b's mono-log

2015/02/22 (Sun.)

Jagged Edge / J.E. Heartbreak II

Jagged Edge / J.E. Heartbreak II

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男声ヴォーカルグループ Jagged Edge の最新作。前作から三年ぶりのリリース、昨秋に発売されていたのを今さら捕獲しました。

タイトルが示すとおり、本作は大ヒットしたセカンドアルバム "J.E. Heartbreak" の続編に位置づけられています。かつ、彼らがデビューした So So Def レーベルとジャーメイン・デュプリのプロデュースに復帰してのアルバムとあれば、期待するなというほうが間違っています。まあ、いったんレーベルを離れても彼らの音楽性に変化は見られなかったので、そういう意味ではデビュー当時から強い一貫性を持ち続けているのは確か。

彼らの持ち味は厚みのあるコーラスとその上に被せる力強い、けどどこかナイーブさを感じさせるリードが効いたミディアム~スローバラード。#2 "Future"、#6 "Love Come Down"、#9 "Getting Over You" あたりに特にその本領を発揮しています。往年のチキチキ・サウンドを今でも使い続けているのも、いい意味で変わらない。相変わらず金太郎飴のような、安心感のある作品に仕上がっています。
捨て曲がない、とても完成度の高いアルバムですが、オリジナルの "J.E. Heartbreak" にあった #3 "He Can't Love U"、#7 "Let's Get Married" のように胸の底を抉ってくるほど「せつな系」の楽曲はさすがにないかなあ。まあ、あの切なさは歌い手も聴き手もせいぜい二十代まででしか発露できない「若気の至り」に違いない。Jagged Edge も私も、お互いに成熟したということで。

個人的なお気に入りは、あまり多くの音を使わずに歌声で勝負した #7 "It's Been You"。ベテラン・ヴォーカルグループの本領発揮とも言える一曲で、アルバムの中でも特に浸れる一曲です。

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2015/02/06 (Fri.)

Le'Jit / New Beginning

Le'Jit / New Beginning

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"Black Messiah" を買ったときに、久しぶりに R&B の CD を物色していたら発見してしまい、反射的に買ったアルバム。D'Angelo の新譜が 2015 年に聴けるとは思っていませんでしたが、それ以上にこれは出てくると思わなかった。

Le'Jit は1990 年代終盤にデビューした、男性三人組のヴォーカルグループ。兄弟で結成したグループなので、コーラスの美しさには間違いがありません。
当時もインディーズレーベルからの発売で、かつ早いうちに廃盤になってしまいましたが、マニアの間で熱狂的な支持を受け、CD にはプレミアがついたという「知る人ぞ知る」グループです。私も R&B マニアの友人から CD を借りてツボにハマったものの、結局 CD は入手できずじまいでした(ちなみにデビューアルバムには今でも Amazon で 2 万円近い値段がついています)。

もはやもう聴くことはできないと思っていた彼らの音楽が、かれこれ 15 年の時を経て復活していたとは。「新しい始まり」というタイトルに、何か決意めいたものを感じます。

CD を再生すると、もう冒頭のベースラインから「エロい」音。続く音楽は、ほとんどがミディアム~スローナンバーですが、だからこそ腰を据えてじっくり聴ける内容。全般的に、現代的な音というよりは 1970~80 年代、せいぜい 90 年代までの R&B を基盤にしたような、非常にオーソドックスな楽曲、アレンジ揃い。まさに R&B 好きのど真ん中にストレートを投げ込んでくるような作品です。
#9 "It Won't Work" なんてその結晶とも言える楽曲で、これは Marvin Gaye の "Sexual Healing" へのオマージュですね。作り手自身が R&B が好きで仕方がない、というのがそれぞれの曲の端々から伝わってきます。R&B マニアの R&B マニアによる R&B マニアのためのアルバム、と言っても良いかもしれません。

楽曲、アレンジ、コーラスワーク、シャウト、どれを取っても隙がない。2010 年代のアルバムにもかかわらず、往年の名作を聴いているかのような、骨太な王道感。いつまでも浸っていたい深さを持った作品だと思います。これは長く聴き続けられる傑作と言えるでしょう。

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2015/01/30 (Fri.)

D'Angelo And The Vanguard / Black Messiah

D'Angelo And The Vanguard / Black Messiah

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1 年ぶりくらいに R&B の CD を購入。まさかこの人の新譜が発売される日が来るとは思っていませんでした。

D'Angelo は、私が学生時代に大きな影響を受けた R&B アーティスト。私のかつてのハンドルネームは、もともとはこの人のファーストアルバムに由来しています。音楽好きな人からは、よく「ストーンズですか?」と聞かれますが、こっちです。

前作 "Voodoo" が発売されたのが 2000 年。約 15 年ぶり(!)のオリジナルアルバムです。"Voodoo" の次が "Black Messiah" だと完全に宗教っぽいイメージですが、中身はそういうのとは関係なく、どちらも黒い、本当に黒い、アルバム。

個人的な D'Angelo の聴きどころは主にリズムセクションとベースライン、あとはうっとりと溶けそうになるコーラスワーク。それは本作でも健在なわけですが、過去作よりも音作りが生々しくなったことと、さすがに 15 年という月日がそうさせるのか、歌詞に放送禁止用語が出てこなくなったこと(笑。一聴しただけで間違いなく D'Angelo と判る音だけど、より大人びた音楽に仕上がっています。中でも私は #4 "Sugah Daddy" と #9 "Betray My Heart" が気に入った。

マニアックだから解ってくれる人は少ないだろうけど、私がヘッドホンじゃなくてスピーカで聴きたい音楽は特にこういうのですよ。部屋を薄暗くして、濃いめのお酒を口にしながら感じたいサウンドです。

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2015/01/21 (Wed.)

孤独のグルメ Season4 O.S.T.

「下戸よ、尻込みするなかれ。敵陣に御馳走あり、だ」

スクリーントーンズ / 『孤独のグルメ Season4』O.S.T.

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ドラマ『孤独のグルメ Season4』のサウンドトラックがついに発売になりました。

一般発売は 25(日)の予定ですが、いつもどおり地底レコードの直販を利用したところ、発売日前に届きました。
実はもともとの発売日は 12 月予定だったところ、ジャケット画像の権利問題(?)でいったん発売延期となって今に至ったわけで、けっこう首を長くして待たされた感があります。そのへんの事情をふまえ、今回のジャケット写真は松重五郎ではなく初の久住さんバージョン(笑。

さすがに Season4 ともなると製作サイドもこなれてきたのか、楽曲のバリエーションもクオリティもさらに高まった印象です。録音やマスタリングも従来より音のセパレーションが良くなって感じたのは、単に先日私が再生環境をグレードアップさせたから、というわけではないでしょう。
ただ改めて楽曲だけで聴いてみると、『孤独のグルメ』にしては洗練されすぎてきたというか(笑)、もうちょっと手作り感が出ててもいいんじゃないか、という贅沢な感想が出てきてしまいます。前作のほうが『孤独のツンドラ』や通称『孤独のグルメ・勝利のテーマ』(正式タイトル『エレキのツンドラ』)といった突き抜けたインパクトのある曲がひしめいていたような。Season2~3 あたりの「ワルノリ感」に対して、今作は責任感が前面に出てきた、と言えばいいんですかね。

それでもメインテーマ『Oriental Goro』にボイスパーカション(たぶん久住さんの声)が入っていたことはテレビ放送の音では判らなかったし、フクムラサトシ氏が管楽器を一人多重録音したという野球場シーンの応援曲『真夏のツンドラ』は必聴だし、とても完成度の高いサントラに仕上がっています。

ちなみに Season3 のサントラは総務省の広報ビデオにまで採用されたようですし(笑)、今回もさらなる展開を期待したいところ。

また、地底レコード直販特典のオマケ CD-R は今回も健在でした。

孤独のグルメ Season4 O.S.T.

オマケ CD-R のほうには日間賀島編で使われた楽曲のいくつかと、食事シーン向けの新たなクライマックス曲『すべて食いつくせ!』が収録されていて、これまた必聴。
しかしオビの「ついに海外進出」って、日間賀島のことかー!(ぉ

そういえば Blu-ray BOX の特典映像に収録されていたんですが、「スクリーントーンズ」というバンド名の由来。漫画家が使うスクリーントーンにちなんでというのは分かっていましたが、「スクリーン(画面)にトーン(音)をつけるバンド」というダブルミーニングだったことを初めて知りました。あー、初めて聞いたときに妙にしっくりくるバンド名だと思ったら、そういうことだったのか。

残念ながらこれまでのところスクリーントーンズのライヴに足を運ぶ機会がなかったのですが、今年はチャンスを見つけて一度聴きに行きたいと思っています。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 23:58 | Music | コメント (0) | トラックバック

2014/11/29 (Sat.)

ゴスペラーズ / The Gospellers Now [Hi-Res]

ゴスペラーズ / The Gospellers Now [Hi-Res]

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※mora は現在アフィリエイトを実施していないため、↑のジャケット画像は Amazon の CD 販売のものです。

ハイレゾ音源をもうちょっと何か買ってみようと思って漁っていたら、ゴスペラーズの最新アルバムがハイレゾ配信されていたので、買ってみました。

ゴスペラーズはデビュー当時によく聴いていました。むしろ、私の R&B/ソウル好きは久保田利伸とゴスペラーズにルーツがあると言って良いくらい、影響を受けたグループでもあります。社会人になってから次第に聴かなくなっていましたが、気がつけば今年は彼らのデビュー 20 周年にあたるんですね。ちなみに、このアルバムは彼ら自身のメジャーデビューアルバム『The Gospellers』をタイトルとジャケットの両面でオマージュしています。

1 曲目は某ラジオ局で夏頃にパワープレイされていた『SING!!!!!』。ライヴの冒頭にメンバー紹介がてら歌われるテーマソング的な曲ですが、曲調とかアレンジが今までのゴスペラーズっぽくない。調べてみたら作詞作曲は前山田健一(ヒャダイン)氏なんですね。ヒャダインといえばももクロやアニソンの作曲の人、というイメージしかなかったけど、実はけっこういろんなアーティストとコラボしているんですね...。

タイトルに『The Gospellers Now』とつけるからには、20 年経った彼らの「今」の音楽性が反映されたアルバムだろう、ヒャダインの音楽性も取り込んで...と思ったら、明確にテイストが違うのはオープニング曲のみ。それ以外の楽曲は、良くも悪くもゴスペラーズらしい作風で、アレンジは '80s ディスコサウンドや '60s のグループサウンズを彷彿とさせるものも多く、これが「Now」?という疑問も湧いてきます。が、ある意味デビュー当時から連綿と続く音楽性が今のゴスペラーズそのものだと考えれば、それほど違和感がないのも事実。

私のお気に入りはノリノリの #1『SING!!!!!』、ヒット曲『ひとり』を思い出させる#8『Looking for your love』、ゴスペラーズらしいハーモニーで聴かせる #9『reborn』あたり。そして今までのアルバムでも収録されてきたカヴァー曲は、今回はフォー・シーズンズの名曲 "Sherry"。これはつい先日映画化された『ジャージー・ボーイズ』でもフィーチャーされていた楽曲で、これを意識してかどうかは分かりませんが、タイムリーな収録と言えます。

今改めてデビューアルバムと比べながら聴いてみると、コーラスグループとしての彼らの成長ぶりがよく分かります。逆に、デビュー当時の荒削りな唄い方も、それはそれでアカペラ愛に溢れていて良いものですが。過去のアルバムも引っ張り出してきて、最初から順番に聴きたくなりました。

投稿者 B : 22:20 | Music | コメント (0) | トラックバック

2014/11/12 (Wed.)

機動戦士ガンダム UC オリジナルサウンドトラック [Hi-Res]

ハイレゾの再生環境が整ってきたら当然音源もハイレゾで聴きたいよね、と思って、ハイレゾ音源を買ってみました。

[5/28]『機動戦士ガンダム UC』サントラ ハイレゾ3作品遂に揃いました!1と2も本日より配信開始です! - mora トピックス

機動戦士ガンダム UC オリジナルサウンドトラック

何を聴こうかと思っていろいろ探してみたんですが...まだまだハイレゾ音源のラインアップは多いとは言えません。最新の楽曲については積極的にハイレゾ配信も行われていますが、ちょっと前の作品となると K2HD によるアップサンプリングでハイレゾ化しただけのものも多く、それに高いお金を払うのもなんだかなあ...という感じ。業界側の、ハイレゾ楽曲のカタログ数を増やしたい都合もあるんでしょうが、あまりに拙速に進めすぎると Blu-ray の初期にあった「アプコンしただけ or 既存マスターから録り直しただけで画質イマイチ」みたいなことが音楽の世界でも繰り返されるだけで、結局誰も幸せになりません。

その辺の話も含め、書こうと思っていたことの多くをクマデジさんに先に書かれてしまったので、丸投げ(ぉ

アーティストが増えてきたので今一度ハイレゾ音源を聴いてみる : [クマデジ]

「iPodが築いた『手持ちの曲が全部ポケットに入るのなら出かける前の選曲作業という呪縛から解放される』というパラダイムは、ハイレゾによってiPod登場以前まで戻されてしまうのかも知れません」というのはまさにその通りで、ハイレゾ音源に関しては多くがアルバムのバラ売りをしない方針を採っている現状にも顕れているように思います。業界が 1990 年代以前の体質に戻ってしまったというか、むしろ音楽のユースケースを巻き戻せる機会を業界が虎視眈々と狙っていたのではないか...とさえ思えてきます。

話が壮大に逸れてしまいましたので元に戻すと(笑、今回購入したハイレゾ音源は『機動戦士ガンダム UC』のサウンドトラック。mora で販売されているハイレゾ音源に私が聴きたい作品がほとんどなかったのと(元々私が聴くジャンルの音楽はハイレゾとの相性が良いとも思えないので仕方ありませんが)、オーケストラ系ならハイレゾの恩恵を受けやすそうなこと、既に CD を持っていてかなり聴き込んでもいるので音質の比較をしてみようかな、という三点でこれにしました。とはいえ勢い余ってサントラ 1~3 までまとめ買いしちゃったぜ(ぉ
ちなみにサントラ 4 だけは某ガンダムウォークマンに先行プリインされているものの、一般発売はまだ。これも早く出てくれませんかね。

ともあれ、聴き比べてみました。再生環境はウォークマン A17、Olasonic NANO-D1 に MDR-1A。

まずは CD 音源から。
...うん、聴き慣れた安定の音。プレイヤーとヘッドホンが以前より高性能になったことで、クリアさ、高域の伸び、音場感いずれも向上し、さらに聴いていて楽しく高揚するのを感じます。

で、ハイレゾ音源。
...音作りは CD とほぼ同じだけど、よく聴いてみるとそれぞれの音の形がハッキリしているというか、楽器ごとの音の分離がいい感じ。また、CD のほうはボリュームを上げていくと音が飽和する感覚がありましたが、ハイレゾは音量を上げてもサチらずにダイナミックレンジが維持されている印象。

印象論だけで語るのもなんなので、ちょっと波形を比べてみました。波形表示用のソフトウェアは Audacity を使用。サントラ 3 の #4『[SYMPHONIC SUITE "UC2012"] 4TH MOV.:NEO ZEON』での比較です。

■CD
CD の波形

■ハイレゾ
ハイレゾ音源の波形

あー、マスタリング段階での音圧のかけ方がこれだけ違うんですね。CD は圧縮してやや平たい音になっちゃってますが、ハイレゾは音圧を上げずにダイナミックレンジを確保しているように見えます。聴いたときの印象の通りですね。

ただ...静かな環境でじっくり聴き比べれば判るけど、これを外出時にウォークマンで聴いて違いが判るか、と言われると微妙です。もっというと外なら AAC 320kbps と区別するのも難しいかも。
少なくともこの音源に関して言えば、ハイレゾ対応機器で CD→ハイレゾ音源へのグレードアップよりも、CD 音源で非ハイレゾ機器→ハイレゾ対応機器に取り替えたときの音質向上のほうが大きいように思います。

でもこれはもしかすると音源のサンプリングレート/量子化ビット数が原因かもしれません。UC のサントラはハイレゾでも 48kHz/24bit という、ハイレゾとしては高いスペックとは言えません。まあ、サンプリングレートや量子化ビット数が高くなるとデータ量も大きくなってしまうので高ければいいとは言いませんが、96/24 ならもっと差が出たんじゃないか?とも思うわけです。
そこで、レーベルとしても力の入っているこのサントラがなぜ 48/24 なのか?と思って調べてみたら、e-onkyo のレビュー記事に答えがありました。

連載『辛口ハイレゾ・レビュー 太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』第10回 - ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

そもそもの録音自体が 48/24 で行われていた、ということのようですね。澤野弘之氏監修のもとレコーディングを担当した相澤光紀氏自身がマスタリングを行ったということで、このハイレゾ音源がまさに「製作者の意図」ということになります。記事にもあるとおり、「音の塊感」が CD でもハイレゾでも同様に担保されているので、音場感よりは劇伴として音の筋を通すことを重視した結果、ということなのかもしれません。

ちなみに、ウォークマン A17 に搭載されているアップサンプリング機能「DSEE HX」で CD 音源(FLAC でリッピングしたもの)をアップサンプリング再生してみたところ、ハイレゾ音源との区別がさらに難しいレベルまで音質向上したように感じました。DSEE HX の詳細は以下 AV Watch のインタビュー記事に詳しいですが、

【藤本健のDigital Audio Laboratory】第575回:ウォークマンNW-ZX1/F880の「DSEE HX」で"MP3もハイレゾ相当"の理由を聞く - AV Watch

確かに「音の消え際の表現」とか「生っぽさ」という部分において、ハイレゾ音源のクオリティに近づいているように感じます。今のところウォークマンでしか使えない機能なので PC 再生時には効きませんが、これがあるなら 48/24 レベルや K2HD でアプコンされたハイレゾ音源はわざわざ買わなくても、DSEE HX 再生で十分な気はします。

投稿者 B : 23:55 | Music | コメント (0) | トラックバック

2014/06/26 (Thu.)

SawanoHiroyuki[nZk]:Aimer / UnChild

SawanoHiroyuki[nZk]:Aimer / UnChild

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ガンダム UC ep7 の主題歌『StarRingChild』に続いて、澤野弘之×Aimer のタッグによる企画モノアルバムが発売されたので、買ってみました。ジャケットが『貴婦人と一角獣』というところからもう胸熱なアルバム。

あまり事前にチェックしないで買ったので、知ってる曲は『RE:I AM』と『StarRingChild』くらいかと思ったら、逆にこの 2 曲は英語版が収録されていて、他の曲も既存のサントラで他のシンガーが歌っていた『A LETTER』『But still...』(ドイツ語曲『Sternengesang』の英語版)『REMIND YOU』『EGO』といった名曲のカヴァー、そして UC に登場する各キャラクターをイメージした新曲、と多彩。新曲の中には、サントラの『MOBILE SUIT』(ep1 の冒頭、クシャトリアとジェガンの戦闘シーンの曲)をヴォーカル曲に再構成したものや、アンジェロをイメージした『bl∞dy F8』あたりはロックしていて本当にカッコイイ。

この熱量があってパワフルな唄い方、独特だし、英語の唄い回しも巧いよなあ...と思っていたら、Aimer 自身がアヴリル・ラヴィーンの影響を受けているんですね。確かに、納得するところがあります。この歌唱力と、澤野弘之(今年からヴォーカリストを手がける際には「SawanoHiroyuki[nZk]」名義で活動するとのこと)の「感動するツボ」を押さえた楽曲の組み合わせは、本当に破壊力がありますね...。

このアルバムは UC のサントラとしてではなくアルバムとして秀逸なので、しばらくヘビロテになりそうです。でも、同時発売された Aimer 名義のセカンドアルバムのほうも妙に気になってきました。でもこちらは UC の主題歌 2 曲以外は澤野弘之作曲ではなさそうなので、ちょっと視聴してみてから考えようかな...。

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2014/05/22 (Thu.)

Aimer / StarRingChild

Aimer / StarRingChild EP

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UC7 を観た流れで購入。まあ今までの ep1~6 もサントラ含め買ってきていますが。

エピソードごとに異なる主題歌を採用するのが『UC』のスタイルでしたが、いろいろとレコード会社も含めた大人の事情というものもあるのでしょう。作品に合っているのもあればイマイチなのもあるなあ、と思っていたら、ep6 と ep7 に採用された Aimer の楽曲が、作品との一体感という意味では異彩を放っていました。それもそのはず、作詞・作曲・編曲・プロデュースまで、UC の音楽を手がける澤野弘之氏の手によるものというから、作品の世界観に合うわけです。
パワフルなサウンドとドラマチックなメロディに、力強い歌声。本編で熱量の高いドラマとアクションを見せられた後に、余韻に浸るのにこれ以上ない楽曲だと思います。

前作の『RE:I AM』と併せ、とても良かったので Aimer の他の楽曲も試聴してみたんですが...歌唱力はとても良いのに、手触りが微妙に違う。やっぱりこの楽曲の力は澤野弘之×Aimer という組み合わせだからこそ生まれたものなんでしょう。
この二人のタッグであれば UC 関係なく買うのになあ、と思っていたら、来週開催される UC のライヴイベント『UnChild』では、これ用の書き下ろし曲も用意されるんだとか。これを契機に、コンビを続けてくれると嬉しいなあ。

機動戦士ガンダム UC オリジナルサウンドトラック 4

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サントラももちろん購入。

私はあまりサントラって買わないんですが、このシリーズのサントラは買う価値あると思います。澤野弘之氏のドラマチックな作風が UC の世界観に見事に合っていて、これらの楽曲が欠けていたら UC はここまでの完成度になっていなかったのでは、と思うほど。

ガンダムシリーズの音楽って、三枝茂彰(『Ζ』『ΖΖ』『逆シャア』)、千住明(『V』)、菅野よう子(『∀』)など、のちに日本の現代音楽を代表することになる作曲家が手がけていることが多いわけですが、UC の音楽は彼らの作品に全くひけを取っていません。澤野弘之氏もいずれ日本を代表する作曲家になるのだろうな、と思っていたら、既に直近の大ヒット作として『進撃の巨人』のアニメ版の音楽も担当されているようじゃないですか。作曲家としてはまだ若く、UC1 の公開時にはまだ二十代だったというから、今後のさらなる活躍にも期待です。

最近、各音楽配信サービスで UC のサントラのハイレゾ版の配信が始まっている(このサントラ 4 は未配信)ので、これをじっくり聴き込むためにまともなハイレゾの再生環境を整えたい今日この頃。

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2014/01/09 (Thu.)

孤独のグルメ Season3 O.S.T.

スクリーントーンズ / 『孤独のグルメ Season3』O.S.T.

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ドラマ『孤独のグルメ Season3』のオリジナルサウンドトラックがいよいよ発売されました。一般向けの発売日は 1/19 なのですが、地底レコードさんでの直販と、久住さんのライヴ会場など限定で先行発売されています。年末に、以前の直販購入者向けに地底レコードさんからメールで案内が来ていたので、そのままオーダー。一足早く手に入れることができました。

今回のサントラは Season1、Season2 と比べてもさらに音楽性の幅が広がっています。ドラマ自体、うなぎに中華ホルモン、わさび丼、焼肉、サンドイッチから果てはアフガニスタン料理...という幅広さですが、音楽も負けてない。元がドラマのサントラなので 1 曲あたりは短いのが多いけど、バリエーションが豊かで楽しい。相変わらず、業師だなぁ~っ。
全体的に、久住さんらしく肩の力が抜けているのになぜかパワフル、という不思議なサントラです。そして、今までのアルバムと違うのは、歌モノが何曲か含まれていること。従来は、『Stay Alone』での「ゴロ~ォ」というあのコーラスだったり、『五郎さん祭り』での「ゴロサン!ゴロサン!」という掛け声(笑)だったり、そういう楽器代わり、サンプリング的な使われ方でしか声が入っていませんでしたが、今回は歌入り。これはこれで、面白い。中でも Season3 のテーマ『孤独のツンドラ』における「ローロロロー、ローローロロロー」のコーラスは耳に残ります。

孤独のグルメ Season3 O.S.T.

ジャケット写真は第一亭ですね。

今回も地底レコード直販での購入特典はおまけ CD。例によってなくてもサントラとして成立するけど、確かに劇中で聞き覚えのあるちょっとした 5 曲が収録されています。個人的には、このおまけ CD まで含めての O.S.T. です。

さあ、今後の聖地巡礼はこのサントラがおかずだ。

孤独のグルメ Season3 Blu-ray BOX

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2013/12/14 (Sat.)

K-Ci & JoJo / My Brother's Keeper

K-Ci & JoJo / My Brother's Keeper

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よもや出ると思っていなかった K-Ci & JoJo のニューアルバムが発売されていたので、買ってみました。

K-Ci & JoJo は、 1990 年代を風靡した R&B ヴォーカルグループ "JODECI" のうち二人、K-Ci と JoJo の Hailey 兄弟が結成した R&B デュオ。兄 K-Ci の野太いバリトンによるシャウトと、弟 JoJo の透明感あるハイテナーに分厚いコーラスの組み合わせに魅了されて、私が 2000~2005 年くらいに最も聴き込んだアーティストのひとつです。

K-Ci 名義では 2006 年にソロアルバムをリリースしているものの、兄弟でのリリースは実に 11 年ぶり。調べてみたら、その間に JoJo のほうが薬物中毒やアルコール依存症にかかってしまい、活動できなくなっていたようですね。K-Ci がソロ作をリリースしたのには、そういう経緯もあったのか...。そう考えると、アルバムタイトルの "My Brother's Keeper" って深い意味を含んでいるんだなあ、と。

さておき、ニューアルバム。イントロからいつもの「K-Ci 節」のシャウトで始まり、ついジーンと来てしまいました。JODECI 時代からよく使われるリズムや節回しなど、懐かしさを呼び起こしてくれます。コーラスも美しい。だけど...この何か物足りない感触は何なんだろう?音楽的に随分丸くなってしまったというか、かつての作品にあった、聴いているだけでため息がもれてしまうような、魂の奥を直接掴まれるような熱さがない。そりゃあ考えてもみれば K-Ci が 44 歳、JoJo が 41 歳だっけ?二十代の男女の間にある熱情を求めるのはちょっと酷だろうけど、良くも悪くも大人になった K-Ci & JoJo のアルバム、という印象。

ただ、自分も自分で歳を取ったのか、当時の K-Ci & JoJo を聴くにはちょっとパワーが要るようになってしまって、最近あまり聴いていなかったのも事実です。とはいえウォークマンには常に入っているし、この新作との聴き比べも含め、久しぶりに過去から順に聴き込んでみようかな。

投稿者 B : 21:08 | Music | コメント (0) | トラックバック