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2009/10/14 (Wed.)

20 世紀少年 <最終章> ぼくらの旗 @品川プリンスシネマ

仕事帰りに観てきました。

20 世紀少年 <最終章> ぼくらの旗

8 月末くらいに公開記念として金曜ロードショーで 2 週連続放送していたので、それをきっかけに劇場に行った人が私の周りにけっこう多かったりします。私も第 1 章のときから気になっていたんですが、仕事がようやく落ち着いたのでここ数日で第 1 章・第 2 章を録画と DVD で鑑賞して劇場へ。
原作は軽く立ち読みしたことがあるくらいで詳しくは知らないのですが、やっぱりあの原作を忠実に再現したキャスティングと堤幸彦監督のクレジット(ともちろん浦沢直樹の原作)だけでも観たいと思っていました。

完結した作品とはいえネタバレは控えますが、この作品かなり楽しめました。やっぱりこういう伏線バリバリの謎解き系作品は、堤幸彦監督にやらせるとハマりますね。あの独特の「間」といい。
三部作とはいえ尺に対して登場人物があまりにも多いので、行動の動機があいまいなキャラも少なくないですが、全作通して 7 時間を超える長編にもかかわらず、息つく暇もなくうまくまとめられています。エンタテインメントとして非常によくできていると思います。

ここ数日で全作まとめて観たので、Twitter のホーム画面右上の「友だちを検索」を見ただけでもあの覆面が脳裏に浮かんでくるという、すっかり中毒症状に(´д`)。映画を純粋に楽しむために原作は読まずに観ましたが、きっと原作はもっと面白いだろうし、読んでみるかなー。

投稿者 B : 23:47 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/07/25 (Sat.)

劔岳 点の記 @シネマメディアージュ

まさに地元の映画を東京に戻ってきてから観るのもどうよ、と思いつつ。

劔岳 点の記

富山は今、この映画のちょっとしたフィーバー状態になっていて、映画館だけでなく空港にもグッズが並べられている始末。まあ、地元が映画化されたり県出身者の監督作品だったりするといつも盛り上がる土地柄なので、、いつものことですが。

剣岳を含む立山連峰は富山県民に愛され、劇中にもあるとおりある種信仰の対象にもなっている山々で、私も幼い頃から(小中学校くらいまでですが)何度も登った山なので、強い思い入れがあります。あの山並みや岩肌などの自然を目にすると、特に信仰心がない私でも自然と敬虔な気持ちになるのだから、不思議なものです。剣岳はその連峰の中でも最も険しい山として有名で、一般人は雄山は登るけど剣には登れないもの、ということは県民の常識だったりします。
そんな立山連峰が主役の映画とあっては、邦画は普段滅多に観ない私でも、一度観ておかなくてはならぬというもの。

明治時代に測量士たちが日本地図を作るために立ち向かった困難を描いた作品、というととても地味な内容と思いそうなものですが、その通り話自体はシンプルで、かなり地味です。ただ、シンプルなストーリーだけに、それに賭けた登場人物たちの熱い想いと、立山連峰の壮絶なまでの美しさが強く印象に残る名作だと思いました。私を含め観客が 17 人という状況が残念でなりません(´д`)。まあ、お台場という土地柄、この映画を好みそうな客層がいないだけかもしれませんが・・・。

この映画の主役はそのもの剣岳ではありますが、登場人物の主役でいうと台本上は浅野忠信となっているものの、むしろその次に重要な人物である宇治長次郎を演じた香川照之が素晴らしかった。個人的に以前から好きな俳優さんでしたが、やっぱりこういう素朴で実直だけど熱い役はハマりますねー。富山弁も、全国区で通じるように多少アレンジされていましたが、かなりよく勉強されているようで、馴染んだ訛りで深い言葉を投げかけられると、ついジーンと来てしまいました。聞くところによると、登山シーンの撮影はあまりに厳しく、途中荷物を減らさなくては登山・撮影を続行できない状況になり、やむなく台本(撮影そのものに使わない物の中で、最も重い)を棄てて撮影したそうで、台詞回しは(大まかな話の流れだけ頭に入れた上で)役者から自然に出てきた言葉だとすると、それも納得です。

富山に縁がない人にはここまで響かない作品かもしれませんが、個人的には近年観た邦画の中で最も素晴らしい作品だったと言っても過言ではありません。富山県外の映画館ならたぶん空いてますし(笑)、興味があればぜひ。

投稿者 B : 16:02 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/01/29 (Thu.)

ザ・マジックアワー [Blu-ray]

ザ・マジックアワー [Blu-ray]

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発売してすぐに買ったのに、なかなか時間が取れなくて。ようやく観れました。劇場で観たときにも思いましたが、やっぱりこの映画おもしろいです。

三谷幸喜らしい伏線や演出にあふれていて、やはり初見では気づかなかった仕込みをいくつも発見できたので、BD で観てよかったと思います。例えば、村田(佐藤浩市)が本物のデラ富樫の顔真似をしてみせるシーン(この時点で村田は本物のデラ富樫の顔を知らない)で、大オチで初めてわかることになる本物の顔に実はけっこう似ていたり、とか・・・。細かいネタ仕込みが半端じゃないので、数回観ても飽きないんじゃないでしょうか。

でもやっぱりこの映画のいちばん良いところは、三谷幸喜をはじめ制作サイドの「映画に対する愛と尊敬」にあふれているところだと思います。三谷幸喜自身は舞台系の脚本家出身ですが(それと同時にかなりの映画マニアでもありますが)、今やもう映画を愛し、映画に愛される、映画界の一員なのだなあと感じました。
三谷作品の例に漏れずテンポがよくて長さを感じさせないですし、また何度か観てみようと思います。

投稿者 B : 23:34 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2008/11/24 (Mon.)

サラリーマン NEO

昨日、勤労感謝の日に BS hi で一日中再放送していて、録画してつい見ふけってしまった番組。

サラリーマン NEO

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少し前から存在は知ってたんですが、この番組おもしろいわー。生瀬勝久と沢村一樹がメインで出演しているというだけでおもしろいのに、他のキャストもかなり豪華というか味のある俳優陣が揃ってる。このクオリティが NHK で出せるというのがちょっと信じられないんですが。変に芸人やアイドルを使っておらず、純粋に芝居やシチュエーションで笑いを取るスタイル(「セクスィー部長」あたりはキャラ頼みの部分もあるけど)が、シットコム好きの私のツボにはまりました。

やばい、DVD-BOX 買ってしまいそう・・・。

投稿者 B : 17:44 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2008/08/06 (Wed.)

ローレライ [DVD]

小説版を読んだので、買ってあった DVD を鑑賞。

ローレライ スタンダード・エディション

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これ原作とは話の流れこそ同じですが、全然違う作品ですね。ハッキリ言って地雷(´д`)。

映画では描き足りなかった『亡国のイージス』よりもさらに長編の小説を、たった 2 時間の映画にまとめるなんてハナから無理だと思ってはいましたが、それにしてもあちこちデフォルメしすぎ。戦う意味も見つけられないまま戦場に出てしまった、悩める折笠征人は単なる熱血特攻兵だし、高須が原作の高須+土谷+フリッツの混合キャラになっているし、この物語で最も重要キャラの一人であるフリッツは幼少時代に死んだことになっているし、台無しな感じ。単におじさんたちが喜びそうな「熱い戦場ドラマ」になってしまっているのに加えて、設定だけ見ればトンデモな「ローレライ・システム」が絡んでくるもんだから、B 級になるのも当然と言ったところ。
でもって(悔しいからもうネタバレ覚悟で書いちゃいますが)艦長ほかクルーが捨て身の覚悟で折笠とパウラを離脱させたにも関わらず、最後は《伊 507》ももしかしたら沈んでいなかったかもしれない、という結末に至っては、興ざめもいいとこです。原作のあの感動は何だったのかと・・・。

これだけ実力派の俳優陣を揃えておきながら、ここまで B 級に仕上げられるのはある意味才能じゃないかと。映画は「潜水艦ものにハズレなし」だと思ってたんだけどなー。
あ、でも、時岡軍医役の國村隼だけは良かったです。カメラ好きとしては特に。

ということで、映画だけ見てダメだった人は、原作を読んでみると評価が変わるかも。ただ、長いので、けっこう気合いは要りますが。

投稿者 B : 23:48 | Japanese Movie | Movie | コメント (4) | トラックバック

2008/08/01 (Fri.)

ザ・マジックアワー @TOHO シネマズ 川崎

一年ぶりに劇場で映画を観ました。

ザ・マジックアワー

もう上映期間も終わりに近いみたいですが、観たかった映画なので、なんとか時間を作って鑑賞。月初なので¥1,000 でした。

誰も見たことのない佐藤浩市が見られる映画と言ったら良いんですかね。こんなに笑わせてくれる佐藤浩市見たことない。だって、あの佐藤浩市が笑いながらマシンガンを乱射したり、天丼(漫才の)をやるんですよ!私は昔から佐藤浩市という役者さんがけっこう好きだったので、こういう映画に出てくれるのはけっこう嬉しかったり。

ストーリー的にはいつもの、誰かが言った口から出任せでみんなが勘違いして・・・的な展開で、例によって細かい笑いがたくさん仕込まれた映画なんですが、いつもと違って(三谷幸喜のコメディ映画の割には)スリリングな脚本で、メリハリがあった分いつもより面白かったですね。やっぱり西田敏行が出ると画面が締まるなー。
三谷作品なのでたぶんまだ見落としている伏線や、気づいていない台詞に仕込まれた裏の意味や皮肉みたいなのがたくさんあるんだと思います。一番わかりやすいところでは「映画みたい」「映画だったら」という台詞が何度か出てくるんですが、この意味の読み方だけでも何通りかありそう。

日本の有名な俳優さんたちがたくさんカメオ出演しているあたりはそろそろお腹いっぱいな感がありますが、万人受けする上質なコメディ映画だと思います。BD が出たらまた観よう。

投稿者 B : 23:09 | Japanese Movie | Movie | コメント (3) | トラックバック

2008/06/02 (Mon.)

県庁の星

地上波にて。

県庁の星

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邦画って「劇場に観に行ったり DVD を買ったりするほどじゃないけど、テレビでやるなら観てもいい」系の作品が多い気がしますが、これもそんな作品の一つ。でも案外面白かったです。
比較的ありがちなエリート→挫折→大切なことを思い出して復活、というサクセスストーリーで、先が読める展開ではあるんですが、こういうのはけっこう嫌いじゃないです。織田裕二のキャラの変わりっぷりはなかなか見物で(後半は軽く青島入ってましたが・・・)、先が読めるだけに単調な展開になりがちなストーリーにメリハリを与えていると思います。

サクセスストーリーというと最後は主人公が大成功して、となるものですが、そこは官僚が題材になっている作品だけあって、「個人がどんなにがんばっても政治がらみになると一人が影響与えられる範囲なんてせいぜいこんなもんだよね、でも着実に影響は与えられているよね」というオチだったのには好感が持てました。その前段の「意志決定の場でちゃぶ台返し的大見得を切る」シーンにはちょっと「ないない」と思ってしまいましたが・・・。まあ、それでも観終わった後の余韻が悪くなかったので、私的には良い映画だったということなのかもしれませんが。

現場で目前の業務を回しながらエンドユーザーと付き合うことと、大局を観ながら根本改善を図ることのどちらも大事、というのがよく分かる最近の私にとっては、良い時期に良い映画を観れたんじゃないかと思います。

投稿者 B : 23:58 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2008/04/20 (Sun.)

亡国のイージス [DVD]

文庫版を読んでから一ヶ月余、買っていた DVD をようやく観れました。

亡国のイージス

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ゲオで¥1,200 くらいだったかな。レンタルで返却の手間を考えたら安いかなと。

あちこちの評価はあまりよろしくない映画ですが、「小説の映像化」という意味ではうまくいっていると思います。《いそかぜ》の映像化、大御所の役者陣の重厚な演技、は確かに見どころ。福井晴敏の詳細な描写の賜物なのか、映画スタッフの再現力が抜きん出ていたのかは分かりませんが(もしかしたら映画スタッフの表現力と私の想像力が等しくステレオタイプなだけ、という可能性も否定できませんが)、特に《いそかぜ》艦内の描写が福井晴敏の文章から私の脳内に投影されていたカット割りそのままの形で映像化されていたのには驚きました。

ただ、これは原作を読んだ前提の話で、一本の映画作品として見たときにあまりにも説明不足で、小説の内容を脳内補完しながらでなければ視聴者は置いて行かれるな、という印象を受けたのも事実。
原作では上巻のの大半をかけて描かれる登場人物の背景や人間関係の描写がなく、「事件」が突然に発生するので、さまざまな物事の必然性が感じられないんですよね。また、福井作品のキモといえば「理念の名を借りたエゴが次第に本性を現していくさま」だと理解しているんですが、それもなく・・・。例えば宮津艦長(映画での設定は副長)も複雑な心境の描写がなく、最後に簡単に改心したように見えたし、それぞれの登場人物の行動の動機が不明確すぎるんですよね。

読者が仙石と同じように《いそかぜ》に思い入れを持つようになるまでの流れが全く描かれていないので、クライマックスでも気持ちが盛り上がらないというか。物語の舞台となる《いそかぜ》が自沈するシーンもあまりにあっさりしすぎていて・・・。
ある意味夢オチにも共通する最後のどんでん返しが省略されていたのは、物語のテーマをブラさないという意味ではやむを得なかったかと思いますが、それにしてもあまりにもチープな和製アクション映画にまとまってしまったというか。少なくとも福井が描きたかったテーマとは全然違っていたなあという印象です。

原作を読んでから観て本当に良かったと思いました。『ローレライ』も既に原作と DVD を買ってあるんですが、原作から読もう(´д`)。

投稿者 B : 00:19 | Japanese Movie | Movie | コメント (2) | トラックバック

2007/03/23 (Fri.)

キトキト!

たまたま看板で見て知って、観に行こうか思案中の映画。

キトキト!

このタイトルを見てどこの話か判る人は富山に所縁のある人くらいじゃないでしょうか。「キトキト」とは富山弁で「新鮮な」「活きがいい」「キラキラした」などの意味ですね。私は海育ちなので特に馴染み深い言葉です。
石田卓也・大竹しのぶ主演の親子モノのストーリーで、舞台は高岡と新宿。高岡といえば一昨年『8 月のクリスマス』のロケにも使われてますし、最近映画づいてますね。

単館系の作品なので、やってる劇場も少ないですが、ちょっと観に行こうか考え中。

投稿者 B : 23:59 | Japanese Movie | Movie | コメント (2) | トラックバック

2007/03/12 (Mon.)

トリック 劇場版 2

トリック 劇場版 2

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劇場公開中に観に行こうと思いつつ逃してしまい、DVD の発売時にもなんとなくスルー(ぉ)してしまった作品でしたが、ビックのワゴンセールでちょっと安く出ていたのでつい購入。
なんとなくスルーしてしまっていた予感どおり、案の定けっこうイマイチな出来でした・・・設定も構成もネタもオチもどれも今までのシリーズで使ったことがあるようなものばかりで、面白かったのといえば阿部寛の芝居くらい。里見(野際陽子)も矢部(生瀬勝久)もムリヤリ出したような感じだし、分かりやすくしようとしすぎているのかネタに詰まっているのかは分かりませんが、やっぱりこのシリーズは深夜枠でやっていた頃のテレビシリーズ(2 まで)が一番面白かったなあ。

好きなシリーズだったのでかなり残念ですが、シリーズものは最初が一番面白いというお手本のような作品。

投稿者 B : 21:28 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック