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2011/03/01 (Tue.)

劇場版 マクロス F 恋離飛翼 @チネチッタ

先週末から公開されている『サヨナラノツバサ』を昨日、観に行ってきました。

劇場版 マクロス F 恋離飛翼 ~サヨナラノツバサ~

劇場版 マクロス F 恋離飛翼 ~サヨナラノツバサ~

封切り 3 日目にして席にはそれなりに余裕があったので心配になりましたが、料金が¥1,000 になる映画の日前日だったからだと思いたい(´д`)。

まだ公開直後なので、ネタバレしないように少し行間を入れておきます。











前編である『イツワリノウタヒメ』がかなり良い出来だったので、後編も期待していました。前編のほうは TV 版のストーリーをなぞりながら新要素を入れ、後半に進むにつれて展開が変わっていく、という構成でしたが、後編は TV 版の流れを踏襲しながらも完全に別物と言える内容になっています。
特に「三人の主人公のトライアングラー(三角関係)に決着がつく」と言われたラストに関しては、うやむやのまま終わってしまった TV 版とは違い、一応ちゃんとした決着がつけられています。それもランカ派、シェリル派を問わず全ての観客を納得させようと思ったらそれしかないだろうなあ、それでいて観客それぞれに想像・理解の幅を持たせている、という巧みなラストだったんじゃないでしょうか。ちょっと伏線を張りすぎで、途中でラストが半分読めてしまったのは残念でしたが・・・。
でも、この劇場版が唯一の完結編、というよりは、TV 版のストーリーに対する(恋愛シミュレーションゲーム等でいうところの)別ルートという印象を持ったので、今後「もうひとつの完結編」みたいなコンテンツ展開はあっても良いのかもしれません。あったらあったで「もういいよ!」と思うかもしれませんが(笑。
また、TV 版では各登場人物の行動の動機がイマイチ明確でなかった部分も多く、展開で見せているように感じたものでしたが、今回は映画という短い尺の中で納得感ある見せ方をしようと各キャラクターの核が明確化された印象で、感情移入しやすかったですね。TV 版の放映から時間が経過し、制作側、観客側の双方でキャラクターへの理解が進んだこともあると思いますが。

戦争ではなく理解を、という未知との遭遇ものとしては昨年の劇場版ガンダム 00 も似たような手法をとっていますが(というか後半の展開があまりにも似すぎていて、00 がマクロス F のストーリーを下敷きにしているのではないかと思ったほど)、どうにもモヤモヤした結末になってしまった 00 に対して、本作はそれなりにスッキリ終わらせてくれた(ラストについてはツッコミどころはいろいろあるにせよ)のではないでしょうか。

映画の構成、そして音楽という点では『イツワリノウタヒメ』がいきなりテンション垂直立ち上げ、そして後半に向けてもう一盛り上がり、というスピード感のあるつくりでしたが、『サヨナラノツバサ』に関しては(同様にライヴステージから始まるものの)ややスロースターターな印象。序盤はストーリーをじっくり展開させる必要があったのでそうしたのでしょうが、没入感が前作ほどではなかったので「あれっ?」と思いました。でも後半のたたみかけ感が強烈で、終幕後の印象としては『イツワリノウタヒメ』よりも完成度が高かった!と感じたので、この構成は成功だったんでしょうね。
ただ、クライマックス直前でアノ人とアノ人がああなってしまった時点でその後の展開が読めてしまったので、そこはちょっともったいなかったです。

画音質については、チネチッタという時点で最初からあまり期待していませんでした。輪郭がアマアマでコントラストが低く見えるのは自分が直視型ディスプレイを見慣れてしまったから仕方がないとしても、ヌケの悪い音響は音楽が主役の一人であるこの作品を楽しむにはいかにも力不足。早く BD 版を入手して自分の環境で楽しみたいです。

映画全編を通じて、河森正治監督以下スタッフやキャストの作品への愛や「作り手が楽しみながらも自己満足に終わらず、観客を一緒に楽しませようとしている」感がありありと伝わってきて、とても良い作品だと思いました。機会があればもう一度劇場に足を運びたいくらい。東京近郊で音のいい映画館があったら、教えてください(笑。

投稿者 B : 23:29 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2011/01/07 (Fri.)

『スター・ウォーズ』BD-BOX 発売決定

「スター・ウォーズ」が9月にBlu-ray-BOX化 -AV Watch

やっとキタ!発売は秋ですが、この日をどんなに待ち望んだことか。
購入はもちろんコンプリート BOX 一択でしょう。

ただ、気になるのは EP6 のラストシーン。WOWOW で一挙放送されたときのように、大団円に登場するアナキンがセバスチャン・ショウ(中年時代のベイダー役)ではなくヘイデン・クリステンセン(青年時代のアナキン役)に差し替えられているバージョンだったらやだな(´д`)。せっかく BD なんだから、好きなバージョンで再生できるように作っておいてほしいところですが。

さておき、発売が今から楽しみです!

スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイ BOX [Blu-ray]

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投稿者 B : 23:06 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/12/25 (Sat.)

劇場版 機動戦士ガンダム 00 -A wakening of the Trailblazer- [Blu-ray]

劇場版 機動戦士ガンダム 00 -A wakening of the Trailblazer- [Blu-ray]

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劇場で観てとても微妙な気持ちになった本作ですが、とりあえず BD を確保しました。
最初、Amazon での価格差も思ったほど大きくないし、と思ってよく調べもせずに COMPLETE EDITION のほうを発注していたら、某氏に「そんな分厚いパッケージで大丈夫か?」と言われ、見てみたらあり得ないほど厚かったので、慌てて通常版をオーダーし直し(´д`)。特典はそんなに要らないし・・・。まあ、サマーウォーズと違って発売当初から廉価版パッケージも用意されているのは、よしとしましょう。

賛否両論あるこの映画ですが、未知との遭遇ものの SF ホラーとしては(どっかで観たようなシーンが多いものの)よくできていると思います。ただ、個人的にはラストシーンでぶち壊されてしまったという印象が強い。同じような結末でも、違う表現ならばもう少し納得感もあったというもの・・・と思うと、なんだか悔しいですね。
ぶち壊しという点では、当初は現実の延長線上にある世界観と「戦争根絶」という重いテーマの組み合わせで、今までにない「大人のガンダム」を作り上げてくれるかと思いきや、セカンドシーズンでは単純な勧善懲悪系の話にすり替えられ、トランザムライザーの高濃度圧縮粒子という超ご都合主義的設定で万事解決・・・みたいな子供騙しで強引にまとめられてしまったときにも感じたので、この映画もその意味では「イオリア計画の範囲内」だったのかもしれません(ぉ。

他にも、ストーリー上イマイチ活かし切れていないキャラ(マリナとかグラハムとかアンドレイとか新キャラのデカルトとか)とか伏線が多くてなんだかもったいないですね。映画の尺の都合上、SF ホラーの部分にフォーカスしなければさらに散漫になっていたのでしょうが、それならば設定自体をもう少しシンプルにしておいたほうが良かったはず。

今回は BD の話なので BD について語ると、画質は素晴らしいの一言。映画館のプロジェクタでは追い切れなかった細かな描写やモビルスーツの動きは、やはり直写型ディスプレイでこそ実感できます。本作に出てくるモビルスーツはギミックが凝ったものが多いのですが、劇場での初見時には気づかなかった動作やギミックが「ああ、これはこうなってたのか」とじっくり鑑賞することができたのは良かったです。むしろ、最初から劇場に行かずに BD だけ買った方が幸せになれたかも(´д`)。

とりあえず 00 はこれでパッケージメディアまで含めて完結したので、これで心置きなく UC の episode 3 を待てます(笑。

投稿者 B : 23:59 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/12/24 (Fri.)

天空の城ラピュタ [Blu-ray]

これは当然買っとかないと。

天空の城ラピュタ [Blu-ray]

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ナウシカからわずか 5 ヶ月でのリリースとは、恐れ入りました。

何度か書いているとおり、私はジブリ映画の中ではラピュタが一番好きです。「エンタテインメントであること」をまず最優先していて、メッセージ性は二の次なので、最近のジブリ作品と違って見ていて飽きない疲れない。ナウシカも良い作品ですが、あれは原作を読むと評価が 180 度変わってしまうので、単体の映画として完璧に完成されていて、かつ男の子の夢が詰まっているラピュタのが私にとってはベスト。中盤、要塞でパズーがシータを救出するシーンは、ドキドキワクワクする演出と久石譲の音楽のシンクロが完璧すぎて、何度観ても興奮のあまり泣けます。というか泣きました(ぉ

そんなラピュタの BD 版ですが、画質に関しては AV Watch の「買っとけ! Blu-ray」に私が感じたことをほぼ全て網羅されてしまったので、ここで書くべきことがもうありません(´д`)。

【買っとけ! Blu-ray/DVD】[BD]「天空の城ラピュタ」 -AV Watch

今回、改めて DVD 版と BD 版を見比べてみたんですが、この記事にあるとおりあまりの画質差に愕然としました。今まで DVD で「こんなもんか」と思っていた画質が、今見ると明らかにディテールは潰れているし色も全然薄い。BD で塗りが天然色になったことで、今まで以上に「冒険活劇」としてのラピュタの躍動感が強く伝わってくるようになっています。

また、解像感も比べものにならないくらい上がっていて、DVD 版はこれ DVD のスペックすら活かせてないでしょ?と言いたくなるほどの潰れ具合だったのが、ディテールが克明に見えるようになったことで、天空に浮かぶラピュタの城塞部の質感や戦艦ゴリアテの重厚感など、オリジナルはこうだったのか・・・!ということを改めて感じることができるようになりました。
そして何よりも違いが分かるシーンといえば、序盤にパズーとシータが坑道に迷い込むシーンで、坑道の岩に飛行石の成分が含まれているから灯りを消すと坑道の天井がまるで星空のように・・・という箇所。DVD では単に星のように点々と光って見えるだけの岩石が、微妙に明滅しているのがハッキリと見て取れます。ここってこんなに美しいシーンだったのか、と改めて驚嘆しました(「買っとけ!」で指摘があるように、このシーンのポム爺さんのくだりでは逆にソースの解像感のなさが見えてしまってもいますが)。

このほか、ナウシカと同様にフィルムのグレインは残っているし、画面の揺れもごくたまに気にはなるのですが、フィルムがナウシカよりも少し新しいせいか、それともマスタリングにナウシカで得た経験をフィードバックできているせいか、フィルムに起因する画質の不満点はナウシカに比べれば微々たるもの。この BD はラピュタファンであれば永久保存版に値する画質ではないでしょうか。これは文句なしに買って損はない BD だと思います。

投稿者 B : 23:59 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/12/16 (Thu.)

許されざる者

許されざる者

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グラン・トリノ』に始まるマイイーストウッドブーム、まだ続いています。といってもこの映画は 5 月に BS で硫黄島シリーズといっしょに放送されていたものの録画ですが、いかにも重たそうなタイトルからしてなかなか観る気合いが出せずに半年放置してしまってました(;´Д`)ヾ。

この映画の舞台は 1960 年代の西部。いわゆる西部劇スタイルを採っていますが、カウボーイがバーで悪党に絡まれて決闘したり、保安官に追い回されたりするような映画ではありません。いや、実際にはそれに相当するシーンはあるものの、一般的な西部劇とはかなり異なるタッチで描かれています。
また、俳優陣がイーストウッドにモーガン・フリーマン、ジーン・ハックマン、故リチャード・ハリス(ハリポタの初代ダンブルドアの人)、という超豪華な顔ぶれなので、そういう取っかかりで観るという楽しみもあるかもしれません。重いだけでなくところどころにユーモアもまぶされているので、肩肘張らずに早く観ておくべきだった、と後悔しました。

西部のある街の娼館で荒くれ者に顔を傷つけられた娼婦の仲間が、犯人に対する保安官の甘い処分を不服とし、犯人に賞金をかける。その話を持ちかけられたのが、かつて「動くものは何でも殺した」と言われる伝説的な殺し屋だったが、今の彼は実は・・・という話。
かつての殺しや戦争の罪の意識に苛まれる老人が、他人の復讐のために再び銃を取る・・・という話のつくりと、エンドロールが流れた後に何とも言えない余韻が残るあたりは『グラン・トリノ』との共通点と言えそうです。ただ、本作がタイトルにもあるとおりどうにも救いのない、日本的な表現をすれば「無常」とでもいうべき余韻を残しているのに対して、『グラン・トリノ』のほうはよく似た感触ながらも最後に強烈なカタルシスを残しているのは、対照的なラストシーンだけでなく、イーストウッド自身が歳を取り、人生の終焉に近づきつつある証拠なのかもしれません。

確実にヒットすることが条件で、大きなハズレはないけどどれも金太郎飴みたいな最近のハリウッド映画とは、イーストウッド作品は一線を画していますね。他のハリウッド映画はハイビジョン撮影+CG で高精細な映像も楽しめますが、季節や天候まで選んで時間をかけて撮影されたであろう、本作における西部の夕景にはまったく敵わないと思います。

投稿者 B : 23:45 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/11/22 (Mon.)

ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1 @TOHO シネマズ川崎

ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1

ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1

今日は飛び石連休の中日、ということで、有休消化がてら休暇を取って朝から映画を観てきました。先週末に封切られたばかりの話題作、といっても、平日の朝 8:45 からの回はガラガラ。余裕を通り越して半貸し切り状態というちょっと寂しい状況でした(笑。

現時点ではネタバレを避けたほうが良いと思うので詳細は割愛しますが、前作までの流れに輪をかけるように暗く重いストーリー展開になっています。今までならばそんな中でも細かいユーモアを散りばめて「ほっとする一瞬」が用意されていましたが、本作ではそういう箇所もほとんどなく、最後まで緊張しっぱなし。ハリー自身が追われる身なので、最後までいつ何が出てくるか分からない、ある種お化け屋敷のような映画と言えるかもしれません。

今作はハリー・ポッターシリーズの最終章、でも 2.5 時間の枠じゃ収まらないから前後編でやりますという二部作構成になっており(そういう意味では 5・6 作目も二部作にしても良かった気が・・・)、あくまでクライマックスに向けて盛り上げていくための序章的な位置づけにあります。そう思って観ると盛り上がり的には少し食い足りない感はありますが、その分ほのぼのパートがなく全編にわたって緊迫感のある脚本になっているので、見終わったときの感想は(悪い意味ではなく)「疲れたー!」というもの。1 年と 4 ヶ月待たされただけの価値はあると思います。

強いて不満を挙げるとするならば、そろそろ登場人物が多くなりすぎていて、事前に前作までの復習をしていないと「顔は覚えてるけどあの人誰だっけ?」となりがちなのと、結末に向けて登場人物が多数死んでしまうため、一人ひとりの死の描写が軽すぎで、「あれ?今この人死んだの?」という展開があったり、ひどい場合にはけっこう重要なキャラにも関わらず話の中で「死んだことになっている」場合もあって、お気に入りのキャラだったりしたらひどい!と思ってしまいそうなところ。『炎のゴブレット』で 1 話しか登場しないにも関わらず主要キャラで初の死亡者になったセドリックの扱いの大きさを思うと泣けてきます(´д`)。

あと、このシリーズは主人公三人(の中の人)の成長を見守る映画でもあるよなあ、とは思っていましたが、そろそろみんな大人になって(そりゃそうだ、もう成人してしまっていて劇中の 17 歳という年齢を超えてしまってるわけで)「見守る」という表現が正しくないほど立派な俳優になってしまいました。ハリーにはヒゲが生えてきたし、ロンは見るからにおっさん寸前(´д`)。撮影が長期にわたるので実年齢に合わせるのが難しいのは分かりますが、映像的にはそろそろ苦しいかな・・・8 作目以降がなくて良かった(笑。

ちなみに、この『死の秘宝 Part 1』は当初 3D バージョンも公開される予定だったのが、公開 1 ヶ月前になって「クオリティ上の理由で」2D のみの公開に変更されました(来夏の『Part 2』は 3D 上映対応の予定)。が、この変更が直前すぎたためか、あるいは 3D を推したい映画館側の事情かは分かりませんが、私が行ったシネコンでは「本編放送前の CM のみ 3D 上映」というよく分からない上映方法に(;´Д`)ヾ。CM の途中から 3D メガネをかけて、本編直前にまた外すということをする羽目になりました。ちなみに 3D で上映された CM は『ナルニア国物語』の最新作と、最近あちこちで PR している『トロン:レガシー』の 2 本。『トロン:レガシー』のほうは 5 分くらいあったかな?かなり長いトレーラーを見せられて、配給側の力の入れようが伝わってきました。

で、今回行ったのは東宝系なので 1 年前に『アバター』を観たときと同じ XpanD 方式でしたが、あの重いしサイズが合わなくてずり落ちてくるメガネに工夫が施されていました。

ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1

メガネにストラップとアジャスターをつけて調整可能にしただけ、という簡易的なものではありますが、これでストラップを頭周にぴったり合うように留めれば、少なくとも「視聴中にずり下がってきて何度もメガネを直さなくてはならず映像に集中できない」という問題はとりあえず解決されます。そもそも顔の幅がメガネより広い人向けの解決にはなっていないのと(ぉ)、画面が暗いなどの XpanD 方式自体の欠点はありますが、視聴の快適さが改善されただけでも良かったと思います。まあ、今回はあくまで CM だったから良かっただけで、自分でお金を払って 3D 映画を観るなら他方式を選ぶと思いますが。

ということで、来夏公開の『Part 2』は IMAX シアターに行くつもり。近いし。

投稿者 B : 23:17 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/11/19 (Fri.)

機動戦士ガンダム UC episode 2 『赤い彗星』 [Blu-ray]

機動戦士ガンダム UC episode 2 『赤い彗星』 [Blu-ray]

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最近なんだかんだやることが多くて、届いてから 1 週間近く放置してしまっていましたが、ようやく鑑賞しました。

イベント上映で既に一度観ているので、内容に関しては割愛しますが、やっぱりこの作品は直視型ディスプレイで観たほうが堪能できますね!横浜ブルク 13 も良いハコでしたが、君の父上がいけないのだよ映像の凝縮感とか、素速い動きについていける画面のレスポンスとか、画質面では自宅の環境のほうが満足感が高いです。映像や音の細かな作り込み、ファーストガンダムへのオマージュ的な演出(台詞だけでなく映像面でも)、そして迫力のモビルスーツ戦など、2 回目の視聴というのもあるのでしょうが、劇場よりも BD のほうがより細かいところに目が届きやすいと感じました。

今回のエピソードは序盤から中盤への橋渡しであり、いろいろと設定や状況の説明をしなくてはならない回でもあるので、全体的に台詞が多め。見せ場の MS 戦はシナンジュの圧倒的な強さを際立たせる必要もあってか伯仲とはいかず、一方的ですらあります。「ジェガンの美学」を見せつけられた episode 1 に比べると、派手さはあるもののやっぱり緊迫感には欠けるかなあ・・・そのあたりは episode 3 に期待ということで。

次回 episode 3 の公開は思ったより早く、来年 3 月とのこと。想像以上のクオリティで仕上がってきている本作だけに、今から楽しみですねー。

投稿者 B : 23:52 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/11/07 (Sun.)

バック・トゥ・ザ・フューチャー 25th アニバーサリー BD-BOX

バック・トゥ・ザ・フューチャー 25th アニバーサリー Blu-ray BOX

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ちょっと遅ればせながらという感じですが。

普通に買えるだろうと思って発売日に量販店に行ったらなんと売り切れ。しかも一店舗だけじゃなくて大手家電量販店系は軒並み在庫切れという状況で、慌てて Amazon に発注しました(Amazon でも一時在庫切れ状態だった)。

この作品は DVD-BOX も持っているんですが、BD で久々に視聴したら改めてこの映画の面白さを噛みしめました。もう何回も観た作品なので、ストーリーも結末も分かっているにも関わらず、クライマックスになると必ずハラハラドキドキさせられてしまうのは、脚本だけじゃなく演出も良いからでしょうか。『スター・ウォーズ』はもう台詞もある程度暗記してしまうくらい観たのでドキドキは少ないですが(笑)、『インディ・ジョーンズ』シリーズなんかも同じように今観てもドキドキしますね。最近のハリウッド映画はどうも先が読めてしまうというか、こういう類のシンプルなドキドキ感を味わえる作品に久しく出会えていないように思います。

この BD-BOX は映画の 25 周年を記念して発売されたので、それ相応の楽しみ方というものがあると思います。劇中では 1985 年、1955 年、2015 年、1885 年の 4 つの時代を行き来することになりますが、その「未来」である 2015 年は、現実ではもう 5 年先に迫ってきています。
ということで 5 年後の未来を想像するとスケートボードにはタイヤはついたままだろうし、クルマだって空は飛びそうにないし、靴のサイズ自動アジャスト機能っぽいものは実現してるけど服のサイズは合わせてくれないだろうし自動乾燥機能もつかなさそう(笑)。でも壁掛けの大画面テレビや一画面マルチチャンネル表示は現時点でも実現できているし、テレビ電話も 5 年後ならもっと普及していそう。"YOU'RE FIRED!"を大量に送りつけてきた FAX は残念ながらかなり廃れていますが、指紋センサーのドアロックは技術的にはもう実現できていて、あとは商用としてどれくらい一般化するかというレベルに来ています。
そう考えると、機械工学系は 25 年前の予想に到達できていないけど、電気・情報工学系はかなり良いセン行ってるんじゃないですかね?技術の進歩と同時に陳腐化や技術流出も激しい世界なので、1955 年の場面で「粗悪品」というネタで扱われた "MADE IN JAPAN" は、もしこの映画が今作られていたら "MADE IN KOREA" か "MADE IN CHINA" あたりに取って代わられているような気がします(笑。

あと、Part I の「魅惑の深海パーティー」で、1955 年にビフの舎弟がアナグリフ式(赤青)の 3D メガネをかけている映像は、今観ると妙に感慨深い(笑。

さて、BD-BOX ということで画質が気になるところだと思いますが、正直びっくりしました。HD がなかった時代の映画の BD 化というと「大作であれば、過大な期待を持たずに観れば十分高画質だと思える」程度のものが多いように思います。が、この BD-BOX に関しては、当時のフィルムにこれだけの情報量が記録されていたのか!と軽く感動してしまう高精細さです。解像感がありすぎて、SFX で合成されたシーンが昔よりもショボく見えてしまうほど(ぉ。というのはむしろ誉め言葉で、DVD-BOX を持ってる作品をまた買い直すのもなあ・・・と少し躊躇したのは間違いだった、と言っていいほどの満足感です。

まあ「5 年後」にセル BD の市場が生き残っていたら、さらに豪華仕様で「30 周年記念 BD-BOX」がまた出そうな気がしますが、それはそのときになったら考えよう(´д`)。

投稿者 B : 22:25 | Foreign Movie | Movie | コメント (2) | トラックバック

2010/10/31 (Sun.)

機動戦士ガンダム UC episode 2 イベント上映 @横浜ブルク 13

昨日から劇場公開されているのをさっそく観てきました。

機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]

機動戦士ガンダム UC

episode 1 の出来が非常に良かったので、半年間ずっと楽しみにしていました。テレビシリーズの開始当初は骨太のストーリーを予感させたのに最終的に微妙な方向に行ってしまった某映画の後だけに、口直しには最適だと思います(ぉ。

ストーリーはネタバレのない範囲で説明すると、「赤い彗星の再来」と通称されるフル・フロンタルが登場し、愛機シナンジュとともにユニコーンガンダムと対峙する・・・という、フロンタル対バナージの初対決を中心に描かれています。あと、episode 1 の最後で期待を持たせるだけ持たせておいてぶった切られたユニコーンガンダムの初戦闘シーンもちゃんと収録されているので、ご安心を(笑。
モビルスーツ戦はほぼ初めてなバナージと熟練したフロンタルの対比を際立たせた演出なのでバトルの「手に汗握る感」はもう少し食い足りないところはありますが、戦闘シーン自体は episode 1 よりも遙かにパワーアップしていると思います。もちろん、あの名台詞も出てきます。

全体的にハマり役の声優揃い、特にサイアム・ビストの声をファーストガンダムでナレーションを務めた永井一郎が当てている時点でグッと来てしまう本シリーズにありながらも、やはり池田秀一演じるフル・フロンタルの声が流れてくると、映像がさらに締まる印象がありますね。また、原作でも過去のシリーズを彷彿とさせる台詞や演出がいくつも登場していますが、そういうシーンが映像でどのように再現されるか?という楽しみ方もありだと思います。

また、劇場でのイベント上映では冒頭に episode 1 のダイジェスト映像が 10 分ほど挿入されています。しかもナレーションは池田秀一。ダイジェストは内容的によく編集されているので、これはこれで必見。おそらく BD/DVD 版にも映像特典として同じものが収録されているはずです。

横浜(桜木町)のブルク 13 というシネコンには初めて行きましたが、キャパが小さいながらも悪くないですね。施設が新しいせいもあってか(UC を観たスクリーンは DLP プロジェクタでした)画質が比較的良く、音響も悪くない。ただハコが小さくて試聴距離が近いので、席によってはサウンドスクリーンの孔がモアレっぽく見えて少し気になるかもしれません。中央の通路より少し後ろのほうの席を指定するのが良いかなと思いました。でも、そこさえクリアできれば、HD 画質をそれなりに楽しめるシネコンとして積極的に通ってみたいと感じました。

episode 1 のときは劇場で確保できた BD の先行発売は、今回は見事に売り切れ。2 日目だったからでしょうが、限定数とはいえ少なすぎでしょ・・・。先行販売は定価売りだし安く買えるほうがいいんだからねっ!と自分に言い訳しつつ(ぉ)とりあえずその場で Amazon にオーダーしましたが、届くまでの 2 週間近く、PlayStation Store でのレンタル配信をガマンしきれる自信がない(汗。

機動戦士ガンダム UC episode 2 『赤い彗星』 [Blu-ray]

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投稿者 B : 21:44 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/10/22 (Fri.)

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ @TOHO シネマズ 六本木ヒルズ

あまり話題にもなっていないというか、F1 ファンでもなければ公開されていることすら知らないかもしれない映画ですが、観に行ってきました。

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ

昔書いたとおり、私の思春期における最高のヒーローはセナであり、間違いなく私がテクノロジー志向の人生を選んだ最初のきっかけのひとつです。セナの記録のほとんどはミハエル・シューマッハーに破られ、現代ではアロンソやヴェッテルといった若い才能が新たな時代を創っていますが、私にとっての史上最高のレーシングドライバーはセナ。これはたぶん一生変わらないと思います。

HD や 3D といった今の映画のトレンドとは全く無関係な、古くは 30 年近く前の映像の蔵出し。テレビで放映された映像の録画と思われるソースも多数使われており、画質なんて望むべくもありません。ある意味淡々とセナのレーシングドライバー人生を綴っただけの映像で、ほとんどがセナの映像と実際にセナに関わった人々へのインタビューで構成されるため、変に作ったようなストーリー性もなし。果たしてこれが「映画」という体をとる必要があったかどうかわかりませんし、セナの偉業と人物像を知らなければ、何が面白いのか理解できないかもしれません。
でも、ナファンであれば、最近ではあまり観ることも少なくなったセナの写真以外の映像やその走りを改めて観ることができるだけでも、高い価値がある映画だ、と私は感じました。

内容はセナファンであれば知らないエピソードはほとんどないというくらい、よく知られた話ばかりで構成されていますが、元恋人シューシャとの映像をはじめ、ブラジル国内のテレビ番組(?)の映像は未見でしたし、F1 参戦初年度、雨のモナコを一人異次元のスピードで駆け抜けるセナのトールマン・ハートの凄まじさは、当時まだ F1 を見ていなかった私(私が知っているのはマクラーレン時代から)にとっては新鮮なものでした。
また、全般的にセナ・プロの確執と F1 の政治的側面に関するセナの苦悩を軸に描かれていて、逆にそれ以外の要素は大幅にカットされています。ホンダとのエピソードや、できれば観たいと思っていた 1992 年のモンテカルロでのマンセルとの激闘なんかも完全スルーだったのは、日本のファンとしては少し残念ではあります。

実は、私は 1994 年のイモラ(サンマリノ GP)の映像は正直、今まで観ることができませんでした。どうしても勇気が出なかったから・・・なのですが、この映画を観る以上は「その映像」は避けては通れないので、意を決しました。
なんというかもう、あの年のサンマリノの映像はそれだけで重苦しい空気が漂っていて、胸が締め付けられそうな、耐え難いものを感じます。金曜日のバリチェロの大クラッシュ、土曜日のラッツェンバーガーの事故死、それだけでも胸が苦しくなるのですが、この映画で初めて「その瞬間」をまじまじと観て、本当に涙が止まらなくなりました・・・。

・・・さておき。

久しぶりに目にした 1980 年代後半~1990 年代前半の F1 の映像は、改めて見ると現代の F1 とは大きく異なっていますね。オンボードカメラの映像は現代よりも振動が大きく、コックピットもドライバーの肩が剥き出さんばかり。スピードは今のほうが明らかに高いにも関わらず、当時の映像のほうが明らかにスピードの恐怖を疑似体験することができ、またドライバー自身が奮闘する様子が強く伝わってきます。今の F1 が「クルマをコントロールする」という感覚に見えることに比べれば、まさに「クルマをねじ伏せ、従えて走る」という形容が相応しい。いかに現代の F1 がレギュレーションで様々なハイテク装備が禁止されても、実体は電子制御の塊であることがよく分かります。
時代が違うから直接比較できないとは思いますが、あえて言うならば現代の F1 はドライバーさえも F1 マシンを構成する部品の一つにすぎないのに対して、当時の F1 はドライバーが暴れ馬のようなマシンを支配し、一体化することで異次元のスピードを実現していたような気がします。その中でもストイックに速さを追求し、勝つこと以上に「誰よりも速く走る」ことにこだわり続けたセナの姿は、今でも尊敬に値すると思う。

この映画はドキュメンタリー形式の語り口もあって、何か教訓とかメッセージが込められているわけではありませんが、アイルトン・セナという偉大なレーサーの足跡を記し、我々の幼い頃の憧れをまた呼び起こしてくれるという意味で、非常に深い意義があると思います。BD が出たら映像のアーカイブ目的で買ってみようかな、と思っています。

投稿者 B : 23:12 | F1 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック