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2019/03/08 (Fri.)

日本で買えるアメリカ向けプリペイド SIM「MOST SIM」

今週はふたたび北米出張に来ています。

前回の出張時には事前準備ができなかったため結局 docomo のパケットパック海外オプションを利用しましたが、一週間の滞在のために ¥3,980 というのはやっぱりちょっと高価い。現地での通信費を抑えるため、今回は事前にプリペイド SIM を調達しておきました。

MOST SIM

MOST SIM

T-Mobile の回線を使用する MVNO のプリペイド SIM で、Amazon.co.jp での販売価格は ¥2,650最低 7 日間〜 ながら AT&T 回線版もアリ)。docomo のローミングの 2/3 のコストで使えるのはありがたい。また他国よりも SIM 現地調達のハードルが高いアメリカにおいて、あらかじめ日本の Amazon で SIM を買ってから現地に向かえるというのも安心感があります。
ちなみに現地で MVNO のプリペイド SIM を購入する場合は $30/月 が実用ラインという感じなので数週間滞在するならそのほうが得でしょうが、ウィークデー一週間の出張なら MOST SIM のほうが若干コストパフォーマンスが高いです。

MOST SIM

パッケージには注意書きがけっこうな大きさで表記されていました。事前の注意事項が多いだけでなく、よく分からずに買って現地に着いてから繋がらないというトラブルが少なくないのでしょう。
でも北米での主要周波数帯である B2&B4 への対応必須はまあいいとしても、タブレットや Wi-Fi ルータでは使えないというのが意外。

MOST SIM

こういう SIM カードは台紙に切り欠きがあってそこにカードが収められているのが一般的ですが、MOST SIM はなんと台紙にメンディングテープで直貼りされていました(笑。でも SIM カードにはついてこないことのほうが多い SIM ピンがついてくるのは良心的。まあ、私は何本も持ってますが。

MOST SIM

T-Mobile の回線を利用する MVNO なので、SIM カードも T-Mobile ブランドのものがそのまま入っていました。ちょっと前までの docomo 系 MVNO と同じですね。SIM カードは 3 サイズ分の切り込みが入っていて自分で選択して切り取る方式。カード裏面にはアクティベート期限が書かれていて、この期限内にアクティベートしないと無効化されてしまいます。だいたい 3 ヶ月を目安とした期限のカードが送られてくるようで、渡航予定よりあまり早い時期に購入するのは避けたほうがよさそう。1 ヶ月くらい先に確実に海外出張や旅行が入りそうという状況になったらオーダーするのが良さそうです。

MOST SIM

利用開始に先立って、アクティベーション用サイト(https://open.mostsim.com/)にアクセスして必要事項を申請します。アクティベーションは MOST SIM の担当者が手動で行っているのか、利用開始の 3 日前にあらかじめ申し込んでおく必要があるようです。遅くとも出発の 1 週間前には Amazon に SIM カードを注文して、届き次第申請するのが良いでしょう。

MOST SIM

申請は必要事項を入力するだけで完了。使用開始日だけでなく端末の IMEI や Amazon での注文番号なども入力する必要があって少し面倒ですが、不正利用対策のためにはやむを得ないところでしょう。

事前の手続きが完了したら、あとは現地に着いてからどう使えるようになるか。
なお今回は先日 SIM ロック解除しておいた Xperia XZ(SO-01J)を使います。

しかし。

MOST SIM

SIM の台紙には「現地に着いたらスマホの SIM を挿し替えて再起動するだけで自動的に繋がる」と書いてありますが、私は繋がりませんでした(;´Д`)。こんなこともあろうかと、あらかじめスクリーンショットを取っておいた FAQ ページの手動設定を行ってもまだ繋がらず(´д`)。でも LTE の電波自体は掴んでいるようだったので設定次第で使えるはずと思い、ホテルに到着してから Wi-Fi 経由でサポートセンターとメールのやりとりを三往復ほどしてみたところ、

MOST SIM

「VoLTE をオフにしてみてください」というアドバイスに従った結果、繋がりました\(^O^)/。
まさかこんなところが...と思ったけど、よく考えたら VoLTE の実装は(少なくとも日本国内では)キャリアごとに異なっているので、docomo 用の VoLTE を T-Mobile 回線で使おうとしたら問題が出ても不思議はありません。もしかすると最初から VoLTE オフ設定にしていたら、APN 設定をいじらなくても自動的に繋がっていたのかも。

とにかく MOST SIM の技術サポートの方はレスポンスが早く、かつメールの内容も的確で助かりました。

MOST SIM

スループットは混んでない時間帯で下り 10Mbps オーバー。上りは 1Mbps 出てませんが、それなりに快適です。混んでいても下り 5Mbps 弱は出ています。Xperia XZ(SO-01J)は B2 非対応だからちょっとリスクあるかな...と心配していましたが、少なくともカリフォルニア州の私の滞在先では主に B4 で繋がりアンテナピクト 3〜4 本分くらいの感度は常に出ているようです。

この SIM のおかげで今回の北米出張も快適に過ごせています。初日に繋がるまでのトラブルはあったものの、解決策が分かったので次回からは着陸直後から通信が可能になるはず。少なくとも iPhone XS の SIM ロック解除制限期間が過ぎて eSIM が使えるようになるまでの間は、北米出張時にはこの MOST SIM を買っていくことにします。

投稿者 B : 21:12 | Mobile | Mobile Network | コメント (0) | トラックバック

2019/01/27 (Sun.)

アメリカのプリペイド SIM 事情

LAX

北米に来たら、まずは通信手段を確保したいところ。先日のシンガポールのようにホテルまで通信不可な状況で過ごすのは不安すぎるので避けたい(汗。できるだけ空港内でプリペイド SIM を確保したいので、ロサンゼルス国際空港(LAX)で探してみました。

国際線ターミナル(TBIT)の到着出口すぐのところにある両替所に大々的に T-Mobile の SIM カードのポスターが貼ってありました。ここで買うことができるようですね。

LAX

「UNLIMITED DATA」と書かれており容量無制限でデータ通信ができるようです。しかしこのポスターには価格が書かれておらず、どうもここで買えるのは $100 くらいするプランのみの様子。これなら一週間程度の出張であれば日本キャリアのローミングを利用した方が全然安いので、ここはスルー。

LAX

両替所のすぐ隣には Boost Mobile という SIM カードやイヤホン、ケーブル等を扱っているモバイル関連ショップのブースがありました。ここでも旅行者向けのプリペイド SIM を販売しているようですが、

LAX

定額制の SIM は最低でも $65 から、従量制でも $30 スタートということでメチャ高い。台湾やシンガポールだと ¥1,500 程度で十分なプランが買えることを知っていると、これはちょっと手を出す気になれません。

パケットパック海外オプション

これならローミングしてしまった方が全然安いじゃん、と空港を出る前に判断してその場で docomo のパケットパック海外オプションをスマホ上で契約。月〜金の滞在だから ¥3,980/5 日間のプラン(キャンペーン価格)を申し込みました。決して安くはないけど空港でプリペイド SIM を買うよりは安い。
ちなみに今回は iPhone XS で契約しましたが、手順的には韓国で Xperia で利用したときと同じです。
回線は現地で使ってみた感じでは私が滞在したカリフォルニア州の一部では Verizon がメインで、LAX 周辺など一部地域で AT&T の電波を掴んでいました。

結果的に北米で使うことを想定して Xperia XZ の SIM ロックを解除してきたのが無駄になっちゃったけど、まあいいや。

target

入国後、買い物がてら立ち寄った target(日本でいうイオンやヨーカドー的な大型スーパー)に No Contract Wireless(プリペイド SIM)コーナーが大々的に展開されていました。

target

例えば Verizon だと $30/月 で 500MB の 4G 通信(それを超えると 2G の速度、つまり 64kbps に落ちると思われる)が可能なプランが最低価格。500MB だとちょっと心許ないですが、ホテルやオフィス等で Wi-Fi が使える環境であれば一週間なら何とかなるか。$40/月 払えば 3GB 使えるようになるので、一ヶ月程度の滞在でも実用的と言えます。

比較すると docomo のローミングが ¥3,980/5 日 なので平日四泊五日の出張ならローミングの方が手軽だし良いかなあ、という微妙なライン。

target

MNO である Verizon の他に、Clicket・Total・TracFone といった MVNO のプリペイド SIM も多数並んでいました。こちらは Clicket が $30/月 で 2GB から、TracFone なら $15/月 で 500MB からというプランが出ていて、Verizon に比べると一段階安い感じ。私の場合は TracFone の $15 のプランなら、ホテルやオフィスの Wi-Fi と組み合わせれば最低価格で一週間過ごせるかなというところ。

target

SIM フリースマホもけっこう売られています。日本のスマホ売り場とは違って該当製品のカードを持ってレジで交換してもらう方式。ここでは Motolora 端末がポピュラーな模様。例えば Moto G6 Play が $199.99 というのは日本で買うのと大差ない価格ですが、日本で販売されていない Moto E5 Play はスマホとして使える最低限のスペック(Snapdragon 425/2GB/16GB)で $129.99 なら出張専用端末として買っておいても損はしないかも。

また MVNO キャリアモデルのスマホも販売されていました。こちらは SIM ロックの有無は不明ですが、MVNO の SIM がバンドルされていて $100 以下のモデルが充実しています。店頭では端末だけ購入して料金プランは自分でオンライン申し込みする方式でしょうか。自分の使いたいキャリアが決まっているなら SIM フリー端末よりこちらのほうが安上がりでしょうね。なお端末は Motorola に加えて Galaxy のローエンドモデルが主流のようです。

target

この他の選択肢としては、Amazon 等で国内で購入できるタイプのプリペイド SIM が多数販売されているので、これを使うという手があります。これだと五日間で三千円弱からなので、docomo のローミングを使うより少し安い。本当は今回もこれを利用したかったのですが、シンガポールから立て続けの出張で日本で準備する時間がなかったという。

ともかく、空港で格安のプリペイド SIM を入手することが難しいことが分かったので、米国では入国後すぐに量販店等に行けるならそこで SIM を調達、それが難しければあらかじめ日本で SIM を準備していくか日本キャリアのローミングを利用するのが現実的ということかと思います。ソフトバンクユーザーなら「アメリカ放題」という選択肢もありますが、それだけのためにキャリアを乗り換えるわけにもいかないので。

また iPhone XS なら eSIM が利用できるので、今回のように現地 SIM を探し回らなくてもオンラインで契約することが可能です。ただしこれを利用するには SIM ロック解除が必要なため、私の場合は半年後に SIM ロック解除が可能になるまで待たなくてはなりませんが。これについてはいずれ試してみようと思っているので、半年後以降の出張の機会を待っています(笑。

投稿者 B : 21:00 | Mobile | Mobile Network | コメント (0) | トラックバック

2019/01/15 (Tue.)

シンガポールで SingTel のプリペイド SIM を使う

Singapore

出張でシンガポールに来ています。
今まで行ったことがある国の最南端は台湾でしたが、今回一気に赤道直下まで来てしまいました。チャンギ空港からホテルまで来る道すがら、タクシーの窓から F1 シンガポール GP のグランドスタンドが普通に見れて大感激。さすがは市街地サーキットだけのことはありますね。

さておき、海外に来たら気になるのは現地での通信の確保です。去年韓国に行ったときには docomo のパケットパック海外オプションのキャンペーンが使えたから比較的安く済んだけど、シンガポールはその手のキャンペーン対象外らしく、五日間全てローミングで使ったら五千円くらいかかる。というわけで、今回は現地 SIM を調達します。

今回の出張は同僚と同行しているんですが、来慣れているせいで空港に着いたら預入荷物を取ってどんどん行ってしまい、空港で SIM を買う余裕がありませんでした。何回も来てる人はいいけど、ネットに繋がっていないと死んでしまう私としては初めての国で通信できない状態でホテルまで来るのは生きた心地がしなかったよ(;´Д`)。

Singapore

今回宿泊しているホテルはダウンタウンの方にある Little India という駅の近くで、その名の通りチャイナタウンならぬインディアンタウンが形成されており、歩いている人はほぼインド系。中心街の高層ビル群とは雰囲気が全然違って、商店街にはインドの食品や衣類を扱っている店がたくさん並んでいますが、その中に十軒おきくらいにスマホを売っている店があるというなかなかのカオスぶり。スマホ屋の多くは OPPO や vivo の看板を掲げていますが、店内では iPhone や Galaxy、Xperia なんかも扱っています。

ここで店員さんに「プリペイド SIM 買いたい」と英語でシンプルに言うと、滞在期間を確認した上で「これでいい?」と SIM を見せてくれます。そしてパスポートをスキャンしたら代金を払って購入完了。若干怪しげな店だったから少し不安でしたが(汗)、台湾の空港でプリペイド SIM を買ったときとほぼ同じスムーズさで購入できました。
まあ実際には一軒目に入った店のパスポートスキャナの調子が悪く、「スキャナが使えないから別の店に行ってくれ」と言われたんですけどね!そういうのも含めてカオス気味なこの街らしいなと。

SingTel / hi!Tourist SIM Cards

hi!Tourist SIM

買ったのは SingTel のツーリスト向けプリペイド SIM。SGD 15(日本円にして ¥1,200 くらい)で 7 日間 100GB の通信が使える SIM ということで、容量を考えればかなり安い。さらに 500 分分のシンガポール国内通話と 30 分分の国際通話、100 通分の国内 SMS 無料、Facebook/LINE/WhatsApp/WeChat カウントフリー、期間中にオーストラリア・インドネシア・マレーシア・タイに渡航する場合は 1GB 分のデータローミングつき、とまあ至れり尽くせりです。単純にデータ通信だけ考えても docomo のパケットパック海外オプションの 1/4 の値段で使えるのはありがたい。

hi!Tourist SIM

というわけで、SIM カードを台紙から切り取ったら先日 SIM ロック解除した Xperia XZ に挿入して再起動します。

hi!Tourist SIM

設定は SIM に付属するユーザーガイドに記載されていました。ちゃんと日本語のページもあってわかりやすい。

hi!Tourist SIM

Xperia XZ(SO-01J)には当然 SingTel 用の設定なんてプリセットされていないので、自分で入力します。
設定画面(ネットワークとインターネット→モバイルネットワーク→アクセスポイント名)で APN 設定を新規作成し、名前を「SingTel hicard」に(これは正直自分で分かればなんでもいい)、APN を「hicard」にして保存します(他の項目は全て「未設定」のままで OK)。これでしばらく待つとスマホのアンテナピクトに「4G」の表示が出てデータ通信可能になります。

hi!Tourist SIM

SingTel ではこのプリペイド SIM ユーザー向けに「hi!App」というスマホアプリを提供していて、このアプリから残りの有効期間と容量、通話時間等を確認することができます。まあ日本で月間 10GB かそこらの契約しかしていない私としては、一週間で 100GB なんてそうそう使いきれるものでもありませんが...。

hi!Tourist SIM

通信速度は下りで 25〜30Mbps、上りで 12〜13Mbps くらい出ていて、日本の docomo よりもやや快適な印象さえあります。

道すがら探してみた感じではシンガポールのフリー Wi-Fi は日本よりも充実していて、SIM を手に入れなくてもそこそこ生活できてしまいそうな印象はありますが、私のように魂がネットに繋がっているレベルになるとそれでもしんどい(ぉ。今度からは空港に着いたらまず最初に両替と SIM 調達を済ますことにしよう...。

投稿者 B : 22:00 | Mobile | Mobile Network | コメント (0) | トラックバック

2018/08/02 (Thu.)

docomo のパケットパック海外オプションを韓国で使う

先日の韓国遠征の際、現地での通信手段をどうするかはちょっと悩みました。台湾ならもう完全に中華電信のプリペイド SIM が安くて速くて入手しやすくて最高なんですが、韓国の場合は現地 SIM の入手にはちょっと手間がかかるらしいし大して安くない。ちょっと調べてみたところ、docomo の海外ローミングサービス「パケットパック海外オプション」がちょうど三日間で ¥2,480 になるキャンペーンを展開していたので、それを利用することにしました。

パケットパック海外オプション キャンペーン料金プラン | サービス・機能 | NTTドコモ

パケットパック海外オプション

私は出国前にスマホの d メニューからパケットパック海外オプションをオンライン申込。このあたりは店頭での契約時にデフォルトでついてくるオプションだったような気もしますが、私はオンラインショップで購入して余計なオプションは一切なしにしていたので、改めて申し込みました。

パケットパック海外オプション

オプション契約が完了すると、自動的に「ドコモ海外利用」アプリがインストールされます。国内でやる作業はここまで。飛行機に搭乗したら、あとはスマホを機内モードにして着陸まで待ちます。

パケットパック海外オプション

韓国に到着したら、機内モードを切って「モバイルネットワーク設定」から「データローミング」をオンにします。ローミングが有効化されて現地のネットワークとのネゴシエーションが確立するまで 2~3 分待ちます。

パケットパック海外オプション

現地ネットワークに繋がると、docomo から自動的に SMS が送られてきます。このくだりは台湾に行ったときと基本的には同じですね。

パケットパック海外オプション

その後、さっきインストールしておいた「ドコモ海外利用」アプリを起動して「『パケットパック海外オプション』ご契約の方」ボタンをタップします。

パケットパック海外オプション

今回は二泊三日の行程だったので、キャンペーン価格 ¥2,480 の三日間プランがジャストフィット。この「利用開始」ボタンを押します。

パケットパック海外オプション

するとすんなり接続が完了し、残り時間のカウントダウンが始まります。
この通信で使えるデータ容量は自分が日本で契約しているプランの容量から引かれることになるため、まさに日本にいるときと同じ感覚で使えます。

パケットパック海外オプション

接続先は KT のネットワークでした。
スマホは Xperia Z5 Compact(SO-02H)を使ったのですが、対応バンドを調べてみたところ、LTE は

SO-02H:B1/B3/B19/B21/B28
KT:B1/B3/B8

↑という感じだったので、B1/B3 で接続していたことになります。ソウル~全州にわたる三日間の行程の中では一度も通信状況が不安定になることもなく、非常に快適でした。スピードテストはしませんでしたが、体感的には国内で docomo 回線を使っているときとほぼ同じ快適さがありました。

改めて調べてみたところ、韓国でももっと安く使える SIM が Amazon で購入できるようですね。ただこれはデータ通信専用になるようなので、音声通話つきで使いたければ手続きの手間やコストもふまえ、(韓国に限って言えば)国内キャリアの海外ローミングサービスを利用するのが最も使いやすいのではないかと思います。

KT / 韓国 プリペイド SIM カード 6 日間 5GB 4G LTE データ通信専用

B07FMNQ83V

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2016/06/05 (Sun.)

台北のプリペイド SIM を使ってみた

台北松山空港に着陸してスマホの機内モードをオフにすると、docomo から自動的に以下のような SMS が送られてきました。

NTT docomo

よく読んでいくとローミング先の国によって文面をちゃんと分けているみたいですね。
ステータスバーのアンテナピクトに「R」の文字がついているとおり、音声通話については自動的にローミングモードに入っています。機器側の設定を特にいじらなくてもそのまま電話が通じてしまうのはものすごく便利ですね...。
とはいえ通信通話料は国内のレートとは違って高くなるので、このまま使い続けるわけにもいきません。音声だけは念のため着信専用に残しておきつつ、現地 SIM を調達します。

中華電信

松山空港のロビーに、台湾最大の通信キャリアである中華電信のカウンターがありました。比較検討すればもっと安いところもあるんでしょうが、こういう利便性はさすが大手キャリア。とりあえず価格表を見てみましょう。

中華電信

外国人訪問者が普通に買えるのは基本的にプリペイド SIM。どのプランもデータ通信容量無制限で、あとは使用日数と付帯させる音声通話の量に応じて価格が変わってきます。
私は三泊四日の滞在だったので 5 Day Pass、それに音声通話をどれくらいするか分からなかったので NT$300 分の通話がついた NT$500 の SIM を購入しました。日本円にすると ¥1,700 くらい、MNO の容量無制限プランと考えればそれほど高くないと言えます。

中華電信

そんなわけでサクッと SIM カード購入完了。パスポートを見せる必要はありましたが、ものの 5 分で発行してくれて、しかも日本語も通じて、とてもスムーズなのがありがたい。

中華電信

SIM のサイズはスタンダード/micro/nano のコンパチで、台紙から自分の好きなサイズに切り取って使えるタイプ。

そういえば Xperia Z5 Compact の SIM ロックを解除してくるのを忘れてしまったので、最初から SIM フリーな VAIO Phone Biz に挿して使うことにします。

中華電信

VAIO Phone Biz には中華電信の APN がプリセットされていたようで、SIM を挿入しただけでプロファイルが自動ロードされてきました。
滞在中は VAIO Phone Biz をメインの通信手段としつつ、テザリングで他のスマホや PC をぶら下げて使います。

中華電信

一応、スピードテストもしてみました。Windows Mobile 向けのスピードテストアプリは種類が少なく、あっても Android よりバージョンが古かったりして微妙だったので、テザリング先の Xperia で計測。なのであくまで参考値ということで。
転送速度自体は 15~20Mbps なのでまあまあ、というところですが、ping が早いことからも分かるとおり、通信の体感速度は日本のモバイルインターネットよりも速いように思います。大きなファイルのダウンロードはそれなりだけど、Web の表示開始やシンプルなテキストメールの受信がすごく速い印象。データ無制限でこのスピードならそうとう快適じゃないですか。

中華電信

音声通話のほうは、自分から発呼すると通話終了後に SMS で通話データ(通話時間と料金/残額)が自動送信されてきます。中国語なので読めない...かと思いきや、漢字をなぞっていくだけでだいたい理解できました(笑。とりあえず、台北市内の同じく中華電信の携帯電話宛にかけると、NT$0.05/秒 がかかるようです。通話先によっても当然変わってくるでしょうが、中華電信同士であれば NT$300 つきのプランで 100 分通話ができるので、最大 5 日間の滞在中困ることはほぼありません。というか私の場合は結局数回しか通話をしなかったので、これなら NT$50 の音声つきの 5 日間 NT$300 のプランで十分だったなあ。

まあとにかく快適でした。これなら万一ホテルにネット回線がついてなくてもぜんぜん過ごせちゃいますね。同時に、パケホが当たり前じゃなくなった日本で、自分がいかに普段から通信料を気にしながら使っていたか、ということを改めて自覚しました。今は mineo を使っているけど容量無制限の MVNO も増えてきたし、もう一度見直してみるかなあ。

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2016/03/12 (Sat.)

JAL 国内線機内 Wi-Fi サービスを試す

JAL で旭川への移動中に、機内にこんなステッカーが貼られていることに気がつきました。

JAL SKY Wi-Fi

おお、そういえば近年飛行機内での Wi-Fi サービスが一般化してきているんですよね。
知り合いで、海外への移動中に Twitter で空の上からつぶやいている人も多くて、モバイラー的には一度試してみたいと思っていたんでした。

各席に機内誌と一緒にパンフレットも設置されているので、ちょっとチェックしてみましょう。

JAL SKY Wi-Fi

JAL SKY Wi-Fi

おお、有料のインターネット接続だけじゃなくて、無料で動画配信も利用できるのね。
国内線だと、飛行中にモニタで流れているコンテンツは興味のないものであることがほとんどなので、自分で好きな動画を選べるのは良いかも。

JAL SKY Wi-Fi

有料のインターネット接続サービスには二通りの料金プランがあり、30 分プランは ¥400/30 分の一律サービス、フライトプランは着陸までずっと使えるけど区間によって料金が異なるサービス、という内容になっています。また利用機器によっても料金が異なり、スマホ/タブレットよりも画面が大きくて用途も幅広くなる PC のほうが高め。この料金体系が高いととるか安いととるかは人それぞれでしょうが、国内線は多くの路線で飛行時間が 1 時間程度なので、それくらいはオフラインでできることで時間をつぶすかゆっくり休んだほうが有意義な気はします。

ちなみに PC とスマホ/タブレット両方からアクセスしたい場合は、先に PC のほうで課金すれば、追加料金なしでスマホ/タブレットでも使えるようです。

JAL SKY Wi-Fi

利用するには、機内を飛んでいる SSID「gogoinflight」の Wi-Fi アクセスポイント(パスワードなし)に接続します。
SSID からも分かるとおり、このサービスは JAL が独自に提供しているものではなく、米 Gogo 社が各航空会社を通じて提供しているものです。

JAL SKY Wi-Fi

機内 Wi-Fi に接続後、Web ブラウザを起動すると認証を兼ねたポータルサイトが開きます。
有料のインターネット接続サービスを利用する場合は、この画面からプランを選択して課金します。

JAL SKY Wi-Fi

なおインターネット接続サービスはその性質上、他社 VOD サービスを利用できなくなっています。
これは航空機の WAN 側の帯域が広くないため、VOD のようなサービスに帯域を喰われると他のお客さんに迷惑がかかるため、やむを得ない措置でしょう。機内向けの動画配信サービスはそのための代替品、という側面もあると思われます。

JAL SKY Wi-Fi

機内向けの動画配信サービスで提供されるコンテンツは、月替わりで 10 個程度。決して多いとは言えません。
内容も大半がバラエティ番組と子ども向けアニメといったところ。まあ、長くても 1 時間程度の国内フライトでは映画は観きれないし、続きもののドラマも厳しいでしょうから、30~50 分程度で単発で楽しめるものといえば選択肢は限られてきます。

JAL SKY Wi-Fi

ってその中に『孤独のグルメ』がラインアップされているとは!(笑
確かに 30 分程度で観れて一話完結、という意味ではこれ以上ニーズに合うコンテンツもないと言えます。

Season1 の焼肉回というチョイスがこれまた王道感。でも、これから旭川に巡礼に行こうというタイミングなら、こないだの元旦スペシャルを入れておいてほしかった(笑。ま、BD レコーダからタブレットにおでかけ転送してきたから、巡礼前の復習はそれでできるけど(ぉ。

JAL SKY Wi-Fi

VOD としてはビットレートはさほど高くなく、スマホならまあ見れるけどタブレットや PC だとちょっと厳しいかな、というレベル。
フライト中のほんの 30 分の暇つぶしならまあ、アリかな。

JAL SKY Wi-Fi

では、インターネット接続サービスのほうも試してみましょう。

機内向け VOD のほうは、おそらく機内に設置された Wi-Fi ルータがコンテンツサーバを兼ねているものと思われますが、インターネット接続は Gogo 社の衛星接続サービスを利用しているようです。

JAL SKY Wi-Fi

利用するには JAL ではなく Gogo のアカウントでログインします。
逆に言えば、Gogo のサービスを提供している路線であれば、JAL 以外の航空会社でも同じアカウントで利用できるわけです。

私はアカウントを持っていなかったのでここでサインアップしましたが、あらかじめアカウントは取っておいたほうがスムーズでしょう。

JAL SKY Wi-Fi

課金しない場合は先述の機内 VOD サービスか、JAL が提供する一部情報(空港関連情報、天気、JAL マイレージバンク、るるぶ等)にしかアクセスできませんが、インターネット接続サービスを使えば他社 VOD 以外の外部サイトやサービスは自由に利用可能です。
ただし、米 Gogo 社が提供するサービスのため、インターネットへのゲートウェイは海外ということになります。そのため海外アクセスを制限しているサイトやサービスは利用できないことになるため、その場合は VPN などを併用する必要があります。

JAL SKY Wi-Fi

一応、スピードテストで速度を測ってみました。やり過ぎると他のお客さんに迷惑がかかるので厳密に複数回テストすることはしませんでしたが、下りはおおむね 10Mbps 前後は出ているようです。逆に上りが遅いので、機内から大容量のファイルを添付したメールを送る、みたいなのには向いていなさそう。
あと ping が 1,000ms(=1 秒)近くかかっているのが気になります。実際の使用感としても、Web のリンクをクリックしてから反応するのに若干のタイムラグが感じられました。ただ一度繋がってしまえば転送速度自体はさほど遅くはないので、それほど大きなストレスではないと思います。

JAL SKY Wi-Fi

国際便だとフライト時間が長いので有料でもインターネット接続サービスはありがたいですが、短時間で着いてしまう国内線だと、コストパフォーマンス的には微妙かな。でも、陸路は陸路で東海道新幹線の車内 Wi-Fi は最近は利用者が増えすぎてまともに繋がらないし、北陸新幹線は車内 Wi-Fi がない上に走行時間の半分はトンネル内で携帯回線にも繋がらない、と移動中の通信事情は良いとは言えません。そういう意味では、移動時間そのものが短く、かつ飛行中も通信ができる空路は利便性が高いと言えます。
私は帰省時の交通手段はもう北陸新幹線がメインになってしまいましたが、新幹線対抗で飛行機の運賃も下がってきたし、今一度飛行機の利用を考えてみても良いかな、と思っています。

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2016/01/26 (Tue.)

So-net 0SIM 一般販売開始

So-net、月500MBまで無料の「0 SIM(ゼロシム)」 - ケータイ Watch

昨年末に発売され、店頭在庫が蒸発するように消えたデジモノステーションの付録無料 SIM ですが、提供元の So-net から一般販売されることが発表されました。
おそらく雑誌付録はテストマーケティング的な位置づけで、最初から一般販売を視野に入れていたんだと思いますが、動きが早いですね。まあこれくらいのスピード感がなければ、今の MVNO 市場にはついていけないはずですが。

一般販売版の 0SIM も、雑誌付録版と内容は全く同じ。加えて今回は SMS つき版と音声通話対応版もバリエーションしてきました。データ専用 SIM はあくまでサブ機とかタブレット向けでしょうが、音声通話まで対応となると子どもに持たせるスマホに使うとか、用途が広がりますね。ただ、二段階定額制なので上限になる 5GB・¥1,600/月 まで使うと他の MVNO と同等の料金がかかってしまうため、上限付近まで毎月使うのが分かっている場合は、インフラ的により快適と言われる他社(IIJ、OCN、mineo あたり)のほうが満足度が高いように思います。この SIM はやっぱりサブ機用途として、月額無料を大きく超えない範囲で活用するのがうまい活用法と言えるでしょう。無料で釣って知らない間に使いすぎて課金、を狙いたい So-net と、できるだけただ乗りしたいユーザーのせめぎ合いというのは健全ではありませんが(笑)、このビジネスモデルがどう着地するかは興味深いところ。

私自身は mineo がほぼ不満なく使えているので、手持ちの 0SIM はあまり活躍の機会がありませんが、この機会にもうちょっと使ってやろうかな。

投稿者 B : 23:59 | Mobile | Mobile Network | コメント (0) | トラックバック

2015/12/25 (Fri.)

0SIM by So-net×デジモノステーション

会社帰りに自宅近くのファミマを覗いたら 1 冊ほど置いてあったので「デジモノステーション 2016 年 2 月号」を捕獲。

0SIM by So-net×デジモノステーション

毎月 499MB まで無料で使える 0SIM by So-net の nanoSIM が付いてきます。500GB を超えると従量制となり 100~1,500 円、2GB を超えると 1,600 円となります。アクティベーションにはクレジットカードが必要で、期限は 2016/2/24 です。

と、ここまでコピペしたくなるほど(ぉ)私の周囲ではみんな買ってるんじゃないかという購入率のデジモノステーション最新号。私ももちろん買いました。通勤ルートにある大きな書店よりも近所のコンビニの方が残ってたので、今から手に入れたい人は高騰している通販よりもローカル在庫を狙った方がいいでしょう。

私は秋に mineo のドコモプランに加入して、それまでのぷららに比べてかなり満足していますが、3GB/月 プランだと月末に数百 MB 単位で足りない、と感じていました(通信上限に達していても 200kbps は出るから一応使えますが)。今の仕事になって、以前のように会社用のスマホやルータを使えなくなってしまい、業務上の外出時の通信やスマホでの Office 365 を個人回線で使うようになったし、最近 SIM スロットつきのガジェットを触る機会が増えたこともあって、余計に厳しい。mineo を 5GB プランに切り替えてもいいんですが、あと 1GB いかないくらいが足りていないだけなので、先日始まった mineo のフリータンクとこの 0SIM も併用しつつ、しばらく様子を見るつもり。

ここしばらくは値下げ&データ容量増のチキンレースだった MVNO SIM の世界も、この 0SIM やフリータンクの仕組みのように、ちょっと違う見せ方・売り方が出てきて面白くなってきました。まだまだ頭の使いようはあると思うので、このへんの業界動向はしばらくチェックしていきたいと思います。

デジモノステーション 2016 年 2 月号

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投稿者 B : 23:11 | Mobile | Mobile Network | コメント (0) | トラックバック

2015/09/29 (Tue.)

mineo ドコモプランを試す

先日申し込んだ mineo のドコモプランですが、オンライン手続き後ほどなくして SIM カードが届いていました。

mineo(マイネオ)

mineo

プランはデータ通信のみのシングルタイプ、3GB コース(¥900/月)。6 ヶ月間の ¥800 引きキャンペーンがあるので、その間は月間 100 円で使えます。
今回も nanoSIM で申し込み。手元にある機器はまだ microSIM ばかりなので、アダプタ咬まして使います。

それにしても、SIM カードは相変わらず docomo 支給のカードそのままなんですよね。複数の SIM を運用しているとどれがどれだか分からなくなるので(それもレアケースだとは思いますが)、MVNO ごとにオリジナリティのあるデザインを出せるスキームにしてほしいところ。そうすると今度はコストに跳ね返って来ちゃうんでしょうが。

mineo

何を置いてもまずはスピードテスト。アプリや計測サーバによってバラツキが出がちなので、OOKLAOptimal Software のアプリでそれぞれ 5 回計測し、その中間値で比べてみました。端末はいずれも Xperia Z2(Lollipop 化済み)を使用。ちなみに比較対象は mineo と docomo(MNO)のみでぷららモバイル LTE は比較してませんが、アレはもういいですよね...もはや実効 1Mbps も出てないことの方が多いし...。

ベンチマークストリームmineodocomo
OOKLAping53msec34msec
下り16.46Mbps27.39Mbps
上り11.58Mbps8.76Mbps
Optimal Softwareping42msec44msec
下り10.07Mbps20.61Mbps
上り1.61Mbps4.79Mbps

という感じで、モバイル系のスピードテストなのでけっこうバラツキ(同じテストでも計測実施ごとにけっこうバラつく)はあるものの、平均的な実効速度ベースでは mineo ドコモプランは MNO 契約の docomo の半分くらいのスピードは出る、と言えそうです。もちろん場所や時間帯によっても違ってくるでしょうが、ぷららに比べれば遙かにマシ、MNO 契約の回線と遜色ない使用感で使えています。

ユーザーが増えてきたらまた状況は変わってくるのかもしれませんが、とりあえず 800 円引きキャンペーン対象期間の来年 2 月まではこれで使ってみようと思います。

mineo エントリーパッケージ au/docomo 対応 SIM

B00UT26M0Q

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2015/09/24 (Thu.)

mineo ドコモプランに申し込み

喫緊の課題となっていた MVNO の乗り換え問題ですが、結局最有力候補だった mineo に申し込みました。やはり半年間実質無料、という試しやすさが決め手となりました。

mineo(マイネオ)

mineo

ヨドバシドットコムにて mineo エントリーパッケージを発注、翌日には届いていました。
とはいえ、ここで届くのはエントリーコードが記載された申込用紙一枚のみ。実際にはこの申込用紙の記載内容に従って、mineo の申込ページから手続きをする必要があります。

mineo

どうせなら SIM カードごと販売して、即日開通させてくれればいいのに...と思いますが、これが簡易的な本人確認(住所の有効性確認)を兼ねているというところでしょうか。データ SIM であればここからオンライン申込だけで SIM カードが送られてきますが、音声 SIM や端末購入を伴う場合はさらに本人確認書類の提出が必要になります。
ちなみに mineo の申込ページから全てオンラインで手続きをすると事務手数料に ¥3,240(税込)がかかるところ、このエントリーパッケージ(¥1,760)を購入すると事務手数料が免除されるので、エントリーパッケージを買った方がおトク。通信料にして約二ヶ月分(1GB プランの場合)節約できるというのは地味に嬉しいです。

オンライン手続きといっても住所とクレジットカード番号を入力し、料金プランを選択する程度で、後日 SIM カードが郵送されてきます。

実際の使用感については、また別途。

mineo エントリーパッケージ au/docomo 対応 SIM

B00UT26M0Q

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