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2011/11/13 (Sun.)

ステキな金縛り @109 シネマズ川崎

何とか時間を見繕って映画館に行ってきました。

ステキな金縛り

私は自他共に認める法廷劇好きですが、この映画は三谷幸喜、コメディ、法廷劇(≒密室劇)、という私の好きなものだけが乗ったオードブル状態(笑)の映画なので、公開を楽しみにしていました。というか、三谷映画では毎回キレた演技を見せてくれる西田敏行が、「落ち武者」という現実離れした役所を演じるというだけで観に行く価値はあると思う(^^;;

とある殺人事件の被疑者について、アリバイを証明できる唯一の証人はなんと落ち武者の幽霊だった・・・という、三谷幸喜らしいハチャメチャな設定の映画(笑)。で、三谷幸喜と言えば密室劇、密室劇と言えば三谷幸喜なわけですが、今回は、基本的には法廷という密室劇スタイルを取りながらも、ロケを含めた密室以外の場所もところどころに出てくるという、設定や演出的には最も三谷幸喜らしい作品でありながら、今までにないチャレンジも随所に見られるという、とても見応えのある作品だと思います。

私が思うに、三谷幸喜という人は「人を笑わせたり驚かせたりすることに全力を尽くすタイプ」だと思います。私もけっこうそういうタイプなので、だからこそ共感ができるというか(笑)。バカみたいなことを真剣に、しかも緻密にやるからこそ余計に面白いという、「笑いの『間』」みたいなものは、他の人の作品にはありそうでなかなかない。
ただ、落ち武者の幽霊という「現実にはあり得ない設定」も、真剣な芝居の中でいつの間にか受け容れそうになってしまうタイミングで、現実の視点に引き戻す演出やカット割りの入れ方はとても巧いと思いました。この観客と作品の距離感の取り方が、絶妙な笑いの『間』を生み出しているのかもしれません。

でも、ただでさえ細かいネタをたくさん仕込むのに、同監督の他作品からのカメオ出演も多くて、結果 2 時間半近い大作になってしまったのは、もう少しコンパクトにまとめても良かったんじゃないかと思いました。それでも、私は長さを感じることなく最後まで楽しめましたが、三谷映画初見の人には笑いどころが分からないシーンもちらほらあるかもしれません。

この映画は相変わらず観客を全力で笑わせることだけを考えたような作品ですが、もうひとつ、三谷映画の良いところは、人に対するやさしさに溢れているところじゃないかと思います。特にラストシーンは序盤の伏線から何となく想像が付いていたけど、あの演出は反則だなあ。
ただ、主人公エミの父親役は堺雅人とか、もうちょっとちゃんと演技できる俳優を使ってほしかった・・・。

劇場に行く前は仕事でちょっとイライラした気持ちになっていたりもしたのですが、2 時間半全力で笑って、とてもスッキリした気分にさせてくれた作品でした。個人的にはこれまでの三谷映画 5 作品の中で、最高傑作と言って良いんじゃないかと思う。

それにしても深津絵里、これで今 38 歳ですよ・・・少し前に比べて痩せたような印象はあるけど、この作品での姿が今までで最もかわいいんじゃないかとさえ思いました(*´Д`*)。

投稿者 B : 23:11 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2011/09/27 (Tue.)

探偵は BAR にいる @TOHO シネマズ川崎

久しぶりに邦画を観てきました。

探偵は BAR にいる

大泉洋、好きなんですよ。という割に『水曜どうでしょう』は観ていなかったりするけど(笑。コメディがやれる芸達者な俳優が好き、と言った方が良いかな。さらに刑事もの・探偵ものの小説やドラマも好きなので、話題になっていたこともあり、観に行ってきました。

舞台は札幌の歓楽街・すすきの。私は以前長期出張で札幌のすすきの界隈に滞在していたこともあり、あの街の懐の広さとパワフルさはよく知っています。残念ながら、すすきのの歓楽街を堪能したことはないのですが(笑。でも、同じ大歓楽街といっても、どこか狂気じみた歌舞伎町は私は苦手ですが、すすきのの雰囲気はあまり嫌いになれないかな。

物語は、そのすすきのの片隅にあるバー「ケラー・オオハタ」にかかってきた電話から始まります。
バーという場所は、扉一枚を隔てて日常から非日常へと誘ってくれる場所。私は結婚してからめっきり行かなくなってしまいましたが、以前はよく通っていました。浮世から切り離された「閉じた空間」の心地良さは、他の場所では得難いものがあります。
依頼人からの電話をそんなバー(それも、昭和から時間が止まったかのようなレトロなバーとマスター)の黒電話で受けるところから始まるところから、世界観に引き込まれていきました。映像的にも、引きの画は間違いなくすすきのなんだけど、個別の画はいかにも映画的な、物語の世界。見るからにフィルム撮影の画質でしたが、グレインの感触とか、24 コマの「間」の感じがその世界観を膨らませていて、60 コマのデジタル撮影では生々しすぎたでしょう。大画面で観るような迫力の映像やアクションはありませんでしたが、画作りや演出が映画的で、確かにこれは劇場で観る価値がある映画だ、と感じました。

脚本としては伏線がキレイに張られすぎていて、ちょっと先が読めてしまう展開ではありましたが、十分に楽しめたし、こういう話は好きかな。少し物足りなかったのは、主人公である〈俺〉の背景説明が省かれすぎていて「大泉洋そのもの」に見えてしまい、「依頼人は必ず守る」という〈俺〉のポリシーが唐突に感じてしまったあたりでしょうか。
でも、序盤は(オカルトはありませんが)『トリック』あたりにも似た、緩い笑いをまぶしたような展開で、最後までこんな感じにゆるゆる行くのかなあ、と思っていたら、途中で起きたある事件から急激に引き締まった展開になって、背筋を正されるという(笑。おかげで最後までダレるようなこともなく、うまいなーと思わされました。

公開直後からさっそく 2 作目の制作が決定しているという、明らかにデキレースな展開ではありますが(笑、うまくすれば毎回ヒロインを替えながら続ける 007 のような(むしろ『男はつらいよ』や『釣りバカ日誌』のようなといったほうがいいか)息の長いシリーズになりそうな気もします。ひとまず次回作は観てみたい。事前情報ほとんどなしで観に行った映画でしたが、そのくらい気に入りました。

また、本作は小説が原作となっているそうで、そっちもちょっと読んでみたくなりました。15 年以上続いているシリーズのようですが、初期の 2 作『探偵はバーにいる』『バーにかかってきた電話』は Reader Store でも販売されているようなので、買おうかな。

東 直己 / 探偵はバーにいる

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投稿者 B : 00:00 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/07/03 (Sat.)

踊る大捜査線 THE MOVIE 3 @品川プリンスシネマ

今日から公開のこの映画、たまたま時間ができたので、さっそく観に行ってきました。

踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!

踊る大捜査線 THE MOVIE 3

『踊る』シリーズ、好きなんですよ。最近冬場に着ているモスグリーンのコートは、実は青島リスペクトなのです(笑。レプリカじゃなくてちょっと似てるってだけのコートですが・・・。

ということで、OD3。これから観に行く人も多そうなのであまり詳しく書きませんが、いやー楽しかった!ネット絡みの犯罪、本庁と管轄の対立、複数の出来事が同時並行で発生しつつも最後には一つに収斂していって・・・という大筋の流れは従来の「THE MOVIE」と同じフォーマット。なので安心して観ていられるわけですが、いろんな意味で今までの『踊る』の集大成的な、非常に内容の濃い映画に仕上がっています。

そんな感じなので一瞬「マンネリ?」とも思いかねないところですが、前作から 7 年の時間が経ち、新・湾岸署が建設され、青島俊作は係長に昇進。そして、和久さん(故・いかりや長介)は既に故人であり、その甥・和久伸次郎が刑事として湾岸署に配属・・・という変化が、本作ではかなり大きな意味をもつことになります。
あ、あとなんか真下君のキャラが素のユースケ・サンタマリアになっていたような(笑。

ということで、ストーリーは映画を観てのお楽しみにしておきますが、この映画相変わらず細かいネタの仕込みが多い。過去の作品からちゃんと繋がっている話とか、他の作品や誰かへのオマージュとか、台詞から小道具に至るまでネタが散りばめられ過ぎていて、一回の鑑賞ではたぶん全ては見つけきれません。パンフレット(ネタバレを防ぐために封がされている)を見て初めて発見したネタもあるくらいで、これは全てを愉しもうと思ったらその辺の映画館じゃなくて BD+HDTV で観たほうが良いんじゃないかと思ったくらい。

オチにそれはどうなの?という部分もありましたが、150 分近くあるにもかかわらず、時間を全然気にせずに楽しめました。あと、すみれさんは年々キレイになっていくなあ・・・(*´Д`*)。

投稿者 B : 22:44 | Japanese Movie | Movie | コメント (1) | トラックバック

2009/10/14 (Wed.)

20 世紀少年 <最終章> ぼくらの旗 @品川プリンスシネマ

仕事帰りに観てきました。

20 世紀少年 <最終章> ぼくらの旗

8 月末くらいに公開記念として金曜ロードショーで 2 週連続放送していたので、それをきっかけに劇場に行った人が私の周りにけっこう多かったりします。私も第 1 章のときから気になっていたんですが、仕事がようやく落ち着いたのでここ数日で第 1 章・第 2 章を録画と DVD で鑑賞して劇場へ。
原作は軽く立ち読みしたことがあるくらいで詳しくは知らないのですが、やっぱりあの原作を忠実に再現したキャスティングと堤幸彦監督のクレジット(ともちろん浦沢直樹の原作)だけでも観たいと思っていました。

完結した作品とはいえネタバレは控えますが、この作品かなり楽しめました。やっぱりこういう伏線バリバリの謎解き系作品は、堤幸彦監督にやらせるとハマりますね。あの独特の「間」といい。
三部作とはいえ尺に対して登場人物があまりにも多いので、行動の動機があいまいなキャラも少なくないですが、全作通して 7 時間を超える長編にもかかわらず、息つく暇もなくうまくまとめられています。エンタテインメントとして非常によくできていると思います。

ここ数日で全作まとめて観たので、Twitter のホーム画面右上の「友だちを検索」を見ただけでもあの覆面が脳裏に浮かんでくるという、すっかり中毒症状に(´д`)。映画を純粋に楽しむために原作は読まずに観ましたが、きっと原作はもっと面白いだろうし、読んでみるかなー。

投稿者 B : 23:47 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/07/25 (Sat.)

劔岳 点の記 @シネマメディアージュ

まさに地元の映画を東京に戻ってきてから観るのもどうよ、と思いつつ。

劔岳 点の記

富山は今、この映画のちょっとしたフィーバー状態になっていて、映画館だけでなく空港にもグッズが並べられている始末。まあ、地元が映画化されたり県出身者の監督作品だったりするといつも盛り上がる土地柄なので、、いつものことですが。

剣岳を含む立山連峰は富山県民に愛され、劇中にもあるとおりある種信仰の対象にもなっている山々で、私も幼い頃から(小中学校くらいまでですが)何度も登った山なので、強い思い入れがあります。あの山並みや岩肌などの自然を目にすると、特に信仰心がない私でも自然と敬虔な気持ちになるのだから、不思議なものです。剣岳はその連峰の中でも最も険しい山として有名で、一般人は雄山は登るけど剣には登れないもの、ということは県民の常識だったりします。
そんな立山連峰が主役の映画とあっては、邦画は普段滅多に観ない私でも、一度観ておかなくてはならぬというもの。

明治時代に測量士たちが日本地図を作るために立ち向かった困難を描いた作品、というととても地味な内容と思いそうなものですが、その通り話自体はシンプルで、かなり地味です。ただ、シンプルなストーリーだけに、それに賭けた登場人物たちの熱い想いと、立山連峰の壮絶なまでの美しさが強く印象に残る名作だと思いました。私を含め観客が 17 人という状況が残念でなりません(´д`)。まあ、お台場という土地柄、この映画を好みそうな客層がいないだけかもしれませんが・・・。

この映画の主役はそのもの剣岳ではありますが、登場人物の主役でいうと台本上は浅野忠信となっているものの、むしろその次に重要な人物である宇治長次郎を演じた香川照之が素晴らしかった。個人的に以前から好きな俳優さんでしたが、やっぱりこういう素朴で実直だけど熱い役はハマりますねー。富山弁も、全国区で通じるように多少アレンジされていましたが、かなりよく勉強されているようで、馴染んだ訛りで深い言葉を投げかけられると、ついジーンと来てしまいました。聞くところによると、登山シーンの撮影はあまりに厳しく、途中荷物を減らさなくては登山・撮影を続行できない状況になり、やむなく台本(撮影そのものに使わない物の中で、最も重い)を棄てて撮影したそうで、台詞回しは(大まかな話の流れだけ頭に入れた上で)役者から自然に出てきた言葉だとすると、それも納得です。

富山に縁がない人にはここまで響かない作品かもしれませんが、個人的には近年観た邦画の中で最も素晴らしい作品だったと言っても過言ではありません。富山県外の映画館ならたぶん空いてますし(笑)、興味があればぜひ。

投稿者 B : 16:02 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2009/01/29 (Thu.)

ザ・マジックアワー [Blu-ray]

ザ・マジックアワー [Blu-ray]

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発売してすぐに買ったのに、なかなか時間が取れなくて。ようやく観れました。劇場で観たときにも思いましたが、やっぱりこの映画おもしろいです。

三谷幸喜らしい伏線や演出にあふれていて、やはり初見では気づかなかった仕込みをいくつも発見できたので、BD で観てよかったと思います。例えば、村田(佐藤浩市)が本物のデラ富樫の顔真似をしてみせるシーン(この時点で村田は本物のデラ富樫の顔を知らない)で、大オチで初めてわかることになる本物の顔に実はけっこう似ていたり、とか・・・。細かいネタ仕込みが半端じゃないので、数回観ても飽きないんじゃないでしょうか。

でもやっぱりこの映画のいちばん良いところは、三谷幸喜をはじめ制作サイドの「映画に対する愛と尊敬」にあふれているところだと思います。三谷幸喜自身は舞台系の脚本家出身ですが(それと同時にかなりの映画マニアでもありますが)、今やもう映画を愛し、映画に愛される、映画界の一員なのだなあと感じました。
三谷作品の例に漏れずテンポがよくて長さを感じさせないですし、また何度か観てみようと思います。

投稿者 B : 23:34 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2008/11/24 (Mon.)

サラリーマン NEO

昨日、勤労感謝の日に BS hi で一日中再放送していて、録画してつい見ふけってしまった番組。

サラリーマン NEO

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少し前から存在は知ってたんですが、この番組おもしろいわー。生瀬勝久と沢村一樹がメインで出演しているというだけでおもしろいのに、他のキャストもかなり豪華というか味のある俳優陣が揃ってる。このクオリティが NHK で出せるというのがちょっと信じられないんですが。変に芸人やアイドルを使っておらず、純粋に芝居やシチュエーションで笑いを取るスタイル(「セクスィー部長」あたりはキャラ頼みの部分もあるけど)が、シットコム好きの私のツボにはまりました。

やばい、DVD-BOX 買ってしまいそう・・・。

投稿者 B : 17:44 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2008/08/06 (Wed.)

ローレライ [DVD]

小説版を読んだので、買ってあった DVD を鑑賞。

ローレライ スタンダード・エディション

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これ原作とは話の流れこそ同じですが、全然違う作品ですね。ハッキリ言って地雷(´д`)。

映画では描き足りなかった『亡国のイージス』よりもさらに長編の小説を、たった 2 時間の映画にまとめるなんてハナから無理だと思ってはいましたが、それにしてもあちこちデフォルメしすぎ。戦う意味も見つけられないまま戦場に出てしまった、悩める折笠征人は単なる熱血特攻兵だし、高須が原作の高須+土谷+フリッツの混合キャラになっているし、この物語で最も重要キャラの一人であるフリッツは幼少時代に死んだことになっているし、台無しな感じ。単におじさんたちが喜びそうな「熱い戦場ドラマ」になってしまっているのに加えて、設定だけ見ればトンデモな「ローレライ・システム」が絡んでくるもんだから、B 級になるのも当然と言ったところ。
でもって(悔しいからもうネタバレ覚悟で書いちゃいますが)艦長ほかクルーが捨て身の覚悟で折笠とパウラを離脱させたにも関わらず、最後は《伊 507》ももしかしたら沈んでいなかったかもしれない、という結末に至っては、興ざめもいいとこです。原作のあの感動は何だったのかと・・・。

これだけ実力派の俳優陣を揃えておきながら、ここまで B 級に仕上げられるのはある意味才能じゃないかと。映画は「潜水艦ものにハズレなし」だと思ってたんだけどなー。
あ、でも、時岡軍医役の國村隼だけは良かったです。カメラ好きとしては特に。

ということで、映画だけ見てダメだった人は、原作を読んでみると評価が変わるかも。ただ、長いので、けっこう気合いは要りますが。

投稿者 B : 23:48 | Japanese Movie | Movie | コメント (4) | トラックバック

2008/08/01 (Fri.)

ザ・マジックアワー @TOHO シネマズ 川崎

一年ぶりに劇場で映画を観ました。

ザ・マジックアワー

もう上映期間も終わりに近いみたいですが、観たかった映画なので、なんとか時間を作って鑑賞。月初なので¥1,000 でした。

誰も見たことのない佐藤浩市が見られる映画と言ったら良いんですかね。こんなに笑わせてくれる佐藤浩市見たことない。だって、あの佐藤浩市が笑いながらマシンガンを乱射したり、天丼(漫才の)をやるんですよ!私は昔から佐藤浩市という役者さんがけっこう好きだったので、こういう映画に出てくれるのはけっこう嬉しかったり。

ストーリー的にはいつもの、誰かが言った口から出任せでみんなが勘違いして・・・的な展開で、例によって細かい笑いがたくさん仕込まれた映画なんですが、いつもと違って(三谷幸喜のコメディ映画の割には)スリリングな脚本で、メリハリがあった分いつもより面白かったですね。やっぱり西田敏行が出ると画面が締まるなー。
三谷作品なのでたぶんまだ見落としている伏線や、気づいていない台詞に仕込まれた裏の意味や皮肉みたいなのがたくさんあるんだと思います。一番わかりやすいところでは「映画みたい」「映画だったら」という台詞が何度か出てくるんですが、この意味の読み方だけでも何通りかありそう。

日本の有名な俳優さんたちがたくさんカメオ出演しているあたりはそろそろお腹いっぱいな感がありますが、万人受けする上質なコメディ映画だと思います。BD が出たらまた観よう。

投稿者 B : 23:09 | Japanese Movie | Movie | コメント (3) | トラックバック

2008/06/02 (Mon.)

県庁の星

地上波にて。

県庁の星

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邦画って「劇場に観に行ったり DVD を買ったりするほどじゃないけど、テレビでやるなら観てもいい」系の作品が多い気がしますが、これもそんな作品の一つ。でも案外面白かったです。
比較的ありがちなエリート→挫折→大切なことを思い出して復活、というサクセスストーリーで、先が読める展開ではあるんですが、こういうのはけっこう嫌いじゃないです。織田裕二のキャラの変わりっぷりはなかなか見物で(後半は軽く青島入ってましたが・・・)、先が読めるだけに単調な展開になりがちなストーリーにメリハリを与えていると思います。

サクセスストーリーというと最後は主人公が大成功して、となるものですが、そこは官僚が題材になっている作品だけあって、「個人がどんなにがんばっても政治がらみになると一人が影響与えられる範囲なんてせいぜいこんなもんだよね、でも着実に影響は与えられているよね」というオチだったのには好感が持てました。その前段の「意志決定の場でちゃぶ台返し的大見得を切る」シーンにはちょっと「ないない」と思ってしまいましたが・・・。まあ、それでも観終わった後の余韻が悪くなかったので、私的には良い映画だったということなのかもしれませんが。

現場で目前の業務を回しながらエンドユーザーと付き合うことと、大局を観ながら根本改善を図ることのどちらも大事、というのがよく分かる最近の私にとっては、良い時期に良い映画を観れたんじゃないかと思います。

投稿者 B : 23:58 | Japanese Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック