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2010/11/07 (Sun.)

バック・トゥ・ザ・フューチャー 25th アニバーサリー BD-BOX

バック・トゥ・ザ・フューチャー 25th アニバーサリー Blu-ray BOX

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ちょっと遅ればせながらという感じですが。

普通に買えるだろうと思って発売日に量販店に行ったらなんと売り切れ。しかも一店舗だけじゃなくて大手家電量販店系は軒並み在庫切れという状況で、慌てて Amazon に発注しました(Amazon でも一時在庫切れ状態だった)。

この作品は DVD-BOX も持っているんですが、BD で久々に視聴したら改めてこの映画の面白さを噛みしめました。もう何回も観た作品なので、ストーリーも結末も分かっているにも関わらず、クライマックスになると必ずハラハラドキドキさせられてしまうのは、脚本だけじゃなく演出も良いからでしょうか。『スター・ウォーズ』はもう台詞もある程度暗記してしまうくらい観たのでドキドキは少ないですが(笑)、『インディ・ジョーンズ』シリーズなんかも同じように今観てもドキドキしますね。最近のハリウッド映画はどうも先が読めてしまうというか、こういう類のシンプルなドキドキ感を味わえる作品に久しく出会えていないように思います。

この BD-BOX は映画の 25 周年を記念して発売されたので、それ相応の楽しみ方というものがあると思います。劇中では 1985 年、1955 年、2015 年、1885 年の 4 つの時代を行き来することになりますが、その「未来」である 2015 年は、現実ではもう 5 年先に迫ってきています。
ということで 5 年後の未来を想像するとスケートボードにはタイヤはついたままだろうし、クルマだって空は飛びそうにないし、靴のサイズ自動アジャスト機能っぽいものは実現してるけど服のサイズは合わせてくれないだろうし自動乾燥機能もつかなさそう(笑)。でも壁掛けの大画面テレビや一画面マルチチャンネル表示は現時点でも実現できているし、テレビ電話も 5 年後ならもっと普及していそう。"YOU'RE FIRED!"を大量に送りつけてきた FAX は残念ながらかなり廃れていますが、指紋センサーのドアロックは技術的にはもう実現できていて、あとは商用としてどれくらい一般化するかというレベルに来ています。
そう考えると、機械工学系は 25 年前の予想に到達できていないけど、電気・情報工学系はかなり良いセン行ってるんじゃないですかね?技術の進歩と同時に陳腐化や技術流出も激しい世界なので、1955 年の場面で「粗悪品」というネタで扱われた "MADE IN JAPAN" は、もしこの映画が今作られていたら "MADE IN KOREA" か "MADE IN CHINA" あたりに取って代わられているような気がします(笑。

あと、Part I の「魅惑の深海パーティー」で、1955 年にビフの舎弟がアナグリフ式(赤青)の 3D メガネをかけている映像は、今観ると妙に感慨深い(笑。

さて、BD-BOX ということで画質が気になるところだと思いますが、正直びっくりしました。HD がなかった時代の映画の BD 化というと「大作であれば、過大な期待を持たずに観れば十分高画質だと思える」程度のものが多いように思います。が、この BD-BOX に関しては、当時のフィルムにこれだけの情報量が記録されていたのか!と軽く感動してしまう高精細さです。解像感がありすぎて、SFX で合成されたシーンが昔よりもショボく見えてしまうほど(ぉ。というのはむしろ誉め言葉で、DVD-BOX を持ってる作品をまた買い直すのもなあ・・・と少し躊躇したのは間違いだった、と言っていいほどの満足感です。

まあ「5 年後」にセル BD の市場が生き残っていたら、さらに豪華仕様で「30 周年記念 BD-BOX」がまた出そうな気がしますが、それはそのときになったら考えよう(´д`)。

投稿者 B : 22:25 | Foreign Movie | Movie | コメント (2) | トラックバック

2010/10/31 (Sun.)

機動戦士ガンダム UC episode 2 イベント上映 @横浜ブルク 13

昨日から劇場公開されているのをさっそく観てきました。

機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]

機動戦士ガンダム UC

episode 1 の出来が非常に良かったので、半年間ずっと楽しみにしていました。テレビシリーズの開始当初は骨太のストーリーを予感させたのに最終的に微妙な方向に行ってしまった某映画の後だけに、口直しには最適だと思います(ぉ。

ストーリーはネタバレのない範囲で説明すると、「赤い彗星の再来」と通称されるフル・フロンタルが登場し、愛機シナンジュとともにユニコーンガンダムと対峙する・・・という、フロンタル対バナージの初対決を中心に描かれています。あと、episode 1 の最後で期待を持たせるだけ持たせておいてぶった切られたユニコーンガンダムの初戦闘シーンもちゃんと収録されているので、ご安心を(笑。
モビルスーツ戦はほぼ初めてなバナージと熟練したフロンタルの対比を際立たせた演出なのでバトルの「手に汗握る感」はもう少し食い足りないところはありますが、戦闘シーン自体は episode 1 よりも遙かにパワーアップしていると思います。もちろん、あの名台詞も出てきます。

全体的にハマり役の声優揃い、特にサイアム・ビストの声をファーストガンダムでナレーションを務めた永井一郎が当てている時点でグッと来てしまう本シリーズにありながらも、やはり池田秀一演じるフル・フロンタルの声が流れてくると、映像がさらに締まる印象がありますね。また、原作でも過去のシリーズを彷彿とさせる台詞や演出がいくつも登場していますが、そういうシーンが映像でどのように再現されるか?という楽しみ方もありだと思います。

また、劇場でのイベント上映では冒頭に episode 1 のダイジェスト映像が 10 分ほど挿入されています。しかもナレーションは池田秀一。ダイジェストは内容的によく編集されているので、これはこれで必見。おそらく BD/DVD 版にも映像特典として同じものが収録されているはずです。

横浜(桜木町)のブルク 13 というシネコンには初めて行きましたが、キャパが小さいながらも悪くないですね。施設が新しいせいもあってか(UC を観たスクリーンは DLP プロジェクタでした)画質が比較的良く、音響も悪くない。ただハコが小さくて試聴距離が近いので、席によってはサウンドスクリーンの孔がモアレっぽく見えて少し気になるかもしれません。中央の通路より少し後ろのほうの席を指定するのが良いかなと思いました。でも、そこさえクリアできれば、HD 画質をそれなりに楽しめるシネコンとして積極的に通ってみたいと感じました。

episode 1 のときは劇場で確保できた BD の先行発売は、今回は見事に売り切れ。2 日目だったからでしょうが、限定数とはいえ少なすぎでしょ・・・。先行販売は定価売りだし安く買えるほうがいいんだからねっ!と自分に言い訳しつつ(ぉ)とりあえずその場で Amazon にオーダーしましたが、届くまでの 2 週間近く、PlayStation Store でのレンタル配信をガマンしきれる自信がない(汗。

機動戦士ガンダム UC episode 2 『赤い彗星』 [Blu-ray]

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投稿者 B : 21:44 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/10/22 (Fri.)

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ @TOHO シネマズ 六本木ヒルズ

あまり話題にもなっていないというか、F1 ファンでもなければ公開されていることすら知らないかもしれない映画ですが、観に行ってきました。

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ

昔書いたとおり、私の思春期における最高のヒーローはセナであり、間違いなく私がテクノロジー志向の人生を選んだ最初のきっかけのひとつです。セナの記録のほとんどはミハエル・シューマッハーに破られ、現代ではアロンソやヴェッテルといった若い才能が新たな時代を創っていますが、私にとっての史上最高のレーシングドライバーはセナ。これはたぶん一生変わらないと思います。

HD や 3D といった今の映画のトレンドとは全く無関係な、古くは 30 年近く前の映像の蔵出し。テレビで放映された映像の録画と思われるソースも多数使われており、画質なんて望むべくもありません。ある意味淡々とセナのレーシングドライバー人生を綴っただけの映像で、ほとんどがセナの映像と実際にセナに関わった人々へのインタビューで構成されるため、変に作ったようなストーリー性もなし。果たしてこれが「映画」という体をとる必要があったかどうかわかりませんし、セナの偉業と人物像を知らなければ、何が面白いのか理解できないかもしれません。
でも、ナファンであれば、最近ではあまり観ることも少なくなったセナの写真以外の映像やその走りを改めて観ることができるだけでも、高い価値がある映画だ、と私は感じました。

内容はセナファンであれば知らないエピソードはほとんどないというくらい、よく知られた話ばかりで構成されていますが、元恋人シューシャとの映像をはじめ、ブラジル国内のテレビ番組(?)の映像は未見でしたし、F1 参戦初年度、雨のモナコを一人異次元のスピードで駆け抜けるセナのトールマン・ハートの凄まじさは、当時まだ F1 を見ていなかった私(私が知っているのはマクラーレン時代から)にとっては新鮮なものでした。
また、全般的にセナ・プロの確執と F1 の政治的側面に関するセナの苦悩を軸に描かれていて、逆にそれ以外の要素は大幅にカットされています。ホンダとのエピソードや、できれば観たいと思っていた 1992 年のモンテカルロでのマンセルとの激闘なんかも完全スルーだったのは、日本のファンとしては少し残念ではあります。

実は、私は 1994 年のイモラ(サンマリノ GP)の映像は正直、今まで観ることができませんでした。どうしても勇気が出なかったから・・・なのですが、この映画を観る以上は「その映像」は避けては通れないので、意を決しました。
なんというかもう、あの年のサンマリノの映像はそれだけで重苦しい空気が漂っていて、胸が締め付けられそうな、耐え難いものを感じます。金曜日のバリチェロの大クラッシュ、土曜日のラッツェンバーガーの事故死、それだけでも胸が苦しくなるのですが、この映画で初めて「その瞬間」をまじまじと観て、本当に涙が止まらなくなりました・・・。

・・・さておき。

久しぶりに目にした 1980 年代後半~1990 年代前半の F1 の映像は、改めて見ると現代の F1 とは大きく異なっていますね。オンボードカメラの映像は現代よりも振動が大きく、コックピットもドライバーの肩が剥き出さんばかり。スピードは今のほうが明らかに高いにも関わらず、当時の映像のほうが明らかにスピードの恐怖を疑似体験することができ、またドライバー自身が奮闘する様子が強く伝わってきます。今の F1 が「クルマをコントロールする」という感覚に見えることに比べれば、まさに「クルマをねじ伏せ、従えて走る」という形容が相応しい。いかに現代の F1 がレギュレーションで様々なハイテク装備が禁止されても、実体は電子制御の塊であることがよく分かります。
時代が違うから直接比較できないとは思いますが、あえて言うならば現代の F1 はドライバーさえも F1 マシンを構成する部品の一つにすぎないのに対して、当時の F1 はドライバーが暴れ馬のようなマシンを支配し、一体化することで異次元のスピードを実現していたような気がします。その中でもストイックに速さを追求し、勝つこと以上に「誰よりも速く走る」ことにこだわり続けたセナの姿は、今でも尊敬に値すると思う。

この映画はドキュメンタリー形式の語り口もあって、何か教訓とかメッセージが込められているわけではありませんが、アイルトン・セナという偉大なレーサーの足跡を記し、我々の幼い頃の憧れをまた呼び起こしてくれるという意味で、非常に深い意義があると思います。BD が出たら映像のアーカイブ目的で買ってみようかな、と思っています。

投稿者 B : 23:12 | F1 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/10/11 (Mon.)

劇場版 マクロス F ~イツワリノウタヒメ~ [Blu-ray]

劇場版 マクロス F ~イツワリノウタヒメ~ Hybrid Pack [Blu-ray]

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観ました。

映画自体の感想は劇場公開時のとおりなので詳細は省きますが、私にしては珍しく劇場に二度足を運んだ作品であり、それくらい気に入っています。ストーリーそのものはテレビ版のリメイク&アレンジですが、どちらかというとシェリルのライヴシーンが良い。菅野よう子のすごさを再認識しました。

でも BD 化されて改めて感じたのは、この手のアニメ映画はもう劇場で観るより自宅の直視型ディスプレイでカリカリの高画質を堪能したほうが楽しめるということですね。『ポニョ』は例外的に映画館のプロジェクタでも十分でしたが、『』『SW』『UC』あたりは劇場だと画質はアマアマだし素速い動きに映像が追従できていないし、BD 版のほうが良いと感じました。最近のアニメ作品では全体的に細かく描き込まれたカリカリの画がハイスピードで動く演出が多いというのもあるでしょうが、ユーザー側もそういうのを好む傾向があると思います。機材等の上映環境も分からず、また作品ごとに画質が最適化されているとも限らない劇場(特にシネコンや古い劇場)は封切り直後の熱気や自宅では出せない大音量、そして映画館という場の雰囲気を味わう場所と割り切ろうかな・・・と最近は思っていたりいします。

ちょっと話が脱線しましたが、この BD。PS3 用ゲームの体験版が同じディスク上に収録されているということで、映画本編のビットレートがやや不安ではありましたが、テレビ版の BD を上回るカリカリの高精細な映像が楽しめます。また、手書きの画とモデリングされた CG が馴染むような処理が施されていて、テレビ版よりも観ていて違和感が少なくなっていますね。このあたりはここ 1~2 年のアニメ作品に共通する特長と言えますが、メカものは CG 作画がかなり一般的になってきたので、ありがたいところ。
音のほうは、初見時には「あれっ?」というくらい大人しい音作りでした。が、調べてみたらデフォルトがリニア PCM 2ch になっているじゃないですか(;´Д`)ヾ。手動で DTS-HD MA 5.1ch にしたところ、劇場で味わった音響が甦ってきました。でも、自宅で使っているサラウンドヘッドホン MDR-DS7000 だと低音が弱すぎて、音楽と戦闘の SE がキモであるこの映画では全然物足りません。本当はアンプを通してスピーカ+ウーファを思い切り鳴らしてやりたいところだけど、せめてヘッドホンを DS7100 にアップグレードしてやりたくなってきたな・・・。

ついでに、ディスクに収録されていた「マクロス トライアルフロンティア」のほうも少しプレイしてみました。

詳しく調べていませんが、このゲームは単発ものなのかな?劇場版の後編公開あたりに合わせて正式版が発売されそうなボリューム(タイトルからして「トライアル」だし)で、単にプレイするだけなら 1 時間もあれば一通りできてしまいますが、アニメで動いていた VF-25 メサイアバルキリーが HD 解像度で操作できる!というのは、なかなか燃えるものがあります。特にプラモの製作に苦労した挙げ句、変形が難しすぎてそうそういじれなくなってしまった身としては、グリグリ動かせるだけで楽しい(笑。
でも私はもともと FPS はあまり得意ではないほうなのに、操作系はけっこう複雑なので、美しいプレイをしようと思うとかなり難しい。でも適当に飛んで撃ってるだけでもそれなりに進められてしまうから爽快感はけっこうあるかな?BD のおまけ扱いではありますが、PS3 を持ってるなら一度プレイしてみても損はないと思います。

投稿者 B : 21:54 | Anime | Game | Movie | PS3 | コメント (0) | トラックバック

2010/09/23 (Thu.)

劇場版 機動戦士ガンダム 00 @チネチッタ

観てきました。

劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-

機動戦士ガンダム 00 -A wakening of the Trailbrazer-

まだ公開から日が浅く、しかもこの映画について語ることはネタバレを避けて通れないので、念のためネタバレ防止策を入れておきます。










2 期にわたったテレビシリーズは、最初のうちはあまり期待していなかったんですが、なんだかんだでハマってしまい、トランザムのバーゲンセール状態(笑)から始まった戦力の異常インフレとか、戦術予報という名の力押しによる戦闘(ぉ)とか、脳量子波交信による裸祭り(ぉ)とか、いろいろとツッコミどころはありながらも、全体としてみるとけっこうおもしろいと感じていたのは事実です。概念というか理想そのものになろうとする主人公・刹那の言動に共感するところもあり。なので、テレビシリーズで散々張り巡らされた伏線にどうオチをつけるのか?という興味もあって、劇場公開はけっこう楽しみにしていました。

この作品はテレビシリーズの頃からアーサー・C・クラークとの『2001 年宇宙の旅』や『2010 年』の影響を色濃く受けており、SF ファン的な面でもいろいろと刺激される部分はありました。が、劇場のスクリーンに映し出されるにあたり、これらの映画へのオマージュと言えるような映像がふんだんに盛り込まれており、かなり狙ってるなー、と感じます。また、『逆シャア』へのオマージュと思われる箇所もいくつか紛れていて、SF とガンダムを愛するクリエイター達が自分たちの好きな映像を作りたかったんだろうな、というのが画面の隅々から伝わってきました。

しかし、この映画は、いわゆる「ガンダム」のフォーマットではなく、むしろ SF 映画、中でも宇宙人とのファーストコンタクトものの典型的な手法で描かれています。未知の異星体「ELS」の恐怖を描いた前半なんかは、特に SF ホラー的な要素が強い。
「ガンダム」の名がつく作品の中でこういった表現を行うこと自体には挑戦を感じましたが、『2001 年』『2010 年』をベースにあのアニメやあのアニメ、あの映画・あの映画・あの映画あたりを掛け合わせてガンダムで割ったような感じの「なんか見覚えのある」設定や映像も多く、そこまでの新規性は感じませんでした。

ストーリーに関しては、「戦争根絶と相互理解」をずっと掲げてきた『ガンダム 00』というシリーズなら、完結編はこういう結末しかあり得ないんだろうな、という至極真っ当なまとめ方になっています。が、ちょっと唐突すぎるというか、「本当にこれで良かったの?」と感じるところもあり、同じ余韻を持たせた終わり方をするのであれば『逆シャア』のようなまとめ方もあったんじゃないか・・・と思います。でも、今までのどのガンダムでも描けなかった結末を、制作陣は描きたかったんだろうな、というのは理解できる。
でも、私の他にも観終わった後になんか複雑な顔をしているお客さんが多かったので、これはきっと賛否両論が分かれる作品であることは、間違いないと思います。結末だけでなく、途中にも「えっ?」という場面がいくつもあって、多少のことでは呆れないつもりで臨んだ私ですら、4~5 回はお口があんぐりしてしまったのは事実。幕引き後の気分としては、『まごころを、君に』を見終わった瞬間の気分に通じるものがありました(あそこまでひどくはないにしろ)。

戦闘シーンの描写は非常に派手でスピード感もあり、速すぎてちょっとついていけなくなりそうなくらい気合いが入っています。といってもマクロス的なミサイルとビームの世界なので、逆シャアのような白兵戦の醍醐味がないのが、私にはちょっと物足りないですが。

総じて、演出や映像はとても良かったけど、肝心の脚本がちょっと・・・。なんというか、「劇場版ガンダム」として見た場合には、こういう作風はサイドストーリーや外伝ならアリだろうけど、本流の完結編としてはもっとスッキリしたものが求められているんじゃないかな?と思います。

まあ作品に納得いってなくても映像的にもう少しじっくり観たい部分もあるから、BD 出たら買うと思いますけどねー(笑。

投稿者 B : 00:00 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/09/06 (Mon.)

時をかける少女 [Blu-ray]

ぼちぼち夏も終わりかけていますが、まだ夏と言える気候のうちに観ておこうと思って。

時をかける少女 [Blu-ray]

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テレビ放送でも DVD でも観ているので、かれこれ 3~4 回目ですが、『サマーウォーズ』を観たらこの作品も改めて BD で観ておきたくなって購入しました。

DVD 版でもじゅうぶんに高画質で、PS3 あたりのアップコン機能を使えば大画面でも観られてしまうものだと感じたものでしたが、やっぱり BD はもとから入っている情報量が違い、改めて楽しむことができました。
青い空が単なる塗り絵じゃなくて微妙な表情をつけた塗りが施されていることや、人物の輪郭線が完全に黒じゃなくてグレーがかっていることがこの作品の「現実性の中の非現実性」を際立たせていること、そして背景の描き込みや登場人物の細かな動き、などが堪能できるのは BD ならでは。ただし全体的に画質はソフトで線も太め(これはあえてこういう作画なんでしょうが)というセル画を意識したような作りになっているので、CG 作画のみっちりカリッとした最近のアニメのつもりで観ると、ちょっと物足りなさを感じるかもしれません。でも、タイムリープのシーンの作り込みの細かさなんかは HD 制作のアニメ作品らしさを感じることができるでしょう。

この作品は細田監督の出世作ですが、ストレートに青春していて、清々しさと切なさが絶妙にミックスしていて、なんか忘れかけていた気持ちを思い出させてくれるような作品で、何度見てもじーんと来てしまいます。『サマーウォーズ』も大好きな作品ですが、世界観がシンプルで登場人物が少ないぶん、『時かけ』のほうが作品としてはまとまりが良く、完成度が高い気がしますね。もし『サマーウォーズ』を観ていてこの作品を未見なら、一度観てみることをおすすめします。

噂によると次回作も『時かけ』『SW』の主力メンバーをそのまま引き継いで準備中とか。公開時期は分かりませんが、今から楽しみです。

投稿者 B : 00:13 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/08/21 (Sat.)

硫黄島からの手紙

硫黄島からの手紙

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父親たちの星条旗』に引き続き、日本側の視点で描かれたこの作品を鑑賞。

この手の映画って、双方の視点から描かれると決まって敗けたほうの作品のほうが重い内容になりがちだと思いますが、予想どおりこの映画もなかなかに重い内容でした。『父親たちの~』のほうは何だかんだで半分ほどはアメリカ本土での人間ドラマでしたが、こちらの映画は最初から最後まで硫黄島の戦場。重いし、凄惨な映像も多いし、観るのに体力使いました。

『父親たちの~』を観たときにも感じたとおり、戦場の兵士にとって戦争の中で最も重要なのは「自分と仲間の生命を守ること」である、というのがやはりこの 2 作品のテーマなのでしょうか。戦争の当事者に「されてしまった」兵士にしてみれば、戦争の大義や目的はそんなに重要じゃなくて、結局は目の前の敵を倒して自分が生き延びることが全てなのだろうと思います。
私は「万歳!」と叫びながら特攻していく兵士の気持ちはちょっと理解できないし、米兵にしてみればそれは気味が悪いことなのだろうと思います。でも、守るべき対象を「皇国」ではなく「家族や同胞」と読み替えれば、私もその気持ちは解る気がします。たぶんこの映画の登場人物たちも、同じような思いで戦場に立っていたんじゃないでしょうか。

内容が重いので正直何度も観ようとは思いませんが、心に残る作品でした。日本人だからかもしれませんが、『父親たちの~』より良かった。

投稿者 B : 00:57 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/08/16 (Mon.)

『スター・ウォーズ』BD-BOX 発売へ

スター・ウォーズのBlu-ray BOXが2011年秋に米国発売 (AV Watch)

おお!ようやくスター・ウォーズの BD-BOX の発売に関する情報が。といっても現時点では米国での話で、しかも一年後ですが、日本向けもこれとそう遠くない時期に発売になる可能性は高いでしょう。

こないだの BS hi での放送が画質的にあまり満足できるものではありませんでしたが、今回は「最高画質/音質で収録するという」ことなので、改めて高画質な HD マスターが作られることを期待。
未公開シーンが追加になる、という情報もありますが、未公開シーンも良いけどせっかく BD なんだから、EP4~6 は劇場公開版・特別篇・DVD バージョンのそれぞれで再生できるようにしておいてほしいところです。特に EP6 のラスト、アナキンの霊体が DVD 版で差し替えられてしまったのが個人的には納得いってないので・・・。

でもその前に『ロード・オブ・ザ・リング』の BD-BOX もまだ買ってないし、10 月には『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の BD-BOX も出るし、一年後までに買う BD はまだまだいろいろあります。全部数年前に DVD を買い揃えたものばかりなので、またメディアチェンジで映画会社に搾取されるのかよー、とも思いますが(´д`)。

投稿者 B : 23:45 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/08/14 (Sat.)

父親たちの星条旗

父親たちの星条旗

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帰省の電車の中で観ました。といっても 5 月に BS で放送していたものの録画ですが。

私は学生の頃までは「戦争はいけないこと」という当たり前のことを文字通りに受け止めすぎていて、どちらかというと戦争に関する物事を見聞きすることすらタブーに近い感覚で忌避してきました。が、社会に出てから、(「戦争はいけないこと」という前提は持ちつつも)戦争が起こる背景やいち経済人として経済に与えるさまざまな影響を知っておきたい、そして日本人の尊厳が問われる近年では一人の日本人として「自分なりの歴史観」を持っておく必要がある、という考えから、戦争にまつわる書物や情報、芸術に目を逸らさないでおこうと意識しています。

この映画も先日『グラン・トリノ』を観てからイーストウッド作品に興味を持ったのがきっかけでしたが、昔の私ならば避けていた類の作品だったかもしれません。特にアメリカ映画は戦争を肯定するような内容のものが多く、それが私が戦争映画を避ける理由の一つでもあったのですが、この映画はそんなアメリカの戦争映画とは一線を画していると感じました。
結局、戦争に大義が必要なのは戦争を始めよう/続けようとする層の人に過ぎず、多くの兵士にとっては「自分と仲間の生命を守ること」こそが戦争の中で目的とすることである。正義なんて主観の問題に過ぎない・・・ということを、この映画は静かに、雄弁に語ってくれています。イーストウッドらしく重い語り口ではありますが、確かに観て良かった。

このままの流れで『硫黄島からの手紙』も観ようと思います。

投稿者 B : 23:12 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/08/13 (Fri.)

借りぐらしのアリエッティ @109 シネマズ川崎

観てきました。

借りぐらしのアリエッティ

宮崎駿、ではなくジブリの「若手」とされる新人・米林宏昌氏(従来は作画監督等を担当)が監督した作品。ジブリの若手というともう『ゲド戦記』がトラウマになっていますが、同じく若手監督の作品である『耳すま』は良かったので(残念なことに近藤喜文監督は夭逝してしまいましたが)、本作も期待半分、心配半分で観に行きました。

人間の家に「借りぐらし」する小びとが主人公の映画だけあって、舞台はその小びとが住む家。その敷地からほとんど出ることがなく物語が完結するので、ジブリ映画に期待しがちなスペクタクルは残念ながらありません。でも、小びとの視点で見ると「人間の家」であってもいかに冒険に満ちた世界であることか!映像表現や SE(サウンドエフェクトのほう)の効果で、映画の前半はまるで自分も小びとの一員になったかのようなアトラクション感に包まれました。

この作品の主人公は最近のジブリ映画の例に漏れず女性ですが、最近のジブリ映画には珍しいタイプのヒロインだったのが非常に興味深く感じました。
今までのジブリ映画のヒロインはほとんどが何かの特殊能力を持ち、自立した精神を持っていたと思います。極端に言えば、男性の助けを必要としていないヒロインが多い。それはもしかしたら宮崎駿の女性観でもあるのかもしれません。でも本作のアリエッティは「小びと」ではあるものの何の特殊能力も持たず、これから自立しようとする一人の少女に過ぎません。そもそも弱い生き物である「小びと」であることもありますが、アリエッティが(行動力や芯の強さは感じるものの)「守ってあげたい」と感じさせる存在であることが、もしかしたら男性の視点から見たときに今までのジブリ映画とは少し違った感情移入を促しているんじゃないかと思います。

ジブリの後継者問題についてはとやかく言われるようになって久しいですが、私はこの映画を観てそんなこと心配に値しないんじゃないかと思いました。黙っていても人物や動物の動きの躍動感、背景の描き込みやタッチといったところで「ジブリらしさ」を感じられるのだし、別に宮崎駿と高畑勲のフォーマットをいつまでも踏襲していなくたって、より良い映画さえ創ってくれればいいと思います。

正直なところジブリ映画としては地味な部類に入る作品で、空飛ばないし黒いドロドロも出てきません(笑。幼児連れで行って楽しめる映画ではないと思いますが、逆に大人がしっとりと楽しめる良い映画になっていると思います。音響的にも面白いので、AV アンプのサラウンド機能の本領を発揮させてやるにも良さそうなので、早くも BD の発売が楽しみになりました。

投稿者 B : 21:05 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック