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2013/01/25 (Fri.)

ミリオンダラー・ベイビー

ミリオンダラー・ベイビー

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ここののころのクリント・イーストウッドの流れで。これアカデミー賞受賞作品なのに日本ではまだ BD 化されていないんですよね...。

遅咲きの女子ボクサー・マギーと老年トレーナー・フランキーの二人三脚によるサクセス・ストーリー。未見の私でも概要くらいは知っていたくらい有名な作品ですが、さすがに結末までは知りませんでした。
ほぼ必ずといっていいほど、作品のテーマに「死」が関わっているのがイーストウッド作品(いち俳優としての出演作は違いますが)。でもこの映画はストーリー的にそういうのはなさそうだし、そこまで覚悟しなくても観れるかな...?と思いながら鑑賞しましたが、おおお...そういう結末でしたか...。

ちょうど、政治がらみで安楽死にまつわる発言が話題になったタイミングだけに、その是非について考えさせられた部分もありましたが、この映画に関して言えば本質はそこではく、近年のイーストウッド作品が常に扱っている「人は、死ぬ瞬間に『満足だった、幸せな人生だった』と胸を張れるか」というテーマを、他のどの作品よりも強く刻んでいる映画だと思います。そういう意味では、どうにもマギーに最近の自分の悩みを投影してしまって、複雑な思いで鑑賞していました。って、最近映画を観るとそういう見方ばかりしている気がしますが...。

それにしてもイーストウッド映画の鑑賞後の手触りには、独特のものがあります。感想をうまく言葉にできない、というのが最も的確な表現かもしれません(笑。そして、俳優としてのイーストウッドはやっぱりどの作品に出てもイーストウッドなんですねえ。まあ、本人の監督・プロデュース作品では自分のキャラや持ち味を自分自身がよく知っているからこそ、そういう作品を映画化している、というのはあるにせよ。ある種、イーストウッド自身がスター・システムになっている、という見方もできるのかもしれません。

いい映画でした。さあ、次はどれを観ますかね...。

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2013/01/16 (Wed.)

ミスティック・リバー [Blu-ray]

ミスティック・リバー [Blu-ray]

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秋からの流れで鑑賞したクリント・イーストウッド作品。こちらは出演作ではなく監督作ですが、劇場公開当時から非常に評価の高い映画だったので(アカデミー賞を受賞していれば当然か)、観てみたいと思っていたのでした。

ある殺人事件をきっかけに 25 年ぶりに再会した幼なじみの 3 人。事件の犯人は誰なのか?そして、真相究明に絡んでくる 25 年前の別の事件...そんなストーリー。そして、とても重たいストーリーです。
救いのなさで言えば同監督の『許されざる者』に並ぶくらい、登場人物の誰も浮かばれない話じゃないでしょうか。人間が背負った罪と、逃れられない生き方、結末、世の中の無情。ここまで数作を鑑賞してきて、それらこそがイーストウッド監督作品の真骨頂なんだろうな、と思います。正直言って、エンドロールの後にスッキリした気持ちになれる作品ではありません。子を持つ親として「登場人物の子が殺人事件の被害者になる」という物語を観るのが精神的につらい、というのもありますが。

「もしあのとき●●●たのが自分でなかったら」というような、偶然と選択の積み重ね。それが人生。
かつて同じ場所にいて同じことをやっていた幼馴染みと 25 年ぶりに再会してみたら、今の自分とはあまりにも生きている世界が違いすぎて愕然とした、という経験は、ある程度の年齢を重ねた人であれば一度は経験したことがあるんじゃないでしょうか。それぞれの偶然や選択を悔やんでもしょうがないけど、その積み重ねが結果としてこのギャップを生み出したわけで、その違う偶然や選択の先を空想してみたくなるのも、また人間です。この映画は、そうではない現実、最終的に誰も幸せにしないことで...強い者はそのまま強く、弱い者はさらに弱く、という結末を描くことで、現実の冷酷さを淡々と描いています。

もともとこの作品は小説の映画化ということですが、回収しきらない伏線だったり説明不足だったり、かなり余白の多い作品だと感じました。でも、その余白があることで、何とも言えない複雑な後味を残しています。正直言って、あのとってつけたラストシーンはある意味残酷だと思うし、見終わった後になんだか気持ちが沈み込んでしまいました。逆に言えば、静かだけどそれだけ強い力を持った作品、ということでしょうね。

でも、繰り返し観たいかと言われればしばらくいいや(笑)。次は、もっと優しくて暖かい気持ちになれる映画が何か観たくなりました。

投稿者 B : 00:43 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2013/01/07 (Mon.)

マネーボール [Blu-ray]

マネーボール [Blu-ray]

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先日『人生の特等席』を観てから、冬休みの間にクリント・イーストウッドの他の作品も観よう、と思っていたんですが、松井秀喜引退のニュースを見たら、そういえばこの映画も観たいと思ってたんだった、というのを思い出して、BD で鑑賞。
ブラッド・ピットの主演映画は派手なばかりで内容が薄い(と思われる)作品が多く、意識的に避けていたんですが、これは観たいと思って『トロイ』以来の視聴となりました。

2001~2002 年頃のメジャーリーグ:オークランド・アスレチックスを題材にした同名のノンフィクション書籍に基づいた映画化で、2002 年のア・リーグ新記録となる 20 連勝達成は、普段 MLB を観戦しない私でもまだ記憶に新しいところです。これを成し遂げたチーム作りが、大物選手の獲得でも有名監督の起用でもなく、確率と統計に基づいたチーム作りと運営、というのがこの物語のキモ。データ中心のスカウトよりも経験と勘に基づいたスカウトを、というのが『人生の特等席』の物語の起点となっていましたが、この『マネーボール』とはまさに対極にある考え方と言えるでしょう。実際、本作に登場したアスレチックスのスカウトマン達は、『人生の特等席』に登場したスカウトマン達とそっくりだったと言っても過言ではありません。まあ、『人生の特等席』のほうはその理論の正しさは要点ではありませんでしたが、本作はノンフィクションだけに「そういう考え方で作られたチームがどうなったか」の結果まで見せているという点で、そもそもの話の作りが全然違うわけですが。

この映画、前半はけっこう淡々としているし、新しいチームができてもなかなか勝てないし...で正直半分ほどはつまらなかったのですが(ぉ)、1 時間を過ぎたあたりからだんだん面白くなってきました(笑。GM のビリー・ビーン(ブラッド・ピット)がチームに対するある決断をし、チームが機能し始めてからの変わりっぷりに引き込まれたというか。むしろ、その落差をつけるために前半はあえて抑えていたんじゃないかと思えるくらい、後半が面白かった。単なる理論ではなくて、もと選手としての情熱を呼び覚まされ、自らが積極的に選手たちに関わるようになっていくくだりがあってこそ、観る側としても感情移入できたのでしょうが。

観ていて感じたのは、この映画のテーマはプロ野球チームの運営をどうするか?という狭い世界の話ではなくて、経営やマーケティングに一般化できる話を描いているんだろうな、ということです。扱っているデータは野球における各選手のデータや確率論ですが、扱っているデータが違うだけ。経験と勘に基づく企業経営やマーケティングではなくて(もちろんそれがうまく機能する場合も少なくないけど)、理論とデータに基づいた科学的なマネジメントを行うことで、中長期的な勝率を高めていくことができる、ということです。それと、経営においては部下のモチベーション・マネジメントが目標達成のためのパフォーマンスを発揮させる上でいかに重要か、ということ。最近私自身が抱えているモヤモヤを晴らしてくれる話だったので、そういう意味でも共感が持てる作品でした。
個人的には、映画の話そのものよりもむしろ「では具体的にどういうロジックでチームが作られ、運営されているのか」ということのほうに興味を持ったので、これは原著のほうを一度読んでみても面白いかもしれません。私が野球チームを経営することはないでしょうが(笑)、勝率を高めるための考え方・組み立て方、というのは参考になりそうな気がします。

投稿者 B : 01:00 | Foreign Movie | Movie | コメント (2) | トラックバック

2013/01/03 (Thu.)

レ・ミゼラブル @TOHO シネマズ日劇

レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル

ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』の映画化。ミュージカル映画好きな私としては、この冬休みに向けて数多く公開された映画の中でも、最も楽しみにしていたのがこの作品ではないでしょうか。この映画だけはいつものシネコンじゃなくて日劇で観たい、と思って、わざわざ有楽町まで足を延ばしました。

英国王のスピーチ』でアカデミー賞に輝いたトム・フーパーが監督を務め、メインキャスト陣も非常に豪華ということで前評判も高かったんですが、主人公ジャン・バルジャン役が『X-MEN(ウルヴァリン)』や『ヴァン・ヘルシング』など典型的なハリウッド映画のイメージが強いヒュー・ジャックマンなので、その点をちょっと不安に感じていました。が、まったく問題はないどころか鑑賞後の印象としてはもう他に適役はいないんじゃないかというほどのハマりっぷり。調べてみたら、ハリウッド進出以前からミュージカルを中心に舞台で活躍していた経歴を持っているようで、納得です。

『レ・ミゼラブル』というミュージカル自体、ユゴーの同名の大河小説(当初の邦題『あゝ無情』)をもとにした戯曲なので、物語としてはかなり端折られています。が、それでも 2 時間半を超える大作映画。でも、途中で飽きたり疲れたりすることなく最後まで映画に集中できました。それは映像や芝居もさることながら、音楽によるところが大きいでしょう。基本的に単なる台詞はなく、ほとんどの台詞が歌で表現されていますが、そのどれもが素晴らしく、一つ一つに聴き入ってしまいました。ミュージカルの経験豊富な俳優陣が唄うことで、単純な台詞回しよりも感情表現がダイナミックになり、心を打つ。ジャン・バルジャンが天に召されるフィナーレはまさに合唱の波に感情が圧し流されるようなイメージで、まさにこういうのを「カタルシス」というのだろうな...と思いました。今までに観てきた数多くの映画の中で、これだけ感情を揺さぶられた作品もないかもしれません。

これは Blu-ray が発売されたら間違いなく買います。でも、これだけの厚みのある音を出すことはホームシアターではそう簡単ではないので、上映期間中にもう一度劇場に足を運びたいくらい。近いうちにまた時間を取りたいところです。

投稿者 B : 10:00 | Foreign Movie | Movie | コメント (2) | トラックバック

2012/12/27 (Thu.)

ホビット 思いがけない冒険 @新宿ピカデリー

ホビット 思いがけない冒険

ホビット 思いがけない冒険

ロード・オブ・ザ・リング』三部作から 10 年経って、指輪の仲間の旅よりも昔、ビルボ・バギンズが旅をしたときの物語が映画化。それも三部作と同じくピーター・ジャクソンが監督、ということで、楽しみにしていました。ただ、今回も 3 時間コースの長丁場ということで(汗)、ちゃんと時間を取って気合いを入れて鑑賞(笑。

私は原作を読んでいないので特にストーリーは知らなかったのですが、今回も三部作の序編ということで、キャラクター紹介的なところから始まります。新キャラも多く...特に旅をともにするドワーフの人数が多く、顔と名前が一致するまではなかなか旧三部作(作中の時間軸としては後ですが)ほどには入り込めない印象でしたが、旧作の登場人物が出てくるとぐっと親近感が湧きますね。そして、今回もやっぱりアラゴルン・レゴラス・ギムリ的な位置づけのキャラはいるんだなと(笑。

LOTR のときから、このシリーズは基本的に映像が暗く、いつどこからどんな敵が襲ってくるか分からないお化け屋敷的な映画なので、そういう意味ではかなりハラハラドキドキしながら鑑賞しました。3 時間という長丁場でしたが、長くて疲れはしたものの飽きるようなところはなかったですね。特に最後の 1 時間を切ったところで物語の核心に迫り始めるので、飽きている暇がなかったというか。あとはやっぱりニュージーランドロケの壮大な映像は今作も健在、どころか 3D 化でさらに臨場感が増していて、引き込まれました。

で、その 3D。今回も川崎の IMAX で観ようかな、と思っていたところ、本作は「HFR 3D」で上映されるというじゃないですか。

『ホビット 思いがけない冒険』最新の3D技術【HFR3D】上映決定!|映画館・シネコンの【ムービックス-MOVIX】

最近ではテレビ製品での 3D の話題もすっかり下火で、あまり 3D の技術動向をチェックしていなかったんですが、「HFR 3D」って初めて聞く単語。「ハイ・フレーム・レート 3D」の略で、通常なら秒間 24 コマで撮影/再生するところを倍の 48 コマで撮影/再生することで、より肉眼で見るのに近い映像を楽しめる、というものだとか。まあフレームレートを上げれば動きが滑らかになってリアリティが増すのは当然ですが、60p じゃなくて 48p なのが映画ならでは、といったところでしょうか。

劇場で配布された 3D メガネはこんなものでした。

ホビット 思いがけない冒険

フレームの前面に受光部があって、ボタン電池で駆動するフレームシーケンシャル方式用の 3D メガネ。側面を見ると...、

ホビット 思いがけない冒険

「XpanD」のロゴが。そう、『AVATAR』で初めて 3D 映画を視聴したときにうんざりして、もう二度と利用するか!と思っていた XpanD 方式の 3D メガネでした。これを受け取ったときに一瞬げぇ、と思いましたが、メガネをかけてみると以前のものに比べてずいぶん明るいし、変な色かぶりも少ないし、軽くなっているし、まるっきり印象が違う。まあ、同じフレームシーケンシャル方式を使う各社の 3DTV 用のメガネの現在のレベルを考えるとこれくらいは不思議ではないんですが、ちゃんと機材が更新されていることに驚きました。

実際の映像も、それほど暗くないし色味もおかしくなく、(同じ作品で見比べたわけではないので厳密ではありませんが)これなら RealD 系と遜色ないクオリティと快適さと言っていいんじゃない?という感想です。この映画自体が暗所のシーンが多く、本来なら明るいはずのところが暗くて不快に感じるというシーンがほぼなかったことに救われている可能性はありますが。
あえて不満を言うとすると、映画の作りとして(3D の効果でインパクトを狙っているのか)序盤に妙にカメラを振るシーンが多く、ちょっと疲れてしまったことでしょうか。中盤からは LOTR らしいカメラワークに戻って、サラウンドを絡めた巧妙な立体映像が楽しめましたが...。

もし他の XpanD 系の劇場もこの設備に入れ替えられているようなら、今後は XpanD をそれほど避けなくてもいいかな、と思います。まあ、当初 XpanD だった劇場の多くは既に RealD なり MasterImage 3D なりに入れ替え済みのようですが。
ちなみに、HFR 3D 自体に関する技術的な情報が少なく、劇場に行くまでは HFR 3D には専用の設備じゃないとダメなのかと思っていたのですが、どうやら IMAX でも HFR 3D 上映をやっているようで。まあ、確かにフレームレートを倍にするのが HFR 3D の要点ならば、プロジェクタが 48p にさえ対応していればいいわけで、XpanD でなくてはならないことはありませんね...。

ここは IMAX 3D あたりと比較鑑賞してみたいところではありますが、さすがに 3 時間の映画を見比べるモチベーションはないなあ(´д`)。この際、3 年ぶりにやってみませんか?>某氏(ぉ

投稿者 B : 18:30 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2012/12/24 (Mon.)

34 丁目の奇跡 [Blu-ray]

34 丁目の奇跡 [Blu-ray]

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毎年クリスマスに必ず観ている映画。もちろん DVD は持っていたんですが、BD 版が出ているというコメントをいただいたので、慌てて買ってきました(笑。

サンタクロースは実在するか?という問いに対して法廷で争う、というちょっと荒唐無稽な話ながら、じんわり温かい気持ちになれる感動作です。非現実的な事柄を大真面目に法廷に持ち込む、という意味では三谷映画『ステキな金縛り』が好きな人なら気に入るのではないでしょうか。私の法廷劇好きは、たぶんこの映画にルーツがあると思います。

DVD から BD へのメディアチェンジという意味では、DVD 版も当時の DVD としてはそれほど悪い画質ではなかったと思いますが、BD になったことで一段階スッキリ、シャッキリして見えます。サンタクロースことクリス・クリングルの髭や皺、やサンタ衣装の白い毛皮といった質感は DVD では見られなかったもの。音声も DVD より抜けが良くなったことがテレビのスピーカを通しても分かります。ただ、解像感に関しては同時代の映画でももっと高画質なものも少なくないので、細部のディテールを見ると物足りないし、人物の輪郭も BD にしては甘い印象があります。まあ、レーベル側も旧作の BD 化の全てに手間をかけていられないということなのでしょうが、もうちょっとやりようはあったのでは?というのが正直なところ。まあ、2 枚で ¥2,500 で買える旧作 BD に贅沢を言うべきところではないのですが。

「経済的にすごく良かった時代のアメリカ」を象徴するような舞台で、登場人物もどこかステレオタイプなキャラクターばかり。だからこそ子どもにも分かりやすく、果てしなく優しく愛にあふれる映画です。独身時代には字幕でしか観ていませんでしたが、子どもが生まれてから吹替版を観るようになって、本作の主役の一人である弁護士ブライアンの声が故・鈴置洋孝氏(ブライト・ノア役があまりにも有名)ということに気づき、そういう意味でも深く味わえる作品。

大作ではないのであまり知られていませんが、クリスマスにはぜひ観てほしい作品です。
メリークリスマス。

投稿者 B : 22:00 | Foreign Movie | Movie | コメント (1) | トラックバック

2012/12/15 (Sat.)

孤独のグルメ Season1&2 Blu-ray BOX 発売決定

おおおお、マジですか。DVD-BOX の発売は予想できたけど、BD-BOX が出るとは嬉しい予想外。まあ、主な視聴者層を考慮すると、今さら DVD-BOX はないんじゃない?とは思っていたので、やっと「あるべき姿」になったとも言えますが。

で、さらに嬉しいのは今回 Season1 も BD-BOX 化されるということなんですよ!!!1!

DVD情報 | 孤独のグルメ:テレビ東京
DVD & Blu-ray 情報 | 孤独のグルメ Season2:テレビ東京

私は Season1、Season2 ともにエアチェックを BD-R 化してあるし、BD-BOX でこれ以上高画質になることを喜ぶような内容の番組ではないわけですが(笑)、このドラマはむしろメイキングとか映像特典が楽しそうなので、BD-BOX が出るなら改めて買っても良いかな。このテのドラマの BD-BOX にしては高すぎる値段じゃないし、ここまで付き合った以上は BD-BOX をそろえるべきじゃないの、という義務感に駆られているところです(ぉ。

孤独のグルメ Blu-ray BOX

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孤独のグルメ Season2 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 00:56 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2012/12/12 (Wed.)

おもひでぽろぽろ [Blu-ray]

おもひでぽろぽろ [Blu-ray]

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魔女宅』と同時に BD がリリースされた『おもひでぽろぽろ』も合わせて確保。私が BD を購入している他の作品に比べると、そこまで大好きというほどでもないんですが、あのじんわりした雰囲気がたまに味わいたくなるのと、当時絶賛された作画が BD でどのように再現されているかに興味があったので、まとめて購入しました。

まず第一印象は「あれっこんなもんだっけ?」というもので...というのも、『魔女宅』がこれまでのジブリ過去作 BD としてはおそらく最高画質と言える「デジタル的」な画質にリニューアルされていたのを観た直後だけに、そこからのギャップを感じてしまったというのが正直なところ。冷静になって観ると、従来のジブリ過去作 BD のクオリティの延長線上にある、解像度はしっかり確保しながらも当時のフィルムの味、雰囲気を残した画質、でした。フィルムグレインや微妙なコマの揺れについては大きく手を加えず、真っ当にいつもの手順でハイビジョンテレシネを行って彩度・コントラストを強調しつつ、いつものフィルタでエンコードした...という感じでしょうか。『魔女宅』も本作も、BD の圧縮はもちろん PHL の柏木吉一郎氏の手による安定の仕事ぶり。
圧巻はやはり、本作の作画的な最大の見せ場である紅花畑でしょうね。丁寧に描き込まれた紅花のひとつひとつが違っていて、全て手描きだからこそ表現できる味わい深さというのは、DVD ではさすがに感じられなかったレベルのもの。『魔女宅』の BD が現代的なパキッとしたタッチで表現されていたのに対して、こちらはむしろ手描きのイラストがそのままアニメーションになったかのような、温かみのある表現になっています。特に、回想シーンの独特の空気感は、今までの他の BD ではみられなかったものだと思います。

ストーリー的にはそれほど大きな盛り上がりもなく淡々と進んでいく話で、気分的にはむしろそういうのがいいと感じるときもありますが、ジブリ作品の中でも特に淡々とした作風ですよね。個人的には、昔観たときには主に回想シーンでは主人公の子ども時代のほうに共感するところがあったのに、子どもを持つ身となって観てみると、親子の関係とか生活感みたいなものが生々しすぎて、逆に疲れるというか(笑。子育てがもう少し落ち着いてから観ると、また違った印象になるのかもしれませんが。

投稿者 B : 00:54 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2012/12/09 (Sun.)

魔女の宅急便 [Blu-ray]

魔女の宅急便 [Blu-ray]

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『魔女宅』が待望の BD 化。これ待ってた人は案外多いんじゃないでしょうか。私もその一人で、発売日に Amazon から届きました。

これも『トトロ』に並び、娘たちの無限リピート再生のおかげで DVD 版を少なくとも 100 回は観たと思います。実は DVD は一度次女になくされてしまい、しばらく観れなくなっていましたが、引越しのときに AV アンプの下から出てきたという(笑。
ともあれ、ジブリの過去作が順次 BD 化されてきた中にあって、なかなか出てこなかった本作だけに、DVD 版の画質のアマさにはそろそろウンザリ、リリースを心待ちにしていました。

BD 版ということで期待していた画質ですが、これがまた良い意味で裏切られました。今までのジブリ過去作の BD 化って、「オリジナルの雰囲気を残す」という意図でフィルムのグレインがけっこう残されていたり、コマの揺れが気になったりしていたものでしたが、今作はこれまでの BD に比べるとグレインがかなり抑えられた、スッキリシャッキリした高画質。現代のデジタル作画に匹敵する...とまで言ったら言い過ぎですが、製作が一年しか違わない『トトロ』に比べてもかなりの高画質と感じました。発色も浅かった DVD と比べ、BD では色乗りがとても良く、キキの赤いリボンの鮮やかさと黒い魔女装束の対比、空や海の青さが活き活きとしていて、観ていて楽しくなってきます。
また、他のジブリ作品に比べると本作の背景の描き込みについてはあまり語られることがありませんが、木や石の質感、絨毯のいかにも柔らかく暖かそうなイメージ、キキが空を飛んでいるときの街並み...といったものが、フィルムではここまで表現されていたのか!というのに初めて気づき、驚かされました。この映画、確か小学生の頃に映画館に観に行ったんですが、さすがに当時の画質とかは覚えてないからなあ(^^;;

ストーリーについては今さら語るまでもありませんが、やっぱりこの作品は良いですね。画音質も十分だし、ジブリファンならば必携の BD と言えるでしょう。
これで私が好きなジブリ映画はだいたい BD へのリプレースが完了しましたが、次はまだ出ていない『紅の豚』がいつリリースされるのか。これまでのペースを考えれば、来夏あたりのリリースになるのではないかと思っています。

投稿者 B : 00:00 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2012/12/07 (Fri.)

007 スカイフォール

話題になっているこの映画を、私も観ました。

007 スカイフォール

私は 007 シリーズにはそれほど思い入れがない、どころか『カジノ・ロワイヤル』が初めてまともに観た 007 だったりします。前作『慰めの報酬』はスルーしたんですが、今回は前評判が高かったので、観てみることにしました。

冒頭。いきなりカーチェイスから始まるハイテンションなオープニング。と思ったら、バイクチェイス→列車の屋根の上での捕り物という、アクション映画の見せ場のフルコースのような展開で、観てるこちらがアドレナリン分泌しまくり。むしろクライマックスでやることなくなるんじゃないのと心配になったほど(笑)、派手なアクション続きで圧倒されてしまいました。
まだ封切りからあまり時間が経っていないのでストーリー的なネタバレは避けますが、さらにカジノあり、エレベーターアクションあり、地下鉄での追跡劇あり、もうアクション映画の要素で網羅してないものはないんじゃないかというくらい、見せ場がみっちり詰まっています。舞台もトルコ→ロンドン→上海→マカオ→ロンドン→スコットランドと移り変わり、映像面でも楽しませてくれます。上海の、まるで 007 で現代の『ブレードランナー』を撮ったかのようなきらびやかなネオン、マカオの豪奢なカジノ、重厚なロンドン、そして...。本作は 4K デジタルで上映している映画館も少なくないですが、この映像美は 4K でこそ本領を発揮すると思います。

オープニングからフルスロットルでアクションを見せる作りになっていたので、ラストはどうなるのかと思っていましたが...こう来ましたか。これは、確かに 007 シリーズ製作 50 周年記念作品に相応しい内容で、おそらく古くからのファンをも唸らせるような演出まで仕込まれています。最近、ハリウッド系の超大作には食傷気味で少し距離を置いていましたが、これは久しぶりに満足できる「これぞ、エンタテインメント」だったんじゃないでしょうか。この流れで『慰めの報酬』の BD でも借りてこようかなあ。

投稿者 B : 00:07 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック