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2017/09/27 (Wed.)

美女と野獣 [PS Video]

Blu-ray Disc の発売は来週ですが、一足先に配信が始まっていたので、セル版を購入して鑑賞しました。

美女と野獣

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劇場公開から五ヶ月足らずでの配信開始。劇場公開時のパブリシティ効果が残っているうちに配信とパッケージも売っちゃいたいのは分かるけど、さすがに早くないですか(;´Д`)ヾ。

元々のアニメ版『美女と野獣』も、ディズニー映画の中でもトップクラスに完成度の高い作品だと思います。が、この実写化によってさらに一段レベルが上がったのでは、と思います。
冒頭のベルが村の中を歩いて行くシーン、ガストンがメインの酒場のシーン、ベルの晩餐のシーン、舞踏会に向けてドレスを身に纏うシーン、そして何より有名なベルと野獣のダンスシーン...どれも素晴らしい。美しい映像と音楽の洪水を浴びているような感覚で、男の私でさえ「すてき!」と感じてしまったわけだから、これ年頃の女の子が観たら夢見ちゃうんじゃないですかね(と思ってしまうあたりがおっさんなのかもしれませんが)。

構成的にはアニメ版よりも映画らしい尺にするためか、ベルが両親の過去について知るシーンや野獣の独唱シーンなど、細かくエピソードが追加されていますが、それほど違和感なく物語の深みを増すことに成功していると思います。個人的には、近世フランスあたりが舞台のはずなのに(ファンタジーだから厳密な定義はないのでしょうが)登場人物の人種が混在している「大人の配慮」が却って違和感を生み出しているように感じました。まあそれも映画全体の完成度からみれば些末な問題であるとは思いますが...。

これは何度観ても味わえる名作だと思います。全体通して観るのには時間がかかるけど、セル版を買ったことだしミュージカルシーンだけでも繰り返し観よう。

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2017/09/21 (Thu.)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN -シャア出撃-

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V』の公開から間もなく三週間が経とうとしていますが、これを体験するために改めて新宿ピカデリーへ行ってきました。

ルウム会戦をシャアザクのコックピットで体験するVRコンテンツ、現在予約受付中! - GAME Watch

機動戦士ガンダム THE ORIGIN -シャア出撃-

その名も『機動戦士ガンダム THE ORIGIN -シャア出撃-』。ルウム戦役におけるシャア・アズナブルの出撃シーンを VR で体験できるアトラクションです。四週間ある劇場公開期間の後半、それも平日しかやっていないというハードルの高さ。しかもこの体験には当日分の『THE ORIGIN V』の鑑賞半券が必要ということで集客の落ちる時期のテコ入れ策感満載だけど、ガンダムでシャアで VR ならば自分が行かずに誰が行くんだ!という気持ちで強引に時間を作って行ってきました。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN -シャア出撃-

新宿ピカデリーの 1F ロビー、いつもは新作絡みの特別展示をやっているスペースに、VR 用のブースが作られていました。
体験には Web 予約が必要ですが、金曜夜でもなければ案外空いているようで、当日でも空きがあれば体験可能です。

内部には VR ブースが 4 部屋設けられていて、受付を済ませると空いている部屋に通されます。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN -シャア出撃-

ブース内はこんな感じ。ドスパラ製のゲーミング PC と HTC Vive を使っているようです。
椅子に座ると手際よく HMD とヘッドホンを装着され、あまり前置きもないまま(私が VR 経験者で注意事項の必要がなかったのもあるかも)いきなり VR コンテンツがスタート。

流れをざっくり説明すると、

  1. パプア級補給艦のモビルスーツデッキで出撃準備
  2. シャア専用ザク II に搭乗し、コクピット内で発進シークエンス
  3. 輸送艦から発艦、宇宙空間を連邦艦隊に向かって進む
  4. 連邦軍のマゼラン級(サラミスだったかも)と交戦
という感じ。基本的にはシャア視点で体験することになります。

最初に VR 空間内にモビルスーツデッキが現れたときにはちょっと震えました。シャアザクだけでなくハンガーに格納されている量産型ザクも複数見ることができ、『THE ORIGIN V』クライマックスの出撃直前のシーンはこんな感じだったのかー!という感激があります。そしてザクのコクピット内は、Ζ ガンダム以降の全天球モニタ表現を見慣れた身としては視界が狭く、初期の MS は死角だらけだったことがよく分かります。
出撃シーンでは、ドレン「出撃指示はまだ出ていません!」シャア「攻撃隊の責任者は私だぞ」(うろ覚え)という劇中のやりとりまで再現されていたのは嬉しかったですが、セリフがあるのはここまで。発艦してしまうと追加のセリフはほぼなく、あとは映像を見ているだけになってしまうのが残念。ザクの操縦桿を握ったり無数のボタンをパチパチ押してリミッター解除したりしたかったのに(´д`)。もっと言えば最後の「私に跪け、神よ!」のセリフも欲しかったところ。
序盤が没入感あっただけに、後半が惜しかったなあ。身体性(操縦桿やボタンに触れることでザクに乗っている感が高まる)かセリフのどちらかがあればもっと良かったのに。同じガンダムの VR でも『ダイバ強襲』はアムロのセリフと身体性(ガンダムのマニピュレーターに座ることができて、さらに揺れる)があって濃い体験ができたから、そのレベルを求めてしまいます。まあ有料アトラクションと「映画のおまけ」という違いはありますが。

ゲームではなく見るだけの VR なので過度に期待すべきものでもありませんが、「モビルスーツに乗れる VR」という点ではおそらく史上初。コンテンツの作り的には SteamVR で配布/販売できるはずですし、横展開や今後の発展にも期待したいところです。もし『THE ORIGIN V』をまだ観ていなければ、ついでにこの VR を体験する目的でピカデリーに行っても良いと思います。平日しかやってませんが...。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN

というわけで三週目の劇場特典は 1/144 のザクマシンガン(限定カラー)のガンプラでした。私は 1/144 のザクは RG しか持っていないけど、このガンプラはどうしようかなあ...。
ちなみに実は先週も一度観に行ったので二週目の特典、セイラのミニ色紙も入手済みです(ぉ

イベント上映はあと一週間あまり残っていますが、私はあとは Blu-ray の発売をおとなしく待とうと思います...。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦 [Blu-ray]

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投稿者 B : 23:00 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/09/20 (Wed.)

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

「まさに今日の俺が出会うべき料理を、俺は食べることができた」

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

ドラマ『孤独のグルメ Season6』の Blu-ray BOX が発売になりました。
私もここまで付き合ったからにはもちろん購入済み。

「スペシャル版」の BD-BOX まで含めると通算 7 パッケージ目ともなれば目新しさも減っていますが、今回も内容をご紹介していきます。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

いつもの感じのピクチャーレーベルに、ディスクは本編 3 枚+特典 1 枚という構成。

特典映像もいつも通りですが、いつもはメイキング映像の中に含まれているゲストの一言が、今回は個別に切り出してまとめられています。各回ゲスト(最終回定番ゲストの久住さん含む!)の食に関するインタビューが中心で、なかなか普段聞くことのできない俳優さんたちの普段の食の様子が分かって面白い。
メイキングのほうは、撮影現場や松重さんというよりも企画会議的な部分にスポットが当たっていて、Season6 では今まで以上に店選びに難航した経緯が分かります。ある程度エリアを決めたらあとはスタッフでローラー作戦的に店を当たっていく、というやり方。これだけ影響力のあるシリーズになったからには半端な店は紹介できないし、断られることも増えているんだろうし、これは大変そうだ...。

そして私が毎度 BD-BOX で楽しみにしているのが「その後のグルメ」。ドラマに登場したお店を改めて訪れ、放送後の様子を店員さんに伺うという企画ですが、自分でひととおり巡礼した後に見ると行ったときの様子まで含めて思い出せて楽しいんですよね。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

付録冊子の「ロケハン日記」にも店探しの苦労は今まで以上に滲んでいます。特に焼肉店は決定までに二ヶ月近くを要しており、相当難航した様子が窺えます。
また制作スケジュール全体についても、今回松重さんは直前の 1~3 月クールに『バイプレーヤーズ』、同じ 4~6 月クールにはフジテレビ月 9『貴族探偵』にも出演していて、この二本の撮影の狭間にとにかく撮れるだけ撮っておいたという日程。これは松重さんもスタッフの皆さんも大変だったろうなあ。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

日記の中には「食べ過ぎで体調不良」みたいな記録がちょいちょい挟まれています。実際にドラマに登場したお店の数倍は回っていると考えると、確かにいくら美味しい店とはいっても具合悪くなりますよね...。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

冊子の末尾には「ごちそうさまでした」の文字。なんとなくですがレギュラードラマとしての『孤独のグルメ』は Season6 で終わりかなあ、という気がしているので、この文字もそういう風に読み取れてしまいます。

Season6 のお店は既に全店巡礼済みですが、Season6 は私の生活圏に近い店も多かったし、溝口憲司監督にも偶然お会いすることができたし、いろいろと感慨深いシリーズでした。
BD を観ているとそれだけでお腹が空いてきて(;´Д`)。あの店とかその店とか、近いうちにまた行きたいなあ...。

というわけで、自分で書いた巡礼レポートを読み返しながら、どこから攻め直すか考えていたりします。

【Season6巡礼完了】『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~6&原作 - NAVER まとめ

松重さん、久住さん、スタッフの皆さん、Season6 もお疲れさまでした。
またいつかテレビ画面越しに『孤独のグルメ』に再会できる日を楽しみにしています。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 23:56 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/09/18 (Mon.)

ダンケルク @TOHO シネマズ新宿

今秋の話題作を観てきました。

ダンケルク

ダンケルク

第二次世界大戦中に実際に行われた撤退作戦「ダンケルクの戦い」をモチーフにした戦争映画。日本人としては、第二次世界大戦のうち太平洋戦争に関しては多少の知識はあるし関連する映画もときどき観るけど、ヨーロッパで繰り広げられていた戦争のことは意外なほど知らないものです。私もこの「ダンケルクの戦い」のことは知らなかったので、特に予備知識等もないまま映画館に足を運びました。

冒頭から何の背景説明もなく、いきなり戦闘状況からスタート。「欧米人なら『ダンケルクの戦い』が何かは知ってるよね?」とでも言いたげで、日本人的にはついていくのがちょっと大変だったりします。映画にしてはセリフもかなり少なくて、説明的なものはとにかく省略されている感じ。でもだからこそこの緊張感とリアリティが生まれている、とも思います。

とにかく戦争映画っぽい演出やプロパガンダは排除されています。人の死についても、戦争というのは尊厳もなくただ人が死んでいくだけなのだ、とでも言うかのようなあっさりした表現。誰かが死んだからといって泣きたくなるような気分ではなく、次は自分ではないか、どうやったら生き延びることができるのか、そういう心境でスクリーンを見つめ続けました。
銃弾、砲弾、爆弾、魚雷、海水(溺死)。いつどんな形で死んでしまうか分からないのが戦場。劇中には敵であるドイツ兵やドイツ軍の様子が一切描写されないことも、どこでどう攻撃されるか分からない不安感を生んでいます。船倉にいたからといって安心できない、自分自身がこの戦場の一兵卒であるかのような感覚。淡々とした描写ではあるんだけど、それはドキュメンタリーではなく映画として意図した演出なのでしょう。
撤退戦だけに勝敗のつく爽快感はなく、観終わってもとにかく無事に生き延びたという安堵感と疲労感が残る映画です。でも、祖国に帰ったときに「無事帰ったこと」を喜んでくれる市民の描写がすごくいい。

今回は IMAX 上映のある TOHO シネマズ新宿を利用しました。広大なスクリーンで描写されるダンケルクの海岸や戦闘機のドッグファイトシーンは素晴らしく、音響も相まってとても没入感がありました。正味 110 分足らずの上映時間なのに、観終わったときには 150~180 分ものの映画を観た後のようなどっとした疲れがあったほど。この映画は Blu-ray を待つのではなく、良いハコでこそ観る価値があると思います。

投稿者 B : 22:00 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/09/02 (Sat.)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V イベント上映 @チネチッタ

前作から待つこと 10 ヶ月。ようやく『THE ORIGIN』の最新話が公開されました。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V

私ももちろん初日から行ってきましたよ。

前回までは一般公開前のプレミア上映会が開催されていたのが、今回は特になく、初日舞台挨拶つきのイベント上映がガンダムファンクラブ会員向けに用意されていた程度。製作がギリギリまでかかっていてプレミア上映ができなかったのか、今回から興行方針が少し変わったのか。まあ今回は上映時間も増えて正味 85 分ほどになったし、上映劇場も倍増したので、今までは「濃いファンを集めて着実な実績を積み重ねていく」という方針だったのが、本来の一年戦争編に近づいたことで「最初から広く展開して利益を上げる」というやり方に変わったのかな?という気がします。

主にシャアとセイラの過去を扱った IV までとは打って変わって、今回はルウム戦役開戦の経緯が描かれます。シャア・セイラだけでなくファーストガンダムの登場人物が多数出てき始め、物語の構造としては群像劇に近い形になってきました。ルウム戦役編ならばいよいよ大規模なモビルスーツ戦が描かれるのか!と期待しましたが、今回はあくまで戦闘開始まで。気を持たせた終わり方になってしまいましたが、戦争状態に突入した重い雰囲気の中で繰り広げられる人間模様が素晴らしい。

開戦当初のアムロはじめサイド 7 の少年たちのシーンから始まり、コロニー落としに使われたサイド 2「アイランド・イフィッシュ」攻略戦の模様、ブリティッシュ作戦(コロニー落とし)に関わったドズルとランバ・ラルの苦悩、赤い彗星と黒い三連星の確執、開戦当時のクラブ・エデン、人の命を救う仕事に就いたはずが守るためとはいえ人を殺すことになるセイラ、そしてルウム戦役の始まり...とまあ名シーンしかない。
アイランド・イフィッシュにおけるユウキとファン・リーの美しくも悲しいエピソードは原作コミックでも屈指の名シーンでしたが、映像として見せられると改めて泣ける。それからドズルの「一人のミネバでさえこんなにかわいいのに...オレは何億人ものミネバを殺したんだ!」のセリフも圧巻だし、THE ORIGIN はエピソードを重ねるごとにドズルの好感度上昇半端ない(ぉ。そして、ラストのシャア専用ザク II 初出撃シーンの演出には本気で鳥肌が立ちました。これまでの五作の中でも最も中身が詰まっていると感じられる、濃密な 85 分間でした。

ちなみに鑑賞したのは今回から上映館に加わった川崎チネチッタ。いつもならガンダムのイベント上映は新宿ピカデリーに行くことが多いですが、今回はルウム戦役の戦闘シーンを LIVE ZOUND で体感してみたいという狙いもあってチネチッタにしてみました。前回 LIVE ZOUND を視聴したときは立川シネマシティの極爆上映と比べてしまったこともあってイマイチだと思いましたが、今回は(他と比較していないのもあるでしょうが)なかなか良かった。特にコロニー落下シーンでは自分自身が衝撃波に呑まれる感覚だったし、艦隊戦もすごく包囲感がありました。クラブ・エデンに追加されたハモンの弾き語りも良かった。同じ時間帯に隣の市の映画館で観た方もいるようですが、ブルク 13 のボワボワした音響(最近行っていないので変わっているかもしれませんが)よりはチネチッタの方が正解なんじゃないかと思います。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V

私が観たのは丸の内ピカデリーで開催された初日舞台挨拶のライブビューイングがついている回でした。登壇者は安彦良和監督と池田秀一氏(シャア)、銀河万丈氏(ギレン)、古谷徹氏(アムロ)、古川登志夫氏(カイ)の五名。私は生の池田さんと古谷さんはイベントや舞台挨拶で何度か見たことがありますが、銀河さんと古川さんを生で見たことはなく、これならガンダムファンクラブを退会しなければ良かった!!とちょっと後悔(´д`)。
舞台挨拶の内容は GUNDAM.INFO でレポートされているので、詳細はそちらへ。

全国35館で上映開始!「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦」初日舞台挨拶レポート | GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト

皆さんサービス精神旺盛で(古谷徹さんなんてサービスしすぎでむしろ若井おさむじゃないかと疑ったほど(ぉ))、非常に楽しい舞台挨拶でした。ラストには銀河万丈氏による演説と「ジーク・ジオン!」の大合唱がサプライズで用意されていました。ジークジオンの大合唱といえば昨年の『ジオンの世紀』でさえギレンは映像出演にすぎなかったので、生演説が聴けるなら本当にファンクラブ辞めなければよかったと(ry

あと気になったのは池田さんが舞台上でも一人帽子をかぶったままだったことでしょうか。以前の舞台挨拶に比べても顔色があまり良くないように見えたし、何か健康に問題があるのでは...と心配になってしまいました。ビルドファイターズに登場したシャアの声が別人だったという話もあるし、健康上の問題で仕事を減らしているのだとすれば、ご本人の健康もシリーズの今後もとても気になるところです。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V

期間限定の入場特典はいつもの安彦先生によるキャラクターミニ色紙。この姿のシャア・アズナブルが描かれると、いよいよガンダムの本編に突入するのだなあ...と感慨深いですね。また「V」の文字が V 作戦のロゴマーク風になっているのも細かい。

この作品は Blu-ray や配信もいいけど、劇場の音響でこそ堪能できると思うので、上映中にもう一度くらい観に行ってこようと思います。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦 [Blu-ray]

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投稿者 B : 21:00 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/08/25 (Fri.)

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? @TOHO シネマズ 六本木ヒルズ

シャフト作品といえば『まどマギ』『〈物語〉シリーズ』『3 月のライオン』くらいしか観ていませんが、どれも良かったのでこの映画もけっこう期待していました。が公開されてみたらネガティブな感想ばかりで、大丈夫なのか?と心配になりつつ、劇場に足を運んできました。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

この作品は元々は岩井俊二監督の出世作となったテレビドラマのアニメリメイク。さらには制作がシャフト、プロデュースが『君の名は。』の大ヒットも記憶に新しい川村元気とあって、商業的にもかなり売る気マンマン感が伝わってきていました。私は元のドラマ版は観たことがなかったのですが、このアニメ映画版は楽しみな反面、岩井俊二のあの叙情的な映像美と、シャフトのロジカルに組み立てられた映像世界って本当に融合できるの?という不安はありました。

キャッチコピーにもある「繰り返す夏休みの 1 日」という設定は、ループもののアニメ作品としては王道中の王道。その制作にシャフトが選ばれたのは、やっぱり 2010 年代のループものアニメのテンプレとなった『まどマギ』がきっかけなんでしょうか。同じ時間を何度も繰り返しながら、自分の望む結末に少しずつ近づいていく流れは、確かにアレを彷彿とさせるものがありました。

物語の世界観は完全にシャフト。というか〈物語〉シリーズの記号化された世界の中を別のキャラクターが動き回っているような感覚を受けました。でも岩井俊二の叙情的というか、私的な印象を受ける世界観を下敷きに、シャフトのちょっとクセの強い映像表現を乗っけるところにちょっと無理があるような。あのソフトフィルタを使ったかのような、常にレンズフレアが入っているような淡い映像と、シャフトのパキッとした画作りはちょっと相容れないと感じるんですよね。まあ、水とか空とか花火のキラキラした表現は、新海誠に負けず劣らず美しくて見入ってしまいましたが。

声に関しては、脇を固めるのがいつもの声優陣で、主役の二人だけが声優ではない俳優。個人的にはアニメに俳優が声を当てるのは好きではありません。主人公・島田典道(菅田将暉)は声も芝居も絵柄に合ってなくて、観ているのがちょっと辛かったなあ。ヒロインの及川なずな(広瀬すず)に関してもさほど期待してはいなかったんですが、声優っぽくはないんだけど棒読みでもなく、思春期のコロコロ変わる少女の雰囲気がよく出ていて良かった。もっと言えばかわいかったです(ぉ。ストーリーとか映像美とかいろいろあるけれど、なんかこの作品はヒロインに惚れさせたら勝ち、みたいな意図で作られたんじゃないだろうかとさえ思いました(笑

「岩井俊二原作」ということを意識しすぎると違和感が強くなるけど、映像は近年の 2D アニメ映画の中でもトップクラスだし、何よりなずながかわいい(しつこい)。個人的には酷評されているほどには悪くなかったと思います。自分にはこういう青春はなかったので「いいなあ...」と指を噛みながら観てしまいました。

投稿者 B : 22:50 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/08/01 (Tue.)

モアナと伝説の海 [Blu-ray]

モアナと伝説の海 [Blu-ray]

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夏休みっぽい映画でも観てみようと思って BD で鑑賞。

ディズニー映画の割には劇場公開時のプロモーションのかけ方が地味だったような印象があります。いわゆる「プリンセスもの」ではないから引きが弱いってのもあるでしょうし、数年前の『アナ雪』が主題歌も含めて分かりやすすぎたからそれと比較してしまうというのもあるでしょう。私も劇場公開時には何となく足が向きませんでした。

ストーリーは小さな島の古い村に住む村長の娘・モアナが、食糧危機に瀕した島を救うために海の外へ旅に出る、という内容。もともと海に強い興味を抱いていたモアナが旅に出ることを村長である父に強硬に反対されるとか、それでもおばあちゃんは応援してくれるとか、まあいろいろあるわけですが、この世界を作った英雄(ある種の神に近い存在)であるマウイと出会い、村、ひいては闇に包まれつつある世界を救いに行きます。世界が闇に包まれた原因はかつてマウイがこの世界の女神テ・フィティの心を盗み出したためで、その心を取り戻し、テ・フィティに返せば世界は元に戻る...というもの。
ディズニー映画というと、『アナ雪』や『美女と野獣』に代表されるように空気を読まずに正義をなす勇気の象徴のような主人公と社会的マイノリティのメタファーのような対役(逆の場合もある)が最終的には人間の欲の権化である悪役を倒す、というのが王道のストーリー。ですが、今回は悪役らしい悪役は不在で、村長はかつて自分が冒した危険を娘には繰り返させないようにしたかっただけだし、そもそもの原因となったマウイの行為も「人間の敬意や感謝を受けたかっただけ」だし、モアナを動かすのも阻むのも全て他の登場人物のちょっとした善意や虚栄心によるもの。ラスボスである溶岩の魔神テ・カアが怒っていた理由もたった一つだけ(それが解決されれば鎮まる)。というように、「欲望=悪」という思想をベースにした勧善懲悪ではないシナリオがディズニーっぽくなく、主に子ども向けにしておくにはちょっともったいないレベルの作品だと感じました。

映像はディズニー・アニメーション・スタジオだから折り紙付きだし(特に空と海の表現が素晴らしかった!)、音楽に関しても自然や南国がモチーフだけに『ライオン・キング』にも似た力強さがあるし(個人的にはマウイと巨大ガニのタマトア関連の楽曲のノリが気に入った)、非常にクオリティが高い。ノーマークだったけど個人的には『アナ雪』よりも好きかもしれません。未見ならばこの夏休みの間にオススメしたい一本です。

投稿者 B : 22:55 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/07/31 (Mon.)

君の名は。 [PS Video]

君の名は。

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劇場公開から一年経って、『君の名は。』の BD/DVD およびネット配信が始まりました。つい春先までやってた映画館もけっこうあったためあまり待たされた感はありませんでしたが、『シン・ゴジラ』と同時期に上映していた映画と考えるとリリースまでは引っ張りましたね。BD 買ってもいいかなとちらっと考えたんですが、ここのところ欲しいもののリリースが続いているし、繰り返し観たり特典映像を見たりする余裕も当面なさそうなので、配信で観ました。

映画館で一度観た上で再鑑賞すると、初見では気がつかなかった伏線がざっくざく見つかって面白い。けっこう細かいところまで仕込んであって、計算され尽くし具合に感心した一方で、逆に序盤に出てくる伏線はむしろ時系列おかしくないか?と思ってしまった部分もあり。計算して仕込まれた伏線とストーリー上矛盾してても演出的に入れた伏線が混在してる感じですが、初見だと「ああよくできてるなあ」となるように作られているんですね。

改めて観ても映像は本当にキレイだし、何よりキャラクターが活き活きとして実在感あるのがいい。キャラクターデザインの勝利もありますが、動きのつけ方や声の当て方まで含め、今までの新海誠作品とは変えてきてイマドキのアニメに寄せてきた感がありますが、それがいいんだと思います。私もあの後新海誠の旧作を改めて少し観てみたけど、やっぱり入り込めなかったからなあ。
この作品の成功はとにもかくにも東宝とプロデューサーの川村元気氏が「新海誠っぽさ」を削りに削った結果の産物なのではないでしょうか。売れてからの宮崎駿が自分のメッセージを強く作品に込めると説教臭くなってしまったのと同じで、新海誠も自分の好きにさせないほうが商業的にはうまくいく、ということなのだと思います。新海誠っぽさを好きな人のことを否定するつもりはありませんが。

本作のヒットで「ポスト宮崎駿」みたいな持ち上げられ方をしているアニメ監督の一人ですが(まあ近年マス向けにヒットしたアニメ監督が皆通る道でもありますが)、本当に国民的なアニメーション監督になれるかどうか、はむしろ次回作の出来にかかっているのではないでしょうか。

投稿者 B : 23:00 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/07/15 (Sat.)

機動戦士ガンダム サンダーボルト #8 [PS Video]

『サンダーボルト』の最新話が配信開始されていたので、さっそく視聴しました。

機動戦士ガンダム サンダーボルト

2nd Season の最終話ということで、イオとダリルが地上で再び相まみえる...かと思ったら、かすりさえもしない(;´Д`)ヾ。しかも尻切れトンボ的な終わり方で、「えっこれ本当に最終話なの?」という感じ。そのまま 3rd Season に続くのか(原作コミックの方はまだ続いているようですね)、あるいは秋予定の劇場版が結末も含めた完全版という位置づけになるのか。まあかなりの伏線が投げっぱなし状態なので、少し尺を伸ばした劇場版程度では回収し切れなさそうですが。

ストーリーは前作からのそのまま続き。イオは敵対する南洋同盟の指揮官が 1st Season で死んだはずのかつての恋人・クローディアであることに気づき、南洋同盟側 MS の激しい攻撃をかいくぐりながらクローディアとコミュニケーションを図ろうとします。一方のダリルはスパイ回収作戦の途上で南洋同盟と交戦状態に入り...直接は関係しない二つの戦場で、しかも三つの勢力が戦闘を行うという複雑なシナリオ。このシリーズ自体、各回の尺が短くて説明が少なめなこともあって、観ている側としてはなかなか状況が掴みづらいところですが、今回は特にストーリーよりもマニアックな戦闘シーンの迫力を感じるための回、と言い切っても良いでしょう(ぉ

今回登場する MS は連邦軍が陸戦型ガンダム&ジムの改修型、ジオン残党軍がアッガイ、南洋同盟がグフ&ダーレ(ジムやザクのパーツをニコイチサンコイチして作った機体)という、今までのシリーズから比べると時代背景に沿った機体が中心です。でもアッガイは相変わらず超絶ギミック内蔵だし、グフも妙なフライトユニット搭載で飛ぶし、イオの陸戦型ジムに至っては「コルベット・ブースター」という MS に合体可能なベースジャバーを使うし、やっぱり何でもアリ。設定的なツッコミどころを気にしながら観たら『サンダーボルト』楽しめないのでそのへんは流すとして(笑)、MS の動きや戦闘における駆け引き、壊れるときの「重さ」みたいな表現はさすが『UC』を手がけた制作チームだなあと感心しました。ダリルのアッガイがフリージーヤードを放出した瞬間にはさすがに「はゎー!」って声が出た(ぉ

『08MS』におけるグフカスタム戦、『0083』におけるトリントン戦、『UC』での同トリントン戦やガルダ戦のように地上戦、あるいは大気圏内の空中戦はこれまでも見応えのあるものが多かったですが、今作の戦闘シーンもそれらに引けを取らない出来だと思います。やはり接近戦と重力を感じる描写はいい。それ自体が「地球の重力に魂を引かれた人の認識」そのものなのかもしれませんが(笑。

投稿者 B : 23:03 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/07/09 (Sun.)

メアリと魔女の花 @T・ジョイ PRINCE 品川

昨日劇場公開されたばかりのこの映画を早速観に行ってきました。

メアリと魔女の花

メアリと魔女の花

借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林宏昌監督が、ジブリ退社後に初めて手がけた長編アニメ作品です。マーニーのときに「次は動きのあるファンタジーを」という話だったのでずっと楽しみにしていましたが、元ジブリの西村プロデューサーが立ち上げた「スタジオポノック」でそれが満を持して形になりました。プロデューサーと監督のみならず制作スタッフの大半が元ジブリ作品の関係者で、事前プロモーションも「ジブリを継ぐ者」というイメージで煽ってきており(当の宮崎駿監督の引退撤回発表で水を差されてしまいましたが)、注目度は高かったように思います。が実際に映画館に足を運んでみたら、公開二日目の日曜日でこれ?というくらい席が空いていて(半分くらいしか埋まっていなかったように見えた)若干心配になりました。

以下、感想ですがネタバレに触れずに書くことが難しいので、ちょっと行間を空けておきます。













「元ジブリのスタッフが手がける魔女もの」となれば必然的に 28 年前の名作と比較されてしまうわけで、自らハードルを上げてしまっている本作。それ故に厳しい評価も多いようですが、個人的にはけっこう好きでした。

オープニングはジブリの「31 年前のあの名作」を彷彿とさせるもので、これはおそらく制作サイドが(あるいはスポンサーからの要望で)意識してやっているのだと思います。他にも背景美術の美しさ、色彩、生きものの動き、などなど画面上の表現はジブリそのもの。「これはあの作品のあのシーンだな」というカットも多々ありますが、これは狙ったというより制作陣に流れる「血」のようなものではないでしょうか。それでいて、あのジブリ作品の主人公が「魔女は血で飛ぶの」と言っていたのに対して、本作のメアリは魔女の血を引いていないのに箒で空を飛ぶ、というのは明確なアンチテーゼだと思います。

この作品のテーマはおそらく、コンプレックスを持つ少年少女の自己肯定と成長。『マーニー』でもそういう側面はありましたが、今作は序盤のメアリが「なんかヒロインにしては微妙なキャラデザだなあ」という顔だったのが、物語が進み成長するにつれて表情豊かになり、魅力的な顔つきに変わっていくという作画上の演出がよくできています。が、対役であるピーター少年が残念。デザインも微妙だし、「ヒロインに最初は嫌われるけどあることをきっかけに関係が進展する」というテンプレをなぞるだけで掘り下げが浅く、どうも感情移入がしきれませんでした。脚本の都合で動かされるだけという点では細田守作品のヒロインの位置づけに近いように思います。これがもうちょっと何とかなっていれば、さらに満足度の高い作品になっていたと思うだけに残念です。
その点も含め脚本は全体的に厚みがあまりなく、大人が見るにはやや物足りない点もありますが、全年齢向けとしてはまあ良い塩梅なんじゃないでしょうか。実際私が行った館でも半分程度が家族連れだったようでした。後半、メアリたちがピンチに陥るシーンで号泣するお子様多数(笑。

ツッコミどころもあるし、画が画だけに批判の的になりやすいのも事実ですが、個人的には少なくとも過去 20 年のジブリに期待しながら出てこなかった「ジブリクオリティの映像で活劇」がようやく見られただけで満足です。ただやはり次はこのクオリティを持ちながら「ジブリ的でない」作品も見てみたい。ラストシーンにおけるメアリの「魔法が使えるのは、これが最後」という台詞は、米林監督のそういう自覚が言わせたメタ発言ではないかと思うのです。
米林監督に限らず、ジブリの流れから出てきたクリエイターが宮崎駿・高畑勲の呪縛を打ち破って世の中の支持を得られて初めて「ポスト・ジブリ」と言える時代になるのだろうなあ、と思います。スタジオポノックの次の作品にも期待しています。

投稿者 B : 21:20 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック