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2015/08/17 (Mon.)

メカニックデザイナー 大河原邦男展

上野の森美術館で開催中の「メカニックデザイナー 大河原邦男展」に行ってきました。

メカニックデザイナー 大河原邦男展 | 上野の森美術館

メカニックデザイナー 大河原邦男展

六本木のガンダム展と併せて、この夏押さえておくべきガンダムイベントでしょう。

ほぼ全域が撮影 NG だったため写真はありませんが、1970 年代のデビューから現代までの大河原邦男氏のメカニックデザイナーとしての仕事を一同に会した展示会だけあって、かなりのボリューム。
客層は私より少し上の四十代男性が中心でしたが、ビルドファイターズ世代の子連れだったり、お年寄りだったり、意外と女性も多かったり、かなり幅広かったのが印象的でした。ただ、人混みが集中する展示はガンダム関連とダグラム、ボトムズ、レイズナーあたりという感じで、人気には偏りがある模様。やっぱり客層的には大人向けの作品に注目が集まっているようです。

私はというと、幼少期に田舎に民放が 2 局しかなかったこともあり、そもそもリアルタイムで観ている大河原作品って限られているんですよね。ファーストガンダムも再放送世代だし、タイムボカンもちょっとだけ観た記憶がある程度だし、リアルタイムでまともに観たのはボトムズと Ζ 以降の宇宙世紀ガンダムくらい。なので思い入れのない作品に関しては「ふうん...」という状態ではありました。
でも、改めて大河原作品を時系列に並べて見てみると、メカデザインにも「流れ」みたいなものがあるんだなあというのを実感します。例えばファーストガンダムに登場した「アッグシリーズ」に漂うそこはかとないタツノコプロ臭も、一連の流れで見ると理解しやすい。その後のガンダムシリーズは次第にリアルロボットまたはヒーロー路線が強くなってしまい、コミカルな MS ってほとんど出てきていませんが、今でも多くのファンに愛されるアッガイや『UC』で感涙の映像化を果たしたジュアッグ/ゾゴッグのような MS が登場したのは、タイムボカンシリーズ等もふまえた大河原氏の功績と言って良いでしょう(もちろん「ガンダム」のデザインそのものを生み出した、のが最大の功績であることに疑いの余地はありませんが)。

それにしても、リアルロボット/ヒーローロボット/ビックリドッキリメカという全くベクトルの異なるデザインが一人の脳内で共存できる、というのがすごいなあ。まあ近年ではゼロベースでメインのデザインを手がけたのが『ガンダム SEED』シリーズあたりが最後で、既に第一線を退きつつある印象ですが、日本のロボットアニメの歴史を作ってきた第一人者としての仕事を改めて見ることができ、なかなか心に残りました。

まあ一部の展示はガンダム展と共通(どちらかの会場に原画が展示されており、もう一方はコピーでの展示)だったりしますし、ガンダム以外興味がないような人だと微妙かもしれませんが。それでもガンダム展の入場券を持って行けば 200 円引きになるサービス(逆も可)があるので、セットで見れると考えれば、お得感はあります。

投稿者 B : 22:02 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/08/06 (Thu.)

ガンダム新聞

今朝から話題になっていた「ガンダム新聞」を私も買ってきました。

一年戦争終結の日にもし朝日新聞が発行されたら...「朝日新聞 機動戦士ガンダム版」8月6日発売! | GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト

ガンダム新聞

普段は偏向的な報道も少なくない朝日新聞が、広島平和記念日に架空とはいえ終戦ネタで商売をするなんていい根性してるじゃないか...と思ったら、朝日新聞主導の企画というよりは六本木で開催中の「ガンダム展」とのコラボ企画なんですね。

俗に言う「一年戦争」が終結した宇宙世紀 0080 年 1 月 1 日にもし朝日新聞が発行されていたら...という設定で作られた、架空の新聞です。1 面は一般的な新聞同様に報道的な表現で書かれているので、ネタ要素は薄め。というか 1 面の写真、ミノフスキー粒子散布下の戦場でよくここまで鮮明な写真が撮影できたな(ぉ
個人的には、見出しだけ読んだときには「一年戦争って後の時代につけられた呼称なんだから、この時点で見出しについてるのっておかしいんじゃないの?」と思ったんですが、

ガンダム新聞

1 面の末尾でちゃんとそのあたりの解説が入れてあるあたり、芸が細かい。少なくとも素人が書いた記事でないことが判ります。

ガンダム新聞

16 面は架空のテレビ欄。いきなり GHK(NHK のパロディ)の朝イチの番組『おはよう地球圏』でフイタw。

ちなみに私はテレビやレコーダメーカーのカタログに掲載されている架空番組表に仕込まれた細かいネタを探すのに無上の喜びをおぼえる派なんですが(例:torne)。そういうのに比べると全体的なパンチ力は薄いかなあ。もうちょっと悪ノリが欲しかったところ。

創作系のネタページは 1 面と 16 面のみで、中身はガンダムワールドの解説や富野監督のインタビュー記事、ガンダム展の広告やガンプラの宣伝、といったところ。全編ネタ記事でところどころに広告、くらいのバランスで良かったのに...。

ガンダム新聞

つか富野監督のインタビュー、『G-レコ』について

テレビ放映されたものがひどいものだった、ということは自認しています。
テレビ放映されたものがひどいものだった、ということは自認しています。
テレビ放映されたものがひどいものだった、ということは自認しています。

(大事なことなので三回引用(ぉ)

内心うんざりしながらも最終回まで付き合った挙げ句、製作者自らこう言い放たれては救われないんですけど(´д`)。いや、でも富野由悠季って確かに昔からこういうクリエイターでしたね...。

内容的にこれで 400 円、というのはちょっと高い気もしますが、普通の新聞とは発行部数が文字通り桁違いだろうから仕方ないのかな。
ちなみに流通経路は限定されているようで、地方によってはそもそも売ってないところもあるようです。私は夜に通勤圏のキオスク/NewDays では見つけられず、ローソンを覗いてみたら数部残っていた、という状況でした。たくさん出回っているわけでもなく、かつ店頭からの撤去も早いと思うので、欲しい方はお早めに。

投稿者 B : 23:59 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/08/04 (Tue.)

星を追う子ども

星を追う子ども

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なんとなく手に取ってみました。

新海誠作品は去年『秒速 5 センチメートル』を無料配信で観て以来。『秒速~』は残念ながら私の心にはあまり刺さらない作品でしたが、他のならどうか、と思って手に取った次第。

ざっくり解説すると「ラピュタともののけ姫とナウシカを足して 5 で割ったような作品」とでも言えば良いんですかね。ジブリ映画で見覚えのあるような映像がたくさん出てくる、どこかで見たような話でした。この「ジブリっぽさ」はあえて狙ってやっているものなんでしょうが、映像の美しさは確かに新海誠ワールドではあるものの、やっていること自体はオマージュどころか二次創作の域を出ていないなあ...というのが率直な感想。
ストーリーに関しても、行動に終始一貫性があるのは森崎の「死んだ妻を甦らせたい」という思いだけで、主人公であるはずの明日菜にも、対役であるところのシンにも個々の行動に対する動機がどうも乏しく、脚本に都合良く動かされてるだけだなあ...という印象。最近では細田守作品のヒロインにも似たような批評をよく見かけますが、それ以上に「なんでそこで状況に流されるのか」と突っ込みたくなるような行動が多く、どうにも最後まで感情移入できませんでした。ボーイミーツガールものならばそれらしく、一目惚れで命かけるくらいのことはやってくれよ!と思います。森崎について行くなら森崎との関係を深掘りすべきだし、シンへの恋心を描くならばそういう流れがあるべきなのに、どっちもないから物語に置き去りにされている感覚でした。

ストーリー自体は神話に着想を得ているので、女子中学生受けが良さそうだなとは思ったし、ジブリを知らなかったらもっと面白いと思えたのかもしれません。でも新海誠という監督はやっぱり私には合わないかなあ。映像はとても美しいので、別の人が脚本を書けばもっと素晴らしい作品が作れるような気もしますが...。

投稿者 B : 23:59 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/07/29 (Wed.)

マッドマックス 怒りのデス・ロード @丸の内ピカデリー

遅ればせながら、この夏の話題作を観てきました。

マッドマックス 怒りのデス・ロード

マッドマックス 怒りのデス・ロード

私はオリジナルをリアルタイムで観た世代じゃないし、そもそもバイオレンス系の映画はそんなに好きじゃないのでスルーしてたんですが、私の中では理知的な人と位置づけていた人々までもが、観てきた挙げ句「ヒャッハー!」「V8!V8!V8!V8!」と煽ってくるので(ぉ、ついに観念して劇場へ。
これは絶対 3D か 4DX で観た方がいいよなあ、と思ったんですが、さすがに公開から一ヶ月も経つと 4DX 上映は終了しており、3D でやっている劇場も限定的。残っていた映画館の中で規模が大きめな丸の内ピカデリーに行ってきました。

ストーリーに対する感想とか、そういう次元の映画じゃないですね。Twitter か何かで「これは映画じゃなくてある種の体験だ」という論評を見かけましたが、まさにそんな感じ。だって、予告編のトレーラーって普通、映像的に盛り上がるシーンを切り貼りして作るじゃないですか?でも、この映画は最初から最後までトレーラー並みのテンションの映像が途切れないんだぜ?

とにかく全編を通して改造車で爆走しまくり、銃を撃ちまくり、武器を振り回しまくり。おいお前ら資源が足りなくて困ってるはずなのになんで無駄にクルマとか楽器から火を噴いてガソリン無駄遣いしてるんだよ、とかそういうツッコミどころ満載な部分まで含めて、究極に馬鹿なことをやりきった映画です(褒め言葉)。
バイオレンスなので目を背けたくなるような痛いシーンも随所にありますが、監督自ら「映像だけで理解できる作品を目指した」と言っているとおり、セリフを聞いてなくても字幕をちゃんと観てなくても、映像と演技だけで各キャラクターの人生観まで見えてくる気がしました。個人的には、ニュークス役のニコラス・ホルトの芝居がとても良かった。

先に観ていた某氏が「映画館を出るときに『あーすごく良かった!でもディスクは買わないな』と思った」そうですが、確かにその通り(笑。これは大画面と大音響で観てナンボ、BD が出てから家で観たってしゃーない、と思います。字幕を読み込む必要もないのでこれは 3D 上映推奨。気になっててまだ観てない、という人は今からでも観に行くことをお勧めします。頭カラッポになれるよ(笑。

投稿者 B : 22:22 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/07/20 (Mon.)

海がきこえる [Blu-ray]

海がきこえる [Blu-ray]

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ジブリ作品で最後の BD 化となった『海がきこえる』がようやく発売されたので購入。

これ、ジブリの中でも異色中の異色、といってもいい作品ですが、高校時代にリアルタイムで観て以来、ずっと好きな作品です。ジブリで青春ものと言えばこれか『耳すま』でしょうし、どちらも大好きな作品ながら、『海きこ』のほうがリアリティがあって心に刺さるかな。『耳すま』はあくまでファンタジー、『海きこ』はリアルな青春、そんな印象があります。主人公が中学生か高校~大学生か、という違いによるところも大きいと思いますが。

絵柄、登場人物のファッション、音楽のセンス、セリフ回し、といった作品のあちこちに 1990 年代初頭のバブルの残り香が醸し出されており、時代を感じます。逆にジブリ作品でこれだけ時代性を感じる作風のものも珍しいと思いますが、私がこの作品に共感をおぼえるのは、まさにこの時代に自分自身が思春期にあったからなのかもしれません。今の十代が観たら「なんだこれ」になるのかもしれないなあ。

青春恋愛もの、なのに劇中では特に主人公・森崎拓とヒロイン・武藤里伽子の間には直接的な恋愛感情の表現はほとんどありません。語られるエピソードも、むしろ辛かったり切なかったりする話ばかりで、決して恋愛ものとしてドキドキするものでは(表面的には)ない。それなのに心に刺さるのは、自分の思春期のやりとりもそんな感じだったんだろうという実感があるからだろうし、何よりも全てのエピソードがラストシーンの拓のモノローグに繋がっていて、すべての想いが最後の一言に凝縮されているから、なんだろうなあ。
久しぶりに十代後半の頃の気持ちを思いだしたような感覚に陥りました。

これでジブリ作品は前作 BD が発売されたわけですが、私も主だったところは DVD からのメディアチェンジを完了。ヒット作であっても BD を買うほどではない作品もちらほらあるので(案外、2000 年以降の宮崎監督作品は DVD 止まりだったりする)、前作揃えてはないけどいったんは打ち止めかな。今後ジブリから長編の新作が出てくることもないと考えると少し寂しくもありますが、これも時代か。そういえばジブリでのストレートな青春ものって『海きこ』と『耳すま』だけだったなあ。でも、ジブリがあったから現在の日本の長編アニメがあると言っても過言ではないので、ジブリが輩出したクリエイターが今後、もっと素晴らしい青春ものを映像化してくれることを、今後は期待しようと思います。

投稿者 B : 22:56 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/07/19 (Sun.)

機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM

昨日から始まったばかりの「機動戦士ガンダム展」を見に行ってきました。

「機動戦士ガンダム展」THE ART OF GUNDAM

機動戦士ガンダム展

この展示会自体は去年大阪先行でやっていたのが、ようやく東京展が開催されました。でも展示内容は一部刷新されているようですね。

3F のチケットカウンターまでは全然空いていて、こりゃ余裕だな...と思っていたら、エレベーターで 51F に上がったところがものすごい行列で、入れるまで小一時間並ぶ羽目に(´д`)。チケットまで買わせて後戻りできなくなってから並ばせる、というのはちょっとあくどいんじゃないかと。せめてチケット買う前に混雑状況を知らせてくれても良いように思います。

機動戦士ガンダム展

音声ガイドは三種類。当然(?)シャアの声で解説してくれる「赤の章」を借りてみました。それほど大ボリュームというわけでもありませんが、やはりキャラクターの声で解説してくれるのは気分が盛り上がります。

機動戦士ガンダム展

展示はほとんど撮影 NG だったため写真があまりありませんが、富野喜幸(現・由悠季)監督による企画書やコンテ、安彦良和氏によるキャラクター設定画や原画、大河原邦夫氏によるメカ設定画やポスター、中村光毅氏による美術ボード等の展示がメイン。立体物の展示に乏しいので地味と言えば地味、かつ今までのイベントで見たことがある資料も多数。でも過去にないレベルの物量が展示されていて、まずはそれに圧倒されました。
そして、中でも特に安彦良和氏直筆の原画に目を奪われます。マンガ版『THE ORIGIN』の全て筆で描かれた絵も美しいけど、鉛筆書きの原画からは、それとはまた違ったエネルギーを感じます。

機動戦士ガンダム展

また、会場入ってすぐのところにあるオープニングシアター「大気圏突入」は、ホワイトベースのブリッジを模したスクリーンで、テレビ版第 5 話「大気圏突入」のシーンをホワイトベース視点で観ることができます。ちょっとした映像ではありますが、ブリッジ内のモニター表示なんかも含めて凝っていて、なかなか楽しい。

機動戦士ガンダム展

立体物の展示がほとんどない展示会ですが、最後のところにちょっと変わったジオラマ展示が。劇中の名シーンを再現したジオラマをレンズ越しにのぞき込むような展示で、限られたスペース内でジオラマの奥行き感やモビルスーツの巨大感をうまく表現したものになっていました。

機動戦士ガンダム展

あとは、純金とプラチナで作られたガンダムのフィギュア(これいくらするんだ...)に目を奪われたり。

機動戦士ガンダム展

ラストを締めてくれたのは、半壊したガンダムヘッドのジオラマ。実寸大のガンダムヘッドは何度か見たことがありますが、こういうのは初めてで、ちょっと痺れました。

とにかく物量が多くて、じっくり見て回るとあっという間に 2~3 時間は経ってしまいそうな内容になっています。始まったばかりで混雑しており、しばらくは落ち着いて回れないでしょうが、私は夏休み後半くらいに改めて時間を取って来たいかも、と思っています。

ちなみに『THE ORIGIN II』ですが、このガンダム展の開催に合わせて新トレーラーが公開されていますね。

声が入るといよいよ公開が近づいている実感が湧いてきます。こちらはあと 3 ヶ月ありますが、今から楽しみです。

投稿者 B : 21:58 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/07/17 (Fri.)

バケモノの子 @TOHO シネマズ新宿

細田守監督の最新作を観てきました。

バケモノの子

バケモノの子

正直なところ、今回は従来の作品ほど事前のテンションが上がらず。というのも、『バケモノの子』って『おおかみこども』とかぶってないか?と思ったり、最近は日テレで宣伝しまくりな結果、観てもないのに食傷気味になってしまい...でも、実際に観てみると、思っていたよりずっと良かったです。

細田作品の中でもアクションシーンが多めなこともあって、キャラクターはよく動くし、映像は当然キレイ。そして細田作品の持ち味になっている青い空と、白い入道雲。ストーリーの前に、まずは映像に目を奪われます。

人間の子どもがバケモノに拾われて、ぶつかり合いながらも心を触れ合わせていく...というストーリーはこの手のファンタジーにはよくある展開。ひねってくるかと思ったら、最後まで王道を貫きとおした話でした。まあ、細田作品ってど真ん中に直球を投げ込んでくるような話ばかりですよね。でも、ストーリーがシンプルなぶん、熊徹と九太という二人の主人公の心のぶつかり合いに焦点が当たって、つい入り込んでしまいました。『おおかみこども』は母性の物語で、ちょっと重めな展開なこともあってそこまで感情移入しきれなかったんですが、今回は父性の物語。九太よりも、熊徹や九太の父の目線で観てしまうわけです。

ただ少し残念だったのは、活かし切れていないキャラクターがちらほらいたこと。九太の両親関係のエピソードがほとんどないので家族関係の設定に説得力が薄いし、チコは最初から最後まで存在理由が曖昧だし、一郎彦も位置づけを考えるともう少し伏線があってほしかった。まあキャラクター関係の掘り下げが少し足りないのもまた細田作品の特徴ではありますが。

観終わった後の印象も爽やかな、なかなかいい映画でした。ただ『サマーウォーズ』のようなクライマックスの高揚感を求めるとちょっと肩すかしを食うかもしれません。でも細田監督ももう大御所になってしまったので、そういうのは今後は若手のスタジオであるコロリドあたりに求めるべきなのかもしれませんが。

TOHO シネマズ新宿

今回の映画は渋谷が舞台、ということで渋谷の映画館で観るかな...とも思ったんですが、この春にオープンしたばかりの TOHO シネマズ新宿に行ってみたかったので、新宿へ。旧コマ劇場周辺って久しぶりに来ましたが、コマ劇跡地にこんな高い建物ができていたんですね。

TOHO シネマズ新宿

映画館としては、日本橋の TOHO と同様に、最新のフラッグシップシネコンとして似たような仕様になっています。IMAX、TCX、ドルビーアトモス、MX4D に対応。
チケット販売は自動券売機メインで、カウンターは申し訳程度。

今回は TCX スクリーンで鑑賞しました。映像と音響のクオリティは満足いくものでしたが、上映中、下のフロア(?)からちょくちょく座席に振動が伝わってきて映像に集中できなかったのが残念でした。もしかして真下のスクリーンで MX4D でも上映してましたかね...。座席や下階での上映作品にもよるんでしょうが、いくらなんでもそりゃないよ、と思ってしまいました。
個人的には映画館まで行くのに苦手な歌舞伎町を通らなくてはならないのもハードルが高いんですよね。やっぱり今後も気合い入れて観たい作品は TOHO なら日本橋か六本木、IMAX なら川崎をメインで利用しようと思います。

投稿者 B : 23:59 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/07/02 (Thu.)

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II』公開日決定

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」第2話は11月26日BD発売。先行上映10月31日から - AV Watch

待ってました!『ガンダム THE ORIGIN』の ep2、「哀しみのアルテイシア」の公開日が発表になりました。先行上映および配信開始が 10/31、BD の発売が 11/26 とのこと。まあ予想の範囲内でしたね。

今回のストーリーはおそらくコミック 10 巻の内容を 1 時間ほどかけて映像化した話になるものと思われます。キャスバルとアルテイシア兄妹の地球での暮らしからテキサス・コロニーへの移転、ある人物との出会い、そしてキャスバルが「シャア・アズナブル」を名乗るまでの物語。加えて、ジオン公国におけるモビルスーツ開発ストーリーまでもが語られ、『THE ORIGIN』全体の中でもひとつのクライマックスと言える、重要なパートです。前作がドラマ中心の比較的落ち着いた内容だったのに対して、今回は初期のモビルスーツ戦(実戦テスト)や殺陣、乗馬シーンなどダイナミックな映像が多くなると予想されるところもまた、期待大。

『UC』の後半から恒例行事になったプレミア上映会的なものは、今回も期待して良いのではないでしょうか。あるとしたら 10/18 の頃かなあ。今から予定を空けておくこととしましょう(ぉ

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア [Blu-ray]

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投稿者 B : 22:22 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/06/12 (Fri.)

ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男 @シネクイント

音楽映画(中でもブラックミュージック系の)好きとしては外せません。

ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男

ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男

渋谷パルコ上のシネクイントにて鑑賞。渋谷のパルコなんて入ったの人生で三度目くらいですよ...この場違い感(;´Д`)ヾ。これだけ有名なミュージシャンを扱った映画なのに小さめの映画館でしか上映されておらず、他にあまり選択肢がありませんでした。

ともかく、ジェームス・ブラウン。名前だけなら知らない人はいない、というほどに有名な「ファンクの帝王」。とはいえ私もテレビ等を通じて耳にしたことはあっても、リアルタイムではちゃんと聴いたことがない...けど、ブラックミュージック好き的には、JB の影響を受けたミュージシャンや、さらにその影響を受けたミュージシャンの楽曲には数多く触れてきており、現代のファンク/R&B/ソウルの始祖とでも言うべき尊敬の念を抱いています。これは、その JB の人生を描いた伝記映画。
プロデュースを手がけたのがローリング・ストーンズのミック・ジャガーというから「何それ!?」と思いましたが、映画を観てその理由に納得。

主演は『42 ~世界を変えた男~』でジャッキー・ロビンソン役を主演した、チャドウィック・ボーズマン。今回もまた実在の人物の伝記映画で主役を張っているわけですが(アメリカの歴史において黒人に希望を与えた偉人二人を続けて演じる、というのもすごいことだと思う)、ジャッキー・ロビンソン役と同一人物が演じているとは思えないほどのハマりっぷり。JB の受け口を再現するために入れ歯を入れたり特殊メイクをした、という外見上の演出もさることながら、口調や身振り、ダンスまで完全に JB 本人だと思えてしまうほどの再現ぶり。これは、『Ray』でジェイミー・フォックスが演じたレイ・チャールズに匹敵するレベルではないでしょうか。

ブラックミュージックの世界では絶対的な存在である JB ですが、麻薬をはじめとする逮捕歴も多く、決して聖人君子ではありません。映画ではそのへんもしっかり描かれていて、妻への DV、バンドメンバーへの独善的な態度など、JB 本人よりも周囲の人々に同情したくなる場面もしばしば。JB は絶対的な自信家として描かれていますが、その成功の裏には相棒のボビー・バード、マネージャーのベン・バートをはじめ、数多くの人々に支えられてスターダムをのし上がったというのが本当のところでしょう。それでも表向きには他社を認めず独善を貫いたのは、幼少期に両親に捨てられ、その後の育ての親からも見捨てられた体験が、JB を抜け出せない孤独の中に追い込んだのかもしれません。DV にしてもそうですが、やはり幼少期に刷り込まれた観念というのは、良いことも悪いことも一生ついて回るものです。

ちなみに、JB が初めて音楽に目覚める瞬間というのが、教会でゴスペル(といっても一般的にゴスペルと言われて想像するようなのじゃなく、かなり激しいやつ)に出会ったシーン。ここで音楽の持つパワーに衝撃を受けたリトル・ジュニア少年(JB)が、映画『ブルース・ブラザース』において、教会でイエス・タップダンシング・キリストの啓示を受け、バンド設立に走ったジェイク・ブルース(ジョン・ベルーシ)そのもの。そのシーンでファンキーすぎるクレオファス神父を演じていたのがジェームス・ブラウン本人なわけですから、狙ったのかどうか分からないけれど思わずニヤリとしてしまいます。
そして...JB の才能を最初に見抜き、長年にわたって支え続けたマネージャーのベン・バート役は、その『ブルース・ブラザース』でエルウッドを演じていたダン・エイクロイドその人。当時とはあまりにも見た目の印象が変わったためにエンドクレジットを見るまで気がつきませんでしたが、かつて JB と映画で共演したダン・エイクロイドが JB の伝記映画に出演するというのも、また胸が熱くなります。

そんなわけで、JB のファンやブラックミュージックのファンはもちろんのこと、『ブルース・ブラザース』のファンならば、一度観て損はない映画です。他の音楽映画と違って楽しいばかりではありませんが、音楽の力と人の縁がもたらすものを感じさせてくれる名作だと思います。

投稿者 B : 23:00 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/06/07 (Sun.)

ベイマックス [PlayStation Video]

ベイマックス

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映画館に行くほどでもないけど配信開始されたら観てみよう...と思いつつ忘れていたのを、某氏のエントリーで思い出したので PlayStation Video のレンタル配信(HD)で鑑賞しました。

私は基本的に「泣ける●●」みたいなキャッチコピーが好きではありません。あと登場人物を死なせることで安易に泣かそうとする作品もあまり好きじゃない。なのでベイマックスの日本国内向けプロモーションは私にとっては全く逆効果で、むしろ観てやるもんかとさえ思ってました。でもいざ公開されて「実際はそうじゃないらしい」という話をいろいろと聞くうちに興味が出てきました。

ちなみにこの映画のプロモーション戦略に関しては、こちらの blog の考察がとても秀逸で、心情的に納得はいかないまでも(この考察が正しかったとして)理解はできました。

「BIG HERO 6」はなぜ「ベイマックス」なのか? ~ハートフルな国内宣伝にロケットパンチ! - YU@Kの不定期村

作り手の意図が最大限に尊重されることと、作品や製品がちゃんと売れることのどちらが正しいかと言われると難しいところですね。私も仕事上、このジレンマに陥ったことは幾度となくあります。

物語の舞台は明らかに日本。といっても外国人がイメージする TOKYO、といった雰囲気で、どことなく香港っぽいテイストも混じってますが、中央線っぽい電車とかお台場や横浜あたりっぽい風景とか...を抱えた都市「サンフランソウキョウ」(サンフランシスコ+東京?)。劇中に登場するサンフランソウキョウ工科大学が東工大すぎると話題でしたが、まあ確かにモチーフとしたっぽい建物とか風景はあるけどあくまでモチーフだよね...と思ったらクレイテック社のシンボルマークがそのまんま東工大の学章というね(笑。

さておき、映画自体は確かに面白かったです。ハートフル展開とかはいいとして、ストーリーが想像以上にアメコミヒーローもので、それにディズニーらしい「殺伐としすぎない」コメディが散りばめられているという。主人公の葛藤とか、悪役がヴィランになっていく背景とかはもろに『スパイダーマン』的なんですが、子どもと一緒にでも観られる安心感はさすがのディズニー。マーベル系の映画はさすがにまだ子どもと一緒には観られませんからね。映像のクオリティも当然ながら素晴らしく、ストーリー以上に映像に見入ってしまいました。配信だと音声が 2ch になってしまうのだけがちょっと残念。アクションシーンはマルチチャンネルで聴くべきだったかな。

期待していた以上に面白かったです。正直言って、音楽の要素を除けば『アナ雪』よりこっちのほうが好きかも。

投稿者 B : 23:59 | Anime | Movie | コメント (0) | トラックバック