b's mono-log

2018/10/31 (Wed.)

iPad Pro (2018)

Apple、「A12X Bionic」搭載でノートPCより速い「iPad Pro」 - PC Watch
【西田宗千佳のRandomTracking】すべてが変わったiPad Proと、ついにリニューアルしたMacBook Air&Mac mini実機をチェック - AV Watch

Apple が昨夜開催した新製品発表会でいくつかの製品が発表されました。

私は根っからの Windows ユーザーなので Mac 関連については他の方々にお任せするとして、注目していたのが iPad Pro。iPhone XS/XR を上回る A12X Bionic プロセッサを搭載し、狭額縁化された新筐体に Face ID と新型ペン を携えたフルモデルチェンジ。先だってフル機能版の Photoshop/Lightroom が iOS 向けに提供されることが発表されていましたが、いよいよ本格的に iPad Pro がプロダクティビティツールとして PC/Mac の需要を一部置き換えていくことになります。
あとなにげに充電コネクタが Lightning から USB Type-C に変更されていますが、今後 iPhone も含め USB Type-C に変更していくながれなんでしょうか。欧州では Apple に対して標準規格の採用勧告が出ているようですし。

iPad Pro

まあ外観が刷新されたことを除けば従来の iPad Pro から根本的に変わるものではありませんが、新型の最大の特長は見た目以上に A12X Bionic プロセッサにありそうです。iPhone XS/XR に搭載されている A12 Bionic が 6 コア CPU+4 コア GPU に 4GB RAM サポート(iPhone XR は 3GB)だったのに対して A12X Bionic は 8 コア CPU+7 コア GPU に 6GB RAM サポート。動作周波数は不明ながら、Photoshop などのプロダクティビティアプリの動作には A12X が搭載する強力な GPU が活きてきそうです。Apple が言う「市場にある 92% のモバイルノートより高速」というのを話半分に受け取るとしても、少なくとも Intel Core Y プロセッサよりは速そうだし、U プロセッサとも比較対象次第では良い勝負をしそう。Intel は内蔵 GPU がショボいからなあ...。あとは実際に Photoshop/Lightroom などのアプリがどの程度快適に動くかでしょうか。4,000 万画素クラスの RAW 画像でもまともに扱えるのかどうか。

私は以前 VAIO Duo 13 で Photoshop/Lightroom を扱っていましたが、ペンを使うとブラシやマスクの操作がマウスとは比較にならないほど快適なんですよね。今は性能的に物足りないので使っていませんが、それでもたまに液タブが欲しくなるほど。そう考えると Photoshop/Lightroom 作業端末として iPad Pro を使うというのは、性能さえ足りていれば理にかなっていると言えます。
とはいえそのために PC/Mac から iPad Pro に乗り換えるユーザーはそう多くないでしょうが、こういう市場に向けて新製品を出せるのが今の Apple の強みなんだよなあ。Android タブレットは多くのメーカーが撤退して安かろう悪かろうしか残っておらず、ちょっとマシなものを探しても Lenovo・Huawei・ASUS くらいしか選択肢がない状況。時間をかけて市場を育ててきた Apple には一日の長があります。¥89,800~ と値は張りますが、性能は Pro ではない MacBook 無印/Air よりは高そうだし、用途やワークフローさえハマるならばモバイル PC の代替として検討できるレベルでしょう。日本で買うと妙に高い Surface Go より満足度高いんじゃないでしょうか。

もはやタブレットなしでは生活できない身体になっている私としては気になっています。Android タブレットがこんな状況だから次は iPad かな、とは常々思っていましたし。ただ買い換えという意味ではそろそろ家族共有の Xperia Z2 Tablet(Android 5.1.1)、私のモバイル用の Z3 Tablet Compact(Android 6.0.1)という OS が古くなってしまったタブレットを買い換えるのが先だから、本当は iPad Air/mini クラスのほうが欲しいんですよね。家族共用で iPad Pro はさすがにオーバースペックすぎるし。ちょっと悩みどころです。

投稿者 B : 22:18 | Mobile | iPhone & iPad | コメント (0) | トラックバック

2018/09/13 (Thu.)

iPhone XS / XR

Apple、「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」を発表 - ケータイ Watch

iPhone XS / XR

毎年恒例、新しい iPhone が発表されました。

私は年々新しいスマホに興味を失いつつあるのですが(汗)、下記 Business Insider Japan の記事が非常に分かりやすくまとめてくれていたのでリンクを貼っておきます。

比較表で見る、新型「iPhone XS」「XS Max」「XR」の違い ---- 9月21日発売へ、ホームボタンは消滅 | BUSINESS INSIDER JAPAN

昨年モデルはハイエンドの iPhone X とミドルレンジの iPhone 8/8 Plus というラインアップだったのが、今回はハイエンドを iPhone XS/SX Max という 2 ラインにし、普及価格帯を iPhone XR に一本化してきました。高級感あるメインストリームラインとカラバリの普及モデルという組み合わせは iPhone 5s/5c 時代のそれを彷彿とさせますが、5s/5c が SoC の世代などプラットフォームを分けて明確に棲み分けていたのに対して、XS/XR はどちらも A12 Bionic SoC を採用して性能的にはほぼ差がなく、ノッチつき全面ディスプレイを含む意匠もかなり似通っています。違いと言えば画面サイズ/解像度とカメラがデュアルかシングルかくらい。これで XS Max の 512GB モデルが 16 万円台、XR の 64GB モデルが 8 万円台という倍近い価格差を見ると、iPhone XR がかなりお買い得に見えてきます。一方で、iPhone をはじめとするデジタルガジェットの価格帯がここ数年ジワジワ上がってきているのに我々の収入は大きく変わらず、日本が経済的に後退していることも痛感するわけですが(´д`)...。

そういえば以前から iPhone SE の後継にあたるモデルの登場が噂されてきましたが、結局出てきませんでしたね。XS/XR の発売後も iPhone 8/7 は継続販売されるとのことですし、三年前に発売された iPhone 6s が今になって docomo with 入りしたことも考えると、少なくとも iPhone SE が担っていた役割のうち「安い iPhone」というポジションは今後 iPhone 6s~8 が受け持っていくということになるのでしょう。スマホの大画面化が進み、アプリの大画面/高解像度対応が進む世の中において小型スマホが不適合となりつつあるということもあるのかもしれません。欧米ではスマホでも QWERTY 入力が基本になるため大画面が好まれ、日本のように片手フリックで使うから小さい方がいいという国は世界的に見ても少数派らしいですし。
それでも自分の好みからすると今の iPhone は大きいですよね...。Xperia XZ ですらちょっと大きいと重いながら使っている私としては、許せるのは iPhone XS のサイズ(フットプリントがほぼ Xperia XZ と同じ)までで、iPhone XR ですらそれよりも大きい。さっき iPhone XR のお買い得さについて書きましたが、自分が買うとしたらサイズで iPhone XS 一択かなあ...。

私はこの年末で Xperia Z5 Compact が三年、Xperia XZ が二年経つのでそろそろ買い換え時なんですよね。二台あるうちの片方は数年ぶりに iOS デバイスに戻してもいいかなと思っていたりするのですが、どうしようかなあ...。

投稿者 B : 22:00 | Mobile | iPhone & iPad | コメント (0) | トラックバック

2017/09/13 (Wed.)

iPhone X

全面スクリーンの「iPhone X」登場。5.8型有機EL SuperRetina搭載で112,800円~ - AV Watch
耐水で無線充電、4K/60p撮影、FLAC再生にも対応した「iPhone 8/8 Plus」 - AV Watch

iPhone X/8

毎年この時期恒例の iPhone 新製品が発表されました。近年では事前リークでだいたいのスペックが分かってしまい、発表は単なる答え合わせになっているとはいえ、今回は特に事前情報が多くて興ざめてしまった感があります。でもケースを出す早さでサプライメーカーの存亡が変わってしまったりする業界だから、市場への影響の大きさを考えると今後もこのリーク合戦は収まらないんだろうなあ。

今回は iPhone 8/8 Plus/X の三機種が同時発表。iPhone 7 も含めたスペックの差分ってどうなってるんだろう?と作ってみようと思ったら、Engadget がもうまとめてくれていたのでリンクを張っておきます(ぉ

iPhone X /8 /7 スペック比較。性能と革新のX、安心感保ち性能アップの8 - Engadget 日本版

7 と 8 の違いは、スペック表だけ見ると 7S というネーミングでも良かったんじゃないの?という気もしますが、非接触充電に対応してバックカバーの素材が変わったこと(≒サードパーティのケースも変わることになる)や、最大のライバル Galaxy よりも一世代古く見えてしまう名称を避けたかったという意図もあるのでしょう。また SoC に関して言えば今後ディープラーニング用の NPU の重要度が高まっていくため、iOS の発展次第では A10(iPhone 7)までの世代と A11(iPhone 8/X)以降の世代での機能差が広がっていく可能性が高い。おそらくそのあたりの狙いも含めての「8」なんじゃないでしょうか。
一方で X と 8 の違いは主にディスプレイと顔認証に集約されていて、実用だけを考えたら 8 でもまあ十分だよね、でも未来感ある X を見てしまうと今さら 8 を買う気は起きないよね、という感じ。

個人的には、iPhone 8 はともかくとして iPhone X にはすごく既視感があって、デザイン的にも機能的にも Galaxy S8 によく似ています。実物を見るときっと質感とかは大きく違うんでしょうが、初めて見たときの「うわ、未来キタ」感は Galaxy S8 のほうが強かったなあ。
これは去年 iPhone 7 のときにも書いたとおり、今やスマホのハードウェア面での進化を牽引するのは Android であり、iPhone X でさえも Android スマホのフォロワーになっていることに他ならないと言えます。とはいえ世の中には「Android のことは知らん、iPhone が欲しい」という層が(特に日本では)多いのも事実なので、iPhone がスマホのトレンドを追っかけて質の高いものを作ること自体は悪いことじゃない。それに、Android 陣営がコンポーネントの進化に頼った形で進化しがちなのに対して、近年の iPhone は Apple Pay に代表されるように、コンポーネント単体ではなくプラットフォームや社会インフラまで含めた形での進化を提供しようとしている、というのは重要なことだと思います。日本だと電子決済なんかは通信キャリアや交通インフラ側が牽引しないと普及しないところ、メーカーの影響力でここまで浸透させられる企業は他にありません。

そんなわけでスマホとしての目新しさには欠けますが、スマホという機器の進化がもはや一段落して、iPhone 8/X は次世代へのステップ的な意味合いが大きいのではと考えています。前述の NPU は主に iPhone X での顔認証が注目されていますが、これは技術的には顔だけではなくオブジェクトや空間認識にも使えるもの。現在 Apple が開発を進めている ARKit がどう結実するか分かりませんが、AR/VR と NPU の技術は切っても切れない関係にあります。おそらく次世代ではその分野についてより具体的なものが見えてくるのではないでしょうか。
対する Google は、これまで開発を続けていた AR プラットフォーム「Project Tango」を終了させ、Android O では新たに「ARCore」として仕切り直すことを発表したばかり。AR 技術で先行していたのがここにきて足踏み(技術的には退化)しており、この分野ではしばらく Apple が先行する可能性もあります。
とはいえ近年の iOS と Android は互いに良いところを模倣し合うばかりで技術的なジャンプが少なかったこともあり、久しぶりに本気の競争が見られそうで楽しみでもあります。

それにしても額縁の太いスマホはもう時代遅れに見えてきましたね。Xperia が次もコンサバティブな商品開発しかできないようなら、私も次は Galaxy あたりに乗り換えてしまおうかと思っています。

投稿者 B : 22:18 | Mobile | iPhone & iPad | コメント (0) | トラックバック

2016/09/08 (Thu.)

iPhone 7

アップル、防水防塵やFeliCaに対応した「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」 - ケータイ Watch
Apple Payが日本で10月サービス開始、iPhone 7はSuica対応に - ケータイ Watch

iPhone 7

iPhone 7/7 Plus が正式発表されました。
スペックはほぼ事前リーク情報どおりではありますが、iPhone 6 からの進化点を並べるとこんな感じ。

  • カラーバリエーション追加
  • iOS 10 搭載
  • A10 Fusion プロセッサ搭載
  • アウトカメラのデュアル化(Plus のみ)
  • スピーカがステレオ化
  • イヤホン端子の廃止
  • 防水防塵仕様(IP67)
  • FeliCa 対応(日本仕向けのみ)

「これなんて Android スマホ」と言いたくなるほどに、主要な進化点は国内メーカー製 Android スマホが既に実現してきたことばかり。だからといって iPhone が遅れていると揶揄するわけではなく、もうそれだけスマホのハードウェア面での進化が行き着くところまで行き、他社の後追いや重箱の隅をつつくレベルの改良に終始する段階に入ったということかと思います。また Apple のスマホ事業自体が既に守りのフェーズに入った(実際 iPhone 6 あたりからそういう傾向は顕著でしたが)という側面も強いかと。
でも今まで「おサイフケータイがないから」「防水じゃないから」という理由で Android 端末を選んでいた向きには、もう iPhone を選ばない理由がなくなってきたのも事実で、ここまでやられると特に国内スマホメーカーはもう差異化する要素がないんじゃないですかね...。

先月あたりから急に信憑性のある情報が出回り始めた「iPhone が FeliCa に対応する」という噂は、iPhone 7 で現実のものとなりました。しかし当初日本向けに提供される決済方式は、Suica・iD・QUICPay の三種類のみ。しかも Suica はいわゆる「モバイル Suica」方式ではなく、磁気カード相当の機能を iPhone に入れ込んでしまうもののようです。モバイル Suica が実現している特急券予約や EX-IC 連携などの機能は実装されていませんが、それは JR 東日本が別途提供する iOS アプリである程度はカバーできる見込みとのこと。最初からモバイル Suica 相当のフル機能対応ではなく、アプリのアップデートにより段階的に機能が増えていくというやり方になる可能性もあります。
このあたりはまだサービス自体が始まっていないので具体的なことは分かりませんが、下記西田宗千佳氏の記事である程度は把握できるかと。

【西田宗千佳のRandomTracking】iPhone 7のSuica対応を分析する。「カード版Suica」を置き換え、日本独自モデルで展開 - AV Watch

FeliCa(≒NFC Type-F)はワールドワイドで一般的な NFC Type-A/B とは異なる規格で、かかるコストが高いこともあって iPhone 7 での FeliCa 対応は日本仕向けのみになるとのこと。となるとグローバル版の iPhone を買ってきて使ったり、訪日客が母国から持ち込んだ iPhone で電車に乗ったりできないんじゃ、でもまあ交通系はともかく店舗決済系は今後緩やかに Type-A/B/F のハイブリッド対応に変わっていくんだろうなあ...ということを考えていたら、Twitter でフリーライターの矢作晃氏からこんな指摘をいただきました。

そうか、どうしても交通や店舗決済が中心な日本のおサイフケータイの感覚で捉えると iPhone の FeliCa 対応は中途半端な印象がありますが、Apple Pay の本質は「クレジットカード相当の決済を Touch ID などを使ってよりセキュアに行う仕組み」なわけです。特にアメリカで一般化しているポストペイ系の決済の利便性向上(と Apple がそのお金の流れから利益を上げるため)の仕組みと考えれば、Suica 対応のやり方のほうがアクロバティックなことをしていることになります。このあたりは、実際に北米で Apple Pay を利用した経験のある矢作氏の下記記事を読めばより理解できます。

【特集】【特別企画】知っておきたいApple Payの初歩から将来、秘密まで - PC Watch

とはいえ日本では、世代や所得によっても差はあるもののまだまだクレジット払いが普及しているとは言い難い。Apple Pay が日本に定着するにはやはり扱いやすいプリペイド対応の仕組みが必要なんじゃないかと思います。首都圏にいる限りは Suica さえまともに使えれば電子マネーはけっこう事足りますが、地方ではそうでもないし。最近、VISA はクレジットよりもデビット決済を強化しようとしているようですし、電子決済関連は 2020 年くらいまでにあと何回か動きがありそうな気がします。

投稿者 B : 22:17 | Mobile | iPhone & iPad | コメント (0) | トラックバック

2016/03/22 (Tue.)

iPhone SE

16GBで52,800円、低価格版「iPhone SE」登場。A9チップ、4K撮影 - AV Watch

iPhone SE

噂になっていた「小さくて安い iPhone」が出ましたね。

近年の Apple 製品で、発表時にこれだけ反応が分かれるものも珍しい。既に iPhone 6 シリーズを使っている人にとっては何の面白みもないエントリーモデルに見えるだろうし、iPhone 5s 以前のモデルから買い換えられずにいた人にとっては「こういうのが欲しかった」んだろうし。私は、まさかここまで iPhone 5s そのまんまのデザインで出してくるとは思っていなかったので、驚きました。
Apple にしてみれば、大失敗した iPhone 5c 以来の廉価版 iPhone ということになります。iPhone 5c は 5s に比べると一世代前の SoC だったり、Touch ID 非搭載だったり、プラスチック筐体だったりと上位モデルに対して明らかに見劣りする内容だったのと、こと日本においては「二年縛りで買えばハイエンドモデルだろうと表向きタダ同然で買える」ことで 5s に需要が集中してしまいました。が、今回は中身はほぼ iPhone 6s 相当で外装も 5s 同等のアルミ筐体という、最新世代の小型モデルとして悪くない内容になっています。デザインが 5s と同じなのは、コストよりもむしろ「ちゃんとした高級感は備えつつ、6s よりも世代を新しく見せない」ためのあえての選択ではないでしょうか。これはけっこうしたたかな戦略だと思います。

iPhone SE は主にまだ iPhone がシェアを取れていない新興国向けという見方が強いですが、先進国においても前述のような 6s だと大きすぎる層、それから「キャリアはどこでもいいからとにかく iPhone が欲しい。できるだけ安く」という層(これは日本独自の傾向だと思いますが)には深く刺さるんじゃないでしょうか。なんたって、Y!mobile が今さら二年半落ちの iPhone 5s の新規取り扱いを開始するくらいですからね(これ、SBM の余剰在庫とかではなく新規生産との噂)。格安 SIM の流行もあって、「とにかく安い iPhone」が求められている証拠と言えます。

しかし、こういうのを見るとスマホはもう完全に新しいテクノロジーやビジネスモデルがドライブする市場ではなくなり、iPhone でさえコモディティになってしまったんだなあ、と実感しますね。そりゃあ私も毎年スマホを買い換えなくなったわけだ...。

アップル、9.7型のiPad Proを3月31日発売、256GBも - AV Watch

こちらもそれほど驚きがないと言われている内容。確かに iPhone SE と同じく「既存製品が一回り小さくなっただけ」ではあります。

が、iPhone SE は実際にレイトマジョリティ向けなのに対して、iPad Pro 9.7" は iPad Air 2 からはグレードアップであり、単価アップになっています。これまで 12.9" の特権だった Apple Pencil や Smart Keyboard に対応することで、受け身のデバイスだった iPad を PC 同様の知的生産のためのデバイスに変えようとしているように見えます。存在感を増す Surface への対抗という意味合いもあるでしょうが、徐々にオーバーラップしていくタブレットと PC の線引きを変えようとしているのではないでしょうか。ローエンドのタブレットはもう 1~3 万円の世界で、Xperia ですらタブレット撤退秒読みと言われている状況ですが、iPad(少なくとも大きい方)は PC に近づいていくことでその立ち位置を確保しようとしているように見えます。

12.9" の iPad Air はさすがに大きすぎてユーザーを選びましたが、9.7" は今までの感覚の中でできることが増えるので、けっこう面白い存在になると思います。私もこのまま行くと Xperia Z2 Tablet からの買い換え先がなくなりそうなので、次は久しぶりに iOS に戻ってみてもいいかもしれません。

投稿者 B : 23:00 | Mobile | iPhone & iPad | コメント (0) | トラックバック

2015/09/10 (Thu.)

iPhone 6s/iPad Pro

【西田宗千佳のRandomTracking】iPad Pro、新Apple TV、iPhone 6s/6s Plusを早速体験 - AV Watch

Apple から新製品群が発表されています。Mac 以外の製品を一新、という内容になっていますね。

■iPhone

iPhone は「s」世代なので基本的にはマイナーチェンジ。新色ローズゴールドの追加と新機能「3D Touch」が主なトピックですが、気になるのは当然 3D Touch。いわゆる感圧タッチパネル技術で「押し込み」操作ができるようになりました。
使い方はいわゆる Windows の右クリックや Android のメニューボタンの挙動に近いイメージですが、単なる操作メニューを出すだけ、という操作を Apple が追加するはずがないので、Google Now on Tap のような操作のコンテクストに応じたフィードバックやサジェストを行うことまで視野に入れた機能なのではないか、と思います。ただ、シンプルさが身上の iPhone の操作性を複雑化させることには違いないわけで、どれだけ直感的に、かつ Android に比べて少ない画面遷移で操作を完結させられるかがカギになりそうです。

最近の Apple 製品は静止画とテキストだけでは操作感が想像しづらい UI が増えてきているので、これは一度実物を触ってみないことには何とも言えませんね。近年は製品の成熟に伴い新機種が出ても旧機種を使い続けるユーザーも多くなってきているので、iOS の更新だけでは使えないこのあたりの機能が買い換えの起爆剤になるのか、あるいは「それならまだまだ iPhone 5s でいいや」と言われるのか。Android も含めたスマホ全体が成長の踊り場に差し掛かっているので、それこそ「魔法のような」新機軸が待望されているところですが、果たして。

■iPad

iPad Pro

今回最も注目なのは iPad Pro でしょう。順当に...というより前回のモデルチェンジがあまりに微妙で今回ようやくスペックアップしたといえる iPad mini 4 もありますが、今回はやはり iPad Pro。だいぶ前から噂になっていた 12.9inch ディスプレイを搭載した大型 iPad がついに出てきました。
より高性能になった A9X プロセッサ、マルチタスクに対応した iOS 9 との組み合わせで、従来は閲覧用デバイスにすぎなかった iPad をいよいよクリエイティブツールとして打ち出そうとしています。その証拠にフルサイズキーボードの「Smart Keyboard」、スタイラスペン「Apple Pencil」が登場するなど、入力系オプションも今まで以上に充実。サイズ感やキーボード付きの状態は Microsoft Surface に似たスタイルながら、Surface とも少し違ったマーケットを狙っているように見えます。

個人的には Win10 化してから VAIO Duo 13 の稼動率がとても高くなっていて、特にスタイラスペンを使った Photoshop 作業の快適さ(外付けのペンタブレットでは味わえなかった感覚)に気づいてから、今まであまり欲しいと思わなかった液晶タブレットに興味が出てきたところなんですよね(今、俄然 VAIO Z Canvas が欲しい)。そういう意味では、半分以下の値段で買えそうな iPad Pro もとても気になります。
まあ PC ベースのアプリケーションに慣れきった私にとって、いくらマルチタスク化されたとはいっても iOS ベースで作業をするのは辛いものがあるかもしれませんし、いきなり PC ベースのアプリと同等のことができるかどうかも分かりませんが、そういうところも含め、一度使用感を味わってみたいところ。

■Apple TV

Apple TV も一大リニューアル。新 OS「tvOS」を搭載し、iOS 機器と同じようにアプリを追加していけるプラットフォームに進化しました。結果的には Android TV の後追いのような展開ですが、Android TV 以前から予想できていた流れであり、既定路線でしょう。
Nexus Player の発売から半年経ってもなかなかこなれない Android TV に対して、心地良いユーザビリティを提供することに長けた Apple のことなので、プラットフォームとしての出来は良さそう。アプリが出揃ってくれば、という条件付きにはなりますが、興味深い製品ではあります。日本はちょうど Netflix や Amazon Prime Video などのスタートで VOD サービスが盛り上がりそうな気配があるだけに、どこまでその流れに乗れるか、という意味でも要注目。本体価格は Nexus Player と大差なさそうだし、一台買ってみてもいいかなあ。

投稿者 B : 21:21 | Mobile | iPhone & iPad | コメント (0) | トラックバック

2014/10/17 (Fri.)

iPad Air 2/mini 3

Google が Nexus シリーズの新機種を発表した翌日、Apple は iPad Air 2 と mini 3 を発表しました。

Apple、厚さ6.1mmになった「iPad Air 2」 ~GPU性能2.5倍のA8X搭載、Touch ID対応 - PC Watch
Apple、Touch ID対応となった「iPad Mini 3」 - PC Watch

iPad Air 2/mini 3

iPad Air 2 は全面リニューアルで、SoC が A8X になり、従来よりさらに薄く軽くなり、カメラ周りのスペックが強化されています。それに対して iPad mini 3 は Touch ID に対応し、新色ゴールドが追加された以外の変更点は特にない、マイナーチェンジ止まり。まあ Air 2 のほうも順当進化レベルでしかなく、プラットフォームを刷新した iPhone 6 に比べて非常に地味なモデルチェンジと言えます。まあ、タブレットはスマホに比べて教育市場や B2B の比重が高いので、コンサバ気味の仕様になるのはそれはそれで納得なわけですが、Apple がこの領域でのイノベーションは当面ない、と思っていることの顕れのような気もします。
私としては、今回はそれよりも米国市場で導入される Apple SIM のほうが大きな話のような気がしています。回線契約の主導権を Apple が握ることになるわけで、これを契機に通信事業者の土管化が進む、なんて未来もあるんじゃないでしょうか。

個人的な話をすると、今手持ちのモバイル機器で最も世代が古いのが初代 iPad mini なわけで、これをリプレースする先をどうするか、が目下の課題。今回は Wi-Fi モデルじゃなくて LTE 版にして MVNO SIM を運用したいのでiPad mini の新型はその最有力候補になるはずだったんですが...Touch ID くらいしか変化がなくて 11,000 円値上がるなら、むしろ旧型を買った方がコストパフォーマンスが高い。でも今さら旧型を買うのも癪だし、どうせ一年後には A8X か A9 搭載の mini 4 にモデルチェンジしてしまうので、投資効率悪いよなあ...と思うわけです。
iOS のテスト環境として 1 台持っておくことにこだわらなければ別に Android でもいいので、そうすると Xperia Z3 Tablet Compact が候補に挙がってくるんですが、こっちは LTE 版がないし。グローバル版が技適を通っていてくれればそっちを買う手もあるけど、その確証もまだないし。Nexus 9 はちょっと重いしなあ。なかなか決め手がありません。

Z3TC の SIM フリー版正式に発売してくれませんかね...。

投稿者 B : 23:23 | Mobile | iPhone & iPad | コメント (0) | トラックバック

2014/09/10 (Wed.)

iPhone 6/Apple Watch

Apple、4.7型「iPhone 6」と5.5型フルHD「iPhone 6 Plus」 - AV Watch

iPhone 6/6 Plus

iPhone 6 が発表されましたね。

SNS でガジェット好きな方々をフォローしていると、最近はもう特に自分から追いかけなくてもどんどんリーク情報が流れてきてしまうので、驚きはあまりありません。実際、私の周囲の頻繁に Apple 製品を買い換えている方々の反応も、いつもより落ち着いた感じ。確かに、「指が届かないなら画面をずらせばいいのに」という発想は、ちょっと違うんじゃないの、と感じます。

まあ、スマートフォン市場の成長が鈍化し、市場の流れを作っているのが必ずしも Apple だけではなくなっている現在、Apple としてはトレンドを作り出すよりも Android 陣営に浸食されている領域をカバーすることで(特に日本以外で)失ったシェアを取り戻す上では必要なことではあります。大型化や NFC の搭載は、以前の Apple なら考えにくいことでしたが、その点では必然的な変化と言えます。
ハードウェア的な面で目新しい進化といえば、6 Plus に搭載されている光学手ブレ補正くらいのもの。市場の成長も止まってきましたが、ハードウェア面でももう進化の踊り場にさしかかったのが 2014 年のスマホ、と言えるでしょう。代わりにミドルレンジ以下の機種のスペックがグッと上がってきています。

iPhone 5c の不発を受けて Apple が新興国市場をどう考えているかは分かりませんが、この iPhone 6/Plus は先進国の既存ユーザーの買い換え需要をきっちり押さえにきた、という印象。そういう視点で見ると、Plus はともかく iPhone 6 は実に手堅くまとまった製品だと思います。

それよりも、事前の注目も含め、賛否両論激しかったのはむしろこっちかと。

Apple、腕時計型デバイス「Apple Watch」を'15年初頭に発売。竜頭で操作。349ドルから - AV Watch
【西田宗千佳のRandomTracking】iPhone 6/Plus、Apple Watchファーストインプレッション - AV Watch
Apple Watchはどこまで使える? | オリジナル | 東洋経済オンライン

Apple Watch

今年に入ってから盛り上がってきているウェアラブル端末。ついに本命の一角、Apple の参入です。

でも正直なところ、うーん...という感じ。
スマートフォンとして最大の影響力をもつ iPhone と繋がるスマートウォッチだけに、ひとつのベンチマークにはなっていくでしょうが、できること自体は既存のスマートウォッチと大差ないように見えます。まだ製品デザインとプロモーション動画程度しか出回っておらず、具体的に何がどのようにできてどう心地いいのか分からないので、中身についての判断はまだ保留。

ただ、デザインだけはもっと何とかならなかったのかな...と思います。デザインに限って言えば、Motorola の Moto 360 や LG の G Watch R あたりのほうが全然ソソる。円形ディスプレイを使った腕時計然としたデザインがいいというわけではありませんが、多くの人が指摘しているように「最大の競合は長い歴史を持つ腕時計」なので、液晶や有機 EL ディスプレイを使ったらこういう形になるんだよ仕方ないだろ!的なデザインでは、そこを乗り越えることは難しいでしょう。このへんはシャープあたりもフリーフォームディスプレイなどのデバイスを開発しているので、デバイス側の進化を待つ必要もありそうですが。

今年はウェアラブル端末を何かひとつ買ってみようかと思っていたので、Apple Watch には密かに期待していたんですが、どうするかな...。

投稿者 B : 22:16 | Mobile | iPhone & iPad | コメント (0) | トラックバック

2014/04/25 (Fri.)

iPad mini の買い換え、検討中

ここ最近、愛用の iPad mini の動作が緩慢に感じるようになってきました。

iPad mini

私の iPad mini は、iOS 7 にしたらきっと重くなるんでしょう?と思ったので、iOS 6.1.3 からアップデートせずに使い続けています。アップデートした人で「重くなった」と言っている人が少なくないのでこれは正解だったと思っているんですが、それにしても iOS 6 でも最近ちょっと重い。アプリを使っている上では特に支障はないのですが、アプリの切り替えや画面の切り替えで一瞬待たされるというか、「どっこいしょ」という感じで切り替わるのがプチストレス。
原因として考えられるのは、OS はバージョンアップしていなくてもアプリがアップデートによって少しずつ重くなってきていたり、扱うデータも 1 年前より少しずつリッチになっていたりするのでは、とみていますが、それよりもむしろメインスマホを Xperia Z1 f にしたことで、非力な iPad mini が相対的に遅く感じるようになったのではないかと思っています(;´Д`)。

まあ、買ってから 1 年は経ったわけだし、モデル的にはもう 1 年半前のものだし(iPad 2 相当のスペックと考えるともっと古い)、iPad mini Retina に買い換えてもいいんですけどね。

Apple / iPad mini Retina ディスプレイモデル Wi-Fi

B00H35RIAK

ただ、今買ってもどうせ半年で新型が出てきてしまう、というのが踏ん切りのつかないところ。
サイズ感的にもちょうど良いので、買い換えの最有力候補ではあるんですが。

でも、iOS にこだわらなければ今や 10inch 未満のタブレットにもずいぶん選択肢が増えましたよね。

ソニーモバイルコミュニケーションズ / Xperia Z Ultra Wi-Fi

B00HZ5SJ1U

Android なら Z Ultra が順当には最有力候補。
とはいえ、私の小型タブレットの使い道の一つが電子雑誌なので、画面サイズがちょっと小さいのと、16:9 の画角は電子雑誌には微妙に合っていなかったりします。その点、4:3 の iPad mini がちょうど良いんですよね。あと、以前比べてみたところ「F1 速報」の電子版がアプリの安定度も画質の最適化も Android 版は iOS 版に少し劣る印象だったのが、若干ネガティブ。
8inch で 16:10 くらいのモデルがあったら、それでも選びたいんだけどなあ。

Lenovo / IdeaPad Miix2 8

B00GGB7S1G

Windows 8.1 もだいぶこなれてきたし自分も操作に慣れてきたので、Windows タブレットという選択肢もありますね。最近は『艦これ』需要で入手困難みたいですが。
ストアアプリは相変わらず少ないですが、デスクトップ環境で使い慣れたアプリを使えるというのが最大のメリット。Flash だって普通に使えるし。ただ(結局そこかよ、という話ですが)「F1 速報」の電子版が Windows だとストリーミング(ブラウザ上)でしか読めないので、地下鉄とか飛行機に乗っているときに使えない、というのが個人的には難点。

という感じで、どの選択肢も一長一短。とりあえず今できていることがそのまま移行できる、という意味では iPad mini Retina が最も無難ではありますが。
モバイル回線をどうするか、という話ともリンクしているし、最近にわかに LTE 系 MVNO 周りの動きが活発になってきていたりもするので、そのへんもふまえてもう少し悩んでみようと思います。

投稿者 B : 00:43 | Mobile | Smartphone & Tablet | iPhone & iPad | コメント (0) | トラックバック

2013/10/24 (Thu.)

iPad mini Retina

アップル、薄型/軽量化した9.7型「iPad Air」11月1日発売 - AV Watch
アップル、Retina化した7.9型の新「iPad mini」 - AV Watch

iPad

iPad/iPad mini がモデルチェンジ。噂通り Retina 化された iPad mini と、さらに薄くなった「iPad Air」。薄型化はともかく、これに「Air」と名付けてくるとはちょっと想定外でしたよ。

意外だったのが採用されている SoC で、Air/mini ともに iPhone 5s と同じ最新世代の A7 を搭載してきました。Air はまだしも、mini のほうは先代が iPad 2 世代の A5 だったので、一気に A5X・A6・A6X 世代を飛び越して最新の SoC が載ったことになります。これはおそらく半導体の製造プロセスの問題で、iPad mini の A5 から A6・A6X はいずれも 32nm プロセス、A7 は 28nm プロセスのため、一気に A7 にしてしまったほうが消費電力的に有利だった、ということだと推測されます。

3 月に初代 iPad mini を購入し、カーボンケースまでつけて愛用している身としては、mini の Retina 化は気になっていたところ。個人的にはタブレットは iPad でも Android でもどちらでもいけますが、「F1 速報」電子版が快適に読める(アプリが安定している、スケーリングが適切、4:3 のアスペクト比が読みやすい)という一点において、私にとってモバイル用は今のところ iPad mini のほうが良い。
iPad mini Retina の、0.3mm 厚く、10% 重くなったことと得られる快適さとのトレードオフはどれほどのものでしょうか。正直なところ、iPad mini は毎日通勤カバンに入れて使っていますが、思いのほか不満が少なく、電子雑誌を読んでいても XGA で物足りなく感じることは少ないし、SoC の性能についてもむしろモバイルの回線速度や安定性のほうがボトルネックになっていて、パワー不足を感じることはまずありません。買ってまだ半年しか経っていないし、とりあえず来春の WiMAX の更新時期までこのまま使い続けて、WiMAX の乗り換えインセンティブで Retina モデルを買う、というので十分幸せな気はしますね(笑。

実は、まだ iOS 7 にもアップデートしていなかったりするので、まずはアップデートしてみてパワー不足を感じたら買い換えを考える、でもいいかな(笑。

投稿者 B : 00:00 | Mobile | iPhone & iPad | コメント (1) | トラックバック