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2016/12/06 (Tue.)

『野武士のグルメ』ドラマ化

先日ドラマ『孤独のグルメ』お正月スペシャルに関する発表があったばかりですが、さらに続いて『野武士のグルメ』のドラマ化が発表されました。まさかこっちに展開するとは思ってなかった(;´Д`)ヾ。

『野武士のグルメ』は原作・久住昌之先生、作画・土山しげる先生で漫画化された、もともとは久住先生による同タイトルのエッセイ。ドラマ『孤独のグルメ』のヒット以降、年に一本ペースで久住さん原作作品のドラマ化が続いていますが、ついにここまで来ましたか。しかもテレビドラマとしての放送ではなく、Netflix での配信というのが現代らしい。Netflix の国内向けオリジナルコンテンツはまだそれほど数多く作られていませんが、このタイミングでの起用というのはかなり期待されていることの表れでしょう。
なお制作は共同テレビの『孤独のグルメ』スタッフが担当するようで、ドラマの雰囲気や食事シーンの画はこどグルを踏襲したものになるはずです。

しかしキャストがまた驚き。主人公・香住武役に竹中直人って!!漫画のキャラクターとあまりにかけ離れすぎてる(笑。個人的には、漫画のイメージを踏襲するのであれば現役時代は頑固で厳しかったであろう空気を醸し出している、ややコワモテ系の俳優さんがハマるだろうと思っていました。もし今でもご存命だったら、故・蟹江敬三さんにやってほしかったなあ。あるいは今でもご健在な俳優さんでいうと、例えば塩見三省さんとか、意外と大地康雄さんとかも似合いそう。なんか松重ゴローちゃん同様に刑事かヤクザキャラな俳優さんばかりですが(笑。
それに比べると竹中直人さんはコミカルな役も多いし、何よりキャラが濃すぎるのが気になりますが(笑)、これはもしかすると土山しげる先生による漫画版よりも久住先生ご本人によるエッセイ版を意識した配役なのかもしれません。そう思ってみると、顔のつくりとか、自由人っぽさとか、久住さんに通ずるものがあるような(笑。

二番煎じがオリジナルを超えることがないとおり、こどグルスタッフの飯テロドラマで本家『孤独のグルメ』を超えた作品はまだないのが心配なところですが、これはどうなりますかね。少なくとも主役の豪華さでは期待ができそうな気もします。配信が始まったら観てみようと思います。
でもそれはそれとして、このドラマ化によってこどグルの Season6 が少なくともあと半年くらいはなさそうなことが確定的になったのが残念でもあります。やっぱり今後は基本的にスペシャルドラマとして細く長く継続する方向なんですかね。

久住 昌之、土山 しげる / 漫画版 野武士のグルメ 2nd

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2016/12/01 (Thu.)

『孤独のグルメ お正月スペシャル』放送決定

ドラマ「孤独のグルメ」正月SPが決定!東京を舞台に五郎の"長い一日"描く - コミックナタリー

今日から 12 月、ということでそろそろドラマ『孤独のグルメ』の新春スペシャルか 1 月からの新シーズンの情報が出てくるかも...と思っていたら、案の定発表されました。来年 1 月 2 日にお正月スペシャルとして放送されるとのことです。

孤独のグルメ

サブタイトルは「井之頭五郎の長い一日(仮)」。これまでのスペシャルは基本的に出張編という位置づけで博多、旭川、宮城と遠征が続いていました。私も先日東北聖地巡礼に行ってきたところで、次のスペシャルは順番的に四国か中国地方か、でも冬なら北陸もアリだよなあとか妄想していましたが、今度はまさかの都内でのスペシャル。「長い一日」ということはもしかすると朝昼晩三食分の店が登場することになるのかもしれません。
松重豊さんは「前に行った店に行くかもしれません」というコメントを出していますが、さすがにこれは冗談だろうなあ。でも過去の名店が再登場というのも、それはそれで面白そう。仮に出てくるとしたら前振り的にランチ扱いでの登場になるでしょうから、例えば池袋の汁なし担々麺とか、まめぞのランチタイムとかだったりすると個人的にはアツいです。仕事絡みだとすると倉庫作業からの流れでアトム、というのも捨てがたい。

孤独のグルメ

ところでドラマ『孤独のグルメ』は 2015 年 10~12 月期の Season5 を最後に、連続ドラマとしての放送が行われていません。有名になりすぎたせいでなかなかお店からの撮影許可が下りなくなっているという事情もあるでしょうし、松重さんも製作スタッフも今や売れっ子で他の仕事に忙しい...という側面もあるのでしょう。しかしテレ東的には確実に稼げるコンテンツであることも間違いなく、今後は今年やったような盆と正月のスペシャルドラマとして継続していく、という方向なのではないかと思います。
ただこれまでに 4~6 月クールに放送されたことがないので、初の春クール放送として Season6 の製作がこのお正月スペシャルの放送後に予告される...という展開をファンとしては期待してしまいますが、どうですかね。

松重さんといえばこの 10 月からは火曜深夜に FM ヨコハマで『深夜の音楽食堂』というラジオ番組を持たれています。これも井之頭五郎があったからこそのキャスティングと番組名なんでしょうが、毎回イイ感じに肩の力が抜けた語り口で食べ物のこと、音楽のこと、芝居のことを語ってくれるのが嬉しい。とりあえず毎週この番組を聴きながら、年明けの放送を楽しみに待ちたいと思います。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

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2016/11/29 (Tue.)

この世界の片隅に @T・ジョイ PRINCE 品川

全然チェックしていなかった映画ですが、なんか公開後にじわじわと評価が高まっているようなので、気になって観に行ってきました。

この世界の片隅に

この世界の片隅に

今年はクチコミで盛り上がる映画の当たり年になっています。それでも単に SNS で話題、というだけなら「ふーん」で済ませていた可能性もありますが、知人関係で観に行った人が口を揃えて「良かった」と言っていたので、これは一度観ておいた方がいいな...と。実際、公開後に少しずつ上映館が増えているということで、大ヒットまではいかないまでも盛り上がってきている、ということなのでしょう。

時代は太平洋戦争の開戦直前から終戦直後まで。舞台は主人公すずの故郷である広島と、嫁ぎ先である呉。呉は戦艦大和を建造したことでも有名な日本有数の工廠を擁し、広島と太平洋戦争の関係は言わずもがな。始まった時点から悲劇的な結末しか予想できませんが、物語は決して暗くならずに進んでいきます。

この物語は大きなくくりで言えば「戦争もの」の一つだけど、実体はむしろ「日常もの」に近い。状況は戦時下ではあるけれど、その中で生きる人々の生活は(少なくとも本土空襲に見舞われるまでは)必ずしも悲壮ではなく、時代なりに人間らしい喜怒哀楽に基づいて営まれていたことが、比較的淡々と描かれています。私が観たことがなかっただけかもしれませんが、少なくとも今までに観た戦争映画でこういう視点で描かれた物語はなかったように思います。戦争はひどい、戦争はいけない、それは確かに事実なんだけど、日本で実際にあった時代の話について、そういう側面しか残し伝えないのが本当に良いことなのか。
この物語がどこかあっけらかん、のんびり、のほほんとした雰囲気で進むのは、多くは主人公すずのキャラクターによるところが大きいでしょう。自らを「ぼんやりしている」と認め、人より動きは遅いし細かい失敗も多い、でも愛すべきキャラクター。怒りや悲しみの感情を表すことが少なく、どんなことでも柔らかく笑って受け止めるこの人がストーリーテラーであったことが、この映画を優しい物語にしていると思います。私は『あまちゃん』を観ていなかったので、のん(本名:能年玲奈)の演技に CM 以外でまともに触れたのはこれが始めてでしたが、こういう芝居ができる人だったんですね。

しかし、前半で戦争時代の暮らしをじっくり、ゆったりと描いた分、空襲や原爆にまつわる描写はそれ以上に重い。感情移入させられてしまったために、それが一つ一つ奪われていく痛みがありました。最初から「これは辛い悲しい話だよ」と見せられる戦争映画よりもずっと痛みが生々しく感じられる。終盤は、劇場内にすすり泣きの声が響いていました。
それでも、焼け野原から手を取り合って立ち上がってきたのが我々の先達であり、だからこそ今の自分があると思うと、何となく生きるのではなく、一分一秒をもっと大切にしなければ。と思います。私は、映画館から出た瞬間に、まず家族のことを思い浮かべました。

正直言って、派手な戦闘シーンみたいなものもないし、グワッと盛り上がる場面もない。一般的に映画の二時間に期待する感情の抑揚がなくて不完全燃焼感はあるかもしれません。でも、うまく言えませんが、観終わった後に反芻するとじわじわ良さが感じられてくる、そういう映画だと思います。

とても良い映画でした。

こうの 史代 / この世界の片隅に 上・中・下

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投稿者 B : 23:55 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2016/11/26 (Sat.)

株式会社カラー 10 周年記念展

原宿ラフォーレミュージアムで開催されている、スタジオカラーの展示会を見に行ってきました。

株式会社カラー10周年記念展 | 株式会社カラー

株式会社カラー 10 周年記念展

ラフォーレ自体、今まで数度しか足を踏み入れたことがなかったので、我ながら場違い感満載(;´Д`)ヾ。でもラフォーレ内のエレベーターには同じような属性の人がたくさん乗っていて安心しました(ぉ
入場料は ¥500。アニメ系の展示会でこれよりも小規模なのに高価い、というのも珍しくないので、これはかなり良心的と言えます。

株式会社カラー 10 周年記念展

スタジオカラーはこれで 10 周年。ガイナックスを独立した庵野秀明が『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を製作してからもうすぐ 10 年が経とうとしている、ということを考えると、改めて時の流れの速さに驚きます。
その後非常にゆっくりとしたペースで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズを継続してきたカラーですが、庵野監督が鬱で休業したりしている間にも、スタジオとしての活動は続いており、いろんな作品で制作協力としてその名前を見ることができます。

株式会社カラー 10 周年記念展

とはいえカラーの主力作品はやはり『ヱヴァ』。新劇場版における膨大な量の原画や設定資料等が展示されており、非常に見応えがあります。

ちなみにこの展示会は一部動画展示等の撮影制限があることを除き、ほぼ全域が写真撮影可(ただし一枚一枚を極端に接写するのは NG とのこと)。この手の展示会ではここまで撮影が許可されることも珍しく、まさに大盤振る舞い。

株式会社カラー 10 周年記念展

私はガンダムシリーズについては多くのイベントや展示会に足を運んで原画等を目にする機会も多いのですが、ヱヴァに関しては今まであまりそういう機会がありませんでした。今回改めて原画をじっくり見ると、その線がもつ力に圧倒されますね。テレビアニメではなく劇場版だからこそできるクオリティではありますが、ディテールに至るまで手抜きがない。

株式会社カラー 10 周年記念展

メカの描き込みもこの緻密さ。着色されていない線画のほうが細かい描き込み具合がよく分かります。この線画のまま、額に入れて飾っておきたくなります。

株式会社カラー 10 周年記念展

ヱヴァ(特に新劇場版)という作品が強い熱量を持っているのは、登場人物の表情の印象がすごく強いから、という部分が大きいと思いますが、これなんかはその最たるもの。これもカラー映像以上にパワーを感じる原画です。

株式会社カラー 10 周年記念展

一枚一枚の表情の強さに、引き込まれるように見入ってしまいます。これじっくり見てたら丸一日かかるんじゃないですかね。

株式会社カラー 10 周年記念展

展示の多くはモノクロの原画ですが、カラー作品もいくつか。宗教的なモチーフを多数扱った作品だから、というだけにとどまらない神々しさが込もった一枚。むしろ油彩で見たくなります。

株式会社カラー 10 周年記念展

『破』に登場したアスカのパペットの設定画。「moyoco」のサインがありますが、この設定描いたの安野モヨコだったのかー!確かにヱヴァに出てくる小物としてはちょっと違和感ある作画だと思ってたんだよなあ。

株式会社カラー 10 周年記念展

『Q』の巨大戦艦ヴンダー。『Q』ではそれまで以上に 3DCG 作画の割合が高まっていて、こういうメカ類の細かい作り込み度合いも深まっています。

株式会社カラー 10 周年記念展

『Q』で追加された人物設定。

株式会社カラー 10 周年記念展

『Q』の主題歌だった宇多田ヒカル『桜流し』にヱヴァの名シーンを繋いだオリジナル PV も場内で流されていて、人だかりができていました。
最近 NHK でテレビ版のリマスター再放送をやっているけど、久しぶりに新劇場版の BD を最初から見直したくなったなあ。

株式会社カラー 10 周年記念展

ここに掲載した原画はあくまでごくごく一部で、会場にはこの数十杯の物量の原画・設定画等が展示されています。本気でじっくり見たら半日、いや一日かかってしまうレベル。これはファンは心して見に行くべき場所じゃないでしょうか。

株式会社カラー 10 周年記念展

会場内では、10 周年を記念して安野モヨコが描いた漫画『おおきなカブ(株)』とそのアニメーション版が展示/上映されていました。
10 年の歴史を古典童話になぞらえ、暗喩を用いてものすごーくざっくり描いた話で、これがまたじわじわくる感じで面白かった。

株式会社カラー 10 周年記念展

『Q』のカブを抜こうとして大怪我(鬱病発症)したおじいさん(庵野秀明)のもとへ西(三鷹)からやってきた、超おじいさん(笑

株式会社カラー 10 周年記念展

その超おじいさんから展示会開催を祝って贈られた花も展示されていました。

株式会社カラー 10 周年記念展

続いて『シン・ゴジラ』関連の展示。
最初に「庵野秀明がゴジラを作る」と聞いたときには、まさかそれがカラーを代表する映画の一つになるとは思っていませんでした。

株式会社カラー 10 周年記念展

『シン・ゴジラ』は実写と CG で作られた作品のため、アニメのような原画は存在しませんが、初期にゴジラの造形ディテールを確認するために作られた原型モデルが展示されていました。
この現物をこの目で見ることができる、というのは燃える!

株式会社カラー 10 周年記念展

今までのどんなゴジラとも違う造形だけど、全体としての印象は間違いなくゴジラ。
ディテールがむちゃくちゃ細かいので、いろんなアングルから写真を撮りまくりたくなります。

ああ、早く BD 発売されないかなあ。

株式会社カラー 10 周年記念展

短編特撮映画『巨神兵東京に現る』の撮影に実際に使われた巨神兵のパペット。背後にはクロマキー合成で抜くために青く塗られた操者用のフレームがくくりつけられています。
これがあったから『シン・ゴジラ』が生まれた、と思って見るととても感慨深いものがあります。

株式会社カラー 10 周年記念展

『ヱヴァ』も『シン・ゴジラ』も巨神兵要素を持っていることを考えると、巨神兵が庵野秀明に与えた影響は本当に大きかったんだな...と思いますね。

株式会社カラー 10 周年記念展

お土産は小冊子。といってもちょっとしたパンフレットではなく、88 ページにわたる立派な冊子で、漫画『おおきなカブ(株)』全編のほかスタジオ関係者へのインタビュー等を収録した内容の濃いものになっています。映画のパンフレットがあの薄い内容で 1,000 円取っていることを考えると、この冊子までついて入場料 500 円というのは安いというか、むしろファンサービス的なイベントなんだろうな、と思えます。

原宿という場に似つかわしくない(笑)、想像以上に濃厚な展示会でした。会期は 30 日までとのことですが、私もあと一回くらいじっくり見に行きたい。

投稿者 B : 22:10 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2016/11/25 (Fri.)

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 @T・ジョイ PRINCE 品川

今週封切りの最新作、さっそく観に行ってきました。劇場は当然品川プリンスの IMAX 3D。

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

『ハリー・ポッター』シリーズ最新作、といっても先日最新刊が発売されたばかりの続編ではなく、こちらは外伝的な作品。作中でホグワーツの教科書にもなっていた『幻の動物とその生息地』という書物を映像化した作品になります。そのためハリーもハーマイオニーも登場しないわけですが、世界観はしっかりハリポタ。当時よりもさらに進化した映像が、最後まで飽きずに楽しませてくれます。

舞台は『ハリポタ』よりもさらに 70 年前のアメリカ・ニューヨーク。イギリスの魔法動物学者であるニュート・スキャマンダーが、ある目的のために渡米するところから始まります。そこである事件に巻き込まれ、現地でノー・マジ(=マグル)たちに正体を知られないようひっそりと暮らしている魔法使いたちと協力し、事件の解決を目指す...というお話。
正直言ってストーリーは浅く、もうちょっとそれぞれの背景を描いてくれないと主要キャラの行動動機が解らず単なる勧善懲悪にしか見えないよなあ...とは思いましたが、どちらかというと全年齢向けにストーリーを解りやすくしつつ、映像的なギミックを楽しむエンタテインメント映画なんだろうな、というのがよく伝わってきました。ハリーと違ってニュートは最初から完成された魔法使いだから魔法アクションシーンは派手だし、CG で描かれた魔法生物もどれも個性的で面白かった。そして、物語の節々に『ハリー・ポッター』本編に出てきた名前がチラチラ出てきて、早く続きが見たい、と思わされた時点で負けなんだろうなあ(笑。ただ『ハリポタ』は終盤の展開が早くて因果関係も入り組んでいたので、この名前ってどこで出てきたんだっけ?誰とどういう関係だったんだっけ?という記憶がおぼろ。これは BD を見直すなり小説を読むなりしたほうが良いのかもしれません。

主人公ニュート・スキャマンダー役は『レ・ミゼラブル』でエポニーヌの恋人マリウスを演じていたエディ・レッドメイン。マリウスは「意識高いけど世間知らずなおぼっちゃん」という感じでしたが、今回のニュート役はそれよりもずっと大人。ピンチに陥っても自信を失わないヒーローぶりで、こういう役もできる俳優さんだったのか、と見直しました。というか『レミゼ』でもマリウスのキャラを本人のキャラに重ねて見てしまっていた時点で、そもそもうまい役者さんだったんだろうなあ。

『ファンタスティック・ビースト』は全五作でシリーズ化されるということで、続編も楽しみです。それが一段落したら、本編の最新話にして最終話『ハリー・ポッターと呪いの子』の映画化へと続くんですかね。

ニュート・スキャマンダー(J.K. ローリング) / 幻の動物とその生息地

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2016/11/19 (Sat.)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV イベント上映 @新宿ピカデリー

機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜

機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV

本日より『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』の上映・配信が開始されました。

私はこれまで『UC』の episode 6 から『THE ORIGIN』の III までプレミア上映会への参加を続けてきたのですが、今回はどうしてもスケジュールが合わず涙を呑みました(泣。代わりにイベント上映の初日のチケットを入手して、旗艦ピカデリーで鑑賞してきました。

前作でのジオン士官候補生たちによる「暁の蜂起」で学生たちを煽動した責任を取らされ、ムンゾ防衛隊を除隊処分となったシャア。暇を利用して地球へと降り立ち、そこで運命の人、ララァ・スンと邂逅します。一方、地球連邦とサイド 3 との緊張関係は限界に達し、モビルスーツの発明者・ミノフスキー博士の地球連邦への亡命未遂を契機に、ついに人類史上初のモビルスーツ同士の戦闘が開始される...という、一年戦争編へと続くカギとなるのがこの IV。ファーストガンダムにも登場する主要キャラの多くが揃い始め、またフル CG で描かれた「一年戦争時代のモビルスーツ戦」は非常に見応えがあります。漫画版の安彦タッチのキャラクター的なアクションを CG ベースで動かすとこうなるのか!という感激があります。I の冒頭で少しだけ登場した MS 戦に比べてもかなり進歩しているのが見て取れ、セルルック 3DCG の進化ぶりをガンダムと共にリアルタイムで味わえるのだなあ、という感慨があります。

キャストが誰になるのか気になっていたララァ・スン役は早見沙織さん。私はあまり出演作品を観たことがなかったので少し心配でしたが、潘恵子さんのどこか悟ったようなララァとはまた違う少女っぽさを残した演技が、ファーストガンダム時代よりも表情豊かになった安彦先生のララァによく馴染んでいて、とても良かった。このララァがニュータイプ研究所で才能を開花させ、アムロと出会うまでにどう変化するのかが楽しみでもあります。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV

そして初日ということで、上映前に舞台挨拶もありました。私が参加したのとは別の回ですが、GUNDAM.INFO に早くもレポートが掲載されていたので雰囲気はこれで掴めるかと。
ピカデリーでの登壇は安彦総監督、池田秀一さん(シャア)、早見沙織さん(ララァ)、喜山茂雄さん(ランバ・ラル)、渡辺明乃さん(キシリア・ザビ)、森口博子さん(主題歌)という豪華メンバー。

全国15館で大ヒット上映中!「機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜」初日舞台挨拶レポート | GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト

私が参加した回では、池田秀一さんが「35 年前の映画版を観に行った、という方はいらっしゃいますか?」と問いかけたところ結構な割合で手が挙がり、池田さんがつい胸をつまらせる瞬間があったのが印象的でした。
今までのプレミア上映会等には登場されなかったメンバーだと、早見沙織さんはララァとはちょっと違うほわほわお嬢様という雰囲気(だけどコメントはしっかりしてたなあ)だったり、渡辺明乃さんがまたキシリアとは全然違う溌剌とした感じで、大きなメガネをかけていたこともあってキシリアというよりはアラレちゃんでもやりそうな感じだよなあ、と思ったけどよく考えたらそもそも初代キシリアの小山茉美さんがアラレちゃん役もやってたんだった(ぉ

機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV

主題歌の森口博子さんは 6 月のイベント「ガンダム LIVE EXPO ~ジオンの世紀~」以来。今回は生歌はありませんでしたが、さすが芸能人だけあってトークだけでも他の出演陣とはレベルの違うオーラを発していました。『宇宙(そら)の彼方で』も素晴らしい曲だと思うし、だからこそ生歌披露があったというプレミア上映会に行けなかったことが悔やまれます(泣

舞台挨拶の最後はまさかの安彦総監督・森口博子さんのフォトセッション。こういう場は写真 NG なことが通常なので、どうせ撮れないだろうしと思って RX100 III しか持っていなかったという(;´Д`)。まさかの場合を考慮してもっと長いレンズ持って行くべきだった...。
主催側も SNS の宣伝効果を意識しているようで、司会の方が「ぜひ美白アプリを使って SNS でシェアしてください」と言っていました(←。ちなみに森口博子さんはエゴサーチしているそうなので、名前入りで応援ツイートをするとご本人に届く可能性があります(笑

機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV

お土産はいつもの安彦総監督描き下ろしミニ色紙とコミック小冊子(パンフレットは購入品)。
冊子のほうには、本作で描かれたシーンの一部を抜粋する形で原作コミックが収録されていました。まあ私はコミック版・愛蔵版・電子版と持っているから別に要らないし、と思ったのですが、

機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV

ガンダムエースで連載が始まった『ククルス・ドアンの島』の抜粋版まで収録されていました(!)。これちょっと気になっていたんですよね。作画は安彦先生ではありませんが、安彦先生に似せたタッチで描かれていて、これけっこうまともに読める作品なんじゃないですかね...。

イベント上映は本日から二週間。既に配信も始まっていますが、この戦闘シーンはやっぱり大画面と劇場の音響で観たい。私は上映期間中にあと一回は観に行こうと思います。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜 [Blu-ray]

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森口博子 / 宇宙の彼方で

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投稿者 B : 23:56 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2016/11/09 (Wed.)

アマデウス [Blu-ray]

先日日本語吹替版の Blu-ray が発売されたというニュースを見かけて、そういえば字幕版の BD 持ってたけどまだ観てなかったなあ...というのを思い出して、改めて鑑賞しました。

アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray]

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もともと DVD で持っていて、数年前に BD に買い換えたにもかかわらず観るのに気合いが要るため(本編だけで 180 分もあるんですよ...)未開封のままラックに刺さっていたディスクです(笑。確かに名作なんだけど、重めの展開とか音楽にちゃんと向き合わないと失礼だという意識とか、これを通しで観るのは『ロード・オブ・ザ・リング』のエクステンデッド・エディションを観る以上に気合いと体力が必要。

その名前と音楽を知らない者はいない音楽家、モーツァルトの生涯を描いた作品。「アマデウス」はモーツァルトの本名、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのミドルネームから取ったものです。
モーツァルトの生涯と言いつつ、物語はそのライバルである作曲家アントニオ・サリエリの視点で語られます。「サリエリがモーツァルトを殺した」というフィクションに基づき、年老いたサリエリがモーツァルトとの出会いから死までを回想するつくり。オペラを中心に、モーツァルトの数々の名曲が生まれたエピソードから、楽曲のイメージとはかけ離れた奔放で自堕落なモーツァルトの人格に至るまでを生々しく描いています。サウンドトラックは当然モーツァルトが生みだした名曲たち。Dolby TrueHD の 5.1ch サラウンドで鳴らせば、まるで自分が当時のオペラハウスの観客の一人になったような感覚で音楽に包まれることができます。

サリエリがモーツァルトの才能に嫉妬し、謀殺に至るエピソード自体はフィクションではありますが、自分自身になまじ才能があったためにモーツァルトとの間にある越えられない壁に気づいて絶望する...というくだりが妙にリアル。昔この映画を観たときにはモーツァルトに肩入れする気分で観ていましたが、自分も歳を取ったのか、真の天才を目の当たりにして自身の限界を自覚するサリエリに共感すらおぼえました。そして最後には、凡人の代表として世の凡人たちを赦すサリエリ...。

3 時間の本編を観終わるとどっと疲れる映画ですが、鑑賞中はずっと極上のモーツァルト音楽に浸れる映画でもあります。日常から離れて自分の気持ちを何かに浸せる、ある種とても映画らしい映画と言えます。

投稿者 B : 23:30 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2016/10/16 (Sun.)

ズートピア [Blu-ray]

ズートピア [Blu-ray]

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全くノーマークだった映画ですが、たまたま娘の運動会の演目でこの映画の楽曲が使われていたこともあり、どんな作品だろうと気になったので、レンタル BD で鑑賞しました。

ディズニー映画で、擬人化された動物たちが主人公で、というと完全に子ども向けだと思うじゃないですか。そういうのもあって劇場公開時には観る気がしなかったんですが、実際に観てみるとイメージと全然違いますね。まあ確かに賑やかで子ども向けタッチではあるんですが、テーマはもっと深い。人間の差別や偏見を描いた物語です。
子ども向けの作品で差別や偏見を描こうとすると、えてして「差別は良くない」と直接的に表現しそうなものですが、例えば誰もが持っている無意識な差別とか、平等を訴えながらそれがまた新たな差別を生み出してしまうとか、あるいは自分の鬱憤晴らしのために被差別を利用するとか、現代の人間社会でも実際に起きている「差別に関する問題」を的確に捉えて描かれていて、感銘を受けました。これ、子どもたちがどこまで理解しているかは分かりませんが、言わんとしていることは何となく伝わったんじゃないでしょうか。

動物たちが登場する映画ということで、それぞれのキャラクターの細かい動きの一つ一つに現実の動物の動きが精密に取り入れられていたり、セリフや笑いのひとつにまで各動物の特徴をちゃんと表現していたり、こういう細かいところへのこだわりはさすがのディズニーアニメ。ストーリー軸で観てもいいけど、そういうキャラクターのモデリングやモーションをこまかく見ていってもまた別の面白みがある作品だと思います。

純粋に娯楽作としてもとてもよくできていますが、人の精神の成長物語や映画としてのメッセージングというところまで含めると、子どもに見せて良かった度合いとしては『アナ雪』や『ベイマックス』よりも上だと思います。あまり期待していなかったけど、とてもいい映画でした。

投稿者 B : 22:10 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2016/09/27 (Tue.)

ハドソン川の奇跡 @T・ジョイ PRINCE 品川

クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演の最新作を観に行ってきました。

ハドソン川の奇跡

ハドソン川の奇跡

イーストウッドファンとしては観ないわけにはいかないでしょう。そして主演がトム・ハンクスなら名作にならないはずがない。
劇場は最近お気に入りの T・ジョイ PRINCE 品川、IMAX 2D での鑑賞。

近年のイーストウッド監督はノンフィクション作品を多数手がけていますが、本作も 2009 年に発生した「US エアウェイズ 1549 便不時着水事故」を映像化した作品です。私は当時ニュースで見た記憶がある程度の事故ですが、アメリカ本国では日本でいう日航機墜落事故くらい人々の記憶に残る事故だった(結果は真逆にしても)という理解でいいんですかね。確かに、9.11 後のニューヨークで航空機が市街地に落下しかねない事故を回避したという点で、機長が英雄視されるのは解る話ではあります。映画のキャッチコピーには「155 人の命を救い」とありますが、実際にはもっとたくさんの人の命を救ったことになるのでしょう。

映画は時系列で事故のいきさつをなぞるのかと思ったら、事故後の国家運輸安全委員会(NTSB)による事情聴取のシーンから始まります。市民からは英雄として称えられながらも NTSB からは「空港に引き返さずハドソン川に着水した判断が本当に適切だったのか」について厳しい追及を受け、また家族ともども日々マスコミの取材攻勢に遭うという、どちらかというと逃げ出したくなるシチュエーション。主人公であるサレンバーガー機長(サリー)も何度も事故の記憶がフラッシュバックします。ここに差し込まれる 9.11 を思わせる映像は、当事者でなかった立場として見てもショッキング。

事故後のサリーに対する人々の反応と、事故前後の機内の様子を行き来しながら物語が淡々と進んでいくあたりは、近年のイーストウッド流ノンフィクション作品らしい手法で描かれています。客観的でありながら、どうしてもそのときの主人公の心境に自分を重ねずにはいられない。トム・ハンクスらしいユーモアがほとんど登場しないあたりも、けっこう重みを増しています。
クライマックスは NTSB による公聴会が法廷劇的な見せ方で描かれます。機長の判断は本当に正しかったのか。ラストは機長のこの事故に関する見解と、重い空気を解き放ってくれる副機長の一言に救われた気がしました。

そしてエンドロールで気がついたのですが、この映画、事故当時に救助活動等に関わった人々の多くが本人役として出演しているんですね。さらにはサレンバーガー機長本人もある場面で登場。これにはちょっと不意打ちを食らってしまいました。
感動して号泣する類の映画ではありませんが、エンドロールが終わった後に深い感銘が残る作品。これは間違いなく名画だと思います。

それにしても公開直後にも関わらず、この都内屈指のスクリーンにお客さんが 20 人程度しか入っていない、というのはいくらなんでも寂しいですね。『シン・ゴジラ』や『君の名は。』が平日夜でも満席だった同じ映画館とは思えません。こういう作品にももう少し注目が集まってほしいところ。おかげで IMAX をど真ん中で堪能できましたが...。
映像的には、物語の大半がドラマパートに割かれているので、あまり IMAX 向きの映画ではないとは思います。が、クライマックスでようやく事故の一部始終が描かれるシーンでの描写や音響は圧巻。旅客機の大きさや事故の衝撃、救助シーンの臨場感は IMAX でなければここまで感じることはできなかっただろうなあ。

良い映画だったと思います。配信が始まったら自宅でもう一度観たい。

投稿者 B : 00:27 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2016/09/14 (Wed.)

超高速!参勤交代 リターンズ@チネチッタ

前作がとても好きだった映画の続編が公開されたということで、さっそく観に行ってきました。

超高速!参勤交代 リターンズ

しかし『シン・ゴジラ』や『君の名は。』が大ヒットを飛ばしている一方で、それ以外の邦画はほとんど顧みられていないのか?平日夜というのを差し引いても、公開一週間以内の映画館がガラガラ、というのはちょっと心配になってしまいますね。私はほぼ中央の席を取ったんですが、同じ列には他にお客さんがいませんでした。

事前情報を仕入れずに観に行ったので、期待半分、不安半分という気持ちでした。「続編に名作なし」というように、前作の焼き直しだったらどうしよう...と。

ストーリーは前作で「超高速に参勤」した後の話。参勤したら交代(帰郷)もするわけで、湯長谷藩(現在の福島県いわき市)への岐路の出来事です。前作で佐々木蔵之介演じる内藤政醇に無理難題をふっかけた幕府老中・松平信祝(陣内孝則)が再び策を弄し、湯長谷藩で一揆を発生させて今度は往路のさらに半分の時間で参勤交代の復路を行かせる、というストーリー。

いくら時間軸が半分になったからといって、同じように制限時間の中を走って参勤交代させるだけじゃ芸がないよね、と思ったけど、参勤交代自体はけっこうあっさり完了。製作サイドも前作からどうスケールを広げるかはかなり意識したようで、帰郷後の湯長谷藩での出来事に尺の大半を使いつつ、同時に江戸での出来事を平行して描くという二面展開。当初想定していなかった流れで、飽きるどころか先が気になっていきました。
それから全体的に前作よりも殺陣のシーンが大幅に増えていて、ダイナミックかつ緊張感のある場面が要所要所に出てくるのも良かった。一方で期待通りの細かな笑いも忘れず、緩急のある内容にまとまっていると思います。

個人的には今回初登場となった大岡越前の配役が意外すぎてスクリーンに出てきた瞬間に吹き出してしまったんですが(笑)、そういうのも含めて俳優陣の個性と実力が揃っていることが、この映画をうまく引き締めていると思います。あと一般的にあまり富山出身のイメージがない西村雅彦が珍しく富山弁(シチュエーション的にかなりわざとらしい)を喋っているのもポイントです(ぉ。

大作の陰で埋もれがちな邦画だけど、私はこういうの好きです。でもさすがに三作目...はないだろうなあ(笑。

投稿者 B : 23:30 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック