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2006/11/14 (Tue.)

カッコーの巣の上で

カッコーの巣の上で

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『ショーシャンクの空に』を観て思い出した、ジャック・ニコルソン主演のアカデミー賞受賞作。

こちらも監獄(正確には精神病院ですが、テーマの捉えかたや時代背景的に)で生きる希望とか、人間らしさとは何?ということに真正面から立ち向かった作品です。
精神病を装って刑を逃れ、精神病院にやってきた主人公(ジャック・ニコルソン)が病院の「規律」を乱し、他の患者にも様々な変化をもたらすというストーリー。『ショーシャンクの空に』の主人公の人物像とは対照的ですが、根底に流れるテーマには共通するところがあります。
クライマックスはかなり衝撃的というか・・・観ているほうも精神的ダメージを受けてしまいそうで、『ショーシャンクの空に』とはストーリー的には正反対な展開なのですが、最終的に迎える解放と浄化は、やはり相通ずるもの。軽い気持ちで観ると後悔してしまいそうな重いストーリーで、複雑な気持ちにはなるものの、心にずっしりと問いかけてくる作品です。

私はこの作品、最初は舞台で観たんです。学生時代、ごく短期間ながら芝居に熱中していた時期があって、その頃に片っ端から舞台を観ていたときに出会った作品でした。当時は小劇場系で、コメディ路線の芝居ばかり好んで観ていたところ、何となく観たこの作品にかなり衝撃を受けました。当時観た喜劇は内容なんてどれもほとんど覚えていないんですが、この作品だけは一度観ただけなのに役者の身振りから照明までしっかりと脳裏に焼きついているんですよね・・・。重いドラマが嫌いでなければ、一度観てみてほしい作品。

投稿者 B : 21:38 | Foreign Movie | Movie | コメント (1) | トラックバック

2006/11/13 (Mon.)

ショーシャンクの空に

出張の新幹線の中、VAIO type T で鑑賞した DVD。

ショーシャンクの空に

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最近自宅じゃゆっくり映画も観られません(;´Д`)ヾ。この作品はずっと前から観たいと思ってたんですが、DVD がなかなか再販されず、今年初めにようやく買ったものの、観られないままそのまま 10 ヶ月近く経っちゃいました。出張の移動時間に観ようと思ってキャリングケースに入れっぱなしになっている作品がいくつかあるものの、なんだかんだで移動中も仕事だったり不足がちな睡眠時間に充ててしまったりで、意外と観られないんですよね・・・。

私はモーガン・フリーマンとかサミュエル・L・ジャクソンとか、シブめの黒人俳優が好きなんです。ジェイミー・フォックスあたりも今のまま味を増していってくれないかな、と思ったり。

この作品はずっと評判だけ聞いていて、ストーリーもよく知らなかったんですが、冤罪により終身刑を受けた男(ティム・ロビンス)の物語。ハリウッドで冤罪・刑務所モノというと、どうしても派手な脱獄劇とか真犯人捜しとか法廷劇になりがちですが、そのどれにも属さないものでした。単純なヒューマンドラマではなく、実はたくさんの要素が散りばめられているのに、首尾一貫して全くブレのないメッセージが届いてきたのは、「希望」というストレートながらなかなか映画では真正面から扱われることのないテーマが根底に流れているからではないでしょうか。

本当は、終盤まではもっと不条理なラストを想像していたのですが、あの嵐の夜からクライマックスに至るカタルシスには、本当にグッときてしまいました。大どんでん返しでスッキリした、とか、何か教訓めいたものがあった、とか、そういう明確なものはないですが、エンドクレジットを観ながら「いい映画だった」と呆然とできる映画には、初めて出会ったかも。

ちなみに、レッド(モーガン・フリーマン)が自分のことを「アイルランド系」と言っていたのに違和感があったんですが、調べてみたら原作がそういう設定だったみたいですね。そのあたりは、映画では違った味付け(アフリカン・アメリカン的な名前にするとか)でも良かったような。

投稿者 B : 19:30 | Foreign Movie | Movie | コメント (1) | トラックバック

2006/10/03 (Tue.)

HERO ~英雄~ スペシャル・エディション

HERO ~英雄~ スペシャル・エディション

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何度か観てるディスクですが、RDZ-D87 を入れたのを機に DVD プレイヤーとしての実力をみるため再鑑賞。
やっぱりこの映画は芝居が良いですね。始皇帝と三人の刺客の演技がシブい、というか、ホントにウマい。ジェット・リーとチャン・ツィイーの演技が微妙に思えてしまうけど(ぉ。最近中国映画も大作づいてますが、『グリーン・デスティニー』も『LOVERS』もアクションや映像・音響以外はイマイチなんですよね。
最終的に始皇帝と残剣、そして無名がたどり着く境地は東洋独特の美学というか哲学的で、男っぽいところがありなかなか女性や欧米人には理解できないかもしれませんが、私は好きだなあ。

RDZ-D87 の画質に関しては、やはりプロジェクタ(VPL-HS10)に繋いで DVD を観ても根本的には今まで使っていた DVD プレイヤーと大差ない感じ。DVD プレイヤー自体は 4~5 年前のものなので、DAC の性能なんかは明らかに上がっているはずだけど、プレイヤーのほうも安物じゃなかったから画質的には悪くないんですよね。D87 は多少シャープネスを上げてやると少しはシャキッとするものの、最近の HDTV やプロジェクタと違って DRC-MF が入っているわけじゃないから根本的な解像感不足は否めません。D87 のデジタル放送をプロジェクタで映すと明らかに画の見通しが良くなるので、この辺が現行 DVD の限界なのかな、と。
逆に、デジタル放送をプロジェクタで映すと確かにかなりキレイには見えるんですが、最近仕事で HD 映像を観る機会が多くなってきているせいか、もう HS10 の画じゃ満足できない体になってしまった模様(´д`)。パネルも 720p 止まりだし、コントラストや中間調も物足りない(特に HERO みたいな作品だと顕著)し、とにかく黒浮きが気になる・・・。今のマンションに引っ越してからプロジェクタの設定を追い込んでないせいもありますが、早く SXRD のプロジェクタが欲しくなってきました。VW50 が早く¥50万を切ってくれないかな・・・。

投稿者 B : 13:48 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2006/09/17 (Sun.)

機動戦士 Ζ ガンダム III -星の鼓動は愛-

機動戦士 Ζ ガンダム III -星の鼓動は愛-

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TV 版を観ていない人にはついていけない度合いがさらに高まったシリーズの完結編(ぉ。

I~III を一通り観た感想としては、やっぱり昔のフィルムは使わずに完全新作にしたほうが完成度が高かったような。


ブライトさんこと鈴置洋孝さんに、合掌。

投稿者 B : 13:02 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2006/08/19 (Sat.)

THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション

THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション

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年明けに観に行った映画がさっそく DVD 化。邦画は高いのでスタンダード・エディションで良いかな、と思いつつ、店頭で凝った装丁に乗せられてついスペシャル・エディションを購入(;´Д`)ヾ。

一度観た映画だけど、三谷作品はある意味オチが分かっていても笑えるというか、二度目以降は伏線の張り方や画面隅での役者の細かい演技とか、そういう面でも楽しめる気がします。まあ、改めて観てみると、序盤の細かさに対して後半のタネあかしがベタすぎるかな、という気もするけど、密室(舞台がホテル内に限定されているという点で、これも密室劇)での群像劇という三谷作品の集大成的な作品に仕上がっているなあと。

普段ならあまり観ない特典ディスクですが、三谷幸喜のコメンタリー入り「カットされたシーン」はなかなか面白かった。

投稿者 B : 23:42 | Japanese Movie | Movie | トラックバック

2006/08/09 (Wed.)

ゲド戦記 @ファボーレ東宝

ゲド戦記

宮崎吾朗監督のデビュー作。期待と不安の両面で、今夏最も注目していた作品でもあります。

以下、ネタバレというほどのこともないけど未見でネタバレしたくない人は見ないほうがいいかと・・・。

なんというか、予想に反してひたすら内向的な物語で、序盤にあえて深く説明されなかった部分が後から描かれるのかな、と思っていたら、なんとなくそのままスルーされてしまった感じで、なんだか消化不良感が残りました。特に、設定を見た時点で○○○は○なんだろうな、というのは予想がついてましたが、作中でその伏線が全くないままオチに至ってしまったのが最も消化不良な感じでした。主役二人以外(ぉ)の演技がとても良かっただけに、もったいないなーという感じ。

最近のジブリ作品の常連になった黒いドロドロといい、終盤のグダグダな展開といい、相変わらず最近のジブリ作品なんだなあという印象は変わらず。吾朗監督は初期のジブリ作品のようなシンプルな作品を目指したらしいけど、結局ジブリで作っている限りは最近のジブリの流れから脱却することはできないんじゃないかと。娯楽作品としてはまずまずの出来でしたが、近年のジブリ作品を観終わった後の何だか説教をされたような感覚は相変わらずでした。

エンドロールが終わった後のスッキリ感というか、純粋な娯楽という意味では『ブレイブ ストーリー』のほうが良かったような気も。まあ、ラピュタやナウシカのような作品は 10 年か 20 年に 1 度くらいしか出てこないんでしょうが・・・。

投稿者 B : 20:58 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2006/08/02 (Wed.)

ブレイブ ストーリー @品川プリンスシネマ

ブレイブ ストーリー

ジブリじゃなく、ただの子ども向けじゃなく、萌え系でもなく、マニア系でもない路線で、フジテレビが「日本の文化表現」として模索しようとしている(?)作品。制作 GONZO、配給ワーナーってことで一度観ておこうと思っていました。

ストーリーはありきたりというか、先が読める展開ではあるけど、膨大な原作を消化しきれずストーリーを追うのにちょっと精一杯かなーという感じ。宮部みゆきがおそらく原作のテーマと並んで描きたかったはずの「中つ国」や「ナルニア国」のような世界観であるところの「幻界(ヴィジョン)」の深みや魅力を表現しきれておらず(短い尺の中でなんとかそのあたりの表現も拾おうという努力は見られるものの)、単なる「ありきたりのファンタジー」に陥っているのは残念でしたが、単純に娯楽作品として面白かったです。でもまあ、映画の出来としてはどちらかというともっと若い世代向けかなあ。
映像としてスクリーンの広さやマルチチャンネルサラウンドがそれほど活きているとも思えなかったので、むしろ 2 クールくらいのテレビアニメでじっくり描いてくれたほうが良かったんじゃないかと。

一方で劇場の品川プリンス、初めて行ったんですが、狭めのシアターで画質もちょっと甘く、満足度的にはイマイチでした。これなら自宅のシアターのほうがゆったり高画質で楽しめる気が・・・。まあ、自宅だとなかなかお腹に響くような大音響を出せないので、そういう点では行く意味はあったのですが、仕事帰りにふらっと寄れるというメリットがなければあまり積極的に利用したくはない感じ。

それにしても、松たか子はやっぱり上手いなと。

投稿者 B : 23:57 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2006/07/23 (Sun.)

天空の城ラピュタ

天空の城ラピュタ

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というわけで、ホームシアター再設置後のこけら落としはコレ。もう科白を空で言えるくらいに観た作品だけど、『ゲド戦記』の前に宮崎父の作品を復習しておこうと思って。

ナウシカもいいけど、個人的にはジブリ作品のベストはラピュタなんです。前半クライマックスの要塞でロボット兵が目覚め~パズーがシータを救出するシーンはいつ観ても本当にワクワクしますね。

投稿者 B : 21:36 | Anime | Movie | コメント (2) | トラックバック

2006/05/11 (Thu.)

『スター・ウォーズ』オリジナル版が DVD 化

「スター・ウォーズ」旧3部作のオリジナル版がDVD化 -CGなどを追加しない劇場公開版。日本リリースも予定 (AV Watch)

うー、オリジナル版が出るのか。旧三部作はスター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX を持っているけど、特別篇 DVD は EP6 のラストがセバスチャン・ショウからヘイデン・クリステンセンに差し替えられていたのがどうしても納得できなかったので、新旧作画の差分チェックも含めて押さえておきたいところ。

でも今からだと Blu-ray 版六部作完全セットとかで出そうな気もするので、悩ましいけな(´д`)。値段次第かなあ。

投稿者 B : 12:59 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2006/04/27 (Thu.)

ハリー・ポッターと炎のゴブレット 特別版

ハリー・ポッターと炎のゴブレット 特別版

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まあ、一応、お約束・・・。

劇場で観たときも思ったけど、シリーズを重ねるごとに深みが増していて(ストーリーが徐々に佳境に入りつつあるというのもあるけど、もちろん役者の演技も)だんだん入り込める作品になっていっているなあと。
今のところ原作には手を出さないでいるけど、そろそろ映画じゃ登場人物の心の動きの描写が物足りなくなりつつあるので、そろそろ読んでみたい気も。

投稿者 B : 23:46 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック