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2010/01/03 (Sun.)

2010 年 [Blu-ray]

2010 年の正月休みに絶対観るつもりだった BD を鑑賞しました。

2010 年 [Blu-ray]

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言わずと知れた『2001 年宇宙の旅』の続編にあたる作品です。DVD も持っているのですが、繰り返し観ている『2001 年~』と違い、最後に観たのが 7~8 年前なので、正直断片的にしか記憶になく、新鮮な気持ちで再鑑賞しました。

本作は前作『2001 年~』で置かれた謎のいくつかの解決編という位置づけをとっているので、『2001 年~』だけでは分からなかった部分が明らかにされ、また希望をもたせてくれるラストのおかげで鑑賞後はある程度スッキリした気分になれます。が、肝心のモノリスの正体が不明であったり(小説版では描かれているようですが)、映画そのものが説明的なつくりで『2001 年~』が持っていた神秘的な要素に欠けているのがちょっと残念なところ。SF 映画のありようとしてはこれで良いのだと思いますが、映画表現の素晴らしさという点では『2001 年~』より地味な印象は否めません。でも原作のアーサー・C・クラークが『2010 年』の映画化にあたりキューブリック以外の監督を要望したとのことなので、クラークが表現したかったのはこういう方向性なのだろうと思います。

BD 的観点では、画質はこれよりもはるかにオリジナルマスターが古いはずの『2001 年~』に比べても明らかに精細さに欠け、BD の画質としては物足りないものです。もちろん DVD のアップコンに比べれば全然きれいなのですが、マスタリングに愛がないなあ・・・と言わざるを得ません。まあ『2001 年~』に比べると地味で知名度も低い映画なので、あまり予算を割いてもらえていないのでしょうが、それにしても残念です。

舞台となった 2010 年(劇中では年単位での航行という設定なので、実際の木星圏での出来事は 2012 年頃だと思われますが)を現実の今と見比べてみると、劇中ではソ連が健在で米ソの冷戦構造がまだ続いていたり、パンナム航空が存続していたり、当時では考えられもしなかったような変化が起きていることが確認できます。小道具に目を向けても、コンピュータの UI は劇的に変わっていますし、そもそも劇中ではブラウン管モニタがまだ主流だったり、やはり「時代だなあ」と思わせる表現が多数見られます。
でも、HAL 9000 の主記憶装置であるホログラムメモリはまだ実用化されておらず、それ以前に有人の木星探査船が飛ばせるところまで宇宙開発が進んでもいません。そういう意味では、まだまだ人類は 40 年前に我々が想像したレベルを超えられていないのかもしれません。

劇中では匂わす程度で説明もほとんどありませんが、小説版では衛星エウロパに生命体がいる設定がはっきりと描写されているらしいですね。木星というロケーション、2010 年というタイミングから考えても、今年公開予定のあの映画で描かれる「来るべき対話」は、クラークの小説にかなりのインスパイアを得ているものと推測されます。作中にはオマージュ的な表現がいくつか見られるので、改めて探してみるのも面白いかも。

投稿者 B : 20:10 | Foreign Movie | Movie | コメント (1) | トラックバック

2009/12/30 (Wed.)

AVATAR @TOHO シネマズ 六本木ヒルズ

話題の 3D 映画を私も観てきました。

AVATAR

AVATAR

正直なところ、あらすじを知った時点ではさほど興味が湧かなかったのですが、今年は 3D 映画元年、来年は 3DTV 市場も立ち上がってくるとあって、今年の 3D 映画の決定版ともいえる本作は観ておかねばならないだろうと思い、劇場に足を運んでみました。

ストーリーは最初の 30 分でオチまで読めてしまったくらい、「いかにもハリウッド」な展開。主人公ジェイク・サリーの下半身不随という設定が、アバターとしての彼との対比という演出に生きているなー、と感心した程度でした。
でも映像表現や惑星パンドラの設定、クリーチャーやメカの設定など、ディテールの作り込みや背景設定が素晴らしく、それがこの物語の舞台となる「パンドラ」のリアリティであり、この映画の見どころのすべてじゃないかと思います。『ナウシカ』~『もののけ姫』あたりのジブリ映画と 90 年代以降の SF 映画や日本のアニメ作品の影響を受けているような描写も散見されましたが、逆にそれらが 3D で表現されるとこうなるのか、という点では興味深いものでした。

肝心の 3D に関しては、私が行った六本木ヒルズは東宝系なので、「XpanD」という方式を採用していました。

XpanD 方式の 3D メガネ

これがその 3D メガネ。3D 映画には XpanD・RealD・IMAX・Dolby 3D の 4 方式がありますが、XpanD は今のところ最大手のようです。
このメガネがまた重くて・・・しかもアメリカ人仕様なのか、鼻あてが低くて、日本人としては標準的な鼻の高さだと思われる私でも、しょっちゅうメガネの位置を直していないとずり落ちてくるという有様でした。なるべく落ちてこないように、と頭の角度に気を遣っていたら、肩が凝って仕方がない(´д`)。重さに関しては時間(に伴う技術の進歩)が解決してくれるとして、メガネの形状についてはもう少し日本人に最適化するなり、バリエーションを用意するなりすべきじゃないかと。
ちなみにこのメガネですが、左右のレンズにシャッターが内蔵されていて、映像に連動して左右のシャッターが交互に高速で開閉することで視差を作り出し、立体感を見せているようです。その動作のための受光部が眉間のところにあるので、メガネの位置を直そうとして指でメガネの中央部を押すと、受光できなくなって一瞬映像がブレるという・・・。ちなみにこの方式ではどうしても映像が暗くなりがちなのも、欠点と言えば欠点ですかね。

私は CEATEC などの展示会を除けば、作品としての 3D 体験は今回が初めて。映画が始まってしばらくは 3D の映像に慣れず、少し違和感があったのですが、ものの 10 分もすれば目が見方を覚えたのか、だんだん分かってきました。この作品自体が 3D を分かりやすく見せるための演出をしてくれているせいもありますが、確かに 3D は面白いですね。物が手前方向に飛んでくるときはつい避けそうになってしまいますし、滝から落ちるシーンでは身体の丹田のあたりの重力がすっと抜けるような不快感を覚えました。周りを見てもそういうシーンで声を上げたり、体をつい動かしてしまう人が少なくないようで、それだけのリアリティと没入感があるということなのだと思います。
ただし欠点もあって、上記のメガネの問題や映像の暗さの問題だけでなく、前方の座席(私は前から 5 列目中央の席でした)ではスクリーン両端での視差が大きくなるのか、画面の左右では映像がブレて見えるという問題がありました。おそらく後ろのほうの席では軽減されるでしょうが、立体感は前方の席のほうが感じられると思うので、3D 上映では今まで以上に座席のポジション取りが重要になる気がします。

六本木ヒルズの TOHO シネマズには今回初めて入ったのですが、やはり外国人やカップル客がかなり多いですね。本作は 3D 上映の話題性で来ている人が多いと思いますが、照明が落ちてから最前列でデジカメのフラッシュを焚いて自分撮り(おそらく 3D メガネをかけている姿を撮っていたと思われる)している外国人客がいて、かなりゲンナリしました(´д`)。

あ、ちなみに東宝系の映画館限定で、本編直前の宣伝で FFXIII の 3D 版トレーラーが上映されます。もともと 3D 映像のために作られた映像ではないものを無理矢理 3D 化しているようで、映画本編と比較すると 3D 映像表現としては今一歩な感もありますが、今まさにプレイしている見覚えのある映像が 3D で観られるというのはちょっと感動モノです。FFXIII プレイヤーであれば、この映像を観るために東宝に行く価値があるかもしれません。

投稿者 B : 18:20 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/12/25 (Fri.)

崖の上のポニョ [Blu-ray]

長女へのクリスマスプレゼント。

崖の上のポニョ [Blu-ray]

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というか、BD が出たら自分が観るために買うつもりだったのが、いつの間にか長女の今年のクリスマスプレゼントはサンタさんからの他にパパからポニョの DVD をもらうことになってたという(´д`)。店頭で DVD のパッケージを見るたびに娘が「欲しい」というのを、「ブルーレイが出るまで待って」と制していたので・・・。
劇場公開時には子どもを両親に預けて奥さんと二人で観に行ったので、長女は BD がこの映画の初見。固まったまま観ていました(笑。

画質は素晴らしいの一言。BD だとどうしても輪郭カリカリ&塗り絵的なアニメが多い中、この映画のために開発されたという「ポニョフィルター」の効果か、解像感は非常に高いのに何故か柔らかさを感じるという、独特な画質に仕上がっています。「しっとりとした」という表現が似合いそうな子どもたちの肌の柔らかさが伝わってくる線と肌色の塗り、クレパスで描かれたような背景画の温かな質感が絶品。この二つの共存は劇場ではなかなか感じられなかったもので、自宅の直視型ディスプレイでこそ楽しめるものだと思います。
宮崎駿は劇場公開の画質に全てを懸けており、本人はパッケージの流通を重視していないといいますが、玉石混淆で当たり外れの差が大きい劇場よりも、ちゃんと画質を追い込んだ自宅シアターで楽しんだほうが制作者本来の意図を正しく再現できることが多いのでは?と最近は思いますね。AV アンプなんかは最近は音場自動補正機能が標準搭載になってきていますが、テレビにもソースに合わせた画質自動補正機能がそろそろ欲しいかも。

ストーリーは『人魚姫』をはじめとしていくつかの伝承から引用されているので、深読み要素はたくさん散りばめられているし、深読みする楽しさもある作品だと思いますが、それでもピュアな気持ちになって子どもと一緒に観るのがこの作品の真の楽しみかたなんだろうなーと思います。たぶん冬休み中は毎日何度もリピートで見せられることになるだろうけど(´д`)。

投稿者 B : 21:55 | Anime | Movie | コメント (5) | トラックバック

2009/12/22 (Tue.)

ハリー・ポッターと謎のプリンス [Blu-ray]

ハリー・ポッターと謎のプリンス [Blu-ray]

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ハリー・ポッターシリーズ最新作の BD。劇場にも足を運びましたが、お約束ということで買って観てみました。

回を重ねるごとに暗く重くなり、ファンタジー活劇というより物語の核心や登場人物の内面に迫る展開になってきているので、初期のシリーズとは異なり子どもと一緒に楽しめるような作品にはなっていないと思います。また、連作の完結編一歩手前にありがちな展開として、内容的にはやや「つなぎ」の側面が強いことも確か。長い映画なので、ちょっと気合いを入れないと観れない点は否めません。
また、原作のほうは巻を重ねるほど長くなっているにも関わらず、映画のほうは基本的に尺が変わらないので(最終話は前後編になるので時間的に長くなりますが)、ストーリーのまとめかたにややムリヤリ感が出てきているような気がします。登場人物の行動の動機が描ききれておらず、ラブストーリーの要素が強まってきた本作では「えっ、何でそこでそうなるの?」と思ってしまった場面もちらほら。うーん、これはやはり原作読まないといけないかなあ・・・。

今作は全般的にアクションシーンが少ないので、そういう向きには物足りないかもしれませんが、そのぶんクライマックスでのダンブルドア校長の見せ場にはグッとくるものがありました。最終章はたくさんの登場人物が死にそうなので、その点ちゃんとした見せ場のあったダンブルドア校長は幸せかもしれません(笑。

画質的にはおそらくシリーズの中で最も暗く、色あいの少ない画だと思うので、ディスプレイの調整が難しいところ。あまりコントラストを強めすぎないで階調を残しつつ、でも暗部の表現が特に難しいので、やっぱり通常の液晶テレビだと辛いものがありますね。手持ちの BRAVIA X5050 ではスタンダードモードベースだと黒浮きが気になり、シネマモードベースだと逆に黒が潰れてしまってディテールがつかめない。プラズマか DLP プロジェクタ、あるいは部分制御 LED バックライトの液晶テレビ(BRAVIA XR1 シリーズとか)で鑑賞したいものです。

投稿者 B : 23:06 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/12/13 (Sun.)

『サマーウォーズ』が BD/DVD 化

VAP、細田守監督「サマーウォーズ」を3月にBD/DVD化 (AV Watch)
サマーウォーズ [Blu-ray]

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夏に劇場で観て以来楽しみにしていた『サマーウォーズ』の BD/DVD の発売日が決定。ここ数日、細田守監督ご本人の Twitter でのつぶやきで、オーディオコメンタリーの収録やリマスタリング作業の話題が出ていたので、楽しみにしていました。

しかし、BD 版で 1 万円超えはちょっと高いよ・・・・゜・(つД`)・゜・。特典が充実しているのは分かるんですが、個人的にはグッズ系の特典はあまり重要視していないので。BD を買うのはファンやマニア層が中心だからとレーベルに足元見られているような気がして、あまりいい気はしませんね。

とりあえず Amazon で調べたら¥7,615 だったので、これでもちょっと高いけど予約入れておきました。

投稿者 B : 11:04 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/11/25 (Wed.)

劇場版 マクロス F 虚空歌姫 @チネチッタ

仕事帰りに観てきました。

劇場版 マクロス F 虚空歌姫 ~イツワリノウタヒメ~

劇場版 マクロス F 虚空歌姫 ~イツワリノウタヒメ~

いやー面白かった!というか楽しかった!!

テレビ版のリメイクという話だったので単なる総集編を見せられたらどうしようと若干不安だったのですが、完全なる杞憂でした。
基本的なストーリーの流れこそテレビ版を踏襲しているものの、全く別の作品に仕上がってます。いうなれば同原作の脚本違いというイメージで、テレビ版をひととおり観た人でも楽しめると思います。登場人物の絡み方も少しずつ違っていたり、そこでそう来るの!?という驚きの演出があったり、尺が限られているぶん物語の核心により近いところで舞台が展開するイメージ。それでいて総集編にならず、一本の作品にまとまっていて、テレビ版をベースに映画化した映像作品は数あれど、私が知る限りこの作品はその中でも最も良くできていると感じました。

映像に関してはフィルム上映(たぶん)のシネコンでは細かいところまでは分からないのですが、3DCG の処理がよりアニメらしくなっていてかなり違和感が軽減されています。テレビ版の第 1 話を観たときにはアニメパートと CG パートのギャップに慣れるまではどうも入り込めない感覚があったものですが、これなら比較的すんなり入っていけるかもしれません。まあ、BD 化されたときに直視型ディスプレイでドットバイドットで視聴するとまた印象が変わるかもしれませんが、かなり「馴染んで」きている印象を受けましたね。

しかし何と言ってもこの作品の核は音楽でしょう。菅野よう子は今回もまた良い仕事をした!テレビ版の音楽は比較的どれも王道を行く楽曲ばかりでしたが、今回は曲風に幅が出て、キャラクター(特にシェリル)を音楽の面からより深めることに成功していると感じました。そのまま帰りに『ユニバーサル・バニー』を買って帰ったほど(笑。
音楽と映像の迫力も相まって、映画の内容もさておき冒頭とクライマックスのシェリルのパフォーマンスを堪能できただけでも見に行った甲斐はあったかもと思いました。
ただ映像はもう少しシャープネスが高くても良いんじゃないの?という画質で、音に関しても映画的サラウンドよりももう少し音楽寄りのセッティングのほうが楽しめるんじゃないの?と感じるシーンが多々あったので、もしかしたら BD 化された後に自宅で好きなスピーカを鳴らしながらのほうがもっと楽しめるかもしれないなあ、とは思いました。逆にそのあたりまでこだわってこの作品を上映している劇場があるなら、行ってみたいですね。上映期間中にもう一度観ても良いとすら思ったので。

それにしても今年はアニメ映画の当たり年か?というくらいに良い作品が続いていますね。もともとそんなにアニメ映画観る人じゃなかったのに、ここ 1 年くらい実写よりもアニメ映画のほうがよく観てる気が。

投稿者 B : 23:59 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/10/14 (Wed.)

20 世紀少年 <最終章> ぼくらの旗 @品川プリンスシネマ

仕事帰りに観てきました。

20 世紀少年 <最終章> ぼくらの旗

8 月末くらいに公開記念として金曜ロードショーで 2 週連続放送していたので、それをきっかけに劇場に行った人が私の周りにけっこう多かったりします。私も第 1 章のときから気になっていたんですが、仕事がようやく落ち着いたのでここ数日で第 1 章・第 2 章を録画と DVD で鑑賞して劇場へ。
原作は軽く立ち読みしたことがあるくらいで詳しくは知らないのですが、やっぱりあの原作を忠実に再現したキャスティングと堤幸彦監督のクレジット(ともちろん浦沢直樹の原作)だけでも観たいと思っていました。

完結した作品とはいえネタバレは控えますが、この作品かなり楽しめました。やっぱりこういう伏線バリバリの謎解き系作品は、堤幸彦監督にやらせるとハマりますね。あの独特の「間」といい。
三部作とはいえ尺に対して登場人物があまりにも多いので、行動の動機があいまいなキャラも少なくないですが、全作通して 7 時間を超える長編にもかかわらず、息つく暇もなくうまくまとめられています。エンタテインメントとして非常によくできていると思います。

ここ数日で全作まとめて観たので、Twitter のホーム画面右上の「友だちを検索」を見ただけでもあの覆面が脳裏に浮かんでくるという、すっかり中毒症状に(´д`)。映画を純粋に楽しむために原作は読まずに観ましたが、きっと原作はもっと面白いだろうし、読んでみるかなー。

投稿者 B : 23:47 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/08/22 (Sat.)

ガンダム UC アニメ化正式発表

福井晴敏原作「機動戦士ガンダムUC」、'10年春からBD化 (AV Watch)

福井晴敏の小説『機動戦士ガンダム UC(ユニコーン)』のアニメ化が正式発表されました。BD/DVD パッケージメディアの発売に加えてネット配信やイベント上映が予定されているとのことです。
そういえば以前の発表では今年末くらいという話だったと思いますが、延びちゃったんですね。

あの複雑なストーリーを 50 分×6 話=5 時間でまとめきれるのか?とか、安彦良和の重厚なイラスト(序盤だけで、途中から代わっちゃいましたが)で描かれていたキャラクターをアニメーションでうまく表現できるのか?とか、若干不安もありますが、変形でなく「変身」するモビルスーツ・ユニコーンガンダムが動くところはぜひ見てみたいところ。
たぶん BD 買うと思います。その前に中途半端なところまで買って止まってる 00マクロス F の BD をコンプしないとなあ・・・。

投稿者 B : 11:11 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/08/13 (Thu.)

サマーウォーズ @109 シネマズ川崎

父方の祖母が亡くなったのは、ちょうど 24 年前の今日でした。私はまだ幼かったのですが、あの日航機墜落事故の翌日のことで、しかもとても暑い日だったので、あの日のことは今でもはっきりと覚えています。人生の中で、自分の近しい身内が初めて亡くなった日。お盆が近づき、テレビのニュースで日航機の事故から何年・・・という報道があると、決まって思い出すあの日。

そんな折、この映画を観て、さらにその思いを強くしました。

サマーウォーズ

時かけ』の評価が非常に高かったせいでしょうか・・・最初、何も考えずに平日の夜に映画館に行ったら、レイトショーまで含めてあっさり売り切れ状態(;´Д`)ヾ。どうやらかなり入りが良いらしく、こりゃ予約して行った方が良いな、と Web 予約して観に行きました。上映館があまり多くない作品なので比較的空いてるかと思ったら、甘かった。
主役は『ハウルの動く城』のマルクル役で良い味を出していた神木隆之介君、大人になったなあ。

ネタバレしたくなかったのであまり事前情報は仕入れずに観たのですが、冒頭からしてやられました。田舎の大家族が題材でイメージ画像とかでものどかな山あいの民家、みたいな印象を持っていたのに、いきなりあの映像だもの。間違えて違う映写室に入ってしまったかと思いました。
でもそんな、土や木の色に支配された田舎の風景と、RGB で表現されていそうな原色のサイバーワールドの対比が秀逸で、ハートをグッと掴まれる感動と、優しいユーモアと、しんみりした感傷と、が満載の、ハッキリ言って名作だと思います。この夏は劇場・BD 含めてけっこうたくさん映画を観ましたが、個人的には今作が最も感動した。

ともするとめんどくさくなりがちな、田舎の人間関係。私も、実家は今でこそ核家族ですが、父は 5 人兄弟で私の従兄弟は 8 人(私と妹を含めると 10 人)、盆や正月には大人数が私の実家に集まります。十代の頃には、そんな血縁の関わりがめんどくさくてしょうがなかった時期が、私にもありました。まあ今でも面倒だと思うことはありますが、東京に住んでいることで、そういうのとは適当な距離を保てている感じ。
細田守監督は富山県出身の人ですが、ああいう田舎の大家族のつながり、絆、暖かさ、そしてめんどくささがないまぜになった表現は、おそらくそういう環境で長い時間を過ごした人でなければ表現できないだろうし、またそれがものすごく実感を持った表現として伝わってきました。

そんな田舎の、というか古き良き日本の人間関係が、サイバーワールドのつながりとリンクしながら物語が展開するんですが、サイバー側の表現もまた、私にとっては強く実感のできるものでした。リアルで顔を知っている人も、知らない人も、いざというときは助け合ったり励まし合ったりできる、ネットの正の力。「ネットコミュニケーション」というと、途端に敬遠したり色眼鏡で見たりする人がまだまだ多いですが、ネット上のコミュニケーションといっても、結局は現実に生きる人と人とのつながりがあってこそ存在しうるもので、ネットワークなんて単なるコミュニケーションの媒介にすぎないんだということ。この映画を観て、改めて、それを思いました。頭で理解しているだけではなくて、むしろ私こそがそのことを実感しながら活動していなくてはならないんだろうな、と気づかされました。

何かしらの形でネットの世界に関与していて、かつ田舎を持っている人ならば、きっと響くものがあるんじゃないかと思います。この映画の良さは、派手にお金を使った広告宣伝なんかじゃなく、クチコミでこそ広めたいですね。ま、『時かけ』もそうやってヒットした作品ですし、そのときのクチコミ力が今こうしてこの作品のヒットにつながっているのだとすれば、私なんかがあれこれ言う必要もないのかもしれませんが。

時間があればもう 1~2 回観に行ってもいいかも、というくらい良い映画でした。BD が出たら間違いなく買おうと思います。DVD しか持ってない『時かけ』の BD 版とセットだったりしたら、たぶんそっち買うのでワーナーさんよろしくお願いします(笑。

投稿者 B : 23:55 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/08/01 (Sat.)

2001 年宇宙の旅 [Blu-ray]

2001 年宇宙の旅 [Blu-ray]

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高価な BOX セットしか発売されていなかったのが、最近になってようやく単品販売が開始されたので、買いました。以前 BS hi で放送していたときにエアチェックしていなかったので、ずっと楽しみにしていました。

ストーリーに関しては今さら言うこともありませんが、やっぱり HD 画質で観る『2001 年』は感動が一枚上。40 年も前の作品なので、HD といっても限界があり、最近の CG ベースの作品に比べればディテールは甘めだったり、逆に映像処理でエッジを少しきつめにしすぎかな?と感じる部分もありますが、この作品を HD で観られる幸せに比べれば、些細なこと。ただ、音はダイナミックレンジ、S/N ともに今一歩かな、といったところで、それだけがちょっと残念。

でもそれよりも気に入らないのは売り方やパッケージングで、単品売りがここまで遅れたことに加えて、なんでジャケット絵がスターチャイルドなんだ!『2001 年』のジャケットといえば宇宙ステーションからシャトルが発射されているあのイメージイラストと相場は決まっているし、スターチャイルドが出てくるとネタバレもいいとこ(´д`)。こればっかりはちょっと興ざめですね・・・。

そういえばあと半年でこの映画の続編の舞台となった 2010 年ですねえ。Blu-ray はもうリリースされているので、来年には必ず観ようと思っています。

投稿者 B : 20:01 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック