b's mono-log

2016/01/13 (Wed.)

キングスマン [Blu-ray]

昨秋の劇場公開時に話題になっていた映画を、Blu-ray にて鑑賞しました。

キングスマン [Blu-ray]

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ある意味王道のスパイ映画。国家や企業に所属せず、世界の秩序と平和を守るために存在する極秘組織「キングスマン」を描いた物語です。

サミュエル・L・ジャクソン演じる、超大手 IT 企業のカリスマ経営者、リッチモンド・ヴァレンタインが「地球を存続させるために人類を粛清する」ことを目的に、世界中にある時限装置を仕掛けます。その企みを阻止するために「キングスマン」が動く、というお話。
アーサー王物語の「円卓の騎士」になぞらえられた「キングスマン」は、各人が究極の紳士でなければならず、行動の一つ一つがスタイリッシュ。でありながら、ジェームズ・ボンドやイーサン・ハントも顔負けのアクションを見せてくれ、スパイ・アクションとして非常に見応えのある映像にしあがっています。スパイ映画になくてはならないスパイ道具類も凝っていて、現代の映画らしいところでいえば AR を駆使した映像的演出もあって、非常にカッコイイ。ただ、途中で「名探偵コナンかよ!」とツッコミを入れたくなるベタベタのスパイ道具もあったりして、これが単なるシリアス一辺倒のスパイ映画とは一線を画す作品であることが示されています。

モブキャラまで含めかなり多くの登場人物が死ぬ映画なので、目を背けたくなる死亡シーンも随所にありますが、できるだけ残虐一辺倒にならないよう、映像や音楽を含めた演出で緩和されているのが印象的でした。クライマックスに出てくる、ヴァレンタインの賛同者や部下たちが一斉に死んでいくシーンでは、(不謹慎な話に聞こえるかもしれませんが)むしろ爆笑せざるを得なかったほど(笑。表現手法としては B 級スレスレの演出ですが、製作サイドの「これはエンタテインメントである」という意図の表れと感じました。
シナリオとしても「え、ここでこの人が退場しちゃうのか!」とか「こいつが裏切るとは思わなかった!」とか、裏をかかれる展開が多く、最後まで手に汗を握りっぱなし。最後までジェットコースターにでも乗っているような感覚で楽しめました。

ちょっと方向性は違うけど、どこか『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に通じる馬鹿っぽさ溢れるアクション映画でした。こういう映画も、たまにはいいですね。

投稿者 B : 23:00 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2016/01/04 (Mon.)

駆込み女と駆出し男

年末年始は新旧三部作も含めたスター・ウォーズ三昧の日々を過ごしていましたが、洋食ばかり食べた後に和食が恋しくなるような気分になって、前から気になっていたこの邦画を最後に鑑賞しました。

駆込み女と駆出し男

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近年の私の好みからして、邦画はコメディ寄りの時代劇か大泉洋出演作品に当たり率が高い。ならばその両方の条件が揃ったこの映画は間違いないだろう、と思っていました。

鎌倉に実在し、女の駆け込み寺として知られる東慶寺。江戸幕府も承認した離縁の調停役として、夫婦関係に困り果てた女が数多く駆け込んだと言われています。駆け込み後は 24 ヶ月を寺で過ごし、その後に離縁が成立するという仕組みだったとか。物語はこの寺に駆け込んだ女たちと、大泉洋演じる見習い医師・信次郎にまつわる 24 ヶ月を描いています。
主役が大泉洋だけに、信次郎がいろんな女たちの悩みを解決していく話かと思ったら、そうじゃないんですね。信次郎もあくまで東慶寺の重要な関係者の一人に過ぎない。この映画は、女たちの自立と成長の物語です。

大泉洋、樹木希林、満島ひかり、戸田恵梨香といった主演陣の芝居は期待したとおりとても良かったです。現代劇ともよくある時代劇とも違う、まるで落語を聞いているかのような、立て板に水の台詞回し。大泉洋については今までもそんな芝居を時折見せてくれていたので違和感はありませんでしたが、他の役者陣まで含め、とてもリズミカルな台詞が耳に心地良い。単なる映画ではない、何か違う芝居を見せられているような気分になります。
男尊女卑だった時代を描いた重めのテーマながら、いいところに笑いの要素が散りばめられており、緩急があって最後までダレずに楽しめました。やっぱり大泉洋はこういう手触りの映画がよく似合う。

いい映画でした。日本映画が嫌いでなければ、一度観ておいて損はない作品だと思います。

投稿者 B : 23:59 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/12/27 (Sun.)

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 @チネチッタ

遅ればせながら、私も覚醒してきました。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒

スター・ウォーズ/フォースの覚醒

いつもならフラッグシップ館で 3D 字幕版を観るところですが、今回は 2D 吹替版で鑑賞。というのも、すっかり独りで観に行くつもりだったところ、テレビに影響された娘たちが「BB-8 観たい!」と言い出したので、子ども二人連れでの鑑賞となったからです。それでも生粋の SW ファンとしては、最近増えているという「映画を観たこともないのにキャラグッズを身につけているにわかファン」にするわけにはいかないと思い、事前に BD-BOX で教育(といっても旧三部作だけだけど)してから臨みました。

『ジェダイの帰還』から三十年後。再び勢いを増す帝国軍残党「ファースト・オーダー」に対抗する、レイア・オーガナ将軍率いる組織「レジスタンス」。かつての英雄ルーク・スカイウォーカーは行方不明になっており、レジスタンスは彼を探して銀河系を調査している...というのが物語の始まり。旧三部作の主役三人が再登場するという事前情報を耳にしてから、映画館で彼らに再会できる日をずっと楽しみにしてきました。
が、いっぽうで今回から製作体制が変更となり、配給はディズニーに、監督は J・J・エイブラムスに引き継がれています。最大の不安要素はそこだよなあ...と、万一裏切られたときのために少し斜に構えながら劇場に足を運びました。

結論から言うと「私はこういう SW が観たかった」。結果的に、不安要素は全て杞憂でした。

まずは映画の構造。出会い、旅立ちからラストに至る流れまで、EP4 だけでなく EP1 でも使われた「三部作の一作目」のフレームワークを今回も踏襲してきました。どこかで見たような場面や展開も多く、それが逆に新たな世代の三部作の始まりを感じさせます。オリジナルの主役三名を登場させながらも、世代交代させるための物語。そのために今一度この展開をやる必要があった、と。そしてまた、ストーリーの構造を踏襲することで、「我々こそが SW の正当な継承者である」ことを明示したい、という製作サイドの決意めいたものも感じました。
また、新たな主役の三名(と言って良いのかな?)が旧作の登場人物たちと真正面から渡り合えている演技も良かった。

それから、設定や演出、美術周りに至るまでが「ちゃんとわかってる」。言い換えればあざといほどに「こういうのが観たかったんでしょう?」と問いかけてくるようで、古くからのファンの心理を理解し、何が喜ばれるかを考え抜いて作られた作品だと感じました。それはもしかすると迎合と紙一重かもしれませんが、少なくとも私はワクワクした。従来のエピソードと比べても展開が早く、内容が濃かったことを差し引いても、お腹いっぱい感がありました。

おまけに、「ディズニーもちゃんとわかってた」。オープニングはルーカスフィルムのロゴのみで、ディズニーのディの字も出てきません。ディズニー配給であったことを思い出したのは、エンドロールの終盤になってからのこと。欲を言えばルーカスフィルムロゴの後に 20 世紀 FOX のファンファーレが欲しかったところですが、さすがにそれは無理か(笑。
とにかく、ディズニーは SW の世界観やファンの心理を最大限に尊重した上で新作に出資したんだなあ、ということがよく分かりました。それに引き替え、日本の映画業界(全部ではないにせよ)の残念なことといったら。

これは期待以上の出来だった、と言うほかありません。
冬休み中に IMAX3D 字幕版でもう一度観に行ってこようと思います。

投稿者 B : 23:57 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/12/26 (Sat.)

機動戦士ガンダム サンダーボルト [PS Video]

クリスマスの正午から一般配信が始まったので、私もさっそく視聴しました。PlayStation 4 上で PS Video の HD セル版を購入。

機動戦士ガンダム サンダーボルト

今回は原作を読んでいないので、基本設定くらいしか前提知識がない状態での鑑賞。

一年戦争の終盤、最も激しい戦場と言われた「サンダーボルト宙域」での戦いを描いた物語。一年戦争におけるホワイトベース隊以外の戦場に焦点を当てたという意味では『ポケ戦』や『08MS 小隊』と同様に、ファーストガンダムの世界観に厚みを持たせるサイドストーリー、と位置づけられるでしょう。が、他のサイドストーリーに比べても格段に重いテーマで冷徹に戦争を描いており、これ本当に映像化しちゃったのか...というのが初見後の感想。

少年兵もニュータイプも出てこない戦場に、ジャズを BGM に繰り広げられるバトル。今までのガンダムとは明らかに違うキャラクターデザイン。フレキシブルアーム経由で 2 枚のシールドを装備するジム。どこから切っても異色作なので、ガンダムファンであっても受け付けない人はいるでしょう。でもその分、骨太感は映像から伝わってきます。
それもそのはず、これを手がけているのは『ガンダム UC』のサンライズ第 1 スタジオ。『UC』同様に手描き表現にこだわったモビルスーツが、細かいディテールが入りながらもグリングリン動く感動。『THE ORIGIN』のフル CG によるモビルスーツも確かにカッコいいんだけど、どこか質感が軽いんだよなあ...と感じていた私にとって、そうそうこれが宇宙世紀の MS の動きだよ!と納得させてくれるだけのクオリティを持っています。他の部分が好みに合わなくとも、ガンダムファンならこのためだけにでも観る価値があると思う。

そして終盤から連邦側の主役機として登場するのが、フルアーマーガンダム。フルアーマーガンダムといえば MSV ですが、そのアレンジ版というイメージ。今まで、数々のサイドストーリーに「ガンダム」と名のつく MS が登場してきましたが、アムロ(とセイラ)以外が操縦する RX-78 が公式映像として公開されたのはこれが初めてじゃないですかね?
『THE ORIGIN』のほうではフル CG で RX-78 ガンダムを映像化しようとしていますが、同時期にこちらはフル手描きで RX-78 を映像化しているというのは、なかなか興味深い事実です。

個人的には、すごく好きな部分とあまり好みじゃない部分が入り混じった複雑な作品ですが、クオリティは高い。全 4 作で順次公開予定とのことなので、今後も楽しみにしています。

投稿者 B : 23:45 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/12/25 (Fri.)

ポーラー・エクスプレス

我が家ではクリスマスの定番映画といえば『34 丁目の奇跡』なわけですが(もちろん今年もこれ観たんだけど)、今年はちょっと違うのも家族で鑑賞。

ポーラー・エクスプレス

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トム・ハンクスが出演したフル CG のクリスマスムービーです。以前劇場で予告編を見かけて気になっていたと思ったら、もう 11 年も前の作品なんですね...。

さすがに 11 年も前の作品となると、フル CG では古さが気になってしまいますね。PS4 の映像を見慣れた目で PS3 世代のゲームをやっているような感覚。でも、そんな映像の古さは内容の良さで、すぐに気にならなくなりました。

サンタクロースを信じられなくなった少年が、イヴの夜に北極へと向かう列車「ポーラー・エクスプレス」に乗って旅をする物語。もともとは『急行「北極号」』というタイトルの絵本の映画化らしいですね。

トム・ハンクス主演だからほっこり系の話かと思ったら、映像的にはこれ文字通りジェットコースター・ムービーじゃないですか!ポーラー・エクスプレスなのに『スピード』もかくや、という高速走行する列車内でのアクション(言い過ぎ)。北極に到着するまでの間に様々な事件が起き、少年たちが大きく成長して、最後にサンタクロースに出会うまで。たくさんのアクションの中に、大人たちの優しい視線やクリスマスらしい演出が相まって、とても心温まるお話でした。
クリスマスには、こういう「子どもに信じる心を失わさせない物語」が相応しいと思います。これもまた、クリスマスに繰り返し観たい映画だなあ。

それと、歳を取ると高周波の音がだんだん聴き取りづらくなる理由が、この映画のラストを観てようやく分かりました(違

投稿者 B : 22:00 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/11/26 (Thu.)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア [Blu-ray]

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア [Blu-ray]

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プレミア上映会から一月あまり、『ガンダム THE ORIGIN II』の Blu-ray が発売されました。まあネット配信はとっくに始まっているので新規性も薄れつつありますが、このシリーズはしっかりディスクで手に入れておきたいところ。

本作のキモは、なんといっても「サイド 3 から地球に逃げ延びたキャスバルが、改めてザビ家に復讐を誓うまで」の物語。若い声作りに無理してる感はあるけれど(笑)、やっぱりこの役はその後のシャアを演じた池田秀一氏だからこそ演れる芝居なんだなあ、というのを繰り返し観るほどに実感しますね。
個人的な見所は、前作に続いてランバ・ラルとハモン。前作ではランバは若き熱血漢として物語を動かす役どころを演じ、ハモンは主役すら食う勢いの活躍を見せましたが、今回は二人とも歳を取り、「大人」としての渋い振る舞いが印象に残ります。今回のランバはドズル・ザビと対峙するシーンでの、短いやりとりの中での男同士の意思疎通や、モビルスーツの原型となるモビルワーカーを初めて見たときに思わず武人としての本能が刺激される様子など、セリフ外の演技がすごくイイ。ハモンも、男勝りだった前作とは打って変わって、ランバに注ぐ母性的な仕草だったり、「泣き」のシーンだったり、そういう人間性の深さが感じられるシーンがとても良い。安彦ガンダムは全体的にキャラクターの人間らしさが前面に出ていますが、この二人はアニメーションと声の芝居によってさらに魅力を増していると思います。

来たるべき『III』は約半年後、来春の公開。サブタイトルは『暁の蜂起』であることが公表されています。内容的にはコミック 10 巻の終盤から 11 巻にかけて、「シャア・アズナブル」となったキャスバルがジオンの士官学校に入学し、それを契機とするように連邦とジオンの対立関係が決定的なものになっていくまでが描かれるはず。もちろん、シャアの士官学校の同期にあたる「あの人」も登場します。ここまでの物語はドラマ中心でしたが、いよいよ戦闘シーンの割合も高まっていくはずですし、さらに期待が高まりますね。

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2015/11/15 (Sun.)

Competition of NEW GUNDAM -RED or WHITE-

またしても半年ぶりに、お台場の GFT に行ってきました。でも前回行ったときには屋外のガンダム立像と壁面映像しか見なかったので、施設内に入るのは一年以上ぶり。

ガンダムフロント東京

ガンダムフロント東京

今回のお目当ては、DOME-G の新作映像「Competition of NEW GUNDAM -RED or WHITE-」。グリプス戦役後、エゥーゴの支援組織カラバの幹部に対して、アナハイム・エレクトロニクスが新 MS のプレゼンテーションを行うという設定。登場するのはゼータガンダム 3 号機の初期検証型と、デルタガンダム弐号機の二機で、模擬戦も交えてコンペ形式で機体のプレゼンが行われます。

ゼータ 3 号機はサイドストーリーでカラバ所属時代のアムロが搭乗した機体という設定で、今までも何度か限定版ガンプラが発売済み。デルタガンダムは『UC』に登場したデルタプラスのベース機というか、百式に当初予定されていた変形機構を組み込んだ完全版という位置づけ。その「弐」号機でカラーリングは赤、ってなんか某人気アニメを意識しすぎじゃないですかね(笑

ガンダムフロント東京

映像自体はけっこうあっさりしていて、ちょっと食い足りない印象。本編に関連するシナリオが用意されていた『One of Seventy Two』並みの内容を期待すると肩透かしを食らうでしょう。でも白いゼータガンダムと赤い百式が模擬戦とはいえバトルを繰り広げる、と言われたら、あの人とかあの人にも出てきてほしいと思うのが、ファン心理ってやつじゃないですか(´д`)。

これだけのためにわざわざお台場に足を運ぶのはもったいないと思いますが、従来の『One of Seventy Two』や『ネオ・ジオング、お台場に現る!』も引き続き上映されているので、行くならひととおり観ることをオススメします。

ガンダムフロント東京

この新映像に登場する二機のガンプラも当然 GFT 限定で販売されています。

デルタガンダム弐号機は HGUC で、一般販売されている通常版の色変えキットのもよう。とはいえ金メッキで高価な通常版よりこちらのほうが安価なので、コレクターに限らず塗装派にも嬉しいところじゃないでしょうか。
私は基本的に HGUC は作らないので、見送り。RG か MG で出ていたら即死だったと思います(笑

ガンダムフロント東京

ゼータガンダム 3 号機は、白×グレー×紫という基本色は押さえながらも、プレバン限定版とはまた少し異なる配色になっています。これはこれでかっこいいけど、プレバン限定版に比べるとランナーの枚数が少なくて済むような色分けになっているものと思われます(笑
こちらは RG なので完全変形だし、プロポーションの良さも折り紙付き。ディスプレイされているウェイブライダー形態、なんか変形が完璧じゃないように見えますが(笑。GFT のガンプラ展示ってけっこう詰めが甘いんですよね...。

ガンダムフロント東京

久しぶりに有料ゾーンに入ったので、中の展示も見てきました。が...、以前ならば期間限定で定期的に入れ替えを行っていた特別展示エリアが、どうも固定展示っぽい「ガンプラファクトリー」と「ガンプララボ」に変更されてしまったんですね。

ガンダムフロント東京

成形機や金型、製造手順などの展示があって工業クラスタ的にはそれなりに面白い。

ガンダムフロント東京

ガンプラの精巧さはこの金型に対する「職人の手作業による仕上げ」が支えているといいます。このへんはまだまだ日本が外国に対する強みとして持っている部分なので、大切にしたいところ。

ガンダムフロント東京

また、現代のガンプラは 3D CAD で図面を引いた後に 3D プリンタで試作できるようになったことも、近年のキットのクオリティ工場に一役買っています。3D プリンタ自体は製造業において一般的に使われるようになりましたが、試作の製造工程を一般の人が見る機会はそう多くないと思うので、これは貴重。

ガンダムフロント東京

「ガンプララボ」のほうは、1/144 の RX-78 のガンプラ(HGUC よりもさらにシンプルなもの)のパッケージ(外箱)の色塗り~組み立てと箱詰めを体験できるコーナーになっています。私は流石に体験しませんでした(笑。

ガンダムフロント東京

このあたりの展示は初めて見るぶんには面白いけど、リピートするような内容じゃないなあ。GFT 有料ゾーン自体の開館時間も、以前より短縮(最終入場 18 時、終了 19 時)されてしまっているし、以前よりもコストをかけずに運営して物販メインにシフトしている印象。最近うすうすそんな気はしていましたが、この施設もいよいよガンダムファン向けというよりはお台場に来る外国人観光客向けになってしまったんだろうな、と少し残念な気持ちになりました。悲しいけどこれ、商売なのよね...。

新作映像が公開されたらまた来るだろうし、新しい撮影機材を買ったら実寸大ガンダムで試写しに来るんだろうけど(ぉ)、それ以外の目的で GFT に来ることは当分ないかなあ。

HGUC 1/144 MSN-001 デルタガンダム

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2015/11/02 (Mon.)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II イベント上映 @新宿ピカデリー

先日のプレミア上映会に続いて、いよいよ解禁されたイベント上映のほうにも足を運んできました。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II

観るならやっぱりフラッグシップ館で、というわけでいつものピカデリー。なにやら土日はロビーにシャア専用オーリス II とその量産型カラーが展示されていたらしいですが、残念ながら今日はもう別の展示に変わっていました。

プレミア上映会で一度観た映像とはいえ、やっぱりちゃんとした劇場の大スクリーンと音響で鑑賞するのはひと味違いますね。画面は細かいところまでちゃんと見えるし、音響に込められた演出もちゃんと聞こえます。それだけなら自宅で配信を観ても同じですが、自宅では味わえない大画面と大音量が何よりも嬉しい。まあ、BD が一般発売されたらまた自宅でもじっくり観るんですが。

『I』もモビルスーツがほとんど登場しない、ガンダム作品としては異色の作品でしたが、物語の導入部ということで登場人物紹介的なシーンとか説明的なセリフが多かったのは事実。対して『II』では、キャスバルとアルテイシアが年齢を重ねたから、というのもありますが、より登場人物たちの芝居に重点が置かれている印象。相変わらずモビルスーツはほとんど出てこないけど、重要なところで印象的な、かつリアリティ溢れる描写がされていたので、これはこれで満足です。

ちなみに今回に先立って、改めてファースト劇場版三部作の BD-BOX を見返してから行ったら、ラストの「あのシーン」がファーストではどう描かれていたか、を脳内対比しながら観れてとても良かったので、事前復習オススメ。安彦総監督が「手描きだと葉っぱメンドクセェ!デジタル素晴らしい(ぉ」と仰っていたのがよく解ります。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II

いつもの先着順の来場記念品は、初週分はエドワウ&シャアのイラスト入りミニ色紙。原作未読の人は、なぜ「エドワウ&シャア」なのかを劇場で理解せよ(ぉ
イベント上映期間後半はまた別の色紙(ランバ・ラル&ハモン)が用意されるようなので、もう一度行こうかな...。

驚いたのは、本編~次回予告編の後に THE ORIGIN 版の RX-78 ガンダムが動くショートムービーが追加されていたこと。

「THE ORIGIN II」上映館でショートディレクショナルムービー「GUNDAM RISING」上映中! | GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト

試作映像という位置づけらしいですが、これはもうそろそろ THE ORIGIN プロジェクト内でファーストのリメイクをやることを公言していると理解して間違いないでしょう。他の状況証拠からもそう読み取れますし。

業界的には、『ヱヴァ』や『ヤマト 2199』でかつてのコアファンがちゃんとついてきてくれ、新規層もある程度開拓できたから、次はいよいよ本丸の『ガンダム』をリメイクしようということでしょうか。最初のシリーズから 36 年が過ぎ、今後もサンライズの柱としてシリーズを継続していく上で、主要なスタッフとキャストが健在のうちに現代のクオリティで焼き直しておきたい、という思惑もありそうです。
順当に行けば来秋の『THE ORIGIN IV』までで過去編を描ききり、再来年から一年戦争編のリメイクが始まるものと予想されます。そう考えると、『THE ORIGIN III』以降もますます楽しみになってきました。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア [Blu-ray]

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投稿者 B : 22:22 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/10/18 (Sun.)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 赤の決意 哀しみのアルテイシア プレミア上映会

前回に引き続き、OVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』最新作の世界...いや、地球圏最速上映会に当選したので、満を持して観に行ってきました。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II

ガンダム関連のイベント上映は UC ep6 から数えてこれで五回連続で当選しています。つくづく、私は運がいい...。

会場は新豊洲にあるライヴハウス「豊洲 PIT」。現地に行くまで知らなかったんですが、ごれは「Power Into Tohoku」の略で、東日本大震災の復興支援活動の一環として運営されているイベント会場なんですね。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II

チケットの競争率はそれなりに高かったようですが、実際には当日券も多少出ていたもよう。事前販売は一人二口まで応募できたので、複数人で応募して当選したけど決済しなかった、という人が少なくなかったんじゃないかと思われます。今後も同様のイベントがあるときには、もし抽選に外れても一般販売、当日券、とダメモトで複数回チャレンジしたほうが良いのかも。

今回のエピソードは「シャア・セイラ編」の後半、コミック 10 巻の内容をほぼなぞった形になっています。
『THE ORIGIN I』のラストで地球に逃げ延びたキャスバルとアルテイシア兄妹が成長していくさまと、平行するように進むザビ家のモビルスーツ開発プロジェクト。この後の物語にも登場する主要キャラクターたちが複雑に絡み合いながら物語は進み、キャスバル改めエドワウ・マスが、いかにしてザビ家への復讐を誓ったか...までが描かれています。『スター・ウォーズ』でいう ep I~III のようなもので、結末が決まっている物語に対する辻褄合わせのような、後付けの物語ではあるわけですが、ファーストガンダムとの連続性を強く意識した演出も相まって、グッとくるシーン多め。ラストはもちろんファーストガンダムにも登場した、印象的な「あのシーン」で、これを見られただけでも前作から 8 ヶ月待った甲斐はあったなあ...と思えます。

劇場公開と VOD 配信はもう二週間後、ファーストガンダムファンならばこれは期待して良い出来なんじゃないでしょうか。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II

会場のステージは劇中に登場する「クラブ・エデン」を模したセットが作り込まれていて、気分を盛り上げてくれていました。私は運良く 6 列目の席が取れたので、先行上映の映像(いつもスクリーンが小さいので後ろの席だと厳しい)もトークショーも近くで見ることができて、とても感激。
ちなみに劇中の「クラブ・エデン」の酒棚に並んでいるボトルには、ラベルにいろいろと小ネタが仕込まれているらしいので(このセットではそれも細かく再現されていた)、そういう視点で Blu-ray をチェックしてみても面白そう。

上映の前後には、キャスト(エドワウ・マス:池田秀一、セイラ・マス:潘めぐみ、ランバ・ラル:喜山茂雄、クラウレ・ハモン:沢城みゆき)と安彦良和総監督によるトークショー、そしてハモンが唄った劇中歌『By Your Side』の歌を担当した澤田かおり氏による熱唱、という豪華なイベントつき。
トークの内容はネタバレに繋がるのでまた後日書きますが、一番印象的だったエピソードだけメモ:

  • 池田秀一氏「THE ORIGIN アニメ化の話があったとき、『僕がいちばんシャアをうまく演じられるんだ!』という思いが強くて、自分からオーディションに名乗り出た」
  • 安彦総監督「正直、池田さんが少年期の声を当てることに不安はあった。ちなみに実は池田さんは THE ORIGIN I で田中真弓さんが演じたキャスバル坊やのオーディションも受けに来ていた」
  • 池田秀一氏「(安彦監督に向かって)今それバラします!?(汗)でも、オーディションを受けて声を出してみた結果、自分から辞退することにした(笑)」
まあ、実際池田さんのあの声で 14 歳のキャスバル(エドワウ)を演るのは聴いている方にもちょっと無理してる感は伝わってきましたが(笑)、パズーの声に比べれば違和感は少ないです(ぉ。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II

会場のロビーには例によっていろいろと展示物が。とはいえ前回に比べると展示スペースも展示物も少なめで、他のお客さんも撮影に殺到していたので、あまりじっくり見て回る余裕はありませんでしたが。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II

安彦先生によるキービジュアルの原画とか。これは BD コレクターズエディション(イベント上映会場限定販売の 1 万円するやつ)のジャケットに採用されている作品ですね。
メインストーリーにほとんど関連しないアムロ少年がちゃっかり登場しているのがポイント(笑。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II

それからセル画。この剣、どう見ても「ロトのつるぎ」ですよね(ぉ

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II

立体物も。夏に発売されたばかりのセイラさんの 1/8 フィギュアですが、まさかファーストガンダムから 36 年の月日を経てセイラさんが立体化されるとは、こんなに嬉しいことはない...!

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II

ドズル・ザビが乗艦するムサイ改型艦隊指揮艦「ワルキューレ」もこのタイミングで立体化。
ムサイってこんなにカッコ良かったっけ?っていうくらいカッコイイ。しかも艦首のコムサイが着脱可能で、コムサイにはザクも収容可能という細かいこだわり(笑。

完成品フィギュアにはあまり興味ないんですが、これはちょっと欲しいなあ...。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II

劇場限定ガンプラは今回 HG ガンタンク初期型のリミテッドクリア Ver. とのこと。私はクリア成型のガンプラはあまり好きじゃないのでこういうのには手を出してきませんでしたが、このガンタンク初期型はキャタピラとかガトリングガンのように内部メカが見えるのが萌えポイントだし、成型色が渋めでクリア物にありがちな安っぽさがないのが、ちょっとそそります。ただかなりラメラメしているので、これが苦手な人もいそう。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II

マスターグレードからは、来月発売予定の MG ガンダム THE ORIGIN 版のサンプルも出ていました。逆向きに構えたシールド、ショルダーキャノン、方や前腕に追加されたバルカン、脹脛の隠しバーニア、など原作劇中の演出で印象的に使われていた装備をひととおり再現。ただ、安彦先生の滑らかな作画の印象からするとかなりカッチリした造形ではあります。
これは私も買う予定。でも THE ORIGIN でのガンダムは、初期型のほかにジャブローで改修された中期型、マグネット・コーティング化にともなう大規模改修を経た後期型の 3 バージョンあるので、プレバンあたりでバージョン違い or 換装パーツを出してくるんだろうなあ。

ちなみにトークショーの中で安彦総監督が「若い人にもファーストの良さを伝えていきたい」みたいなことを仰っていたし、このタイミング(OVA 中ではガンダムは登場していない)での MG 化ということを考えると、もう一年戦争部分までリメイクする気マンマンじゃないですかー!という気がします(ぉ

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II

来場記念品は、テキサスコロニーで乗馬を楽しむエドワウとセイラのイラスト入りミニ色紙。例によって、劇場公開時にはまた絵柄が異なるミニ色紙が先着でプレゼントされるそうです。そ、その手には乗らないぞ(汗

一般公開まであと二週間。私も先行上映会の画音質ではちょっと物足りないので、劇場でもう一度観るつもり。一度鑑賞済みではありますが、改めて楽しみです。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア [Blu-ray]

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2015/10/06 (Tue.)

ドラマ『BAR レモン・ハート』

昨日の放送当日になって初めて知ったんですが、あの有名なバー漫画『BAR レモン・ハート』が BS フジでドラマ化されてるんですね。

BSフジ開局15周年記念ドラマ『BARレモン・ハート』 - BSフジ

これもおそらくドラマ『孤独のグルメ』ヒットの影響ということなんでしょうが...、もはやどんなグルメマンガがドラマ化されても驚かないほどグルメドラマ全盛の昨今とはいえ、この作品がまだドラマ化されていなかった、というのは確かに盲点でした。
30 年ほど前から連載が続いている長寿作品のひとつで、歴史の長さで言えば『孤独のグルメ』よりも全然長いくらいですが、一般的なグルメマンガとは違ってグルメ要素は薄く、酒に関する蘊蓄とその酒を巡るエピソードが主役。だからこそ、この作品が今ドラマに取り上げられるとは思っていませんでした。

主役の「マスター」は中村梅雀さん。柔和でお客に酒の蘊蓄を語るのが好きなマスター役によくハマっています。個人的にはマスターのイメージは蟹江敬三さんのような、頬骨と顎が張っていて、昔は荒っぽい役もけっこうやっていたような役者さんが合うと思っていたんですが、残念なことに去年亡くなっちゃいましたからね。梅雀さんのマスターはこれはこれで、ドラマの世界観には合っていると思います。
メガネさんと松ちゃんはなんだかドラマというよりは演劇みたいな芝居で、テレビ画面を通して見るとちょっと違和感はありますが、酒の蘊蓄みたいな説明調のセリフが多いコミックの映像化としては、そういう演出意図なのかもしれません。個人的に、メガネさんがトレンチコートに帽子という出で立ちの時点でもう本郷播にしか見えなくなっているのは、完全に久住昌之脳に違いない(ぉ。

本編の後に「今すぐ行きたい BAR 情報」といって原作者の古谷三敏が登場するあたりが、いくらなんでもこどグルを意識しすぎだろ!と思わずテレビ画面にツッコミを入れてしまいました(笑

まあ、いろいろとツッコミどころはありますが、原作の「読み終わった後になんだか優しい気持ちになれる」トーンを最大限に尊重して映像化されたドラマだと思います。そういう意味では、中村梅雀さんのマスター役で良かったのかもしれませんね。今季は『孤独のグルメ Season5』に加えて、これも観てみることにします。

コミックの方は今でも執筆が続けられていて、最新巻の一つ前までは電子化もされています。そうとう久しぶりに、電子版で最初から読み直してみようかな...。


古谷 三敏 / BAR レモン・ハート (1) [Kindle]

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