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2016/03/03 (Thu.)

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

「おいしいは健康の証。味とは生きている実感だ」

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

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ドラマ『孤独のグルメ Season5』の Blu-ray BOX が発売されたので、今回ももれなく購入しました。

元旦の旭川出張スペシャルをもって Season5 の放送は終了しましたが、私のほうはまだまだ絶賛聖地巡礼中なため、なんだか今でもドラマが続いているような感覚。なので、もう出たの?という印象の方が強かったりしますが、モチベーションは高まりますね(何。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

パッケージはいつもの形状ですが、今まではスリーブケースの基本色が茶系だったところ、今回はアルミのヘアライン...風印刷(ぉ)になっていて、まあ印刷とはいえ今までよりもグレードアップした印象。やっぱり通常の深夜ドラマ枠からテレ東の看板「ドラマ 24」枠に格上げされたことも影響しているのでしょうか。このドラマ自体がグッズや DVD/BD-BOX の売れ行きが良いという話も聞いたことがあるので、そういうのもあるのかもしれません。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

中にはいつものピクチャーレーベル仕様で、BD がいつもより 1 枚多い 5 枚組で収納されています。本編が 3 枚、特典映像が 1 枚、さらに加えて今まで DVD/BD 未収録だった「真夏の博多出張スペシャル」のディスクが 1 枚。博多編のディスク発売は待望していたので、ようやくという感じです。なお、逆に今年元旦に放送された旭川出張編が含まれていないので、これは次の Season6 での収録ということになるのでしょうか。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

映像特典はこんな感じ。まあいつもの内容ではありますが、シリーズを追うごとに映像特典のボリュームが増えています。
嬉しいのは一部ファンから「真の本編」と呼ばれている「ふらっと QUSUMI」の特別版が収録されていること。既存回の未公開シーンだけでなく、台湾編で放送には使われなかった「夜市編」まで入っています。この DVD/BD-BOX のためにわざわざ収録したのか、あるいは久住さんかスタッフの趣味か(ぉ。

それから、やはり何といってもメイキング「井之頭五郎 完食日記」。人気シリーズになるにつれて登場するお店のレベルも相当上がってきているせいか、食事シーンでカットがかかった瞬間に「これうまいね!」と素の松重豊さんの表情が緩む場面が今まで以上に増えたような。それから、代々木上原のトウガラシ料理の店「ガテモタブン」では演技中にあまりの辛さに咽せていたのはやはり本気で辛かったようです(笑。
また、大岡山の「九絵」で撮影前の仕込み中に大将から「これうまいよ、一口食べてみる?」と刺身を一切れ出されたのに対して「本番までは食べないルールにしているんです」と断っていた場面に、松重さんの役者魂を見た気がしました。

登場店の放送後の様子をインタビューする「その後のグルメ」では、放送後ではなくもう前週の予告が出た翌日からお店が混み始める、という話も出ていました。聖地巡礼者もかなり増えてきて、実際に放送前から混むのは事実なので、私はさらに早くロケの目撃情報を探して予告前に登場店を割り出すことにしました(ぉ。
今シーズンの私はなんだかんだで半分くらいは事前巡礼するようにしていて、そのせいでゴローちゃんが食べた料理がどんな感じなのかを知らずに食べていたわけですが、事前情報がないほうがむしろ食べた瞬間の松重さんのリアクションがとてもよく理解できる(笑。本放送を観たときよりも、このメイキング集での松重さんの顔を見て実感しました。事前巡礼、そういう楽しみ方もあるのか!

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

いつも楽しみにしているおまけは、今回は「Gourmet Agenda」と呼ばれる小冊子でした。
これは何かというと、

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

お店巡り用のグルメノート(笑。
「聖地巡礼だけでなく、自分自身の『孤独のグルメ』的飲食店を見つけてほしい」という番組スタッフからのメッセージと受け取りました。

お店の情報や食べたメニューだけでなく、「My ネ申セリフ」の欄まで用意されているということは、食べている最中の自分の脳内セリフまでメモっておかなくてはならないということですか(笑

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

毎回楽しみにしている吉見 P のロケハン日記は、過去作よりもさらにみっちり埋まってきました。このドラマの製作スタッフも今やすっかり売れっ子で、こどグル以外のグルメ系ドラマの多くを手がけているという時点で多忙なのに、人気ドラマになっちゃったせいで出演 NG の店も増え、さらに今シーズンは台湾、川崎(神奈川)、越谷(埼玉)、いすみ(千葉)、とどめの旭川(北海道)という遠征も多いスケジュール。ロケハンから出演交渉、撮影に至るまでむちゃくちゃ忙しかったに違いない。台湾編なんて、台北のロケを一日で済ませているんですよ...(通常は街シーンと店シーンは別日に撮影)。
この中に「スタッフ全員から 3 軒以上リサーチを出してもらう、出さなかった人は...(笑)」という記載があるあたり、お店探しに相当苦労している様子が偲ばれます。本当にお疲れさまでした>スタッフの皆様

というわけで、Season6 も期待しています。主要スタッフは現在、久住先生原作の『昼のセント酒』のドラマ製作を担当されているようなので、放送されたとしてもまた 10 月からのクールですかね。

投稿者 B : 21:56 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2016/01/04 (Mon.)

駆込み女と駆出し男

年末年始は新旧三部作も含めたスター・ウォーズ三昧の日々を過ごしていましたが、洋食ばかり食べた後に和食が恋しくなるような気分になって、前から気になっていたこの邦画を最後に鑑賞しました。

駆込み女と駆出し男

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近年の私の好みからして、邦画はコメディ寄りの時代劇か大泉洋出演作品に当たり率が高い。ならばその両方の条件が揃ったこの映画は間違いないだろう、と思っていました。

鎌倉に実在し、女の駆け込み寺として知られる東慶寺。江戸幕府も承認した離縁の調停役として、夫婦関係に困り果てた女が数多く駆け込んだと言われています。駆け込み後は 24 ヶ月を寺で過ごし、その後に離縁が成立するという仕組みだったとか。物語はこの寺に駆け込んだ女たちと、大泉洋演じる見習い医師・信次郎にまつわる 24 ヶ月を描いています。
主役が大泉洋だけに、信次郎がいろんな女たちの悩みを解決していく話かと思ったら、そうじゃないんですね。信次郎もあくまで東慶寺の重要な関係者の一人に過ぎない。この映画は、女たちの自立と成長の物語です。

大泉洋、樹木希林、満島ひかり、戸田恵梨香といった主演陣の芝居は期待したとおりとても良かったです。現代劇ともよくある時代劇とも違う、まるで落語を聞いているかのような、立て板に水の台詞回し。大泉洋については今までもそんな芝居を時折見せてくれていたので違和感はありませんでしたが、他の役者陣まで含め、とてもリズミカルな台詞が耳に心地良い。単なる映画ではない、何か違う芝居を見せられているような気分になります。
男尊女卑だった時代を描いた重めのテーマながら、いいところに笑いの要素が散りばめられており、緩急があって最後までダレずに楽しめました。やっぱり大泉洋はこういう手触りの映画がよく似合う。

いい映画でした。日本映画が嫌いでなければ、一度観ておいて損はない作品だと思います。

投稿者 B : 23:59 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/10/06 (Tue.)

ドラマ『BAR レモン・ハート』

昨日の放送当日になって初めて知ったんですが、あの有名なバー漫画『BAR レモン・ハート』が BS フジでドラマ化されてるんですね。

BSフジ開局15周年記念ドラマ『BARレモン・ハート』 - BSフジ

これもおそらくドラマ『孤独のグルメ』ヒットの影響ということなんでしょうが...、もはやどんなグルメマンガがドラマ化されても驚かないほどグルメドラマ全盛の昨今とはいえ、この作品がまだドラマ化されていなかった、というのは確かに盲点でした。
30 年ほど前から連載が続いている長寿作品のひとつで、歴史の長さで言えば『孤独のグルメ』よりも全然長いくらいですが、一般的なグルメマンガとは違ってグルメ要素は薄く、酒に関する蘊蓄とその酒を巡るエピソードが主役。だからこそ、この作品が今ドラマに取り上げられるとは思っていませんでした。

主役の「マスター」は中村梅雀さん。柔和でお客に酒の蘊蓄を語るのが好きなマスター役によくハマっています。個人的にはマスターのイメージは蟹江敬三さんのような、頬骨と顎が張っていて、昔は荒っぽい役もけっこうやっていたような役者さんが合うと思っていたんですが、残念なことに去年亡くなっちゃいましたからね。梅雀さんのマスターはこれはこれで、ドラマの世界観には合っていると思います。
メガネさんと松ちゃんはなんだかドラマというよりは演劇みたいな芝居で、テレビ画面を通して見るとちょっと違和感はありますが、酒の蘊蓄みたいな説明調のセリフが多いコミックの映像化としては、そういう演出意図なのかもしれません。個人的に、メガネさんがトレンチコートに帽子という出で立ちの時点でもう本郷播にしか見えなくなっているのは、完全に久住昌之脳に違いない(ぉ。

本編の後に「今すぐ行きたい BAR 情報」といって原作者の古谷三敏が登場するあたりが、いくらなんでもこどグルを意識しすぎだろ!と思わずテレビ画面にツッコミを入れてしまいました(笑

まあ、いろいろとツッコミどころはありますが、原作の「読み終わった後になんだか優しい気持ちになれる」トーンを最大限に尊重して映像化されたドラマだと思います。そういう意味では、中村梅雀さんのマスター役で良かったのかもしれませんね。今季は『孤独のグルメ Season5』に加えて、これも観てみることにします。

コミックの方は今でも執筆が続けられていて、最新巻の一つ前までは電子化もされています。そうとう久しぶりに、電子版で最初から読み直してみようかな...。


古谷 三敏 / BAR レモン・ハート (1) [Kindle]

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投稿者 B : 22:00 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/08/25 (Tue.)

『孤独のグルメ Season5』放送決定

孤独のグルメ

「孤独のグルメ」18年ぶりの新刊が9月に発売!10月からはドラマ新シーズン - コミックナタリー

お盆前からリーク情報が出回っていましたが、ドラマ『孤独のグルメ Season5』の放送が正式発表されました。今回は、いつもの水曜深夜から金曜深夜(土曜 0:12)にお引っ越し。土曜日は一般的に休日なので、ドラマを観た翌日に聖地巡礼、ということができてしまうことになります(汗。これ土曜日の聖地はとんでもないことになるんだろうな...。

このシリーズは事前のロケハンやお店への撮影許諾にもかなりの時間を使っているそうで、この春には同じ撮影チームで『食の軍師』をやっていたところだったので、もしかしたら今年はこどグルはないのかも...と考えていましたが、がんばりますねえ。

孤独のグルメ

事前情報によると今回はついに海外ロケ回もあるとのこと。海外といっても日間賀島や博多ではなく、「パリという設定だけどどう見ても浦安ロケ」でもなく(ぉ、今度こそ本当に海外なのだと思われます。さすがの私も今回こそは聖地巡礼しきれる自信がありませんが、せめて台湾とか香港とか、行きやすい場所だと良いなあ。テレ東の制作費なんだし、欧米ロケはさすがにないですよね(震え声
とりあえず、私はずっと昔に期限切れを迎えているパスポートを取り直すところから始めようと思います(汗

孤独のグルメ

また、Season5 の放送開始に合わせてか、コミック 2 巻『孤独のグルメ 2』の発売も 9/29(火)に決定。当初は昨年の発売と言われていたものが何度かの延期の末ようやく出てくることになります。
新刊に収録されるはずの聖地のうち、「SPA!」に収録済みの回は私も鳥取とパリを除き巡礼済み。とはいえ単行本のボリュームを考慮すると残り半分くらいは現時点で未発表のエピソードになるでしょうから(描き下ろしなのか、今後 9 月までの SPA! に収録されるのか)、そちらも今から楽しみです。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 2

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投稿者 B : 20:56 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/04/30 (Thu.)

寄生獣 完結編 @新宿バルト 9

後編も観に行ってきました。

映画『寄生獣』

寄生獣

前編は、原作を大胆に省略したりシーンを組み替えたりしているわりにシンプルなテーマにまとめていて「悪くない」と思いました。それに対して、この完結編は...大事なところを削って余計なものを足してしまった、というのが正直な感想です。

2 時間のうちに田宮良子、広川、後藤、浦上...とたくさんのエピソードを詰め込まなくてはならないから尺が足りないのは分かります。けど、この作品の良さは結末から逆算して周到に張り巡らされた伏線だったり、各キャラクターの心理や存在理由を描いた「溜め」のシーンによって成り立っている部分が大きいので、なんというか「おいしいシーンだけ掻い摘まんでまとめました」的な話になってしまっています。
パラサイトとの戦いを通じて人間性を喪っていく新一と、逆に新一との交流を経て人間くさいキャラになっていくミギーの対比も阿部サダヲの軽い演技では浮き上がってこないし、後藤の圧倒的な強さを具体的に見せるシーンがないため(グロシーンを隠したかったのか、VFX を作りきれなかったのか)クライマックスの盛り上がりもない。市役所のシーンに新一が絡まないので、結果的にエピローグが取って付けた形になっている。極めつけは後藤との対決シーンで、産業廃棄物の設定を安易に時事ネタに絡めてしまったせいで無駄に科学的な突っ込みどころが増えてしまい、後半に行くに従って白けていくばかりでした。これではカタルシスも何もあったものじゃない。

個々のシーン単位でみれば役者陣はいい芝居をしていたし、中でも深津絵里が演じる田宮良子の演技は圧倒的。個人的には、中盤の「あのシーン」がクライマックスで、あとは盛り下がっていくばかりでした。

脚本や演出の問題もありますが、やはり 2 時間×2 回で完結させるにはテーマが大きすぎたのかもしれませんね。テレビアニメ版が 2 クールかけて丁寧に物語を描いていたのがとても良かったので、逆に粗ばかりが気になってしまいました。実写だから却ってグロシーンが描きにくくなってしまった、というジレンマもあったのだろうし、そもそも実写映画よりもテレビアニメのほうが相性が良かったということかもしれません。

まあ劇場で私の隣に座っていた二人連れの女性客は「面白かったねー」と話していたようですし、私も原作を読んでいなければ面白いと思えたのかもしれません。でもやっぱり、前編が良かっただけに完結編は「どうしてこうなった」という思いの方が強いなあ。

投稿者 B : 23:09 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2015/04/20 (Mon.)

食の軍師

「俺はいつも、かの三国志の蜀の名軍師・諸葛亮孔明を心に置いて食い物と対峙している」

食の軍師|ドラマ|TOKYO MX

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普段全くといっていいほどドラマを観ない私が、今季唯一観ているテレビドラマがこれ。もちろん...久住昌之先生繋がりです。

原作・久住昌之、作画・泉晴紀による漫画家コンビ「泉昌之」名義による同名コミックのドラマ化で、この 4~6 月クールに TOKYO MX で放送中。『孤独のグルメ』のヒットがあったからこそドラマ化された作品でしょうが、それだけではなく、共同テレビの『孤独のグルメ』ドラマチームが製作を務め、音楽を久住氏率いる THE SCREENTONES が手がけている、ある意味「純正品」と言って良い体制で作られています。かつての『花のズボラ飯』のドラマ化が倉科カナが可愛いこと以外に見るところがなかったのとはワケが違うのですよ!←

基本的には『孤独のグルメ』と同じく、ただひたすらメシを食うだけの話。だけど、そこには毎回「料理対決」が絡みます。といっても『美味しんぼ』や『ミスター味っ子』のそれとは違い、メニューの組み合わせや頼む順番による勝負であるところが、今までの料理バトル漫画にはない新しさ。
主人公・本郷播(津田寛治)は井之頭五郎とは全く違う完全なギャグキャラで、心の中の諸葛亮孔明(篠井英介)の声を聴きながらメニューの「陣」を敷きます。そこに、なぜかどの店に行っても遭遇するライバル・力石馨(高岡奏輔)と毎回(一方的な)料理対決を挑み...というお話。

それにしても、このクドく馬鹿馬鹿しい芝居をよくもまあこれだけ真正面から演じられること(笑。個人的には、異色の俳優・篠井英介氏(初めて見たのは『トリック』の最初のシリーズで、切れた演技に圧倒された)が諸葛亮孔明役、というのがツボ。メインキャスト陣の胃もたれしそうなほどクドい演技が続きますが、そこは『こどグル』スタッフ、料理のブツ撮りカットのうまそうさには抜かりがありません。これも深夜視聴注意な夜食テロドラマと言えます。

食のスタイルとしては、人とメニューがかぶることを恐れずに自分が食べたいと思うものを自由に頼み、他人が頼んだうまそうなメニューを真似ることを厭わない井之頭五郎のほうが私好みではありますが、『食の軍師』もあくまで亜流、ギャグとして観ればこれはこれでアリ。ただ、スタッフがこちらにかかりきりということは、少なくとも今年はこどグルの Season5 はないということだと思うので、それはそれで寂しいかな。
さておき、私はとりあえず原作のほうも電子書籍を平行して購読中です。

泉 昌之 / 食の軍師 (1) [Kindle]

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投稿者 B : 23:58 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2014/12/17 (Wed.)

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

「おいおいおい、ここ、ひょっとしてひょっとする店なんじゃないの?」

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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ドラマ『孤独のグルメ Season4』の Blu-ray BOX が発売されました。当然、今回もちゃんと買ったわけです。

7~9 月クールに放送されて年末に BD 発売、というのは去年と全く同じなので、ちょっとした既視感。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

デジパック+ふろく冊子という構成も、Season1 から伝統的に続いてきているスタイルです。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

劇中に登場した料理をあしらったピクチャーレーベルも健在。Disc 1 は箱根のステーキ丼ですね。これ、写真を見るだけで腹が減って、また食べたくなるんだよなあ...。

ただし、残念なことに特別番組として放送された「真夏の博多出張スペシャル」は本 BD-BOX には未収録でした。ちゃんと録画してあるからいいけど、これがないとちょっと寂しい。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

毎回少しずつ趣向を変えてくる特典映像、今回はこんな感じ。メイキング映像は 1 時間にも及ぶ大作で、今やこのために BD-BOX を買っていると言ってもいいほど。Season4 ともなると松重さんとスタッフの間柄も慣れたもので、カットがかかった瞬間に面白いことを言い始める松重さんが面白い(笑。実食シーンは、それまで食事抜き状態で撮影に挑んだ松重さんが演技をしながらもマジ食いし、カットがかかった瞬間に表情が綻んで「これうまいね~!!」というのがまたいい。

また、撮影も箱根での五郎のブランコジャンプが松重さんのアドリブで生まれたシーンだったり、銀座の「なじみ亭」では当初外のシーンの予定だけだったところが雨のため急遽店内のシーンが追加されたり、日間賀島では初日が雨で寸劇シーンがまともに収録できず、五郎が自転車で島を疾走するシーンは翌朝 5 時から撮ったものだったり、まさに「現場は生き物」であることを実感できます。でも、どのシーンも本当にみんな楽しそうなんだよなあ。

あと、まさかの「ふらっと QUSUMI」未公開シーン集まで収録されているという豪華さ(笑。番組のファンであればこの豪華さが解るに違いない。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

ふろく冊子の恒例「吉見 P のロケハン日記」も Season3 までとは明らかに趣が異なります。もう最初から最後までスケジュールがみっちり!
それもそのはず、去年までのロケハンは基本的に吉見 P が一人でやっていたのが、今年は製作スタッフ総出で、それも 1 月から始動していたとのこと。このロケハン日記に書かれている実績もかなり省略してこれ、という状況のようです。今やテレ東の看板ドラマのひとつになってしまいましたし、ともすると「マンネリ」と言われかねないし、お店はお店でこどグルの取材が来たら対応しきれないところも少なくないだろうし、ロケハンや取材交渉も一筋縄ではいかないということでしょう。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

そして今回の付録は箸置き(笑。なんか雰囲気がカプセルトイと通ずるものがありますね。

まだ流しでしか観られていませんが、これは年末年始にじっくり楽しみたいと思います。ただ年末年始はこれを観てうまいものが食べたくなっても、開いていない店が多いのが問題なんだよなあ(´д`)。

投稿者 B : 23:58 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2014/12/04 (Thu.)

映画『寄生獣』 @TOHO シネマズ日本橋

映画『寄生獣』

寄生獣

TCX スクリーンにて鑑賞。

漫画『寄生獣』を読んだのは確か、大学時代に部室に単行本が一式置いてあったからじゃなかったかな。何気なく手に取ってみたら引き込まれ、一気に読まされてしまったのを覚えています。描写はグロいし展開はハードだけど、いろいろ考えさせられる哲学的な内容で、それまで読んできた漫画とは一線を画する作風が強く印象に残りました。
その『寄生獣』が映画化するというので...基本的にコミック原作の日本映画には否定派な私ですが、気になるわけです。で、平行して放送されているアニメ『寄生獣 セイの格率』のほうを試しに見てみたら、思っていたより全然悪くない。これなら、映画もそこまで悪くないだろうと思って、映画館に足を運んでみました。

映画は前後編の二部構成。後編は来年 4 月公開予定とのことです。前半は、パラサイトの登場から「島田事件」~広川登場まで。人間社会にパラサイトの存在が公知となるまでが描かれており、後編では人類とパラサイトの全面対決が描かれることになるようです。
物語は前後編の 4 時間に収まるようかなり改変が加えられています。けっこうな数のキャラクターやエピソードが省略され、話の順序や設定まで含め大胆に再構成されているにもかかわらず、それほどひどい改悪という印象はなく、むしろうまく組み直してきたように思います。まさかアイツがアイツになる、なんて設定変更は予想していなかったので驚きましたが...。全体的に母性というか母子の関係性に焦点を当てた脚本になっていて、原作とは少し違うメッセージ性が込められています。

難点を挙げるとすれば、主役の三人かなあ。新一と里美の二人は現代風のキャラクターになっていて原作ほどの重みが感じられないし(逆に今の若者からは感情移入しやすいのかも)、何よりミギーの声が「ミギーらしくない」。阿部サダヲという俳優自体は個性的で好きなんですが、ミギーを演じるにはコミカルすぎで、感情が前面に出過ぎな印象。役回り自体が原作とは違ってマスコットキャラ寄りに位置づけられているようですが、もっと抑揚のない冷たい声で無感情に喋るほうが合っていると思います。そういう点では『セイの格率』の平野綾の声のほうがハマッていますね。

でも脇を固めている俳優陣は錚々たる顔ぶれだし、映像は全体的に重いし、戦闘シーンはかなり原作イメージ通りだし、『寄生獣』の実写映画化としては成功と言えるレベルだと思います。個人的には、ホラーは嫌いじゃないけどグロが苦手なので、漫画やアニメ以上に直視できないシーンがちょっと多かったですが...。

ここから後編はどういう展開になっていくのか。楽しみな反面、前編のテーマ改変具合からすると、もしかするとヒューマンドラマ寄りのオチにされてしまいそうなのがちょっと不安ではあります。必ずしもスッキリしない、深く考えさせられるラストになっていてくれるのを期待しています。

投稿者 B : 23:00 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2014/10/06 (Mon.)

柘榴坂の仇討 @品川プリンスシネマ

柘榴坂の仇討

柘榴坂の仇討

最近は洋画よりも邦画のほうが個人的に面白いと感じる作品が多いのですが、これもキャストを見て「面白くないわけがない」と思い、観に行ってみました。

桜田門外の変の際に井伊直弼を守れなかった彦根藩の近習、中井貴一演じる志村金吾が、仇である水戸浪士一味を追い続ける話。ラストで対峙する水戸浪士の一人・佐橋十兵衛を阿部寛が、そして井伊直弼を中村吉右衛門が演じるとなれば、これは期待できます。まあ、中井貴一×阿部寛というと『ステキな金縛り』の検事×弁護士コンビなので、イメージビジュアルで二人の並びを見た瞬間には軽く吹いてしまいましたが(笑)、そこは日本を代表する俳優二人、映画が始まった瞬間にはシリアスな気分になっていました。

一言で言うと「いい映画でした」。明治維新を経て消滅してしまった藩にそこまで義理立てする心境はちょっと理解できないかもなあ、と序盤は思っていましたが、途中に数多く出てくる元士族たちの誇り高いふるまいを通じて、志村金吾のこだわりが最後にやっと解った気がしました。彼が守ったものは、藩や主君への忠義というよりも、むしろ武士としての誇りだったのだろうなあ。だからといって刀を置いた元士族たちが誇りを棄てたのかというとそうではなくて、その誇りの発露の向きが「家族や身の回りの人を守るための生き方」だったにすぎないのでしょう。

映画を観た後に調べてみたら、この作品は浅田次郎の短編、それもほんの 38 ページしかない小説が原作になっていたんですね。話そのものは短いにもかかわらず、内容がみっちりと詰まっていて、ストーリーの短さを感じませんでした。脚本や演出・編集の良さもあるんでしょうが、それ以上に俳優陣の芝居の重みが、この映画の濃厚さを作り上げているように思いました。主役の二人の演技ももちろん素晴らしかったですが、特に井伊直弼役の中村吉右衛門、そして金吾に十兵衛の居場所を伝えた元奉行・秋元和衛を演じた藤竜也の存在が、スクリーンに見事な緊張感をもたらしています。

柘榴坂

劇場はいつもならば東宝系の設備の整ったハコを選ぶところですが、今回はあえて品川プリンスシネマを選びました。というのも、この映画のクライマックスの舞台となった「柘榴(ざくろ)坂」は、品川プリンスシネマのすぐ近くにあります。品川駅の高輪口を出て真正面、マクドナルドの脇を抜けてグランドプリンスホテル新高輪へと上っていく坂が「柘榴坂」。プリンスシネマ自体はちょっと古くさい映画館なので、最新の映像作品を積極的に観たい場所でもありませんが、この映画だけは観終わった後にそのまま柘榴坂を歩きながら、登場人物たちに想いを馳せてみたいなあ...と思って。

今はちょうど他にもお金をかけてプロモーションしている映画がいろいろと重なっている時期で、この作品は他のものの影に隠れがちですが、映画好きであれば観る価値がある作品だと思います。私は繰り返し観ても良いくらいだなあ。

投稿者 B : 22:01 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2014/09/24 (Wed.)

るろうに剣心 伝説の最期編 @TOHO シネマズ日本橋

京都大火編』に引き続き。

るろうに剣心 伝説の最期編

るろうに剣心 伝説の最期編

今回はせっかくだから江戸っぽいエリアで観よう、と思って最近お気に入りの TOHO シネマズ日本橋のシートを予約しました。設備はいいし、最近は接客の質もずいぶん向上して気持ちの良い映画館になったなあ...と思っていたら、今回私が観たスクリーン(TCX ではなく通常のスクリーン)はレンズにゴミがついていたのか?画面の一部にうっすらシミがある状態で、明るいシーンだとそれがちょっと気になってしまいました。ここは機材は良いので、あとは運用面ですね...。

さておき、るろ剣。前回がすごく良いところで終わってしまったので、続きがずっと気になっていました。まあストーリー的には昔原作を読んでいるので分かっている話ではありますが、演出の巧さですね。でも話の流れは映画化にあたっていろいろといじられているようで。演出上の改変はある程度アリだと思っていますが、志々雄の部下である十本刀の扱いが軽いのがとても残念でした。まあ映画の尺からいって全員を掘り下げることができないのは仕方ないにしても、十本刀がどういう奴らかさえ分からないうちに終わってしまいましたからね...。安慈とか、もうちょっと周辺を描いてほしかった。まだ京都大火編での刀狩りの張の扱いのほうが、いきがかり上大きかったくらいですからね。あと、四乃森蒼紫の絡ませ方はやっぱり雑な感じで、せっかくの原作のキャラが台無し(´д`)。

見どころはやっぱりアクション。特に神木隆之介演じる瀬田宗次郎の「縮地」と、藤原竜也演じる志々雄真実の炎の秘剣。CG なし(炎以外は)でスピード感含めよくここまで再現したな、という出来で、マンガがそのまま実写になって動いてる...というより、むしろ「実写版サムスピだろこれwww」的なインパクトがあります。志々雄の焔霊(ほむらだま)や紅蓮腕(ぐれんかいな)といった必殺技が実写で観られるとは、なんという胸熱。でも実写コントに見えないのは、やっぱり藤原竜也のキレた演技が画面を引き締めているからでしょうね。研究し尽くされた演技で、志々雄と瀬田の二人が、まるで週刊少年ジャンプの誌面からそのまま飛び出してきたような存在感に見えました。

重箱の隅を突いていくといろいろと突っ込みどころも多い映画だと思いますが、結果的に面白いと感じたのは、やはり悪役の二人が良かったから、に尽きると思います。個人的な法則として、悪役が主役を食ってしまうほどノリノリの映画にハズレなし。それを地で行くような映画でした。
あ、あと途中にちょっとだけ出てきた高荷恵(蒼井優)の演技も圧巻。ほぼワンシーンしか登場していないにもかかわらず、しっかり掴んでいきますね...。

原作で最も盛り上がったエピソードを映像化してしまったので、映画はこれにて完結でしょうか?いや、左頬の十字傷の由来、片方分しかまだ話に出てきていないんですよね。映画は邦画としてはかなりのヒットになっているようだし、これは『人誅編』の映画化に向けた伏線ということでしょうか。

投稿者 B : 00:14 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック