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2018/04/20 (Fri.)

機動戦士ガンダム NT

「機動戦士ガンダム NT(ナラティブ)」11月劇場公開。ユニコーンの続編 - AV Watch

サンライズがガンダムシリーズの最新作として『機動戦士ガンダム NT』を発表しました。お台場ユニコーン立像完成の際に予告されていた「ガンダム UC の新プロジェクト」とはこれのことでしたか。
原作は『UC』と同じく福井晴敏氏。タイトルにもある「NT」が文字通りの「ナラティブ(物語)」と「ニュータイプ」のダブルミーニングになっているのは、「ユニコーン」と「宇宙世紀」をかけた「UC」と同じパターンでいかにも福井節。
そして登場するモビルスーツはユニコーンガンダム 3 号機《フェネクス》。これまでは旧ガンダムフロント東京での映像上映とスピンオフ小説、それにプラモのみで展開されてきた機体が改めて公式に映像化されることになります。

機動戦士ガンダム NT(ナラティブ)

現時点で公表されている情報を見る限り、基本的な設定とプロットは小説『不死鳥狩り』をベースとするようです。しかし主人公ヨナ・バシュタが搭乗する MS がジェガンではなく「ナラティブガンダム」になっていたり、敵 MS(?)として「シナンジュ・スタイン」が登場することになっていたり、いろいろと変更点も。つかスタインって連邦軍からの強奪後に外装を変更されて「シナンジュ」としてフル・フロンタルの乗機になったんじゃなかったっけ?そして『UC』のラストで崩壊したんじゃなかったっけ?とか謎は尽きません。またキャラクターデザインがあの微妙だった『Twilight AXIS』と同じ人、というところにも一抹の不安を感じます。とはいえ、『UC』を手がけたサンライズ第 1 スタジオが手がける『UC』の続編というだけで多大な期待をしたくなるじゃないですか。

『UC』のラストでユニコーンガンダムが光の結晶体となり、バナージがユニコーンと一体化したくだりは抽象的な表現でぼかされていて、原作小説を読んでいなければ理解しにくい部分がありました。今回のフェネクスにまつわる物語でもそれと似たような設定が出てくるはずですが、今度はどのように映像化されるのか。もしかすると『NT』を観ることで『UC』の理解が深まるものになるのではないでしょうか。音楽は再び澤野弘之氏が手がけるというし、とても楽しみです。

そして『NT』と同時に発表されたのが、その後さらに『閃光のハサウェイ』の映画化と『UC2(仮称)』の製作予告。『NT』はおそらく単発の劇場版アニメ、『閃ハサ』は三部作になるようですが、『UC2』は海外ドラマ方式(?)とのこと。テレビシリーズを複数シーズンに分けて展開するのではとも言われているようですが、あれだけの大風呂敷を広げて畳んだ後だけに、『UC』のキャラクターを使い回して新しい物語を作るのは蛇足にもなりそうでちょっと怖い。しかもその後の『F91』の時間軸では連邦は再び腐敗、アナハイムは没落していることになるわけで、設定の整合性を取りながら面白くまとめるのが難しいところでもあります。『UC2』でバナージが『Ζ』でのアムロみたいに不貞腐れて出てきたりしたらやだなあ(´д`)...。
『閃ハサ』の映像化はある意味願ったり叶ったりだけど、ストーリー的にこれまた難しいところ。小説は際どい表現も多いしラストがアレなので、『UC2』への繋ぎも考慮してプロットにはけっこう手が加えられるんじゃないでしょうか。とりあえず Ξ ガンダムとグスタフ・カールの MG 化はよ(ぉ

そういえば『THE ORIGIN』がルウム編をもって完結という話の続きが今回はありませんでした。やはり関係者の高齢化や健康問題からそのままの体制で続編を作るのが難しいため、今後のガンダムは『UC』を軸にやっていく(お台場の立像も建て替えたことだし)ということでしょうか。それはそれで寂しい気もしつつ、まずは GW 公開の『THE ORIGIN VI』と秋の『NT』を楽しみに待ちたいと思います。

福井晴敏 / 機動戦士ガンダム UC (11) 不死鳥狩り

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2018/03/29 (Thu.)

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』完結へ

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』アニメプロジェクト、5月5日(土)上映「誕生 赤い彗星」で完結!! / 山崎まさよし主題歌PV解禁!! | V-STORAGE

ゴールデンウィークの劇場公開まであと一ヶ月あまりと迫り、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI』の続報が発表されました。そこで明らかにされたのは、まさかの『THE ORIGIN』アニメ化プロジェクトが今回で完結となるという事実。
これまでのシリーズの舞台挨拶等を通じて、安彦総監督をはじめとしたキャストが口々に「皆さんの応援次第で一年戦争編のアニメ化が決まる」と訴えてきて、もはや既定路線かと思われていた一年戦争編の発表を前にまさかの完結宣言。文字通りに受け取れば、このルウム編が『THE ORIGIN』アニメ化のラストになることになります。まあ、一年戦争編は 1979 年のオリジナルアニメ(およびその劇場版)が既に存在するわけですが、みんなが期待していたのは現代の映像技術をふまえ、安彦先生の漫画版の要素をも踏まえてアップデートされたファーストガンダムなわけで、それが実現しないとするならばあまりにも淋しい。

ちょっと調べてみたところ、『THE ORIGIN』の BD/DVD の売上はアニメ作品の中ではかなり多い方とはいえ、『UC』に比べると大きく落ち込んでいるようで。まあ『UC』とは時代も違ってネット配信が普及したことは無視できませんが、ここにきてのプロジェクト終了の背景としては考えられなくはない要素です。
しかし、個人的に直接の理由と考えているのは、安彦総監督もしくは池田秀一氏の健康に問題があり、現在の体制のまま『THE ORIGIN』の制作を続けることが難しくなったのではないか?ということ。昨年の『V』の舞台挨拶での池田さんがあまりお元気そうに見えなかったことがとても気になっていました。安彦総監督・古谷徹氏・池田秀一氏というピースが揃っていないファーストガンダムは少なくとも『THE ORIGIN』とは言えないと思うし、仮にキャストを代えた形での一年戦争編のリメイクがあるとしても『THE ORIGIN』以外のタイトルがつくのではないか?とみています。ただ『機動戦士ガンダム 一年戦争』も『機動戦士ガンダム 0079』にしても、既にゲームで使われているタイトルなんですよね...。

来年はガンダム 40 周年の節目の年でもあるし、一年戦争編のリメイクは何らかの形で実現されるんだろうとは思っています。それがどういう形になるかは、『THE ORIGIN VI』の公開初日に明らかにされるんでしょうか。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星 [Blu-ray]

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2017/12/29 (Fri.)

機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争 Blu-ray メモリアルボックス

夏の終わりに発売されていたことを今ごろになって思い出して、慌てて購入しました。

機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争 Blu-ray メモリアルボックス

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主にクリスマスシーズンを舞台とした物語なので、せめてあと一週間早く買ってクリスマスに観れば良かった...。

一年戦争時代をモチーフとしたガンダムのスピンオフ作品は多数発表されていますが、その中では私はこれが一番好きかな。0083 もモビルスーツ戦の描写はすごく好きだけどストーリーがちょっと...。
ガンダム世界における戦争を、モビルスーツに乗らない一般人の少年(というか児童)の視点から描いた、ガンダムの中でも異色作と言って良い作品です。しかし、だからこそガンダムシリーズに奥行きとリアリティを与えた作品だと思います。

いち早く Blu-ray 化された 0083 に比べると、そろそろ Blu-ray の時代も終わりそうな今ごろになっての発売ですが、その分 4K スキャン&HD リマスタリングによる高画質で収録されています。軽く流し見てみたところ、30 年近く前のセルアニメだから近年のデジタル作画ほどパキッとした画質ではないものの、作画や塗りのタッチまで見える高精細さ。当然ながら本作品としては歴代最高画質に仕上がっています。

機動戦士ガンダム 0080

スリーブケースも描き下ろしイラストですが、インナージャケットもキャラクターデザインの美樹本晴彦による描き下ろし。クリスが「誰?」というレベルで絵柄が変わっていますが(笑、美樹本絵と判るテイストを保ちながら時代に合わせて絵柄を進化させ、今でもイラストレーター/キャラクターデザイナー/漫画家として現役を張っているのは流石としか。
そういえば主人公アルを演じた浪川大輔が、その 20 年後に『UC』でリディ・マーセナスを演じているという事実にもまた刻の涙を見ざるを得ません...。

機動戦士ガンダム 0080

付録は 100 ページからなるブックレットと、当時アニメージュの付録として制作されたスピンオフ小説の復刻版。絵柄といいフォントの使い方といい、1980 年代後半ってこうだったよなあ...。
小説の表紙に本作とは全く関係のない『逆シャア』時代のシャアとアムロが描かれているのは、いろいろと商業的な理由を感じます(笑

機動戦士ガンダム 0080

ブックレットには当然設定資料集も収録されています。本作はガンダムよりもケンプファー、ハイゴッグ、ズゴックエクスペリメントの三機ですよ。オリジナルの一年戦争世代 MS に大胆な独自解釈を加えたデザインは今見ても古さを感じません。むしろこれらが活躍するシーンを観たいがために BD-BOX を買ったと言っても過言ではない(断言)。私が MS では汎用機や全部入り機よりも局地用や特化型が好きなのは、ここにルーツがあると思っています。

ガンダムシリーズの中では地味な作品ですが、私は好きです。
お正月はだらだらテレビ観ててもしょうがないし、これを観て過ごそうと思います。

投稿者 B : 23:58 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/11/22 (Wed.)

機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER @新宿ピカデリー

昨年の『DECEMBER SKY』の続編となる、劇場版ガンダムサンダーボルトの新作を観てきました。

機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER

機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER

今回はサンダーボルトに加えてガンダムファンクラブ限定で配信されていた『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』の再編集劇場版も同時上映。私はファンクラブはもうやめてしまって Twilight AXIS のアニメは観れていないので、むしろこっちを楽しみにしていました。

サンダーボルトのほうは、既に配信されている第 5~8 話を繋ぎ合わせたもの。追加シーンもちらほらありましたが、ストーリーに関わるものではなくあくまで演出の追加程度。だから劇場版を観る価値がないかというと、サンダーボルトのフリースタイルジャズ×戦闘という作りはやっぱり自宅のテレビで観るより劇場の音響と大画面のほうが圧倒的に楽しい。まあ、前作は大々的にジャズをフィーチャーしていたのが、本作ではジャズが大々的に使われるのは序盤だけで、途中からポップスあり、民謡っぽいのあり、宗教音楽(といっても西洋ではなくアジア系密教寄り)あり、とバラエティに富んでいて、個人的にはもっとジャズ×爆発音のシーンをもっと堪能したかったところはあります。

音楽だけでなく作風も前作とは随分変わっていて、前作では悲壮感のある登場人物だらけの中に一人戦闘狂なイオ・フレミングという構図だったのが、今回はイオにあまり孤独感がなく、対するダリルは前作とはまた違った方向に悩んでいる感じ。そして新ヒロインとして登場するビアンカ・カーライルの開放的なキャラクターが、作品が重くなりすぎるのを食い止めている印象。残酷なシーンは相変わらず多いですが、前回ほど陰鬱な気持ちにならずに最後まで観ることができました。
ただ、ストーリー的には全く中途半端なところで終わっているし、今回の中でイオとダリルは一度も邂逅することがありません。続編作る気マンマンな終わり方ですが、終映後に 3rd Season の予告等は特になし。舞台挨拶でも反響が大きければ続編が作れる的な発言がされているとおり(これは最近のガンダムのイベント上映の常套手段)、製作サイドも探り探り作っている部分があるようです。

同時上映の Twilight AXIS。上映自体は Twilight AXIS の後にサンダーボルトという順序でした。

時間軸としては『ガンダム UC』の後。アクシズの残骸に残されたサザビーの調査に、ジオンの元関係者が派遣されて...というお話。小説版のキービジュアルとして地球のシルエットと中破したサザビーが提示されたときには滅茶苦茶期待したものでした。

が、映像はほんの 30 分弱のダイジェスト版的なもの。ガンダムファンクラブでの配信版も 1 話あたり数分×6 話ということで尺が足りないことは想定していましたが、内容的にも『新訳 Ζ』も真っ青なダイジェスト映像。私は小説を読んであったのである程度理解できましたが、アニメ版が初見な人は何がどうなったのかさっぱり理解できないのではないでしょうか(´д`)。戦闘シーンも止め絵をパンやズームで動かして見せているだけのカットが多かったし、肝心のクライマックスのバトルも『0083』の劣化コピーだし、正直期待外れ。あくまでスピンオフだから予算がかかっていないのは分かりますが、『UC』や『THE ORIGIN』で線の多いモビルスーツがグリグリ動く映像を見慣れてしまっただけに、これはいくらなんでも物足りません。尺も含め、せめてサンダーボルト並みの予算をかけて作った映像で観てみたかった。

まあこの作品、原作小説自体が予告なしの休載を二度もやっているし(実は現在も「次回 9 月上旬更新予定」のまま止まっている)、アニメが小説を追い抜いてしまった状態になっているんですよね。いろいろと中途半端というか、企画倒れ感が強い作品ではあります。

とはいえガンダム自体が「おじさんが観るアニメ」になり、原作者が子ども向けを銘打った新作子どもアニメの時間帯に殺伐とした作品を出してお世辞にも成功したとは言えない結果をふまえて、誰向けにどういう作品をどういう販売形態で出すと受けるのか、試行錯誤している段階にあるように感じています。『THE ORIGIN』こそガンダム 40 周年を目前にして本格的に展開するフェーズに入たものの過去編では安彦総監督自ら「みなさんの応援があれば次も作れます」と言わされ続けていたし、 OVA+イベント上映や様々な配信形態を試すことで、テレビ放送+模型販売に依存しないビジネスモデルを模索しているところなのでしょう。ただ、『UC』の大ヒットの後にこの時間軸の新作を作るのであれば、もうちょっと予算はかけてほしかったなあ...。

機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影 [Blu-ray]

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2017/11/10 (Fri.)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦 [Blu-ray]

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦 [Blu-ray]

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『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V』の Blu-ray 一般販売が始まりました。今回ももちろん購入しています。
私はイベント上映時に三回も劇場に足を運んだので、セリフもある程度諳んじられるようになっていますが(ぉ)改めて自宅環境で鑑賞。

シャアとセイラの成長の物語だった IV までと違い、今回からは戦争に突入していく状況の話になります。物語の構造は群像劇に近くなり、特定のキャラクターではなく状況の推移を客観的に描くようになってきました。その中でも安彦ガンダムらしく登場人物の心理描写が秀逸で、特にドズル・ザビとランバ・ラルという二人のおっさんが中間管理職なりに苦悩している様子には、自分も年齢的にシャアやアムロ以上に共感できるところが増えたなあ...と実感してしまいます。まあ、設定上はドズルもランバもとうに年下だけど(´д`)。
あとはやっぱりハモンさんですよね...沢城みゆき演じるハモンの存在感は『I』の頃から圧倒的でしたが、今回もワンシーンだけの登場でありながら印象的なシーンとなっています。クラブ・エデンでクランプとコズンを見送り、キシリア機関を追い返した後にピアノ弾き語りで唄う『Don't Say Goodbye』(歌唱は澤田かおり)の深さといったら!アニメ映画の中でまるまる 2 コーラス流すに値する力強さだと思います。そして、それを聴きながら物思いに耽るランバ・ラルと、スッとウィスキーを注いでグッと煽るタチの芝居が、セリフがないからこそ印象に残る。ここまでのストーリーで何億人の人間が死に、そしてこの後に「クラブ・エデン」の関係者がことごとく戦死する結末を知っているだけに。

映像特典はいつものやつに加えて『IV』の劇場公開時の舞台挨拶の模様が収録されていました。初日と二週目の舞台挨拶でしたが、初日はまさにピカデリーまで私が観に行った回のもの。撮影は民生用ビデオカメラっぽい画質ではありましたが、これが改めて Blu-ray で観られるというのは嬉しい。

一年戦争編の前日譚は次の『VI』が最後。その先はいよいよファーストガンダムのリメイクに相当するエピソードへと突入していきます。こうなるとさらに期待が高まってくるところですが、まずは『VI』が公開される来年のゴールデンウィークを、今から楽しみに待ちたいと思います。

投稿者 B : 23:05 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/09/21 (Thu.)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN -シャア出撃-

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V』の公開から間もなく三週間が経とうとしていますが、これを体験するために改めて新宿ピカデリーへ行ってきました。

ルウム会戦をシャアザクのコックピットで体験するVRコンテンツ、現在予約受付中! - GAME Watch

機動戦士ガンダム THE ORIGIN -シャア出撃-

その名も『機動戦士ガンダム THE ORIGIN -シャア出撃-』。ルウム戦役におけるシャア・アズナブルの出撃シーンを VR で体験できるアトラクションです。四週間ある劇場公開期間の後半、それも平日しかやっていないというハードルの高さ。しかもこの体験には当日分の『THE ORIGIN V』の鑑賞半券が必要ということで集客の落ちる時期のテコ入れ策感満載だけど、ガンダムでシャアで VR ならば自分が行かずに誰が行くんだ!という気持ちで強引に時間を作って行ってきました。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN -シャア出撃-

新宿ピカデリーの 1F ロビー、いつもは新作絡みの特別展示をやっているスペースに、VR 用のブースが作られていました。
体験には Web 予約が必要ですが、金曜夜でもなければ案外空いているようで、当日でも空きがあれば体験可能です。

内部には VR ブースが 4 部屋設けられていて、受付を済ませると空いている部屋に通されます。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN -シャア出撃-

ブース内はこんな感じ。ドスパラ製のゲーミング PC と HTC Vive を使っているようです。
椅子に座ると手際よく HMD とヘッドホンを装着され、あまり前置きもないまま(私が VR 経験者で注意事項の必要がなかったのもあるかも)いきなり VR コンテンツがスタート。

流れをざっくり説明すると、

  1. パプア級補給艦のモビルスーツデッキで出撃準備
  2. シャア専用ザク II に搭乗し、コクピット内で発進シークエンス
  3. 輸送艦から発艦、宇宙空間を連邦艦隊に向かって進む
  4. 連邦軍のマゼラン級(サラミスだったかも)と交戦
という感じ。基本的にはシャア視点で体験することになります。

最初に VR 空間内にモビルスーツデッキが現れたときにはちょっと震えました。シャアザクだけでなくハンガーに格納されている量産型ザクも複数見ることができ、『THE ORIGIN V』クライマックスの出撃直前のシーンはこんな感じだったのかー!という感激があります。そしてザクのコクピット内は、Ζ ガンダム以降の全天球モニタ表現を見慣れた身としては視界が狭く、初期の MS は死角だらけだったことがよく分かります。
出撃シーンでは、ドレン「出撃指示はまだ出ていません!」シャア「攻撃隊の責任者は私だぞ」(うろ覚え)という劇中のやりとりまで再現されていたのは嬉しかったですが、セリフがあるのはここまで。発艦してしまうと追加のセリフはほぼなく、あとは映像を見ているだけになってしまうのが残念。ザクの操縦桿を握ったり無数のボタンをパチパチ押してリミッター解除したりしたかったのに(´д`)。もっと言えば最後の「私に跪け、神よ!」のセリフも欲しかったところ。
序盤が没入感あっただけに、後半が惜しかったなあ。身体性(操縦桿やボタンに触れることでザクに乗っている感が高まる)かセリフのどちらかがあればもっと良かったのに。同じガンダムの VR でも『ダイバ強襲』はアムロのセリフと身体性(ガンダムのマニピュレーターに座ることができて、さらに揺れる)があって濃い体験ができたから、そのレベルを求めてしまいます。まあ有料アトラクションと「映画のおまけ」という違いはありますが。

ゲームではなく見るだけの VR なので過度に期待すべきものでもありませんが、「モビルスーツに乗れる VR」という点ではおそらく史上初。コンテンツの作り的には SteamVR で配布/販売できるはずですし、横展開や今後の発展にも期待したいところです。もし『THE ORIGIN V』をまだ観ていなければ、ついでにこの VR を体験する目的でピカデリーに行っても良いと思います。平日しかやってませんが...。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN

というわけで三週目の劇場特典は 1/144 のザクマシンガン(限定カラー)のガンプラでした。私は 1/144 のザクは RG しか持っていないけど、このガンプラはどうしようかなあ...。
ちなみに実は先週も一度観に行ったので二週目の特典、セイラのミニ色紙も入手済みです(ぉ

イベント上映はあと一週間あまり残っていますが、私はあとは Blu-ray の発売をおとなしく待とうと思います...。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦 [Blu-ray]

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2017/09/02 (Sat.)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V イベント上映 @チネチッタ

前作から待つこと 10 ヶ月。ようやく『THE ORIGIN』の最新話が公開されました。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V

私ももちろん初日から行ってきましたよ。

前回までは一般公開前のプレミア上映会が開催されていたのが、今回は特になく、初日舞台挨拶つきのイベント上映がガンダムファンクラブ会員向けに用意されていた程度。製作がギリギリまでかかっていてプレミア上映ができなかったのか、今回から興行方針が少し変わったのか。まあ今回は上映時間も増えて正味 85 分ほどになったし、上映劇場も倍増したので、今までは「濃いファンを集めて着実な実績を積み重ねていく」という方針だったのが、本来の一年戦争編に近づいたことで「最初から広く展開して利益を上げる」というやり方に変わったのかな?という気がします。

主にシャアとセイラの過去を扱った IV までとは打って変わって、今回はルウム戦役開戦の経緯が描かれます。シャア・セイラだけでなくファーストガンダムの登場人物が多数出てき始め、物語の構造としては群像劇に近い形になってきました。ルウム戦役編ならばいよいよ大規模なモビルスーツ戦が描かれるのか!と期待しましたが、今回はあくまで戦闘開始まで。気を持たせた終わり方になってしまいましたが、戦争状態に突入した重い雰囲気の中で繰り広げられる人間模様が素晴らしい。

開戦当初のアムロはじめサイド 7 の少年たちのシーンから始まり、コロニー落としに使われたサイド 2「アイランド・イフィッシュ」攻略戦の模様、ブリティッシュ作戦(コロニー落とし)に関わったドズルとランバ・ラルの苦悩、赤い彗星と黒い三連星の確執、開戦当時のクラブ・エデン、人の命を救う仕事に就いたはずが守るためとはいえ人を殺すことになるセイラ、そしてルウム戦役の始まり...とまあ名シーンしかない。
アイランド・イフィッシュにおけるユウキとファン・リーの美しくも悲しいエピソードは原作コミックでも屈指の名シーンでしたが、映像として見せられると改めて泣ける。それからドズルの「一人のミネバでさえこんなにかわいいのに...オレは何億人ものミネバを殺したんだ!」のセリフも圧巻だし、THE ORIGIN はエピソードを重ねるごとにドズルの好感度上昇半端ない(ぉ。そして、ラストのシャア専用ザク II 初出撃シーンの演出には本気で鳥肌が立ちました。これまでの五作の中でも最も中身が詰まっていると感じられる、濃密な 85 分間でした。

ちなみに鑑賞したのは今回から上映館に加わった川崎チネチッタ。いつもならガンダムのイベント上映は新宿ピカデリーに行くことが多いですが、今回はルウム戦役の戦闘シーンを LIVE ZOUND で体感してみたいという狙いもあってチネチッタにしてみました。前回 LIVE ZOUND を視聴したときは立川シネマシティの極爆上映と比べてしまったこともあってイマイチだと思いましたが、今回は(他と比較していないのもあるでしょうが)なかなか良かった。特にコロニー落下シーンでは自分自身が衝撃波に呑まれる感覚だったし、艦隊戦もすごく包囲感がありました。クラブ・エデンに追加されたハモンの弾き語りも良かった。同じ時間帯に隣の市の映画館で観た方もいるようですが、ブルク 13 のボワボワした音響(最近行っていないので変わっているかもしれませんが)よりはチネチッタの方が正解なんじゃないかと思います。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V

私が観たのは丸の内ピカデリーで開催された初日舞台挨拶のライブビューイングがついている回でした。登壇者は安彦良和監督と池田秀一氏(シャア)、銀河万丈氏(ギレン)、古谷徹氏(アムロ)、古川登志夫氏(カイ)の五名。私は生の池田さんと古谷さんはイベントや舞台挨拶で何度か見たことがありますが、銀河さんと古川さんを生で見たことはなく、これならガンダムファンクラブを退会しなければ良かった!!とちょっと後悔(´д`)。
舞台挨拶の内容は GUNDAM.INFO でレポートされているので、詳細はそちらへ。

全国35館で上映開始!「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦」初日舞台挨拶レポート | GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト

皆さんサービス精神旺盛で(古谷徹さんなんてサービスしすぎでむしろ若井おさむじゃないかと疑ったほど(ぉ))、非常に楽しい舞台挨拶でした。ラストには銀河万丈氏による演説と「ジーク・ジオン!」の大合唱がサプライズで用意されていました。ジークジオンの大合唱といえば昨年の『ジオンの世紀』でさえギレンは映像出演にすぎなかったので、生演説が聴けるなら本当にファンクラブ辞めなければよかったと(ry

あと気になったのは池田さんが舞台上でも一人帽子をかぶったままだったことでしょうか。以前の舞台挨拶に比べても顔色があまり良くないように見えたし、何か健康に問題があるのでは...と心配になってしまいました。ビルドファイターズに登場したシャアの声が別人だったという話もあるし、健康上の問題で仕事を減らしているのだとすれば、ご本人の健康もシリーズの今後もとても気になるところです。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V

期間限定の入場特典はいつもの安彦先生によるキャラクターミニ色紙。この姿のシャア・アズナブルが描かれると、いよいよガンダムの本編に突入するのだなあ...と感慨深いですね。また「V」の文字が V 作戦のロゴマーク風になっているのも細かい。

この作品は Blu-ray や配信もいいけど、劇場の音響でこそ堪能できると思うので、上映中にもう一度くらい観に行ってこようと思います。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦 [Blu-ray]

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投稿者 B : 21:00 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/07/15 (Sat.)

機動戦士ガンダム サンダーボルト #8 [PS Video]

『サンダーボルト』の最新話が配信開始されていたので、さっそく視聴しました。

機動戦士ガンダム サンダーボルト

2nd Season の最終話ということで、イオとダリルが地上で再び相まみえる...かと思ったら、かすりさえもしない(;´Д`)ヾ。しかも尻切れトンボ的な終わり方で、「えっこれ本当に最終話なの?」という感じ。そのまま 3rd Season に続くのか(原作コミックの方はまだ続いているようですね)、あるいは秋予定の劇場版が結末も含めた完全版という位置づけになるのか。まあかなりの伏線が投げっぱなし状態なので、少し尺を伸ばした劇場版程度では回収し切れなさそうですが。

ストーリーは前作からのそのまま続き。イオは敵対する南洋同盟の指揮官が 1st Season で死んだはずのかつての恋人・クローディアであることに気づき、南洋同盟側 MS の激しい攻撃をかいくぐりながらクローディアとコミュニケーションを図ろうとします。一方のダリルはスパイ回収作戦の途上で南洋同盟と交戦状態に入り...直接は関係しない二つの戦場で、しかも三つの勢力が戦闘を行うという複雑なシナリオ。このシリーズ自体、各回の尺が短くて説明が少なめなこともあって、観ている側としてはなかなか状況が掴みづらいところですが、今回は特にストーリーよりもマニアックな戦闘シーンの迫力を感じるための回、と言い切っても良いでしょう(ぉ

今回登場する MS は連邦軍が陸戦型ガンダム&ジムの改修型、ジオン残党軍がアッガイ、南洋同盟がグフ&ダーレ(ジムやザクのパーツをニコイチサンコイチして作った機体)という、今までのシリーズから比べると時代背景に沿った機体が中心です。でもアッガイは相変わらず超絶ギミック内蔵だし、グフも妙なフライトユニット搭載で飛ぶし、イオの陸戦型ジムに至っては「コルベット・ブースター」という MS に合体可能なベースジャバーを使うし、やっぱり何でもアリ。設定的なツッコミどころを気にしながら観たら『サンダーボルト』楽しめないのでそのへんは流すとして(笑)、MS の動きや戦闘における駆け引き、壊れるときの「重さ」みたいな表現はさすが『UC』を手がけた制作チームだなあと感心しました。ダリルのアッガイがフリージーヤードを放出した瞬間にはさすがに「はゎー!」って声が出た(ぉ

『08MS』におけるグフカスタム戦、『0083』におけるトリントン戦、『UC』での同トリントン戦やガルダ戦のように地上戦、あるいは大気圏内の空中戦はこれまでも見応えのあるものが多かったですが、今作の戦闘シーンもそれらに引けを取らない出来だと思います。やはり接近戦と重力を感じる描写はいい。それ自体が「地球の重力に魂を引かれた人の認識」そのものなのかもしれませんが(笑。

投稿者 B : 23:03 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/06/05 (Mon.)

機動戦士ガンダム サンダーボルト #7 [PS Video]

先週配信開始された『サンダーボルト』の最新話を観ました。

機動戦士ガンダム サンダーボルト

シリアスな世界観の中で「戦争」という名の残酷な殺し合いが繰り広げられる本シリーズにおいて、今回はちょっと異色な作風になっています。タイトルバックはお花畑だし、冒頭からやや脳天気な楽曲に合わせてダリルとカーラがキャッキャウフフ...という演出に意表を突かれてしまいました。が、その直後にこのシーンが「カーラが一年戦争末期の出来事によって精神的退行を起こしたことに対する治療」であることが明らかになると、そのシーンもまた別の意味合いを持って見えてきます。

前回いきなり中破させてしまったアトラスガンダムが修理中ということで、今回はイオ(連邦軍)側のエピソードはちょっとしかなく、完全にダリル(ジオン残党軍)側の話がメイン。同軍の支配地域にスパイの回収に出るというのが主たるエピソードなわけですが、そこに使われるのがアッガイ中隊!という。これはアッガイスキーな某氏は必見なんじゃないですかね。

しかもこのアッガイ、残党軍による現地改修機という設定なのか、個体ごとに細かく仕様が違っていて、見ているだけで楽しい。やはり『ガンダム UC』のスタッフが制作しているだけあって、こういうのを描かせると MS の設定や描写が細かくて面白いですね。改修についても、序盤に登場したシールドアームつきジムやサイコ・ザクあたりに比べれば世界観に合っているし、悪くない。ダリル機だけはアッガイのくせにまた超長距離射撃でもやるのかよ!という見てくれでしたが、実際にはレーダーを強化した偵察機ということで安心しました(笑。

音楽といい映像といい今までの本シリーズの雰囲気とはちょっと違って面食らいましたが(なんたって唯一の出撃シーン BGM がジャズでもオールディーズでもなく日本民謡!)、四作単位で起承転結を形作っている中での三本目としては、いい「転」になっているのではないでしょうか。
ラストシーンでは死んだはずのあのキャラがまさかの復活を果たしていたり、2nd Season のラストに向けて期待が高まってきました。

MG 1/100 MSM-04 アッガイ

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投稿者 B : 23:30 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/05/05 (Fri.)

機動戦士ガンダム サンダーボルト #6 [PS Video]

GW 直前に配信開始されていたのをすっかり忘れていて、今ごろようやく観ました。

機動戦士ガンダム サンダーボルト

2nd Season はいよいよこれからが本番。地球が舞台となっている 2nd Season ですが、今回はいきなり見どころといえる水中戦がメインになっています。

水中といえばジオン軍にはズゴック、ゴッグ、ゾック、アッガイ、グラブロ等といった名作 MS/MA が揃っていますが、対する連邦軍には最初から水中での運用を考慮した MS が存在せず、アクア・ジムなど既存 MS の改修機を使用しているというのがファーストガンダム時代から続く一年戦争の設定。戦略上優位なジオンに連邦がどう立ち向かうか、が見どころです。
主役機アトラスガンダム登場まで前哨戦として、地上編のヒロインであるビアンカ・カーライルのガンキャノン・アクアとゴッグの戦闘が発生するわけですが、これが超カッコイイ。1st Season では宇宙での狙撃戦が中心だったため接近戦はほとんどありませんでしたが、MS ならばやっぱり接近戦が見たいところ。その欲求を満たしてくれる接近戦の駆け引きにシビれました。

逆に新主役機であるアトラスガンダムは...いくらなんでも性能がチート過ぎじゃないですかね?前述のとおり水中用に設計された MS がないはずだった連邦軍で、いきなり「水陸両用のガンダム」と言われると引いてしまうし、ベースジャバー的な機能を持つサブレッグとレールガンを駆使して戦う...ってバンシィかよ!と突っ込みたくなるし、一年戦争の世界観からすると違和感がありすぎる。
それでも「いくら水陸両用といえど初の水中戦で、水中用 MA に乗り慣れた歴戦の勇士をいきなり圧倒できるものじゃない」という描写がされていたのは納得感ありましたが...それでもやっぱり、違和感は拭えないなあ。

もうひとつ 1st Season と大きく違うところは、戦争に対する悲壮感が以前ほど重くないことでしょうか。一年戦争自体がいったん終結した時間軸の話というのもあるし、登場人物のキャラクターによるところも大きいのでしょうが、ずっと鬱々とした展開でないことが、観ている側としても心理的に随分ラクだったかな(笑。まあ、戦闘で人が死んでいくシーンは相変わらず残酷ですが。

今月末に配信される第 7 話では、今回出番のなかった(笑)ダリルに関するエピソードになるようです。やはりこの二人が戦わなくては面白くない。どういう展開になるのか、期待して待ちたいと思います。

投稿者 B : 23:05 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック