b's mono-log

2009/07/25 (Sat.)

劔岳 点の記 @シネマメディアージュ

まさに地元の映画を東京に戻ってきてから観るのもどうよ、と思いつつ。

劔岳 点の記

富山は今、この映画のちょっとしたフィーバー状態になっていて、映画館だけでなく空港にもグッズが並べられている始末。まあ、地元が映画化されたり県出身者の監督作品だったりするといつも盛り上がる土地柄なので、、いつものことですが。

剣岳を含む立山連峰は富山県民に愛され、劇中にもあるとおりある種信仰の対象にもなっている山々で、私も幼い頃から(小中学校くらいまでですが)何度も登った山なので、強い思い入れがあります。あの山並みや岩肌などの自然を目にすると、特に信仰心がない私でも自然と敬虔な気持ちになるのだから、不思議なものです。剣岳はその連峰の中でも最も険しい山として有名で、一般人は雄山は登るけど剣には登れないもの、ということは県民の常識だったりします。
そんな立山連峰が主役の映画とあっては、邦画は普段滅多に観ない私でも、一度観ておかなくてはならぬというもの。

明治時代に測量士たちが日本地図を作るために立ち向かった困難を描いた作品、というととても地味な内容と思いそうなものですが、その通り話自体はシンプルで、かなり地味です。ただ、シンプルなストーリーだけに、それに賭けた登場人物たちの熱い想いと、立山連峰の壮絶なまでの美しさが強く印象に残る名作だと思いました。私を含め観客が 17 人という状況が残念でなりません(´д`)。まあ、お台場という土地柄、この映画を好みそうな客層がいないだけかもしれませんが・・・。

この映画の主役はそのもの剣岳ではありますが、登場人物の主役でいうと台本上は浅野忠信となっているものの、むしろその次に重要な人物である宇治長次郎を演じた香川照之が素晴らしかった。個人的に以前から好きな俳優さんでしたが、やっぱりこういう素朴で実直だけど熱い役はハマりますねー。富山弁も、全国区で通じるように多少アレンジされていましたが、かなりよく勉強されているようで、馴染んだ訛りで深い言葉を投げかけられると、ついジーンと来てしまいました。聞くところによると、登山シーンの撮影はあまりに厳しく、途中荷物を減らさなくては登山・撮影を続行できない状況になり、やむなく台本(撮影そのものに使わない物の中で、最も重い)を棄てて撮影したそうで、台詞回しは(大まかな話の流れだけ頭に入れた上で)役者から自然に出てきた言葉だとすると、それも納得です。

富山に縁がない人にはここまで響かない作品かもしれませんが、個人的には近年観た邦画の中で最も素晴らしい作品だったと言っても過言ではありません。富山県外の映画館ならたぶん空いてますし(笑)、興味があればぜひ。

投稿者 B : 16:02 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/07/23 (Thu.)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 [Blu-ray]

視聴率低すぎ、録画率高すぎで視聴者層のクラスタが偏っていることが改めて判ったという地上波金曜ロードショーを録画して観たのですが(笑)、やっぱり地上波の画質音質じゃ物足りないよねえ・・・ということで、BD を改めて買ってしまいました。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.11 YOU ARE (NOT) ALONE. [Blu-ray]

B001VNCVTI

劇場公開時も DVD/BD 発売時にもスルーしていた本作ですが、観に行った人の全員が全員絶賛していて、本田さんですら「映画好きなら誰もが楽しめる傑作」と称賛する『新劇場版:破』の評判を見るにつけ、改めて気になって先日の地上波放送を録画した次第。

私はオリジナルの TV シリーズは観ていなくて、劇場版『Air/まごころを、君に』の公開直前くらいに友人から TV 録画した VHS を半強制的に貸されて観たのがエヴァ初体験でした。でも結局 TV 版のラストも劇場版のラストも納得できる内容でなく、制作サイドの独りよがりに見えてしまったので、それほど思い入れの強い作品ではないんですよね。でも、当時のあらゆる創作に影響を与えたという意味では、歴史に残る作品だったのだろうとは思っています。FF7 もエヴァの影響は色濃く出てるしなあ・・・。
そういえば、使徒襲来時のあの「ダン、ダン、ダン、ダン、ドンドン」の BGM を耳にして、つい『踊る大捜査線』を連想してしまうこの逆転現象(;´Д`)ヾ。それだけ時間が過ぎたということです。

この作品、最初は新訳 Ζ ガンダムのヒットを見て企画されたくらいにしか思っていなかったので全然期待していなかったんですが、面白いじゃないですか。TV 版の再構成というと、新訳 Ζ のように主だった戦闘シーンをつないだジェットコースター展開で、ストーリーを知らない人は置いてけぼりを喰らうかと思っていましたが、ストーリーの取捨選択がうまく、2 時間弱という尺の中でうまく起承転結まとまっています。
主人公・碇シンジの内面も当時よりシンプルに、客観的に描かれ、制作者の自己満足的印象が強かった TV 版とは違った印象。脚本の構成と併せて、今回の新劇場版は制作サイドがちゃんとエンタテインメント作品としてまとめようという責任感が滲み出ています。庵野秀明も大人になったんだなあ(笑。

実家の BRAVIA X2500 で鑑賞したので、観慣れた X5050 と比べるとパネルの駆動ビット数や倍速駆動への対応で、グラデーション(せっかくの SBMV が・・・)や画面がパンするようなシーンはちょっと厳しい部分がありましたが、ビットレートの高さからくるディテールの細かさは地上波とは明らかに段違いで、BD 版を買った甲斐がありました。何より TV 版当時は SD 画質だったものが(特に私は VHS に録画した画しか知らないので)改めて HD 制作された画質で、ちゃんと整理された脚本で楽しめるというのが嬉しいじゃないですか。
公開中の『破』はこれよりもさらに傑作に仕上がっているという噂なので、かなり楽しみです。

投稿者 B : 21:11 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/07/18 (Sat.)

ハリー・ポッターと謎のプリンス @TOHO シネマズ ファボーレ富山

さっそく観に行ってきました!

ハリー・ポッターと謎のプリンス

原作は完結したとはいえ、公開直後はネタバレを考えるとあまり突っ込んだことが書けない(^^;

毎回楽しみにしているこのシリーズですが(ちなみに原作は読まずに映画で楽しんでる)、今回も期待を裏切らず。ストーリーについては触れませんが、シリーズを重ねるごとに暗く重くなるこの話、今回も輪をかけて暗くなってました(笑。毎回、クライマックスには派手な魔法によるアクションシーンがあるのですが、今回はおとなしめ。でもダンブルドア校長の大きな見せ場がありましたよ!
ダンブルドア校長、初代のリチャード・ハリスが亡くなって 3 作目『アズカバンの囚人』から代わったマイケル・ガンボンは悪くないけどリチャード・ハリスに比べるとちょっと・・・と思っていましたが、『不死鳥の騎士団』と本作のダンブルドアはとても良かったです。

事前調査なしで観に行ったのですが、エンディング直後に『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1・Part 2』の告知(タイトルと公開時期だけ)が。あとはついに最終話かー、と思っていたら、二部構成ですか(;´Д`)ヾ。この作品をもうしばらく楽しめる時間が延びたわけだし、だんだん複雑になるストーリーを 3 時間弱の上映時間にまとめるのも大変そうだとは思ってましたが、それはそれで複雑な気持ち。
まあそれでも楽しみにしますけど!あと、たぶん年内には出るであろう BD 版も。

投稿者 B : 23:59 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/05/01 (Fri.)

『2001 年宇宙の旅』単品版 BD 発売決定

やっっっと出ます。

「2001年宇宙の旅」などキューブリック監督作が単品BD化 (AV Watch)
2001 年宇宙の旅 [Blu-ray]

B001CUUMFU

個人的には『スター・ウォーズ』シリーズと並んで BD 化してほしいタイトルの最上位がこれでした。一応、BD 化自体は昨年末にされていたんですが、入手方法が馬鹿高いキューブリック コレクション BD-BOX しかないというボッタクリ商法だったのでスルーしていました(´д`)。

6 月発売ということで、これは買うぞー。というか私の誕生日直前なんですが、誰かプレz(ry

投稿者 B : 20:01 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/04/20 (Mon.)

ファイナルファンタジー VII アドベントチルドレン コンプリート

引き続き、祭りに乗っています。

ファイナルファンタジー VII アドベントチルドレン コンプリート 「FINAL FANTASY XIII」 Trial Version Set [Blu-ray]

B001Q3LKYA

FFVII AC の BD 版(追加シーンもあるよ)ですが、ストーリーに対する感想とか、私の FFVII への思い入れについては 3 年 VII ヶ月前(もうそんなになるのか)に DVD 版が出たときに書いているので省略(ぉ。

ACC の見どころはやっぱり BD になったが故の高画質に尽きると思います。DVD 版も当時の目で見れば十分高画質だと思いましたが(今となってはオモチャみたいな初代 PlayStation 版 FFVII のイメージが強かったせいかも)、ディテールの描写は BD とは比較にならないくらい精細ですね。今までも何本かの映画を BD と DVD で見比べてきましたが、ここまで BD のポテンシャルを感じた作品はなかったかもしれません。
ただ、背景の作り込みやメカの描写、衣服のテクスチャの質感なんかは本当に秀逸としか言いようがないのですが、やっぱり人間の動きや表情(目はいいとして、特に口の動き)が一昔前の CG クオリティだなと感じてしまったのは残念なところ。シーン追加に加えて多数の修整が施されているとはいえ、基本的には DVD からのメディアチェンジであって根本的には 3 年 VII ヶ月前の作品なので、そこは仕方ないところですかね。

改めてストーリーはチープだなと思いましたが(ぉ、それでもこの世界に浸かっていた 12 年前の気持ちを鮮明に思い出させてくれたという意味では、私にとって大切な作品の一つです。ということで、近々 PSP でインターナショナル版を始めようっと(笑。

投稿者 B : 23:47 | Anime | Movie | コメント (1) | トラックバック

2009/03/19 (Thu.)

ブレードランナー ファイナル・カット [Blu-ray]

買ったのいつだっけ・・・というくらい前に買っておいた BD を、ようやく観れました。

ブレードランナー ファイナル・カット [Blu-ray]

B000VNST5Y

この作品は DVD も持っていて、何度か観ているのですが、最後に観たのはたぶん 8~9 年前。当時は原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』も読んだくらいハマった作品でしたが、今や印象的な歓楽街の映像とラストシーン以外はかなり忘れてしまっていました。なので、再び新鮮な気持ちで観ることができました。
しかし DVD 版は DVD-Video のかなり初期の頃に出たものなので、今観るとお世辞にも画質が良いとは言えませんが、この BD 版はすごいですね。最近の HD 制作の作品ほど隅々までカリカリした高画質、ということはないものの、とても 27 年前に撮られたフィルムとは思えないほど解像感が高く、発色も良いです。冒頭のロサンゼルスの夜景の作りの細かさとか、歓楽街のネオンの鮮やかさとか、DVD 版以上に鮮烈な印象を残してくれますし、ごちゃっとした街並みの細部はこうなっていたのか!というところまで、ハッキリと見て取れます。

もちろん映像だけでなく、単なる悪役ではないレプリカントたちの悲哀とか、主人公デッカードの苦悩とか、ストーリーや演出も深いのがこの映画の良さ。『スター・ウォーズ』の爽快感の逆を行く、当時の SF 映画とは一線を画す作品ですが、何度も繰り返し観る価値がある作品だと改めて思いました。それをするためのヒントを画面にいくつも浮かび上がらせてくれる BD の情報量は、やはりこの映画には必要だったのだと思います。そういう意味では、改めて BD で観るだけの価値はありましたね。

投稿者 B : 22:27 | Foreign Movie | Movie | コメント (3) | トラックバック

2009/03/12 (Thu.)

マクロス F (5) [Blu-ray]

マクロス F (5) [Blu-ray]

B001C9RIXA

勢いで買ってきましたが、何か?(ぉ

しかもなぜか 5 巻から・・・。

投稿者 B : 00:05 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/03/08 (Sun.)

マクロス F

もともとあまり興味がなかったんですが、某飲み会で何度か話題になっていたのと、新の字さんに借りた iPod touch に曲が入っていたのをきっかけに(笑、ANIMAX で放映されていたのを初回から観てみました。昨日の放送でひととおり終了。

マクロス F

B0017MLZE0

私のガンダム好きはもうここまで来たら否定しようのない事実ですが(ぉ)、世代的にガンダムは再放送世代で、幼い頃にリアルタイムでやっていたのはマクロスでした。変身メカのかっこよさに憧れたこともあって、当時はむしろガンダムよりもマクロス派だったことを思い出しました(でも当時の私は、何故かよりマイナーな派生作品である『超時空世紀オーガス』のほうが好きだった。理由は今考えてもよく分からない)。
でも、当時は子どもながらにバルキリーのファイター形態の格好良さに対してバトロイド/ガウォーク形態の形状は格好悪いと思っていたのですが、今のバルキリーはどの形態でもデザインが破綻しないように考えられていて、良いですね。

戦闘なのになぜか音楽が絡んでくるのが最初は違和感あって仕方なかったのですが、中毒性があるというかだんだん気持ち良くなってきますね(;´Д`)ヾ。演出もさることながら、やっぱり菅野よう子の楽曲が良いせいでしょうか。管弦楽からジャズ/ファンク、果てはアイドルポップスから行進曲、演歌まで(笑)網羅するこの人の引き出しの多さには本当に驚かされます。
作曲家といえば、現代音楽の大家と言える作曲家たちがけっこうアニメ音楽を手がけていることに最近気づきました。大島ミチル(『鋼の錬金術師』ほか)しかり、三枝成彰(『機動戦士 Ζ ガンダム』)しかり。アニメ作品って今や日本の作曲家にとって重要なカテゴリの一つなんですかね。

ANIMAX で観たので画質的には「とりあえず観ただけ」というところですが、あー、ちょっと BD 版が欲しくなってきたかも。

投稿者 B : 22:48 | Anime | Movie | コメント (7)

2009/02/25 (Wed.)

機動戦士ガンダム 00 セカンドシーズン (1) [Blu-ray]

テレビ版はまだ放映中ですが、早くも BD のリリースが始まりましたね。ファーストシーズンの BD はちまちまと揃えてしまったので、私のコレクションもついにセカンドシーズンに突入しました。

機動戦士ガンダム 00 セカンドシーズン (1) [Blu-ray]

B001HIHB1A

いや、自宅の BDZ-X95 でちゃんと録画してるんですが、放送と BD の画質差を知ってしまうと、手を出さずにはいられなかったのです。
画質で言えば、地上波で放送されているものもかなり高画質で、これだけのクオリティの作品がテレビで観れてしまうなんて良い時代になったものだとは思いますが、BD 版はさらに一段違いますね。動きの少ないシーンではあまり差が出ませんが、戦闘シーンなど動きの激しい場面では明らかに違います。GN 粒子の精細さとか、ビットレートの違いに由来するコントラストの高さとか、BD を観た後に録画済みの地上波版を観ると、大げさに言えば一枚フィルタがかかったような違いを感じます。セカンドシーズンは特に敵味方関係なく GN ドライヴ搭載型 MS だし、ダブルオーガンダムに至っては半端ない粒子放出量なので、ファーストシーズン以上にそのあたりの画質差が顕著に分かる気がします。

この作品、ファーストシーズンの始めはなんとなく見始めたつもりだったのに、いつの間にかすっかりハマッてしまいましたね。セカンドシーズン、特に年明け以降の展開はいくらなんでもドラマチックすぎで、つなぎ的なエピソードがほとんどない。残りあと 5 回、これだけ広げたストーリーをいったいどうやって収束させるつもりなのか、余計な心配をしてしまうほどです。この気持ち、まさしく愛だ(違
そんな感じでメインシナリオだけでお腹いっぱいなわけですが、最近メインシナリオに絡めず、ほぼチョイ役扱いになっているマリナ・イスマイールとミスターブシドーの両ヒロイン(ぉ)は出てこなくても良かったんじゃないかとすら思いますね(´д`)。特にブシドーはシナリオに絡みづらすぎて、またファーストシーズンの最終回のようなオマケ扱いになったら、それはそれで萎える・・・。

投稿者 B : 23:00 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/02/17 (Tue.)

ルパン三世 カリオストロの城 [Blu-ray]

これも最近やっと観る時間が取れたものシリーズ。

ルパン三世 カリオストロの城 [Blu-ray]

B001GC15EG

やっぱり昔の宮崎アニメは手放しで面白いですねー。何度も観た作品ですが、改めて見入ってしまいました。まあ、今まではテレビ放映されているのを何となく観ていただけなので、パッケージを買って「観るぞ!」と気合いを入れて観たのが今回初めてだったから、というのもありますが。
インプレスの「買っとけ! Blu-ray」で語り尽くされているので、あんまり書くことないんですが(ぉ、冒険活劇的には『ナウシカ』や『ラピュタ』の原点となった作品なわけで、『ルパン三世』の冠があってもそのあたりのエッセンスは凝縮されてますよね。

あちこちで指摘されている画面の揺れに関しては、アクションシーンなどの観る側の気持ちが入ってしまうところではほとんど気にならないのですが、一息つくようなシーンではやっぱりちょっと気になりますね。それで作品に集中できないほどではないにせよ、BD で出すならそのあたりはきっちり修整しておいてくれても良さそうな気はします。

ルパンはアニマックスでもずっとやってますが、やっぱりカリオストロは別モノ。繰り返し観る価値あると思います。ナウシカとラピュタも早く BD 化してくれないかなー。

投稿者 B : 00:21 | Anime | Movie | コメント (2) | トラックバック