来る予定があったので、お昼ごはんがてら訪店。
チェーン展開しているお店だとは知っていたんですが、改めて調べてみたら首都圏に 30 店舗くらい出店しているみたいですね。

メニューは基本的に中華麺系。その中華麺だけでもかなりのバリエーションがあって、目移りします。平日夜と休日には居酒屋的に麺・飯以外の中華料理もやっているよう。お店の雰囲気が良くて、明け方までやっているので、ちょっと飲みがてら来ても楽しそう。

中国ラーメン 揚州商人

麺はかなり迷いましたが、担々麺にしてみました。担々麺好きとしては、これがうまいかどうかである程度の評価が決まります。いかにも辛そうな「激辛担々麺」というのもあったけど、激辛系は麺やスープ自体の味が分からなくなっちゃうので、とりあえず普通の担々麺。

中国ラーメン 揚州商人

麺はもちもちした食感の細麺。中華系のラーメンでは私が最も好きなタイプの麺で、これはまさにストライク。それに濃厚な胡麻のスープがよく絡んで、辛味もそれなりにあって、後引くうまさ。うん、この担々麺は私的には合格点。
ちなみに麺は細麺のほかに刀削麺ならぬ刀切麺(とうせつめん)も選べるようです。担々スープには細麺のほうが合うでしょうが、今度来る機会があったら別のスープで刀切麺も食べてみたいところ。

中国ラーメン 揚州商人

飯物も、ということで最近のイチ押しらしかった「揚州スープ炒飯」というのもいただいてみました。
オーソドックスなチャーハンを、これまたオーソドックスな中華スープに浸したようなもので、うまみとコクがしっかり出ているのに食感はあっさりした不思議な味の炒飯でした。これもなかなか、ハマる味。

中国ラーメン 揚州商人

餃子もオーソドックスで、うまし。

他には娘が食べていたごく普通の正油ラーメンも一口食べてみましたが、これもまた、昔ながらの...なんだけど、日本のラーメン屋の味とは少し違う、正統派中華という味わいで、うまい。日本のラーメンとの違いはなんなんでしょうね、胡麻油の使い方が違うのかな...?

チェーン系の中華というと紅虎餃子房が思い浮かびますが、あちらはもはやどこにでもあってファミレス的位置づけになってしまっています(おいしいからたまに行くけど)。それに対して、このお店はちょっとした穴場を見つけた感覚。他にいろいろ食べてみたいメニューも多いし、また機会を見つけて立ち寄ってみようかと。

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2014/07/15 (Tue.)

これは担々麺ではない!元祖ニュータンタンメン本舗

きっかけはこのエントリーでした。

元祖ニュータンタンメン本舗 〜 ニンニクがお好きなアナタに: 丁稚のテニス雑記帳

丁稚さんの blog にときどき取り上げられるグルメネタは、まさに「男のガッツリ飯」というものが多く、空腹中枢に毎度直球を投げ込んできます。今回も、担々麺好きとしては見逃せない。調べてみたら、都内にも唯一蒲田に支店があるじゃないですか。というわけで、行ってみました。

元祖ニュータンタンメン本舗

元祖ニュータンタンメン本舗

JR/東急蒲田駅と京急蒲田駅のちょうど中間くらい。羽田空港への行き帰りに何度となく前を通っている場所ですが、今まで完全にノーマークでした。このあたりは、いろんな飲食店がごちゃっと立ち並んでいるエリア。最近の流行りでいうと、「俺のやきとり」「俺の焼肉」はこの斜向かいにあります。

先客を見ると、学生さんからおじさんまで、基本的には「男の店」という感じ。店内に入ると、中には食欲をそそるニンニクの匂いが充満していました。

元祖ニュータンタンメン本舗

メニューには炒飯や餃子をはじめとした中華系の品もありますが、店内を見回す限りニュータンタンメン以外を食べている人は見当たりません。
で、ニュータンタンメンはシンプルに辛さを選ぶだけ。辛さのレベルはひかえめ/普通/中辛/大辛/めちゃ辛とあるけど、辛い物好きの私の経験上、こういう店では普通~中辛くらいが辛さとうまみのバランスがちょうどいいことが多い。めちゃ辛がどれくらい辛いか挑戦してみたい気もしつつ(笑)、まずはお店の味が分からないと、というわけで順当に中辛をオーダー。

元祖ニュータンタンメン本舗

はいドン!出てきましたよこれがニュータンタンメンの中辛。

担々麺というと、通常は胡麻ベースの辛いスープに麺、挽肉、青梗菜といった組み合わせがスタンダードですが、このニュータンタンメンは見るからにそれとは異なる佇まい。真っ赤なスープに溶き卵が浮いていて、私の脳が「これは担々麺ではない」と言っています(ぉ

元祖ニュータンタンメン本舗

この赤いの、もろに唐辛子。もう見ているだけで全身の穴という穴から汗が噴き出してきます。

でも、これはこれで妙にうまそうだぞ...。

元祖ニュータンタンメン本舗

麺はコシのある中太麺。通常の担々麺ならば私は少し固めのストレート細麺が好きなんですが、それとは違う方向性です。

でも、食べてみるとこのスープにはこの麺しかないだろう、という相性の良さ。これは細麺だとスープに負けちゃうわ。見ての通り、麺には唐辛子とニンニクの破片がびっしり絡みついてきます。
スープは確かに辛いけど見た目ほど辛くなく、ニンニクを軸としたうまみがしっかり感じられる辛さで、確かに中辛にして正解。このニンニクのパンチの強さを超えるラーメンは、二郎およびそのインスパイア系くらいしか存在しないんじゃないか、というほどのニンニクスープです。明日ゼッタイにおうんだろうけど、今はそんなことどうでもいいや!と思えてしまう、後ひくニンニク味。具は溶き卵が目立っていましたが、その中に挽肉も隠れていました。

元祖ニュータンタンメン本舗

麺の量がそれほどでもなかったので、スープがずいぶん余ってしまいました。そこで小ライスを追加するわけです。
小ライスといっても普通にごはん一膳分くらいあるので、このライスとともに再びこのニンニクスープと対峙します。食べ方はもちろん、

元祖ニュータンタンメン本舗

ライスをそのままスープに投入!そうすると、あっという間に辛子ニンニク卵粥が出来上がります。これがまた...麺ではこのスープ本来のうまみを受け止め切れていなかったんじゃないか、というくらいにライスがスープをよく吸って、うまーい!麺はむしろこのための前座だったのではないか、とすら思えてきてしまいます。これはいい。ライスをさらにおかわりしたくなるレベル(笑。

ハッキリ言って、これは担々麺とは違う「ニュータンタンメン」というジャンルの料理なのだと思います。例えば、中華料理を知らない人が初めて中国に行って担々麺に感動して、日本に帰ってから手に入る素材だけで何とか同じようなものを作ってみたらこうなった、という感じでしょうか(笑。担々麺とは全くの別物だけど、これはこれで一つのカテゴリとしてアリ。これ、時々むしょうに食べたくなる類のやつや。

私がお店を出た直後にブレスケアを 10 個ほど口に放り込んだのは言うまでもありません(ぉ。翌日人に会う予定があるときには絶対に食べられないけど、それでも食べたくなる魔力を秘めていると思います。

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2013/09/19 (Thu.)

東京都品川区東大井の冷やし中華(の消滅)とワンタンメン

「ああ、こういう雰囲気、落ちつく。『なっちゃった』的な昭和レトロというか」

大井町

順調に消化してきている『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】。前回に続き、今回もちょっと番外編的なお店を攻めてみたいと思います。舞台は第 21 話「東京都品川区東大井の冷やし中華とラーメン」に登場した大井町。このエピソードはまだ単行本化されておらず、私もちゃんと読んだことがあるわけではありません。が、大井町は私も縁の深い街。ドラマ『孤独のグルメ Season3』来週の最終回の舞台が大井町だから、というわけではありませんが、Web で断片的に知れる状況から、聖地周辺を訪れてみることにしました。

東急大井町線の改札がある、大井町駅西口。駅から出てすぐのところの路地が、いかにも昭和って感じの飲食店街になっています。

大井町

しかし...井之頭五郎が冷やし中華からのラーメンを決めた中華料理店「朋友」(劇中では「明友」)は、『孤独のグルメ』掲載後しばらくして閉店してしまったようです。跡地は、見事にこの通りの赤ちょうちんが似合う立ち飲み屋さんになっていました。こういう雰囲気の立ち飲み屋、いいじゃないか。

そして、この店の隣、振り返ったところにあるのが、あまりの行列にゴローが諦めてしまったという大井町の有名店「永楽」。

中華そば 永楽

中華そば 永楽

有名店のラーメン食べようと思って行列にげんなりし、付近にある別の中華料理屋に入る...というのは、『孤独のグルメ』においてはもう王道パターンなのでしょうか。

実はこの店、私が昔大井町でバイトしていた頃によく食べに来たお店のひとつです。当時から、夜はともかく昼はたいてい行列ができるほどの有名店。
この日は行列こそできていなかったものの、食事どきということもあって店内はほぼ満席でした。

中華そば 永楽

おっと...隣にあった店だけじゃなく、ここにも冷やし中華があるのか。そうかそうか、そうなれば話は違う...と言いたいところですが、この店はワンタンメンが定番中の定番。ここはブレずに、ワンタンメン一択だ。さすがに冷やし中華からのラーメン、というゴローばりの離れ業を披露する勇気はありません(笑

中華そば 永楽

カウンターの上にある、この自家製の辣油がいいんですよ。唐辛子が沈殿していていかにも辛そうだけど、ただ辛いだけじゃなくて深みのある辛さがいい。餃子だけでなく、ラーメンにかけてもイケます。

中華そば 永楽

というわけで、まずは餃子から。ここはラーメン屋じゃなくて中華料理屋なので、こういう餃子とか、炒飯とか、野菜炒めとかも美味しい。この餃子はギュッと凝縮感のある、小ぶりでパリッと焼き上がった餃子で、自家製辣油との相性抜群。

中華そば 永楽

しばらく待って、ワンタンメンが出てきました。

これこれ、これですよ。

中華そば 永楽

香ばしい焦がしネギがたっぷり入った醤油ベースのスープに、もやしたっぷり。黒いけど、富山ブラックとはまた全然違うラーメン。
見た目も含めて渋谷の「喜楽」によく似ています。でも、喜楽のほうはどちらかというとラーメン屋らしいラーメン、という雰囲気なのに対して、永楽は「中華料理屋のラーメン」。その違いは何なんでしょうねえ。

中華そば 永楽

そしてこのワンタンがたっぷり入ってるのがうれしい。箸やレンゲで黒いスープの中をまさぐっていくとまだまだ出てくる、というくらいにたっぷり。ここはチャーシューメンよりもワンタンメンのほうが、満足度高いような気がします。

中華そば 永楽

麺は細めのストレート平打ち麺。この麺がとてもつるっとしていて、喉ごしがいい。食べ応えのある太麺もいいけど、記憶の奥底にあるラーメンの食感ってこんなだったよな、というのを思い起こさせてくれます。

やっぱり、こうフーフーしながら麺をすすっちゃ熱い汁飲むのが楽しいんだよね。

昔よく来ていたときの記憶だと、この店は日によってなのか作る人によってなのか、けっこう味に当たり外れがある印象でしたが、この日は「当たり」。自分にとっては昭和っぽい懐かしさに加えて、学生時代の懐かしささえ呼び起こされて、じんわり和んでしまいました。

ごちそうさまでした。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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2013/09/12 (Thu.)

東京都渋谷区渋谷百軒店の大盛り焼きそば(の消滅)とチャーシューメン

「ふう...ここはもう俺のくる場所じゃないな。俺がちょっと飯を入れていくような店ってもうないのか?」

渋谷

渋谷。学生時代には毎週のように遊びに来た街だったが、最近はすっかりご無沙汰、乗り換えくらいにしか使わなくなっちゃったなあ。まさに「ここはもう俺のくる場所じゃないな」が、私の気持ちにぴったりくる。大学卒業と同時に卒業してしまった街、とでも言うのか...それくらい、自分にとって世代が違う街になってしまったなあ、という感じ。人混みにまみれた雑多な場所、という点では、まだ新宿や池袋のほうがしっくりくる。

渋谷

そんな渋谷を今回わざわざ訪れたのは、他でもない『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】のため。ハチ公口から 109 を過ぎて道玄坂を登る途中、一本脇道に入ったこの通りが、『孤独のグルメ』単行本旧装版の表紙に描かれた場所なんです。

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「道頓堀劇場」とか書かれてるから、てっきり大阪にあるものとばかり思ってました...。

ともあれ、この場所から振り返ったところにあるのが、第 18 話「東京都渋谷区渋谷百軒店の大盛り焼きそばと餃子」の舞台になった、大芽園(作中では「大河苑」)。

大芽園跡地

...のはずが、今やもう閉店して、違うお店になっていました(シャッターが降りていたのでこの店も営業しているかどうか不明)。
『孤独のグルメ』でこの店のエピソードが描かれたのは、ちょうど私がよく渋谷に遊びに来ていた頃。当時はこの店もまだ健在だったのでしょうが、さすがに学生だったのでこういうオジサンくさい漫画も読まなかったからなあ(笑

まあ、閉店しているのが分かっていて行ったわけですが、今回はむしろその隣にある、井之頭五郎が食べなかった「あのストリップ劇場の向かいに一軒うまいラーメン屋」に入るつもりで来ました。

喜楽

喜楽

このラーメン屋、ゴローも言うとおり渋谷では有名な老舗のラーメン店で、この日もお昼どきには店外に行列ができていました。
このお店の存在は知っていたものの、道玄坂のこの界隈って怪しいお店やラブホテルが建ち並んでいて、どうも近寄りがたかったんですよね。こういう機会でもなければ、来ることはなかったかもしれません。

喜楽

行列はあってもラーメン屋なのでさすがに回転が速く、10 分ほど待って着席。二階席に通されて、ほどなくして注文のチャーシューメンがやってきました。

醤油ベースの、シンプルなラーメンです。

喜楽

厚切りにされた、いかにも肉ってチャーシューが、とても食べ応えあります。最近はとんこつラーメンとか家系ラーメンとか、中に入れるのもチャーシューじゃなくて角肉だの、そういうのが流行っていますが、私にはぐるっと回ってこういうシンプルなチャーシューメンがいいんですよ。チャーシューの縁の下の力持ち、たっぷりもやしのシャキシャキした歯応えが、チャーシューといい連携プレーを生み出しています。

喜楽

麺はストレートの太麺。食べ応えのある太さと、喉ごしのバランスがちょうど良くて、麺そのものの味もいい。

スープは醤油だけど、焦がしネギがたっぷり入っていて、実に深みのある味。表面に油がたっぷり浮いているのでギトギトしているかと思ったけど、食べてみると意外なほどあっさりしています。最近、こってりしたラーメンが食べられなくなってきた私には、これくらいが嬉しい。

この、奇をてらってない醤油味。やっぱり、ここに帰ってくるんだ、日本人は。

喜楽

大芽園の代わりに、ついでに餃子もいただいてみました。

うん、こういうタイプか(ぉ
ここの餃子は、取り立てて特徴もないけれど、いかにも昔ながらのラーメン屋の餃子、という感じで、この醤油ラーメンにとてもよく合っていて、美味しい。ラーメン自体にけっこうボリュームがあったこともあって、かなりお腹いっぱいになりました。

混んでいるけど、渋谷でごはんを食べる機会があるなら、まず選択肢に入れておいて間違いはない店。そういう名店だと思います。

ごちそうさまでした。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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2013/05/17 (Fri.)

博多一幸舎

博多に来てまだ食べていないものがあったので食べなきゃ!と思って。

そう、明太子をまだ食べてなかったんですよ。

で、お昼にどこかで食べられそうなところは...と探してみたけど、間違いなく置いてありそうなのはとんこつラーメン屋くらいしか思い浮かばない(笑

博多一幸舎

博多一幸舎

というわけで、またとんこつラーメンです(ぉ

でも、こちらはもろに博多ラーメン。普段のそれも昼間に食べるなら、やっぱり臭みもクセも少ない博多ラーメンのほうが良いですよね...という私は間違いなく東京の軟弱者です(ぉ

明太ごはんが食べたかったので、ラーメン+餃子+ごはんがセットになった「博多セット」1,000 円。元祖長浜屋のラーメン単品 400 円と比べると、こういう値段のほうが博多ラーメンの相場だなあ、と感じてしまう私はやっぱり間違いなく東京の軟弱者です(ぉ

博多一幸舎

まずはラーメンから出てきました。この小ぎれいに盛りつけられたどんぶり、今やこういうのがとんこつラーメンのイメージですよね...。長浜ラーメンの無骨さも良いけど、やっぱりこういうのが出てくると安心します。

スープの表面一面に浮かんだ気泡にちょっと驚きますが、これは脂分が泡化したもの、とのこと。スープをレンゲで口に運んでみると、とんこつを凝縮したような濃いうまみが広がって、これはおいしい。固めで頼んだ麺の歯ごたえもいい。付近にあった中から適当に選んだお店だったけど、ここで正解だったようです。

博多一幸舎

そしてごはん。明太子に刻みねぎと海苔が載っていて、想像していたよりも手の込んだ明太ごはんでした。ああ、やっぱり俺は博多に来て明太子の刺激を求めていたんだ...!

博多一幸舎

餃子はかなり小ぶり。博多ではこの一口餃子がスタンダードなんでしょうか。
パワフルなとんこつラーメンと明太ごはんのパンチがあるので、餃子はこれくらい軽めでちょうどいい感じ。

でも、やっぱりとんこつラーメンをいただくなら、これはやっとかないといけないでしょうってことで、

博多一幸舎

替え玉どーん!再び固めでいただきます。
二杯目は、テーブルの上に置かれていた辛子高菜と生姜を投入。ここ、紅生姜じゃなくて白い生姜なんですね。色あい的には紅生姜のほうが映えるけど、これはこれで。

二日連続でとんこつラーメンなんて、いつぶりだろう。でも、久しぶりに美味しいとんこつラーメンを食べて、満足。しばらく積極的にラーメンを食べに行っていなかったけど、ちょっと都内で美味しいお店を探してみようかなあ。

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2013/05/16 (Thu.)

とんこつラーメン 元祖長浜屋

博多に行ったらやっぱりとんこつラーメンは食べてこないといけないでしょう、というわけで、ちょっと無理して食べてきました(ぉ

とんこつラーメン自体はもう東京でも当たり前に食べられるもので、一風堂も一蘭も都内ではそんなに珍しくありません。ラーメン大好きだった二十代の頃なら博多出張と聞けば小躍りしていたかもしれませんが(笑)、歳のせいか?最近ラーメンに燃えないんですよね。でも、でも本場の味はちょっと違うんじゃないか、と思って、元祖と言えそうな店を探してみました。

元祖長浜屋

元祖長浜屋

来てみたのは長浜鮮魚市場すぐそばの「元祖長浜屋」。博多に来たのは初めてな私でも、「博多ラーメンと長浜ラーメンは別物」という話くらいは耳にしたことがあります。東京でも普通に食べられる博多ラーメンじゃなくて長浜ラーメンを食べてみようと思い、ちょっと足を延ばしてみました。

店構えはちょっと変わった感じで、ラーメン屋というよりは小学校の頃に見学に行った給食の工場というか、なんだかそういう無骨さを感じさせる店舗でした。しかも、すぐ裏手には「元祖長浜」と「元祖長浜屋台」という類似店が軒を連ねていて、こういう老舗にありがちな元祖・本家争いの生々しさを感じます(;´Д`)。

元祖長浜屋

ともあれ、食券を買って店内へ。

一応夕食を済ませた後なので(ぉ)ここはオーソドックスにラーメンを。一杯 400 円って安くないですか!さすがは本場。

注文したら速攻で出てきました。

元祖長浜屋

今まで食べてきた「とんこつラーメン」とはずいぶん違う見た目。スープの表面にこれだけ油が浮いているのはむしろ横浜の家系ラーメン(あれもとんこつ醤油系なので、派生型のひとつなんでしょう)に近い印象。そして、店内に漂う強烈なとんこつの匂い。これだけ匂いが強いラーメン店は今まで経験したことがありません。

元祖長浜屋

博多とんこつラーメンの特長である細いストレート麺。「ふつう」で頼んでもちょい固めで出てくるのが長浜流なんでしょうね。ちょっと歯ごたえがあってうまい。
スープのほうは、店内に充満するとんこつの匂いに象徴されるように、ちょっとクセのある風味で、塩味強め。まあ市場の近くで漁師さんをはじめとするガテン系がかっ込んでいく食べ物、なら自ずとこうなるでしょうね。食べる前は強い匂いにやられてちょっと引き気味でしたが、食べ始めると妙にクセになりそうな後引き感があります。チャーシューも、塩味強めの薄い細切れ肉で、これは白いごはんが欲しくなるな...。

元祖長浜屋

半分ほど食べたところで、テーブルに常備されていた紅生姜と胡麻を投入。最初から紅生姜を入れないあたり、完全にじゃんがららぁめんに調教されていてすみません(ぉ
でも、この紅生姜と胡麻がとんこつのクセのある風味をちょうどいい具合に中和してくれて、こっちのほうが美味しくいただけますね。最初から入れておけば良かったかな。

市場の近くという立地柄か、他のお客さんはサラリーマンからタクシーの運ちゃん、ちょっとやんちゃしてそうな若者など、なかなか人間模様が交差する感じ。回転も速くて、さすがは本場だけあって流行ってるんですね。

十年前ならともかく、さすがに今の私が毎日食べたいと思うものではありませんが、それでも疲れたときとか飲んだ後とかに無性に食べたくなりそうな、強い個性をもったラーメンだと思います。思い出したらまた唾液が分泌してきた(笑

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投稿者 B : 22:00 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック