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2006/12/25 (Mon.)

三十四丁目の奇跡

三十四丁目の奇跡

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去年のクリスマスに『34 丁目の奇跡』のエントリーを上げましたが、あれはリメイク。あの作品は大好きなんですが、今年はそのオリジナル版の DVD が売っているのを見つけたので、買ってみました。ビックで値段見ずにレジに行ったら¥500 と言われてビビりました(ぉ。

もう 60 年も前の作品なので、画質とかとやかくは言えませんが、1994 年のリメイク版の後に観ての感想。基本的なあらすじはだいたい同じですが、展開や演出、最後のオチはけっこう違いました。アメリカの政治や経済の違いが作品にも影響を与えているようで、そういう観点で見ると面白いですね。
オリジナルのほうは古いせいか、比較的淡々とストーリーが進みながらも冗長な感じは否めませんが、リメイク版は物語をうまく解釈して独自の味付けをしていてメリハリもあり、今あえて観るならリメイク版のほうが共感できる部分(ちょっと感動させようというのが見えるフシもあるけど)が多い気がします。まあ、でもこれで¥500 なら、クリスマスの余興には良いんじゃないでしょうか。メリークリスマス。

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2006/12/01 (Fri.)

007 カジノ・ロワイヤル

たまたまタダでチケットが手に入ってしまったので、日本公開されたばかりの『007』最新作を鑑賞。

007 カジノ・ロワイヤル

007 シリーズって実は今までほとんど観たことないんですけどね。

ジェームズ・ボンドが「007」になった直後の物語。007 はこうして 007 になった、というお話。

(以下、軽くネタバレあり)

若きボンドということで、派手なアクションを期待していたんですが、意外とアクションは控えめ。ボンドカー(アストンマーティン DBS)もほとんど活躍らしい活躍をしなかったし・・・。ただ、イメージ通りの完璧なボンドではなく、若さゆえ先走ってしまうところなんかは、うまく表現できていた気がします。

個人的に残念だったのは、タイトルでもあり最大の見せ場であるはずのカジノでのゲームのシーンが単純で、カジノならではの深い駆け引きもないままボンドが逆転勝ちしてしまうのが物足りず。承太郎一行とダニエル・J・ダービーのバトルのような読み合いを期待していたのに(←マニアックすぎ)。
ただ、カジノ・ロワイヤルでの戦いの後、誰が敵で誰が味方か判らなくなる展開にはスリリングな面白さがあり、そういう点では作品全体をもって『カジノ・ロワイヤル』の真の面白さを測らなくてはならないのかもしれません。単なるカードゲームを超えて、最後までポーカーフェイスでいられるのは誰だ?みたいな。
富豪が集まるカジノを舞台とするだけあってお金がかかっている映画でしたが、派手なアクションシーンを求めるか、純粋に原作の映像化を求めるかで評価が 180°変わる映画化もしれません。

しかし、ヒロインのエヴァ・グリーンは『キングダム・オブ・ヘブン』でも思いましたが、本当に美人ですね。それでいて、ヴェスパーの序盤~中盤~終盤にいたる変わりぶりを見事に演じていて、実にいい女優さんだと思いました。

投稿者 B : 23:41 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2006/11/14 (Tue.)

カッコーの巣の上で

カッコーの巣の上で

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『ショーシャンクの空に』を観て思い出した、ジャック・ニコルソン主演のアカデミー賞受賞作。

こちらも監獄(正確には精神病院ですが、テーマの捉えかたや時代背景的に)で生きる希望とか、人間らしさとは何?ということに真正面から立ち向かった作品です。
精神病を装って刑を逃れ、精神病院にやってきた主人公(ジャック・ニコルソン)が病院の「規律」を乱し、他の患者にも様々な変化をもたらすというストーリー。『ショーシャンクの空に』の主人公の人物像とは対照的ですが、根底に流れるテーマには共通するところがあります。
クライマックスはかなり衝撃的というか・・・観ているほうも精神的ダメージを受けてしまいそうで、『ショーシャンクの空に』とはストーリー的には正反対な展開なのですが、最終的に迎える解放と浄化は、やはり相通ずるもの。軽い気持ちで観ると後悔してしまいそうな重いストーリーで、複雑な気持ちにはなるものの、心にずっしりと問いかけてくる作品です。

私はこの作品、最初は舞台で観たんです。学生時代、ごく短期間ながら芝居に熱中していた時期があって、その頃に片っ端から舞台を観ていたときに出会った作品でした。当時は小劇場系で、コメディ路線の芝居ばかり好んで観ていたところ、何となく観たこの作品にかなり衝撃を受けました。当時観た喜劇は内容なんてどれもほとんど覚えていないんですが、この作品だけは一度観ただけなのに役者の身振りから照明までしっかりと脳裏に焼きついているんですよね・・・。重いドラマが嫌いでなければ、一度観てみてほしい作品。

投稿者 B : 21:38 | Foreign Movie | Movie | コメント (1) | トラックバック

2006/11/13 (Mon.)

ショーシャンクの空に

出張の新幹線の中、VAIO type T で鑑賞した DVD。

ショーシャンクの空に

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最近自宅じゃゆっくり映画も観られません(;´Д`)ヾ。この作品はずっと前から観たいと思ってたんですが、DVD がなかなか再販されず、今年初めにようやく買ったものの、観られないままそのまま 10 ヶ月近く経っちゃいました。出張の移動時間に観ようと思ってキャリングケースに入れっぱなしになっている作品がいくつかあるものの、なんだかんだで移動中も仕事だったり不足がちな睡眠時間に充ててしまったりで、意外と観られないんですよね・・・。

私はモーガン・フリーマンとかサミュエル・L・ジャクソンとか、シブめの黒人俳優が好きなんです。ジェイミー・フォックスあたりも今のまま味を増していってくれないかな、と思ったり。

この作品はずっと評判だけ聞いていて、ストーリーもよく知らなかったんですが、冤罪により終身刑を受けた男(ティム・ロビンス)の物語。ハリウッドで冤罪・刑務所モノというと、どうしても派手な脱獄劇とか真犯人捜しとか法廷劇になりがちですが、そのどれにも属さないものでした。単純なヒューマンドラマではなく、実はたくさんの要素が散りばめられているのに、首尾一貫して全くブレのないメッセージが届いてきたのは、「希望」というストレートながらなかなか映画では真正面から扱われることのないテーマが根底に流れているからではないでしょうか。

本当は、終盤まではもっと不条理なラストを想像していたのですが、あの嵐の夜からクライマックスに至るカタルシスには、本当にグッときてしまいました。大どんでん返しでスッキリした、とか、何か教訓めいたものがあった、とか、そういう明確なものはないですが、エンドクレジットを観ながら「いい映画だった」と呆然とできる映画には、初めて出会ったかも。

ちなみに、レッド(モーガン・フリーマン)が自分のことを「アイルランド系」と言っていたのに違和感があったんですが、調べてみたら原作がそういう設定だったみたいですね。そのあたりは、映画では違った味付け(アフリカン・アメリカン的な名前にするとか)でも良かったような。

投稿者 B : 19:30 | Foreign Movie | Movie | コメント (1) | トラックバック

2006/10/03 (Tue.)

HERO ~英雄~ スペシャル・エディション

HERO ~英雄~ スペシャル・エディション

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何度か観てるディスクですが、RDZ-D87 を入れたのを機に DVD プレイヤーとしての実力をみるため再鑑賞。
やっぱりこの映画は芝居が良いですね。始皇帝と三人の刺客の演技がシブい、というか、ホントにウマい。ジェット・リーとチャン・ツィイーの演技が微妙に思えてしまうけど(ぉ。最近中国映画も大作づいてますが、『グリーン・デスティニー』も『LOVERS』もアクションや映像・音響以外はイマイチなんですよね。
最終的に始皇帝と残剣、そして無名がたどり着く境地は東洋独特の美学というか哲学的で、男っぽいところがありなかなか女性や欧米人には理解できないかもしれませんが、私は好きだなあ。

RDZ-D87 の画質に関しては、やはりプロジェクタ(VPL-HS10)に繋いで DVD を観ても根本的には今まで使っていた DVD プレイヤーと大差ない感じ。DVD プレイヤー自体は 4~5 年前のものなので、DAC の性能なんかは明らかに上がっているはずだけど、プレイヤーのほうも安物じゃなかったから画質的には悪くないんですよね。D87 は多少シャープネスを上げてやると少しはシャキッとするものの、最近の HDTV やプロジェクタと違って DRC-MF が入っているわけじゃないから根本的な解像感不足は否めません。D87 のデジタル放送をプロジェクタで映すと明らかに画の見通しが良くなるので、この辺が現行 DVD の限界なのかな、と。
逆に、デジタル放送をプロジェクタで映すと確かにかなりキレイには見えるんですが、最近仕事で HD 映像を観る機会が多くなってきているせいか、もう HS10 の画じゃ満足できない体になってしまった模様(´д`)。パネルも 720p 止まりだし、コントラストや中間調も物足りない(特に HERO みたいな作品だと顕著)し、とにかく黒浮きが気になる・・・。今のマンションに引っ越してからプロジェクタの設定を追い込んでないせいもありますが、早く SXRD のプロジェクタが欲しくなってきました。VW50 が早く¥50万を切ってくれないかな・・・。

投稿者 B : 13:48 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2006/05/11 (Thu.)

『スター・ウォーズ』オリジナル版が DVD 化

「スター・ウォーズ」旧3部作のオリジナル版がDVD化 -CGなどを追加しない劇場公開版。日本リリースも予定 (AV Watch)

うー、オリジナル版が出るのか。旧三部作はスター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX を持っているけど、特別篇 DVD は EP6 のラストがセバスチャン・ショウからヘイデン・クリステンセンに差し替えられていたのがどうしても納得できなかったので、新旧作画の差分チェックも含めて押さえておきたいところ。

でも今からだと Blu-ray 版六部作完全セットとかで出そうな気もするので、悩ましいけな(´д`)。値段次第かなあ。

投稿者 B : 12:59 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2006/04/27 (Thu.)

ハリー・ポッターと炎のゴブレット 特別版

ハリー・ポッターと炎のゴブレット 特別版

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まあ、一応、お約束・・・。

劇場で観たときも思ったけど、シリーズを重ねるごとに深みが増していて(ストーリーが徐々に佳境に入りつつあるというのもあるけど、もちろん役者の演技も)だんだん入り込める作品になっていっているなあと。
今のところ原作には手を出さないでいるけど、そろそろ映画じゃ登場人物の心の動きの描写が物足りなくなりつつあるので、そろそろ読んでみたい気も。

投稿者 B : 23:46 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2006/03/11 (Sat.)

ナルニア国物語 第 1 章: ライオンと魔女 @シネマメディアージュ

ナルニア国物語 第 1 章: ライオンと魔女

LOTR のヒットにディズニーが乗っかったファンタジー大作(ぉ。

ほとんど予備知識もなく LOTR のノリを期待して劇場に足を運んだんですが、いろんな意味で期待を裏切ってくれた作品でした。

クリーチャーや動物たちの動きにはかなり凝っているのは良い。残酷なシーンをあえて隠しているのも、ディズニーなので仕方のないところ。全体的に暗くなりがちなストーリーの中で、ところどころホッとするシーンが散りばめられているのも、ディズニーらしくて良いんだけど、半分演出意図だろうけど、主人公の 4 人の兄弟姉妹が(末っ子を除いて)やたらかわいげがないのが、序盤なかなか作品に入り込めなかった原因かもしれません。
意識してる割には LOTR を超えられてないというか、この尺の中でナルニア国年代記の 1 章をも収めるのはちょっと厳しかったかも。特に少年少女の心の機微があっさりしすぎていたり、時間の経過がやけに簡単に省略されていたり、という点でやけにスピーディに物語が進むな、という印象でした。特に兄妹を裏切る次男はもうちょっとちゃんと描いて良いんじゃないかなあ。
逆に悪役(この物語は LOTR と同様に、というより LOTR 以上にかなり単純な勧善懲悪)の描き方がある意味ストレートで、なまじ生身で演技をする分、「白の魔女」のほうが LOTR の冥王サウロンより全然怖いんですけど(;´Д`)ヾ。

しかし、ライオンの王・アスランの声を演じたリーアム・ニーソンは、SW のクワイ=ガンといい、KOH のゴッドフリーといい、なんか悟りの境地に達した指導者の役がすっかりハマッているようで・・・。

全体を通して、いろいろと描写のしがらみの多いディズニーなりには良く出来たエンタテインメントではあると思います。とはいえ単品でナルニア国の世界観を描ききるにはちょっと尺が足りなすぎる感があるので、7 章まであるエピソードを通じて全体的な世界観をどこまで創り上げられるか、が決め手になるんじゃないかな、と思いました。

投稿者 B : 22:58 | Foreign Movie | Movie | コメント (1) | トラックバック

2006/03/05 (Sun.)

コラテラル スペシャル・コレクターズ・エディション

コラテラル スペシャル・コレクターズ・エディション

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『Ray』を観て以来ずっと観たかった作品が、キャンペーンで安くなってたので、出張のお供に新幹線内で鑑賞。

生きていく上での「一歩」が踏み出せない、うだつの上がらないタクシードライバーと、そんなドライバーの運転するタクシーを捕まえてしまった殺し屋の物語。
噂には聞いていたけど、やっぱりあの『Ray』を奇跡のように演じたジェイミー・フォックスが、トム・クルーズを半ば喰ってしまってますね。全く別の世界に生きてきた二人が、タクシーという「密室」を通じて互いに少しずつ影響を与え合っていく、その機微が完璧に描かれてました。おそらく最後はどちらかが××ことになるんだろうな、という展開は読めたけど、最初の伏線をああいう形で使うかー。そして、××××××が事切れる間際の科白・・・このように「完成された」作品を観たのは久しぶりな気がしました。

トム・クルーズが初めての悪役(『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のレスタトは悪役じゃなかったんだろうか?)ということで派手なアクションシーンを想像しがちなのとは裏腹に、かなり淡々と進むストーリーだけど、男なら何となく分かる気がするんじゃないかな、という作品でした。

投稿者 B : 23:59 | Foreign Movie | Movie | コメント (1) | トラックバック

2006/01/31 (Tue.)

クローサー

クローサー

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劇場公開時からちょっと観たいと思っていた作品。
スター・ウォーズ』新三部作のパドメや、今春公開の新作『V フォー・ヴェンデッタ』など、キャラクターとしての個性が強すぎてロマンスから離れている印象があった(個人的には SWEP2/3 はロマンスとは言えないと思っている)ナタリー・ポートマンが最近では珍しく「女性らしい」キャラクターを演じているので、気になっていました。

タイトルやポスター、ジャケットのイメージから、しっとりとしたラブロマンスを想像していたんですが、正直見事に裏切られました。4 人の男女がくっついたり離れたりする様子を、キーとなるシーンだけ切り出して組み立てた作品で、まず心の動きを中抜きしたフレームワークを理解するまで映画に入り込めず・・・。
最後まで自分の気持ちを素直に持ち続けた女たちと、最後まで独占欲と嫉妬に駆られてお互いを試し、騙すばかりだった情けない男たち、が全てだったのかなー。映画のつくりが解った上で見返せば、それぞれのダイアログに込められた意味など新たな発見があるのかもしれないけど。

結局私はこのテの映画が苦手なのかも、というのが鑑賞後の印象でした。逆にもう少し地味なキャストで単館系の興行だったほうが合っていたんじゃないかと。
でも、ここまで自分の愛に対してストレートなナタリー・ポートマンって、きっと『レオン』以来くらいだと思うので、そういう意味では観た価値はあったのかな。

投稿者 B : 22:40 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック