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2011/05/08 (Sun.)

本田×石野×西田 スマホ業界 楽屋裏トークに行ってきた

昨日、原宿の KDDI デザイニングスタジオで開催されたスマートフォン関連のトークショーを観覧してきました。

本田×石野×西田 スマホ業界 楽屋裏トーク 2011春 : ATND

gakuya_ura2011

スピーカーは、写真左から司会進行の週刊アスキー副編集長伊藤有氏、パネリストの IT ジャーナリスト本田雅一氏、石野純也氏、西田宗千佳氏。いずれも IT ジャーナリストの中でも私が特に高い信頼を置いている方々なので、楽しみにしていました。

このエントリーで内容をまとめようかとも思ったんですが、4 時間という長丁場だったのでまとめようにもまとまらない(´д`)。とりあえず、当日の Ustream 中継の録画が公開されているので、気になる方は以下から。















Video streaming by Ustream

まあ、録画とはいっても 4 時間試聴するのは厳しいですかね(笑。大まかな話の流れについては、Twitter のハッシュタグ #gakuya_ura2011 を参照すると良いと思います。おそらく誰かが近々 Togetter でもまとめてくれるでしょう。

ともあれ、私自身の理解の整理の意味も含め、一応ここでも軽くサマリーしておきます。

■スマートフォンで変化するインフラとコンピューティング

gakuya_ura2011

  • スマートフォンは実はそれ自体は賢くない。通信帯域を使いまくり、ネットワークに負荷を掛ける。そういう意味ではフィーチャーフォンのほうが狭帯域でも快適に使えるように細かい作り込みがされており、通信の部分に限って言えば賢いと言える
  • でも今のスマートフォンはフィーチャーフォンに比べて賢い、高付加価値な雰囲気を醸し出すことに成功している。でもハードウェア的にはスマートフォンのほうがフィーチャーフォンよりも部品点数が少ない分、低コスト
  • メーカーが作り込まなくてもパートナー(アプリや Web サービスの開発者)がどんどんいろんなアプリやサービスを提供し、スマートフォンの価値を高めてくれる。従来のフィーチャーフォンは回線事業者が全てのアプリやサービスを揃える必要があった
  • 観点をコンピュータに移すと、従来はローカルアプリケーションかブラウザベースの Web サービスだったものが、スマートデバイスでは「アプリ」という形態で Web サービスを利用できるようになり、アプリケーションのレイヤーを意識する必要がなくなった。つまり、概念が変わった
  • PC で IT に触れるようになった我々の世代は、サーバー/クライアント的な概念に慣れているが、スマートフォンが一般化するこれからはサービス・ハードウェア・ソフトウェアを一体的に捉え、理解して利用できる「スマートネイティブ」の時代
  • では PC はスマートデバイスに取って代わられるか、というとそういうわけではない。キーボードがついた PC の価値は不変。ただ、パーソナルコンピューティングのスタイルは常に変化している。タブレットでも構わないという人も出てくる
  • でも例えば高齢者など、情報発信はあまりしないが Web サービスを利用したい層は PC ではなくスマートデバイスを使う、などのように「リテラシを必要としないデバイス」として新しいユーザーを開拓していくだろう。スマートデバイスは PC に比べればできることは限られているが、それでもリテラシが高くない人がやりたいことはほぼ網羅している
  • また、PC ヘビーユーザーでも全ての作業に PC が必須なわけではないので、PC とスマートデバイスを用途によって使い分けていく
  • また、パーソナルの記録はローカルからクラウドに移行していく。現時点では「インターネット上の情報を整理する」Google の時代だが、これからはあらゆる情報やサービスを個人を起点にまとめていく時代。Facebook がインターネットを支配するかもしれない
  • 本田さん)・・・という本を書いたのでよろしくお願いします(笑)。5/20 発売

本田 雅一 / これからスマートフォンが起こすこと。

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■スマホ向けマルチコアプラットフォーム性能大予測

  • 現在販売されているスマートフォンのプロセッサはほぼ全てが ARM 系の SoC(System-on-a-Chip)で、それにどういったグラフィックコアを組み合わせるか、が差異化のポイントになっていると言っていい
  • 主なスマートデバイス向け SoC の種類は NVIDIA Tegra 2(GeForce 系グラフィック;搭載製品は Motorola XOOM や LG Optimus Pad、Sony Tablet)、Qualcomm Snapdragon(AMD から買い取った Adreno 系グラフィック;Xperia や HTC Desire)、Apple A4/A5(PowerVR 系グラフィック;iPhone や iPad)、SAMSUNG PC110(PowerVR 系グラフィックなので素性は Apple A4/A5 にかなり近い;GALAXY S や GALAXY Tab)など
  • 現時点ではスマートフォンでは Motorola の Atrix 4G を除き、ほぼ全てがまだシングルコア CPU を搭載。タブレットでは iPad 2 や XOOM、Optimus Pad などデュアルコアが主流に
  • ちなみに年末発売と言われている NGP(コードネーム)では、Cortex 系のクアッドコア CPU+PowerVR 系のクアッドコア GPU という組み合わせ
  • 今後はスマートフォンでもデュアルコア製品の比率が高まっていく見込み。クアッドコアも技術的には可能だが、当面は主流にはならないだろう
  • というのはデュアルコアならばアプリケーションとシステムタスクを並列処理できるので効果が高いが、現在のスマートフォンのアーキテクチャではそれ以上並列化してもあまり意味がない。消費電力や LSI のフットプリントを考慮すると、バランスが悪い
  • デュアルコアでさえ、現時点では「体感的な快適さが演出できる」以上のメリットを出せていない。シングルコア CPU 搭載でもデュアルコアと同等に快適な製品はいくつかある
  • とはいえ、ハイエンド機としてクアッドコア CPU を搭載したスマートフォンを出してくるメーカーは必ずあるだろう。でもそれがすぐに主流になることはあり得ない
  • スマートデバイス向け OS は現時点ではシングルタスクのほうが良い。Android はマルチタスクに対応しているが、アプリ側の作りが悪いとバックグラウンドでの振る舞いがひどく、無駄にバッテリを消費するだけ。iOS や Windows Phone 7 はシングルタスク
  • Windows Phone 7 はまだ国内では搭載製品が発表されていないが、海外版を触った限りでは非常に出来が良い OS。Windows Mobile 6.x までとは全く違う OS で、Android よりもむしろ iOS に近いイメージ。日本語版も開発されているので、いずれ出てくるだろう
  • Android はガジェット好きにはいじり甲斐のある OS だが、UI を分かりやすくするという発想がないのか、初心者には取っつきにくい。iOS は比較的分かりやすいが、「Apple の狭い箱庭の中で遊ばされている」イメージ。その中でやれることしかやらない人には良いが、それでは物足りないという人も出てくるだろう
  • そういう意味では Android はメーカー側の作り込みで分かりやすくすることが重要だが、あまり手を入れると Xperia X10 のように OS のアップデートに対応しづらくなるという問題が出てくるので、難しい問題。その点では、HTC は OS にほとんど手を入れないが、機種ごとに基本的な UI を大きく変えないことで分かりやすくなっている。このバランス感覚はなかなか秀逸

■LTE/WiMAX 4G 通信どうなる!? 日本と世界のモバイルインフラ最新動向

  • 現在販売されているスマートフォンはほぼ全て 3G だが、au が初の WiMAX(+3G)対応のスマートフォンとして発売したのが HTC EVO WiMAX。2 週間以内に発表される au のスマートフォン夏モデルでも、WiMAX 対応機種が出てくるらしい
  • どのキャリアでもここ 1 年でスマートフォンの比率が上がっており、急激に回線を逼迫させている。各キャリアは Wi-Fi スポットを増やしてトラフィックをオフロードさせる施策を打っているが、「Wi-Fi の電波は掴んでいるのに圏外ギリギリなので通信できない」「認証が要るのでプロファイル設定していても接続に手間がかかるため、利用されない」といった問題が起きている。3G+WiMAX のほうが使い勝手は良い
  • いっぽう、docomo と au では次世代 WWAN 規格である「LTE(Long Term Evolution)」を推進中。特に docomo は「Xi」として既にサービスインしている
  • au は LTE に対する投資額は減らしているが、エリア展開・容量ともに docomo と同等のロードマップであることは変わっていない
  • LTE は今まで「3.9G」と呼ばれていたが、従来単にマーケティングネームとして使われていた「4G」の呼称が認可された(従来は次世代の「IMT-Advanced」が 4G 規格と言われていた)。今後は LTE は正式に「4G」と呼称される
  • ソフトバンクは 3.9G として当初は LTE を導入する予定→ウィルコムから XGP 事業を取得→XGP 事業を廃止し、その帯域を TD-LTE(LTE とは名前は似ているが異なる方式)で使用する方針、と戦略が二転三転。が、XGP 事業を継承する名目で手に入れた周波数帯を他事業に使用することには、総務省から物言いがつく可能性が非常に高い
  • WiMAX vs. LTE という観点で言うと、中長期的にはモバイルデータ通信は LTE が主流になっていくだろう。でも LTE は docomo のロードマップでは 2014 年度で人口カバー率 70% に過ぎない。FOMA の立ち上げに比べても緩やかなペース
  • なので、通信料金なども考慮すると、今後 3~4 年のモバイルデータ通信については、都市圏であれば WiMAX 最もリーズナブルな選択肢だろう。2 年縛りがあるとして、この先 1~2 回端末を買い換えるまでは WiMAX で良いのでは。LTE を考えるのはその後でも良い
  • UQ コミュニケーションズには KDDI の資本が 33% 入っているが、あくまで連結対象でもない別会社。docomo からも 3G+WiMAX のハイブリッド端末のリリースを期待したい

■知りたい聞きたい NVIDIA Tegra 2 の実力

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続いて、NVIDIA のテクニカルマーケティングエンジニア、スティーブン・ザン氏(写真右)をゲストスピーカーに招いて Tegra 2 の技術解説。

  • Tegra 2 は Cortex-A9 デュアルコアプロセッサを CPU コアとし、グラフィック機能などを統合した SoC
  • CPU の周辺には 8 コアの ULP 版 GeForce GPU、および HD ビデオエンコーダ・デコーダ等が統合されている
  • デュアルコアプロセッサはシングルコアよりも消費電力が大きいと言われるが、同等の処理能力(1GHz シングルと 550MHz デュアルで同等と仮定した場合)では、理論上はデュアルコアのほうが 40% あまり消費電力が少なくて済む
  • Tegra 2 では、常に処理内容に応じてプロセッサ内の機能(CPU、GPU、HD エンコーダ等)ごとに電力制御を行うことで、最小限の消費電力で動作することができる

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  • Tegra シリーズは現時点で 2014 年までのロードマップが存在。2011:Kal-El、2012:Wayne、2013:Logan、2014:Stark
  • ロードマップはアメコミヒーローの本名から引用。カルエル:スーパーマン、ウェイン:バットマン、ローガン:ウルヴァリン、スターク:アイアンマン。後に行くほど金持ち(?)
  • Kal-El は現行 Tegra 2 の 5 倍のエネルギーゲイン性能。Coremark でのベンチ結果では Core 2 Duo T7200 よりも高性能
  • NVIDIA は独自の ARM 開発プロジェクト「Project Denver」を推進中。次期 Tegra 用に Cortex-A15 のライセンス、および Denver 用に ARM のアーキテクチャライセンスを入手。独自に ARM コアを拡張して高性能 SoC を開発し、x86 に頼らずノート PC からスパコンに至るまでのマイクロプロセッサを網羅する計画
  • 次期 Windows(Windows 8)では x86 CPU に加えて ARM もサポートされる。Tegra シリーズを搭載したコンピュータで Windows 8 を使うことも可能に
  • アプリケーションに必要なコンピューティングパワーはクラウド側に移ってきている。スマートデバイスではローカルの処理性能よりもクラウドサービスのフロントエンドとして UI を司る部分の比率が高まってきている。つまり、デバイス側は CPU よりも GPU の重要性が高まっている。NVIDIA は以前から単体 GPU メーカーから総合マイクロプロセッサメーカーへの進化を提唱してきたが、まさにこの流れと符合

■ガラスマ vs. ガラケー、本当はどこが違う? ぶっちゃけトーク
■ガチ語り! スマホでのびるメーカー、厳しいメーカー

当初の想定よりもこの後のチャリティーオークションの出品が多くなり、時間がなくなったため、内容的に近いこの 2 つのテーマはまとめて扱われました。

  • ガラスマ(ワンセグやおサイフなどのガラケー的機能を搭載した日本独自使用のスマートフォン)とガラケーはどう違う?→ぶっちゃけ、できることに違いはない。ただし作り方は違う
  • 今年は各キャリアの製品は過半数がスマートフォン。今後はもうスマートフォンが主流になるだろうが、フィーチャーフォンも絶滅するわけではなく、一定の割合で残っていくだろう
  • 従来、キャリアは自分たちのサービスを使わせることを前提に製品を企画してきた。メニュー設計やボタン配置などはそうやって作られているので、ガラケー機能を使いたいならスマートフォンよりもフィーチャーフォンのほうが使いやすいのは当然
  • また、おサイフケータイなどは日本の社会にフィットするようにインフラ(Suica 対応の改札など)とセットで開発され、普及を促されてきた。そうでなければこれらの機能がここまで普及することはなかったはず
  • ただ、これからはスマートフォンでの利用を前提に、キャリアのサービスをアプリ化してインターネット上で利用できるようにするべき。そうでなければインターネット上の類似のサービスに取って代わられるだけ
  • 以前はサービスやコンテンツのプロモーションから課金まで、全てのプラットフォームをキャリアが製品に載せて提供してきた。それが、ここ 2 年ほどの間にモバゲーやグリーが台頭し、キャリアのサービスの外でキャリアに依存しない仕組みを作り上げ、それが一般的に使われるようになってきた。こういった事情も、端末とネットワーク/サービスを切り離して考えられるようになった背景にはあったのでは
  • スマートフォン時代で伸びるのは、トレンドを見極めて、ワールドワイドで売れるベースモデルを作れるメーカー。かつ、差別化できる基幹デバイスを持っているところ。例えば有機 EL ディスプレイを持っている SAMSUNG、Exmor R を持っているソニエリなど。中国を攻めているシャープ、東芝の携帯電話事業を買った富士通も可能性はある。シャープは(結果的にはうまくいかなかったが)Microsoft の KIN の契約を取り付けた実績がある。大口の需要を確保できる交渉力も重要になってくる
  • 逆に従来キャリアの指示に従って製品を開発し、海外展開に弱いパナソニックや NEC カシオなどは厳しいだろう
  • Nokia は現状としてはかなり微妙ではあるが、ヨーロッパと新興国に強い。Windows Phone 7 との組み合わせは非常に期待できる。ただ、日本市場への再参入はあまり期待できないのではないか

■チャリティーオークション

パネリストのお三方からチャリティーオークション用に大量の出品がありました。一部にトリニティフォーカルポイントといったスマートフォン向けアクセサリの取扱会社からの提供もありましたが、石野さんはこのためにわざわざ台湾まで買い付けに行ったとか(笑。
レアもの・掘り出しものからジャンクまで(笑)幅広い出品でしたが、入札の条件はなんと「おつりなし」。何故かみんな「大人力」を見せつけなくてはならない空気が漂い、市価の 3 倍の価格がついたものもありました(笑。

結果、募金とオークションで集まった金額はなんと 155,130 円。これが全額東日本大震災の募金としてあしなが育英会に寄付されるそうです。

■会場で登場したガジェット

パネリスト、観覧客ともに生粋のマニアと業界人が集まるイベントということで(笑)国内未発売のスマートフォンも多数登場しました。

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こちらは Xperia PLAY。私の周囲では Xperia arc よりも PLAY を買った人が多いくらいだったりするので(ぉ)個人的にはもうあまり珍しくもないんですが、それでも日本ではまだまだレアかつ最も話題性のあるスマートフォンではないでしょうか。

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こちらは HP の Palm Pre 2。「あの Palm」が HP に買収されたなれの果てですが、元 WorkPad/CLIE ユーザーとしては久々に Palm ロゴ(もうデザインが変わっちゃってますが)を目にできただけでも感涙モノです。
縦スライド方式で BlackBerry ライクな QWERTY キーボードを採用し、webOS を搭載したスマートフォンで、シングルコア CPU ではありますが、UI のレスポンスが良くスルスル動いてくれて気持ち良かったです。個人的には豆粒 QWERTY キーは好きじゃないんですが、こういう縦スライドキーは好きなので、テンキー仕様で日本向けに出たりしたらちょっと気になるところです。まあ HP が日本向けのスマートフォンを開発することは考えにくいので、日本メーカーが似たような仕様の Android スマートフォンとか企画してくれないかなあ。

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この Motorola ロゴが入った黒い MacBook Air は Android 搭載ネットブック・・・ではなくて、Atrix 4G 用の「Laptop Dock」と呼ばれる拡張ステーション。パッと見では、11.6inch ディスプレイを搭載したネットブックか CULV 搭載ノート PC に見えますが、

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ディスプレイの裏側にドックが用意されていて、ここに Atrix 4G をセットすることで「1,366×768 ドットのディスプレイとフルキーボードを備えた Android ベースのラップトップコンピュータ」として使うことができてしまいます。パフォーマンスは Atrix 4G 自体が Tegra 2 搭載なので十分。
会場には出ていませんでしたが、他にも HDMI と音声出力を備え、ディスプレイとキーボードを繋げばデスクトップ PC 的に利用できる「HD Multimedia Dock」というものも用意されているとのこと。ふと、かつて IBM が提唱していた「MetaPad」のコンセプトそのものじゃないか!と思ってしまいました。スマートデバイスの性能がかなり PC に近いところまで高まってきたからこそ実現できたアプローチと言えるでしょう。個人的には、使い途はないけどこのギミックだけのために欲しいな(^^;;

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Laptop Dock の UI はこんな感じ(写真はディスプレイ出力経由でプロジェクタに投写された状態です)。一見 Mac OS X 風ですが、Atrix 本体側の画面を子画面的にウィンドウ表示することも可能なようですね。

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ということで、4 時間ものイベントではありましたが、スマートフォン/タブレットの現在から未来を占う、非常に濃密で面白い内容でした。主催者の方々、および参加者の皆さん、連休中にも関わらずお疲れさまでした。また同様の機会があればぜひ参加したいと思います。

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2011/04/16 (Sat.)

Xperia acro のカタログ画像が流出

NTTドコモ SO-02C (Sony Ericsson Xperia Acro) 画像スペック | Google Pad

来月発表と言われている docomo の Xperia acro(Xperia arc にワンセグやおサイフケータイが入ったバージョン)のカタログ画像が速くも流出しています。他にも Galaxy S2MEDIAS WPP-07C などなど docomo のスマートフォン夏モデルがほぼ全部流出しているような状況だけど大丈夫か?>docomo

acro はスペック的にはほとんど arc と同等で、ワンセグやおサイフが入った分、背面がアーク形状に抉れておらず、平板な形状になっています。数値以上にスマートな印象だった arc とは、これだけで随分印象が違うものですね。
元ソニエリユーザーとしてはこの夏に買う端末はもう acro でほぼ決定しているんですが、あとは何色にするかかなあ。ホワイトは膨張色なので(カタログ画像を見る限り)厚ぼったい印象が強そうだし、質感次第でブラックかアクア(ブルー)のどちらかにすると思います。アクアの背面のグラデーションに手間がかかっていそうなので、アクアかなあ。飽きそうな色ではあるけど。

まあ最終的には実機を見て決めることになるので、GW 明けを楽しみに待ちたいと思います。

投稿者 B : 00:45 | Mobile | Smartphone & Tablet | コメント (2) | トラックバック

2011/03/09 (Wed.)

Xperia arc を見てきた

銀座に行く用事があったので、ついでにソニービル 8F "OPUS" にて先行展示中の Xperia arc をちょっとだけ触ってきました。

Xperia™ arc | ソニー・エリクソン

Xperia arc

Xperia arc。この先行展示イベントにはかなり力が入っているようで、合計で 30 台近くの試作機が展示されていました。

Xperia arc

旧 Xperia(SO-01B)と並べてみました。液晶の若干の大型化(解像度は変わらず)やインカメラの搭載(※訂正:arc はインカメラなしです)などにより arc のほうが高さが増していますが、横幅は維持。横幅は持ったときの量感に影響が出るので(これ以上幅広になると女性には厳しい)、現状維持にしたのは正解でしょう。
パッと見の印象では前面が全てガラスだった旧型のほうが少し高級感がありましたね。ま、arc も安っぽいわけではありませんが。

Xperia arc

本体の薄さ比較。こうやって見ると両端の厚みは新旧で大きな差はありませんが、中央部の薄さは arc のほうが 2/3 くらいになっているのが分かります。デザイン的には全く逆のアプローチで、手が当たる部分が厚くなっているか、薄くなっているかの違いだけで、持ったときの印象が全然違いますね。旧 Xperia の感覚で持つとその薄さに驚きます。単純な薄さだけなら NEC カシオの MEDIAS のほうが薄いですが、arc も十分薄い。
ただ設計上は厚みのあるパーツを上下端に分散して配置しなくてはならないのはけっこう大変だと想像されるので、どういう作りになっているか、一度分解してじっくり見てみたい(笑。

Xperia arc

賛否両論言われているボタン配置。旧 Xperia と逆の配列になってしまいました。まあ慣れの問題なので使っていくうちに問題なくなるとは思いますが、まあ現行機の感覚で使おうとするとぶっちゃけ戸惑います(;´Д`)。
この配列は Android 勢の中ではシェアが高い(と思われる)HTC に倣った、という噂も流れていますが、本当のところはどうなんですかね。少なくとも今回変えたならもう当分変えないようにしてほしい。

Xperia arc

カラーバリエーションは 3 色。こちらはミスティーシルバー。3 色の中では唯一マットな質感になっていて、指紋は最も目立たなさそうなので、扱いやすいでしょう。個人的には面白みのない色味だと思うので、仮に arc を買うとしてもこれは選ばないかな。

Xperia arc

ミッドナイトブルー。ブルーというか正面はほぼブラック、背面も濃紺からシルバーにグラデーションしていくような処理になっていて、これが一番手間がかかっていそうな色に見えます。私が買うとしたら無難だけどこれかなあ。ただ、見ての通り指紋はそうとう目立つので、何らかのカバーは必須な気がします。

Xperia arc

最後にサクラピンク。意外と評判が良いようで。桜というほど淡くないし、かといってドギツいほどでもない、良い意味で微妙な色。なかなか写真で再現するのが難しい色でした(´д`)。男性にもお勧めできるかどうかはちょっと議論の余地ありだと思いますが(笑)、女性でスマートフォンを検討している人がいたらまず見せておきたい色かと。

この機種で肝心なのは見た目よりも操作性。どちらかというとそちらを重視して触ってきましたが、現行機の操作性に関する不満点をかなり解消できていると感じました。特に画面の動きのもっさり感(反応が鈍いとかスクロールがカクつくとか)が気にならないレベルにレスポンスが改善され、センシティブすぎたタッチパネルの反応についてもストレスなく操作できるレベルになったと感じました。Xperia に限らず Android スマートフォンが「iPhone 的な何か」でしかない限り iPhone を使った方がマシという私の考えは変わりませんが、でもこのレベルならばあとは Android アプリの充実度次第で iPhone から乗り換えを検討しても良いかもしれない、とは思いましたね。というか、一年前の Xperia が最初からこのレベル(OS のバージョンはともかく)で出てくれていたら・・・(´д`)。
arc の国内発表の際の docomo 山田社長のコメントからすると arc のおサイフ対応版の発売はほぼ確定っぽいので、N-04A の機種変更はそれでほぼ心を決めました。あとは iPhone 5(仮称)次第かなあ。

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2011/02/25 (Fri.)

Xperia arc SO-01C

ドコモ、スマートフォンやタブレットなど3機種を3月発売 - ケータイ Watch
Android 2.3搭載の「Xperia arc」、Sakura Pinkも - ケータイ Watch

CES でグローバル版が発表され、国内発売も期待されていた「Xperia arc」が docomo から「SO-01C」として発表されました。
基本的にグローバル版のローカライズ程度、それにピンク色が追加発売されるくらいなので目新しい情報はありません。3 月中の発売なので「4 月以降発売の機種は SIM ロック解除機能を追加」という docomo の方針の範囲外の機種。まあ、SIM ロックだけ外せてもしょうがない(現状の docomo/b-mobile/SBM の選択肢なら、言わずもがな)ので、どっちでもいい話ですが。

噂になっていた arc のおサイフケータイ対応版、コードネーム "Azusa" と呼ばれているものに関しては今回の発表には含まれませんでしたが、docomo の山田社長が発表会の中で今夏の発売に言及したそうなので、こちらに期待です。N-04A からの買い換えは、それかなあ。機能的には、arc と同時発表された「MEDIAS」でも十分なんですが、何故だかあっちは全然惹かれないので(´д`)。

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2011/02/15 (Tue.)

Xperia PLAY/neo/pro

ソニー・エリクソンが「Xperiaファミリー」3機種を発表 - ケータイ Watch
Androidスマートフォンの戦略を明かすソニー・エリクソン - ケータイ Watch

スペイン・バルセロナで開幕した Mobile World Congress にて、Xperia の新製品群が発表されています。
例によって詳細はあこすたむさんの blog で早速まとめられているので、ここでは省略(ぉ

PLAY,neo,pro:It's a ...:So-net blog

CES で発表された Xperia arc をフラッグシップとするなら、neo/pro はミドルレンジに属する Android スマートフォン。昨年の X10 に対する X10 mini/mini pro に相当する製品(ただし X10 mini 系に比べると大型化してしまいましたが)になると思います。
また、同社製スマートフォンは今後 Android 系に集約していくようですが、これは既定路線でしょう。先日の NOKIA(現在の Symbian OS の開発元)の MS との提携に伴う Windows Phone へのシフトを見るまでもなく、複数プラットフォームへの対応は投資効率が悪いですし、PlayStation Suite 戦略との連携を考えても、当然の流れだと思います。大量にありすぎてソニエリファンでも把握しきれない海外向け商品ラインアップも、これでようやくちょっとスッキリするのではないでしょうか(ぉ

ハードウェアスペック的には PLAY と pro は日本向けに発売される可能性はあるようです(が、各キャリアが実際に取り扱うかとか、ソニエリが独自に SIM フリー機として発売するかとかは別の話)。個人的には PSP ゲームは PSP でやるし(PS Suite が Android でどう動くかは気になるけど)、スマートフォンで日本語を扱うのに QWERTY キーボードは必須じゃないと思っているので、仮に PLAY や pro が国内発売されてもスルーかなー。でも、「アップルに対抗(笑)」な Xperia 本流よりも、mini/neo 系の「ソニエリらしさ」が出せる端末のほうに将来性を感じるので、今後も引き続き期待です。

投稿者 B : 00:15 | Mobile | Smartphone & Tablet | コメント (0) | トラックバック

2011/01/20 (Thu.)

Xperia ピンチズーム対応アップデート

ドコモのXperia、マルチタッチに対応するソフトウェア更新 - ケータイ Watch

docomo Xperia(SO-01B)のアップデートが配信されたので、さっそく私も手持ちの Xperia をアップデートしてみました。

巷では「マルチタッチ対応」と言われているアップデートですが、実際には「一部アプリでピンチズームに対応した」というのが正確。何のアプリでもマルチタッチでズームしたり、回転したり、3 本指以上でのピンチができたりするわけではありません。が、ブラウザでのズーム操作がいちいち虫眼鏡アイコンをタップして段階的ズームしかできなかったことを考えれば、ユーザビリティ的には大きな進歩です。

19 日 20 時以降にアップデート配信開始、と予告されていたのですが、実際に配信されたのは 22:30 頃。Twitter 上に Xperia ユーザーの「マダコネー」という悲痛な叫びがこだまする中、ようやくアップデートできました(´д`)。

Xperia SO-01B

ピンチズームのなめらかさは iPhone に比べると少しぎこちないような気もしますが、そんなに気にならない範囲。これでやっと気持ちよくブラウザが使えます。なお、ピンチズーム対応アプリはブラウザとマップ、あとは Office Suite と Moxier メールがアップデート対応とのことですが、私はブラウザとマップくらいしか使っていないので。ほかにもこっそり対応してるアプリがあるかと思って試してみたんですが、残念ながら現時点では他のアプリでは対応しているものはないようです(今後もあまり期待できないだろうなあ・・・)。

Android 2.1 へのアップデートATOK の導入に続いてピンチズームに対応することで、ようやくストレスなく使えるかな、という状態に Xperia がなってきたように感じます。以前も書いたとおり、iPhone の劣化コピーでしかないならわざわざ Android スマートフォンを使うこともないと私は思っていますが、Xperia が一年前にこの状態で出ていたら、また話は違ったかなあ・・・というのが、私の悩ましい感想。春に出てくる(らしい)Xperia arc は最初からこの Xperia X10 を上回った完成度で出てくるので、それには少し期待しても良いかな、と改めて思いました。

明日からまたしばらく iPhone よりも Xperia を優先的に使うようにしてみよう(笑。

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2011/01/08 (Sat.)

Xperia arc

Android 2.3で超薄! ソニエリから新Xperia "arc"
CES2011:Xperia arc続報! 実機フォトレポート
CES2011:ソニエリ本気マシン『Xperia arc』動画レビュー3連発!

CES でソニエリの Android スマートフォン「Xperia arc」が発表されています。国内発売もあるとのことですが、まあ順当にいって docomo でしょうね。
現行の Xperia(X10/SO-01B)と比べて薄く軽く、OS は Android 2.3(Gingerbread)になり、マルチタッチに対応しレスポンスも向上しているということで、現行機の不満点をかなり解消しているようです。いくつものメディアのレポートでもレスポンスの高速さは強調されており、現世代の GALAXY や Nexus S などよりも快適、とすら言われているので、これは当面の Android スマートフォンの決定版となるかもしれません。

ただ私は Xperia(SO-01B)を使ってみて、「iPhone ではない iPhone 的な何か」は当分いいや、と思ってしまったので、現時点では国内発売されても見送りの方向です。夏に iPhone 5(仮称)が出たら、今の 3GS から買い換えると思いますが。私は Apple を愛しているわけではありませんが、少なくとも iPhone に慣れてしまった今、現時点での Android 端末に乗り換えるほどの魅力は感じられません。
私の周囲では、最近 iPhone をやめて Android 端末に乗り換える人がちらほら出てきているので、iPhone 的な Android スマートフォンの完成度も徐々に高まってきているのだとは思いますが、私が次に Android スマートフォンを買うとしたら、

  • iPhone 対抗ではなくフィーチャーフォン(和式ケータイ)の置き換えとして進化
  • 使い勝手は今レベルでもいいから、とりあえずおサイフケータイ対応
  • 多くの面(特に UI や使い勝手)で iPhone を大きく凌駕
  • 既存製品とは全く異なる軸で、何か強力に魅力的な新機能
のいずれかが実現したときかなあ。今使っているフィーチャーフォン(N-04A)の 2 年縛りがそろそろ解けるので、その買い換え用ならアリだと思っていますが、おサイフは必須なので・・・。

とはいえ、心の底では「早く iPhone から乗り換えたくなる機種」が出てきてほしいと思っていたりもするのですが。

投稿者 B : 22:36 | Mobile | Smartphone & Tablet | コメント (0) | トラックバック

2010/11/30 (Tue.)

ATOK Trial for Android

少し遅ればせながら・・・ではありますが、Android 用の ATOK トライアル版を試してみました。

ASCII.jp:ATOK試用版、ドコモスマートフォンユーザーに提供

ATOK Trial for Android

標準の日本語入力システムしかない iPhone と違って、Android は以前から OpenWnn、Simeji、POBox Touch(Xperia のみ)などの選択肢があって良いですね・・・。中でも今回の ATOK は、PC 版をかれこれ 14~15 年ほど愛用してきていることもあって、期待していました。
といっても、パッと見はテンキーベースの UI なので、他の日本語入力システムとの違いが分かりにくいですね。表示されているフォントが他のものよりもちょっと太いかな?という程度。

ATOK Trial for Android

Android 版の特長は、ATOK の神髄とも言える変換効率に加えて、「フラワータッチ」と呼ばれる独特の入力方法でしょう。いわゆるフリック入力の変型のような形で、通常のフリック入力はソフトテンキーを十字方向にフリックさせることで「いうえお」の段に移行させますが、フラワータッチではテンキーの周辺、上半分が 5 分割されていて、そこに向かって指先をフリックさせるような操作になります。

私はフリック入力に慣れすぎてしまっているので、正直このフラワータッチにはちょっと違和感を受けたんですが、フリック入力で濁音や撥音を入力したい場合はいったん清音入力後に「濁点/半濁点/小文字」キーを押さなくてはならなかったのに対して、フラワータッチでは「目的の文字を選択した後にそのまま指をキーの下半分にフリック」で入力できてしまうので、ステップ的にはこっちのほうがラク。もしかすると、慣れてしまえばフラワータッチのほうが高速に入力できるかもしれません。

ATOK Trial for Android

アルファベット入力時にも同様に、フラワータッチ上の指先スライドで大文字/小文字の切り替えができるのは便利。

ただ、フリック入力では上下左右というシンプルな向きだったのに対して、フラワータッチは「半円の 5 分割」という微妙な動きを要求されるので、慣れてもミスタイプはけっこう出るんじゃないか・・・という不安はあります。

ATOK Trial for Android

フラワータッチが使いこなせない向きには、設定で通常のフリック入力が選択可能(通常のテンキーつき携帯電話と同じように、同じキーの複数回押しで「あ い う え お」を順に切り替えていく方式も選べます)。
これでは ATOK らしさが損なわれてはしまいますが、ATOK の本質は変換効率だ!と割り切ってしまえば、フリック入力で慣れてしまったユーザーにはこれが一番高速に入力できるのではないでしょうか。個人的には「フリック入力+ATOK が現状のタッチ式スマートフォンでベストの日本語入力方式」と考えているので、これで十分かも。でもしばらくフラワータッチを使ってみようとは思いますが。

また、ATOK は通常の日本語入力/変換以外の入力支援機能も充実していて、

ATOK Trial for Android

顔文字、

ATOK Trial for Android

定型文(インターネット、ビジネス、プライベートのカテゴリがプリセット。定型文やユーザー定義カテゴリの追加も可能)、

Trial for Android

文字コード表からの入力など、PC 用日本語入力システムさながらの入力方法が選べます。通常、携帯電話やスマートフォンからでは特殊記号や変わった顔文字の入力が難しく、コピペやユーザー辞書を活用するか表現を妥協するしかなかった部分が、これで解消されそう。
また、sp モード用の絵文字も扱えるようですが、私は sp モードどころか docomo の回線契約自体を切ってしまったので、使うことはないでしょう(ぉ。

一日使ってみた感じでは、変換効率はさすがの ATOK という印象。ただ POBox Touch や OpenWnn の変換効率もそんなに悪いとは思わないので、ちょっと良くなったかなという程度に感じます。

ただ、フラワータッチはちょっと癖がある印象で、iPhone のフリック入力に慣れてしまうとこのアクの強さに慣れるのは大変かもしれません。通常のフリック入力であればキーの中央タップで「あ」段、「いうえお」段は十字フリックなのに対して、フラワータッチは「あ」段は中央タップでも左方向フリックでも OK で、中央タップの場合は確定まで一瞬の「待ち」が発生し、その間はフラワーモチーフの入力ガイドが表示されたままになります(という表現で伝わりますかね?)。この「待ち」は高速に入力したい場合にはけっこうなストレスで、例えば「ああ」と入力したい場合は「あ(待ち)あ」という感じで入力しなくてはなりません。
これを解決するには「あ」段の入力を左フリックで入れてやれば、フラワーモチーフは素早く消失してくれるので連続入力にも堪えますが、それでも通常のフリック入力と比較するとモチーフ消失の微妙な間があり、誤入力につながる場合があります。
ただしこれはかなり高速にフリック入力をしなければ起きないので、全てのユーザーがこれで困るというわけではないでしょうし、現在の ATOK Trial はあくまでベータ版であり、製品版までに改善される可能性があるのでこれをもってダメという話ではありませんが、ぜひとも改善につなげていただきたいところ>ジャストシステムさん

まあ、フラワータッチに慣れないユーザー向けにフリック入力が選択できるようになっているので、フラワータッチの使いにくさはさほど大きな問題ではないと思います。いざとなればフリック入力にすれば万事解決ではありますが、せっかく新しく開発した UI なので、フラワータッチの操作性改善に関しては、期待しつつ引き続き見守っていきたいところ。

このトライアル版は 2 月末まで使えるとのことなので、それまでは Xperia のメインの日本語入力システムとしてがんばってもらいましょうか。製品版が出た暁には(それまで Xperia を使っていれば)購入しようかと思っています。

投稿者 B : 22:50 | Mobile | Smartphone & Tablet | コメント (0) | トラックバック

2010/11/29 (Mon.)

Android 用「Twonky Mobile」を試す -DLNA アプリ「Twonky」レビュー (3)

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昨日に引き続き、今日は Twonky の Android 用アプリ「Twonky Mobile」についてレビューを書かせていただきます。

と思ったら、INTERNET Watch で清水理史氏が既にレビューを書かれていて、これがとても解りやすくまとまっているので、これを読めば十分かもしれません(ぉ。

【清水理史の「イニシャルB」】 第416回:待望のAndoroid向けDLNA対応プレーヤー登場~パケットビデオ「Twonky Mobile」を試す -INTERNET Watch

さておき(笑)、レビューを始めます。
なお、レビュー用端末としては Android 2.1 化した Xperia を使用しています。

Twonky Mobile は、Android Market からダウンロードできます。残念ながら、PC 版とは違い Android 版は現時点で英語版のみ。それほど難しい英単語が出てくるわけではありませんが、DLNA の概念が絡むとちょっと難解になってしまうので、早いうちの日本語化を期待します。

Twonky Mobile

Android Market で「Twonky」で検索すると、「Twonky Mobile」のほかに「TwonkyServer Mobile」の 2 つが見つかりますが、Twonky Mobile には TwonkyServer Mobile の機能が含まれるので、通常は Twonky Mobile をダウンロードすれば良いでしょう(TwonkyServer Mobile は DMS だけの機能なのに対して、Twonky Mobile は DMS/DMP/DMC に対応)。2 つを同時にインストールしても、Twonky Mobile の起動時に「TwonkyServer Mobile をアンインストールしてください」という意味のエラーメッセージが表示されて起動できないので、意味がありません。

Twonky Mobile

インストールが完了すると、アプリ一覧に Twonky Mobile のアイコンが表示されるので、必要に応じてホーム画面にコピーします。

Twonky Mobile

アイコンをタップすると、Twonky Mobile が起動します。

Twonky Mobile

なお、Twonky Mobile が起動すると、バックグラウンドで TwonkyServer が動きだし、ステータスバーに Twonky の通知アイコンが表示されます。これが起動していると、他の DMP(DLNA 対応のテレビやオーディオ機器等)から Android 端末内の共有コンテンツを表示し、再生することができるようになります。スマートフォンで撮影した写真なんかも見られてしまうので、接続するネットワークによっては注意が必要ですね。

Twonky Mobile

これが Twonky Mobile のメイン画面。DLNA クライアント(DMC)をそのまま Android 機器の画面に表示したような見栄えになっていて、ここから「Music」「Videos」「Photos」のメディア種別を選択し、一覧表示できるようになっています。

上の画面キャプチャは Xperia でネットワーク上の NAS に入っている写真を一覧表示しているところです。ここで、表示したい写真をタップすると、

Twonky Mobile

再生画面に切り替わります。残念ながら、PC 用の TwonkyManager 同様に画像の拡大表示機能はなく、画面サイズにちょうど収まるように自動リサイズして表示するモードのみ。

Twonky Mobile

ただし、Android の画面回転機能に対応しているので、横長の写真であればこのようにしてほぼ画面いっぱいに表示することは可能です。

ただ、写真に限らず音楽でも動画でも、たまに「Unable to start Playback」というエラーメッセージが出て再生できないファイルがあるようです。コーデックが対応していないのが主な原因だとは思いますが、「再生できない」だけじゃなくてせめてその理由まで表示してくれないと、何が悪いのか対処のしようもないんですけど・・・。

ちなみに、この画面上に「Beam」という大きなボタンが表示されているのが目につくと思いますが、これが TwonkyBeam と同様の BEAM 機能。後述の設定でレンダラーを指定しておくと、ここで表示しているコンテンツを対象機器に BEAM(飛ばす)することができます。

Twonky Mobile

イメージ的には、こんな感じで Android 端末をリモコンのようにして、テレビやオーディオ機器にコンテンツを表示させることが可能。残念ながら私が買った BRAVIA(KDL-46X5050)は BRAVIA が DMR に対応する直前の世代の機種なので、これはあくまでイメージです(笑。
また、「BEAM」というとテレビに向けて操作するリモコン的な印象が強いですが、通信は赤外線ではなく無線 LAN 経由で行うので、わざわざテレビに向けて操作する必要はありません。

Twonky Mobile

この BEAM 機能が面白いのは、単に Twonky Mobile 上だけでなく、Twonky Mobile をインストールしておけば他の Android アプリからも BEAM が使えるようになるところ。Xperia の Mediascape ではメールアイコンをタップ、Web ブラウザでは例えば YouTube の再生ボタンを押した際に、上記のような選択画面が表示され、ここで「Beam with Twonky」を選択すると対象機器に BEAM できます。スマートフォンで撮影した写真だったり、見つけた YouTube 動画だったりを簡単にテレビでみんなと共有することができるわけです。

Twonky Mobile

Twonky Mobile には、他の DMS 上にあるコンテンツを Android 端末上にコピーすることができる「Copy to Phone」という機能が搭載されています。
この機能は、Twonky Mobile のコンテンツ一覧上で Android 端末にコピーしたいファイル名を長押しすると、メニューから「Copy to Phone」が選択できます。

Twonky Mobile

Android 端末にコピーしてきたコンテンツは、Xperia であればもちろん Mediascape にも反映されます。

通常であれば、PC や NAS に保存されているデータをスマートフォンにコピーしようと思ったら、スマートフォンを PC に接続するかメモリーカード経由でコピーする必要があったのですが、この機能を使えばスマートフォン上の操作でコピーが完結できてしまうので、かなり手間が省けます。デジカメで撮った写真のうちいくつかをスマートフォンに入れていつでも見れるようにしたい、というような用途では、けっこう使えるんじゃないでしょうか?

最後に、設定周りから見ていきます。設定画面は Android 端末のメニューボタン(Xperia の場合はホームボタンの左隣)を押し、表示されるメニューの中から「Settings」をタップします。

Twonky Mobile

設定メニューに並ぶのは以下のとおり。

  • Set Player : Twonky Mobile で操作する DMR の指定
  • Set Library : 同じく Twonky Mobile で操作する DMS の指定
  • Media Sharing Setting : この Android 端末内のコンテンツを Twonky Mobile で DMS として共有するための設定
  • Copy to Phone Manager : 他の DLNA 機器からこの Android 端末にコンテンツファイルをコピーする「Copy to Phone」機能の管理(ちゃんと使っていないので分からないのですが、コピー中のタスクを中断することができる?)
  • Set Copy to Phone Folders : 「Copy to Phone」でコンテンツを Android 端末内のどのフォルダに保存するかの設定
順を追って解説していきましょう。

Twonky Mobile

設定メニューの並び順どおりだと逆に分かりにくいので(笑)、まずは「Media Sharing Setting」から。ここでは、この Android 端末自身を DLNA サーバとして、端末内のコンテンツをネットワーク上で共有するための設定が行えます。

まず「Server Name」は、この端末の DLNA サーバの名称。デフォルトは「TwonkyServer Mobile」で、このままでも特に問題はありませんが、もし同じネットワーク内に Twonky Mobile/TwonkyServer Mobile が入った Android 端末が複数台ある場合は、適宜変更したほうがいいでしょう。

画面下半分に表示されている「Music」「Photos」「Videos」のチェックボックスは、どのコンテンツを共有するかの設定。スマートフォンで撮影する写真や動画は比較的パーソナルなものが多いでしょうから、ネットワーク上で誰かに覗かれたくない、という場合には「Music」だけ共有する、ということが可能です。
どのフォルダのコンテンツを共有するか、といった設定はないようで、Android 標準の音楽・写真・動画フォルダが自動的に共有されるようです(違っていたらごめんなさい)。

Twonky Mobile

続いて「Set Library」。ネットワーク上の DMS のどのコンテンツを操作するかを選択します。操作できるサーバは TwonkyServer だけでなく、DLNA 規格に準拠した DMS ならば基本的になんでも OK で、NAS 内蔵の DLNA サーバ機能、Windows Media Connect や VAIO Media plus といったサーバも表示されます。1 台の PC で複数の DLNA サーバソフトを動かしている場合は複数のサーバとして見えるので、ちょっと混乱しがち。あまり 1 台で複数のサーバソフトを起動させないほうが良いでしょう。

また、昨日書いたとおり、PC 用の TwonkyManager にはコンテンツのアグリゲーション機能が搭載されているので、ネットワーク上に複数台の DMS がある場合は、サーバ側でアグリゲーションしてしまえば、いちいちここでサーバを切り替えなくてもホームネットワーク内のコンテンツを全て操作できるのでラクだと思います。ただ、あまりにもコンテンツの量が膨大になってくると目的のコンテンツを探しにくくなるので、用途に応じて設定するのが良いでしょう。

この一覧に表示されている「TwonkyServer Mobile」は、さっきの「Media Sharing Setting」で指定したサーバ名ですね。端末内のコンテンツを DLNA 対応のテレビやオーディオ機器等で再生したい場合は、これを選択します。

Twonky Mobile

「Set Player」では、Twonky Mobile で操作する DMR をどれにするか選択します。「My Phone」を選択すると動画や音楽などのコンテンツはこの Android 端末のディスプレイやスピーカから再生されます。つまり、Twonky Mobile 自身を DMP として使うモード、と理解して良いでしょう。

「My Phone」以外には同一ネットワーク上に存在する DMR の一覧が表示されています。PC 用の TwonkyManager がある場合は、もちろんそれも表示されます。ここで「My Phone」以外の機器を選択すると、Twonky Mobile 上で選択したコンテンツがこの Android 端末上ではなく、選択した機器のディスプレイ/スピーカから再生されます。つまり、Twonky Mobile を DMC として使用するモードになります。

Twonky Mobile

「Set Copy to Phone Folders」では、「Copy to Phone」機能におけるコンテンツの保存先フォルダを指定できます。デフォルトでは SD カード内の「twonkymedia」以下のフォルダにコンテンツの種類(ミュージック/フォト/ビデオ)ごとに保存されますが、これを変更することも可能です。

かなり長くなってしまいましたが、Twonky Mobile に関してはこんなところです。英語版なので少し敷居が高そうに見えますが、慣れればそんなに難しいこともない、DLNA 対応アプリとしては比較的シンプルな作りになっています(ひとつのアプリ内で DMS/DMP/DMC に対応しているので、概念の理解がちょっとややこしいですが)。

応用次第でいろんな使い方ができるのがこのアプリの特長でしょうが、ユニークなのはやはり「BEAM」機能ではないでしょうか。Android 機器のユーザーであれば、これを使いこなすことができれば DLNA が楽しくなることは間違いないと思います。
Twonky Mobile は年内いっぱいは Android Market で無料配布されているので(年明けから有料化とのこと)、Android ユーザーな方はとりあえずダウンロードして試してみてはいかが。

■関連エントリー
ホームネットワークの敷居を下げる「Twonky」 -Twonky モノフェローズイベントレポート (1)
デジタルメディアに自由を! -Twonky モノフェローズイベントレポート (2)
私がホームネットワークでやりたかったこと -DLNA アプリ「Twonky」レビュー (1)
PC 用「TwonkyManager」を試す -DLNA アプリ「Twonky」レビュー (2)

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投稿者 B : 23:49 | Home Network | Minpos Review | Mobile | PC | Smartphone & Tablet | コメント (0) | トラックバック

2010/11/11 (Thu.)

Xperia with Android 2.1

パソコン接続によるバージョンアップ方法 | お客様サポート | NTTドコモ

待望だった Xperia の Android 2.1 への OS アップデートがようやく提供開始されました。既にあちらこちらでエントリーが上がっているので、ここではごくさらっとですが、アップデート後 1 日あまり使ってみた感想を書いてみます。

・・・とはいっても、Xperia 自体 2 ヶ月ぶりくらいに電源を入れた(アップデートのために久々に充電した)ので、旧バージョンがどうだったかイマイチよく覚えていない部分もあり(ぉ)、あまり正確な比較はできないかも(;´Д`)ヾ。

Xperia with Android 2.1

ロック解除画面からしていきなり変更されています。1.6 では円弧を描くようにしてスライドさせる形だったのが、iPhone 同様のストレートスライド式に。円弧スライドは片手持ち操作を考えれば理に適っているとは思うのですが、描画性能の問題かあまりスムーズに動いてくれず、さらに言えばそもそも直線スライドでも片手持ち時にそんなに困ることはないので(ぉ)これで良かったかと。

画面上に「(通信サービスなし)」と思いっきり出てしまっているので、もう Xperia で回線契約維持してないことがバレバレですね(´д`)。まあ、光ポータブルがあるので、Xperia 自体に回線がなくても問題ないわけですが。

Xperia with Android 2.1

ホーム画面。1 画面あたりに並べられるアイコンの数が 4 個増えて最大 20 個になったことと、画面下中央に「田」アイコンが表示されて、これをタップするとアプリ一覧が表示できるようになったのが大きな違い。「田」アイコンは今まで画面上部のバーをフリックダウンすることで表示できましたが、タップ一発のほうがはるかにラクです。
私はホーム画面には Home++ を愛用していて、機能的にも操作性的にも新ホーム画面より Home++ のほうがそれでも良いので再乗り換えするつもりは今のところありませんが、とりあえずしばらく新ホーム画面を使ってみようと思います。

Xperia with Android 2.1

Xperia のキラーアプリ「Timescape」を久々に(笑)起動してみました。以前はタイムラインの表示がカクつくだけでなく、タイムラインから個別のステータス詳細を表示しようとすると Web ブラウザで開くだけで、しかもタイムラインからブラウザへの切り替えが遅くて正直使い物にならないという印象でした。が、新バージョンでも個々のステータスはブラウザで開くという仕様は変わらないものの、タイムラインのスクロールのカクつきはあまり感じなくなったし、ブラウザへの切り替えも「同一アプリ内での表示モード切り替え」程度には軽快に見えるようになったので、これならある程度使い物になると感じました。
でも、今にして思えばこのタイムラインがタイルを重ねた状で表示される Timescape の UI って、見た目のインパクト勝負で情報量的には無駄が多いし、ソーシャルメディアでヘビーにコミュニケーションする人にはあまり向いてないですよね。私は Twitter 以外のツールの利用頻度もそんなに高くないし、Twitter 専用クライアントでいいや・・・。

Xperia with Android 2.1

Web ブラウザの表示。パッと見で分かるのはフォントが変更されたこと。ブラウザに限らず Xperia のシステムフォント自体が丸ゴシック系に変更されて、かなり読みやすく、デザイン的にも良くなりました。
シャープの IS03 に使われている LC フォントがとても羨ましく、あわよくばソニエリもシャープからライセンスして Xperia に搭載してほしい、とすら思っていたほどなので、これは嬉しい。私は Android 標準の日本語フォントはどうにも好きになれません。こういうちょっとしたようなところでも心理的なハードルになると思うので、他の Android 端末メーカーにも見習ってほしいところ。というか Android 標準でこれくらいキレイな日本語フォントを搭載してほしいと思います。

Xperia with Android 2.1

フォントの変更はプリインストール以外のアプリにも有効で、Twitter クライアントでも文字が読みやすくなっています。
ちなみに私は Xperia では TweetsRide を愛用中。奇をてらったところのないシンプルなクライアントですが、「タイムラインの一番上にジャンプ」する機能があるのが気に入ってます。

そんなところですかね。全体的に動きが良くなり、見た目もきれいになり、全然別物とは言わないまでもかなり使いやすくなったと感じます。あと不満があるとすれば相変わらずちょっとタッチパネルがセンシティブな印象があるのと(慣れの問題もあるかもしれませんが)、日本語入力がもう少し使いやすくなってほしい(iOS と違って Simeji や Wnn といった選択肢があるのはメリットですが)というのはありますが、Xperia もこれでようやくスタートラインに立てたというところでしょうか。ただ、見渡せば周りはもう Android 2.2 が標準になっていたり、同じタイミングで Android の次期バージョン "Gingerbread"(バージョン 2.3)がまもなくリリースされるというニュースXperia X10 の後継機種、コードネーム "ANZU" の流出画像が出回るなど、なんか今は Xperia 買うべきじゃない風の情報ばかり出てきていますが、既存ユーザーにとって待望だったアップデートであることは間違いないでしょう。

私も「iPhone を使っていなければ」今回のアップデートでかなり満足度が向上しただろうと思います。が、UX 的な意味ではまだまだ iPhone のレベルに達していないなあ、と残念ながら感じてしまったのも事実。とはいえ、画面は iPhone 3GS よりキレイだし、カメラの画質も悪くないし、光ポータブルがあれば SIM なしでも運用できるし、ということで、次期 iPhone もしくは次期 Xperia が出てくるまでは iPhone と併用で行きたいと思います。

投稿者 B : 23:21 | Mobile | Smartphone & Tablet | コメント (0) | トラックバック