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2011/09/24 (Sat.)

子どもが寝たあとで -Olasonic TW-D7OPT レビュー (3)

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Olasonic TW-D7OPT のレビューの続きです。

Olasonic / TW-D7OPT

Olasonic TW-D7OPT

テレビ前に設置したものの、我が家では基本的に昼間のテレビ画面は子どもに占領されています(´д`)。私が BD や録画したテレビ番組を観るのは、たいてい子どもたちが寝る 21 時以降。

TW-D7OPT にしてから、昼間でもスピーカの音量バランスが良くなり、聴き心地の良い音になりましたが、個人的にはこのスピーカが本領を発揮するのは夜間ではないかと思います。人の声の帯域が前面に出てくることで、テレビの内蔵スピーカで聴いているときと比べてボリュームを上げなくても楽しめるようになりました。前回のレビューで「フラットな音」という表現をしましたが、フラットというよりもむしろ「人が特に聴きたい帯域の音が聴きやすい」といったほうが良いかもしれません。それにより、低音過多気味な BRAVIA の内蔵スピーカに比べて「フラットに感じる」ということなのかなと理解しました。

私は普段、夜間に独りで BD を観るときにはサラウンドヘッドホン MDR-DS7000 を使っているのですが、今回はあえて TW-D7OPT で音を出しながら視聴してみました。『スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイ BOX』では、台詞がちゃんと聞こえてくるだけでなく、思ったよりも低音がしっかり出ていて十分に楽しめました。ボリュームを上げていったときの迫力はさすがに AV アンプ+シアタースピーカ(B&W 704)に劣りますが、小音量ならばこのくらい低音が出ていれば十分じゃない?という印象。宇宙艇の飛行音やライトセーバーの唸りがちゃんと鳴っていて、満足できるレベルだと思います。まあ、Sci-Fi 系の映画コンテンツだとサラウンドまで作り込まれている場合が多いので、そういうのはサラウンドヘッドホンで家族に気兼ねなく楽しんだ方が良いですが。

Olasonic の卵形スピーカはいずれも、大容量のキャパシタを内蔵しており、これにより低消費電力ながら 10W+10W の大出力を実現した「SCDS(スーパーチャージドドライブシステム)」がセールスポイントのひとつですが、私はむしろ逆にこの小音量時のバランスの良さこそが TW-D7OPT の魅力ではないかな、と思いますね。

Olasonic / TW-D7OPT

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音がマシだった時代のテレビとの組み合わせはどうか? -Olasonic TW-D7OPT レビュー (2)

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投稿者 B : 21:54 | Audio | Audio & Visual | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック

2011/09/18 (Sun.)

音がマシだった時代のテレビとの組み合わせはどうか? -Olasonic TW-D7OPT レビュー (2)

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Olasonic TW-D7OPT のレビューです。届いてからしばらくセッティングもままならないほど忙しかったのですが、ようやく少し時間ができたので、テレビにセットして音を出してみました。

Olasonic / TW-D7OPT

Olasonic TW-D7OPT

我が家のテレビはもう 4 年も前の BRAVIA KDL-46X5050。今やもう凡庸なスペックですが、一応当時のフラッグシップモデルです。当時の液晶テレビは分厚かったこともあり(笑)スピーカにはそれなりの容量が割り当てられていて、内蔵スピーカとしてはそこそこの音を出していたものでした。それに対して最近の液晶テレビはコストダウンと薄型化の波に呑まれて、スペック表上は当時と大差ないながらも、痩せ細った残念な音しかしない。
そういう流れにあって、最近はテレビ売場での単価アップの目的もあってサウンドバー的な商品が比較的よく売れているようです。この TW-D7OPT も、もとは PC 用スピーカでありながら、このトレンドに向けてテレビ用に開発されたもの。なのでここ 1~2 年の音がしょぼいテレビには最適でしょうが、まだそれなりに音にコストがかけられていた時代の液晶テレビに組み合わせる価値はあるのか?というあたりをチェックしてみたく、今回レビュー用に借用させていただいたというわけです。

Olasonic TW-D7OPT

TW-D7OPT はテレビの脇にちょこんと置いておくのにちょうど良いサイズ。とはいえ、ウチの BRAVIA はもともと額縁が太めなので違和感がないですが、最近の狭額縁な液晶テレビとの組み合わせでは、置き場所がないというケースもあるでしょう。

Olasonic TW-D7OPT

が、そこは卵形の利点を生かして、自由度のある設置ができます。付属のシリコンゴム製スタンドに横置きするような格好で設置すると、高さが抑えられて、狭額縁なテレビでも邪魔になりにくい。

ただ、スピーカユニット自体がそれほど重いわけではなく、なおかつ自由に配置できてしまうので、これが幼児のいいオモチャ。私が外から帰ってくると、決まってテレビの前にこの卵が転がっています(´д`)・・・。

Olasonic TW-D7OPT

あとアンプユニットは LED が赤青緑に光るので、テレビ下に置いておくにはとても目に煩い。LED 自体にディマー機能をつけて明るさを調整できるようにしてほしいくらいですが、せめて LED の色をもう少し統一させるとか、邪魔にならないデザインを考慮してほしかったですね。
Olasonic(東和電子)という会社は、いかにも技術者集団というイメージがありますが、若干エンジニア気質が強すぎてプロダクトデザインをあまり重視していないように感じられるのが、ちょっともったいないと思います。デザインにこだわり始めると今の絶妙な価格性能比が崩れかねないので、悩ましいところではありますが。

さておき、音。
設置してみての第一印象は、「良い意味で違和感がない」というものでした。BRAVIA の内蔵スピーカに比べて音の出る位置が下がるため、少し違和感が出るかな?と思ったら、出音についてはあまり指向性を強く感じず、内蔵スピーカと変わらない定位感と拡がり感を味わうことができました。
また、BRAVIA の内蔵スピーカはエンクロージャの容積があるぶん、悪い意味で低音が響いてしまってボワボワ感じる部分があった(ので、イコライザーでフラットな音質になるようにちょっと調整している)のに対して、TW-D7OPT は比較的フラットで、良くも悪くもクセのない音を出してくれると思います。それでいて、筐体の容積からは想像できないほどの音量(さすがにテレビの内蔵スピーカよりは上限は低いけど)を出しても割れない、という不思議なスピーカです。

クセがないということは特徴がないということでもありますが、私はどちらかというとモニター的なフラットな音が好きなので、そういう意味では私の好みに合っているということかもしれません。
強いて言うならば低音が響きすぎないぶん(人によっては低音が物足りないと感じるようですが)、人の声が明瞭に聞こえてくるので、ニュースやバラエティといった地上波のテレビ番組とは相性が良いように思います。逆に、ウーファを鳴らしたいような派手なアクション映画などはあまり得意ではないかも。

ではこの当時のテレビを持っている人が買い足す価値があるかというと、第一印象が「違和感がない」という感じだったので、劇的に変わるというわけではないように思います。ただ音の質というか傾向は変わるので、夜中に低音量でニュース番組を見る、というような使い方なら十分に価値はありそうに思います。

Olasonic / TW-D7OPT

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過剰品質より実利主義 -Olasonic TW-D7OPT レビュー (1)

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投稿者 B : 00:37 | Audio | Audio & Visual | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック

2011/09/07 (Wed.)

過剰品質より実利主義 -Olasonic TW-D7OPT レビュー (1)

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シグマのレンズから立て続けになりますが、みんぽす経由で Olasonic のスピーカをレビューさせていただくことになりました。

Olasonic / TW-D7OPT

Olasonic TW-D7OPT

PC 用 USB スピーカ「TW-S7」で「知る人ぞ知る」存在になった東和電子(Olasonic)。その後、ウォークマン用ドックスピーカ「TW-D7WM」を発売し、最近ではその iPod/iPhone 対応版「TW-D7IP」などバリエーションを増やしてきています。
私もウォークマンドックスピーカが出たときに買おうかと思っていたんですが、一時期 TW-S7 でやっていたような限定カラーが出るかもしれないしちょっと待とう・・・と思っている間に、いや、自宅でウォークマンから音を出すことってほぼないよな、と考え直した挙げ句、結局買っていませんでした(笑。でも、あちこちで評価の高い同社のスピーカは一度試してみたくて、それならむしろ普段から使っているテレビのスピーカの置き換えとして検討したらいいんじゃない?と思い、今回のレビューに応募してみた次第です。

Olasonic TW-D7OPT

共振による箱鳴りを抑えるために卵形をとったエンクロージャはユニークですが、よく見るとあちこちが独特の形状をしています。スピーカユニットを守り、先端のシルバーパーツを戴くフェンスの形状もユニーク。
また、振動板は 60mm のフルレンジユニットですが、ノート PC と組み合わせて使うなどの用途ならともかく、見た目の印象だけでは本当にこれでテレビのスピーカの置き換えになるくらいの音量が出せるの?という不安すらあります(この検証は追い追い)。

ユニットのカラーはホワイトですが、あえて本体色に合わせなかったのは、違う色の素材を使ったり色を塗ったりするとそれだけで特性が変わるから、といったあたりの理由でしょうか。B&W のケブラースコーカのようにどのエンクロージャとも違う色のコーンだったほうがまだインパクトがあったようにも思います。このあたり、見た目よりも出音を重視するのが Olasonic のこだわりなのだろうな、と推測します。

Olasonic TW-D7OPT

エンクロージャのフェンスの先端にある銀色のパーツはディフューザーで、指向性の強い高域の音を拡散させ、広がり感を出す役割があるようです。最近はとかくイコライザーやバーチャルサラウンドで誤魔化しがちな風潮がありますが、こういうオーソドックスな手法で細かく調整してくるあたり、オーディオメーカーを退役した技術者の集団である東和電子らしい、といったところでしょうか。

Olasonic TW-D7OPT

背面にあるのはパッシブラジエーター。コンパクトな筐体でも低域を豊かにする工夫ですね。

卵形のエンクロージャは、ブラックだと形状のせいもあって盛大に周囲が映り込んで、撮影にくろうしますね(´д`)。正直、外装はいかにもプラスチックで高級感はありませんが、触ってみるとエンクロージャ自体の剛性はしっかりしているし、密度感もあるので中身は悪くなさそう。「質実剛健」というのとは違いますが、「実利主義」とでもいうのか、変に飾り立てることはないけど素性はしっかりしている、理想の結婚相手みたいな製品だと思います(笑。

Olasonic TW-D7OPT

付属のアンプユニット。サイズ感の比較のために Xperia acro を並べてみました。

初代 Olasonic スピーカであるTW-S7 ではエンクロージャ内にアンプを内蔵した完全なるアクティブスピーカでしたが、この TW-D7OPT ではそのアンプを外付けにしたことで、スピーカの内部容積を増やすことができ、TW-S7 よりも音質が向上したとのこと。

Olasonic TW-D7OPT

アンプユニットの操作部には、アルミパネルが奢られていますが、正直残念ながら高級感はあまり感じられないと言って良いでしょう。操作ボタンは 4 つあり、インジケータもいろいろついていますが、操作性の考慮も皆無に近く、音以外の部分は極端なまでに割り切った作りになっていると思います。もうちょっと化粧っ気出せば売れると思うんだけどなあ・・・というのがやや残念ではあります。

Olasonic TW-D7OPT

アンプユニットの背面は電源入力と光デジタル入力(角型)、あとはスピーカへの音声出力になっています。無骨ですが、スピーカ出力のシルク印刷のデザインに、この製品唯一の茶目っ気発見(笑。

Olasonic TW-D7OPT

右側面にはオーディオ入力とヘッドホン出力が備えられています(左側面には何もなし)。アンプユニット自体はけっこう大きいですが、本来ならウォークマンや iPod のドックとして使うことを想定された筐体なので、ドックに相当する部分には何も入っていないのだと思われます。

個人的には、入力が光デジタルとアナログの 2 系統あり、ヘッドホン出力も備えているなら、あとは USB オーディオとしても動作する仕様になっていたら自作 PC 用スピーカ/ヘッドホンアンプとして買っても良いかな、と考えましたが、USB オーディオは TW-S7 とドックスピーカのみの機能で、このテレビ用には付いていないという惜しさ。全部入りだったら即買いなのに・・・。

Olasonic TW-D7OPT

付属品は AC アダプタにアナログオーディオケーブル、光デジタルケーブル、赤外線リモコン。どれもおそろしくコストがかかっておらず、割り切ってるなあ・・・とむしろ感心させられます。通常、¥15,000 以上するスピーカなら、オーディオケーブルのコネクタは金メッキされていてもおかしくないのに、それがない。音のことをよく識ってスピーカを作っているメーカーがこうしてくるということは、端子の金メッキなんてこのクラスじゃ無意味だよ、と保証してくれているようなものだ、と解釈しても良さそうに思います。まあ、私は金メッキプラグのケーブル使いたいですが(笑。

Olasonic TW-D7OPT

付属のリモコンはかなり小型。機能も少なく(といってもアンプ側の機能自体がかなりシンプルですが)、オーディオ機器のリモコンというよりはクルマの無線キーのような感覚です。ただ、テレビに繋いで使うならこのリモコンを単独で使うことは考えにくいのですが、それについては別途目論見もあるので、また追って。

ということで、1 ヶ月ほど使って評価してみたいと思います。よっぽど良ければ購入も検討するつもり。

Olasonic / TW-D7OPT

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投稿者 B : 23:57 | Audio | Audio & Visual | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック

2011/09/06 (Tue.)

SIGMA 24-70IF レビューのまとめ

シグマ 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM レビュー、総括と行きたいと思います。

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SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

とはいえ、今回は借用した時期がもったいなかったように思います。週末もなかなかまともに休みが取れず、休みが取れたと思って撮影の予定を入れたら雨で流れ・・・という感じで、短い夏休みの帰省中とお台場ガンダムくらいしかじっくりと撮影ができませんでした。もう少し時間をかけてやれていたら、もっと良いレビューにできていた可能性があるだけに(実際そうする予定だった)、残念でなりません。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

基本的に、このレンズは絞り開放ではシャープさに欠ける・・・というのが私の印象ではありますが、ピントさえ来れば開放でもキリッとした描写を見せるときもたまにある、というのを、時間のない中でとにかくシャッターを切りまくっていて気がつきました。要は明るいレンズだけに、開放ではピントがシビア(かつ、AF 精度がイマイチ?)ということなのでしょう。
あと、背景がごちゃっとした構図の描写(背景のぼかし方)もちょっと苦手なのかなあ、と感じました。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

ただ、繰り返しになりますが F5.6-8 くらいまで絞ったときのシャープさには目を見張るものがあり、これを見てしまうとけっこうぐらっと来るものがあります。同じズームレンズでも安物だとこうはいかないので、こういうのが大口径レンズの底力なのかもしれません。
あと、シグマのレンズにしては色あいにクセがないのも、扱いやすいポイントだと思います。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

絞り開放での描写の柔らかさはポートレート向きだと思うので、もうちょっとちゃんとポートレートを撮る機会が欲しかったなあ・・・雨さえ降らなければ。

描写に関しての感想はこんなところですが、使い勝手という点では、24-70mm という焦点距離は基本的にはフルサイズ向けではありますが、APS-C ユーザーにも悪くないんじゃないかと思います。APS-C 向けの大口径標準ズームとしては 18-50mm F2.8 あたりのスペックが一般的ですが、私は広角系よりも望遠系のほうがよく使う(50-70mm×1.5 くらいの画角が好き)なので、18-50mm よりも 24-70mm のほうが重宝すると思います。というか、NEX の 18-55mm でテレ側が足りなくて辛いシーンが多いのに対して、EOS 7D+24-70mm ではそれほど広角側で困らなかったので、個人的には APS-C でも 24-70 が良いな、と思った次第。

物欲度的には「余裕があったら欲しいけど、絶対すぐに買うというほどではない」というのが正直な感想です。同社の 50-500OS は、焦点距離、描写、価格の総合力において比較対象になるレンズがなかったので試用後には自分で買うことを決めていましたが、24-70mm F2.8 ってカメラメーカー純正も含めライバルが多すぎる激戦区。まあ、各社威信を賭けた大口径標準ズームという「王道」なので当然ではありますが・・・。私のおサイフ的には、比較対象としては EF24-70mm F2.8L は手が出ないので、価格的に近く、F 値はともかく機能的な優位性も多い EF24-105mm F4L あたりとの比較になります。また、単焦点レンズも 28mm/35mm/50mm と持っているので、その上でさらにズームレンズに投資するのか、も難しいところ。
ただ、明るいズームレンズは結婚式や子どもの屋内イベントなど、フラッシュを焚くのは躊躇われるけど失敗は許されないシーンでは重宝するので、一本持っておいて損はしないんですよね・・・。

ただ、「いつかはフルサイズ」を標榜するなら、まず真っ先に選択肢に入れたいレンズではあると思います。

シグマ / 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM (キヤノン用)

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SIGMA 24-70IF の画質を客観的に評価してみる

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投稿者 B : 23:59 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2011/09/04 (Sun.)

SIGMA 24-70IF の画質を客観的に評価してみる

ちょっと間が開いてしまいましたが、シグマ 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM のレビューの続きです。

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ここ最近、土日もどちらかが出勤だったり、休みでも天気が悪かったりしてほとんどレビュー用の作例を撮りに出掛けられていませんでした。今週末も微妙な天気だったのですが、何とか雲の晴れ間を見つけていろいろテストしてきました。ただ、台風の予兆か、風が強くて草花は撮るのが難しい(;´Д`)ヾ。
また、超望遠の画角が最大の特徴だった 50-500OS と違って、このレンズはあくまで標準ズームだから、レビューの切り口も意外と難しい。感覚的な評価じゃ参考にならないと思ったので、ならば手持ちのレンズと客観的に比較してみようと思い、初代シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACROキヤノン EF70-200mm F4L USM(IS なし版)、コシナ製 Planar T* 50mm F1.4 ZS と撮り比べてみました。

ということで、以下、F 値ごとの比較を。

レンズSIGMA
24-70mm F2.8 IF DG
SIGMA
17-70mm F2.8-4.5 DC
Canon
EF70-200mm F4L USM
F2.8 SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM : F2.8 N/A N/A
F4* SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM : F4 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO : F4.5 Canon EF70-200mm F4L USM : F4
F8 SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM : F8 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO : F8 Canon EF70-200mm F4L USM : F8
* 17-70mm DC は F4.5(テレ端開放で F4.5 のため)

写真は基本的に EOS 7D で撮影し、Canon DPP で解像度 800×1200、ピクチャースタイル「スタンダード」で RAW 現像しただけの状態です。風が強くて被写体がすごく揺れていたので、微妙にピントが来ていない写真も多いですが(´д`)、そこはご容赦を。

まずパッと見で分かるのが、レンズの色味。よく「シグマのレンズはアンバーがかっている」と言われますが、17-70mm なんかはまさにそんな感じで、赤茶色方向に転けているのが分かります。それに対して、24-70mm は純正の 70-200L と似たような傾向の色味で(若干 24-70 のほうがグリーンの発色が淡泊か)、正しい色が出ています。まあ、色味は現像で何とでもなるので、極端に転けていない限りは大した問題ではないと思いますが。

シャープさに関しては、24-70mm はやはり F2.8-4 程度だとアマい印象。70-200L は開放 F4 でもピント面はビシッと描かれているのに比べると、やや頼りないですね。まあ比較対象が標準ズームのテレ端と望遠ズームのワイド端なので、これは比べ方がフェアではなかったかもしれません。
でも 70mm でも F8 くらいまで絞ればキリッとした描写を見せてくれますし、背景との距離がある程度あればボケ味も悪くないので、やはりこのレンズの美味しいところは F5.6-8 あたりなのかなという印象です。

続いて標準域は 17-70mm および Planar との比較。

レンズSIGMA
24-70mm F2.8 IF DG
SIGMA
17-70mm F2.8-4.5 DC
Canon
Planar 50mm F1.4 ZS
F1.4 N/A N/A Planar 50mm F1.4 ZS : F1.4
F2.8 SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM : F2.8 N/A Planar 50mm F1.4 ZS : F2.8
F4 SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM : F4 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO : F4 Planar 50mm F1.4 ZS : F4
F5.6 SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM : F5.6 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO : F5.6 Planar 50mm F1.4 ZS : F5.6
F8 SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM : F8 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO : F8 Planar 50mm F1.4 ZS : F8

うーん、こうして見ると Planar が全く違う種類のレンズだということがよく分かりますね(^^;; 発色の鮮やかさ、明暗のコントラスト、でも暗部にはちゃんと階調が残っている描写、同じカメラで撮った写真とは思えません。まあこれもズームレンズと単焦点の代名詞みたいなレンズで比べる方が酷なんですが、私にとっては標準レンズの基準がこれなので・・・。

とはいえ、Planar も色乗りが良すぎてこのキバナコスモスのように発色の良い被写体を撮る際には、コントラストや色の濃さを抑えめの設定で撮るなり現像するなりしてやらないと、こんな感じで色飽和しやすいので逆に苦労します。また、さすがに開放(F1.4)だとピントがカミソリすぎるしボワボワした画になってしまうので、普段は F2.8-4 くらいで使うことが多いですね。
ということで、主に 24-70mm と 17-70mm との比較で話すと、まずはやはり発色が 17-70mm のほうはアンバー寄りなのに対して、24-70mm はニュートラルな色が出ています。ピント面の描写は、F4 以降では 24-70 も 17-70 も拮抗していますが、24-70 のほうが元が明るいせいか(?)ボケ味に余裕があるように見えます。ただ、こういうごちゃっとした背景/および背景との距離感だとボケが五月蠅くなりがちなのは 24-70 も 17-70 も同じような傾向で、そういう意味では絞りを開けて「背景を溶かせる」明るいレンズに軍配が上がると言えます。
ただ、絞ったときの描写なら 17-70 も負けてないと思ったのは事実で、このあたりはシャープさがウリのシグマレンズの面目躍如といったところでしょうか。

24-70 の絞り開放(F2.8)の描写は、「カリッとしている」というほどではないにしろ、雰囲気としては悪くなく、これなら許容範囲かなと思います。

屋外じゃなくてちゃんと静物で撮れば良かったかもと反省しつつ(ぉ)、次回に続きます。

シグマ / 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM (キヤノン用)

B001NEK2Q4

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13914-2969-241262

投稿者 B : 22:20 | Camera | DSLR | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック

2011/08/17 (Wed.)

よみがえる よみがえる よみがえる Real-G

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お台場に再臨した Real-G を、私も見に行ってきました。

お台場ガンダムプロジェクト2011

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

去年の東静岡以来、1 年ぶりの Real-G ですが、今回はガンダムを見たかったのが半分、レンズのレビュー用作例撮影目的が半分だったので、イベントそのものの詳しいレポートはクマデジさんに丸投げ(ぉ

お台場ガンダムプロジェクト2011 レポート

最近あちらから丸投げされっぱなしなので、たまにはいいでしょ(笑。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

1 年ぶりのガンダムヘッド。この高さで見るのは一昨年の東京ゲームショーのバンダイナムコブース以来ですね・・・とか書くとまるで私が Real-G の追っかけみたいだな(;´Д`)ヾ。

今回の Real-G は立像ではなく分解展示。それも全身ではなく、あくまで半身相当のパーツのみの展示なので、残り半分は殺人事件現場よろしく地面の上に線画的に表現されているという・・・。お台場には 2 度目の登場とはいえ、会場の規模もずいぶん小さいし、中途半端感漂っている部分はありました。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

ガンダムの足。これは至近距離でさんざん見たのでまあ。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

なんくるないさーアンクルアーマー。これもさんざん見たものですが、裏面のディテールまでちゃんと入っていたというのが驚きです。でも、自分でガンプラを作っている身としては、関節メカまでちゃんと展示してほしかったというのには同意ですね・・・。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

太腿の装甲。立像ではなかなか見られなかった(望遠レンズ越しにはそうとう細かいところまで見てたけど)細かいパーツの色分けとかマーキングとか、そういったものを至近距離で見られる僥倖。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

腰アーマー。RG 1/144 ガンダムではここはああいうパーツの組み合わせで作ったなあ・・・とか思いながら眺めたり。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

というか、こういう展示のされ方だと、Real-G の展示というよりはテレビシリーズ第 2 話の

ブライト 「アムロ、聞こえるか?サイド7に残ったガンダムのパーツを破壊しろ。やり方はわかるか?」
アムロ 「ス、スーパーナパームとかいうのを使うなら」
ブライト 「艦長」
パオロ 「アムロ君の判断は的確だ。任せなさい」

のシーンを再現した実寸大ジオラマといった風情です。本当にありg(ry

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

お台場と東静岡の立像展示では、定時のデモンストレーションで盛大なミストを吹き出していた胸部のフィンも、この距離で。このあたりも内部構造が見られないのが残念ですが、見ちゃったら百年の恋も冷めますかね(笑。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

肩アーマー。と、ここまで見て、マーキングが東静岡バージョンからお台場バージョンのものに戻されていることに気づく・・・。わざわざ貼り直したんですね、芸が細かい。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

こういうパーツの隙間から覗きこむガンダムヘッドもいいですね。偵察みたいで。

「ジーン、我々は偵察が任務だ、手柄のないのを焦ることはない」

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

肩アーマーの裏側からも。残念ながら先端のランプは光りません。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

お台場らしいカットも 1 枚、ということで、最近何かと話題の(笑)フジテレビ本社と一緒に。ワイド端(24mm=38mm 相当)でも APS-C だとアングルによっては広角っぽくなりませんが、被写体から思い切って上下左右に振ってパースを強調してやると雰囲気が出ます。
ちなみに絞りは F11 ですが、やっぱり絞り込んだときのカリッとした描写は私好みですね。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

ビームサーベルにここまで近づけるのは嬉しいですねー。ただ、ここも残念ながら先端の避雷針は外されていたようで。ガンダムヘッドの避雷針は残されていましたが。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

そしてここがお台場ガンダム 2011 の目玉である、「ガンダムの右手に乗って記念写真が撮れる」展示。行列ができていましたが、10 分も待てば撮れるくらいの行列だったんじゃないでしょうか。私はあまり記念写真として自分自身を撮る趣味がないのでパスしました。所詮我々はバンダイの手のひらの上で踊らされているに過ぎないのだよ!(ぉ

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

マニピュレーターには汚れがつくからか、直射日光で暑くなるからかは分かりませんが、記念写真用に座布団が用意されていました。ガンダムのマニピュレーターと座布団というシュールなシチュエーションですが、基本的には邪険に扱われる運命だったようです(笑。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

マニピュレーターもこの至近距離から。指が可動するわけではありませんが、こういう細かい部分の造作が見られるのが貴重ですね。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

ガンダムヘッドどーん。24mm だとやはり迫力が出ますね。本当は広角ズームレンズも持ってきていたのですが、ここまで来たら全部 24-70IF で撮ってやろうと思い、ムキになって最後まで一本で通しました(笑。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

お台場らしいショットをもう 1 枚。ガンダムのツノとフジテレビ本社のパチンコ玉のツーショット。

そういえばツノの裏側をまじまじと見つめるのもこれが初めてかも。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

お台場シンボルプロムナード公園のすぐ隣では新しいビルが建設中。ということで、アングル次第ではサイド 7 の連邦軍秘密工廠の雰囲気を醸し出すことができます。まあその割に民間人写りまくりなんですが(ぉ

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

ガンダムヘッドの眼はちゃんと光ります。しかも単に光るんじゃなくて、立像展示時のように複数の光源が点滅するように光るパターン。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

で、そのからくりがこれ(笑。やはり節電の首都圏を意識してか、自転車を使っての人力発電になっています。ほぼ待ち時間ナシで誰でも漕げるようです(笑。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

陽もだいぶ傾いてきました。いい感じに雰囲気が出てきましたが、装甲の表面にわざわざウェザリングを施してあるのがさらに雰囲気を高めています。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

今回のイベントの協賛は日清食品、ということで、カップヌードルの CM にちなんだ展示も一応行われていました。が、ただ展示されているだけで面白いことは何もなく、まあ何というか微妙。こういうのはやっぱり出展してる側が自ら楽しんでないと、お客も楽しくないんですよね・・・。

Real-G 2011

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

最後、閉場ぎりぎりの時間帯になってくると、いい感じに空が染まってきて雰囲気のある写真が撮れます。が、あと 1 時間、いや 30 分でいいから開いていてほしかった!撮りたい空の色はもう少し紫がかってきてからなんですよ・・・でも、係の人たちの「時間だから早く帰ってよ」的な雰囲気に、迷惑をかけるわけにもいかないからとすごすごと退散。無駄な電気を使うわけにはいかないから・・・というのも十分理解できるんですが、残念なこと山のごとし。

全体を通して、1 年ぶりに Real-G に再会できたのは嬉しかったですが、どうにも出展側に愛が感じられないイベントだったのはいかにも残念でした。実行委員会がガノタに対して行った施策はここまでで、展示会場さえ造ればよしとして彼等は会議室に引きこもり、我々に Real-G を解放することはしなかったのである!!(キャスバル・レム・ダイクン)


と、ここまでほとんどレンズレビューらしいことを書いていないので補足しておくと(ぉ)、今回の写真は「いかに Real-G を精細に記録するか」にこだわったので、ほとんどのカットを F8-11 あたりのかなり絞り込んだ状態で撮影しました。おかげで画面全体にわたってカリッとピンの来た写真になっているのではないでしょうか。そしてやはり、このレンズは F8 くらいの描写がとても美味しいようです。
若干心配していたズーム域に関しても、遠近感が欲しいときにあと数 mm 分引きたいというシチュエーションが何度かありましたが、それも構図の工夫である程度は解決できる範囲。いつも使っている 17-70mm に比べると機動力は落ちますが、私の場合は 17-24mm くらいの画角って(屋外で使う限りは)思ったほど使用頻度は高くないようです。

うーん、このレンズの使いどころが解ってきたかもしれません・・・!

シグマ / 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM (キヤノン用)

B001NEK2Q4

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SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM
SIGMA 24-70IF ファーストインプレッション

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投稿者 B : 23:59 | EOS 7D | GUNPLA | Hobby | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2011/08/16 (Tue.)

SIGMA 24-70IF ファーストインプレッション

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レビュー用に借用しているシグマの 24-70mm F2.8 IF。忙しくてなかなかレビュー用の作例撮影に出掛けられていないのですが、標準ズームレンズとしての使用を視野に入れるなら、作例っぽいものよりもむしろ普段撮っているような被写体を撮るほうがよっぽど参考になるかな。と開き直って(笑)ここ 10 日間は EOS 7D に 24-70IF をつけっぱなしにしています。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

まずはよく撮っているお寺の本堂から。これはワイド端 24mm(38mm 相当)で F8。アップしている画像は Photoshop でリサイズしているので細かいところまでは見えないかもしれませんが、ピクセル等倍で見ても瓦の一枚一枚までちゃんと解像しています。ビシッと描かれていて気持ちの良い写真。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

工事現場とか。これは 42mm(67mm 相当)、F8。このレンズ、F8 くらいの絞りだとすごくキリッとしますね。シグマらしいシャープさだと思います。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

続いて絞り開放も何点か。こちらは 70mm(118mm 相当)、F2.8。被写体の描写に芯がないような感じですが、微妙にピントを外したかも(笑)。F2.8 だとさすがにピントがシビアなんですよ・・・。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

静物っぽいのも。37mm(59mm 相当)、F2.8。

このレンズ、「開放からシャープ」というよりは、開放付近だとちょっと柔らかめの描写で、絞っていくと印象が変わるレンズな気がします。雰囲気としてはキヤノンの EF28mm F1.8 USM とか、コシナの Planar 50mm F1.4 あたりの印象に近い。そういえば単焦点レンズを買い集め始めた頃、絞り開放でこんな雰囲気の写真ばかり撮って面白がってたことを思い出しました(笑。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

55mm(88mm 相当)、F2.8。

レンズの性格的には、絞り開放ではポートレートレンズ的に使うと良いような気がしますね。私の場合、単焦点や望遠ズームは趣味の本気撮り用、標準ズームは普段使いや子どもを撮るとき(子ども撮りが本気でない、と言うわけではない(笑))という使い分けになっているので、F2.8~5.6 くらいで子どもを撮るのに重宝しそうです。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

テレ端 70mm(112mm 相当)、F2.8。

テレ側の絞り開放だと、構図の中で主題がグッと引き立ってくるような描写を見せてくれます。私は手持ちのレンズで 70mm 付近だと EF70-200mm F4L が最も描写の良いレンズなので、このくらいの構図だと標準ズームから 70-200mm に交換しがちですが、標準ズームのままで 70-200mm と同等以上の描写(F4 同士で比べるとどうか・・・というのはまた別の機会に)を見せてくれるなら、テレ端も積極的に使いたいという気にさせてくれます。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

63mm(101mm 相当)、F2.8。

やっぱり開放だと柔らかい描写になります。雰囲気重視の画作りなら良いけど、カリッと撮りたいなら絞るか、別のレンズを使った方が良いかもしれません。私は F2.8 通しの標準ズームレンズをまともに使うのは初めてなのですが、それでも以前少しだけ試用したαマウントの Vario-Sonnar 24-70mm F2.8 のほうは、F2.8-4 付近でももう少しカリッとしていたような。まあ値段は倍違いますけどね・・・。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

24mm(77mm 相当)、F4。絞らなくてもこういう撮り方ならばとても印象的な描写になります。あと、シグマのレンズは色乗りが地味め、というイメージがあったんですが、このレンズに関して言えばあまりそういう印象は受けませんね。まあ、デジタルならカメラ側の設定や現像次第で何とでもなってしまう部分の話なので、よほどひどいものでもない限りは気にしませんが。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

ややマクロっぽい写真。45mm(72mm 相当)、F8。やっぱりこのレンズは F8 くらいの描写が良いですね。

最短撮影距離は 38cm とまあ標準的。同社の APS-C 用標準ズームレンズである 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM は 22cm まで寄れるので、それに比べると使い勝手は悪いですが、そこまで困ることもないでしょう。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ]

ちょっとテーブルフォトっぽく・・・と思って最短撮影距離付近で撮ってみた写真。39mm(62mm 相当)、F5.6。いくらなんでもこれはぼかしすぎでした(´д`)。

正直まだ慣れていないので使いこなせていませんが、このレンズは柔らかい描写とカリッとした描写の境目を見極められれば、使いこなし甲斐のある面白いレンズだと思います。逆に自分自身のツボにはまらなければ、どうにも芯のない(絞ればシャープになる、というなら F2.8 じゃなくてもいいわけだし)、微妙なレンズという評価にもなるでしょう。
私がここまで使ってみた印象では、(プライベートの写真はここでは公開しませんが)帰省中に撮った子どもたちの写真が明らかに今までの標準ズームで撮ったものよりも良い雰囲気だったので、大きさ重さを考慮してでも標準ズームの置き換えとして検討してみる価値はあるかも、と思っています。

引き続き、もうちょっといろいろ撮ってみます。

シグマ / 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM (キヤノン用)

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SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

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投稿者 B : 23:26 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2011/08/07 (Sun.)

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

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みんぽす経由で再びシグマのレンズをレビュー用に貸していただけました。

シグマ / 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

同社のレンズをレビューするのは昨年末~年明けにかけてお借りした APO 50-500mm OS HSM 以来。50-500OS は予想以上に気に入ったので結局自分でも買ってしまいましたが、今回のレンズはどうでしょうか。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

私がメインの EOS 7D で使っているのは同社の初代 17-70mm DC MACRO。これはこれでとても応用範囲が広くて使い勝手の良いレンズなのですが、スペック的にはさすがに最近見劣りがするようになってしまいました。17-70mm は APS-C 専用レンズですが、この 24-70mm はフルサイズ対応。いつかはフルサイズ、の夢を見るなら、標準ズームの買い換えも(APS-C では広角側が弱くなるのを覚悟で)フルサイズを視野に入れたレンズを選びたいところ。そういう観点では、この 24-70mm は(スペックを見る限りでは)選択肢の最右翼に来るレンズの一つです。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

このレンズはシグマのレンズ群の中では「EX」銘がついた高級レンズシリーズ。EF レンズでいうところの L レンズ、αレンズでいうところの G レンズに相当すると言えます。現在の同社のルールではズームレンズではズーム全域で開放 F 値の変わらないレンズが「EX」の名を冠することを許されているとのこと(逆に言えば、50-500OS のようなレンズは総合的なレンズ性能で言えば EX に匹敵するものの、開放 F 値が変わってしまうために「EX」を名乗れていないようです)。鏡筒の「EX」のエンブレムと、金色に輝く鉢巻きが誇らしげ。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

F2.8 通しレンズならではの、大きな前玉。写真ではサイズ感が分からないかもしれませんが、フィルタ径は 82mm もあります(!)。前玉フェチとしてはこの大きな前玉を見ただけでいかにもいい画が撮れそうな印象を受けます。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

操作系は手前側がズームリング、先端側がピントリング。回転方向はキヤノンと同じなので、EF レンズユーザーには扱いやすいでしょう。また、HSM(超音波モーター)内蔵なので当然ながらフルタイム MF が可能。MF 時のピントリングのフィーリングは気持ちいいとは言えませんが、AF レンズとしてはまあ可もなく不可もなし、といったところです。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

で、テレ端ではこのくらいの長さになります。それほど長くなっている印象はありませんが、それはレンズの全長が短いからではなく、鏡筒がぶっといのでアスペクト比的に短く見えているだけだったりします(笑。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

どのくらい大きいかというと、私の 17-70mm DC MACRO と比べると明らかに一周り以上大きく太いです。17-70mm だって標準ズームレンズとしてはそんなにコンパクトなほうでもなく、フィルタ径だって 72mm もあるんですが、それと比べてもこれだけ大きい。まあ F2.8 通しの高級標準ズームだから大きくて重くて当たり前なんですが、重さも 790g あるので振り回すのにはそれなりに覚悟が要りますね・・・。
なお鏡筒は触ってみた感じではプラスチック製。高級感はありませんが、金属製にすると重量とトレードオフになるので悩ましいところでしょう。表面処理は(貸出機では)梨地ではなくサラッとした塗装でした。

ちなみに、EF24-70mm F2.8L USM が 950g、EF24-105mm F4L IS USM が 670g なので、「画質はいいけど大きく重い」という印象が強い最近のシグマレンズにしてはがんばったほうだとは思いますが、EOS 7D が 820g(ボディのみ)なので、ほぼ同じ重さのレンズがつく、と考えると、やっぱり大変かも(´д`)。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

ボディに装着してみました。ぶっといレンズですが、APS-C にしてはボディが大きい EOS 7D との組み合わせは、意外なほど違和感がありません。というかむしろこの組み合わせが標準に見えてしまうくらいよく似合っているとも言えます。やっぱりレンズ交換式カメラ、特に一眼レフを使うからには、前玉が大きいレンズを使わないと(ぉ。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

ちなみに本体にはレンズフードが付属しています。広角 24mm からのレンズなのでフードは花形。あまり長いフードではありませんが、最近のレンズはコーティングがしっかりしているので、光源を構図に直接入れない限りはそんなに問題も起きないでしょう。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

レンズフード付きでボディに装着したときの長さはワイド端でもこれくらい。さすがに長いですね・・・。

SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

いやぁやっぱり前玉のデカいレンズは画になるわー。この写真だけでごはん三杯いけそうです(ぉ。

このレンズの良いところは、F2.8・インナーフォーカス(フォーカス時に全長が変わらない)・超音波モーターまでついているにも関わらず、キヤノンの F2.8 通しである EF24-70mm F2.8L の半値に近く、F4 通しである EF24-105mm F4L よりも安い(これは焦点距離が違ったり IS 付きだったりするので直接比較できるものではありませんが)というところ。レンズの価値はカタログスペックだけではないので、結論はあくまでレビューをしてからとしたいですが、価格対スペックという点では非常に魅力的なレンズです。
ただ、あちこちのレビュー記事を見ていると、けっこう賛否両論あるようです。組み合わせるボディや使い方にもよるのでしょうが、果たして素晴らしかった 50-500OS の再現なるか。正直、夏休みの帰省には NEX-5 しか持って行かないつもりだったんですが、このレンズを借りてしまった以上は持って行かないわけにはいきません(笑。

シグマ / 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM (キヤノン用)

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投稿者 B : 00:24 | Camera | DSLR | Minpos Review | コメント (2) | トラックバック

2011/05/31 (Tue.)

Manfrotto POCKET 三脚 MP3-D01

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ここのところ箱根ツアーで使用した Manfrotto 機材のレビュー記事しか書いてないような気がしますが(´д`)、もうちょっとだけ続きます。ここまで大物の機材の紹介が続いていましたが、今回は小物系。

Manfrotto / POCKET 三脚 L ブラック MP3-D01

Manfrotto MP3-D01

小型カメラ用のテーブルトップ三脚です。同社製品では以前「Modopocket 797」というものがありましたが、その後継的な位置づけ。もともとプロ機材メーカーだった同社も最近はかなりコンシューマーへの傾倒が感じられますが、これもその一つだと思われます。特にこの POCKET 三脚シリーズは、Lino のメッセンジャーバッグや Stile シリーズのバッグ、フィールドジャケット等にもこの三脚の専用ポケットが用意されているという特別扱い。同社の力の入れ具合が滲み出ています。

Manfrotto MP3-D01

三脚はおそらく金属製のフレームにラバーで表面を覆った、凝った作りになっています。
閉じた状態ではけっこうコンパクトですが、開くとそれなりに面積があるのがわかります。ちょっとキツネ顔っぽくも見える(^^;;

三脚にストラップでくっついているのは、カメラにネジ留めするためのマイナスドライバーです。これブラついてけっこう邪魔なので、個人的には十円玉ドライバー方式で良かったような気が・・・あるいは三脚の底面かどこかに固定しておけるギミックが欲しかったところ。

Manfrotto MP3-D01

カメラに装着してみました。サイズ的には NEX などのミラーレス機やハイエンドコンデジ、一眼レフならば Kiss やα33 などの小型機ならなんとか、といったところでしょうか。通常のコンデジにはやや大きいし、一眼の中級機以上にはちょっと心許ないし、というバランス感。ミラーレスを強く意識して作られた製品だと思います。

なお、三脚の向きは二本脚を前にセットするのが良いようです。ボディが極小な NEX の場合、二本脚を後ろにしたらレンズの重みで前のめりになってしまいました。

Manfrotto MP3-D01

脚はスプリングのテンションによって任意の角度に設定可能。なので、水平だけでなく自由な角度にセットすることができます。これ、スチル用というよりも最近コンデジやミラーレスでも機能強化されている動画撮影に使うのによさげ。セミナーや会議の際にテーブルトップでビデオカメラ代わりに撮るのに最適だと思います。

Manfrotto MP3-D01

折りたたんだ状態でも厚みは 10mm もないので、基本的にはカメラにつけっぱなしで使っても不都合はないと思います。が、NEX(NEX-5)の場合は、ホールドしたときに薬指・小指がグリップからはみ出すほどの極小サイズが徒となり、グリップしにくくなってしまうという問題が。オリンパスやパナのミラーレス機なら大丈夫かもしれませんが、ここはちょっと残念。

Manfrotto MP3-D01

MP3-D01 にはネジ穴が 3 箇所ありますが、NEX のようにレンズがカメラの中心から大きくオフセットしているような機種の場合は、中央ではなく横のネジ穴を使ってやったほうが安定するようです。

Manfrotto MP3-D01

ということで、先日の箱根ツアーでも試用させていただいたんですが、ご覧のとおりミラーレス機との組み合わせであれば、ダイニングテーブルの空きスペースに置いてもあまり邪魔になりません。

Manfrotto MP3-D01

で、このようにセルフタイマーを使って自分撮り、あるいはいつもと違う構図でパシャリ。料理写真はブツ撮りに似たアングルで撮るととかく説明的になってしまいがちですが、こんなライブ感のある構図もおもしろいかも。普通に撮るよりも料理が美味しそうに見えますね。

この三脚、実際使ってみるまでは「あったら便利そう、だけど意外と使わないかも?」と思っていました。が、つけっぱなしでもイケるサイズなので、一本持っていても良いかもしれません。ただつけっぱなし前提だと NEX-5 とはあまり相性が良くないので、私にはコンデジと「MP1-C01」の組み合わせで使うのがいいかもなあ・・・と思っています。こっち買おうかなあ。

Manfrotto / POCKET 三脚 L ブラック MP3-D01

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投稿者 B : 01:03 | Camera | Camera Accessory | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック

2011/05/29 (Sun.)

Manfrotto フォト・ムービー雲台 MH055M8-Q5

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先日の Manfrotto 701HDV の話にはまだ続きがあります。この箱根ツアーを引率してくださったしょういちさんが、Manfrotto のこんな雲台をお使いだったので、私も少し試させてもらいました。

Manfrotto / 055 Magnesium Photo-Movie Head with Q5 Quick Release MH055M8-Q5

Manfrotto MH055M8-Q5

これ、まだアメリカでしか発売されておらず、日本にはこの 1 台しかない(かもしれない)Manfrotto の新型。しょういちさんがめざとく見つけて Manfrotto さんから借用した品です。
パン棒がついていてパン/チルトしやすい雲台を探していた私は、これを見逃すわけにはいきません。

Manfrotto MH055M8-Q5

とても雲台とは思えない異様な形状、あるいは何かの美術品のような形状をしていますが、これにはちゃんと意味があります。

Manfrotto MH055M8-Q5

雲台の前面に「▼MODE」という刻印があり、その脇には「▲MOVIE」「▲PHOTO」と印刷された赤いレバーがあります。このレバーが「▲MOVIE」の位置にあるときには雲台は水平を保っていますが、

Manfrotto MH055M8-Q5

「▲PHOTO」に切り替えると、雲台が倒れて縦位置撮影が必要になるというわけ。701HDV のようなビデオ雲台だと、パン/チルトしやすいのは便利だけどスチルだと縦位置撮影ができなくて・・・というデメリットを解消してくれるギミックです。縦位置撮影の多い私には、けっこう魅力的な仕掛け。

Manfrotto MH055M8-Q5

反対側には「CBS」と刻印されたレバーもあります。これはおそらく「Counter Balance System」の略で、雲台に内蔵されたカウンターバランス(チルト角をつけて手を離しても、カメラが重力に引かれて倒れていかずにその状態でホールドする機構)のオンオフを操作することができます。なお、この雲台のカウンターバランスは、軽量化のためにスプリングではない仕組み(油圧系だと思われる)を採用しているとのこと。

Manfrotto MH055M8-Q5

パン棒は 701HDV と同じような感じ(互換性はないかもしれませんが)。操作感も 701HDV 譲りなスムーズさです。
が、取り付け位置が 701HDV と同様なので、これも光学ファインダを覗き込みながらパン棒を操作する使い方にはあまり向いていません・・・。でも、スチルとムービーの雲台を兼用できるので、結果的にはいくつも雲台を買うよりはリーズナブルかもしれません(それでも $350 ほどするようですが)。スチルとムービーの境界線が曖昧になってきた今の時代だからこそ出てきた雲台と言えるでしょう。

Manfrotto MH055M8-Q5

他にもパン/チルトロックとかフリクションコントロールとか、この雲台には非常にレバーやツマミが多い。マニュアルなどの資料が揃っていないこともあって、全ての機能を試せたわけではありませんでしたが、こんな多機能な雲台は他に見たことがありません。

Manfrotto MH055M8-Q5

クイックシューには 701HDV と共通のスライディングプレートを採用。こういう形状だとどちらかというとスチルよりもビデオ雲台寄りの製品なのかな、と思いますが、長型のプレートのほうが前後の重量バランスを考えながらセットできるので、望遠レンズ使用時には良いかもしれません。

ということで、MH055M8-Q5 はムービーも重視した一眼レフ用雲台としては非常に面白い企画の製品だと思います。本体もマグネシウム製で非常に剛性感も高級感もあるし、良い製品。ただ、雲台としてはかなりデカくて重い部類に入ると思うので(重量が 1,280g もある!)、用途やユーザーを選んでしまうのがもったいないですね。

私はファインダを覗きながらでもパンしやすい雲台をもう少し探してみようと思います。野鳥撮りなら、やっぱりジンバル雲台が最後に残った道しるべですかね・・・。

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投稿者 B : 00:55 | Camera | Camera Accessory | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック