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2017/03/13 (Mon.)

劇場版 ソードアート・オンライン@TOHO シネマズ渋谷

実はテレビシリーズは未見なのですが、AR/VR や AI といった近年のテクノロジーキーワードが盛り盛りの作品ということで、アニメ映画の世界でそれがどのように描かれているのか?というのが気になって、観に行ってきました。

劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-

劇場版 ソードアート・オンライン

VR 世界で展開される MMORPG『ソードアート・オンライン(SAO)』。ではなく、本作のメインは現実世界上に AR で展開される『オーディナル・スケール』。主要な登場人物たちが過去作でどのような活躍をしたかは冒頭で簡単に説明されるので、MMORPG をプレイした経験があれば何となく理解はできます。そして AR ゲーム『オーディナル・スケール』に関しては現代に同様のゲームはまだ存在しませんが、『ポケモン GO』のおかげで現実世界にゲームの世界観を重ねるという概念は、既に多くの人が体験済みでしょう。『ポケモン GO』はポケモン捕獲シーンが AR モードを持っているせいで「あれが AR」という理解をされがちですが、現実の位置情報を使ってリアルワールドにゲームの世界観を重ねているという点で、『ポケモン GO』というゲームそのものが AR ゲームである、という定義ができるのだと思っています(このあたりは西田宗千佳氏の著書『ポケモン GO は終わらない』を参照のこと)。

本作では「オーグマー」と呼ばれる AR デバイスによって、現実世界に CG ベースの視覚情報を重ねるという設定になっています。我々が生きる現実社会でも HoloLens 等の AR デバイスがその道を拓こうとしていますが、オーグマーレベルの表現が可能になるまではあと数年はかかるでしょう。VR や AR がまだ一般に普及しているとは言えない 2017 年において、「VR と AR の違い」を作中で分かりやすく理解させてくれる貴重な資料でもあると思います。
客層も幅広いけど十代が多く、報道では「VR は早くも落ち目」みたいなことが一部で言われ始めていたりしますが、たぶんこういう作品を通じてテクノロジーの未来に自然に触れた若者から順に、VR/AR は普通に浸透していくのかもしれません。

ストーリー自体はあまりひねったところはなく、電脳世界バトルものとしてオーソドックスに作られている印象。一部、過去作未見の私には理解できない単語やエピソードも出てきましたが、それなしでも十分に楽しめる内容でした。おそらく「AR と VR の関係性」という大きめのギミックが仕込まれているせいで複雑な伏線をあえて外したのでしょうが、それで良かったようにも思います。
クライマックスはケレン味に溢れたアクションと梶浦由記の音楽によってこちらの INT が下がる効果があり、力業で感動させに来てる感がありました。RPG で吟遊詩人や踊り子がステータスアップのアビリティを使うのは定番ですが、現代音楽を使って映像に落とし込むとマクロスっぽい雰囲気になるんですね。その楽曲を梶浦由記が手がけるというのはやや反則だろという気もします(ぉ

そういえばオーグマーの開発者が東都工業大学(東京工業大学のもじり)教授という設定がありましたが、『ベイマックス』といい、地方だとほとんど誰も知らないような地味な大学なのに、最近やたらとネタにされますね...。

半分は資料のつもりで観に行きましたが、思っていた以上に面白かったです。これは遡って過去作も観てみたくなりました。

投稿者 B : 22:00 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/03/02 (Thu.)

ラ・ラ・ランド @109 シネマズ川崎

今最も話題の映画を観てきました。

ラ・ラ・ランド

ラ・ラ・ランド

アカデミー賞以前に、ミュージカル映画でなおかつ私が大好きなジョン・レジェンドが出演している時点でなんという俺特映画!公開を楽しみにしていました。そしてチケットだけ予約していたら、観に行く前にアカデミー賞が発表されてしまい、しかも「間違えて作品賞受賞と発表されてしまう」という前代未聞のアクシデントによってさらに話題になってしまったという(笑。
劇場はどこにするか迷いましたが、これは音の良いハコで観るしかないと思って川崎の IMAX まで行ってきました。平日夜にも関わらずほぼ満席、注目度の高さがうかがえます。

ヒロインのミアを演じるのは『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでグウェン役だったエマ・ストーン。出演作を観たのは久しぶりですが、こんなに歌える女優さんだったとは。中盤くらいまでの曲はウマすぎない程度に上手いという感じだったのが、クライマックスの "Audition (Fools Who Dream)" を歌い上げたときのスケールの大きさといったら!これには圧倒されました。
そして主人公セバスチャンがピアニストとして働くレストランの主人ビル役がサム・ライミ版『スパイダーマン』で新聞社の編集長を演じていた J・K・シモンズ、という組み合わせに妙な縁を感じます。しかもこの役どころが J・K・シモンズらしすぎて、つい声を出して笑ってしまいました(笑
個人的にはやっぱりセバスチャンの音楽仲間・キース役のジョン・レジェンドのライヴを大スクリーンで堪能できたのが何よりの感激。欲を言えばもうちょっとアコースティックな曲が聴きたかったですが、そうするとストーリーが成立しなくなってしまうから仕方ない。

映画のテーマは一言で言えば「ショービジネス界で夢を追う男と女のラブストーリー/サクセスストーリー」。ハリウッドのミュージカル映画では王道中の王道という話で、大筋で言えば他のミュージカル映画と大差ない展開ではあるんですが、こういうショービジネス愛に溢れた作品をアカデミー賞に全力でノミネートしてしまうのがアメリカ映画界らしいところでもあります。ミュージカル的にはオープニングの群像ダンスシーンが最大の見せ場の一つで、最初からいきなりこの映画の世界観にグイッと引っ張り込まれるエネルギーを持っています。
しかし物語そのものはショービジネス界の話ではあるんですが、「夢を実現するとはどういうことか」という、人生における普遍的な問いをテーマにした作品でもあります。「本当にやりたいことをやりたかったら、まずは稼げるようになってから」というのはショービジネスに限らず言える話。古くさい価値観かもしれないことを恐れずに言えば、若い頃は青臭いことを言っていたけど夢を叶えるために自分を抑え、それでも最後には自分の夢を叶えて愛する人を待ち続けた男の純粋さと、段階的な成功よりも夢を叶えるという自分の気持ちに正直であり続けた女の純粋さを対比した話でもあると思います。自分自身も大人になり始めていた頃にこんな思いをしたよなあ...と少しほろ苦く感じたりもして、だからこそあのラストシーンは切ない。

音楽も素晴らしかったし、マジックアワーを印象的な場面で使ってくる映像もずるい。そして何より、ミュージカル「映画」であることにこだわり、映画ならではの構図やカット割りを駆使した音楽シーンが、自分自身が映画の一員になったかのようで引き込まれます。
良い映画でした。映画というよりもむしろミュージカルを一本観に行ったような気分でした。これは上映期間中にもう一度観に行きたいなあ。

投稿者 B : 22:22 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/03/01 (Wed.)

『孤独のグルメ Season6』4 月より放送決定

松重豊「孤独のグルメ Season6」4月放送開始!故谷口ジローさんへ追悼コメントも発表 : 映画ニュース - 映画.com

孤独のグルメ

年明け早々に制作が発表されていたドラマ『孤独のグルメ Season6』ですが、テレビ東京では来月 4/7 から放送開始されることが明らかになりました。

先日のお正月スペシャルでは確かに「春からの企画、決まったか」というゴローちゃんのメタ発言があったので、早ければ春クールもあるのかとは思っていましたが、いやー松重さんもスタッフも他の仕事で滅茶苦茶忙しそうだしいくらなんでも...とも考えていたので、みんながんばるなぁ(;´Д`)というのが正直な感想です。でも今までのシーズンで 4 月クールの放送はなかっただけに、春先から初夏にかけてのドラマがどのようなものになるか、今から楽しみでもあります。

今回はレギュラードラマ中に地方出張編が含まれるとのことですが、実はもう 2 月中に大阪で松重さんのロケ目撃情報が出ていたり、久住さんも仕事で大阪に行っていたことをツイートしていたりするので、おそらく第 2~3 話あたりで大阪編が放送されるのではないでしょうか。何らかの形で例のたこ焼き屋台が登場してくれたら盛り上がるんだけどな~。
というわけで、今のうちからいつ大阪に遠征するか、予定を考えているところです(ぉ

孤独のグルメ

久住さんや川村プロデューサーが発表に寄せたコメントの中には、先日永眠された谷口ジロー先生へのお悔やみの言葉も含まれていて、改めて本当に亡くなっちゃったんだなあ...と寂しく思います。今までであればドラマ放送開始に合わせて漫画の新作が SPA! に掲載されることもありましたが、これからはそういうこともなくなってしまったわけで。劇中で、それとなく谷口先生を悼むような演出が仕込まれていたりしたら、ついグッときてしまいそうな気がしています。

ともあれ、放送開始まであと一ヶ月あまり。私も聖地巡礼に向けて体調を整えておかないと(ぉ。

久住昌之、谷口ジロー / 孤独のグルメ 2

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投稿者 B : 23:56 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/01/24 (Tue.)

マクロス Δ の世界展

池袋パルコで開催されている『マクロス Δ』のイベントを見に行ってきました。

マクロスΔの世界展 | PARCO MUSEUM | パルコアート.com

マクロス Δ の世界展

そういえば以前もパルコにマクロスのイベント見に来たなー、と思い返してみたらあれはもう四年半前のことだったんですね。時間の経つの早すぎ(;´Д`)ヾ。

イベントのキービジュアルはもちろんワルキューレ...と思ったら、なんかメンバーでもないミラージュがセンターなんですけど(笑。

マクロス Δ の世界展

展示は前半がキャラクターデザインやメカデザインなどの設定周り、後半が作品の世界観再現、という内容。前半がほぼ撮影禁止だったのが、資料価値ある内容だっただけに残念です。

キャラクターデザインはメインキャラに関しては一稿の候補案から掲示されていて、検討の変遷を窺い知ることができます。フレイアがもう少しお姉さんっぽいイメージの案があったり、美雲は当初もっと正統派アイドル的な見た目だったり、カナメに関しては年齢ももう少し上がってグループのリーダーではなくマネージャー的な位置づけだったっぽかったり、とても興味深い。ここからシナリオに合わせてキャラクターの割り振りが追い込まれていった結果今のデザインに落ち着いたのでしょうね。
ただワルキューレ以外のキャラについてはある程度デザインが固まって以降の原稿しか展示されておらず、そこはもう少し深掘りして見たかったです。

マクロス Δ の世界展

メカデザインの展示についても撮影 NG だったので、上は場外に展示されていた DX 超合金 VF-31F のサンプルです。メッサー機のバトロイド形態はもしかしてこれが初公開ですかね(ホビー関係のイベントは追っかけてないので分かりませんが)。DX 超合金は J 型を買った人の評価が高かったので、F 型が出たら買おうか思案中。

メカ系の展示は普段あまり見ることのできない、レゴブロックを使った河森監督お手製の「ドラケン III」の変形原理試作が展示されていたのに感激しました。ジークフリードは主人公機らしい格好良さがあるけど、ドラケン III は従来のバルキリーとは全く違う変形機構を採っていて、メカ的にむちゃくちゃ興味深いんですよね。本当はこの辺の工夫に関する解説があるともっと嬉しかったんですが、特になし。そういうのが知りたい人はプラモ買って自分で理解してね、ってことなんでしょうが(;´Д`)ヾ。

マクロス Δ の世界展

後半は世界観の展示。ワルキューレのステージをイメージしたもの、ウインダミアの玉座をイメージしたもの(玉座に座って写真撮影可能)、あとなぜかクラゲ祭りをイメージしたもの(笑。これらは展示面積的には前半よりも広いですが、内容は薄めでさらっと見ていく感じ。

マクロス Δ の世界展

ここにはワルキューレと空中騎士団の(ほぼ)等身大パネルが展示されています。しかし主人公のパネルはナシ(笑

マクロス Δ の世界展

この(ほぼ)等身大パネル、塗りが本当に美しくてつい引き込まれてしまいます。いつまでも眺めていたい。

マクロス Δ の世界展

大満足、というほどのボリュームではありませんが、『マクロス Δ』の世界をより深く知れるという意味ではなかなか面白い展示でした。隣では『君の名は。』カフェも期間限定オープン中だし、併せて楽しめます。

個人的には『マクロス Δ』はメカや楽曲がとても好きだったのに終盤のシナリオがあまりに残念だったんですよね。『F』のときみたいに劇場版にリメイクしてくれませんかね...。

マクロス Δ 01 特装限定版 [Blu-ray]

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投稿者 B : 22:00 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

STAR WARS: The Last Jedi

【やじうまPC Watch】スター・ウォーズ エピソード8の副題は「最後のジェダイ」 - PC Watch

『スター・ウォーズ』Episode VIII のサブタイトルが正式発表されました。それも「The Last Jedi」。

最後のジェダイ、つまり『フォースの覚醒』のラストシーンに登場したルーク・スカイウォーカーにまつわる話がストーリーの軸になることを予想させる副題。つまり、Ep6~7 の間に自分の甥、つまりハン・ソロとレイアとの間に生まれた子ベン・ソロをジェダイとして育成しようとした結果彼がダークサイドに魅入られてカイロ・レンと名乗る結果となり、ルークが絶望して隠遁するまでの経緯が語られることは間違いないでしょう。そして先日演者であるキャリー・フィッシャーが鬼籍に入ってしまった(が、Ep8 の撮影までは完了していたとのこと)レイアの出番も数多くあるに違いありません。ジェダイが暗黒面に堕ちる話ということで重い話になることが予想されます。

また「The Last Jedi」という語感には『ラスト・サムライ』を想起させるものもあります。『ラスト・サムライ』は最後は悲しい結末でしたが、SW でもラスト・ジェダイが滅びてしまう話となるのか。まあジェダイ不在でライトセーバー戦のない SW はクリープを入れないコーヒーのようなものなのでそれはないでしょうが(笑、ルークはレイにフォースを伝授するのでしょうか。そして、レイの生い立ちやジェダイとの関連性についても何らかの進展があるに違いなく、そこも楽しみです。

最近ようやく『ローグ・ワン』熱が落ち着いてきたところだったのに、また Ep8 が楽しみでたまらなくなってきました。早く年末にならないかな(まだ 1 月)。

タカラトミー / スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ベーシックライトセーバー ルーク・スカイウォーカー

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投稿者 B : 21:08 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/01/20 (Fri.)

GUNDAM THUNDERBOLT 2nd Season

「ガンダム サンダーボルト」第2シーズン、3月24日配信開始。劇場版は'17年秋 - AV Watch

『機動戦士ガンダム サンダーボルト』二期の配信スケジュールが発表されました。

一期も総集編である劇場版のエンディングが次を予感させるつくりで、続編制作やる気マンマンじゃん!という感じだったので特に驚きはありません。前回との違いは、一期が配信スケジュールが逐次公開、劇場版やライヴイベントなどが後追いで決まっていく感じだったのに対して、二期は最初から全体の配信スケジュールと劇場版の予定まで決まっているという周到さ。一期の収益が思ったより良かった、ということなんでしょうね。そもそも『UC』の主要スタッフが担当しているという時点で、一定以上売れてくれなきゃ困るという部分もあるんでしょうが。

一期は一年戦争終盤の戦闘を描いていましたが、エンディングでア・バオア・クー決戦を示唆する描写があったため、二期は一年戦争終結後の話になります。私は原作未読のため詳しくは知らないのですが、つまりは連邦軍による地上のジオン残党狩りが描かれるということになりそうです。今回もイオ・フレミングとダリル・ローレンツの二人の因縁を巡る話になるとみて間違いありません(余談ですが、「フレミング」と「ローレンツ」はいずれも中高物理で登場する電磁場の力にまつわる言葉で、この名前が二人の引き合う宿命を暗示しているっぽい)。
地上戦となれば必然的に接近戦が多くなるわけで、狙撃シーンの多かった一期とはまた違う戦闘シーンを見られることが期待できそうです。ただ、今回の主役機「アトラスガンダム」は一年戦争期の世界観から外れすぎていて、さすがにいただけない。一期もサブアームで盾がグネグネ動くガンダム/ジムや超高機動サイコ・ザクなど時代設定から飛んだメカでしたが、さすがにアトラスガンダムは世界観無視すぎじゃないかと...。まあ、これがアニメになったらむちゃくちゃカッコ良かったりするのが『サンダーボルト』なので侮れないわけですが...。

とりあえず初回は 3 月下旬ということで、楽しみに待ちたいと思います。

太田垣康男 / 機動戦士ガンダム サンダーボルト (4)

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投稿者 B : 23:59 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/01/05 (Thu.)

川崎チネチッタ「LIVE ZOUND」を体感してきた

立川シネマシティの「極上爆音上映」を体験したら、次はここと比較しないわけにはいかないでしょう。

チネチッタ | 川崎駅から徒歩5分、12スクリーンの映画館

川崎チネチッタ

川崎に古くからある映画館「チネチッタ」。私は一時期近隣で働いていたことがあったり、川崎ヨドバシは以前からよく利用することもあり、昔はチネチッタをよく利用していました。
が、この十年余の間に、近隣に TOHO シネマズ・109 シネマズという大手系シネコンが立て続けにオープンし、また都内にも TOHO シネマズ日本橋・新宿、IMAX に対応した T・ジョイ品川と有力シネコンが増えてきたため、設備的に見劣りするようになったチネチッタは以前ほど利用しなくなっていました。が、昨年 9 月に音響に特化した「LIVE ZOUND」という特別興行を開始。明らかに立川シネマシティを意識した展開ですが、やはり独立系シネコンとしてはそういう大手とは違う路線で差異化する必要があるということでしょう。

というわけで、先日シネマシティに行ったその足で川崎にも行ってきました(ぉ。南武線の端から端、各駅停車だと一時間弱、快速でも 41 分。ちょっとした小旅行です。

川崎チネチッタ

「LIVE ZOUND」は近隣にある同系列のライブハウス「クラブチッタ」の音響スタッフが手がけたサウンドシステムということで、同じ音響重視といってもシネマシティとは少し方向性が違います。

鑑賞したのは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。これで四回目の鑑賞です(ぉ。でも何度観てもあのラストシーンは泣ける。
スクリーンは「CINE 8」。チネチッタ内で最大の、532 席のスクリーンになります。

川崎チネチッタ

チネチッタは、シネマシティに比べるとごく一般的なシネコンの設備。スクリーンはこちらのほうが大きいし、シートはヘッドレスト付きの深めのシートで、少し見上げるような視聴位置でも首が疲れることはないし、何より前のお客さんの頭がスクリーンにかぶることがないのがシネマシティとの大きな違い。
スクリーンが大きいので座席は I 列(9 列目)あたりがちょうど視界いっぱいにスクリーンが映る位置かと思います(上の写真は上映前なのでスクリーン左右にマスクがかかっていますが、シネスコ版の本編上映時にはマスクが外れてさらに横長になります)。

川崎チネチッタ

スピーカは、d&b audiotechnik の V8×4+V12×2 をラインアレイ化して左右チャンネル、およびスクリーン裏のセンターチャンネルに配置しているようです。私は業務用 PA 機材には詳しくないですが、シネマシティの Meyer ラインアレイシステムに負けないポテンシャルを秘めていそう。
ただ、天井からこのスピーカを吊っているフレームは何故わざわざ白くしたのか...。上映中は客電は落ちているとはいえ、画面が明るくなるシーンではスクリーンの反射光でこのフレームが光って視界に邪魔なものが見えてきてしまいます。おそらくクラブ的な発想でスピーカ周辺を目立たせたかったのでしょうし、上映中のそんな問題は百も承知の上でやっているのでしょうが、個人的にこれはちょっといただけないなあ...。

川崎チネチッタ

サブウーファは同じく d&b の J-SUB×4。コイツが非常にパワフルな低音を鳴らしてくれます。

音の方は、上映前の CM からシネマシティ以上に通常上映との違いが分かる音。ナレーションやセリフ(特に男性)の声の響きが太い(笑。むしろ響かせすぎでは、と思ってしまうくらいボワボワした響きで、本編上映中もセリフはちょっと聞き取りづらかったですね...。ホールの作り自体が音響的にライブなのでよく響いている感じ。
低音以外の音も、シネマシティ以上に全体的な押し出しが強い印象。シネマシティがダイナミックレンジ重視なのに対して、チネチッタはとにかくテンション高く鳴らしまくる感じ。アクションシーンなんかはとにかく爆音の渦に包まれる感じで良いんですが、静かなシーンまで一本調子なのでメリハリがないんですよね。シネマシティを知らなければこれでも楽しいと感じたかもしれませんが、シネマシティと比較するとライブハウス的すぎて「映画としての音作り」という意識に欠けているのかなあ、と感じました。

でもこれ音楽メインの映画だったらきっと楽しいだろうなあ。例えばもし『マクロス Δ』の劇場版が作られるようなことがあれば、ここで聴いてみたいところです。

投稿者 B : 22:00 | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/01/04 (Wed.)

立川シネマシティ「極上爆音上映」を体感してきた

冬休みを利用して、以前から気になっていた映画館・立川シネマシティに行ってきました。

立川の映画館 シネマ・ワン&シネマ・ツー|シネマシティ

立川シネマシティ

シネマシティといえば『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ガールズ&パンツァー 劇場版』で映画ファン、アニメファンに知られるようになった「極上爆音上映」で有名です。これのためにわざわざ市外から立川まで観に来るお客さんも少なくないようで、私もずっと気になっていたんですが、なにせ立川は遠い(´д`)。移動時間と上映時間を足したらほぼ一日使ってしまうようなものなので、まとまった休みでもないとなかなか行く気合いが出せませんでした。

立川シネマシティ

鑑賞した作品は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。実はこれが私にとって三回目の鑑賞です(笑。だって初めて観る作品だと、映画本来の音作りとの違いが分からないじゃないですか。そういう意味では、一度 IMAX で観ているので、本来意図された音響に限りなく近い環境との比較ができるはずです。

立川シネマシティ

館内にはこんな貼り紙がされていました。シネマシティは「極上爆音上映」があまりにも有名ですが、低音を控えめにして繊細な音響を重視した「極上音響上映」も実施しています。というより「極上音響上映」が先にあって、そこにウーファの爆音を足した「極上爆音上映」が生まれたと言った方が正しいでしょう。それくらい素の音響にこだわっているという点で、観る前から期待が高まります。

ちなみにチケット代は通常なら ¥1,800 ですが、このシネマシティの有料会員制度である「シネマシティズン」に入会すれば半年会費 ¥600 を払うことで鑑賞料が ¥1,000 になります(ただし土日祝日の昼間は ¥1,300)。つまり一回きりしか鑑賞しなくても入会したほうがお得。せっかく交通費を払って立川まで来ているわけだし、私は迷わず入会しました。

立川シネマシティ

私が鑑賞したのはシネマ・ツーの a studio。シネマシティは二棟の建物からなるシネコンですが、シネマ・ツーのほうが新しいビルで、設備も全体的に新しく、このシネマ・ツー a studio が実質的なフラッグシップスクリーンとなっているようです。

中に入ってまず驚いたのが、照明が一般的なシネコンとは全然違うこと。普通は上映前にはうっすらと電球色の地灯りがついているものですが、ここは各シートにまるでキャンドルのような電灯が備え付けられており、ちょっと幻想的な雰囲気で「これから映画を観るんだ」という気分を盛り上げてくれます。

立川シネマシティ

382 という席数にしてはスクリーンは小さめ。IMAX とか TCX といった最近の大画面化の傾向に慣れていると、意外なほど小さく感じます。私は事前 Web 予約の時点で座席表を確認してスクリーンが小さそうだな、と思ったので、前寄りの E 列(4 列目)の席を確保しました。するとやや見上げる感じにはなるものの、視界いっぱいにスクリーンが映ってイイ感じ。首が疲れそうならば F~G 列くらいでもいいでしょうが、それより後ろだと画面サイズ的には物足りないかもしれません。
画質はまあ普通でしょうか。IMAX の大画面かつバキッと高コントラストな映像にはさすがに勝てませんが、ここは映像よりも音響を楽しむための映画館だと思うので、及第点でさえあれば十分です。

立川シネマシティ

音響設備は、フロントが Meyer Sound の LEOPARD スピーカ×6+900-LFC ウーファ×1 をラインアレイ化して左右に備えています。さらにスクリーン裏には LEOPARD×8 がセンタースピーカとして隠されている模様。本来はより大規模なコンサートホール用の機材で、このサイズのシアターとしてはオーバースペックですが、それが「極上音響」に寄与しているわけです。

立川シネマシティ

スクリーン下には同じく Meyer の 1100-LFC サブウーファ×2(ドライバは計 4 発)設置されています。これが「爆音」の発生源。

で、この設備から発せられる音はというと。
『ローグ・ワン』では、まず冒頭に登場する帝国軍クレニック長官のシャトルの飛行音が「ドゴゴゴゴ...!」という、小型シャトルではなくむしろスター・デストロイヤーかよ!と言いたくなるような爆音から始まります。その後も全編通して非常にダイナミックレンジの広い音。かつ、前方の席にいると爆発音のあるシーンでは 1100-LFC から発せられる音の衝撃波を身体全体に受けることができ、単なるサラウンド音響とは違う臨場感が得られます。映画の音響でこまで楽しいと思えたのはこれが初めてかもしれません。
「爆音」という名前がついているのでずっとズンドコうるさいのかと思いきや、静寂のシーンでは静けさを、音楽を鳴らすべきシーンでは音をちゃんと聴かせてくれる印象で、映画一本観終わる頃には爆音上映であることを忘れて、これ自体が映画音響のスタンダードだと錯覚するように、音を自然に感じられていました。爆音はあくまでプラスアルファの要素で、基本の「極上音響」を重視しているからこその音の良さなんでしょう。

映像と音響を総合した映画体験という意味ではやはり IMAX や TCX+ドルビーアトモスが最もクオリティが高いと思いますが、独自に作り込まれた音響空間で他の映画館とは違う体験ができる、という意味ではこの「極上爆音上映」は一つの世界観を完成させていると思います。

立川シネマシティ

『ガルパン』では劇場版を制作した音響スタッフ自らがこのシネマシティの音響調整を手がけ、「聖地」として一年を超える異例のロングラン上映が続いています。ファンのみなさんの熱いメッセージも貼られていて、この「極上爆音上映」を最も濃く体験できるのであれば『ガルパン』をまだ観たことのない私も一度ここで観てみたいかも、と思ってしまいました。ただ自宅から一時間以上かかるんだよなあ...。

近年ではショッピングセンターにシネコンが入ったり、旧来の映画館も大手系列のシネコンとしてリニューアルしたり、どこに行っても一定以上のクオリティで映画が楽しめる環境ができたこと自体は素晴らしいことだと思っています。が、一方で独立系映画館には厳しい時代。その中を「極上音響/爆音上映」と「シネマシティズン制度」という独自性で唯一の存在感を発揮しているシネマシティは非常にユニークな存在だと思います。音響重視の映画で観たいものが出てきたら、もう一度ここに足を運びたいところです。

投稿者 B : 21:59 | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/01/03 (Tue.)

『孤独のグルメ Season6』制作決定

昨夜、テレビ東京にて『孤独のグルメ お正月スペシャル ~井之頭五郎の長い一日』が放送されました。

孤独のグルメお正月スペシャル~井之頭五郎の長い一日:テレビ東京

孤独のグルメ

これまでのスペシャル版と違い、出張編ではなく首都圏でのロケ。冒頭の夢シーンの撮影がテキサスを模した九十九里で行われていたあたり、Season1 における浦安パリを彷彿とさせ、ずっと追いかけてきたファン的にはニヤリとさせられる場面が数多くありました。また過去に登場したお店から、川崎の「つるや」枝川の「アトム」が再登場(ただしどちらも振られる)したのも胸熱。ただし劇中に出てきたとおり、「アトム」は本当にもう閉店してしまっているようで、寂しい限りです。やはり聖地巡礼は放送終了後なるべく早いうちに行かなくてはならないな、という思いを新たにしました。

孤独のグルメ

そして放送終了後に『Season6』の制作決定と、この一年間に放送されたスペシャル版ドラマ三本(旭川編・宮城編と今回のお正月スペシャル)の Blu-ray BOX 化が告知されました。Season6 の放送時期に関しては明言されていませんが、制作スタッフが現在『野武士のグルメ』の撮影にかかっていることを考えると、早くても 7~9 月クール、遅ければ 10~12 月クールになるんじゃないでしょうか。いずれにしても、これまでは放送一ヶ月前が情報解禁日だったので、こんなに早く(仮に 4~6 月クールの放送だったとしても三ヶ月前)告知されるというのは異例。テレビ東京としてもそれだけ期待しているシリーズということなのでしょう。もし撮影予算が増えたとしたら、今度は台湾よりも遠方でのロケもありかねないわけで、聖地巡礼組としては今から戦々恐々としています(;´Д`)ヾ。

とにかく、まずは Season6 が始まる前に残りの聖地巡礼を済ませてしまおうと思います。

孤独のグルメ スペシャル版 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 21:56 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2016/12/20 (Tue.)

『シン・ゴジラ』Blu-ray 発売日決定

「シン・ゴジラ」が'17年3月22日BD/UHD BD化。初公開映像満載の特典BD - AV Watch

今年は映画の当たり年でしたが、中でも最もインパクトが強くてパッケージの発売を心待ちにしていたのが『シン・ゴジラ』。個人的には先月くらいからそろそろ発表されないかなーとチラチラチェックしていた BD/DVD 発売が、ようやく正式にアナウンスされました。
しかもまさかの UHD BD 版も発売!こんあのアリかよォーーーーーッ!!!

...まずは俺が落ち着け(ぉ

UHD BD(Ultra HD Blu-ray Disc)は『機動戦士ガンダム サンダーボルト』などをはじめとして既に複数タイトルがリリースされていますが、まだまだ数が多いとは言えません。コアファン層の濃さを考えると、『シン・ゴジラ』は国内 UHD BD 媒体として当面最も数が出る作品となる可能性が高いでしょう。4K 解像度によるゴジラの精細な造形や大道具・小道具へのこだわりに見入ったり、HDR によるゴジラの放射熱線の輝きを体感するのにこれ以上ないメディアと言えます。まあ、私は 4K も HDR も再生できる環境を持っていないので、とりあえず将来のための先行投資として UHD BD 版を買って当面観るのは同梱されているノーマル BD になると思いますが(笑。

シン・ゴジラ

また UHD BD 版および BD 特別版にはメイキング映像等を収録した特典ディスクが付属することも見逃せません。これまでは CGWORLD 誌等で CG 制作周りの舞台裏が公開されたことはありましたが、実写パートの撮影等に関する情報はせいぜいキャスト陣のインタビュー程度で、映像として世に出ることがほぼありませんでした。本編に関してもネタバレ厳禁の秘密主義を貫いてきた製作陣のことだから、このメイキングも BD 発売まで大事に隠していたのだと思いますが、この特典ディスクは貴重な資料となりそうです。芝居の部分もさることながら、首相官邸や巨災対、自衛隊等のリアリティがどう作り込まれたのか...にはとても興味があります。

発売まであと三ヶ月、正座して待ちたいと思います。

シン・ゴジラ Blu-ray 特別版 4K Ultra HD Blu-ray 同梱 4 枚組

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投稿者 B : 21:54 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック