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2011/06/20 (Mon.)

借りぐらしのアリエッティ [Blu-ray]

借りぐらしのアリエッティ [Blu-ray]

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劇場で観た映画ですが、気に入ったので BD パッケージも購入しました。

本作は世の中的には「ジブリにしては地味」という評価のようですが、私はこの作品の空気感が好きなので、気にしません(´д`)。地味で悪いか!
確かにこの作品には天空の城も王蟲もデイダラボッチも出てきませんが、小びとにとってみれば草むらは森だし、用水路は河だし、人間の家はダンジョンだし、猫や狸はモンスター。今までにない切り口で、我々にとって当たり前の世界を冒険の舞台にした映像・音響表現は、ワタシ的にはツボ。

ただ、ストーリーを難病の少年と小びとの少女との心の触れ合いを描いた物語と取るか、少年の無邪気な好奇心と余計な親切心が小びとの一族から棲み家を奪う物語と取るかで、作品に対する印象がガラッと変わってしまう部分は否めません(´д`)。もうちょっと考えようよ翔君・・・。
クライマックスに向かって盛り上がり、スッキリ終わるラピュタのような作品とは違い、盛り上がりも小さめで終わりも見ようによってはスッキリしない、地味と言われても文句は言えない作品ですが、私は好き。

BD には初回特典として「アリエッティの洗濯ばさみ」がついてきました。

借りぐらしのアリエッティ [Blu-ray]

作中のこの洗濯ばさみは、アリエッティの身長を考えると人間の指先くらいのサイズしかなく、そんな洗濯ばさみないやろ!洗濯ばさみを髪留めにしたかっただけやろ!と突っ込みたくなる設定ですが(笑)この BD のおまけは人間サイズ。ウチの長女(5 歳)の髪をまとめるとちょうどいいくらいの大きさでした(※本品は対象年齢 15 歳以上です)。まあ、正直これを使うかと言われれば微妙・・・。

ちなみに劇場公開が迫っているジブリの次回作『コクリコ坂から』は、宮崎五朗氏が監督なんですよね・・・。『ゲド戦記』が正直あんまりな出来で、私にしては珍しく DVD を買わなかったジブリ映画なので今回もかなり心配ですが、とりあえず劇場には足を運んでみると思います(´・ω・`)。

投稿者 B : 23:44 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2011/05/10 (Tue.)

魔法少女まどか☆マギカ

かなり乗り遅れ感はありますが、話題になっていたこの作品を私もようやく観てみました。

魔法少女まどか☆マギカ

しかも GW 中に最初から最後まで 2 回通して観てしまったくらいツボに入ったという(笑。

意外に思われそうですが、私はそんなにアニメ好きというほどではないので、ガンダム系とジブリ以外はあまり新作を追っかけていないのです。エヴァ(テレビ版も新劇版も)やマクロス F も、途中から人に勧められるなり強引にビデオを貸されるなりして観たのがきっかけ。
最近では Twitter や blog のおかげでこういうものの情報が求めなくても入ってくるので、以前に比べればアニメを観る機会は増えました。が、この作品に関しては当初「大きいお友達向けのプリキュア的なもの」くらいのイメージしか持っておらずスルーしていたところ、主に Twitter 上で普段それほどアニメの話をしない人までも巻き込んだ話題になっていたので、徐々に気になってきていました。

で、観てみたら・・・面白いじゃないですか!こんなの絶対おかしいよ!!(ぉ

内容や考察については感想リンクのまとめWiki でもう散々語られているので省略しますし、あのラストについても賛否両論だろうとは思いますが、個人的にはある程度しっくりいく締め方だったかなと。
少しだけ内容に触れておくと、タイトルにこそなっていますが少女たち自身が「魔法少女」であることはテーマではなく、人の「希望」と「絶望」について描かれた話だったと理解しています。主人公がピンチになったからといって奇跡が起きるような少年誌的展開はなく、きちんと辻褄が合う話(ま、最終回のアレはいろいろ解釈もありますが)。願いを叶えるには相応の対価が必要、という話はなんか『鋼の錬金術師』に似てるなー、と思ったら、調べてみるとどちらもゲーテの『ファウスト』を下敷きにプロットされた物語だったと知り、合点がいきました。
私は「最終回に主人公の特殊能力でみんな解り合え、病気や怪我や争いごとも万事解決ハッピーエンド!」みたいなご都合主義は嫌いで、ややダークな切り口、敵味方もきっぱり分かれておらず、かつ終わりも「必ずしもハッピーエンドじゃないかもしれないけど、見方によってはハッピーエンド」みたいな話が好きなんだろうと思っています(たぶん、つまりダークヒーローやダークファンタジー好き)。なので、脚本は私にどストライクでした。

個人的には、この作品は全体の構成と一つ一つの台詞が非常に秀逸だったと感じました。話題になる作品といえば、多くは伏線っぽいものをたくさんばら撒いておきながらその多くが「雰囲気作り」にすぎず、最後まで回収されないという、「風呂敷を広げるだけ広げて畳まない」ことも少なくありませんが(逆に回収されないからこそ解釈の余地がある、という見方もあるでしょうが)、この作品ではそのほとんどをきっちりと回収して・・・というよりもむしろ最終回を起点にそれまでの内容・台詞・演出・小道具に至るまでを全て計算ずくで配置したかのような緻密さを感じました。こういう作り込みが細かいところもまた私の好み。2 回目を観ると「この演出はこういう意味だったのか!」という発見がものすごく多くて驚きます。
また、ある部分は分かりやすく、ある部分はマニア向けの謎解きにすることによって、間口の広い作品になっていると思います。が、「ゆるめのキャラデザインで典型的な魔法少女フォーマットに見える」という企画そのものが本作の間口を狭めているのは、皮肉としか言いようがありません。

ということで、もし私のように先入観だけでスルーしている人がいたら、これは観たほうがいいですよ。

私はどうするかなー、『ファウスト』読むかなー。でも古典文学苦手なんだよなぁ(´д`)。

魔法少女まどか☆マギカ 1 [Blu-ray]

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投稿者 B : 00:21 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2011/05/06 (Fri.)

ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1 [Blu-ray]

ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1 Blu-ray & DVD セット スペシャル・エディション

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先月発売になっていた BD。尺が長くて時間に余裕がないと観れない映画なので、GW に観ました。本当は、どうせ Part1/2 の BD-BOX が出るだろうからそれまで待つか、と思っていたんですが、ウチの奥さんが観たいと言ったので(劇場公開時には私一人で観に行った)買ってきました。BD と DVD がセットになってますが、私はもう DVD メディアはほぼ使ってないので要らないんだよねえ・・・。

感想は劇場公開時に書いたので省略しますが、やっぱり原作を読んでいないと映画だけ 2 度観てもイマイチ理解できない部分が散見され、そろそろ原作読まないといけないかもなあ、と思いました。ただあの分厚い本を買うのも躊躇われるので、電子書籍化希望。
ひとつだけ、BD で改めて観て思ったのは、時間の都合でいろいろ端折られている代わりに、主人公 3 人の関係性についてはかなり丁寧に描かれていて、この Part 1 はそこにフォーカスすることでクライマックスへの伏線にしているのかも、ということです(私は結末を知らないので、あくまで想像ですが)。そうだとすれば、あれやこれやの描写が略されていることにも、ある程度納得です。

あと、この BD/DVD にも膨大な特典映像が収録されていて、さすがに全部は観きれないので少しだけ観たんですが、1 作目が公開されてからもう 10 年経つんですね。新作が公開されるたびに「この映画は主人公 3 人の(登場人物としてだけでなく、俳優・人間としての)成長を見守るお話なんだなあ」と思いながら観てはいましたが、10 年前の映像を改めて観ると、3 人の成長には本当に目を見張らされてしまいます。あんなに可愛い子どもたちだったのに、ハリーは立派な俳優だし、ハーマイオニーは美しい大人の女性だし、ロンはすっかりおっさんだし!(ぉ

そして気がつけば Part 2、つまり完結編の公開まであと 2 ヶ月あまりじゃないですか。ついに終わっちゃうのかー、と思うと、楽しみであり、寂しくもあり。

投稿者 B : 23:09 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2011/05/01 (Sun.)

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ [Blu-ray]

今日は「あの日」からちょうど 17 年目にあたる日。アイルトン・セナの命日です。3 月 21 日、セナの 51 回目の誕生日に発売されたこの BD をしばらく買いそびれていたんですが、ようやく買って鑑賞しました。

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ コレクターズ・エディション [Blu-ray]

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一度劇場に観に行った映画なので、内容はよく分かっているんですが、それでもやっぱり「あの日」の映像は何度観ても本当に辛い。
ちなみに BD ではありますが、ソースのクオリティが DVD 以下(ほとんどがテレビ放送された 4:3 の映像(マスターでないテープもかなり混ざっていると思われる)を、さらに上下を切って 16:9 の画角に合わせている)なので、正直 DVD 版でも画質はそんなに変わらないと思います。劇場のスクリーンで観たときはかなり厳しい画だと感じましたが、家庭用のテレビで観る分にはまだ何とか観られるかな。内容的にはドキュメンタリーで、映画館で上映する必然性をさほど感じなかったので、むしろこういったパッケージメディア向きの作品なんじゃないかと思います。

なお、この映画の公式 Twitter によると、この BD/DVD の売上の一部は東日本大震災の被災地への義援金として寄付されるそうです。

セナ財団ヴィヴィアーニ・セナさんからのメッセージです。 この度の震災で被災された皆様に対し、「アイルトン・セナ~音速の彼方へ」ブルーレイ、DVDの売上の一部を寄付させていただくことに致しました。現在、皆様が日々示されている母国愛に対し、心からの尊敬の念を表したいと思います。
アイルトンは、いつも日本の皆様をとても称賛していましたし、皆様と同じように困難を乗り越える決意と強さを、生涯を通じて追求していました。アイルトンが人生を懸けて勝利を重ね、3度のワールドチャンピオンを決することができた日本、アイルトンをいつも愛し気に掛けてくださっていた日本の復興に今回のブルーレイ、DVDが少しでもお役に立てればと思います。 ヴィヴィアーニ・セナ(アイルトン・セナの姉/アイルトン・セナ財団代表)より

私のセナへの思い出が、巡り巡って東北の復興に少しでも貢献できるのであれば、こんなに嬉しいことはありません。

気がつけば、私もあと 2 ヶ月足らずでセナが亡くなった年齢と同じ歳になってしまいます。ロッカー 27 歳寿命説でもないのでだからどうということはないんですが(笑)、この歳にしてセナが達していた境地を思うと、自分はまだまだだなあ・・・と思いつつ、それでも日々自分にできることを精一杯尽くし、それが世界を未来に進めるためのほんのひとつまみの力になれれば、と改めて決意しました。

投稿者 B : 23:48 | F1 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2011/04/08 (Fri.)

機動戦士ガンダム UC episode 3 『ラプラスの亡霊』 [Blu-ray]

機動戦士ガンダム UC episode 3 『ラプラスの亡霊』 [Blu-ray]

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発売日を迎えたのに Amazon から一向に発送メールが送られてこないので、キャンセルして量販店で買いました(´д`)。

イベント上映で一度観ている映像なので内容については多くを語りませんが、やっぱり前半のクライマックスだけあって最も密度が高く、作り手のメッセージも伝わってくる回ですね。戦闘シーンの迫力や緊迫感もさることながら、痺れる台詞・泣ける演出が多い。繰り返し観ようと思ったところで大規模な余震(っていうレベルじゃねーぞ!)のおかげでそれどころではなくなりました(;´Д`)ヾ。

映像のクオリティに関しては、今回は六本木ヒルズの TOHO でのイベント上映が十分高画質だったので自宅のテレビで観ても新たな発見はないかな・・・?と思ったら、戦艦やがアップになったときの表面処理(よく見るとベタ塗りじゃなくて汚しのようなテクスチャを入れてあるように見える)なんかも描き込まれていて、非常に手が込んでいることに改めて気づかされました。でもやっぱり作画はフル HD のディスプレイで見ると線がちょっと太い(というか一本調子)ので、もうちょっと繊細に表現してほしいところ。まあ、全体的に非常にクオリティが高いので、重箱の隅をつつくようなツッコミではありますが。

次回はこの秋。あと半年の辛抱といったところでしょうか?次回はシリーズで初めて地球が舞台。政治的な動きも含め、さらに深く重くなっていく作品を制作陣がどう描くのか非常に楽しみです。

投稿者 B : 01:03 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2011/03/08 (Tue.)

機動戦士ガンダム UC episode 3 イベント上映 @TOHO シネマズ 六本木ヒルズ

PlayStation Store での配信も始まっていますが、やっぱり毎エピソード一度ずつは劇場の大画面で堪能しておきたいと思い、観に行ってきました。

機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]

機動戦士ガンダム UC

ネタバレになるので詳細は避けますが、今回のエピソードで全体の折り返し地点にあたるということで、非常に密度が濃い!冒頭からパラオ攻略戦の緊迫したバトルシーンで始まりますが、最後まで断続的に戦闘シーンなので、なかなか息がつけません。ちょっと詰め込みすぎ感があるくらいなので、もう少し尺をとってじっくり見せてほしかったような気すらします。
原作者の福井晴敏氏自ら「後半は前半の 1.5 倍くらいずつある」と言っているくらいなので、今後もっと重く濃くなっていく残りのエピソードがあと 3 回で収まるのか微妙に不安(;´Д`)ヾ。まあ変にダイジェストになるくらいなら、時間を使って最後まで良い作品に仕上げてほしいので、ハリポタみたいに最終話が前後編になったりしても許します(`・ω・´)。

という感じで見どころが多い本作ですが、今回はエコーズのダグザとガランシェール隊のギルボアのカッコ良さがキモのひとつだったんじゃないでしょうか。個人的には、ガンダムはオッサンが活躍してナンボだと思ってるので(笑)この描かれ方はかなりツボ。ところでギルボアの中の人って教育テレビ『いないいないばあっ!』のワンワン(古い話では『たんけんぼくのまち』のチョーさん)の人ですよ・・・もう明日から朝の『いないいないばあっ!』を見る目が変わりそう(;´Д`)ヾ。
ほかにも、マリーダの過去(小説読んでる人ならネタバレ済みですが、映像化するには際どい設定。まあこのあたりがギリギリのラインか、という描き方になっています)とか、前 2 作以上にアツさを増す戦闘シーンとか、ようやくアクションシーンが出てきたデルタプラスとか、小説版には出てこなかった新モビルスーツとか、懐かしい MS とか、非常に濃密な 1 時間。結局劇場先行販売の BD は買えずじまいだったんですが、BD の一般発売が待てずに PS Store でダウンロードしてしまいそうな自分がここにいます(´д`)。

映画館は今回は六本木ヒルズの TOHO シネマズ(SCREEN5)に行ったんですが、ここが画音質ともにかなり良かったです。この劇場は今までダメダメな XpanD の 3D を初体験した『AVATAR』とソースがあまりにも古いセナの映画しか観たことがなかったので、本来の実力を知りませんでした(´д`)。
この映画館での上映はおそらくデジタルソースを DLP プロジェクタで再生していますね。直視型ディスプレイの画質に慣れきってしまった身としては、最近ではフィルム上映の映画館に行って画質に満足することはもうなくなってしまったのですが、ここの画質は(少なくとも本作に関しては)自宅の BRAVIA で観るのと変わらないほどシャキッとした鮮明さでコントラストも高く、HD ソースのアニメーション作品としては初めて劇場の画質に満足したように思います。逆に、12.7×5.3m のスクリーンでは作画の輪郭線が太くて一本調子なのが気になってしまい、もっと細かく描き込みが欲しくなってしまったほど。余談ですが、ここのプロジェクタについて調べていて SCREEN7 が 4K SXRD というあこすたむさんのエントリーにヒットしてしまい軽く吹きました(笑。
ちなみに音については音楽がメインじゃないので部分的な評価になりますが、JBL のスピーカを使っているようで、映画の BGM・SE の範囲では音質・ヌケ・各チャンネルのつながりともに十分良いように感じました。時間を作ってここでもう一度サヨナラノツバサを観たいと思ったくらい。今後、画音質重視の作品はできるだけこの映画館を使うようにしようと思いました。

episode 4 は今秋公開とのこと。また半年のブランクになりますが、まずは来月発売の BD を楽しみに待ちたいと思います。先行販売分が買えなかったけど、一般販売分が Amazon なら¥2,500 も安く買えるからいいんだい(´・ω・`)。

機動戦士ガンダム UC episode 3 『ラプラスの亡霊』 [Blu-ray]

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投稿者 B : 00:20 | GUNDAM | Movie | コメント (2) | トラックバック

2011/03/01 (Tue.)

劇場版 マクロス F 恋離飛翼 @チネチッタ

先週末から公開されている『サヨナラノツバサ』を昨日、観に行ってきました。

劇場版 マクロス F 恋離飛翼 ~サヨナラノツバサ~

劇場版 マクロス F 恋離飛翼 ~サヨナラノツバサ~

封切り 3 日目にして席にはそれなりに余裕があったので心配になりましたが、料金が¥1,000 になる映画の日前日だったからだと思いたい(´д`)。

まだ公開直後なので、ネタバレしないように少し行間を入れておきます。











前編である『イツワリノウタヒメ』がかなり良い出来だったので、後編も期待していました。前編のほうは TV 版のストーリーをなぞりながら新要素を入れ、後半に進むにつれて展開が変わっていく、という構成でしたが、後編は TV 版の流れを踏襲しながらも完全に別物と言える内容になっています。
特に「三人の主人公のトライアングラー(三角関係)に決着がつく」と言われたラストに関しては、うやむやのまま終わってしまった TV 版とは違い、一応ちゃんとした決着がつけられています。それもランカ派、シェリル派を問わず全ての観客を納得させようと思ったらそれしかないだろうなあ、それでいて観客それぞれに想像・理解の幅を持たせている、という巧みなラストだったんじゃないでしょうか。ちょっと伏線を張りすぎで、途中でラストが半分読めてしまったのは残念でしたが・・・。
でも、この劇場版が唯一の完結編、というよりは、TV 版のストーリーに対する(恋愛シミュレーションゲーム等でいうところの)別ルートという印象を持ったので、今後「もうひとつの完結編」みたいなコンテンツ展開はあっても良いのかもしれません。あったらあったで「もういいよ!」と思うかもしれませんが(笑。
また、TV 版では各登場人物の行動の動機がイマイチ明確でなかった部分も多く、展開で見せているように感じたものでしたが、今回は映画という短い尺の中で納得感ある見せ方をしようと各キャラクターの核が明確化された印象で、感情移入しやすかったですね。TV 版の放映から時間が経過し、制作側、観客側の双方でキャラクターへの理解が進んだこともあると思いますが。

戦争ではなく理解を、という未知との遭遇ものとしては昨年の劇場版ガンダム 00 も似たような手法をとっていますが(というか後半の展開があまりにも似すぎていて、00 がマクロス F のストーリーを下敷きにしているのではないかと思ったほど)、どうにもモヤモヤした結末になってしまった 00 に対して、本作はそれなりにスッキリ終わらせてくれた(ラストについてはツッコミどころはいろいろあるにせよ)のではないでしょうか。

映画の構成、そして音楽という点では『イツワリノウタヒメ』がいきなりテンション垂直立ち上げ、そして後半に向けてもう一盛り上がり、というスピード感のあるつくりでしたが、『サヨナラノツバサ』に関しては(同様にライヴステージから始まるものの)ややスロースターターな印象。序盤はストーリーをじっくり展開させる必要があったのでそうしたのでしょうが、没入感が前作ほどではなかったので「あれっ?」と思いました。でも後半のたたみかけ感が強烈で、終幕後の印象としては『イツワリノウタヒメ』よりも完成度が高かった!と感じたので、この構成は成功だったんでしょうね。
ただ、クライマックス直前でアノ人とアノ人がああなってしまった時点でその後の展開が読めてしまったので、そこはちょっともったいなかったです。

画音質については、チネチッタという時点で最初からあまり期待していませんでした。輪郭がアマアマでコントラストが低く見えるのは自分が直視型ディスプレイを見慣れてしまったから仕方がないとしても、ヌケの悪い音響は音楽が主役の一人であるこの作品を楽しむにはいかにも力不足。早く BD 版を入手して自分の環境で楽しみたいです。

映画全編を通じて、河森正治監督以下スタッフやキャストの作品への愛や「作り手が楽しみながらも自己満足に終わらず、観客を一緒に楽しませようとしている」感がありありと伝わってきて、とても良い作品だと思いました。機会があればもう一度劇場に足を運びたいくらい。東京近郊で音のいい映画館があったら、教えてください(笑。

投稿者 B : 23:29 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2011/01/07 (Fri.)

『スター・ウォーズ』BD-BOX 発売決定

「スター・ウォーズ」が9月にBlu-ray-BOX化 -AV Watch

やっとキタ!発売は秋ですが、この日をどんなに待ち望んだことか。
購入はもちろんコンプリート BOX 一択でしょう。

ただ、気になるのは EP6 のラストシーン。WOWOW で一挙放送されたときのように、大団円に登場するアナキンがセバスチャン・ショウ(中年時代のベイダー役)ではなくヘイデン・クリステンセン(青年時代のアナキン役)に差し替えられているバージョンだったらやだな(´д`)。せっかく BD なんだから、好きなバージョンで再生できるように作っておいてほしいところですが。

さておき、発売が今から楽しみです!

スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイ BOX [Blu-ray]

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投稿者 B : 23:06 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/12/25 (Sat.)

劇場版 機動戦士ガンダム 00 -A wakening of the Trailblazer- [Blu-ray]

劇場版 機動戦士ガンダム 00 -A wakening of the Trailblazer- [Blu-ray]

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劇場で観てとても微妙な気持ちになった本作ですが、とりあえず BD を確保しました。
最初、Amazon での価格差も思ったほど大きくないし、と思ってよく調べもせずに COMPLETE EDITION のほうを発注していたら、某氏に「そんな分厚いパッケージで大丈夫か?」と言われ、見てみたらあり得ないほど厚かったので、慌てて通常版をオーダーし直し(´д`)。特典はそんなに要らないし・・・。まあ、サマーウォーズと違って発売当初から廉価版パッケージも用意されているのは、よしとしましょう。

賛否両論あるこの映画ですが、未知との遭遇ものの SF ホラーとしては(どっかで観たようなシーンが多いものの)よくできていると思います。ただ、個人的にはラストシーンでぶち壊されてしまったという印象が強い。同じような結末でも、違う表現ならばもう少し納得感もあったというもの・・・と思うと、なんだか悔しいですね。
ぶち壊しという点では、当初は現実の延長線上にある世界観と「戦争根絶」という重いテーマの組み合わせで、今までにない「大人のガンダム」を作り上げてくれるかと思いきや、セカンドシーズンでは単純な勧善懲悪系の話にすり替えられ、トランザムライザーの高濃度圧縮粒子という超ご都合主義的設定で万事解決・・・みたいな子供騙しで強引にまとめられてしまったときにも感じたので、この映画もその意味では「イオリア計画の範囲内」だったのかもしれません(ぉ。

他にも、ストーリー上イマイチ活かし切れていないキャラ(マリナとかグラハムとかアンドレイとか新キャラのデカルトとか)とか伏線が多くてなんだかもったいないですね。映画の尺の都合上、SF ホラーの部分にフォーカスしなければさらに散漫になっていたのでしょうが、それならば設定自体をもう少しシンプルにしておいたほうが良かったはず。

今回は BD の話なので BD について語ると、画質は素晴らしいの一言。映画館のプロジェクタでは追い切れなかった細かな描写やモビルスーツの動きは、やはり直写型ディスプレイでこそ実感できます。本作に出てくるモビルスーツはギミックが凝ったものが多いのですが、劇場での初見時には気づかなかった動作やギミックが「ああ、これはこうなってたのか」とじっくり鑑賞することができたのは良かったです。むしろ、最初から劇場に行かずに BD だけ買った方が幸せになれたかも(´д`)。

とりあえず 00 はこれでパッケージメディアまで含めて完結したので、これで心置きなく UC の episode 3 を待てます(笑。

投稿者 B : 23:59 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/12/24 (Fri.)

天空の城ラピュタ [Blu-ray]

これは当然買っとかないと。

天空の城ラピュタ [Blu-ray]

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ナウシカからわずか 5 ヶ月でのリリースとは、恐れ入りました。

何度か書いているとおり、私はジブリ映画の中ではラピュタが一番好きです。「エンタテインメントであること」をまず最優先していて、メッセージ性は二の次なので、最近のジブリ作品と違って見ていて飽きない疲れない。ナウシカも良い作品ですが、あれは原作を読むと評価が 180 度変わってしまうので、単体の映画として完璧に完成されていて、かつ男の子の夢が詰まっているラピュタのが私にとってはベスト。中盤、要塞でパズーがシータを救出するシーンは、ドキドキワクワクする演出と久石譲の音楽のシンクロが完璧すぎて、何度観ても興奮のあまり泣けます。というか泣きました(ぉ

そんなラピュタの BD 版ですが、画質に関しては AV Watch の「買っとけ! Blu-ray」に私が感じたことをほぼ全て網羅されてしまったので、ここで書くべきことがもうありません(´д`)。

【買っとけ! Blu-ray/DVD】[BD]「天空の城ラピュタ」 -AV Watch

今回、改めて DVD 版と BD 版を見比べてみたんですが、この記事にあるとおりあまりの画質差に愕然としました。今まで DVD で「こんなもんか」と思っていた画質が、今見ると明らかにディテールは潰れているし色も全然薄い。BD で塗りが天然色になったことで、今まで以上に「冒険活劇」としてのラピュタの躍動感が強く伝わってくるようになっています。

また、解像感も比べものにならないくらい上がっていて、DVD 版はこれ DVD のスペックすら活かせてないでしょ?と言いたくなるほどの潰れ具合だったのが、ディテールが克明に見えるようになったことで、天空に浮かぶラピュタの城塞部の質感や戦艦ゴリアテの重厚感など、オリジナルはこうだったのか・・・!ということを改めて感じることができるようになりました。
そして何よりも違いが分かるシーンといえば、序盤にパズーとシータが坑道に迷い込むシーンで、坑道の岩に飛行石の成分が含まれているから灯りを消すと坑道の天井がまるで星空のように・・・という箇所。DVD では単に星のように点々と光って見えるだけの岩石が、微妙に明滅しているのがハッキリと見て取れます。ここってこんなに美しいシーンだったのか、と改めて驚嘆しました(「買っとけ!」で指摘があるように、このシーンのポム爺さんのくだりでは逆にソースの解像感のなさが見えてしまってもいますが)。

このほか、ナウシカと同様にフィルムのグレインは残っているし、画面の揺れもごくたまに気にはなるのですが、フィルムがナウシカよりも少し新しいせいか、それともマスタリングにナウシカで得た経験をフィードバックできているせいか、フィルムに起因する画質の不満点はナウシカに比べれば微々たるもの。この BD はラピュタファンであれば永久保存版に値する画質ではないでしょうか。これは文句なしに買って損はない BD だと思います。

投稿者 B : 23:59 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック