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2017/12/01 (Fri.)

探偵は BAR にいる 3 @109 シネマズ川崎

楽しみにしていたシリーズ最新作の封切り日、かつ映画の日で割安料金が重なったので、初日から早速観に行ってきました。

探偵は BAR にいる 3

探偵は BAR にいる 3

前作を観た後に原作小説や関連作品をひととおり読み、世界観への理解が深まった状態での三作目。今回は原作小説とは異なるオリジナルストーリーが展開するとのことで期待半分、不安半分でした。
が、蓋を開けてみると序盤のプロットは小説第一作『探偵はバーにいる』の流れをなぞります。主人公「俺」は相棒である高田の大学の後輩から「行方不明になった恋人を捜してほしい」と泣きつかれ、気分で安請け合いしてしまいます。しかしそれが面倒な事件に巻き込まれるきっかけとなり...という部分までは小説とほぼ同じ。でも、そこからは小説とは全く違った展開に突入していきます。

映画版の「俺」も一作目から 6 年の月日が経過し、四十代半ばになった大泉洋と同様に、旧作と比べてそれなりに歳を取った雰囲気が出ています。それもあってか、作風はアクションやコメディが多く派手さを狙った感じだった前作とは打って変わって、全体的に落ち着いたものに。アクションシーンも数が減り、演出も速さより「打撃の重さ」を感じさせるものに変わっています。それもそのはず、今回は前二作とは監督が替わっているんですね。前作は脚本が発散系でまとまりがなかったし、反原発とか時事ネタを半端に入れ込むなど鼻につく部分もありましたが、今作は脚本も演出も安定感があって良かったです。

今回のヒロインは北川景子。このシリーズのヒロインは基本的に物語を引っかき回す役どころですが、今回はシリーズ最大級に引っかき回してきます。その悪女感と、でもどこか嫌いになれない影のある感じがとても良かった。ただ、最後に明らかになる彼女の行動の動機が取って付けたような感じで肩透かしを食らいましたが、そこは「俺」自身が言っていた「人間は、他人から見れば馬鹿らしいようなことにでも命を燃やせることがある」というところに繋がるんだろうなあ...。

原作小説の読者目線では、小説版に登場したコールガールの「モンロー」が初めて映画版に登場しているのもポイントでしょう。小説版では第十作『旧友は春に帰る』で哀しいことになってしまうモンローですが、映画版では小さいながらも自分なりの幸せを手に入れた、そういう世界線の物語として描かれていることにジーンと来てしまいました。
キャラクターといえば「俺」の情報交換相手であるヤクザの相田(松重豊)。松重さんといえば以前なら「ああ、あのよくヤクザ役やってる人」というイメージだったのが、この五年ですっかりブレイクしてしまい、久しぶりのヤクザ役は却ってコメディに見えてしまいますね(笑。しかも今回は今までに比べて相田の見せ場が増えていたような...(笑

今作では「俺」と高田がコンビ解消か?という展開になるわけですが、エンドロール後にはちゃんと「オチ」も用意されていて笑いました。ここに限らず、小さい笑いを仕込んだシーンではシアター内が一つになったような笑い声が上がり、やっぱりこういう人気シリーズの最新作は初日に劇場で観るに限りますね。一週間も経ってお客さんがまばらになってしまうと、なかなかこうはいきません。

面白かったです。久しぶりに小説版を読み返したくなったし、ススキノに飲みに行きたくなりました。出張するような仕事が入らないかなあ...。

東直己 / 探偵はバーにいる

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投稿者 B : 23:53 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/11/21 (Tue.)

『孤独のグルメ 大晦日スペシャル』放送決定

ドラマ『孤独のグルメ』のスペシャル版の放送が告知されました。

近年はお正月スペシャルが定着しつつあるので、そろそろまた告知があるんだろうな...と思っていたら、まさかの大晦日に紅白の裏番組として放送するという大抜擢。思わず笑ってしまいましたが、松重豊さんも発表に併せて「テレ東はこの時間帯を捨てたなと思いました」というコメントを寄せています(笑。でももはやテレ東の看板ドラマとなった番組だけに、案外いい数字残すんじゃないの?という気もしています。ちなみに我が家は大晦日は何となく紅白を観ながら過ごす習慣がついているので、今回ばかりは録画視聴になりそうです。

孤独のグルメ

今回の舞台は「瀬戸内」。まあ過去の出張回では北から順に北海道、宮城、新潟、大阪、福岡と巡ってきているので、次は順当にいって四国だろうとは思っていました。ただ四国ではなく「瀬戸内出張編」となっているあたり、案外メインは倉敷あたりで展開しつつ、ちょっとうどんを食べに瀬戸大橋を渡る...みたいな脚本が用意されている可能性もあります(今年のお正月スペシャルも東京都中野からの千葉県津田沼だったし)。むしろ高松まで脚を伸ばしても食べるのはうどん以外を選んできそうなのがこのドラマ。どういう内容になるのか予想もつきません。

孤独のグルメ

今年は谷口ジロー先生が亡くなり、先月末には原作第一話の舞台となった山谷の「きぬ川」がついに閉店するなど、『孤独のグルメ』的には一つの節目を迎えた感があります。個人的にも Season6 までの全店を巡礼完了してちょっとやりきった感もあったのですが(笑)、ドラマの方はまだまだ終わらないようです。松重さんのラジオ『深夜の音楽食堂』でも、ゲストミュージシャンに「『孤独のグルメ』出る?」みたいな振りもあったりして、Season7 や今後のさらなるスペシャルドラマの可能性は十分考えられます。

私は今まで四国に上陸したことがないんですが、そろそろ出張の計画を立て始めますかね...。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 22:56 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/09/20 (Wed.)

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

「まさに今日の俺が出会うべき料理を、俺は食べることができた」

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

ドラマ『孤独のグルメ Season6』の Blu-ray BOX が発売になりました。
私もここまで付き合ったからにはもちろん購入済み。

「スペシャル版」の BD-BOX まで含めると通算 7 パッケージ目ともなれば目新しさも減っていますが、今回も内容をご紹介していきます。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

いつもの感じのピクチャーレーベルに、ディスクは本編 3 枚+特典 1 枚という構成。

特典映像もいつも通りですが、いつもはメイキング映像の中に含まれているゲストの一言が、今回は個別に切り出してまとめられています。各回ゲスト(最終回定番ゲストの久住さん含む!)の食に関するインタビューが中心で、なかなか普段聞くことのできない俳優さんたちの普段の食の様子が分かって面白い。
メイキングのほうは、撮影現場や松重さんというよりも企画会議的な部分にスポットが当たっていて、Season6 では今まで以上に店選びに難航した経緯が分かります。ある程度エリアを決めたらあとはスタッフでローラー作戦的に店を当たっていく、というやり方。これだけ影響力のあるシリーズになったからには半端な店は紹介できないし、断られることも増えているんだろうし、これは大変そうだ...。

そして私が毎度 BD-BOX で楽しみにしているのが「その後のグルメ」。ドラマに登場したお店を改めて訪れ、放送後の様子を店員さんに伺うという企画ですが、自分でひととおり巡礼した後に見ると行ったときの様子まで含めて思い出せて楽しいんですよね。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

付録冊子の「ロケハン日記」にも店探しの苦労は今まで以上に滲んでいます。特に焼肉店は決定までに二ヶ月近くを要しており、相当難航した様子が窺えます。
また制作スケジュール全体についても、今回松重さんは直前の 1~3 月クールに『バイプレーヤーズ』、同じ 4~6 月クールにはフジテレビ月 9『貴族探偵』にも出演していて、この二本の撮影の狭間にとにかく撮れるだけ撮っておいたという日程。これは松重さんもスタッフの皆さんも大変だったろうなあ。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

日記の中には「食べ過ぎで体調不良」みたいな記録がちょいちょい挟まれています。実際にドラマに登場したお店の数倍は回っていると考えると、確かにいくら美味しい店とはいっても具合悪くなりますよね...。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

冊子の末尾には「ごちそうさまでした」の文字。なんとなくですがレギュラードラマとしての『孤独のグルメ』は Season6 で終わりかなあ、という気がしているので、この文字もそういう風に読み取れてしまいます。

Season6 のお店は既に全店巡礼済みですが、Season6 は私の生活圏に近い店も多かったし、溝口憲司監督にも偶然お会いすることができたし、いろいろと感慨深いシリーズでした。
BD を観ているとそれだけでお腹が空いてきて(;´Д`)。あの店とかその店とか、近いうちにまた行きたいなあ...。

というわけで、自分で書いた巡礼レポートを読み返しながら、どこから攻め直すか考えていたりします。

【Season6巡礼完了】『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~6&原作 - NAVER まとめ

松重さん、久住さん、スタッフの皆さん、Season6 もお疲れさまでした。
またいつかテレビ画面越しに『孤独のグルメ』に再会できる日を楽しみにしています。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 23:56 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/07/06 (Thu.)

ドラマ『野武士のグルメ』 [Netflix]

先月でドラマ『孤独のグルメ Season6』が放送終了してしまって、私は軽い井之頭ロスに陥っています(ぉ。その心のスキマを埋める意味で、3 月に Netflix にて配信開始されていたこのドラマを今さらながら視聴しています。

野武士のグルメ | Netflix

Netflix に限らず SVOD は今まで未契約だったんですが、hulu がシステムリニューアルで大ゴケした状況も考えると、これは日本でも Netflix が覇権を取る流れになるかもなあ...という読みもあり、とりあえずサインアップして無料期間中に本作だけでも観ておこうかと。

『野武士のグルメ』はもともと久住昌之先生のエッセイとそれを土山しげる先生が漫画化した作品が存在し、これはそれをドラマ化したものになります。制作スタッフは共同テレビの『孤独のグルメ』チームが、サントラはスクリーントーンズが担当。キャストが変わっただけでほぼ『孤独のグルメ』そのもの、と言えるかもしれません。

が...、映像を見ると明らかに『孤独のグルメ』とは違う。原作者が同じでも切り口が異なるので別の作品であることには間違いがないのですが、テレ東の(Season1 に比べて今は大所帯になったとはいえ)低予算ドラマと違って Netflix がオリジナル作品に割り当てる大きなバジェットがあればここまで映像を作り込めるのか!と驚かされました(笑。とにかく照明の使い方が贅沢だし、主人公・香住武の自宅はハウススタジオを使って撮ってるし。毎回ちょっとしか出てこない妻役が鈴木保奈美とか贅沢すぎる(ぉ。

香住武役の竹中直人は漫画版のイメージとは違うものの、おそらく久住さんご本人をイメージした配役であろうことはドラマ化発表時にも書いたとおり。しかし会社員として真面目一徹で働いてきて、定年で急に自由な時間ができた初老の男という役どころは、一般的にイメージされている竹中直人とは真逆(笑。ギラギラしてない竹中直人というのは新鮮で、それだけでも一見の価値があります。食事シーンでは『孤独のグルメ』ばりにモノローグがふんだんに挿入されているわけですが、その語り口も竹中直人っぽくなくて、聞いているだけで妙に笑える(笑。
「野武士」役の玉山鉄二もいい味を出しています。ここは竹中直人の一人二役でギラギラした野武士にしても面白かったんじゃないの?とも思いますが、竹中直人でそれをやるとコメディ色が強くなりすぎる気もするし、これでいいか(ぉ

ドラマの作りとしては原作のストーリーラインをほぼ忠実に映像化したものになっています。撮影は実在の店舗をロケ地にしているようですが、例えば焼肉回では上野という設定なのにお店だけ新宿の店舗を使っているなど、『孤独のグルメ』のようなドキュメンタリードラマではなく『食の軍師』と同じフィクションの作り方。ただお店選びはかなり原作の雰囲気を意識して選ばれており、中華回のラーメン店はあまりにもコテコテだったから撮影用に内装を変えたのかと思ったほど(笑。料理は 100% そのお店のものが出てきているわけではなさそうですが、キラキラして死ぬほどうまそうなアジの干物とか、照明とカメラワークによってメシテロ映像の新たな境地を開拓していると思います。

『孤独のグルメ』とは違ってストーリーの比重が大きめなドラマなので、純粋なメシテロ力としては『孤独のグルメ』ほど強くない印象はありますが、役者の力もあってなかなか面白い。私はまだ 4 話までしか観ていないので、とりあえず無料期間である今月中に残りも観てみようと思います。

投稿者 B : 00:24 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/06/11 (Sun.)

花戦さ @T・ジョイ PRINCE 品川

久しぶりに時代映画を観てきました。

花戦さ

以前観た『のぼうの城』が面白かったので、同じ野村萬斎主演で時代的にもほぼ同じ、脇を固める助演陣も実力派揃いと来れば期待できないわけがないと思い。野村萬斎が演じると良くも悪くもどんな役でも野村萬斎になってしまいますが、型破りな華道家という役どころであれば萬斎流が活きないわけがなく。期待通りに奇抜で、しかし奥の深いキャラクターを見せてくれました。

時代は安土桃山。織田信長から豊臣秀吉へと天下統一の機運が引き継がれていく頃、京都で華道に勤しんでいた花僧・池坊専好の物語です。実在した人物および事実を基にしたフィクション(小説原作の映画化)のようですが、織田信長・豊臣秀吉・石田三成・前田利家・千利休といった歴史上よく知る人物が登場するので、スッと世界観に入っていけます。序盤はあまり繋がりのないエピソードが並列的に語られ、戦乱から太平に向かう世での花僧の生き様を淡々と語るのかと思ったら...後半はそれらの伏線が一気に繋がり終盤へとなだれ込んでいきました。クライマックスは「秀吉に一泡吹かせる」ということで、『のぼうの城』のようなスペクタクルが...華道ではあるはずもなく(笑)、特に刀を使うでもなく情に訴える話。大砂物(巨大な生け花)の圧倒される美しさと周到に張られた伏線、抑揚の効いた俳優陣の芝居によって、派手な殺陣はないながらも実に深みのあるラストへと繋がっていきました。
ストーリー自体は時代劇によくある「弱者が知恵と団結力によって権力者の横暴に反抗する物語」のテンプレートそのものですが、アクションに頼るでも笑いに逃げるでもなく、台詞と芝居で正面から向き合った作風の時代映画って最近では珍しいんじゃないでしょうか。また専好の生け花や利休の茶の所作もひとつひとつが美しく、映像そのものにも引き込まれるものがありました。

公開直後にも関わらずあまり話題になっている感のない映画ですが、私はとても良かったです。時代映画好きならば観に行って損はないと思います。

投稿者 B : 22:15 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/04/27 (Thu.)

映画『3 月のライオン』後編 @T・ジョイ PRINCE 品川

前編の続き、観てきました。

3 月のライオン 後編

3 月のライオン

私は原作未読のため、まだアニメ化されていない後編部分のストーリーは全く知りません。丁寧に描かれているアニメ版を先に観たかった気もしつつ、前編は悪くない内容だったから映画から入っても良いかなあ、と。

後編は零が新人王を獲った後の物語。前編では零がなかなか将棋で結果を出せず悩む、焦る...という場面が多かったのが、後編の零はまるで吹っ切れたかのように強くなります(もしかしたらその強くなる過程は端折られていただけなのかもしれませんが)。その代わり、零自身の悩みというよりは川本家の問題に首を突っ込んでいく局面が増え、前編とはずいぶん違った話になっています。

個人的には、前編は零の内面の話が多かったので自分自身を零に投影しながら見ていた部分がありましたが、後編はちょっと違いました。特に川本家の次女・ひなたが学校でいじめに遭い、それが一応の解決に至るまでの流れは、むしろ自分が親目線になって娘たちの学校で起きていることと重ねて見てしまったし、ひなたを支える家族の対応にもそれぞれ共感できるところがあった。あの状況であそこまで毅然とした態度を取れる子は滅多にいないだろうけど、周囲の人の描き方という点では、すごくリアリティを感じました。
特に心に残ったのは、「ひなちゃんの強さは、この食卓で作られたんだ」という(うろ覚え)零のモノローグ。そう、人間の心の強さとか自信って、家族による無条件の肯定によって形作られるんですよ...。後編は「家族のあり方」に関する複数のエピソードを軸に物語が進行するだけに、自分も家族や親子というものについていろいろと考えさせられました。

しかしまあ、この実写映画、重い(;´Д`)ヾ。前編の主要キャラであり、ほっこり担当要員(ぉ)でもあった二階堂や島田の出番は数えるほどしかなく、頼みの綱の川本家も今回はシリアスなシーンばかり。唯一息をつける場面といえば、零の高校に出てくる林田先生がらみのシーンくらい(笑。高橋一生の林田先生、原作とは随分イメージが違うけど、このイイ感じに力が抜けた高橋一生の芝居だからこそ、男でもこの顔を見た瞬間に「あ、ここ安心できるシーンや」と思えたんだろうなあ。

面白かったです。死屍累々としか言いようがない漫画原作の邦画で、今まで観た中では一番良かったと言って良いと思います。違和感あったのは前後編通じてエンディングテーマくらい(ぉ。やっぱりこういうのに必要なのは「原作愛」なんでしょうね。

羽海野チカ / 3 月のライオン 12

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投稿者 B : 23:00 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/04/11 (Tue.)

孤独のグルメ スペシャル版 Blu-ray BOX

「いかんいかん、これはいかんやつじゃないか」

孤独のグルメ スペシャル版 Blu-ray BOX

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ドラマ『孤独のグルメ Seasaon6』の放送が先週から開始されたところではありますが、新たな Blu-ray BOX が発売されました。近年恒例となっている冬と夏のスペシャルドラマ版のうち、これまでパッケージ化されていなかった昨年の旭川出張編宮城出張編今年のお正月スペシャルを収録したものになります(一昨年の博多出張編Season5 の Blu-ray BOX に収録済み)。
これまでの Blu-ray BOX とは若干毛色が違うまとめ方のパッケージですが、この三回のスペシャルドラマの聖地巡礼はいずれもすごく楽しかったので、その思い出の反芻という意味でも発売を心待ちにしていました。

孤独のグルメ スペシャル版 Blu-ray BOX

収録されているディスクは二枚組。いつもなら BD を皿に見立てて各回で登場した料理の俯瞰写真がプリントされたレーベルなところ、今回は盤面を三分割して料理を並べています。こうして詰め込まれてみると、過去三回のスペシャルに登場した料理はどれも強烈な魅力を放っているなあ。

孤独のグルメ スペシャル版 Blu-ray BOX

毎度てんこ盛りな特典映像は今回はかなり控えめ。メイキングも旭川編と宮城編はほぼなく、今年のお正月スペシャルのメイキングをたっぷり 30 分収録したものになっています。通常はけっこう駆け足で各回のメイキングを流していくのが、一回分をじっくり見られると従来よりも深い楽しみがありますね。松重さんがノリノリだったり、自分のシーンの前に他のお客さんが食べるシーンを「あれうまそうだなぁ~」と言いながら食い入るように見ていたり、本番直前に松重さんの発案で食べるものや食べ方が変更になったり(先週放送された Season6 第一話でも松重さんリクエストでたこネギが追加されたらしいですね)、ロケ現場が実に楽しそう。
特に面白かったのは蔡菜食堂のおかみさん役の宮崎美子さんで、通常なら店員役の俳優さんは「自分は食べられなかった...」と残念そうにインタビューを受けるところまでがこのドラマのメイキングの様式美なのですが(笑)、宮崎さんは劇中に登場した料理のほとんどをちょっとずつつまみ食い(ゴローちゃんは食べなかったけど松重さんが本当に食べたそうだったスペアリブまで!)して帰って行ったのには笑いました。

孤独のグルメ スペシャル版 Blu-ray BOX

付録もかなり控えめ。特典冊子に収録されている内容も薄めで、レギュラーシーズンの Blu-ray BOX じゃないとどうしても作り込みが浅くなっちゃうよなあ、というのを感じさせます。
これでも毎度「その後のグルメ(ドラマに登場したお店に改めてインタビュー)」とか「ふらっと QUSUMI」の特別編とか、特典映像やおまけまでけっこう楽しみにしているんですよ...。

しかし付録冊子の末尾にひとつ、嬉しい情報を発見しました。

孤独のグルメ スペシャル版 Blu-ray BOX

三陸女川町の聖地・ニューこのりが、ついに新店舗に移転完了したようじゃないですか!

女川海の膳 ニューこのり I 宮城県牡鹿郡女川町

そういえば春くらいに移転するという話でしたよね。ドラマに登場した、あの味のあるプレハブ店舗でもう食べられないのは残念ではあるけど、それにしても仮店舗から本来の場所に再オープンできたことは、本当にめでたい。被災地が少しずつでも復興に向かっていることをこうやって知れるというのは、ドラマを観て、さらに聖地巡礼で現地の様子を見てきた身としては、すごく嬉しいことです。ああ、新店舗への巡礼に改めて行きたいなあ。

ドラマ Season6 のほうは、私が収集している情報によると既に半分ほどの撮影を終えているようです。私もそろそろ聖地巡礼に動き出さなくてはと考えているのですが、その前にやらねばならない大きなことが一つ残っています。さて。

投稿者 B : 23:56 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/03/30 (Thu.)

映画『3 月のライオン』前編 @イオンシネマ ユーカリが丘

ユーカリスタジオに遊びに行った帰りに、そのまま同ビル内にあるイオンシネマにて鑑賞。ギリギリ 3 月中に観に行けました。

3 月のライオン 前編

漫画やアニメの実写化ってあまり賛成しない派なんですが、この作品は期待していました。配役が外見上もかなり原作のイメージを踏襲しながら、実力も兼ね備えた俳優陣が揃っていることと、予告編もちゃんと原作の世界観を踏襲した雰囲気だったので。と思ったら、監督は『るろ剣』実写版の人と知って納得。あれも漫画の映画化としてはちゃんとしてたからなあ。

私は漫画原作は未読ですが、先日まで NHK で放送されていたアニメは一通り観ました。この実写映画前編は、基本的にこのアニメの 1st シーズンとほぼ同じ部分について映画化したものでした。が、新人王戦とか後藤関連とか、ちょいちょいアニメ版には未出のエピソードが織り交ぜられていて、若干ネタバレ食らわされた感があります(;´Д`)ヾ。

配役に関しては、主人公・零を演じた神木隆之介はもう彼しかいないというか、彼がいたからこれが映画化できたんじゃないかと思えるほどのハマり役ですね。中でも「みんなオレのせいかよ!?」の絶叫シーンは特に圧巻でした。
他にもこんなあかりさんがいる家になら俺だって転がり込みたくなる倉科カナとか(ぉ)、スクリーンに出てきた瞬間に「島田だ!」と理解できてしまった佐々木蔵之介とか、押さえるところをちゃんと押さえています。特殊メイクで二階堂役を演じた染谷将太は「怪演」と呼ぶべき弾けっぷりでしたが、個人的には二階堂の「アツいんだけどちゃんと育ちの良さを感じるキャラ」の後者の方がどうも足りていない感はありました。林田先生役の高橋一生もイイ味出してたけど、静かな職員室で PC 画面(対局中継)を見つめながら突然バンザイするシーン、完全に巨災対の安田じゃないか(笑

でも一方で、何でもかんでもイメージ通りでキレイに作っていたら「よくできた映画化」以上にはなり得ないわけですが、そこにあえて引っかかりを作ったのは零の義姉・香子を演じた有村架純ではないでしょうか。超正統派のイメージが強い彼女にこれだけ棘のある役をやらせつつ、ちゃんと成立している。『ビリギャル』もやっていたので崩れた役の経験はもちろんあるんでしょうが、ここまでダークサイドというか、キツい役どころは今までになかったはず。そのギャップも含め、彼女の存在がこの作品を締めていると感じられました。

原作へのリスペクトに溢れた良い映画だと感じましたが、唯一惜しいのは「ちょっと重すぎる」こと。アニメでも半年かけた内容を二時間強の映画に詰め込んだからやむを得ないのでしょうが、アニメではシリアスなエピソードに川本家や林田先生に絡んだ緩いエピソードをうまく挟んで緩急がついていたのに対して、この映画版ではそういうシーンが序盤くらいしかなく、とにかくシリアスで重いシーンの連続。終演後にはどっと疲れていました。それだけ、将棋シーンも含め緊迫感のある良い映像だったということでもあるのでしょうが。

後編は 4 月下旬の公開。アニメ版を観る前に先のストーリーを知ってしまうのはちょっと悔しいんですが(笑)、公開されたらそちらも観に行く予定です。

3 月のライオン 1 [Blu-ray]

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2017/03/22 (Wed.)

シン・ゴジラ Blu-ray 特別版

楽しみに待っていた Blu-ray が届きました。

シン・ゴジラ Blu-ray 特別版 4K Ultra HD Blu-ray 同梱 4 枚組

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映画館の大画面で観るのも迫力があってすごく良かったですが、それはそれとして自宅で好きなシーンで止めたりリピートしたりしながら各シーンに隠された仕込みをじっくり確認したくて。
パッケージは当然 4K UHD BD を含む Blu-ray 特別版。まだ自宅には UHD BD 再生環境は何一つないけど、こういう是非観たいコンテンツがあれば環境構築の後押しになるというものです。HDR の高輝度再現力でゴジラの熱線放射シーンがどのように表現されるか、早く観てみたいですよね...。

本編ディスクの方は週末にゆっくり時間を取ることにして今日のところはダイジェスト的に軽く観るか、と思ってディスクを入れたら止まらなくなりそうだったので、グッと堪えて中断(;´Д`)ヾ。とりあえず特典ディスクの内容をチェックしてみました。

特典ディスク I のほうは特報や予告映像が中心で、バージョンはたくさんあるけど似たような映像が多く、やや微妙かなあ。今となっては「ベタな邦画予告風のつくりで作品の良さを(あえて)何も伝えていない予告」が観られるのは貴重ではありますが。

特典ディスク II は膨大なメイキングとアウトテイク集。これを全部観るには時間がいくらあっても足りなさそうなので、これまたある程度かいつまんで観てみました。

メイキングは CG・VFX 周りはこれまでも CGWORLD などを通じて情報が公開されていましたが、実写パートのメイキングに関してはあまり情報が出てきていなかったので、この特典ディスク II の内容は非常に貴重。特に大人数のエキストラを使ったロケシーンは圧巻というだけでなく、南東京の住民的には蒲田や品川という見慣れた街の中で実際にロケが行われている風景がとても面白い。できることなら自分もエキストラとして参加したかったくらいです(笑。
役者さんの登場シーンに関しては、脇役や端役に至るまで実力派の俳優さんが揃っており、各個人が「ゴジラに参加できること」を心から楽しんでいるようだったのが印象的でした。また NG シーンはすごく面白いというわけではないけれど、普段の芝居では使わないような単語の羅列を早口でしかも滑舌良く喋らなくてはならないのにベテラン俳優陣も苦労している様子がうかがわれます。

個人的に興味深かったのはアウトテイク集ですね。画面端に各シーンの撮影に使用されたカメラの機種やファイル名(撮影日入りのファイル名で管理されている)、記録解像度などの情報が添えられていて、どのシーンがどんなカメラで撮影されたかまで分かってしまいます。本作では「ゴジラの様子を市民がスマホで撮影した映像」や「ニコ生的にコメントの弾幕が流れる映像」が演出として使われていますが、そういうのは実際にシネマカメラではなく iPhone などを使って撮影されたものであることは、これまでもインタビュー記事などで言及されていました。それが実際に生々しいファイル名まで入った状態で確認できるというのは、自分がまるで制作プロセスの一員になったかのような感覚で、とても面白い。
実際の撮影前に作成されたプリヴィズ(ビデオコンテ)も長尺で収録されていて、この映画が庵野監督の頭の中では撮影前の時点でほぼ完成していたことがよく分かります。

あと見逃せないのは劇中でもニュース映像として、あるいは劇中に登場するテレビモニタなどに映っている映像として作られたダミーニュースのオリジナル映像がそのまま収録されていること。NHK(劇中の表記は「NIIK」)や民放各局のニュース番組がかなりリアルに作られています。特に被災地の現地レポート映像なんかは六年前の震災当時を思い出させる重さがあり、創作だと分かっていても心臓をギュッと掴まれるような感覚がありました。これ、本作未見の家族の前で休日の朝から流すというドッキリを仕掛けてみたい気もしますが、あまり冗談にならなさそうだな(笑

まだ全部観切れていないので、週末を使ってじっくり楽しもうと思います。UHD のほうはどうしようかなあ...。

投稿者 B : 22:54 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2017/03/01 (Wed.)

『孤独のグルメ Season6』4 月より放送決定

松重豊「孤独のグルメ Season6」4月放送開始!故谷口ジローさんへ追悼コメントも発表 : 映画ニュース - 映画.com

孤独のグルメ

年明け早々に制作が発表されていたドラマ『孤独のグルメ Season6』ですが、テレビ東京では来月 4/7 から放送開始されることが明らかになりました。

先日のお正月スペシャルでは確かに「春からの企画、決まったか」というゴローちゃんのメタ発言があったので、早ければ春クールもあるのかとは思っていましたが、いやー松重さんもスタッフも他の仕事で滅茶苦茶忙しそうだしいくらなんでも...とも考えていたので、みんながんばるなぁ(;´Д`)というのが正直な感想です。でも今までのシーズンで 4 月クールの放送はなかっただけに、春先から初夏にかけてのドラマがどのようなものになるか、今から楽しみでもあります。

今回はレギュラードラマ中に地方出張編が含まれるとのことですが、実はもう 2 月中に大阪で松重さんのロケ目撃情報が出ていたり、久住さんも仕事で大阪に行っていたことをツイートしていたりするので、おそらく第 2~3 話あたりで大阪編が放送されるのではないでしょうか。何らかの形で例のたこ焼き屋台が登場してくれたら盛り上がるんだけどな~。
というわけで、今のうちからいつ大阪に遠征するか、予定を考えているところです(ぉ

孤独のグルメ

久住さんや川村プロデューサーが発表に寄せたコメントの中には、先日永眠された谷口ジロー先生へのお悔やみの言葉も含まれていて、改めて本当に亡くなっちゃったんだなあ...と寂しく思います。今までであればドラマ放送開始に合わせて漫画の新作が SPA! に掲載されることもありましたが、これからはそういうこともなくなってしまったわけで。劇中で、それとなく谷口先生を悼むような演出が仕込まれていたりしたら、ついグッときてしまいそうな気がしています。

ともあれ、放送開始まであと一ヶ月あまり。私も聖地巡礼に向けて体調を整えておかないと(ぉ。

久住昌之、谷口ジロー / 孤独のグルメ 2

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