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2013/04/26 (Fri.)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q [Blu-ray]

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO. [Blu-ray]

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発売日には届いていたのに時間と体力が取れなくて放置してしまっていましたが、ようやく鑑賞。

昨年 11~12 月にかけて劇場で三回観たので(笑)もうストーリーに対する感想とかは新しいものはないんですが、初回は話が飲み込めずにポカーン、だったのが、やっぱり回数をこなすごとに細かい台詞や演出の意図が理解できるようになっていて、ああこういう作りこそがエヴァなんだよなあ、と思い知らされます。でも、まだまだバラ撒かれただけの伏線が大量に残されているので、一日も早く『シン』が観たいところ。今度こそ本当に完結させる気があるのでしょうか(笑

『序』『破』では上映版から BD/DVD のバージョンの間には追加・修正されたシーンが数多くありましたが、この『Q』の BD/DVD はバージョン 3.33 とはいえ、公開からさほど間を置かずに発売されたこともあって、シーンの追加は特にないもよう。その代わり、主に CG で製作されたシーンを中心に映像ディテールの追加やクオリティアップが随所にわたって施されていて、一回観ただけでも映像が細かくなり、CG と手描きアニメの馴染みが良くなっているのが分かりました。
逆に『巨神兵東京に現る』のほうは、直視型ディスプレイで観ると特撮の不自然な部分が特撮博物館や劇場で観たとき以上に気になる。これは自然な映像で楽しみたいならプロジェクタのほうが良いかもしれません。

『Q』ってどうにも救われない話なのに、何故か繰り返して観たくなる妙な中毒性を持っているんですよね...。明日から GW だし、『序』から順番に見返してみたい気もしてきました。

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2013/02/27 (Wed.)

おおかみこどもの雨と雪 [Blu-ray]

おおかみこどもの雨と雪 [Blu-ray]

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買いました。この映画は去年劇場に観に行ってとても心に残ったので、BD が出たら真っ先に買おうと思っていました。何より細田守ファンだし、故郷の風景が美しく描かれているし、それに「人の親」としていろいろと感じるところのある作品です。

一度観たからには、もう冒頭の楽曲が流れてきたところで早くも条件反射的にうるうる来てしまうわけですが(笑)、この映画はいい。「狼と人間の間に生まれた子ども」という題材ではありながら、その本質は「子どもを育てるとはどういうことか」を親の視点から描いた作品であると思います。子どもは、親の知らないところで、いろんなものを見て、感じて、吸収して、自分なりに少しずつ大人になっていく。人の親になってほんの 7 年の私でさえそれを実感する瞬間は少なくないのだから、子どもが自分から巣立っていくのを寂しく感じつつも「しっかり生きて!」と見送った、あの台詞と表情には心を打たれるものがありました。果たして自分は「そのとき」に、素直にそれを受け止めることができるのか。

おおかみこどもの雨と雪

BD の初回封入特典のフィルムブックマーカーは、台風直撃のときの体育館で、主要キャラが写っていないシーンという微妙なところでした(´д`)。まあ、私はこういうおまけはあまり気にしないほうですし、『サマーウォーズ』のときのように余計なものをたくさんつけて高く売り、後から廉価版を出すような商売は好きじゃないので、今回くらいシンプルなパッケージのほうがありがたいですが。

細田守作品では『時かけ』『サマウォ』は夏になると決まって観たくなりますが、この映画はむしろ人生の、子育ての節目節目で見返したくなりそうな気がします。

投稿者 B : 23:23 | Anime | Movie | コメント (2) | トラックバック

2013/02/20 (Wed.)

『ヱヴァ Q』『ホビット』が早くも Blu-ray 化へ

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」BD/DVDを4月24日に発売 -AV Watch
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO. [Blu-ray]

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なんと!『Q』の BD が早くもリリースとは。例によって 1 年くらい待たされるものだとばかり思っていましたが、半年も経たずに出てくるとは。

『Q』は最終的に劇場には 3 回足を運びましたが、まだまだ消化不良な部分がたくさんあって、改めて好きなときにじっくり観たいと思っていただけに、早期の BD リリースは大歓迎です。初見ではどういう話なのかよく解らずにお口があんぐりしてしまいましたが、2 度目、3 度目と観るうちに深まっていって、すっかりハマってしまったという。『破』までの展開が、旧作の流れを踏襲しながら明快なストーリー展開で見せてくれていただけに、最後までこの流れで秀逸なエンタテインメント作品として結んでくれるんだろう、という予測を見事に打ち砕いてくれたのが『Q』。震災後の社会の変化を受けて、という側面も少なからずあるのでしょうが、真っ当な期待を裏切ってこその庵野秀明ということなのでしょう。BD 版では特典映像で『破』からのミッシングリンクを繋いでほしいところですが、そういうことをしないのが庵野秀明という監督です(笑。

なんにせよ、早く BD が欲しいなあ。ずっと先だと思っていたものが、ほんの 2 ヶ月後に出てくると判った途端、逆に待ちきれなくなってしまうのが人の性でしょうか(^^;;。

「ホビット 思いがけない冒険」が4月17日にBD化 -AV Watch
ホビット 思いがけない冒険 3D&2D [Blu-ray]

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こっちももう BD 化!ヱヴァよりもさらに短くて、劇場公開されてから 4 ヶ月ですよ...。最近はパッケージ収入での投資回収までを前提として映画やアニメが製作されているという話はよく聞きますが、このクラスの大作でも興行収入だけでは成り立たないということなんですかね。映画ファンとしては早期のパッケージ化は嬉しいところではありますが、あまりにスパンが短すぎると劇場に足を運ぶ意義自体が薄れてしまうとも思うので、悩ましいところではあります。

これも BD を買うつもりではいますが、迷うのがどのパッケージで買うか。3D&2D BD セット、BD&DVD セット、DVD 単品という形態での販売になります。BD&DVD を買ってもどうせ DVD を観ることはないし、今後 3D 環境を手に入れたときのことを考えて 3D&2D BD を買っておくべきか...。2D BD 単品で十分な気はするんですけどね。それから、このシリーズの常として「後からスペシャル・エクステンデッド・エディションが出る」という可能性も否定できないので、すぐに買うといずれ後悔するハメになりそうな気もします(;´Д`)ヾ。

そういえば、LOTR のエクステンデッド・エディション トリロジー BOX も買おうと思いつつまだ買っていないし、『ホビット』と併せてゴールデンウィークのお楽しみにする、というのも悪くないかもしれません。UC6 といい、ここ 2~3 ヶ月欲しい映像パッケージ作品のリリースが続くので、お財布的にはなかなか厳しいモノがありますが(^^;;。

投稿者 B : 00:33 | Anime | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2012/12/12 (Wed.)

おもひでぽろぽろ [Blu-ray]

おもひでぽろぽろ [Blu-ray]

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魔女宅』と同時に BD がリリースされた『おもひでぽろぽろ』も合わせて確保。私が BD を購入している他の作品に比べると、そこまで大好きというほどでもないんですが、あのじんわりした雰囲気がたまに味わいたくなるのと、当時絶賛された作画が BD でどのように再現されているかに興味があったので、まとめて購入しました。

まず第一印象は「あれっこんなもんだっけ?」というもので...というのも、『魔女宅』がこれまでのジブリ過去作 BD としてはおそらく最高画質と言える「デジタル的」な画質にリニューアルされていたのを観た直後だけに、そこからのギャップを感じてしまったというのが正直なところ。冷静になって観ると、従来のジブリ過去作 BD のクオリティの延長線上にある、解像度はしっかり確保しながらも当時のフィルムの味、雰囲気を残した画質、でした。フィルムグレインや微妙なコマの揺れについては大きく手を加えず、真っ当にいつもの手順でハイビジョンテレシネを行って彩度・コントラストを強調しつつ、いつものフィルタでエンコードした...という感じでしょうか。『魔女宅』も本作も、BD の圧縮はもちろん PHL の柏木吉一郎氏の手による安定の仕事ぶり。
圧巻はやはり、本作の作画的な最大の見せ場である紅花畑でしょうね。丁寧に描き込まれた紅花のひとつひとつが違っていて、全て手描きだからこそ表現できる味わい深さというのは、DVD ではさすがに感じられなかったレベルのもの。『魔女宅』の BD が現代的なパキッとしたタッチで表現されていたのに対して、こちらはむしろ手描きのイラストがそのままアニメーションになったかのような、温かみのある表現になっています。特に、回想シーンの独特の空気感は、今までの他の BD ではみられなかったものだと思います。

ストーリー的にはそれほど大きな盛り上がりもなく淡々と進んでいく話で、気分的にはむしろそういうのがいいと感じるときもありますが、ジブリ作品の中でも特に淡々とした作風ですよね。個人的には、昔観たときには主に回想シーンでは主人公の子ども時代のほうに共感するところがあったのに、子どもを持つ身となって観てみると、親子の関係とか生活感みたいなものが生々しすぎて、逆に疲れるというか(笑。子育てがもう少し落ち着いてから観ると、また違った印象になるのかもしれませんが。

投稿者 B : 00:54 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2012/12/09 (Sun.)

魔女の宅急便 [Blu-ray]

魔女の宅急便 [Blu-ray]

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『魔女宅』が待望の BD 化。これ待ってた人は案外多いんじゃないでしょうか。私もその一人で、発売日に Amazon から届きました。

これも『トトロ』に並び、娘たちの無限リピート再生のおかげで DVD 版を少なくとも 100 回は観たと思います。実は DVD は一度次女になくされてしまい、しばらく観れなくなっていましたが、引越しのときに AV アンプの下から出てきたという(笑。
ともあれ、ジブリの過去作が順次 BD 化されてきた中にあって、なかなか出てこなかった本作だけに、DVD 版の画質のアマさにはそろそろウンザリ、リリースを心待ちにしていました。

BD 版ということで期待していた画質ですが、これがまた良い意味で裏切られました。今までのジブリ過去作の BD 化って、「オリジナルの雰囲気を残す」という意図でフィルムのグレインがけっこう残されていたり、コマの揺れが気になったりしていたものでしたが、今作はこれまでの BD に比べるとグレインがかなり抑えられた、スッキリシャッキリした高画質。現代のデジタル作画に匹敵する...とまで言ったら言い過ぎですが、製作が一年しか違わない『トトロ』に比べてもかなりの高画質と感じました。発色も浅かった DVD と比べ、BD では色乗りがとても良く、キキの赤いリボンの鮮やかさと黒い魔女装束の対比、空や海の青さが活き活きとしていて、観ていて楽しくなってきます。
また、他のジブリ作品に比べると本作の背景の描き込みについてはあまり語られることがありませんが、木や石の質感、絨毯のいかにも柔らかく暖かそうなイメージ、キキが空を飛んでいるときの街並み...といったものが、フィルムではここまで表現されていたのか!というのに初めて気づき、驚かされました。この映画、確か小学生の頃に映画館に観に行ったんですが、さすがに当時の画質とかは覚えてないからなあ(^^;;

ストーリーについては今さら語るまでもありませんが、やっぱりこの作品は良いですね。画音質も十分だし、ジブリファンならば必携の BD と言えるでしょう。
これで私が好きなジブリ映画はだいたい BD へのリプレースが完了しましたが、次はまだ出ていない『紅の豚』がいつリリースされるのか。これまでのペースを考えれば、来夏あたりのリリースになるのではないかと思っています。

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2012/11/23 (Fri.)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q @109 シネマズ川崎

観てきました。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

実際には上映 2 日目の朝イチで川崎の 109 シネマズに観に行ってたんですが、微妙に消化不良気味だったので、池袋の HUMAX シネマズで 2 回目を(笑。

私の周囲の人々はこの 1 週間であらかた観に行っているようですが、まだ観ていない人もいると思うので、とりあえずネタバレ防止策を入れておきます。











直前の『金曜ロード SHOW!』で冒頭の 6 分半を観ていたとはいえ、オープニングから 30 分くらいはぽかーんとしてしまいました。なんというか、エヴァというよりはエヴァ的なものにガンダムと最近のアニメ...エウレカセブンとか(って断片的にしか観たことないけど)を混ぜたような感じ、とでも言えば良いのかな?葛城ミサト艦長だって、声と絵面だけだとむしろアークエンジェル(ガンダム SEED)だし。しかも『破』のクライマックスで「行きなさいシンジ君、誰かのためじゃない、あなた自身の願いのために!」と言っていたミサトさんが今回は「あなたは何もしないで」だし。
テレビ版とも、旧劇場版とも全然違うどころか、『破』までの新劇場版とも大幅にテイストが違ってしまって、でも新たな謎もたくさん追加されて、初見の直後は若干の置いてけぼり感がありました。

『破』までを見たところでは、『序』はテレビ版序盤のけっこう忠実なリメイク(でも一部設定は違っている)だったのに対して、『破』でサードインパクトが始まってしまうというサプライズがあり、「序破急」で考えるならば確かにこの作品は『破』だと思っていました。が、『Q』で『破』以上の変化があるということは、むしろこれは「序破急」じゃなくて「起承転結」であり、『破』はむしろ『承』に過ぎなかったのか。純粋に『破』の続きとして始まる物語を想像していた身としては、いきなり横から頭を鈍器で殴られたような衝撃でした。
ネット上では既にさまざまな考察がなされていて、かなり真実味のありそうなセンもいくつかあります。『序』『破』にさかのぼって伏線を検証してみるのも楽しいものです。が、こうやってああでもないこうでもないと検証したりファン同士で議論したりする状況それ自体が、もう庵野監督の思うツボといったところ(笑。そういう意味では、この『Q』もその先に続く物語も初見では「コレジャナイ」と感じても、紛れもない『エヴァ』そのものなんでしょう。これはエヴァとしてアリかナシか、という議論になりがちですが、私としては間違いなく「アリ」です。

そして発表になった次回作のタイトルは『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』。タイトル自体『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』ではなく『シン・エヴァンゲリオン劇場版』だし、記号はコロンを含めるかどうかで楽譜の反復記号にも終始線にもなるという、いつものダブルミーニングの遊びです。もうテレビ版も旧劇場版も新劇場版もループしている説がほぼ確定的になりましたが、この広げた風呂敷をどう畳むのか。というか、次回で終わらせる気さえないんじゃないの?と心配になってしまうくらいですが(笑)、今からとても楽しみです。

この『Q』も、時間さえあればあと 1~2 回くらい観に行っても良いかなあ。

投稿者 B : 23:17 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2012/10/29 (Mon.)

マクロス FB7 @シネマサンシャイン池袋

マクロス FB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!

マクロス FB7

観に行ってきました。劇場版マクロス F の出来が良かったし、今年の春から続いているマクロス 30 周年記念企画の流れで。マクロス F とマクロス 7 のコラボレーションとか、7 のほうを未見でも気になるじゃないですか。私の周囲で 7 を観たことがある人には、7 はそれなりに好評だし。

本当は事前に TSUTAYA で 7 の DVD を借りてきたりもして、予習してから行こうと思ってたんですが、忙しすぎて再生する余裕すらなく(´д`)。結局、7 の予備知識については皆無(「俺の歌をきけ!」の台詞くらいは知ってる)、ぶっつけ本番で観ることになりました。

観てみたら...お、おおぅ、これ F と 7 のコラボというよりもほぼ 7 の総集編じゃないですか。90% 近くが 7 の内容と言って良く、F のキャラクターや設定は客寄せのために付け足されたと言って良い内容。これ、エンディングのアレがなければ F ファンは石を投げてもおかしくない内容なんじゃないですかね。7 の内容に関しても、あらすじは理解できましたが、7 ファンの人が「良い」と言っている理由にあたるエピソードや話の流れはぶった切られているように見えました。
まあ、同じ総集編商法だとしても今月の劇場版『まどマギ』が良かっただけに、どうしても比べてしまうのは FB7 に対してアンフェアなのかもしれませんが、こっちの総集編にはあまりにも愛がないように感じました。F 関連のシーンについては新規カットでしたが、7 関連のシーンは見た限りすべて使い回しだったし(´д`)。

うーん、やっぱり今年のマクロス 30 周年企画は当たり外れが多いというか。もうちょっとなんとかならなかったものですかね...。

投稿者 B : 02:00 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2012/10/17 (Wed.)

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編]永遠の物語 @横浜ブルク 13

先週の[前編]に引き続き、観に行ってきました。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編]永遠の物語

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編]永遠の物語

[前編]がテレビ版の 1~8 話、後編が 9~12 話を再構成したお話、ということで尺に余裕のある[後編]は何か新しいエピソードが追加されているのか、と期待不安半々で劇場に足を運びました。

が、特に新しいエピソードの追加はなし。

全編に渡って作画の修整を行い、かつ重要なシーンのいくつかでは演出や作画そのものをやり直すことで物語に密度と厚みを増してこそいたものの、おそらく台詞単位でさえ追加された要素はほとんどなかったようです。テレビ版を 2 回以上観ていれば「あ、ここが追加された作画か」と気づけるシーンはいくつもありますが。
結果的に 9~12 話の内容をほぼノーカット、+新しい演出で尺が延びた分+[新編]の予告で 120 分になった、というのが実際でしょう。上映が終わって席を立ったときに、他のお客さんの満足げな声に混じって「これなら[新編]だけ見ればよかったよな」と話す声もちらほら聞こえたほどでしたが、まあストーリーを追っかけるだけならそれでもじゅうぶん、というのは一理あるでしょう。

[後編]でここまでテレビ版からの変化がなかったことには私もさすがに驚きましたが、パンフレットの中で新房監督自身が語っている

テレビで放映されたときの元々の構成はなにひとつ崩せない、ちょっと変えただけで全てがくるってしまう、そんな絶妙なバランスで組み上がっているんだと、改めて虚淵さんの脚本に驚かされました。
というコメントが全てだよなあ...と思います。それだけ、テレビ版の構成そのものがこの物語にとって事実上唯一の解だったのではないかと思うわけです。

[前編]のときに、劇場版では「スタッフのそれぞれの魔法少女たちに対する愛がストレートに表現されている」と書きましたが、[後編]でもそれは健在どころか、より明確な形でそれが描かれています。魔法少女たちの苦しみや遂げられなかった想いに対する弔いというか...おそらくこれは単なるスタッフ側のキャラクターへの愛ではなくて、視聴者側の少女たちに対する想い入れを汲んで、ちょっとあざといくらいに表現した結果ではないかとさえ思います。

そして映画の最後に予告編が挿入され『[新編]叛逆の物語』が用意されていることが明らかになるわけですが。テレビ版のストーリーは、ラストに多少解釈の余地があるとはいえ広げた風呂敷をきれいに畳みすぎていて、これ以上どんなエピソードを足しても蛇足にしかならないのでは、と思えるだけに、期待と同じくらいに不安があります。特に劇場版前後編として[新編]に繋がりそうな新たな伏線が張られていたわけでもなかったので、余計に。

ともあれ、個人的には劇場に足を運んで良かったと思います。テレビ版はさすがに BD 買い揃える気にはなりませんでしたが(主に予算的な意味で)、この劇場版は BD 買ってもいいかも。

ちなみに今回鑑賞した横浜のブルク 13。ガンダム UC ep4 のときに音響のひどさに辟易して以来敬遠してきましたが、今回は行きがかり上利用しました。視聴したのはシアター 7 で、なんとこの劇場で最大の部屋(488 席)が割り当てられているじゃないですか(!)。人気ぶりに驚いたと同時に、相変わらずの音響にがっかりしました(´д`)。部屋そのものの音響特性がライヴすぎるのに加えて、スピーカのボリューム上げすぎ。いろんな音がぐわんぐわん響きすぎて、台詞の機微を聞き取るとか、サラウンドを楽しむとか言えるレベルではありません。セッティングである程度は改善できそうなものですが、そこにコストをかける気が劇場側にないのか、それともここの音響さんの好みと私の好みが根本的に合わないのか。画質がいいだけに惜しいですが、ここはやっぱりできるだけ利用したくない劇場ですね...まあ、チネチッタも誉められた画音質とは言い難いですが(´д`)。

あ、特典のフィルムコマ引き替えはとっくに終了していてもらえませんでした(´д`)。土曜封切りにも関わらず、早いところでは日曜日の午後にはもう完了していたらしいので期待はしていませんでしたが、ちょっと早すぎるような...。

投稿者 B : 00:51 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2012/10/11 (Thu.)

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語 @チネチッタ

レイトショーで観てきました。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語

単なる総集編なら用はないなあ...と思っていたんですが、先に観に行った方々の評価が比較的高かったので、観ておこうと思って。

先に結論から言ってしまうと、少なくとも今回の[前編]はテレビ版の総集編にすぎませんでした。全 12 話ある中の 1~8 話を約 2 時間の尺で再編集したストーリーで、新たなエピソードは特にありません。なので、ストーリー重視な人であれば、特に観る意味はないかと。ただ、作画は全編にわたって描き直されていて、映画館のスクリーンで観ても十分すぎるほどの密度のある画で、圧倒されたのは間違いありません。テレビ版は毎週放送というスケジュール的なものもあってかスカスカな作画で、BD/DVD リリースにあたっては大幅な修整が加えられたというのは有名な話ですが(ただ私は BD/DVD 版は未視聴)、Web 上に散らばっているそれら TV/BD 版の比較検証画像とも違うレベルでの修正が施されています。
あとは、単なる作画修整にとどまらず、「テレビ版からさらに 1~2 回ループした時間軸の物語」というコンセプトで、設定が少しずつ変わっている(さやかの髪飾りだったり、杏子が口にする食べ物だったり)のも、ディテールをチェックしたがるファン心理を突いていると言えます。

ただ、改めてつなぎ合わされたストーリーを観てみると、テレビ版は「正味 20 分×12 週」というフォーマットを計算し尽くした上で作られた脚本と演出だったのだな、ということを改めて感じました。毎回、時間いっぱいのところで新たな事実が明らかにされ、次回が気になる...という構成は、エアチェック BD で一気見した私でも、OP/ED が挟まることで緊張感を駆り立てられたので、リアルタイムで観ていた視聴者にはどれほどだったか。その点、この劇場版は一定のテンションが続くので、テレビ版よりも凝縮されたストーリーながら、気分的に中だるみを感じるところはありました。
ただ、既にネタバレしていることを逆手に取ってか、テレビ版で重きを置いていた「謎を少しずつ明らかにしていくこと」にこだわる必要がなくなったぶん、この物語の主人公たる少女たちの心理面がフォーカスされるようになったのが劇場版のポイントだと感じました。少女たちの基本的な台詞はテレビ版から変わっていないにも関わらず、映像や音楽の演出によってそれぞれの心境の変化や悩み、喜び、悲しみがより強く表現されています。言い方を変えれば、スタッフのそれぞれの魔法少女たちに対する愛がストレートに表現されているというか(笑。

今週末に封切られる『[後編]永遠の物語』は、残り 4 話分のストーリーを 2 時間で再構成するということで、[前編]ではほとんどなかった新たなシーンがいくつか追加されていることが考えられます。テレビ版を観ているなら、人によっては[後編]だけ観れば十分、ということもあるでしょう。まあテレビ版が「何も足せない、何も引けない」完成度だったので、むしろ何かが足されてしまうことに対する恐怖感はありますが、同時に楽しみでもあります。

投稿者 B : 23:59 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2012/07/27 (Fri.)

超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~ [Blu-ray]

超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~ Hybrid Pack [Blu-ray]

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いやはや、ずいぶん待たされた感のある『愛おぼ』の BD がようやく発売されましたね。

今までにも何度か書いていますが、私はリアルタイムではマクロス世代。幼稚園から小学校にかけては、ガンダムごっこではなくマクロスごっこやオーガスごっこで遊んだ世代です。なので、この BD も買わずにはいられませんでした。
ちなみに、この BD は『イツワリノウタヒメ』『サヨナラノツバサ』と同様、PS3 向けゲームが同じディスク上に記録された Hybrid Pack 仕様。ゲーム販路での流通となっていて、家電量販店だと DVD 売場には売っていないので、ゲーム売場でわざわざ「PS3 のマクロスください」と言ったら最初通じなかったという(´д`)。

内容は今さら言うまでもないと思うので、画質に関して。

けっこう画質にムラがありますね。キャラクターのアップ画面を中心に、マクロスの艦内外のメカ描写などは最近の作品だと言われても信じてしまいそうなほどクッキリハッキリしていて驚きました。近年のアニメでは見やすさのためにむしろ省略してしまうディテールまで描き込まれた部分がハッキリと見えたり、オリジナルでは宇宙にこんなにたくさんの星が描かれていたのか!と感嘆するほどに高精細で、かつオリジナルのコントラスト高めな映像をよく再現しています。いっぽうで場面によってはフィルムグレインがかなりザラついた質感で残っていたり、特に引きの構図や画面全体で動きが大きめなシーン、および特にゼントラーディ艦内のシーンで、画面のピントが合っていなかったり、輪郭線が二重に見えたり、という症状が見られました。ゼントラーディの台詞に関しては字幕が入っているため、おそらくその撮影上の事情などもあるのでしょうが、高画質なシーンと DVD 以下と思えるシーンの落差が激しくて、せっかくの集中が乱されてしまうことがままありました。ただ、きれいなシーンは本当にきれいで、それだけでもファンは観る価値あると思います。

まあ作画のクオリティや画質やメカの完成度で言ったらマクロス F のほうが当然素晴らしいのですが、やはりオリジナルはオマージュには超えられない何かを持っていると思います。また部屋を真っ暗にして、ちょいちょい観よう。あるいは、これは久々にプロジェクタを引っ張り出してきて観たいですね。

投稿者 B : 02:00 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック