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2018/04/24 (Tue.)

WD Elements SE Portable 2TB

仕事データのバックアップに使っていた外付け HDD がいっぱいになったので、新しい HDD を買ってきました。

Western Digital / WD Elements SE Portable 2TB WDBEPK0020BBK-JESN

WD Elements SE Portable

今までは外付け HDD といっても古くなった PC から取り外した HDD を外付けケースに入れてバックアップディスクに回す、という使い方をしていたので、実はこれまでに単品の外付け HDD を買ったことがありませんでした。

選んだのは信頼の Western Digital 製品。買うまで知らなかったんですが、Western Digital ブランド製品の国内流通って今はアイ・オー・データが代理店になっているんですね。同じ WD 傘下でも SanDisk や G-Technology は国内に販社(?)を持っているのに、ちょっと意外。

WD Elements SE Portable

WD のポータブル HDD には何種類かあって、メーカー的にはカラフルな「WD Passport」シリーズのほうが推しらしいのですが、値段が微妙に高いし角張っていてちょっと大きいしメリットってカラーバリエーションが豊富なことくらいしか見当たらなかったので、よりシンプルな「WD Elements SE Portable」を選択。WD 製ドライブ内蔵であることが保証されているなら、たぶん中身も WD Passport とほぼ同じでしょう。
WD Elements、WD Passport ともに内蔵ドライブの厚みの違いにより、1・2TB 品と 3・4TB 品でケースの厚さが異なります。私は薄いほうが良かったし、容量的にも 2TB もあれば今後数年(場合によっては十年)仕事データのバックアップには困らないだろうと思い、2TB 品を選びました。

デザインは見るからにシンプルで、安っぽいわけではないけど特に高級感もありません。まああくまでバックアップ用途なので実用性重視で。

WD Elements SE Portable

裏面には四隅にちゃんとゴム足がついているのが地味に重要なポイント。こういうポータブル HDD ってゴム足が省略されることが少なくありませんが、軽いだけについ手が当たって机から落ちる、みたいな事故もゴム足があるだけである程度防げます。

WD Elements SE Portable

接続は USB 3.0 ですが、この横長タイプの USB microB 端子も久しぶりに見ました。最近 Type-C(USB 3.1)の機器に触れることのほうが多くなったからなあ。

とりあえず CrystalDiskMark 6.0.0 でベンチを取ってみました。比較対象は自作機で使っている WD Red WD40EFRX と Intel SSD 520。どちらもちょっと古いけど私にとっては現役バリバリです。

WD Elements SE Portable

ドライブWD Elements SE
Portable (USB 3.0)
WD WD40EFRX
(SATA 2.0)
Intel SSD 520
(SATA 3.0)
Sequential Read (Q32T1)129.026109.154534.485
Sequential Write (Q32T1)124.493120.737240.527
Random Read 4KiB (Q8T8) 0.5753.999188.941
Random Write 4KiB (Q8T8) 9.8651.703161.773
Random Read 4KiB (Q32T1)0.5773.949180.884
Random Write 4KiB (Q32T1)9.9451.670126.019
Random Read 4KiB (Q1T1) 0.5061.11920.709
Random Write 4KiB (Q1T1) 9.9211.48854.869

おー、いいじゃないですか。さすがに SSD には敵わないけど、Random Read 以外のスコアは三年前の内蔵用 3.5inch HDD よりも全然いい。正直ここまでの性能が出るとは思っていませんでした。バックアップ用途ならランダムアクセスよりもシーケンシャルアクセスのほうが多いはずだし、これはいい買い物をしたかも。
今までのバックアップディスクのデータを移行させてもまだ 3/4 は空いているので、当分これを愛用しようと思います。

Western Digital / WD Elements SE Portable 2TB WDBEPK0020BBK-JESN

B079PC9JPB

投稿者 B : 23:44 | PC | PC Peripheral | コメント (0) | トラックバック

2018/03/27 (Tue.)

REALFORCE TKL S

ねんがんの リアルフォース R2 をてにいれたぞ!

東プレ / REALFORCE TKL S (ブラック)

REALFORCE TKL S

3 月も下旬に入って、REALFORCE R2 のテンキーレスモデル「REALFORCE TKL」シリーズが店頭に並び始めたので、満を持して買ってきました。
私が自宅と職場それぞれで 10 年以上にわたって愛用している Realforce 91UBK の後継にあたるモデルです。R2 が出たときから、テンキーレスモデルの発売を心待ちにしていました。

REALFORCE TKL はモデルによってちょっとずつ仕様が異なり、必ずしも「高いものが良い」というわけではないので、主要仕様の比較をすると以下のような感じ。

モデル標準モデル
REALFORCE TKL
静音モデル
REALFORCE TKL S
APC モデル
REALFORCE TKL A
静音 APC モデル
REALFORCE TKL SA
ブラックALL45g
かな無しレーザー印字
ALL45g
かな無しレーザー印字
ALL45g
かな無し昇華印字
ALL30g
かな無し昇華印字
ホワイト変荷重 30/45/55g
かな有り昇華印字
変荷重 30/45/55g
かな有り昇華印字
変荷重 30/45/55g
かな有り昇華印字
ALL30g
かな有り昇華印字

個人的には昇華印字モデルのシックな見た目が好みではあるんですが、せっかく買うなら静音タイプにしたい、でも静音 APC モデルの ALL30g はちょっと軽すぎる...ということで静音モデル(TKL S)を選択しました。
一昔前は東プレの Realforce シリーズといえば段ボールに直接モノクロ印刷された外箱に入っていたものですが、今ではモノカキ用というよりゲーミングキーボードカテゴリになってしまったこともあって、高級感のある化粧箱に入っていました。ヨドバシで購入したところ、販路によってオマケが異なるのか(?)通常の静音モデルにはついていないはずのキートッププラー(キーを外す工具)が付属していました。

REALFORCE TKL S

以前は Realforce といえば打鍵感重視で見た目は二の次という感じの野暮ったいデザインだったのが、現行モデルは直線主体の無駄のなくスッキリとしたデザインに変化していました。なんか二十年ぶりに小学校時代の同級生に再会したらすっかり垢抜けていたような感覚があります(笑。
ま、最近では単品キーボードといってもノート PC のような薄型のパンタグラフ式キーボードのほうが当たり前になってしまったので、REALFORCE TKL の見た目がいくら良くなったといっても見る人によっては「一昔前のパソコンのキーボード」にしか見えないんでしょうが。オールドタイプだと言われても、これが一番快適に入力できるんだからこれでいいんです。

REALFORCE TKL S

ステップスカルプチャー構造(横から見ると弧を描くような段差のあるキー形状)のキーボードも最近では見ることが少なくなりましたが、慣れるとこれが指に負担をかけず高速に入力できるわけです。これがノート PC のような扁平なキーボードだと、上下段のキーが微妙に遠く感じて疲れの原因になります。

REALFORCE TKL S

REALFORCE R2 シリーズの最大の特長と言えるのが、この幅広いスペースキー。最下段にある [Ctrl][Alt][変換] などのキー幅をあえて詰めることで、使用頻度の高いスペースキーの幅を英字キーボード並みに確保しています。これくらい幅広だと、昔よく言っていた「スペース"バー"」と呼んでも差し支えなさそうに感じます。

ただ、左右端の [Ctrl] はまだ良いとして、それ以外のキーが一般的なキーボードの配置とは若干違ってしまうため、ある程度慣れが必要になりますね。私の場合はスペースキー右にある [変換] キーを IME のオン/オフに割り当てているため、日本語入力を切り替えようとしてスペースキーを押してしまう事故が既に何度か起きています(このエントリーは実際に TKL S で書いています)。おそらく数日で慣れることでしょうが。

REALFORCE TKL S

キーボード右下には、アプリケーションキーが削除されて代わりにノート PC のような [Fn] キーが追加されています(アプリケーションキーは [Fn]+右 [Alt] で代用)。[Fn] キーはファンクションキー等との組み合わせでマルチメディアキー(メディアアプリの再生や音量調整)やキーロック設定等に使えるようですが、取説を見ないと分からない機能だし、あまり使わないだろうなあ。

REALFORCE TKL S

キーボード右上のロゴ入りパネルはモデルによって色が異なるようで、標準モデルがブラック、静音モデルがブロンズ、APC モデルがシルバー、静音 APC モデルがゴールドとなっています。NumLock 等のインジケーターは専用ユーティリティで発光を 7 色(+消灯)から選べるという無駄な装飾機能が(笑。旧モデルではインジケーターがなく、うっかり CapsLock がかかったまま入力してしまう事故がときどきあったので、LED がついたこと自体は大歓迎。

REALFORCE TKL S

Realforce 91UBK と比べると、横幅はほぼ同じながら奥行きが詰まってデスクトップスペースを少し有効活用できるようになりました。改めて比較するとスペースキーが大幅に広くなったことがよく分かります。それにしても、91UBK(自宅用)もかれこれ 12 年近く使っているのにキートップが少しテカってきた程度でほとんどヘタッた感じがしないのは流石としか言いようがありません。

REALFORCE TKL S

キータッチは基本的に 91UBK のものを受け継いでいて、長年使い慣れた感覚のまま移行できそうです。静電容量無接点方式による「あるところでスッと荷重が抜け、軽い力で入力できる」快適さは R2 世代になっても健在。91UBK の変荷重キーは私にとっては特に左手の小指が軽すぎて、タイピングを止めて文章を考えている間に「あああああ...」と無限に自動入力されてしまっていることが十年以上使っていてもままあるのですが、ALL45g な TKL S ならそういうこともなく快適に入力できています。
静音キーに関しては、最近の静音キーボードを謳っているノート PC に比べればまだ気になるものの、いわゆるデスクトップ用キーボードの耳障りなカチャカチャ音がかなり抑えられ、これなら深夜にキータイプしていても隣室でテレビを見ている家族にうるさがられることはないかな、という感じ。心なしかキーの押し心地もソフトになったような気がして、使っていて気持ちが良いですね。私はメカニカルキーボードのスイッチをバチバチ押していく感覚も好きなんですが(笑)、それとは方向性の異なる心地よさがあります。

一般的なキーボードとは一部配列が異なるためちょっと慣れが必要なところはありますが、私はかなり気に入りました。自分にとってキーボードとマウスは文房具みたいなものなので、高価だけれどそれに見合う価値はあったと言えます。職場ではなかなか自席にいられる時間も長くないから投資対効果的には微妙なところなんですが、職場用も欲しいなあ...。

東プレ / REALFORCE TKL S

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投稿者 B : 23:45 | PC | PC DIY | コメント (0) | トラックバック

2018/03/19 (Mon.)

PC ディスプレイの買い換えに悩む

何年か前から考えている PC ディスプレイの買い換えですが、先日の CP+ でのサイカ先生のセミナーを聴いてから、再び悩み始めました。

BenQ / SW271

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今使っているのは十年選手の EIZO SX2461W。当時としてはかなり奮発して買ったディスプレイだけど蛍光管バックライトだし DisplayPort はおろか HDMI にも対応していないし、今やすっかり陳腐化してしまいました。かといって最近の 1~2 万円のディスプレイでは大半が FHD にしか対応していないし(SX2461W は UWXGA なのでダウングレードになる)、ちょっと良いのを買おうと思うと踏ん切りがつかない部分でもありました。事務作業用と割り切れば去年職場用に買った ASUS VC239H なんかはかなりコストパフォーマンスがいいところだとは思いますが。

SX2461W から買い換えるなら、

  • パネルサイズは 27inch クラス
  • 解像度は WQHD(2,560×1,440)~4K(3,840×2,160)
  • IPS パネル
  • 写真向け広色域パネル(Adobe RGB カバー率 95% 以上)
  • できればハードウェアキャリブレーション対応
  • HDR 対応
あたりのスペックは押さえておきたいところ。調べてみると各メーカーから 4K IPS パネルの液晶はいろいろ出てはいるものの、6~8 万円クラスだと色域は sRGB まででハードウェアキャリブレーションには非対応、というのが標準。写真向けとなると 10 万円を切るものはありません。サイカ先生も勧めていた BenQ SW271 は近いスペックの EIZO 製ディスプレイの半額だから価格性能比で言えばすごくがんばっているけど、さすがに予算範囲外。そうなると、解像度を WQHD に妥協して HDR を諦めれば SW2700PT という製品があったりします。

BenQ / SW2700PT

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最近プロジェクタも含め BenQ の話ばかりしていますが特に利害関係はなくて(笑)、日本製品が相対的に高価くなる中、お買い得感が強まっているんですよね。海外メーカーの中でも BenQ は大手液晶パネルメーカー AUO を傘下にもっているし、CP+ のような映像系イベントに出展する数少ないディスプレイメーカーだし、PC メーカーが周辺機器として出しているディスプレイよりも信頼感はあります。

まあ、SW2700PT も発売からそろそろ二年が経つし、4K 化の流れにある中で今 WQHD を買うことの中途半端さは気になるところではあります。もうちょっと待てば、SW2700PT を同じ価格帯のままで 4K 化したモデルが出ないかなあ...と考えると手を出すのに躊躇してしまいます。変に色再現性にこだわるよりも sRGB 対応のリーズナブルな 4K ディスプレイを買った方が結果的に快適なのではと思いつつも悩ましいところ。もっと一気に 4K 化の波が来ないものかなあ。

投稿者 B : 23:59 | Camera | PC | PC Peripheral | コメント (0) | トラックバック

2018/03/15 (Thu.)

REALFORCE TKL

REALFORCE第2世代テンキーレスが3月14日発売。入力高変更機能などR2で導入された新仕様を継承 - Engadget 日本版

これ待ってました。私が十年以上にわたって愛用し、ちゃんと数えてないけどこれまで累計で数十万字はタイプしてきたと思う Realforce 91UBK のリニューアルモデルにあたる REALFORCE TKL(テンキーレス)シリーズが昨日ついに発売されました。

東プレ / REALFORCE TKL S

REALFORCE TKL S

これのベースになった REALFORCE R2 シリーズ(フルキー版)は去年の東京ゲームショーにわざわざ見に行ったくらい気になっていました。フルキー版の感触が良かったので、テンキーレスが出たら買おうと思っていました。
Cherry のようなメカニカルスイッチとはまた違う静電容量無接点方式の軽快な打鍵感は一度慣れると手放せなくなります。それが R2 シリーズで一回りコンパクトになり、かつ静音モデルや APC(キースイッチの反応位置カスタマイズ機能)といった新機能を取り込んできたとあれば、十年選手の 91UBK にまだまだヘタりを感じていなくても買い換えたくなるというものです。いつまでもデスクトップ用キーボードを使っているのはオールドタイプだという自覚はあるけれど、自分にとってキーボードは筆記用具と同じ。高級万年筆を買うよりはずっと安い買い物です。

しかしバリエーションがいろいろあって悩ましい。いくら打ちやすくてもイマドキ自宅や職場でキーボードをカチャカチャ鳴らすのもどうかと思っているので、せっかくだから静音モデルを使いたいところですが、APC 対応モデルはキートップの印字が黒系の昇華印刷なのがカッコイイ。ぶっちゃけ APC 機能までは要らないかなという気もしつつ、2 万円を軽く超える価格帯ならば静音(S)モデルと静音 APC(SA)モデルの値段は微差でしかないので、どうせ買うならカッコイイ方かな...。

今すぐに買うというほどではありませんが、近いうちに買いたいものリストに入れました。自宅用と職場用で揃えると 5 万を超えてくるので、とりあえず自宅用からにしようかなあ。

東プレ / REALFORCE TKL S

投稿者 B : 23:00 | PC | PC DIY | コメント (0) | トラックバック

2018/02/06 (Tue.)

Lightroom CC と Adobe Sensei

今日、Twitter のタイムラインに何となく流れてきた話題を目にして、年末にアップデートされた Lightroom CC の新機能を見落としていたことに気づきました。

"Adobe Sensei"が写真を自動補正 ~Adobe、「Lightroom」の2017年12月更新を発表 - 窓の杜

Adobe Lightroom CC

Lightroom CC(クラウド版/クラシック版とも)および Camera RAW の自動補正機能に「Adobe Sensei」が導入されたとのこと。Sensei といえば、つい最近も Photoshop の「被写体を選択」機能に導入され、自動選択ツールの精度が向上したことが話題になったところ。Lightroom CC の自動補正機能といえば本来は現像ソフトとしてのキモの部分でもあるはずで、この使い勝手が向上するのであれば「被写体を選択」以上に恩恵が大きいはず。

というわけで、さっそく(といっても出遅れではあるけど)検証してみました。

Adobe Lightroom CC

Adobe Sensei が導入された自動補正機能は、Lightroom Classic CC では「基本補正」の「階調」の中にある「自動補正」ボタンに組み込まれています。このボタン自体は昔から Lightroom に備わっているもので、見た目が変わらないから中身が変わったことに今まで気づいていませんでした。Photoshop の「被写体の選択」も操作手順は変わらずに中身が刷新されましたが、Sensei はこのように一見それと判らないような形で導入されていくようですね。
実は私は今まで Lightroom の自動補正機能はほとんど使っていませんでした。自動補正の精度が悪すぎて使い物にならないため「無視すべきボタン」の代表みたいな機能でした。だからこそ今までアップデートに気がついていなかったということでもあります(笑。

いくつかの写真を使って、カメラ内 JPEG と Sensei なしバージョンの Lightroom で自動補正した結果、および Sensei ありバージョンで自動補正した結果を並べて比較してみました。
ちなみに角度補正機能についてもバージョンによって補正度合いの差があるか見るために、自動補正を加えています。

Adobe Lightroom CC

まずは露出アンダーになってしまった写真の補正から。
従来バージョンの自動補正では、けっこう大胆に露出を上げて画面全体の明るさ的にはバランスを取ったように見えますが、ハイライトが飛んで被写体の立体感が潰れてしまっています。従来の自動補正機能はこのように私の好みよりもかなりオーバーな露出補正を行うので、私は基本的に手動補正するようにしていました。
が、Sensei による自動補正では、暗部の露出補正は従来版と同じくらい持ち上げているものの、ハイライトをグッと抑えることでディテールを殺さないように処理してくれています。これは私の好みにかなり近い結果で、このまま使うか、手を加えるにしても微調整程度で十分仕上げられる印象。従来版よりも全然使えます。

なお傾き補正は新旧ともに自動補正されませんでした。ここまで水平・垂直が不明なごちゃっとした構図では仕方ないか。

Adobe Lightroom CC

続いて逆光。従来の自動補正ではシャドウを持ち上げた結果夕陽の階調がぶっ飛んでしまっており、台無し感が強い。従来の自動補正機能はカメラでいう評価測光的な考えで画面全体の平均値を揃えるような挙動をするので、ダイナミックレンジの広い構図には極端に弱い印象がありました。
それに対して Sensei はシャドウ側は保ちつつ、ハイライトを抑えて夕陽の色とグラデーションをしっかり表現してくれています。ソフトウェアの自動補正機能でこういう処理をしてくれたことは今までほとんどなく、大量の写真データからの「夕景写真はこう補正するのが良い」という学習結果すげえ、と感心してしまいました。

Adobe Lightroom CC

それから夜間イルミネーション系。これも従来の自動補正では全体的に露出を上げる方向の補正で、ライトアップの色が飛んでしまっていますが、Sensei による補正は暗部の階調は少し持ち上げつつもハイライトの色調を引き立てる方向で補正してくれていて、「そうそう自分でもこういう風に補正するよ」という結果に。

今までの自動補正は使う気が起きない代物でしたが、Sensei による自動補正は記録写真やある程度の商業写真でもそのまま採用できそうなクオリティだし、作品づくりにおいても手動補正する前の基礎補正として作業軽減の役に立ってくれそうです。

ちなみに RAW 現像と JPEG の補正でどの程度画質差が出るかも試してみました。

Adobe Lightroom CC

モトクロス撮影でやりがちなのが露出オーバー。地面が黒く、逆光になりがちなこともあって空が白く飛んでしまうことが少なくありません。こういうハイライトがぶっ飛んでしまった写真の JPEG データからでも、ボタン一つでここまで救えてしまう自動補正にはちょっと恐れ入りました。
まあ、JPEG からの補正ではさすがに空の青さがやや不自然だし、空にも雲にもトーンジャンプが発生していますが、元データからすればむしろよく補正できていると言えます。しかし色調情報の残っている RAW データからの自動補正であれば、これだけ白飛びしてしまった画像でもまるで最初から適正露出で撮ったかのような補正まで可能。もっとも最初から露出ミスしない設定で撮れよって話ですが、こういうスポーツ撮影では状況も刻一刻と変わるため、そうも言っていられません。

Photoshop の「被写体を選択」機能に比べればあまり話題になっていないようですが、Sensei が入った Lightroom、素晴らしいじゃないですか。
今までどうして「Sensei」と呼ぶのか解らなかったんですが、ようやく理解できました。例えば知らない言葉や地図を調べるときに「グーグル先生に訊いてみよう」と言うように、クラウドの力を使ってイイカンジにしてもらうという点で、これは「アドビ先生に頼んでみよう」という感覚なんですね。今後は積極的に自動補正機能を使っていこうと思います。

Adobe / Creative Cloud フォトプラン(Photoshop+Lightroom)

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投稿者 B : 23:54 | Camera | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2018/01/09 (Tue.)

Intel が AMD 製 GPU 搭載 CPU を発表

【イベントレポート】Intel、AMD GPUを1パッケージに統合した新CPUを正式発表 ~Core i7-7700HQ+GeForce GTX 1060を上回る性能を実現 - PC Watch

Intel が、かねてから予告していた「AMD 製 GPU をオンチップ化した CPU」を正式発表しました。

かつての 1GHz 競争をはじめとした Intel と AMD の競争をずっと見てきた一人としては、感慨深いものがある今回の提携。ディープラーニングと AI コンピューティングで大きく先行する NVIDIA への対抗策というのは誰の目にも明らかですが、Intel は下(モバイル)も Qualcomm からの侵食を受けており、強力な GPU 技術を手に入れることでハイエンドコンピューティングでは NVIDIA に対抗し、モバイルでは Qualcomm に差異化する必要がこの統合を後押ししたものと思われます。半導体市場シェアでも Intel が首位から陥落し競争環境が変わった現在、一昔前ならば独禁法に抵触した Intel による AMD 買収というシナリオもあり得ない話ではないのでは...とさえ思えてきます。

長年にわたって CPU で Intel に対抗し、GPU で NVIDIA に対抗してきた AMD ですが、ここ数年は両社に大きく水をあけられ、すっかり「圧倒的二位」のポジションに甘んじて存在感を失っていました。が、電力/コスト効率に優れた GPU を活かしていち早く CPU に高性能 GPU を統合し、一方では柔軟なカスタマイズに応じることで PlayStation 4・Xbox one に採用されるという実績(対する Nintendo Switch が NVIDIA のモバイル SoC を採用したというのがまた象徴的)を作ってきた流れが今回の Intel との提携に繋がったといえ、戦略のピボットって当初想定外の結果を生むこともあるんだなあ、と感心してしまいました。

今回の統合プロセッサ「8th Gen Core Processors with RADEON RX Vega M Graphics」(コードネーム Kabylake-G)は統合とはいっても CPU ダイに GPU が統合されているわけではなく、一つのチップ上に CPU、GPU、HBM2(≒VRAM)の三つのダイが配置されたプロセッサ。真の統合プロセッサと言えるものではありませんが、こういう「外圧によって急ごしらえ的に作られた、長期ロードマップになかったプロセッサ」が Intel から出てきたときというのは、例えば Pentium M(Crusoe 対抗で旧世代の Pentium III-M を発展させたものだったが、その後の Intel CPU は全てこのコアがベースとなった)や Pentium D(Athlon 64 X2 対抗で二個の CPU ダイを一つのチップに載せただけだったが、以降の Intel CPU は最初からマルチコア前提で設計されるようになった)のようにその後の Intel の製品戦略に大きな影響を与えてきた歴史を持ちます。NVIDIA と Qualcomm の挟み撃ちに遭っている現状は Intel 史上最も苦境であり、ここから巻き返すことは容易ではないとは思いますが、強力な GPU を統合した初めての Intel 製プロセッサというのは、少なくとも今後の Windows PC の方向性に何らかの影響を与える可能性が高いでしょう。当面は VR/MR や e-Sports 需要で盛り上がるゲーミング PC 市場に一定の存在感を示すに留まるでしょうが、統合の進化次第でブレードサーバ向けやモバイル PC 向けに採用が広がっていけば面白いことになりそうです。

近年は Intel から新 CPU が発表されてもワクワクすることがすっかりなくなっていましたが、久しぶりに先が楽しみと思えるニュースでした。

投稿者 B : 23:22 | PC | コメント (0) | トラックバック

2017/12/05 (Tue.)

ATOK が完全月額制に移行へ

【速報】新ATOK、パッケージ版廃止で月額制のみに ~新バージョンは2018年2月1日提供開始 - PC Watch
「しょうらひあ」も「将来は」にきちんと変換できる、ATOKのディープラーニング - PC Watch

ATOK Passport

今日ちょっと驚いたニュース。ジャストシステムが毎年恒例の一太郎および ATOK の最新バージョンを発表したわけですが、今回から ATOK のパッケージ販売を廃止し、今後は月額料金制の ATOK Passport に移行することが明らかになりました。

PC ソフトウェアの販売はダウンロード型が一般的になり、旧来のパッケージ販売はとうの昔に斜陽になっています。MS Office や Adobe Creative Cloud の例を見るまでもなく、大規模な PC ソフトウェアは多くがサブスクリプション(月額課金)モデルに移行してきていますが、ついに ATOK もその流れに乗りました。ATOK Passport 自体は随分前から存在しますが、今後はそちらに一本化されることになります。

ベーシック版で ¥286/月 という料金は、年額換算で ¥3,432 となり、パッケージ版 ATOK を毎年買い換えることを考えれば確かにお得。しかも 1 ライセンスで Windows/Mac/Android を問わず最大 10 台までインストールできる(パッケージ版は同時使用をしない条件付きで 3 台まで)というのは太っ腹とさえ言えます。
ただ、私は ATOK のバージョンアップは 2 年に一度ペースで、近年のバージョンアップによる変換効率向上の実感の薄さ(場合によっては悪化しているとも感じる)を考えるともう 3~5 年スパンでも良いのでは、とすら思っています。でもそれでジャストシステムの資金繰りが悪化して ATOK がなくなってしまうのは困るからお布施のつもりでバージョンアップし続けている...というユーザーはかなり多いのではないでしょうか。そういう隔年でバージョンアップしてきたユーザーから見ると、年額 ¥3,432 というのは今よりもちょっとだけ割高になることになり、悩ましい料金設定です。

さらに、(自分で経験したわけではありませんが)Passport 版 ATOK では定期的なライセンス認証時にオフラインだと再認証できるまで ATOK が無効になるという当初からの仕様が直近でも変更されていないというのが困りもの。例えば新幹線で長いトンネル通過中や機内 Wi-Fi のない飛行機に乗っているときに仕事をしなくてはならないシチュエーションというのは往々にして切羽詰まっているもので、そういうときにライセンス認証エラーで MS-IME に切り替わったりしたら PC を投げつけたくなるに違いありません。これに目途さえつけば、ジャストシステムの収益安定化に協力することはやぶさかではないのですが。

とりあえず「一太郎のバンドルソフトウェアとしての ATOK」は引き続きパッケージ流通するようなので、ライセンス認証問題が解決するまでは一太郎を購入することにしようと思います。バージョンアップ版のダウンロード購入であれば、パッケージ販売時代の ATOK 単体も一太郎もほとんど価格が変わらないので。
まあ順番的に来年はスキップする年なので、様子を見て再来年までにどうするか決めようと思います。

投稿者 B : 23:28 | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2017/10/23 (Mon.)

Windows 10 Fall Creators Update

先週リリースされた Windows 10 の「Fall Creators Update」を適用してみました。

Windows 10 Fall Creators Update

まだ Windows Update での配信は始まっていないので、Media Creation Tool(手動アップデータ)をダウンロードして、サブ機の VAIO Pro 11 にインストール。前回は Windows MR のシミュレータを試したかったからいきなりメインマシンに入れてしまいましたが(笑)、今回は慎重を期してみました。

Fall Creators Update での主な変更点については以下の記事が詳しいです。

どこが変わる? 「Windows 10 Fall Creators Update」の新機能を徹底解説(前編:UI、OneDrive、スマホ連携) | できるネット
【西田宗千佳のRandomTracking】Fall Creators Updateで生まれ変わるWindows 10。MRやフォトなど進化 - AV Watch

上記の西田宗千佳氏の記事にもある通り、大規模アップデートとはいえ最近の傾向としてはスケジュール優先で本丸の機能は後追い提供、手今日してみても何が変わったかイマイチ分からない...というのが常態化しています。だから前回の Creators Update 以上に見た目上の違いが分かりにくい。

追加された機能リストを見ても自分にメリットがありそうなものはあまり多くなく、せいぜい OneDrive のファイルオンデマンド機能くらいでしょうか。今までは全部同期するかしないかしか選択肢がなく、特にモバイル環境での使用ではローカルストレージ容量や通信容量的に使いづらかったのが、ようやく解決されました。

それから私が一番気になっていたのはこの機能。

Windows 10 Fall Creators Update

設定に「電話」の項目が増えていて、Windows 10 PC とスマートフォンとの連携が可能になりました。

「Web ブラウズやメール作成、写真などスマホで行っていた作業の続きが即座に PC で行えるようになる」という触れ込みで、それをどう実現しているのか、どれくらいスムーズにできるのか、に興味がありました。
これまで Windows 10 のスマホ連携機能といえば、Windows 10 Mobile 搭載スマホとの MS-TCC(スマホを触らずに PC からの操作のみでテザリングのオンオフができる機能)くらいしかありませんでした。それが W10M が事実上のメンテナンスモードに入ったタイミングで、Android や iOS とのまともな連携機能が追加されるというのは何とも皮肉ですね...。

Windows 10 Fall Creators Update

実際に使ってみました。
設定の「電話」を開くと、スマートフォンとの連携設定が行えます。連携を行うにはまず「電話の追加」をクリックします。

Windows 10 Fall Creators Update

すると「電話と PC をリンクするから電話番号を教えろ」とのこと。スマホに SMS を送ることで設定を開始できるようです。
なおここでは電話番号を国番号から入力する必要があるため、日本国内の場合はプレフィクスに「JP(+81)」を選択した上で、携帯電話番号が例えば「090」始まりだった場合はここに最初のゼロを取って「90」から入力します。

Windows 10 Fall Creators Update

そうするとスマホに SMS でリンクが送信され、それを開くと(Android の場合)Google Play ストアにある「Microsoft Launcher」のダウンロード画面に遷移します。
SMS で送られるのは単なるダウンロード画面へのリンクだけで、認証は結局この Microsoft Launcher を使って Microsoft アカウントで行うだけなので、例えばデータ専用 SIM しか挿していないスマホであっても Microsoft Launcher さえインストールすれば PC と連携させることができます。

Windows 10 Fall Creators Update

Microsoft Launcher をインストールして驚いたのは、Android のホーム画面自体が Microsoft Launcher に置き換わってしまっていたこと!「Launcher」というのはそういうことか(;´Д`)ヾ。画面上の検索窓も Google ではなく Bing だし、もう W10M は出さないけど他 OS のフロントエンドを乗っ取ってしまえという戦略なんですかね。デフォルトブラウザが Edge に置き換わっていないのがせめてもの救いです。

Windows 10 Fall Creators Update

ホーム画面の構成こそ Android のデフォルトと似たような感じですが、アプリ一覧はまさに Windows 10 ベース。Android デフォルトと違ってアルファベット順にアイコンが並ぶので逆に探しやすいとも思いましたが(笑)、自分のスマホが MS に乗っ取られたようで癪なので(ぉ)いつもの Xperia ホームに速攻戻しました。

Windows 10 Fall Creators Update

Microsoft Launcher を MS アカウントで認証すると、PC 側からも該当のスマホが認識されました。
この状態で、スマホ側のブラウザ(Chrome)で見ている Web サイトを PC でも開いてみます。

Windows 10 Fall Creators Update

ブラウザのインテント(共有機能)を使うと、共有先に「PC で続行」というアイコンが追加されていることが分かります。この場合、ホーム画面を Microsoft Launcher に設定している必要はなく、他のホーム画面を使っていてもインテント先に「PC で続行」は表示されます。なので安心してホーム画面は切って良いです(ぉ

Windows 10 Fall Creators Update

「PC で続行」を選択すると、続行先の PC のリストが表示されます。同一の MS アカウントに紐付いている PC が複数ある場合、任意の PC で開くことができます。次の瞬間に、選択した PC で自動的に Edge が起動し、さっきまでスマホで見ていたページが開きます。

あるいは「後で続行」を選択すると紐付いている全ての PC のアクションセンターに通知が届き、任意のタイミングで続行することも可能。

こういう「後で読む」系のアプリやサービスは他にもありますが、OS 標準で機能が入っていると確かに楽ではあります。

Windows 10 Fall Creators Update

写真の共有はどんな感じなのかも試してみました。
Google の「フォト」アプリでも、インテント先に「PC で続行」が追加されていました。

Windows 10 Fall Creators Update

選択すると「リンクを作成」「共有アルバム」の選択肢が出現。どうやら PC に画像を直接送れるわけではなく、いったん Google フォトに画像をアップロードした上で、そのリンクを PC に送るという仕組みになっているようです(PC 側ではブラウザ上でそのアップロードされた URL が開く)。つまりここでは MS アカウントが仲介できるのは URL 情報だけで、どんなアプリだろうと URL を通じて PC にデータが渡されるということ。だからクラウドサービスと一体化された Google フォトであれば PC に共有できるけど、例えば単なるローカルアプリである Xperia 標準のアルバムアプリでは「PC で続行」のインテントは現れません。
えー、結局クラウド経由でしか遅れないなら、画像を PC に送りたい場合は自分でスマホから Google ドライブなり OneDrive に突っ込んでも手間的には大差ないじゃん。ちょっと期待外れだなあ...。Web ブラウズの続きを PC で読むのには便利だからそれは使うと思いますが、この機能については現状の実装よりも将来の発展のほうに期待かな。

上記西田氏の記事にある「Timeline」と「Cloud-powered Clipboard」の機能が使えるようになれば飛躍的に便利になるはずなので、とりあえずは今の機能を使いつつ今後のアップデートを楽しみに待ちたいと思います。ただかなり複雑な機能であることは間違いないので、来春予定の RS4(?)での提供も怪しいものじゃないか、とは思っているのですが...。

Microsoft / Windows 10 Pro

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投稿者 B : 22:10 | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2017/10/19 (Thu.)

Adobe Lightroom CC クラウド版とクラシック版

アドビ、Lightroomをクラウドベースアプリに - デジカメ Watch

Adobe がプライベートカンファレンス「Adobe MAX」において、Creative Cloud 製品のアップデートを発表しました。多くのソフトウェア群で同日最新バージョンが配信開始されていますが、中でも話題になっているのは RAW 現像ソフトウェアである Lightroom でしょう。

Adobe Creative Cloud

従来の Lightroom は「Lightroom Classic CC」と改称され、デスクトップアプリとしては継続するものの徐々にメンテナンスモードに入っていくものと思われます。その一方でモバイルアプリをベースに進化してきたクラウド版が代わって「Lightroom CC」を名乗ることとなり、今後の進化の方向性がこちらであることが明示されました。Adobe は当面は二つのバージョンが併存していくと公式には説明していますが、クラウド版が機能的にクラシック版の機能をほぼ吸収したタイミングで本格移行が行われるものとみられます。

両バージョンの位置づけや機能差分などは PC Watch の笠原一輝氏の記事で詳細に解説されています。

【笠原一輝のユビキタス情報局】新名称になったAdobeの写真編集アプリ「Lightroom Classic CC」と「Lightroom CC」を速攻レビュー ~プロの写真管理もクラウドストレージ時代に突入 - PC Watch

クラシック版は名称が変わってマイナーアップデートが施された程度であまり違いが感じられませんが、クラウド版(新 Lightroom CC)のほうはどんなものか、少しだけ使ってみました。

Adobe Lightroom CC

起動直後の画面。ファイルの取り込みから始めるわけですが、クラシック版とは違ってフォルダ単位での取り込みができず、ファイル単位か外部メディアからの取り込み、あるいはスマートデバイスとの同期が選べます。一応ファイル単位での取り込みダイアログでフォルダ内の画像を全選択すればフォルダ単位の取り込みとほぼ同じことはできますが、クラウド同期が前提なのでフォルダ単位の大量のデータ取り込みはまだ想定されていない感覚があります。

Adobe Lightroom CC

編集画面はこんな感じ。調整項目はクラシック版とほぼ同じですが、UI がスマホアプリ的というか Web アプリ的というか。このほうが PC だけでなくスマホやタブレット版のアプリと機種依存なく共通の UI にできるということでしょうが、クラシック版の超細かい UI に慣れた身としては調整項目の一覧性がなくなってしまったのが残念。それからクラウド版ではトーンカーブがいじれないのが、けっこうトーンカーブ多用派としては惜しい。階調補正でもある程度までは追い込めるけど、トーンカーブも併用できたほうが痒いところに手が届くんですよ...。

また右クリックメニューの内容も相当少なくなっています。これが発展途上ゆえのものなのか、マルチデバイス対応にあたって意図的に減らしたものなのかは分かりませんが、右クリックから現像設定を細かく指定して JPEG 出力、という今まで使い慣れたワークフローから外れてしまうのは使いにくい。

Adobe Lightroom CC

でもそれ以上にクラウド版の致命的な弱点は「クラウド版である」ということに尽きるでしょう。私が使っている Creative Cloud フォトプランだと 20GB のクラウドストレージが付属してくるのですが、RAW データで 20GB なんてあっという間ですよ。例えば先日撮ってきた全日本モトクロス選手権の写真なんて、明らかな失敗写真を削除して粗く整理した状態でも 40GB 近くある。試しにフォルダ内の写真を全部読み込ませてみたところ、全てクラウドストレージに同期し始めたので途中で容量がいっぱいになってしまいました(´д`)。
大容量のプランを契約すれば最大 1TB のクラウドストレージが使用可能になりますが、それでもローカルにある全ての RAW 画像が収まる容量では全くなく、空き容量が減ってきたら削除して新しい作業用データを同期させる、という作業スペース的な使い方をするのであればクラウドである意味も半減します。当然未来の姿はこっちなんだろうけど、現実はまだまだ環境が追いついてきていないな、というのが正直な感想です。

私もイベントで撮った写真をすぐに SNS 等に共有したいけど少し編集してからにしたい、かといって Instagram ではいじれる幅が狭いし画質も落ちるし...という欲求はあって、そういうときにモバイル版でもフル機能に近い Lightroom が使えるのは確かに便利。で、外で軽く編集した状態のまま自宅で続きの本編集ができるのであれば、クラウド版は確かに「アリ」なんだと思います。でもまだ道半ば感が強いかな。
私は当面 Lightroom Classic CC をメインに使うのは変わらないと思います。来たるべきクラウド版への完全移行が必要な時点で、Lightroom CC が期待したような完成度でなければ、そのときは SILKYPIX なり Capture One Pro への転向も考えるかもしれません。

Adobe / Creative Cloud フォトプラン(Photoshop+Lightroom)

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投稿者 B : 23:54 | Camera | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2017/10/07 (Sat.)

EPSON EP-976A3 の故障と修理 (2)

先日、ウチの奥さんから「なんかプリンタでコピーがちゃんとできないんだけど」という相談が。

我が家のプリンタは三年半ほど前に購入したエプソン EP-976A3。プリンタとしての使用頻度もさほど高くないけど、子どもの学校関係の書類のコピー等に時々使っているんですよね。どんなものかと調べてみたら、プリンタ部ではなくてスキャナ部に問題がある様子。

EP-976A3

PC でスキャンしてみたところ、現行の半分に縞模様が入ってしまっています。スキャナユニットかケーブルに不具合があるっぽいですね。そういえば昔(複合機が一般化する前の時代)も一度スキャナのフレキケーブルがダメになったことがあったなあ。
そういえばこのプリンタ、二年前にも一度ディスクロード部の部品外れで修理に出しているんですよね。

例によって修理するか本体ごと買い換えるか検討したところ、買い換えの場合は 30,000 円程度。修理だとその半額の 15,000 円程度(+送料)の模様。複合機はここ数年大きな進化をしていないようで、型落ち品を探してもほとんど値段は変わらないようで。それなら修理かな、というわけでサポート窓口に電話しました。

EP-976A3

プリンタの集荷と配達はヤマトのパソコン宅急便。
一週間前の土曜日にサポートに電話→火曜夜に集荷→修理完了して土曜午後に配達、というリードタイムでした。急を要してはいなかったとはいえ(コピー程度なら近所のコンビニでも何とかなるし)集荷から中三日で戻してもらえるのはありがたい。

EP-976A3

修理内容は特別なこともなく、スキャナユニットの不具合→交換でした。ともあれ無事に直ってきて何より。

このプリンタも間もなく発売から四年が経つし、修理も二回したし、次何かあったらいよいよ買い換えかなあ。現状に不満があるわけでもないですが。
なんだかんだ言って A3 プリントもほぼ使う機会がないし(写真だって A3 でプリントしても狭い自宅には貼るスペースがない)、もう次はシンプルに A4 の複合機で十分かなという気がしています。A4 複合機なら型落ち品で 15,000 円程度、つまり今回の修理代とほぼ同額で買えてしまうわけですから(;´Д`)ヾ。

エプソン / Colorio EP-879AB

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投稿者 B : 22:30 | PC | PC Peripheral | コメント (2) | トラックバック