b's mono-log

2010/07/29 (Thu.)

Brian McKnight / Evolution Of A Man

Brian McKnight / Evolution Of A Man

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なんか買い時を逃していた、去年出ていた Brian McKnight の最新作。"Evolution Of A Man"(ある男の進化)というタイトルにあるとおり、従来のマクナイトさんとは一線を画して次のステージに向かおう・・・という姿勢が見られるアルバムです。
まずはインディーズレーベルに移籍してのリリースであること。ここ数年、私が贔屓にするアーティストが軒並みインディーズに移っていますが、日本の音楽シーン同様の「『インディーズ』という『メジャー』の 1 カテゴリ」という状況に、ある程度ポジションが確立されてくるとセールスよりも表現の自由を求めるアーティストの状況とがマッチして起きていることなのかもしれません。

楽曲のほうは、イントロの #1 "The Brian McKnight Show" からいつもと少し違う印象を受けますが、16 ビートの #8 "Next 2 U" や今までの BM では考えられなかったようなサウンドの #9 "I Miss You" あたりのインパクトは強烈。この部分だけ聴いたら「どうしちゃったの」と突っ込みたくなるところですが、全体を通してメロウなミディアム/スロートラック満載、そして終盤にジャズ風味の #12 "While"、ピアノに合わせて歌い上げる「マクナイト節」炸裂の #13 "Another You" を持ってくるあたり、やっぱり分かってるなあ、と。「進化」は「変節」にあらず、今までの自分と地続きだからこそ「進化」であることを体現したアルバムにまとまっていると思います。

そしてこのアルバムでの彼の最大の変化は「前向きであること」。前作 "TEN" あたりから感じられた傾向ではありますが、過去の作品では「どこかに悲痛さが垣間見える優しさ」だったものが、最近は「強さに裏打ちされた優しさ」に変わってきたような気がします。それが、ポジティブな楽曲ばかりで揃えられた曲目であり、今回初めて本人が中央で真正面を向いたジャケット写真だったり、というところに表れていると思います。

これが彼の最高傑作、とは言わないまでも、深く聴き込むに足る名作になると感じました。

投稿者 B : 23:59 | Music | コメント (0) | トラックバック

2010/03/22 (Mon.)

Take 6 / The Standard

少し前にある人が「音が良い CD」として勧めていたので試しに買ってみました。

Take 6 / The Standard

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Take 6 といえば学生時代にやっていた音楽がこっち方面だったので、よく聴いてました。ハーモニーの厚さと美しさなら彼らの右に出るグループはないと思います。音楽的に研究していくとマニアックでとてもカヴァーしきれないのですが、それくらい奥深いグループでもあります。日本国内じゃそれほど認知度高くないですが、もう 15 年くらい前かな?スバルインプレッサの CM で Whitney Houston の "I Will Always Love You" のカヴァーが使われていたのを覚えている人もいるのでは。

さておき、このアルバム。そんな Take 6 がほとんどの楽曲でゲストを招いて数多くのスタンダードナンバーをカヴァーしたアルバムです。スタンダードというと古くさくて若者(私もそういう年齢でもなくなってきましたが)には楽しめないイメージがありますが、それぞれの楽曲が彼らなりの解釈とアレンジがなされていて、かつ基本的にアカペラにも関わらずグルーヴに満ちていて、最初から最後までハッピーな気分で楽しめるアルバムに仕上がっています。アカペラ/ゴスペル/ジャズヴォーカルといったジャンルは馴染みのない人にとっては敷居が高いでしょうが、この作品ならわりとスッと入り込めるんじゃないでしょうか。

もちろん録音状態も良く、オーディオ機器試聴の際に歌モノのリファレンスとして使えるポテンシャルも十分に秘めている CD だと思います。おすすめ。

投稿者 B : 22:06 | Music | コメント (0) | トラックバック

2010/03/10 (Wed.)

久保田利伸 / Timeless Fly

久保田利伸 / Timeless Fly

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久々に邦楽の CD を買いました。

前作から実に 4 年ぶりのフルアルバム。最近は邦楽の新譜をぜんぜん追っかけてないので、たまたまテレビで観たとか Amazon のおすすめで見たとかじゃないときっかけがないんですが、今回も運良く知ることができたので買いました。MJ からの流れで、久々に(MJ の影響を強く受けている)初期のアルバムを引っ張り出して聴いてみるかなー、と思っていたタイミングもちょうど良かった。

4 年溜めただけあってしっかり練られているというか、個人的にはアメリカに渡る前の久保田利伸とアメリカに渡ってからの Toshi Kubota の間には何かギャップがあるように感じていたのが、デビューから実に四半世紀(!)が経とうとしているこの時期に総決算、全てを融合させてきたような印象の、非常に濃いアルバムに仕上がっていると思います。新しいチャレンジもしていながら、どこを切っても久保田節としか言いようがない。(最近はあまり聴かなくなりましたが)20 年近く彼の音楽に触れてきて、私をハイにさせるのも、この上なくせつなくさせるのも、彼の歌声とグルーヴなんだなというのを改めて思い知りました。

〆の #15 "Moondust" なんて、聴く前は何で小泉今日子?と思っていたのが、聴いてみたらやばいほどキュンとなりました。そしてなぜかこちらも高校生ぶりくらいに TOKYO No.1 SOUL SET とか聴きたくなってきた・・・。

投稿者 B : 23:30 | Music | コメント (0) | トラックバック

2010/02/25 (Thu.)

Michael Jackson / KING OF POP

"THIS IS IT" からの一連の流れで買ってきました。

Michael Jackson / KING OF POP -JAPAN EDITION

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"THIS IS IT" のサントラ CD(という名のベストアルバム)も良かったんですが、"Bad" "Heal The World" "We Are The World" が入ってない!ということで、全部入ってたのがこれ。

元々は一昨年に生誕五十周年企画のファン投票の結果から選曲されたベスト盤らしく、"THIS IS IT" とは半分くらい曲目がかぶってるのでコストパフォーマンス(?)はあまり良くないですが、それはそれ。MJ やっぱり良いわー。

今このタイミングで MJ を聴くというのはいかにもミーハーでどうかと思いつつ(´д`)、良いものは良いので、他のアルバムにも手を出してみるか思案中です。

投稿者 B : 00:50 | Music | コメント (0) | トラックバック

2010/02/13 (Sat.)

Michael Jackson / THIS IS IT

映画を観たら改めてちゃんとした音源を聴きたくなったので、買ってきました。

Michael Jackson / THIS IS IT - The Music That Inspired The Movie

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まあ MJ に関しては既にポップスの古典と言っても過言ではないので、今さら私なぞが評価しなくても語り尽くされているでしょうが、改めて聴くとやっぱり良いですね。
MJ がこれだけ支持された理由がサウンドやリズムだけだったとしたら、きっとブームで終わってしまったでしょうが、メロディの美しさと半端ない歌唱力が、Marvin Gaye や Stevie Wonder のように時を経てもスタンダードとして認められる所以だと思います。私にとっては自分の音楽のルーツになった人のまたルーツだったりするので、そのあたりもスッと入り込める理由かも。

映画 "THIS IS IT" は基本的にリハーサルの映像を編集したものなので、ダンスも歌もフルパフォーマンスではないのですが、CD はオリジナル音源なのでそのへんの食い足りなさは解決。でも、改めて CD を聴き、映画の映像を思い返してみると、彼の真髄はライヴパフォーマンスにこそあるということがよく解ったのも事実でした。他の映像作品も観てみるかなあ。

投稿者 B : 23:06 | Music | コメント (0) | トラックバック

2010/01/25 (Mon.)

Angie Stone / Unexpected

Angie Stone / Unexpected

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私が聴いている数少ない女性ヴォーカリスト Angie Stone の新譜。といっても去年出たやつですが。

"Unexpected" のタイトルが示すとおり、予想を裏切った内容のアルバムです。なんたってジャケット写真からしてスゴイ。前作までの雰囲気からするとどうしちゃったの?と言いたくなるほど(笑。

内容としては従来のややオールドファッションな「ネオソウル」的な音作りから脱却し、今風アレンジの楽曲も織り交ぜた非常にバラエティに富んだアルバムになっています。従来作がどちらかというと「アルバム通しで聴いて味わう」方向性だったのに対して、本作は楽曲が粒揃いで起伏に富んでいる感じ。音作りは変わっていますが、それも流行に迎合した印象ではなく「ああ、Angie の曲だ」と分かるのは、彼女らしいヴォーカルやコーラスワークだけでなく、音楽に対する軸足の置き方がブレてないからなんだろうなと思います。

私がその歌声をこよなく愛する Tamia とは全く方向性の違うアーティストですが、相変わらず少しざらっとした手触りでハートに触れてくるこの声は良い。楽曲の良さもあって、本作は今まで以上にじっくり聴きこむ価値のある作品に仕上がっていると思います。
個人的には #4 "Maybe" が白眉。私はやっぱりこういう胸の内を吐き出したような、切ない三拍子系のバラードに弱いようです。ふう。

投稿者 B : 22:24 | Music | コメント (0) | トラックバック

2010/01/12 (Tue.)

R. Kelly / Untitled

R. Kelly / Untitled

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R. Kelly の最新作を買ってみました。

なんか各所のレビューを見る限りでは概ね絶賛みたいですが・・・個人的にはどうもなあ。

歌の力、という点では初期の作品ほどのパワーを感じず、中毒系ループサウンドという点では 4~5 年前の作品のほうが強かったような。そして詞が直接的すぎる(;´Д`)ヾ。
同じエロさでも初期の作品は荒削りな感じと突き抜けたアホっぽさ(ぉ)でむしろ清々しかったですが、いい歳してどこに向かってるんだろう感が否めず。

世間一般の評価と私の志向がズレてきているのかなあ・・・ということで、もう少し歌力寄りの作品を模索してみます。

投稿者 B : 23:47 | Music | コメント (0) | トラックバック

2009/12/29 (Tue.)

Coop Deville / Showroom Floor

Coop Deville / Showroom Floor

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男性ヴォーカルデュオ Coop Deville の、約 2 年ぶりとなるセカンドアルバム。ファーストアルバム "Truth, Lies, and Relations" が素晴らしい出来で、去年のヘビーローテーションの一角を担っていたんですが、往々にしてこういうグループって 2 枚目を出せずに退場してしまうことが多いので、セカンドが出てくることは期待していませんでした(;´Д`)ヾ。だから、嬉しい誤算というか。

相変わらず JODECI や Dru Hill あたりを彷彿とさせるブ厚いコーラスは健在で、このハーモニーを聴くだけで悦に入ってしまうのですが、ジャケット写真同様、楽曲も少し大人しく、優等生的になってしまったような。もっと心に掘りこんでくれるようなアツさが欲しいところですが、それでもとても気持ちが良く、浸れてしまうアルバムです。

久々にコーラスグループもののライブラリを掘り返してみるかなー、と思わせてくれる作品でした。

投稿者 B : 23:59 | Music | コメント (0) | トラックバック

2009/10/06 (Tue.)

Joe / Signature

Joe / Signature

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Joe の一年ぶりのニューアルバム。私も久々に CD 買いました。

印象としては去年の "New Man" から変わらないなあ・・・と思ったら、アルバムの前半は前作の日本盤のボーナストラックに入ってた曲そのまま(´д`)。ボーナストラックを奢るのは良いですが、ネタの先出しは良くないよなあ・・・。
アルバムの雰囲気はその通り前作からの流れを受けて、わりと流行に迎合したようなというか何というか・・・私は Joe に Ne-Yo を求めているわけじゃないんだけどなあ。

それでも Joe の声と音は聞き心地が良いので、つい聴いちゃうんですが(´д`)。

投稿者 B : 00:14 | Music | コメント (0) | トラックバック

2009/06/19 (Fri.)

Tony Toni Tone / House Of Music

NW-X1060 を買って、久々に音楽を聴くのが楽しくなったのですが、改めて聴き込んで惚れ直したこのアルバム。

Tony Toni Tone / House Of Music

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Tony Toni Tone の 4th アルバム。10 年以上前の作品ですが、今聴いても全く古さを感じない完成度の高さと言えます。名作揃いのトニーズにあって、個人的にはこのアルバムが最高傑作じゃないかと思うほど。

#3 "Let's Get Down"・#5 "Lovin' You"・#9 "Annie May" のようなリズミカルなナンバーと、#6 "Still A Man"・#8 "Holy Smokes & Gee Whiz"・#16 "Say My Name" のようなスロー・バラードが偏りなく散りばめられていて、アルバムを通じてとても小気味よい時間を与えてくれます。特に "Holy Smokes & Gee Whiz" は超せつないピアノのイントロから、シンセサイザーパートが始まる瞬間の感覚がたまらない。さらにそこに甘く美しいコーラスが乗っかってくると、自然と涙が出てきそうになります。

絶妙なコーラスワークやリズム感、サウンドまで含めて、EW&F に代表される往年のソウルと 90 年代のネオソウル、ニュー・クラシック・ソウルをブリッジするような作品ですが、このあたりが自分にとっての音楽の普遍なのだろうなと思います。最近の R&B シーンが自分の好みからズレていっている今、やっぱりそろそろ '60~'70s のソウル/ファンク方面を深めてみる時期なのかな、と改めて思います。

投稿者 B : 00:23 | Music | コメント (0) | トラックバック