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2012/07/26 (Thu.)

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM 絞り値による描写の変化をみる

13917-2969-282791

少し間が開きましたが、シグマ 50mm F1.4 EX DG HSM のレビューを続けます。

今回は、一つの被写体を絞り値を変えながら撮影して、描写の変化を見ていきます。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ]
F1.4、1/2500 秒、ISO100

まずは開放から。何枚か撮影した中からチョイスした一枚なので、ピントが合っていないわけではないと思うのですが、ピントが合いきっているのかいないのか分からない程度に柔らかい、悪く言えば緩い描写です。おしべから花弁のあたりまではまるでソフトフォーカスレンズのようなふわっとした描写で、こういう画があまり好きではない人もいるでしょう。まあ F1.4 のレンズに開放からカリカリシャープな描写を期待するのも無理な話だとは思いますが。あとは、前回開放で撮影した作例の中には遠景ならば開放でもビシッと描けているものもあったので、レンズと被写体との距離関係によるものもあるのかもしれません。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ]
F1.8、1/1250 秒、ISO100

それでも、ほんの F1.8 まで絞っただけで、おしべの輪郭がずいぶんシャープになってきました。背景のボケの大きさを考慮すれば、これ以上絞らなくても全然使い物になると思います。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ]
F2.8、1/640 秒、ISO100

F2.8。オニユリの花弁全体までシャープに描けてきました。いっぽうで F1.8 に比べてボケが少しうるさくなってきた印象で、主題を際立たせるほうをとるか、主題のシャープさをとるか、という選択になってきます。個人的にはもう少し背景のボケを滑らかにしたいので、背景の種類や主題との距離にもよりますが、F2~2.5 くらいのバランスが良さそうでしょうか。背景が細かい花でなければ、F2.8 でも十分すぎると思います。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ]
F4、1/250 秒、ISO100

F4、このあたりからはもう完全に安心して見ていられる画質です。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ]
F5.6、1/160 秒、ISO100

F5.6 まで絞るとオニユリの花全体がかなりシャープに描かれています。花弁の輪郭あたりに微妙に偽色っぽいものが出ているのが、気になると言えば気になるかな。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ]
F8、1/80 秒、ISO100

F8。大口径単焦点でここまで絞ることは稀でしょうが、風景を風景として撮るならこのくらいでも。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ]
F11、1/40 秒、ISO100

F11。被写体がこれだけ近いと、ここまで絞ってもパンフォーカス気味にはなりません。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ]
F16、1/15 秒、ISO100

最小絞りの F16。F5.6~8 あたりと比べるとピント面の先鋭さがむしろ劣って見えますが、回折現象の影響ですかね・・・。

ということで、細かく解説するよりも画像で比較したほうが早いと思うのでここまでにしますが、このレンズの傾向はなんとなく見えてきたような気がします。個人的には F1.8~5.6 あたりが常用かな。

シグマ / 50mm F1.4 EX DG HSM (キヤノン用)

B0018ZDGAC

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SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM レビュー
SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM まずは自由作例から

13917-2969-282791

投稿者 B : 21:00 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2012/07/17 (Tue.)

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM まずは自由作例から

13917-2969-281686

レビュー用にお借りしているシグマ 50mm F1.4 EX DG HSM、なかなか試す時間が取れていないのですが、とりあえず週末の猛暑の中、少し撮影に行ってきました。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ]
F1.4、1/8000 秒、ISO100

まずは大口径レンズということで絞り開放から。さすがに 50mm F1.4 となるとピントがシビアすぎて、微妙に合焦しきれていないように見えます(一応、紫陽花のおしべにピントを合わせたつもり)。私は絞り開放でこういう撮り方をすることはあまりないのですが、髪の毛一本ほどのピント面にビシッと合わせるのは風のある屋外だと難しいですね。
この写真はピントが合いきっていない感じではありますが、マクロ的な撮り方では絞り開放で合焦部付近が微妙に滲みっぽい描写になる?というのが少し気になったので、このあたりは追って検証してみたいと思います

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ]
F2.5、1/5000 秒、ISO100

しかし F2.5 まで絞ってみただけで、ここまでズバッとシャープに描いてくれるのだから驚きです。このカリッとした描写はいかにも近年のシグマレンズらしくて、非常に心地良い。ボケもふわっとしています。最短撮影距離 45mm、最大倍率 1:7.4 と、マクロ的に使えるというほどではありませんが、これくらいのサイズの被写体であれば十分に寄れると言って良いでしょう。

ただ、最短撮影距離付近では AF が「カカカカカカ・・・」と細かく迷うような挙動が見られたのが気になりました。ボディ(EOS 7D)との相性かもしれませんが・・・。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ]
F5.6、1/400 秒、ISO100

F5.6。ピント面のシャープさと、なだらかなボケの描写がとても気持ち良く、「こういう画が撮りたい」というイメージにしっかり応えてくれるレンズだと感じます。

陽の光を受け止める蓮の花の、ともすると白飛びしがちな花弁の微妙なグラデーションとか、真っ黒にベタ塗りされずちゃんと階調を保った暗部とか、このレンズの実力がよく出ているんじゃないかと思います。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ]
F1.4、1/3200 秒、ISO100

風景をあえて開放で撮ってみました。私はあまりこういう撮り方はしないんですが、風に揺れる花の接写よりもこういう中遠景静物のほうが開放撮影しやすいですね。ND フィルタがなかったので空は完全に飛んでしまいましたが、ソフトな背景の中にフワッと浮き出したかのような主題の描写とか、赤の鮮やかさとか、陰の沈み方とか、一瞬シグマではなくて愛用の Planar 50/1.4 で撮ったんじゃないかと錯覚しそうになった一枚です。こういう撮り方って案外面白いかもしれない。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ]
F11、1/60 秒、ISO160

グッと絞って F11 の山道。APS-C なのでレンズの四隅まで使い切ってないから、というのもあるかもしれませんが、隅々まできっちり解像しています。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ]
F4、1/60 秒、ISO200

私は大口径レンズでも F2.8~5.6 くらいを最も多用するんですが、やっぱりこのレンズもそのあたりがシャープさとボケ量のバランスが良くておいしい部分なんじゃないかと。でも開放から F11 あたりまで、少しずつ描写の性格を変えながらも、どの絞り値でも特に弱点なく、優等生的なレンズだと思いますね。シャープさ、ボケの素直さ、色乗り、どこを取っても大きな不満はなく、唯一の不満は大きくて重いことくらいじゃないでしょうか、というのが第一印象です。

次は同一被写体を設定を変えて撮り比べてみたりとか、使い勝手とか、そのあたりについてもう少し突っ込んでみたいと思います。

シグマ / 50mm F1.4 EX DG HSM (キヤノン用)

B0018ZDGAC

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SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM レビュー

13917-2969-281686

投稿者 B : 23:52 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2012/07/10 (Tue.)

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM レビュー

13917-2969-280855

みんぽすでレンズのレビュー用機材をお借りしたので、これからしばらくレビューを書いていきたいと思います。

シグマ / 50mm F1.4 EX DG HSM

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

シグマのレンズレビューは APO 50-500mm OS24-70mm IF EXAPO 70-200mm EX OS に続き、これで 4 本目。これまでレビューした中でも、APO 50-500mm OS は自分でも実際に買いましたが、毎度けっこうマジで自分で買うことを視野に入れた上でレビューしています。この 50mm F1.4 EX も、古い設計の製品が多い一眼レフ用の 50mm レンズの中に最新の設計で発売されてから非常に評価が高く、ずっと気になっていた一本。
私のメイン機は EOS 7D なので、APS-C で使うなら 30mm F1.4 EX DC HSM のほうが標準画角に近く(EOS 7D だと 48mm 相当)、先に買うべきレンズのような気もしますが、個人的には 80mm 前後の焦点距離のほうが使い慣れていることと、ちょっと試してみたいこともあって、50mm のほうを借用しました。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

鏡筒は最近のシグマレンズに共通するサラサラ塗装。すごく高級感がある、というわけではありませんが、安っぽさはありません。EX レンズであることを示すゴールドのリングと「EX」ロゴが、通常グレードのシグマレンズとは一線を画しています。
レンズの駆動は超音波モーター(HSM)搭載で、静粛かつ高速。当然フルタイム MF にも対応しています。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

私の手持ちレンズの中でも最もお気に入りの一本、コシナの Planar T* 50mm F1.4 ZS と比べてみました。50mm F1.4 というスペックでは同等ながら、サイズが二回りほども違うことに驚きます。まあ MF レンズと AF レンズを並べて比べること自体がナンセンスですが、それにしてもシグマの 50mm は大きいです。前玉のサイズも 50mm レンズにしては異様なほど大きく、周辺減光を抑えて絞り開放から実用になる画質を目指したのだろうな、というのが見てとれます。

ちなみに発売当時の ASCII.jp の記事で、キヤノンの純正 50mm レンズ三本(F1.2L USM、F1.4 USM、F1.8 II)と比較していますが、このシグマの 50mm はクラス上である EF50mm F1.2L USM に並ぶ大きさとなっているので、やはり 50mm F1.4 としてはかなり大きいようですね・・・。

ASCII.jp:シグマ VS キヤノン 標準レンズ4本勝負

まあ、それでも「前玉がデカいレンズを見るだけでよだれが出る」私のような人種にとっては、これはこれでイイ(ぉ

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

EOS 7D に装着してみたところ。EF40mm F2.8 STM あたりの佇まいとは対極にある存在感で、やっぱり中級機以上のボディにはこれくらいインパクトがあるレンズのほうが似合いますね。というか、やっぱりこうして見ると 50mm F1.4 というよりは 50mm F1.2 とか 85mm F1.4 と言われても信じてしまいそうな大きさです。前玉ハァハァ(*´Д`*)

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

鏡筒の長さはこんな感じ。やっぱり 50mm レンズとしてはかなり長いと思います。

ボディのレザートーン塗装とレンズのサラサラ塗装の質感の違いは人によっては気になるかもしれません。

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

付属のレンズフードを装着すると、さらに大きさが強調された印象になります。大口径レンズなのでできるだけフードをつけた状態で撮影したいところですが、逆にこれくらいレンズの存在感があると、この佇まいだけでいかにも良い写真が撮れそうな錯覚に陥りますね(笑。

取り回しが良いレンズではないので持ち出すにはちょっと気合いが必要ですが、これからいろいろ作例を撮りに出かけたいと思います。

シグマ / 50mm F1.4 EX DG HSM (キヤノン用)

B0018ZDGAC

13917-2969-280855

投稿者 B : 23:50 | Camera | DSLR | Minpos Review | コメント (3) | トラックバック

2012/03/14 (Wed.)

SIGMA 70-200mm F2.8 OS レビューのまとめ

13920-2969-269818

シグマ APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM のレビュー、まとめ編をお送りします。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

このレンズ、写りはいいし使用感もなかなか良かったのですが、いかんせん作例を撮りに行く余裕がなく。レンズはもう返却してしまい、追加撮影ができないのですが、そういえば以前のイベントで撮影した未公開ショットがたくさんあったなと思い、NAS をひっくり返して(いや、ひっくり返したら壊れかねないので、言葉のアヤですが)みました。

そしたら、以前はほぼ JPEG 撮って出しに近い状態で掲載していたんですが、改めて RAW 現像してみたら以前よりも満足いく写真になったじゃないですか。しかも、今回借用して撮った写真よりもよく撮れてるものが多い(笑)。スタジオ撮りだったとかカメラとレンズの個体同士の相性とかいろいろ理由は考えられますが、今まで掲載した作例よりもこっちのほうがレンズの真の性能を表しているかもしれません(^^;;

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM


[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
80mm(128mm 相当)、F5.6、1/10 秒、ISO160

モデルは紗々さん。最近私の周囲で人気が高まってきているので、今回の作例は彼女で行きます。別にページビューを狙っているわけではありません(ぉ
しかし 1 年ちょっとの間にグッと大人っぽくなりましたね・・・、と先日の横浜で撮影した写真と見比べて気がつきました。

これは当時も掲載したカットですが、JPEG 撮って出しだとけっこう盛大に白飛びしていたのが、改めて RAW 現像してやるとずっと良くなりました。風景などの場合はコントラスト高めに現像することが多いですが、最近、ポートレート系の現像はコントラストをピクチャースタイルのポートレートモードよりもさらに 1~2 段下げたくらいの画質が好みです。
肌の滑らかな階調表現も良いですが、髪の毛や睫毛の繊細な描写の仕方がこのレンズらしいところかな、と一通りのレビューをしてみた今改めて思います。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
80mm(128mm 相当)、F5.6、1/20 秒、ISO200

こういう描写を見るとやっぱりこのレンズは風景よりもポートレートに向いているんじゃないか、という気がしますね。シャープなんだけれど線が細くて柔らかい。色乗りはやや淡泊ですが、そのへんはカメラ側の設定や現像でどうにでもなるので、このくらいのレンズを買おうと思う人であればあまり問題にならないレベルだと思います。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
91mm(145mm 相当)、F2.8、1/40 秒、ISO100

絞り開放で、手前側の睫毛にピントを合わせてみた写真。浅めのピント面から外れて行くに従ってなだらかにボケていく、クセのないボケ味です。
ちなみにここに掲載している作例は、基本的にピクチャースタイル「ポートレート」から 1~2 段アンシャープマスクを強めにかけて、あとは露出とコントラストを適宜補正して現像したものです。ポートレートモードに少しシャープネス強め、コントラスト低めの設定で現像することが多かったので、EOS でこのレンズを使ってポートレートを撮るなら、あらかじめカスタムピクチャースタイルを用意しておいても良いかな、と思いました。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
76mm(121mm 相当)、F2.8、1/13 秒、ISO800

最初にこのレンズを触ったときの印象は「絞り開放から安心してズバッと撮れてしまうレンズ」というものでした。借用したレンズが開放ではピントが合いきらないことが多かったのは、レンズの個体差もあるかもしれませんが、野鳥や風景など静止していない被写体だったというのもありそうですね・・・。線が細いぶん、等倍で見たときに微妙なピンずれが気になるというのもあるかもしれません。でもピントが合った写真のゾクゾクするような立体感は、さすがナナニッパ。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
91mm(145mm 相当)、F2.8、1/60 秒、ISO100

えっと、だんだん作例を意識してというよりも自分が気に入った写真を現像しているだけになってきました(ぉ。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
157mm(251mm 相当)、F2.8、1/320 秒、ISO100

描写も良いんですが、やはり F2.8 のレンズはファインダを覗いているだけで楽しいもので、撮った写真を眺めていると、これを撮ったときのファインダの見え方を思い出してまた撮りたくなってくる魔力を秘めていると思います。F4 にはなかった、ファインダの中に主題がグッと浮き出てくる感覚。APS-C のボディでも十分感じられるくらいなので、このレンズをフルサイズで使ったらどんな感じなんだろうか?と想像せずにはいられません。あ、5D Mark III は少なくとも当面は買いませんよ(ぉ

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
86mm(137mm 相当)、F2.8、1/250 秒、ISO100

ということで、今 EF70-200mm F4L を持っていなかったとして、手元に 10 万円あったなら、私はこっちのナナニッパを買っていたかもしれません。スペック的にはキヤノンの EF70-200mm F2.8L IS II USM と比較すべきかもしれませんが、そういうレビューはあちこちにあるでしょうし、おそらく私のように「純正のナナニッパには手が出ないけど、レンズメーカーのものなら何とか。で純正の 70-200 F4 とどっちがいいか」という人は多いのではないでしょうか。性格の違うレンズなので一概にどちらを買うべき、という結論にはなりませんが、描写の傾向がハッキリと違うので、主に何をどう撮りたいかで自ずと答えは出るでしょう。
キヤノンにしろニコンにしろ 25 万円出せるなら迷わず純正の新型ナナニッパを買っておいた方が何かと後悔はしないでしょうが、そうでないならば、十分に検討に値するレンズです。シャープさや発色の傾向、全体的な扱いやすさまで含め、まさに「今のシグマを代表するレンズ」と呼べるのではないかと思います。

シグマ / APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM (キヤノン用)

B003HC8V9A

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投稿者 B : 00:28 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2012/03/07 (Wed.)

SIGMA 70-200mm F2.8 OS で風景を撮る

13920-2969-269109

シグマ APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM のレビューを続けていきます。

続いては、私がもっとも 70-200mm を使うシチュエーションのひとつ、風景写真。私は 70-200mm は風景かポートレート(モデル撮影というより子どもが被写体)に使うことが多いです。そういうシチュエーションでどんな画が撮れるのか?イマイチ天候も優れず、被写体に相応しい植物もあまり花開かないなか(泣)、苦労して作例を集めてきました。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
70mm(112mm 相当)、F2.8、1/200 秒、ISO100

とりあえず絞り開放、ワイド端で一発撮ってみた写真。キヤノン DPP での RAW 現像時にアンシャープマスクを少しだけかけていますが、それ以外は特にいじっていません。ごちゃっとしてしまいがちな構図ですが、さすが F2.8 だけあって背景は大きくぼけ、被写体がグッと浮き出てきています。
絞り開放で完璧にピントが来ていなくても、少しアンシャープマスクをかけてやるだけで驚くほどカリッとした画質が得られます。まあ何度も言うように、大伸ばしにしなければシャープネスをかけなくても全然問題ありませんが・・・。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
70mm(112mm 相当)、F5.6、1/100 秒、ISO200

これも以外と難しい、ワイド端遠景。細かい枝の描写ももやっとしたりパープルフリンジが出たりすることなく、無難に解像してくれています。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(320mm 相当)、F4、1/80 秒、ISO200

一転してテレ端で被写体を抜いてみました。こういうのは解放よりも F4 くらいのほうが個人的にはキリッとするので好きです。
水仙の花びらだけでなく、葉のピントが合っている部分のエッジがシャープに描写されていて好感が持てます。ただ同じ F4 ならキヤノンの EF70-200mm F4L のほうが印象的な画作りかな、という感想を持ちました。あれに比べるとシグマのこのレンズは、なんというか繊細な印象です。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(320mm 相当)、F2.8、1/500 秒、ISO200

こちらもテレ端、絞り開放。シャープネスは特にいじっていませんが、やっぱり花弁や雄しべのあたりにピントが合ってるならもう少しカリッとしてほしい感じですね。ピントが合っていないわけではないので現像で調整すれば改善するレベルですが。
やはり F2.8 はボケ量が大きいので、こういう散漫としがちな被写体でも主題を際立たせてくれるため、画作りがしやすいのは助かります。撮影時の天候が曇りだったこともあるのですが、このレンズは色乗りが淡泊な印象で、つい現像でちょっと濃いめに出してやりたくなります(上の画像は色相・彩度は特にいじっていません)。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(320mm 相当)、F5.6、1/100 秒、ISO200

AI サーボ AF で動体を追ってみました。まあ、そんなに速い電車でもないので、動体撮影のサンプルには適していませんが(笑、奥行きのある被写体に対するピント面の浮き上がり具合の確認にはちょうど良いんじゃないかと。
F5.6 まで絞っていますが、ボケの落ちていき方はとても自然で好ましいですし、画面全体にわたっての締まった印象がいいですね。ボディとの相性によるものかもしれませんが、F2.8 だとピントがイマイチに感じることも少なくないのに対して、F4~5.6 くらいまで絞ったときの画質は全体的にとても良好だと思います。このシャープさは「シグマらしさ」がよく出ていると言えるのではないえしょうか。

あとは参考までに絞り値ごとの描写の違いを見比べてみてください。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
168mm(269mm 相当)、F2.8、1/400 秒、ISO200

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
168mm(269mm 相当)、F4、1/200 秒、ISO200

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
168mm(269mm 相当)、F5.6、1/100 秒、ISO200

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
168mm(269mm 相当)、F8、1/50 秒、ISO200

やっぱり F2.8 時の背景のボケの大きさが印象的ですが、F8 まで絞ったときの樹皮のカリカリッとした描写も魅力的です。個人的には F4 くらいのバランスがやはり好きですが。
発色はもうちょっと淡泊に出るかと思ったら、これらの写真に関しては現像でいじらなくても、意外とけっこう色が出てくれました。

あと、比較用に EF70-200mm F4L USM(IS なし版)でも同じように撮ってみた・・・つもりでいましたが、ファインダ内の画角で合わせたらシグマでの写真と焦点距離が合っていなかったという(汗)。焦点距離が違うためボケ量の差は比較にならないですが、絞り値ごとの描写の傾向として参考にしてみてください。

Canon EF70-200mm F4L USM

[ Canon EOS 7D / Canon EF70-200mm F4L USM ]
200mm(320mm 相当)、F4、1/200 秒、ISO200

Canon EF70-200mm F4L USM

[ Canon EOS 7D / Canon EF70-200mm F4L USM ]
200mm(320mm 相当)、F5.6、1/100 秒、ISO200

Canon EF70-200mm F4L USM

[ Canon EOS 7D / Canon EF70-200mm F4L USM ]
200mm(320mm 相当)、F8、1/50 秒、ISO200

うまく表現できませんが、比較で言えばシグマのナナニッパは「繊細なシャープさ」、キヤノンの F4L のほうが 「線が太いけどシャープ」と言ったら良いんですかね。この線の太さは描写の安定性というか、適当に何を撮ってもそれなりに画にしてしまう力というか、まるで自分が写真が上手くなったかのような錯覚を与えてくれるレンズで、「困ったらとりあえずこのレンズで撮っておけば何とかなる」という妙な信頼感に繋がっていると思います。
対するシグマのナナニッパが信頼できないかというと、開放での撮影はちょっとコツを要するけど、F4 以下であればまず外すことはないという印象で、これはこれで使いやすい。描写の傾向としては、キヤノンの F4 よりもシグマの F2.8 のほうが繊細なぶん、よりポートレートに適しているかな、と思います。

価格帯が近いこともあり、「10 万円ちょっとで手ブレ補正付きの F2.8 が新品で買える」か「ハズレなしのレンズ、かつ一応イバリの効く白レンズ」のどちらか、という非常に悩ましい選択と言えるのではないでしょうか。

シグマ / APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM (キヤノン用)

B003HC8V9A

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SIGMA 70-200mm F2.8 OS で身近な野鳥を撮る

13920-2969-269109

投稿者 B : 01:51 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2012/03/05 (Mon.)

SIGMA 70-200mm F2.8 OS で身近な野鳥を撮る

13920-2969-269001

ちょっと時間が空いてしまいましたが、シグマ APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM のレビューの続きです。

春めいてくる季節だし、いろいろと作例を撮りに行く計画を立てていたのですが、インフルエンザにかかって週末を 2 回ほどフイにしてしまったり、もう 3 月だというのにいっこうに梅が見頃を迎えないくらいに寒かったり、週末になると天候がイマイチだったり、でなかなか納得のいく作例が集まりませんでした。が、とりあえずここまでで撮ってきた作例からいくつか出していきたいと思います。

今日はまず身近な野鳥から。といっても、それほど珍しい鳥が撮れたわけでもないので、本当にそのへんの公園にいる鳥ばかりですが・・・。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(320mm 相当)、F4、1/200 秒、ISO100

まずは水鳥としては最もポピュラーなオナガガモ。曖昧になりがちな羽根の紋様がシャープに描写できています。絞り開放でもピントさえ合えばシャープなんですが、さすがに 1,800 万画素のボディで F2.8 で撮ると、50% 表示くらいまではジャスピンに見えてもピクセル等倍だと微妙にずれている、という写真を量産してしまい、なかなか難しいです。
まあピクセル等倍で使うことなんて滅多にないので絞り開放(で微妙にピンずれ)でも十分にシャープと言って良いレベルだと思いますが、レビュー用の作例として出すとなると難しいもので、F4 くらいまで絞ったほうが安定感があるというか(笑。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
97mm(155mm 相当)、F8、1/60 秒、ISO200

1200×800 くらいの解像度(上のサムネイルはクリックすると拡大)ではちょっと分からないかもしれませんが、F8 まで絞ってやると、画面全体に渡ってピシッと引き締まった印象になってきます。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
119mm(190mm 相当)、F4、1/400 秒、ISO200

テレ端で 200mm(APS-C だと 320mm 相当)なのでカワセミのような小鳥を撮るのには向きませんが、水鳥や人慣れした小鳥を撮る程度であれば十分寄れます。高画質なレンズなので、ちょっと絞り目に撮って後でトリミング、というのが許容できれば、かなり多くの用途に使えるのではないでしょうか。

私は 50-500OS も持っているので、超望遠はあっちに任せてそれ以外は 70-200 一本にして、中途半端な 70-300mm は処分してしまっても良いかなあ、と最近ちょっと思っていたりします。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(320mm 相当)、F4.5、1/160 秒、ISO200

これも微妙に日和って F4.5 まで絞ってしまった作例ですが(笑)、これはどちらかというと圧縮効果と前ボケ、後ボケを見てほしい一枚です。
画面右側の葦?蒲?の茂みあたりは少しボケが不自然になっているところもありますが、全体的にはとても柔らかくて自然なボケ。ピント面のシャープな描写も相まって、悪くない雰囲気だと思います。

被写体のムクドリが野鳥というよりはむしろ害鳥に近い部類なのは気にしないでください(´д`)。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(320mm 相当)、F2.8、1/125 秒、ISO200

これは人工の餌台にやってきたメジロ。これは自分でもハッとした一枚です。テレ端、かつ絞り開放でここまでシャープ。
実は RAW 現像でアンシャープマスクを 2 段ほどかけていますが、それ以外はほぼ無調整な状態です。アンシャープマスクなしでも縮小すれば十分すぎるほどシャープだったのですが、この元画像(アンシャープマスクあり)をピクセル等倍で切り出した画像がこちら。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]

クリックして表示される拡大画像が本当にピクセル等倍です。これで絞り開放ですよ・・・このレンズの真の実力を垣間見た気がしました。大伸ばしでプリントアウトでもしない限りここまでの画質は必要とされないでしょうが、これができるかできないかはやはりレンズとボディの性能が試されるところですし、伸ばさないにしても満足する撮影結果が得られる可能性を少しでも高めてくれるのは事実だと思います。

ただ、開放だとここまでバシッとピントを合わせるのが難しいレンズであることも事実なので、うまくジャスピンが取れなければ「キレイなんだけどイマイチ描写が甘いレンズ」という評価にもなりかねないのは、特にイメージセンサの高画素化が進んだ今だからこそ、難しいところですね・・・。

シグマ / APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM (キヤノン用)

B003HC8V9A

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SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
SIGMA 70-200mm F2.8 OS でポートレートを撮る

13920-2969-269001

投稿者 B : 22:25 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2012/02/14 (Tue.)

SIGMA 70-200mm F2.8 OS でポートレートを撮る

13920-2969-267066

ということでシグマ 70-200OS の実写レビューに移ります。

70-200mm F2.8 といえば、中望遠域における万能レンズ。特にポートレート系では定番と言っても良いレンズだと思います。今回は、運良く CP+ の会期直前にお借りすることができたので、普段家族以外ではあまり撮らないポートレートを、CP+ 会場のコンパニオンさん相手に撮ってこようか(特に、シグマブースのお姉さん方なら許されるかな(^^;;)と思っていたところ、会場の取材に同行させていただいた紗々さんをモデルに撮りませんか?というこの上なくありがたいオファーをいただいたので、お言葉に甘えることにしました。
レンズレビューのためにほぼ専属モデル状態で撮らせてもらえるなんて、こんなサービス滅多にありません(笑)。でも、普段モデルさん撮影なんてしない(プラモデルなら撮ってますが(ぉ))私にはそれはそれでハードルが高い。ということで、撮影のディレクションはほぼしょういち先生のおんぶに抱っこ状態で撮らせていただきました・・・。
あまり時間に余裕のなかった CP+ 取材の合間でしたが、パシフィコ横浜屋外~臨港パーク付近で少し時間を取って撮影しました。写真はキヤノン DPP でピクチャースタイル「ポートレート」に設定し露出をいじった上で縮小 JPEG 現像していますが、特にアンシャープマスク等はかけていません。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
91mm(145mm 相当)、F2.8、1/4000 秒、ISO100

まずは絞り開放から。このいかにも F2.8 らしい主題と背景の分離感がとても良いじゃないですか。このサイズだと判らないかもしれませんが、リサイズしていない画像を見ると微妙にピントがあっていないように見えます。でもこれはこのレンズの描写が柔らかいというよりはピントがビシッと来なかっただけかも。一年前に試写したときには開放でもけっこうビシッと撮れていたので・・・。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
97mm(155mm 相当)、F4、1/2000 秒、ISO100

F4。ピント面の描写が引き締まってきたのを感じます。それでいて背景のボケ具合にはまだまだ余裕があって、印象的な画になっています。描写的にはこのくらいのほうがバランスが良いかな。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
91mm(145mm 相当)、F5.6、1/1000 秒、ISO100

F5.6 まで絞ってみました。被写体はさらにカリッとした描写になりますが、背景が(ボケ具合は煩くないにせよ)ごちゃっとしてしまうので、私は F4 あたりのほうが好きですね。

今回はポートレートということで F4~F5.6 を重点的に撮ってきましたが、F8 くらいのも押さえて来ればよかった・・・。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
119mm(190mm 相当)、F2.8、1/320 秒、ISO200

ちょっと場所を変えて、より望遠気味の焦点距離。遠目から撮っているのは柱との位置関係で前ボケと後ボケの具合を確認したかったから・・・というのは半分言い訳で、ここに私の照れが出ています(ぉ

雰囲気は出ていますが、F2.8 だとやっぱりちょっとピントが甘い印象がありますね。もうちょっと AF をしっかり追い込みながら撮るなり、MF でも撮るなりすべきだったかもしれません。開放での描写周りはまた別の被写体でも検証してみたいと思います。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
128mm(205mm 相当)、F4、1/160 秒、ISO200

F4。若干陰になる場所だったこともあって、7D の AF も微妙に迷い気味でした。この写真はピクセル等倍で見ると少し甘い感じがしますが、50% 表示くらいまでで見る分には十分にシャープ。私が持っている EF70-200/F4L も開放からハズレのない画を撮ってくれますが、70-200/F4 級ってそれだけ扱いやすい設定ということなのかもしれません。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
128mm(205mm 相当)、F5.6、1/80 秒、ISO200

F5.6。このくらい望遠になると、F5.6 まで絞っても前後が十分にボケるので、F2.8~4 で撮ったら保険で F5.6 も 1 枚、というセコい堅実な撮り方をしてもいいように思います。大口径レンズはどうしても絞るのがもったいないと思ってしまいがちですが、失敗するくらいなら確実に成功する撮り方をしておいたほうがいいかと(^^;;

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
119mm(190mm 相当)、F2.8、1/2000 秒、ISO100

横位置で。背景のほうが明るいという難しい構図になりましたが、現像でカバー(汗

これもそれほどカリカリッとした描写ではありませんが、背景との分離が良いので雰囲気は出ていますね。女の子を撮るならこれくらい柔らかめの描写のほうが好ましいようにも思います。
あとはポートレートモードなので少し現像で甘くなっている部分があるので、スタンダードモードで撮るなり、現像時にアンシャープマスクを 1 段上げてやるだけでも、見違えるような描写になります。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
128mm(205mm 相当)、F4、1/1000 秒、ISO100

F4。被写体が立ち上がってきました。私の好みとしてはこのくらいがちょうど良い。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
119mm(190mm 相当)、F5.6、1/500 秒、ISO100

F5.6。やっぱりこういう背景だと使えるのは F4 くらいまでかなという気がします。フルサイズボディだとこのくらいでも十分使えるでしょうが。

背景のうるささや距離などによっても最適な絞り値は変わってきますが、やはりこのレンズは F2.8 通しらしい柔らかいボケで、撮影の幅を広げてくれる印象です。
F2.8 だと描写が少し緩い、というようなことも書きましたが、このへんはけっこう現像次第な部分もあります。ここまでは全てピクチャースタイル「ポートレート」、シャープネス設定変更なしで現像してきましたが、試しにポートレートモードのままアンシャープマスクを 2 段強めにして現像してみたのが以下。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
180mm(288mm 相当)、F2.8、1/1000 秒、ISO100

勇気を出して(笑)テレ端付近で撮ってみた写真。ファインダ越しとはいえ美女と目が合うのはやっぱり緊張します・・・。
blog サイズに縮小してしまうと違いが分かりにくいかもしれませんが、開放でもピント面がずいぶんカリッとした描写になってきました。ピクチャースタイル「スタンダード」あたりで撮ってコントラストを調整してやるような現像をすれば、さらに引き締まった描写になります。なのでレンズの実力値としては開放でもけっこうビシッと撮れるようで。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(205mm 相当)、F4、1/500 秒、ISO100

一段絞って F4 なら、少しアンシャープマスクをかけてやるだけで髪の毛まできっちり解像してくれます。やっぱりこの F4 の描写は私好みだなー。EF70-200mm F4L との比較は別途やるつもりでいましたが、せっかくだからこのときに持って来れば良かった、と少し後悔しました。

ということでポートレートレンズとしての 70-200OS は、ほぼ期待通りの結果を出してくれました。今まで 70-200 といえばほぼ F4 の世界しか知らず、ごくたまに自分のではない F2.8 に触る機会がある程度でしたが、やっぱり F4 とは一つ次元の違う世界が見えますね。ファインダを覗いた瞬間に、主題がグッと浮かび上がってくる感覚は、写欲を掻き立てるものがあります。これはちょっと欲しくなっちゃったなあ・・・。

紗々さん、寒空の下にも関わらず上着を脱いでまで撮影にお付き合いいただきありがとうございました。

シグマ / APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM (キヤノン用)

B003HC8V9A

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SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

13920-2969-267066

投稿者 B : 01:33 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2012/02/13 (Mon.)

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

13920-2969-266942

久しぶりにみんぽすからレンズのレビュー用機材をお借りしました。

シグマ / APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

いわゆる「ナナニッパ」、定番の 70-200mm F2.8 です。中望遠~望遠にかけてよく使われる焦点距離をカバーしており、特に F2.8 通しのものはどのメーカーも威信を賭けて開発してくる「看板レンズ」とも言えるクラス。
このレンズも、当時のライバルメーカーのナナニッパの性能をベンチマークに開発され、一度ほぼ設計が完了した段階で他社がナナニッパをリニューアル(おそらくニコンのナナニッパ II 型だと思われる)してきて、その画質があまりにも高かったために、目標を再設定して設計し直したという曰く付きのレンズです。その後、キヤノンからもナナニッパの II 型が出ていたり、ここ 2~3 年はナナニッパの当たり年と言って良いかもしれません。言い換えれば、それだけ激しい競争に晒された中で発売されたレンズなら、期待もできようというものです。

私は 70-200mm はキヤノンの F4L を愛用しており、これがまた開放からシャープだしヌケの良い描写でたいへん気に入っているのですが、シグマのナナニッパは以前のモノフェローズイベントで試用させていただいて以来、もう一度使ってみたいと思っていたレンズ。カメラメーカー純正のナナニッパが高くて買えない貧乏人の福音となるか・・・的な観点で、しばらく試用させていただきたいと思います。

ということで、まずはハードウェア周りから。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

このレンズはスペック的には 70-200mm/F2.8 に加えて、APO(特殊低分散レンズを使用して色収差を抑えたアポクロマートレンズ)、OS(Optical Stablizer:光学手ブレ補正)、HSM(Hypersonic Motor:超音波モーター)という仕様になっています。DG 銘なのでもちろんフルサイズ機にも対応。「EX」というのは、キヤノンで言う L、αでいう G レンズに相当する、シグマのハイグレードレンズ群。
つまり、スペック的にはキヤノンの EF70-200mm F2.8L IS II USM に匹敵する仕様ながら、価格は半分(キヤノンがどんなに安くても 20 万円を切るかどうかなのに対して、シグマのこのレンズは安いところでは 10 万円強で買える)というあたり、アマチュアでもちょっとがんばれば買えるナナニッパとして十分魅力的と言えます。キヤノンレンズだと同じ価格では F4L がやっとですからね・・・。

ちなみに鏡筒の外装は最近のシグマレンズに見られるツルツル塗装ですが、なぜかズーム/フォーカスリング周辺と三脚座だけが旧式の梨地塗装というハイブリッド型になっています。シグマのレンズ外装は 2010 年頃にザラザラ→ツルツルに仕様変更されたので、塗装切換期の試作機かと思ったんですが、調べてみたらこの状態で販売されている個体もあるようで。なお、現在出荷されている製品はどうやら全体がツルツル塗装のものに切り換わっているようです。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

側面には AF/MF 切替スイッチのほか、OS(手ブレ補正)のモード切替スイッチがあり、手ブレ補正オフ/モード 1(通常モード)/モード 2(流し撮りモード)を切り換えられます。
それなりに大きくて重いレンズなので、三脚座は標準装備。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

付属のレンズフードはかなり長めですが、さらに APS-C ボディ用のフードアダプタまで付属しており、さらにフードを延長することが可能(写真はフードアダプタもつけた状態)。
さすがに F2.8 通しのレンズとなると、いかに現代のレンズコーティングが優れているといっても逆光性能は厳しいもの。それほど長いものでもないですし、APS-C ユーザーならフードアダプタは常用しても良いように思います。ちなみに私は 50-500OS ではフードアダプタまでつけるとさすがに長すぎるので、アダプタなしでフードだけつけています(^^;;

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

私が愛用している EF70-200mm F4L USM(IS なし版)と並べてみました。直径、長さともにシグマの F2.8 はキヤノン F4 の 15% 増しといった程度ですが、重さはほぼ倍(1,430g と 705g)。
F4 なら使うかどうか判らない日でもカメラバッグに突っ込んでいくのに苦にならず、また振り回しやすいレンズでもあるんですが、さすがに 1.4kg となるとちょっとした気合いが要ります。まあそれに見合うレンズでもあるんですが、私が最初に 70-200 を買ったときに F4 にしたのは、価格もさることながら大きく重いレンズは使用頻度下がりそうだな・・・と思ったからでした。その割にその後 50-500OS という大砲を買ってしまうわけですが(^^;;

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

この 2 本のレンズの量感の差は俯瞰で見るより前玉側から比べた方が判りやすいですね。フィルタ径は F4 がΦ67mm なのに対して、F2.8 はΦ77mm。前玉の大きさの差が明るさの差に直結していると言って良いでしょう。
ちなみにこの 2 本はいずれもインナーズーム、インナーフォーカスなので、ズームやフォーカスによってレンズの全長が変わらない点は同じです。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

EOS 7D 装着時はこんな感じ。やっぱり 7D くらいゴツイボディだと、これくらい量感あるレンズのほうが似合いますね・・・。この佇まいを見ているだけで、モニター試用ではなく欲しくなってきてしまいます。でもナナニッパにしては安いと言ったってポンと出せる金額じゃないしなあ。

まあレンズは外観よりもちゃんと写ってナンボなので、以降は作例を交えながら評価してみたいと思います。つづく。

シグマ / APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM (キヤノン用)

B003HC8V9A

13920-2969-266942

投稿者 B : 07:28 | Camera | DSLR | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック

2011/10/03 (Mon.)

Olasonic TW-D7OPT レビューのまとめ

14273-2969-247574

Olasonic TS-D7OPT レビューのまとめです。

Olasonic / TW-D7OPT

Olasonic TW-D7OPT

約 1 ヶ月間(といってもセットアップする時間がなくてテレビに繋いでいたのは 3 週間程度でしたが)、テレビのメインスピーカとして音を聴かせてもらいました。

ここ 2~3 年のテレビは特に音が悪いと言われ、そういうテレビと TW-D7OPT との組み合わせではハッキリと違いが分かる、という感想はよく聞きますが、私が使っているテレビ(BRAVIA KDL-46X5050)の内蔵スピーカとの違いで言えば、音の良し悪しというよりは好みの違いのレベルなのかなあ、というのが正直なところです。
TW-D7OPT の音はとても素直で、悪く言えば特徴がないので、ソースによっては BRAVIA の内蔵スピーカのやや派手めな音作りのほうが印象が良いこともありました。特に映画系コンテンツでは内蔵の S-Force Front Surround の効果は(あくまでバーチャルサラウンドなので、物理的にサラウンドスピーカを設置したのとは根本的に違いますが)無視できないものがあり、サラウンド重視のソースや視聴環境ならば内蔵スピーカのほうが良いですね。ただ、私がそういうソースをちゃんと再生したいときには AV アンプなりサラウンドヘッドホンなりを使うので、テレビの内蔵スピーカのサラウンドはそういう意味では中途半端。
いっぽう、TW-D7OPT の音はフラットで地味ながら、それでもテレビの内蔵スピーカよりは人間の声の帯域の音がグッと前面に出てくるのはやはり間違いありません。機材は既に返却済みなのですが、返却後にテレビの内蔵スピーカに戻したところ、どうにもセリフやナレーションが聴き取りづらく感じて、つい以前よりもボリュームを 10~20% ほど大きめに設定したくなっています。それくらい、声が明瞭に聞こえるスピーカだと思います。

そういう観点では、どちらかというと迫力やサラウンドを重視した内蔵スピーカはそれなりに AV 環境が整った住居においては中途半端なので、普段使いとしては、やはり TW-D7OPT のような特性のスピーカの方が使いやすいのは間違いないと感じました。何だかんだ言って、テレビに映っているコンテンツのほとんどは人の声が主役なわけですし。

しかし、音の良し悪しだけで言えば、我が家の BRAVIA の内蔵スピーカと比較して圧倒的に優れている、というものでもないので、今すぐにテレビ用スピーカとして TW-D7OPT を必要としたい感じではありません。が、何年か後にテレビを買い換えるときには、普段使い用スピーカとしてこの Olasonic のスピーカ(の、そのときに販売されているもの)を筆頭候補として検討しようと思います。
ただ、せっかくの外付けスピーカもリモコン操作を考えるとアナログ接続でなければ使い勝手が悪い、というのはとてももったいないことだと思うので、そのあたりを改善するなり、いっそのこと Olasonic そのものをテレビに内蔵してしまいたいくらいなんですが、テレビメーカーもそういうコラボを検討してくれないものでしょうかね(笑。低価格モデルのテレビにコストをかけるのは難しいでしょうが、ハイエンド系ならアリだと思うんだけどなあ。

Olasonic / TW-D7OPT

B0052B6OVG

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光デジタル接続とリモコン操作 -Olasonic TW-D7OPT レビュー (4)

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投稿者 B : 21:07 | Audio | Audio & Visual | Minpos Review | コメント (7) | トラックバック

2011/09/30 (Fri.)

光デジタル接続とリモコン操作 -Olasonic TW-D7OPT レビュー (4)

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Olasonic TW-D7OPT のレビュー、さらに続きます。

Olasonic / TW-D7OPT

Olasonic TW-D7OPT

TW-D7OPT は名前に「OPT」とつく通り、光デジタル入力端子を備えています。テレビやレコーダの光デジタル出力と繋いで、デジタルのまま TW-D7OPT で直接デコードしてアナログ音声として出力できます。
しかし、私が今まで繋いでいたのはアナログ(ぉ。理由は後述しますが、TW-D7OPT はアナログ接続でも十分いいと思える音を出してくれていたので、それはそれであまり不満がなかったのでした。が、せっかく「OPT」とついているくらいなんだから、光デジタル経由での音も試してみようかと。

Olasonic TW-D7OPT

接続はテレビの光デジタル出力と TW-D7OPT の光デジタル入力を光ケーブルで繋ぐだけ。あとはスピーカ側の入力をアナログからデジタルに切り替えてやればいいだけ、なのですが、それだけでは音が出ない場合があるはずです。というのも、TW-D7OPT の光デジタル入力は 16bit/32・44.1・48kHz の PCM 音声のみの対応で、地上デジタル放送などの音声フォーマットは主に AAC なので、そのままでは音が出ません。
が、ほとんどのテレビでは光音声出力のフォーマットを強制的に PCM 変換する機能を持っているので、それを設定することで対応可能です。BRAVIA(X5050)の場合は、設定の「光音声出力設定」をデフォルトの「オート」から「PCM」に変更してやります。そうすると、TW-D7OPT から音が出るようになります。

光デジタルで繋いだときの音声は、アナログで接続したときに比べて、音のセパレーションが良くなって、ひとつひとつの音の輪郭がハッキリと立つようになったのが明確に判りました。アナログでもまとまりのいい音ではあると思いましたが、デジタルのほうがモニタースピーカっぽいフラットな音質に感じられ、私好み。今までアナログで繋いでいたのをもったいなかったと後悔しました。

で、基本的にデジタル信号はできるだけ出口近くまでデジタルのまま送りたい主義な私がなぜ今までアナログで繋いでいたかというと、理由はこれ。

Olasonic TW-D7OPT

リモコンが専用だからです。光出力のボリュームは調整できないので、テレビを操作するのに、チャンネルはテレビのリモコン、音量はスピーカのリモコンで別々に使わなくてはいけないのでは、都合が悪い。アナログ接続ならば、スピーカ側の音量設定は一定(ほぼ MAX)にしておいて、あとはテレビ側のリモコンでヘッドホン出力の音量をいじってやれば、それでスピーカの音量が調節できるので、楽なんです。

Olasonic TW-D7OPT

それに対する答えは意外とあっさり見つかりました。先日購入した学習リモコン「RM-PLZ430D」で学習させてしまえば良いだけのことです。「TV」ボタンの内容は基本的にはテレビのコードにしつつ、音量調整周りのボタンだけを学習機能を使って TW-D7OPT のリモコン信号で上書きする。これで、光接続であってもアナログと同じような感覚で音量調整ができてしまいます。学習リモコン以外でも、学習リモコン機能を備えた某タブレットでも操作ができそうです(笑。

これはいいな・・・と思った矢先、ひとつ問題が。ボリュームを調節できるのはいいんですが、今度はリモコン操作してもテレビ画面に現在の音量が表示されなくなりました。テレビ側のボリュームをいじっているわけではないので当然なんですが、これではボリュームを調節しても表示されるのは TW-D7OPT のお世辞にも見やすいとは言えないアンプ部の LED 上に表示されるだけで、遠目からみると分かりません(´д`)。ボリュームの数値ではなく聴感上の大きさで判断する、という解決策はないではありませんが、「ボリューム設定 20 だとだいたいこれくらい」という感覚が身についていると、視覚的に表示してくれないのは気持ち悪さはありますね。

アナログとデジタル、どっちを取るか?は利便性と音質のどちらを重視するか、だと思いますが、接続はデジタルで、使い勝手はテレビの内蔵スピーカと変わらない、といううまい解決策があるのが一番良いんですけどね・・・。

Olasonic / TW-D7OPT

B0052B6OVG

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