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2017/01/05 (Thu.)

川崎チネチッタ「LIVE ZOUND」を体感してきた

立川シネマシティの「極上爆音上映」を体験したら、次はここと比較しないわけにはいかないでしょう。

チネチッタ | 川崎駅から徒歩5分、12スクリーンの映画館

川崎チネチッタ

川崎に古くからある映画館「チネチッタ」。私は一時期近隣で働いていたことがあったり、川崎ヨドバシは以前からよく利用することもあり、昔はチネチッタをよく利用していました。
が、この十年余の間に、近隣に TOHO シネマズ・109 シネマズという大手系シネコンが立て続けにオープンし、また都内にも TOHO シネマズ日本橋・新宿、IMAX に対応した T・ジョイ品川と有力シネコンが増えてきたため、設備的に見劣りするようになったチネチッタは以前ほど利用しなくなっていました。が、昨年 9 月に音響に特化した「LIVE ZOUND」という特別興行を開始。明らかに立川シネマシティを意識した展開ですが、やはり独立系シネコンとしてはそういう大手とは違う路線で差異化する必要があるということでしょう。

というわけで、先日シネマシティに行ったその足で川崎にも行ってきました(ぉ。南武線の端から端、各駅停車だと一時間弱、快速でも 41 分。ちょっとした小旅行です。

川崎チネチッタ

「LIVE ZOUND」は近隣にある同系列のライブハウス「クラブチッタ」の音響スタッフが手がけたサウンドシステムということで、同じ音響重視といってもシネマシティとは少し方向性が違います。

鑑賞したのは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。これで四回目の鑑賞です(ぉ。でも何度観てもあのラストシーンは泣ける。
スクリーンは「CINE 8」。チネチッタ内で最大の、532 席のスクリーンになります。

川崎チネチッタ

チネチッタは、シネマシティに比べるとごく一般的なシネコンの設備。スクリーンはこちらのほうが大きいし、シートはヘッドレスト付きの深めのシートで、少し見上げるような視聴位置でも首が疲れることはないし、何より前のお客さんの頭がスクリーンにかぶることがないのがシネマシティとの大きな違い。
スクリーンが大きいので座席は I 列(9 列目)あたりがちょうど視界いっぱいにスクリーンが映る位置かと思います(上の写真は上映前なのでスクリーン左右にマスクがかかっていますが、シネスコ版の本編上映時にはマスクが外れてさらに横長になります)。

川崎チネチッタ

スピーカは、d&b audiotechnik の V8×4+V12×2 をラインアレイ化して左右チャンネル、およびスクリーン裏のセンターチャンネルに配置しているようです。私は業務用 PA 機材には詳しくないですが、シネマシティの Meyer ラインアレイシステムに負けないポテンシャルを秘めていそう。
ただ、天井からこのスピーカを吊っているフレームは何故わざわざ白くしたのか...。上映中は客電は落ちているとはいえ、画面が明るくなるシーンではスクリーンの反射光でこのフレームが光って視界に邪魔なものが見えてきてしまいます。おそらくクラブ的な発想でスピーカ周辺を目立たせたかったのでしょうし、上映中のそんな問題は百も承知の上でやっているのでしょうが、個人的にこれはちょっといただけないなあ...。

川崎チネチッタ

サブウーファは同じく d&b の J-SUB×4。コイツが非常にパワフルな低音を鳴らしてくれます。

音の方は、上映前の CM からシネマシティ以上に通常上映との違いが分かる音。ナレーションやセリフ(特に男性)の声の響きが太い(笑。むしろ響かせすぎでは、と思ってしまうくらいボワボワした響きで、本編上映中もセリフはちょっと聞き取りづらかったですね...。ホールの作り自体が音響的にライブなのでよく響いている感じ。
低音以外の音も、シネマシティ以上に全体的な押し出しが強い印象。シネマシティがダイナミックレンジ重視なのに対して、チネチッタはとにかくテンション高く鳴らしまくる感じ。アクションシーンなんかはとにかく爆音の渦に包まれる感じで良いんですが、静かなシーンまで一本調子なのでメリハリがないんですよね。シネマシティを知らなければこれでも楽しいと感じたかもしれませんが、シネマシティと比較するとライブハウス的すぎて「映画としての音作り」という意識に欠けているのかなあ、と感じました。

でもこれ音楽メインの映画だったらきっと楽しいだろうなあ。例えばもし『マクロス Δ』の劇場版が作られるようなことがあれば、ここで聴いてみたいところです。

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2017/01/04 (Wed.)

立川シネマシティ「極上爆音上映」を体感してきた

冬休みを利用して、以前から気になっていた映画館・立川シネマシティに行ってきました。

立川の映画館 シネマ・ワン&シネマ・ツー|シネマシティ

立川シネマシティ

シネマシティといえば『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ガールズ&パンツァー 劇場版』で映画ファン、アニメファンに知られるようになった「極上爆音上映」で有名です。これのためにわざわざ市外から立川まで観に来るお客さんも少なくないようで、私もずっと気になっていたんですが、なにせ立川は遠い(´д`)。移動時間と上映時間を足したらほぼ一日使ってしまうようなものなので、まとまった休みでもないとなかなか行く気合いが出せませんでした。

立川シネマシティ

鑑賞した作品は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。実はこれが私にとって三回目の鑑賞です(笑。だって初めて観る作品だと、映画本来の音作りとの違いが分からないじゃないですか。そういう意味では、一度 IMAX で観ているので、本来意図された音響に限りなく近い環境との比較ができるはずです。

立川シネマシティ

館内にはこんな貼り紙がされていました。シネマシティは「極上爆音上映」があまりにも有名ですが、低音を控えめにして繊細な音響を重視した「極上音響上映」も実施しています。というより「極上音響上映」が先にあって、そこにウーファの爆音を足した「極上爆音上映」が生まれたと言った方が正しいでしょう。それくらい素の音響にこだわっているという点で、観る前から期待が高まります。

ちなみにチケット代は通常なら ¥1,800 ですが、このシネマシティの有料会員制度である「シネマシティズン」に入会すれば半年会費 ¥600 を払うことで鑑賞料が ¥1,000 になります(ただし土日祝日の昼間は ¥1,300)。つまり一回きりしか鑑賞しなくても入会したほうがお得。せっかく交通費を払って立川まで来ているわけだし、私は迷わず入会しました。

立川シネマシティ

私が鑑賞したのはシネマ・ツーの a studio。シネマシティは二棟の建物からなるシネコンですが、シネマ・ツーのほうが新しいビルで、設備も全体的に新しく、このシネマ・ツー a studio が実質的なフラッグシップスクリーンとなっているようです。

中に入ってまず驚いたのが、照明が一般的なシネコンとは全然違うこと。普通は上映前にはうっすらと電球色の地灯りがついているものですが、ここは各シートにまるでキャンドルのような電灯が備え付けられており、ちょっと幻想的な雰囲気で「これから映画を観るんだ」という気分を盛り上げてくれます。

立川シネマシティ

382 という席数にしてはスクリーンは小さめ。IMAX とか TCX といった最近の大画面化の傾向に慣れていると、意外なほど小さく感じます。私は事前 Web 予約の時点で座席表を確認してスクリーンが小さそうだな、と思ったので、前寄りの E 列(4 列目)の席を確保しました。するとやや見上げる感じにはなるものの、視界いっぱいにスクリーンが映ってイイ感じ。首が疲れそうならば F~G 列くらいでもいいでしょうが、それより後ろだと画面サイズ的には物足りないかもしれません。
画質はまあ普通でしょうか。IMAX の大画面かつバキッと高コントラストな映像にはさすがに勝てませんが、ここは映像よりも音響を楽しむための映画館だと思うので、及第点でさえあれば十分です。

立川シネマシティ

音響設備は、フロントが Meyer Sound の LEOPARD スピーカ×6+900-LFC ウーファ×1 をラインアレイ化して左右に備えています。さらにスクリーン裏には LEOPARD×8 がセンタースピーカとして隠されている模様。本来はより大規模なコンサートホール用の機材で、このサイズのシアターとしてはオーバースペックですが、それが「極上音響」に寄与しているわけです。

立川シネマシティ

スクリーン下には同じく Meyer の 1100-LFC サブウーファ×2(ドライバは計 4 発)設置されています。これが「爆音」の発生源。

で、この設備から発せられる音はというと。
『ローグ・ワン』では、まず冒頭に登場する帝国軍クレニック長官のシャトルの飛行音が「ドゴゴゴゴ...!」という、小型シャトルではなくむしろスター・デストロイヤーかよ!と言いたくなるような爆音から始まります。その後も全編通して非常にダイナミックレンジの広い音。かつ、前方の席にいると爆発音のあるシーンでは 1100-LFC から発せられる音の衝撃波を身体全体に受けることができ、単なるサラウンド音響とは違う臨場感が得られます。映画の音響でこまで楽しいと思えたのはこれが初めてかもしれません。
「爆音」という名前がついているのでずっとズンドコうるさいのかと思いきや、静寂のシーンでは静けさを、音楽を鳴らすべきシーンでは音をちゃんと聴かせてくれる印象で、映画一本観終わる頃には爆音上映であることを忘れて、これ自体が映画音響のスタンダードだと錯覚するように、音を自然に感じられていました。爆音はあくまでプラスアルファの要素で、基本の「極上音響」を重視しているからこその音の良さなんでしょう。

映像と音響を総合した映画体験という意味ではやはり IMAX や TCX+ドルビーアトモスが最もクオリティが高いと思いますが、独自に作り込まれた音響空間で他の映画館とは違う体験ができる、という意味ではこの「極上爆音上映」は一つの世界観を完成させていると思います。

立川シネマシティ

『ガルパン』では劇場版を制作した音響スタッフ自らがこのシネマシティの音響調整を手がけ、「聖地」として一年を超える異例のロングラン上映が続いています。ファンのみなさんの熱いメッセージも貼られていて、この「極上爆音上映」を最も濃く体験できるのであれば『ガルパン』をまだ観たことのない私も一度ここで観てみたいかも、と思ってしまいました。ただ自宅から一時間以上かかるんだよなあ...。

近年ではショッピングセンターにシネコンが入ったり、旧来の映画館も大手系列のシネコンとしてリニューアルしたり、どこに行っても一定以上のクオリティで映画が楽しめる環境ができたこと自体は素晴らしいことだと思っています。が、一方で独立系映画館には厳しい時代。その中を「極上音響/爆音上映」と「シネマシティズン制度」という独自性で唯一の存在感を発揮しているシネマシティは非常にユニークな存在だと思います。音響重視の映画で観たいものが出てきたら、もう一度ここに足を運びたいところです。

投稿者 B : 21:59 | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/01/03 (Tue.)

『孤独のグルメ Season6』制作決定

昨夜、テレビ東京にて『孤独のグルメ お正月スペシャル ~井之頭五郎の長い一日』が放送されました。

孤独のグルメお正月スペシャル~井之頭五郎の長い一日:テレビ東京

孤独のグルメ

これまでのスペシャル版と違い、出張編ではなく首都圏でのロケ。冒頭の夢シーンの撮影がテキサスを模した九十九里で行われていたあたり、Season1 における浦安パリを彷彿とさせ、ずっと追いかけてきたファン的にはニヤリとさせられる場面が数多くありました。また過去に登場したお店から、川崎の「つるや」枝川の「アトム」が再登場(ただしどちらも振られる)したのも胸熱。ただし劇中に出てきたとおり、「アトム」は本当にもう閉店してしまっているようで、寂しい限りです。やはり聖地巡礼は放送終了後なるべく早いうちに行かなくてはならないな、という思いを新たにしました。

孤独のグルメ

そして放送終了後に『Season6』の制作決定と、この一年間に放送されたスペシャル版ドラマ三本(旭川編・宮城編と今回のお正月スペシャル)の Blu-ray BOX 化が告知されました。Season6 の放送時期に関しては明言されていませんが、制作スタッフが現在『野武士のグルメ』の撮影にかかっていることを考えると、早くても 7~9 月クール、遅ければ 10~12 月クールになるんじゃないでしょうか。いずれにしても、これまでは放送一ヶ月前が情報解禁日だったので、こんなに早く(仮に 4~6 月クールの放送だったとしても三ヶ月前)告知されるというのは異例。テレビ東京としてもそれだけ期待しているシリーズということなのでしょう。もし撮影予算が増えたとしたら、今度は台湾よりも遠方でのロケもありかねないわけで、聖地巡礼組としては今から戦々恐々としています(;´Д`)ヾ。

とにかく、まずは Season6 が始まる前に残りの聖地巡礼を済ませてしまおうと思います。

孤独のグルメ スペシャル版 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 21:56 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2016/12/20 (Tue.)

『シン・ゴジラ』Blu-ray 発売日決定

「シン・ゴジラ」が'17年3月22日BD/UHD BD化。初公開映像満載の特典BD - AV Watch

今年は映画の当たり年でしたが、中でも最もインパクトが強くてパッケージの発売を心待ちにしていたのが『シン・ゴジラ』。個人的には先月くらいからそろそろ発表されないかなーとチラチラチェックしていた BD/DVD 発売が、ようやく正式にアナウンスされました。
しかもまさかの UHD BD 版も発売!こんあのアリかよォーーーーーッ!!!

...まずは俺が落ち着け(ぉ

UHD BD(Ultra HD Blu-ray Disc)は『機動戦士ガンダム サンダーボルト』などをはじめとして既に複数タイトルがリリースされていますが、まだまだ数が多いとは言えません。コアファン層の濃さを考えると、『シン・ゴジラ』は国内 UHD BD 媒体として当面最も数が出る作品となる可能性が高いでしょう。4K 解像度によるゴジラの精細な造形や大道具・小道具へのこだわりに見入ったり、HDR によるゴジラの放射熱線の輝きを体感するのにこれ以上ないメディアと言えます。まあ、私は 4K も HDR も再生できる環境を持っていないので、とりあえず将来のための先行投資として UHD BD 版を買って当面観るのは同梱されているノーマル BD になると思いますが(笑。

シン・ゴジラ

また UHD BD 版および BD 特別版にはメイキング映像等を収録した特典ディスクが付属することも見逃せません。これまでは CGWORLD 誌等で CG 制作周りの舞台裏が公開されたことはありましたが、実写パートの撮影等に関する情報はせいぜいキャスト陣のインタビュー程度で、映像として世に出ることがほぼありませんでした。本編に関してもネタバレ厳禁の秘密主義を貫いてきた製作陣のことだから、このメイキングも BD 発売まで大事に隠していたのだと思いますが、この特典ディスクは貴重な資料となりそうです。芝居の部分もさることながら、首相官邸や巨災対、自衛隊等のリアリティがどう作り込まれたのか...にはとても興味があります。

発売まであと三ヶ月、正座して待ちたいと思います。

シン・ゴジラ Blu-ray 特別版 4K Ultra HD Blu-ray 同梱 4 枚組

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投稿者 B : 21:54 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2016/12/16 (Fri.)

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー @T・ジョイ PRINCE 品川

「遠い昔、遥か彼方の銀河系で...」

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

待ちに待った『スター・ウォーズ』シリーズ最新作。あまりにも待ちきれなかったので、封切り初日の朝から観に行ってしまいました(笑。劇場は都内でもベストの一つと言える T・ジョイ品川の IMAX シアター、この大画面こそ SW の宇宙を体感するのに相応しい。

まだ公開初日なのでネタバレはできるだけしないように書きますが、未見の人はここから先はまだ読まない方がいいと思います。










本作は『フォースの覚醒』の続編ではなく、外伝的な位置づけで今回から展開される「アンソロジー・シリーズ」の一つ。とはいえ、舞台は epIV の直前、デス・スターの設計図はいかにして反乱同盟軍の手に渡ったか、が描かれます。
epIV の公開から 22 年、epI に始まるプリクエル・トリロジーを観たときは、確かに SW なんだけどちょっと世界観が違うなあ...という印象でした(その後 epII~III にかけてその後の世界観とのやや強引な整合性がとられていくわけですが)。それに対して昨年の『フォースの覚醒』は確かに epVI から地続きの世界で、まさにハン・ソロの "Chewie, We're home." という台詞を自分の心境に重ねてしまうものがありました。しかし今回の『ローグ・ワン』はオリジナル・トリロジーとほぼ同一の時間軸の物語なだけあって、本当に「あのスター・ウォーズの世界にまた帰ってきた!」という感覚で、オールドファンとしてはそれだけで興奮させられてしまいます。X-ウィングや TIE ファイターも、ストームトルーパーもオリジナルデザインのものがそのまんま出てくる。そうそう、こういう『スター・ウォーズ』が観たかったんですよ!帝国軍の AT-ST の歩行動作なんて、昔のストップモーション撮影によるぎこちない動作を独自解釈で CGI に再現していたり、そういうこだわりが随所に見られてとても面白い。

物語は、設定上はヨーダもオビ=ワンも隠遁生活を送っている時期で、銀河系の他のジェダイは滅びてしまっていることから、残念ながら本作にはジェダイは登場しません。が、戦闘シーンが単なるビーム・ブラスターの撃ち合いだけになってしまっては面白くない。そこに、ライトセーバーこそ使わないものの接近戦を得意とする盲目の僧兵チアルート・イムウェが加わることで、アクションがグッと引き締まりますね。また強いフォースを持つジェダイが登場しない分、個々のキャラクターが他のシリーズ以上に印象深く描かれていて、それぞれのキャラの生き様・死に様がいちいちカッコイイ。ドロイドである K-2SO まであんなにカッコ良く描かれるとは、正直思っていませんでした。

epIV に直接繋がるストーリーゆえに、本編に関連するキャラクターも複数登場しています。反乱軍のリーダーであるモン・モスマ、ベイル・オーガナ(レイアの義父)、そしてデス・スターといえばこの人は外せない、ターキン総督!オリジナルのターキンを演じていたピーター・カッシングは既に故人となっていますが、今回はなんと CGI での出演。CGI くささを感じさせない存在感で、『ローグ・ワン』この人がいたからこそ epIV へのリンクを強く感じられた、と言っても過言ではありません。他にも意外なところで重要なキャラクターが登場していたり...この先は映画館で、自分の目で確認すべし(ぉ

クライマックスの戦闘シーンは期待に違わず「SW らしい」展開で盛り上がります。とはいえこの作品の後の時間軸、epIV で反乱軍がどういう状況だったかを考えればハッピーエンドはあり得ないわけですが...あのラストシーンはずるい。不意を突かれて涙腺決壊してしまいました。

ディズニー傘下になってからの SW は「俺たちの観たかった SW」すぎてそれもどうなの、もっと意外性や新しい表現に挑戦しないと、という批判もあるようですが、少なくとも私は『フォースの覚醒』に続いて「こういうのが観たかった」。冬休みの間にあと 1~2 回は観に行こうと思います。

投稿者 B : 22:00 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2016/12/09 (Fri.)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜 [Blu-ray]

機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜 [Blu-ray]

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発売になりました。今回はプレミア上映会に行けなかったので、イベント上映を観てから Blu-ray の発売まで 3 週間弱ということで、個人的には短かった感(プレミア上映からだと 5 週あるんですよね)。

このエピソードではついに「史上初のモビルスーツ同士の戦闘」が映像で描かれています。作画に込められた熱量という意味では、この MS 戦のシーンかジャブロー(建設予定地)でのシャアの肉弾戦のシーンが最も気合い入っている感が伝わってきて、観ているこちらもつい拳に力が入りますね。3DCG ベースのモビルスーツに「質量を感じさせる」動きをつけるのもある程度完成されてきた印象があり、これなら『UC』での手描きによる MS 戦に勝るとも劣らないリアリティを感じることができます。一年戦争編が制作される暁には、砂漠でのランバ・ラルとの戦闘や、ジャブローでのシャアの駆るズゴックとの戦闘がこのクオリティで観られるのか...!と思うと、今からワクワクが止まりませんね。

個人的に IV の中でのイチ押しはドズル大佐。『UC』のミネバ・ザビへと続くきっかけとなる場面が描かれていて、もうドズルかわいいよドズル(ぉ。シャアしかり、他のザビ家の面々しかり、なかなか人間らしい感情を表現しないキャラクターが多いこの物語において、最も人間性を剥き出しに動き回るキャラが印象に残ります。ファーストガンダムにおいても義を尊び戦術にも長けた猛将として描かれていましたが、ファーストガンダム以上に THE ORIGIN 版でさらにドズルが好きになったというおっさんは多いのではないでしょうか(笑
逆に残念だったのがフラウ・ボゥ。声優がオリジナルの鵜飼るみ子さんではなくなり(まあ年齢的にもう厳しいのかもしれませんが)、フラウ・ボゥではなく現代アニメのヒロイン枠みたいな声になってしまったのがどうにも馴染めません。調べてみたらキュアハッピー役だった人のようで、実力があるのは間違いないのでしょうが、「ボゥおばさん」の渾名に相応しいおばさん声でないとしっくりこない。セイラやララァは声優さんが変わってもそれなりに馴染んだのに、これ、シリーズを重ねれば違和感なくなっていくんでしょうかね...?

さて、今回で「シャア・セイラ編」が完結。と言いつつ最終話ではついにセイラは出番すらなかったけど(ぉ。そして来年からルウム編が始まるわけですが、舞台挨拶等でのコメントを聞いていると(表向きは皆さんの応援のおかげで次を作らせてもらえるようになったという話にはなっているものの)既に一年戦争編までのアニメ化は既定路線っぽいです。安彦監督がご存命のうちに、なんとか最後まで仕上げてくださいよ(;´Д`)ヾ。
ルウム編のスケジュールは、来年秋に『激突 ルウム会戦』、さらに 2018 年に『誕生 赤い彗星』の二部構成で制作されるとのこと。これまで年に二本ペースで公開されてきたのが一年に一本ペースに落ちてしまうことになりますが、先日の舞台挨拶での安彦監督の言葉を借りると「次は長編とは言わないけどちょっと長くなる」「一年に一本、よりは少し速いペースで公開していきたい」とのことなので、期待して待ちましょう。かつルウム編の反響が良ければ一年戦争編はもっと大作になるかもとのコメントもあったので、もしかすると二時間×三部作というファースト劇場版を超える尺が用意されるのかもしれません。

いずれにしても、いよいよこれからが本編のはじまり、と言って良いでしょう。
今から来秋が待ちきれません。

投稿者 B : 23:40 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2016/12/06 (Tue.)

『野武士のグルメ』ドラマ化

先日ドラマ『孤独のグルメ』お正月スペシャルに関する発表があったばかりですが、さらに続いて『野武士のグルメ』のドラマ化が発表されました。まさかこっちに展開するとは思ってなかった(;´Д`)ヾ。

『野武士のグルメ』は原作・久住昌之先生、作画・土山しげる先生で漫画化された、もともとは久住先生による同タイトルのエッセイ。ドラマ『孤独のグルメ』のヒット以降、年に一本ペースで久住さん原作作品のドラマ化が続いていますが、ついにここまで来ましたか。しかもテレビドラマとしての放送ではなく、NETFLIX での配信というのが現代らしい。NETFLIX の国内向けオリジナルコンテンツはまだそれほど数多く作られていませんが、このタイミングでの起用というのはかなり期待されていることの表れでしょう。
なお制作は共同テレビの『孤独のグルメ』スタッフが担当するようで、ドラマの雰囲気や食事シーンの画はこどグルを踏襲したものになるはずです。

しかしキャストがまた驚き。主人公・香住武役に竹中直人って!!漫画のキャラクターとあまりにかけ離れすぎてる(笑。個人的には、漫画のイメージを踏襲するのであれば現役時代は頑固で厳しかったであろう空気を醸し出している、ややコワモテ系の俳優さんがハマるだろうと思っていました。もし今でもご存命だったら、故・蟹江敬三さんにやってほしかったなあ。あるいは今でもご健在な俳優さんでいうと、例えば塩見三省さんとか、意外と大地康雄さんとかも似合いそう。なんか松重ゴローちゃん同様に刑事かヤクザキャラな俳優さんばかりですが(笑。
それに比べると竹中直人さんはコミカルな役も多いし、何よりキャラが濃すぎるのが気になりますが(笑)、これはもしかすると土山しげる先生による漫画版よりも久住先生ご本人によるエッセイ版を意識した配役なのかもしれません。そう思ってみると、顔のつくりとか、自由人っぽさとか、久住さんに通ずるものがあるような(笑。

二番煎じがオリジナルを超えることがないとおり、こどグルスタッフの飯テロドラマで本家『孤独のグルメ』を超えた作品はまだないのが心配なところですが、これはどうなりますかね。少なくとも主役の豪華さでは期待ができそうな気もします。配信が始まったら観てみようと思います。
でもそれはそれとして、このドラマ化によってこどグルの Season6 が少なくともあと半年くらいはなさそうなことが確定的になったのが残念でもあります。やっぱり今後は基本的にスペシャルドラマとして細く長く継続する方向なんですかね。

久住 昌之、土山 しげる / 漫画版 野武士のグルメ 2nd

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2016/12/01 (Thu.)

『孤独のグルメ お正月スペシャル』放送決定

ドラマ「孤独のグルメ」正月SPが決定!東京を舞台に五郎の"長い一日"描く - コミックナタリー

今日から 12 月、ということでそろそろドラマ『孤独のグルメ』の新春スペシャルか 1 月からの新シーズンの情報が出てくるかも...と思っていたら、案の定発表されました。来年 1 月 2 日にお正月スペシャルとして放送されるとのことです。

孤独のグルメ

サブタイトルは「井之頭五郎の長い一日(仮)」。これまでのスペシャルは基本的に出張編という位置づけで博多、旭川、宮城と遠征が続いていました。私も先日東北聖地巡礼に行ってきたところで、次のスペシャルは順番的に四国か中国地方か、でも冬なら北陸もアリだよなあとか妄想していましたが、今度はまさかの都内でのスペシャル。「長い一日」ということはもしかすると朝昼晩三食分の店が登場することになるのかもしれません。
松重豊さんは「前に行った店に行くかもしれません」というコメントを出していますが、さすがにこれは冗談だろうなあ。でも過去の名店が再登場というのも、それはそれで面白そう。仮に出てくるとしたら前振り的にランチ扱いでの登場になるでしょうから、例えば池袋の汁なし担々麺とか、まめぞのランチタイムとかだったりすると個人的にはアツいです。仕事絡みだとすると倉庫作業からの流れでアトム、というのも捨てがたい。

孤独のグルメ

ところでドラマ『孤独のグルメ』は 2015 年 10~12 月期の Season5 を最後に、連続ドラマとしての放送が行われていません。有名になりすぎたせいでなかなかお店からの撮影許可が下りなくなっているという事情もあるでしょうし、松重さんも製作スタッフも今や売れっ子で他の仕事に忙しい...という側面もあるのでしょう。しかしテレ東的には確実に稼げるコンテンツであることも間違いなく、今後は今年やったような盆と正月のスペシャルドラマとして継続していく、という方向なのではないかと思います。
ただこれまでに 4~6 月クールに放送されたことがないので、初の春クール放送として Season6 の製作がこのお正月スペシャルの放送後に予告される...という展開をファンとしては期待してしまいますが、どうですかね。

松重さんといえばこの 10 月からは火曜深夜に FM ヨコハマで『深夜の音楽食堂』というラジオ番組を持たれています。これも井之頭五郎があったからこそのキャスティングと番組名なんでしょうが、毎回イイ感じに肩の力が抜けた語り口で食べ物のこと、音楽のこと、芝居のことを語ってくれるのが嬉しい。とりあえず毎週この番組を聴きながら、年明けの放送を楽しみに待ちたいと思います。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

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2016/11/29 (Tue.)

この世界の片隅に @T・ジョイ PRINCE 品川

全然チェックしていなかった映画ですが、なんか公開後にじわじわと評価が高まっているようなので、気になって観に行ってきました。

この世界の片隅に

この世界の片隅に

今年はクチコミで盛り上がる映画の当たり年になっています。それでも単に SNS で話題、というだけなら「ふーん」で済ませていた可能性もありますが、知人関係で観に行った人が口を揃えて「良かった」と言っていたので、これは一度観ておいた方がいいな...と。実際、公開後に少しずつ上映館が増えているということで、大ヒットまではいかないまでも盛り上がってきている、ということなのでしょう。

時代は太平洋戦争の開戦直前から終戦直後まで。舞台は主人公すずの故郷である広島と、嫁ぎ先である呉。呉は戦艦大和を建造したことでも有名な日本有数の工廠を擁し、広島と太平洋戦争の関係は言わずもがな。始まった時点から悲劇的な結末しか予想できませんが、物語は決して暗くならずに進んでいきます。

この物語は大きなくくりで言えば「戦争もの」の一つだけど、実体はむしろ「日常もの」に近い。状況は戦時下ではあるけれど、その中で生きる人々の生活は(少なくとも本土空襲に見舞われるまでは)必ずしも悲壮ではなく、時代なりに人間らしい喜怒哀楽に基づいて営まれていたことが、比較的淡々と描かれています。私が観たことがなかっただけかもしれませんが、少なくとも今までに観た戦争映画でこういう視点で描かれた物語はなかったように思います。戦争はひどい、戦争はいけない、それは確かに事実なんだけど、日本で実際にあった時代の話について、そういう側面しか残し伝えないのが本当に良いことなのか。
この物語がどこかあっけらかん、のんびり、のほほんとした雰囲気で進むのは、多くは主人公すずのキャラクターによるところが大きいでしょう。自らを「ぼんやりしている」と認め、人より動きは遅いし細かい失敗も多い、でも愛すべきキャラクター。怒りや悲しみの感情を表すことが少なく、どんなことでも柔らかく笑って受け止めるこの人がストーリーテラーであったことが、この映画を優しい物語にしていると思います。私は『あまちゃん』を観ていなかったので、のん(本名:能年玲奈)の演技に CM 以外でまともに触れたのはこれが始めてでしたが、こういう芝居ができる人だったんですね。

しかし、前半で戦争時代の暮らしをじっくり、ゆったりと描いた分、空襲や原爆にまつわる描写はそれ以上に重い。感情移入させられてしまったために、それが一つ一つ奪われていく痛みがありました。最初から「これは辛い悲しい話だよ」と見せられる戦争映画よりもずっと痛みが生々しく感じられる。終盤は、劇場内にすすり泣きの声が響いていました。
それでも、焼け野原から手を取り合って立ち上がってきたのが我々の先達であり、だからこそ今の自分があると思うと、何となく生きるのではなく、一分一秒をもっと大切にしなければ。と思います。私は、映画館から出た瞬間に、まず家族のことを思い浮かべました。

正直言って、派手な戦闘シーンみたいなものもないし、グワッと盛り上がる場面もない。一般的に映画の二時間に期待する感情の抑揚がなくて不完全燃焼感はあるかもしれません。でも、うまく言えませんが、観終わった後に反芻するとじわじわ良さが感じられてくる、そういう映画だと思います。

とても良い映画でした。

こうの 史代 / この世界の片隅に 上・中・下

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投稿者 B : 23:55 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2016/11/26 (Sat.)

株式会社カラー 10 周年記念展

原宿ラフォーレミュージアムで開催されている、スタジオカラーの展示会を見に行ってきました。

株式会社カラー10周年記念展 | 株式会社カラー

株式会社カラー 10 周年記念展

ラフォーレ自体、今まで数度しか足を踏み入れたことがなかったので、我ながら場違い感満載(;´Д`)ヾ。でもラフォーレ内のエレベーターには同じような属性の人がたくさん乗っていて安心しました(ぉ
入場料は ¥500。アニメ系の展示会でこれよりも小規模なのに高価い、というのも珍しくないので、これはかなり良心的と言えます。

株式会社カラー 10 周年記念展

スタジオカラーはこれで 10 周年。ガイナックスを独立した庵野秀明が『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を製作してからもうすぐ 10 年が経とうとしている、ということを考えると、改めて時の流れの速さに驚きます。
その後非常にゆっくりとしたペースで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズを継続してきたカラーですが、庵野監督が鬱で休業したりしている間にも、スタジオとしての活動は続いており、いろんな作品で制作協力としてその名前を見ることができます。

株式会社カラー 10 周年記念展

とはいえカラーの主力作品はやはり『ヱヴァ』。新劇場版における膨大な量の原画や設定資料等が展示されており、非常に見応えがあります。

ちなみにこの展示会は一部動画展示等の撮影制限があることを除き、ほぼ全域が写真撮影可(ただし一枚一枚を極端に接写するのは NG とのこと)。この手の展示会ではここまで撮影が許可されることも珍しく、まさに大盤振る舞い。

株式会社カラー 10 周年記念展

私はガンダムシリーズについては多くのイベントや展示会に足を運んで原画等を目にする機会も多いのですが、ヱヴァに関しては今まであまりそういう機会がありませんでした。今回改めて原画をじっくり見ると、その線がもつ力に圧倒されますね。テレビアニメではなく劇場版だからこそできるクオリティではありますが、ディテールに至るまで手抜きがない。

株式会社カラー 10 周年記念展

メカの描き込みもこの緻密さ。着色されていない線画のほうが細かい描き込み具合がよく分かります。この線画のまま、額に入れて飾っておきたくなります。

株式会社カラー 10 周年記念展

ヱヴァ(特に新劇場版)という作品が強い熱量を持っているのは、登場人物の表情の印象がすごく強いから、という部分が大きいと思いますが、これなんかはその最たるもの。これもカラー映像以上にパワーを感じる原画です。

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一枚一枚の表情の強さに、引き込まれるように見入ってしまいます。これじっくり見てたら丸一日かかるんじゃないですかね。

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展示の多くはモノクロの原画ですが、カラー作品もいくつか。宗教的なモチーフを多数扱った作品だから、というだけにとどまらない神々しさが込もった一枚。むしろ油彩で見たくなります。

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『破』に登場したアスカのパペットの設定画。「moyoco」のサインがありますが、この設定描いたの安野モヨコだったのかー!確かにヱヴァに出てくる小物としてはちょっと違和感ある作画だと思ってたんだよなあ。

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『Q』の巨大戦艦ヴンダー。『Q』ではそれまで以上に 3DCG 作画の割合が高まっていて、こういうメカ類の細かい作り込み度合いも深まっています。

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『Q』で追加された人物設定。

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『Q』の主題歌だった宇多田ヒカル『桜流し』にヱヴァの名シーンを繋いだオリジナル PV も場内で流されていて、人だかりができていました。
最近 NHK でテレビ版のリマスター再放送をやっているけど、久しぶりに新劇場版の BD を最初から見直したくなったなあ。

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ここに掲載した原画はあくまでごくごく一部で、会場にはこの数十杯の物量の原画・設定画等が展示されています。本気でじっくり見たら半日、いや一日かかってしまうレベル。これはファンは心して見に行くべき場所じゃないでしょうか。

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会場内では、10 周年を記念して安野モヨコが描いた漫画『おおきなカブ(株)』とそのアニメーション版が展示/上映されていました。
10 年の歴史を古典童話になぞらえ、暗喩を用いてものすごーくざっくり描いた話で、これがまたじわじわくる感じで面白かった。

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『Q』のカブを抜こうとして大怪我(鬱病発症)したおじいさん(庵野秀明)のもとへ西(三鷹)からやってきた、超おじいさん(笑

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その超おじいさんから展示会開催を祝って贈られた花も展示されていました。

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続いて『シン・ゴジラ』関連の展示。
最初に「庵野秀明がゴジラを作る」と聞いたときには、まさかそれがカラーを代表する映画の一つになるとは思っていませんでした。

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『シン・ゴジラ』は実写と CG で作られた作品のため、アニメのような原画は存在しませんが、初期にゴジラの造形ディテールを確認するために作られた原型モデルが展示されていました。
この現物をこの目で見ることができる、というのは燃える!

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今までのどんなゴジラとも違う造形だけど、全体としての印象は間違いなくゴジラ。
ディテールがむちゃくちゃ細かいので、いろんなアングルから写真を撮りまくりたくなります。

ああ、早く BD 発売されないかなあ。

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短編特撮映画『巨神兵東京に現る』の撮影に実際に使われた巨神兵のパペット。背後にはクロマキー合成で抜くために青く塗られた操者用のフレームがくくりつけられています。
これがあったから『シン・ゴジラ』が生まれた、と思って見るととても感慨深いものがあります。

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『ヱヴァ』も『シン・ゴジラ』も巨神兵要素を持っていることを考えると、巨神兵が庵野秀明に与えた影響は本当に大きかったんだな...と思いますね。

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お土産は小冊子。といってもちょっとしたパンフレットではなく、88 ページにわたる立派な冊子で、漫画『おおきなカブ(株)』全編のほかスタジオ関係者へのインタビュー等を収録した内容の濃いものになっています。映画のパンフレットがあの薄い内容で 1,000 円取っていることを考えると、この冊子までついて入場料 500 円というのは安いというか、むしろファンサービス的なイベントなんだろうな、と思えます。

原宿という場に似つかわしくない(笑)、想像以上に濃厚な展示会でした。会期は 30 日までとのことですが、私もあと一回くらいじっくり見に行きたい。

投稿者 B : 22:10 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック