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2017/12/15 (Fri.)

スター・ウォーズ/最後のジェダイ @T・ジョイ PRINCE 品川

本日ついに公開のスター・ウォーズ最新作!もう朝イチで観に行ってきましたよ(笑。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

当然 IMAX シアターで鑑賞したわけです。前作と違って国内では今回は IMAX 2D のみの上映。3D 上映は MX4D・4DX 限定なようですね。

スター・ウォーズで「三部作のうちの二作目」だと必然的に名作を期待してしまうわけですが、期待に違わぬ大作でした。二時間半を超える上映時間が全く苦にならなかった。

ネタバレを避けながら感想を書くことが難しいので、続きは映画館に行った後で読むことを推奨します。










いろんな意味でスター・ウォーズのフォーマットを忠実に守った『フォースの覚醒』から一転、『最後のジェダイ』では先の読めない展開にハラハラドキドキさせられました。まあレジスタンスがファースト・オーダーに追い詰められていく流れとか、レイがルーク・スカイウォーカーの元を訪れるくだりなんかは『帝国の逆襲』を意識したものだとは思いますが、『帝国の逆襲』を下敷きにしたらこういう物語になるはずだ、という予想はことごとく裏切られました。

想像の斜め上をいく部分はいくつもありましたが、フォースの使い方に関してこれまでにない大胆な描写も複数あり、「えーそれはちょっとナシでしょ」と思ってしまったのも事実。フォースでそんなことができるなら旧作の前提だって変わってくるわけで(;´Д`)ヾ。まあ、それもこれも「スカイウォーカー家の強大なフォースの力」ということにすれば強引に説明がついてしまうわけですが...。
もう一つ意外だったことは「スノークの正体が今回も明かされなかったこと」と逆に「レイの出自が意外な形で明かされたこと」。レイに関しては今後のエピソードで「アレは実は嘘でした」となる可能性もなきにしもあらずですが、アナキン・スカイウォーカーの父親は誰かというシリーズ最大の謎を有耶無耶にしているスター・ウォーズだけに、キャラクターの正体についてはさほど頓着していないのかもしれません。

また今作の根底に流れるテーマとして「過去や伝統の否定」と「血筋の否定」というのがあるように感じます。前者に関しては明確にそういう描写があるわけですが、これは「『フォースの覚醒』までは旧来のファン向けに今までの文脈を踏襲したけど、今後は過去の拡大再生産ではなくて新しい物語を作っていく」というメタなメッセージでしょう。後者に関しては、少なくとも Ep I~VI までは「スカイウォーカーの血の物語」だったのが、今作では「誰でもヒーローになれる可能性の物語」に明確に切り替わったのだと感じました。時代が変わり、シリーズの版権もディズニーに移ったことでダイバーシティに配慮した表現をしなくてはならないという背景もあるのでしょう。そもそも Ep I~VI まではメインキャラが全員白人だったのに対して、Ep VII 以降は女性が主人公で男性メインキャラ(カイロ・レン、フィン、ポー・ダメロン)のうち一人が黒人になっていました。そこに今回はさらに「出自は関係なく誰でもヒーローになり得る」というメッセージが付加されたことで、スカイウォーカーの血を巡る物語は終わらざるを得なかったのだろうなあと思います。
まあダイバーシティに配慮するなら活躍するキャラクターがことごとく地球人タイプというのは偏っているし、別にグンガン人のジェダイが大活躍する物語があったっていいとは思うんですが、それじゃ絶対売れないだろうなあ(笑

それから本作はレイア役のキャリー・フィッシャーの遺作でもあります。劇中で最初にレイア・オーガナの姿が映し出された瞬間にはグッと来ましたが、スクリーン上で活き活きと動く彼女を見るうちに、既に故人となっている意識が次第に薄れていきました。で、エンドロールに「我々の愛すべき姫君 キャリー・フィッシャーに捧ぐ(意訳)」という文字列を見つけた瞬間、涙腺決壊(T_T)。Ep IX でもレイアは重要な役割を演じるとのことですが、『ローグ・ワン』のラストシーンに登場したレイア姫のように、他の役者さんの演技に CG を重ねたものになるんでしょうね...。

面白かったです。冬休みの間にあと 1~2 回は観に行くつもり。

投稿者 B : 23:20 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/12/01 (Fri.)

探偵は BAR にいる 3 @109 シネマズ川崎

楽しみにしていたシリーズ最新作の封切り日、かつ映画の日で割安料金が重なったので、初日から早速観に行ってきました。

探偵は BAR にいる 3

探偵は BAR にいる 3

前作を観た後に原作小説や関連作品をひととおり読み、世界観への理解が深まった状態での三作目。今回は原作小説とは異なるオリジナルストーリーが展開するとのことで期待半分、不安半分でした。
が、蓋を開けてみると序盤のプロットは小説第一作『探偵はバーにいる』の流れをなぞります。主人公「俺」は相棒である高田の大学の後輩から「行方不明になった恋人を捜してほしい」と泣きつかれ、気分で安請け合いしてしまいます。しかしそれが面倒な事件に巻き込まれるきっかけとなり...という部分までは小説とほぼ同じ。でも、そこからは小説とは全く違った展開に突入していきます。

映画版の「俺」も一作目から 6 年の月日が経過し、四十代半ばになった大泉洋と同様に、旧作と比べてそれなりに歳を取った雰囲気が出ています。それもあってか、作風はアクションやコメディが多く派手さを狙った感じだった前作とは打って変わって、全体的に落ち着いたものに。アクションシーンも数が減り、演出も速さより「打撃の重さ」を感じさせるものに変わっています。それもそのはず、今回は前二作とは監督が替わっているんですね。前作は脚本が発散系でまとまりがなかったし、反原発とか時事ネタを半端に入れ込むなど鼻につく部分もありましたが、今作は脚本も演出も安定感があって良かったです。

今回のヒロインは北川景子。このシリーズのヒロインは基本的に物語を引っかき回す役どころですが、今回はシリーズ最大級に引っかき回してきます。その悪女感と、でもどこか嫌いになれない影のある感じがとても良かった。ただ、最後に明らかになる彼女の行動の動機が取って付けたような感じで肩透かしを食らいましたが、そこは「俺」自身が言っていた「人間は、他人から見れば馬鹿らしいようなことにでも命を燃やせることがある」というところに繋がるんだろうなあ...。

原作小説の読者目線では、小説版に登場したコールガールの「モンロー」が初めて映画版に登場しているのもポイントでしょう。小説版では第十作『旧友は春に帰る』で哀しいことになってしまうモンローですが、映画版では小さいながらも自分なりの幸せを手に入れた、そういう世界線の物語として描かれていることにジーンと来てしまいました。
キャラクターといえば「俺」の情報交換相手であるヤクザの相田(松重豊)。松重さんといえば以前なら「ああ、あのよくヤクザ役やってる人」というイメージだったのが、この五年ですっかりブレイクしてしまい、久しぶりのヤクザ役は却ってコメディに見えてしまいますね(笑。しかも今回は今までに比べて相田の見せ場が増えていたような...(笑

今作では「俺」と高田がコンビ解消か?という展開になるわけですが、エンドロール後にはちゃんと「オチ」も用意されていて笑いました。ここに限らず、小さい笑いを仕込んだシーンではシアター内が一つになったような笑い声が上がり、やっぱりこういう人気シリーズの最新作は初日に劇場で観るに限りますね。一週間も経ってお客さんがまばらになってしまうと、なかなかこうはいきません。

面白かったです。久しぶりに小説版を読み返したくなったし、ススキノに飲みに行きたくなりました。出張するような仕事が入らないかなあ...。

東直己 / 探偵はバーにいる

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投稿者 B : 23:53 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/11/30 (Thu.)

タテアニメ『孤独のグルメ』

『孤独のグルメ』史上初めてのアニメ化が、スマホアプリ「タテアニメ」で配信開始されたということで、さっそく見てみました。

タテアニメ~タテアニメを見るスマホアプリ~

タテアニメ『孤独のグルメ』

「タテアニメ」って Production I.G が展開しているアプリだったんですね。攻殻機動隊のイメージが強すぎて結びつかなかった...。
でも、アニメに限らず動画はまだまだテレビベースの 16:9 が主流なのに対して、スマホでの視聴を主軸とした縦長アニメというのは挑戦的だし、これからの時代に合っているような気もします。

『孤独のグルメ』の記念すべき配信第一話は、原作どおり「東京都台東区山谷のぶた肉いためライス」。この舞台となった「きぬ川」はちょうど一ヶ月前に閉店したところで、聖地巡礼してきた私としてはその店が今改めてアニメとして立ち上がってくることには感激すらおぼえます。

映像は、故・谷口ジロー先生の漫画を忠実に再現しつつ動画化しており、シナリオやゴローのセリフも漫画そのまんま。世界観を大切に守りつつアニメ化したんだろうなあ、というのが伝わってきます。ただ、ほぼトレスに近いような構図で、動きもあまり大きくないせいもあって、一昔前に流行った Flash アニメのような安っぽさが出てしまっているのは残念なところ。実際低予算ではあるのでしょうが...。
井之頭五郎の声は堀内賢雄氏。私は『機動戦士ガンダム ΖΖ』のマシュマー・セロと『ふしぎの海のナディア』のサンソンくらいしか知らず、近年の出演作品を観ていないのですが、少なくとも井之頭五郎役に関しては、松重ゴローとは似ても似つかないけど、漫画版ゴローの素のイメージとしては悪くない方向性だと思います。ただ、このゴローちゃんが二十年後にあの松重ゴローになるか?と言われると...まあ、漫画版のゴローも近年の作品はキャラがだいぶ変わってますが(笑。

と、ここまではいいとして、最も違和感があったのは BGM の使い方ですよ。楽曲はスクリーントーンズが演奏するドラマ版のサントラをそのまま使っているんですが、選曲が全然ダメ。ドラマだったらこのシーンでこういうテイストの曲は使わないだろう、とか、なんでこのシーンでこの曲を使うのかとか(例えば料理の登場シーンで「五郎's セレクション」の曲ではなく「腹が、減った」の三段引きの曲が使われる)、ほぼ違和感しかない。ドラマの楽曲を使うならドラマを意識した使い方をしてほしかったし、無視して使うなら無関係な楽曲を用意してほしかった。これのせいで、私は最後まで入り込めませんでした...。

一話完結のショートストーリーという点でスマートフォン向けアニメ配信というフォーマットと相性が良いと期待していただけに、ちょっと残念。Season6 まで続いてきたドラマ版のイメージが定着しすぎた、というのもあるのでしょうが...。しかも、第二話以降は不定期配信になることが早速決まっているなど、先行きに不安も感じます。できるだけ早いうちに挽回して、ドラマ版に負けない定番の地位を築いてほしいところではありますが、大丈夫かなあ。

久住昌之、谷口ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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投稿者 B : 23:56 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/11/27 (Mon.)

ラ・ラ・ランド [PS Video]

ブレードランナー 2049』を観たらライアン・ゴズリング繋がりでもう一度観たくなったので、劇場まで観に行った名作を VOD でもう一度鑑賞しました。

ラ・ラ・ランド

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初見でもすごく良かったけど、サントラを聴き込んだ上で観るとまた深まりますね。楽曲が粒ぞろいで、アカデミー賞作曲賞・歌曲賞を獲っただけのことはあります。映像からも全体的にミュージカル愛が伝わってきます。
主演のライアン・ゴズリングは私は本作で初めて知りましたが、『ブレードランナー 2049』を観た上で『ラ・ラ・ランド』に戻ってくると、イケメンなんだけどナイーブな内面を持つちょっと哀しい男の役どころが見事にハマる俳優だなあ、というのを改めて感じますね。

この映画のテーマの一つでもある、自分が本当にやりたいことと、世の中に求められることと、家族や生活のために必要な収入のどれを選ぶか?という話は何度観ても考えさせられます。その全てが一致することというのは稀で、普通はどこにバランスを求めるか、という話になる。近年の自分もまさにその悩みの中にあったりするので、個人的にはセブの気持ちがよく分かるし、最後まで夢を貫き通したミアの考えは甘いとさえ思う(夢を叶えたのは結果論であり、誰もが同じようにやって成功するとは限らない)。男女の思考回路の違いというよりは、守るべきものができたときに二者択一を迫られるのが人間だし、二十代の自分だったらミアに共感していただろうけど、今の自分はセブの立場を取るんだろうと思います。言い換えれば、誰もが一度は通る道だからこそ、多くの人の共感を呼ぶ作品に仕上がっているのでしょう。

映像も音楽も素晴らしくて、改めてこれは劇場で観ておいて良かったと思います。と同時に、映画館ほどではないけどホームシアター環境を持っていて良かった、と感じられる映画でもあります。自宅で観るなら、テレビの内蔵スピーカではなくせめてちょっといい外部スピーカで鳴らしたい一本。

投稿者 B : 23:30 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/11/22 (Wed.)

機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER @新宿ピカデリー

昨年の『DECEMBER SKY』の続編となる、劇場版ガンダムサンダーボルトの新作を観てきました。

機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER

機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER

今回はサンダーボルトに加えてガンダムファンクラブ限定で配信されていた『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』の再編集劇場版も同時上映。私はファンクラブはもうやめてしまって Twilight AXIS のアニメは観れていないので、むしろこっちを楽しみにしていました。

サンダーボルトのほうは、既に配信されている第 5~8 話を繋ぎ合わせたもの。追加シーンもちらほらありましたが、ストーリーに関わるものではなくあくまで演出の追加程度。だから劇場版を観る価値がないかというと、サンダーボルトのフリースタイルジャズ×戦闘という作りはやっぱり自宅のテレビで観るより劇場の音響と大画面のほうが圧倒的に楽しい。まあ、前作は大々的にジャズをフィーチャーしていたのが、本作ではジャズが大々的に使われるのは序盤だけで、途中からポップスあり、民謡っぽいのあり、宗教音楽(といっても西洋ではなくアジア系密教寄り)あり、とバラエティに富んでいて、個人的にはもっとジャズ×爆発音のシーンをもっと堪能したかったところはあります。

音楽だけでなく作風も前作とは随分変わっていて、前作では悲壮感のある登場人物だらけの中に一人戦闘狂なイオ・フレミングという構図だったのが、今回はイオにあまり孤独感がなく、対するダリルは前作とはまた違った方向に悩んでいる感じ。そして新ヒロインとして登場するビアンカ・カーライルの開放的なキャラクターが、作品が重くなりすぎるのを食い止めている印象。残酷なシーンは相変わらず多いですが、前回ほど陰鬱な気持ちにならずに最後まで観ることができました。
ただ、ストーリー的には全く中途半端なところで終わっているし、今回の中でイオとダリルは一度も邂逅することがありません。続編作る気マンマンな終わり方ですが、終映後に 3rd Season の予告等は特になし。舞台挨拶でも反響が大きければ続編が作れる的な発言がされているとおり(これは最近のガンダムのイベント上映の常套手段)、製作サイドも探り探り作っている部分があるようです。

同時上映の Twilight AXIS。上映自体は Twilight AXIS の後にサンダーボルトという順序でした。

時間軸としては『ガンダム UC』の後。アクシズの残骸に残されたサザビーの調査に、ジオンの元関係者が派遣されて...というお話。小説版のキービジュアルとして地球のシルエットと中破したサザビーが提示されたときには滅茶苦茶期待したものでした。

が、映像はほんの 30 分弱のダイジェスト版的なもの。ガンダムファンクラブでの配信版も 1 話あたり数分×6 話ということで尺が足りないことは想定していましたが、内容的にも『新訳 Ζ』も真っ青なダイジェスト映像。私は小説を読んであったのである程度理解できましたが、アニメ版が初見な人は何がどうなったのかさっぱり理解できないのではないでしょうか(´д`)。戦闘シーンも止め絵をパンやズームで動かして見せているだけのカットが多かったし、肝心のクライマックスのバトルも『0083』の劣化コピーだし、正直期待外れ。あくまでスピンオフだから予算がかかっていないのは分かりますが、『UC』や『THE ORIGIN』で線の多いモビルスーツがグリグリ動く映像を見慣れてしまっただけに、これはいくらなんでも物足りません。尺も含め、せめてサンダーボルト並みの予算をかけて作った映像で観てみたかった。

まあこの作品、原作小説自体が予告なしの休載を二度もやっているし(実は現在も「次回 9 月上旬更新予定」のまま止まっている)、アニメが小説を追い抜いてしまった状態になっているんですよね。いろいろと中途半端というか、企画倒れ感が強い作品ではあります。

とはいえガンダム自体が「おじさんが観るアニメ」になり、原作者が子ども向けを銘打った新作子どもアニメの時間帯に殺伐とした作品を出してお世辞にも成功したとは言えない結果をふまえて、誰向けにどういう作品をどういう販売形態で出すと受けるのか、試行錯誤している段階にあるように感じています。『THE ORIGIN』こそガンダム 40 周年を目前にして本格的に展開するフェーズに入たものの過去編では安彦総監督自ら「みなさんの応援があれば次も作れます」と言わされ続けていたし、 OVA+イベント上映や様々な配信形態を試すことで、テレビ放送+模型販売に依存しないビジネスモデルを模索しているところなのでしょう。ただ、『UC』の大ヒットの後にこの時間軸の新作を作るのであれば、もうちょっと予算はかけてほしかったなあ...。

機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影 [Blu-ray]

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投稿者 B : 23:59 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/11/21 (Tue.)

『孤独のグルメ 大晦日スペシャル』放送決定

ドラマ『孤独のグルメ』のスペシャル版の放送が告知されました。

近年はお正月スペシャルが定着しつつあるので、そろそろまた告知があるんだろうな...と思っていたら、まさかの大晦日に紅白の裏番組として放送するという大抜擢。思わず笑ってしまいましたが、松重豊さんも発表に併せて「テレ東はこの時間帯を捨てたなと思いました」というコメントを寄せています(笑。でももはやテレ東の看板ドラマとなった番組だけに、案外いい数字残すんじゃないの?という気もしています。ちなみに我が家は大晦日は何となく紅白を観ながら過ごす習慣がついているので、今回ばかりは録画視聴になりそうです。

孤独のグルメ

今回の舞台は「瀬戸内」。まあ過去の出張回では北から順に北海道、宮城、新潟、大阪、福岡と巡ってきているので、次は順当にいって四国だろうとは思っていました。ただ四国ではなく「瀬戸内出張編」となっているあたり、案外メインは倉敷あたりで展開しつつ、ちょっとうどんを食べに瀬戸大橋を渡る...みたいな脚本が用意されている可能性もあります(今年のお正月スペシャルも東京都中野からの千葉県津田沼だったし)。むしろ高松まで脚を伸ばしても食べるのはうどん以外を選んできそうなのがこのドラマ。どういう内容になるのか予想もつきません。

孤独のグルメ

今年は谷口ジロー先生が亡くなり、先月末には原作第一話の舞台となった山谷の「きぬ川」がついに閉店するなど、『孤独のグルメ』的には一つの節目を迎えた感があります。個人的にも Season6 までの全店を巡礼完了してちょっとやりきった感もあったのですが(笑)、ドラマの方はまだまだ終わらないようです。松重さんのラジオ『深夜の音楽食堂』でも、ゲストミュージシャンに「『孤独のグルメ』出る?」みたいな振りもあったりして、Season7 や今後のさらなるスペシャルドラマの可能性は十分考えられます。

私は今まで四国に上陸したことがないんですが、そろそろ出張の計画を立て始めますかね...。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 22:56 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/11/10 (Fri.)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦 [Blu-ray]

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦 [Blu-ray]

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『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V』の Blu-ray 一般販売が始まりました。今回ももちろん購入しています。
私はイベント上映時に三回も劇場に足を運んだので、セリフもある程度諳んじられるようになっていますが(ぉ)改めて自宅環境で鑑賞。

シャアとセイラの成長の物語だった IV までと違い、今回からは戦争に突入していく状況の話になります。物語の構造は群像劇に近くなり、特定のキャラクターではなく状況の推移を客観的に描くようになってきました。その中でも安彦ガンダムらしく登場人物の心理描写が秀逸で、特にドズル・ザビとランバ・ラルという二人のおっさんが中間管理職なりに苦悩している様子には、自分も年齢的にシャアやアムロ以上に共感できるところが増えたなあ...と実感してしまいます。まあ、設定上はドズルもランバもとうに年下だけど(´д`)。
あとはやっぱりハモンさんですよね...沢城みゆき演じるハモンの存在感は『I』の頃から圧倒的でしたが、今回もワンシーンだけの登場でありながら印象的なシーンとなっています。クラブ・エデンでクランプとコズンを見送り、キシリア機関を追い返した後にピアノ弾き語りで唄う『Don't Say Goodbye』(歌唱は澤田かおり)の深さといったら!アニメ映画の中でまるまる 2 コーラス流すに値する力強さだと思います。そして、それを聴きながら物思いに耽るランバ・ラルと、スッとウィスキーを注いでグッと煽るタチの芝居が、セリフがないからこそ印象に残る。ここまでのストーリーで何億人の人間が死に、そしてこの後に「クラブ・エデン」の関係者がことごとく戦死する結末を知っているだけに。

映像特典はいつものやつに加えて『IV』の劇場公開時の舞台挨拶の模様が収録されていました。初日と二週目の舞台挨拶でしたが、初日はまさにピカデリーまで私が観に行った回のもの。撮影は民生用ビデオカメラっぽい画質ではありましたが、これが改めて Blu-ray で観られるというのは嬉しい。

一年戦争編の前日譚は次の『VI』が最後。その先はいよいよファーストガンダムのリメイクに相当するエピソードへと突入していきます。こうなるとさらに期待が高まってくるところですが、まずは『VI』が公開される来年のゴールデンウィークを、今から楽しみに待ちたいと思います。

投稿者 B : 23:05 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/11/01 (Wed.)

ブレードランナー 2049 @T・ジョイ PRINCE 品川

今年『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の次くらいに楽しみにしていた映画を観に行ってきました。

ブレードランナー 2049

ブレードランナー 2049

当然 IMAX で鑑賞すべく品川へ。

前作の公開から 35 年、舞台設定としてはオリジナルの 30 年後を描いた作品です。これまで関連作品が全く出てこなかったのに何故今になって続編なのかとか、原作のない完全新作というあたりに少し不安もありましたが、ハリソン・フォードがデッカード役で再登場するというなら観るしかないじゃないですか!

映像はイントロからオリジナルへのオマージュ的カットが多用され、名作『ブレードランナー』の正統なる続編であることを自己主張しています。確かに映像のスケールは大きいし、アメリカとアジアをミックスしたような未来都市とか、ずっと雨が降っているウェットな世界観とか、間違いなく『ブレードランナー』なんですが、何かが少しずつ違う。あの許諾を取ったかも定かでない「強力わかもと」のネオンではなく、ちゃんとプレイスメント(創作映像の中に製品やブランドロゴを露出させること)して映像が作り込まれているし、オリジナルのカオスさはなりを潜めています。なんというか、続編というよりはよくできた二次創作的な何かを感じます。

が、劇中にオリジナルの作中のシーンが(音声のみ)出てきて、当時のキーマンの一人であるガフが再登場したあたりからその「ズレ」が少しずつ重なってきて、最終的にデッカードが画面に現れた時点で映像が完全に『ブレードランナー』の世界観と一致しました。

作品のテーマは「人間らしさとは何か」「本物と偽物を分けるものは何か」。これはオリジナルの『ブレードランナー』はもちろんのこと、全ての原作となった小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』から一貫した問いです。元になった二つは人間の視点から「人間らしさとは何か」を問うた作品であったのに対して、本作では最初から主人公「K」がレプリカント(アンドロイド)であることが明示されており、人間のフェイクであるレプリカントの視点から「人間らしさとは何か」に向き合った作品であると言えます。レプリカントの「繁殖」という可能性に対して、人間とレプリカントがそれぞれにそれを手に入れようとする理由が正反対であることがまた興味深い。そして「K」が最後に手に入れた「人間らしさ」をラストでそう表現しますか...という切なさがあります。

面白かった、んだけど、でもどこかちょっと冗長だったような、その割に投げっぱなしの伏線も多いような、終映後の気分としてはそういう中途半端さが残ったのも事実。「K」が自分の存在意義を見出す物語としては見事に完結しているものの、それ以外のものは全て世界観や主人公の物語を動かすための舞台装置としてだけ描かれているようで、消化不良感があります。ラストシーンは結局「K」の存在意義以外については何も解決していないし、この話の続きがどうなったのかすごく気になる(さらなる続編に繋げる意図なのかもしれませんが)。
冗長さに関しては、監督が『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴという時点でそういう作風なのかもしれません。『メッセージ』は丁寧だったけどちょっと長さを感じたのも事実で、『ブレードランナー 2049』に至っては上映時間が三時間に迫る大作。観ている間も「もうちょっとテンポ良くできたんじゃない?」と感じてしまったので、オリジナルのファンでなければ途中で疲れてしまう可能性もあります。正直ハリソン・フォードにアクションさせるためだけにあのシーン作ったでしょ?とは思いました...。

テンポの良さと、ストーリーとテーマのシンクロがもうちょっとあれば文句なかったんだけどなあ。面白かったし、名作の続編としては期待通りよくできた映画ではあると思いますが、あくまでファンのための続編だと感じました。

投稿者 B : 22:49 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/10/06 (Fri.)

ドリーム @TOHO シネマズ川崎

あまり話題になっていませんが、これけっこう名作なんじゃないかと思うんです。

ドリーム

Hidden Figures

これ、国内プロモーションが始まった頃の邦題サブタイトルが『私たちのアポロ計画』になっていてバッシングされ、その後修正したことのほうが話題になっていましたが、それはそれとして私は映画の中身のほうが気になっていました。

【Hidden Figures】日本公開題名が「ドリーム 私たちのアポロ計画」の邦題を変更して「ドリーム」に。 - Togetterまとめ

アポロ計画以前の時代、アメリカとソ連が初の有人宇宙飛行を競っていた頃の話。当時の NASA ではスペースシャトルの軌道などの計算を全て人力で行っており、計算を専門職とする労働者が多数働いていました。
この映画は、その NASA において人種差別、女性差別を乗り越えながらアメリカの宇宙開発に多大なる貢献をした黒人女性たちの史実に基づいた物語です。

今から 50 年以上前の時代、「Computer」とは「計算」ではなく「計算」という職種の意味合いで使われていました。今ではちょっと考えられない話ですが、NASA にはそれ専門の部署もあったようです。そういった部署で、優秀な頭脳を持ちながら「黒人女性である」という点だけで白人よりも悪い条件でしか働けない「計算手」はたくさんいました。
Wikipedia によるとこの映画の表現にはやや誇張があり、少なくとも当時の NASA ではそこまで差別的な扱いはなかったようですが、欧米の人種差別について知識としてしか知らない日本人としては、アメリカの社会的背景としての人種差別がどのようなものだったかを知るという点で印象的な描写が多数ありました。特に Space Task Group(宇宙開発部門)の責任者アル・ハリソン(ケビン・コスナー)が主人公キャサリンが職場で受けている不当な差別を知り、「有色人種用トイレ」の表示板をバールでもぎ取った上で「これからは席に近いトイレを使うように」と言うシーンは、フィクションであったとしてもグッと来るものがありました。
NASA ほどの人材が集まる職場であれば、人種や出自で人を差別するよりも他社の能力を素直に認め、組織全体として最も成果を出せるやり方を追求しそうなものだよなあ...とは思いました。が、多くの人にとって差別とは無意識に刷り込まれているものだし(自分も差別的でない言動が 100% できているかと言われれば自信はない)、日本でも優秀な人が集まる大企業ほど他者の足を引っ張る行為が日常茶飯事だし、と思うと理解できる気もしました(ぉ

どうしても人種差別・女性差別といったテーマに視点が行きがちな映画ですが、個人的には「仕事との向き合い方」という点に注目していました。

「計算手」たちが主人公なこの映画において、重要な役割を果たす機械が物語の途中に登場します。IBM の当時の最先端メインフレーム・コンピュータ「7090」がそれ。
いかに計算手たちの能力が高くとも、当時でいうスパコンの演算能力に敵うものではありません。三人の主人公のうちの一人・ドロシーはそのことに気づき、メインフレーム(劇中ではずっと「IBM」と呼ばれる)の使い方や FORTRAN(メインフレームで使われた開発言語)を独学で学び、さらには同僚達にも同じ勉強をさせます。そして NASA や IBM の技術者が最新のコンピュータの使い方が分からず右往左往しているところにドロシーがセットアップをしてみせ、プログラマーが必要と言われれば「私たちならできる」と主張してみせる。
新社会人として SE になりたての頃、最初に配属されたプロジェクトルームの隣がパンチャールーム(紙の帳票をコンピュータ入力するオペレーターの部屋)で、上司に「今のプロジェクトが終わったらここの人たちは必要なくなるんだ」と言われたことが後に転職を考えるきっかけの一つになった私としては、このシーンは多少の脚色が入っているとしても、心に来るものがありました。「これからは計算は IBM がやる。君の仕事はもうない」というシーンは、まさにそれそのものだったので...。
そこで自分たちで開発言語を学んでプログラマーにクラスチェンジする彼女たちは見事だし、仮に脚色だったとしてもそういう能力の高さとバイタリティこそが彼女たちを「黒人」「女性」という制約から解き放った原動力だと思います。しかし、コンピュータの登場と進歩がそういった「単純だけど価値の高い仕事」を人々から奪い去り、社会人に複合スキルとストレス耐性を求める要因となっていったのではないかと思うと、IT に長く携わってきた人間の一人としては悩むところでもあります。またそれは、当の IBM がメインフレームとオフコン以外に自社ロゴを冠したコンピュータを売れなくなってしまったことと同根であるとも思います(まあこれは IT の進歩だけでなくグローバリゼーションによるところも大きいですが)。

人種/男女差別、宇宙開発、仕事、家族、などテーマが多岐にわたる映画で、見方によって楽しみ方も大きく変わる作品です。派手さはないし、宇宙計画ものの割に宇宙関連のシーンも少ないけれど、派手なだけのハリウッド映画は飽きた、もっと深みのある映画が観たいという人には解ってもらえる作品なんじゃないでしょうか。
いい映画でした。

投稿者 B : 23:19 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/10/04 (Wed.)

SING/シング [Blu-ray]

SING/シング [Blu-ray]

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去年の劇場公開時に気になりつつもスルーしてしまっていた映画を BD で鑑賞しました。
『ミニオンズ』のイルミネーション・エンターテインメントの作品です。

けもの動物たちが暮らす世界で、潰れかけの劇場を救うべく劇場主のコアラことバスター・ムーンが賞金を懸けた歌のオーディションを開催します。そこに集まったのは、それぞれに何かコンプレックスを抱えつつも歌うことが大好きな動物たち。様々なドタバタを経ながらもオーディションは進み、初めてのステージに向けてリハーサルが進んでいき...というお話。
ストーリー自体はアメリカのコメディ系サクセスストーリーとしてはありがちな話ですが、個性的なキャラクターたちとテンポの良いストーリー、そして何より珠玉の楽曲たちにより、最後まで高いテンションのまま画面に引きつけられました。

私がイルミネーション・エンターテインメントの作品をまともに観たのはこれが初めてですが、ディズニーやピクサーとはまた違うタッチの CG アニメーションは動きのキレが良く、各キャラクターの個性が活き活きと描かれていて良い。ピタゴラスイッチ的な装置やホタルイカのショーなど、映像的なギミックも満載で、音楽以外のシーンも楽しい。
でも何よりもやっぱり音楽ですよ。フランク・シナトラやスティービー・ワンダーのようなオールディーズから現代のテイラー・スウィフト、なんならきゃりーぱみゅぱみゅまで網羅した楽曲の幅広さが素晴らしい。新旧のヒット曲を織り交ぜながらも散漫な感じはなく、音楽、特に歌が好きな人であれば高揚せずにはいられないでしょう。

オチまで含めて予定調和的だけど、この作品はそういう分かりやすいハッピーエンドがちょうど良い。親子でも安心して楽しめる名エンタテインメント作品だと思います。これは劇場公開中に観に行っておくべきだったなあ。

投稿者 B : 22:30 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック