b's mono-log

2018/09/20 (Thu.)

GPD Pocket 2 実機インプレッション

今日から開催されている東京ゲームショーに行ってきました。

まあ私はヘビーゲーマーではないからゲーム関連で役に立つ記事も書けないので、今日は会場で見てきたゲームとはあまり関係ないこれについて。

GPD / GPD Pocket 2

GPD Pocket 2

そういえば去年もゲームショーに行ってきて書いた記事が REALFORCE R2 でしたが、まあ気にしない(笑。

一見初代 GPD Pocket によく似ていますが、ちょっと見ただけでも先代より洗練されているのが分かります。
液晶は初代と同じものを使っているようで、基本的なフォームファクタは変わっていません。

GPD Pocket 2

本体厚みは根本的には変わっていませんが、少しだけ薄くなったかな?実際の薄さ以上に薄く見せるための面取りが上手くなって、それが見た目の洗練さに繋がっているように思います。
左側面にあるのは USB Type-A、ヘッドホンジャック、microSD スロット。反対側にはもう一つの USB Type-A と電源コネクタを兼ねた USB Type-C があり、先代と比較して microHDMI こそオミットされたものの、拡張性は高まっています。

GPD Pocket 2

底面。この時点で既に技適マークが入っています。まあ来月には出荷予定なので量産試作機を持ってきたということでしょう。
大きく取られているスリットは冷却用でしょうか。先代はけっこう熱処理に苦労している感があったので、吸排気に余裕を持たせているということだと思われます。ただ側面等には特にスリットがなく、この底面のスリットに吸排気の両方を担わせるのはちょっと無理があるんじゃないか?という気もします。

GPD Pocket 2

刷新されたキーボード。このサイズに詰め込んでいるのでまだまだ無理している配列ではありますが、横幅を強引に詰めたキーがほぼなくなり、これでようやく現実的に使えそうなキーボードになってきました。右 [Shift][Ctrl][Alt] を諦めたのは英断と言えるでしょう。

GPD Pocket 2

光学式のポインティングデバイス。とにかく押していればカーソルが動いていったスティックポインタとは違って極小のタッチパッドみたいなデバイスなので、この小さい四角の上を何度も指先でなぞってやる必要があり、お世辞にも使いやすいとは言えません。でも初代のスティックポインタの使い勝手も ThinkPad のトラックポイントとは雲泥の差で結局モバイルマウスを持ち歩く羽目になっていたので、そういう意味では先代同様「あまり重要ではないデバイス」という位置づけになりそう。

GPD Pocket 2

キー配列は基本的に英字ながら、[半/全] キーがついているのが目につきます。これは日本のユーザーの要望に応えて日本仕向けに追加したキーとのことで、他国版では別のキーにアサインされているようです。初代は日本向けのキー配列は存在していなかったので、GPD 社がこの製品で日本市場を重視していることが分かります。

GPD Pocket 2

本体の薄型化に伴ってキーストロークも浅くなりました。体感的には初代の 2/3 くらいになっている感覚ですが、キートップの横ブレが少なくメイク(押下)時のクリック感が強いため、明らかに初代よりも撃ちやすくなっています。初代はキートップの小ささに比してストロークが深すぎ、またキートップがグラつく感じもあったのが劇的に改善されました。このキーボードなら使い物になる、そう感じられる仕上がり。

GPD Pocket 2

CPU は初代の Atom x7-Z8750 から Core m3-7Y30 へと大きくグレードアップしました。ちょっと触ってみた感じでもキビキビ動いており、CPU 性能向上の恩恵は大きそうです。あとはストレージが eMMC なのが日々のもっさり感に繋がりそうな不安はありますが、少なくとも初代よりは全然いい。CPU 性能に関しては Surface Go(Pentum Gold 4415Y)よりもベンチマークベースで 50% 程度高いはずなので、少なくとも Surface Go の安い方(eMMC)のモデルよりは快適になりそうです。ちなみにスタッフの方の話によると、CPU 制御については謎の性能向上機能的なものを入れていて、できるだけピークパフォーマンスを維持できるよう工夫しているとのこと。

正直なところ、初代があんまりな完成度だったので今回ばかりはスルーしようと思っていたのですが、実物が想像よりずっと良い出来だったので、少し気持ちが傾いてしまいました。ただ、自社ユーザーも読んでいる媒体で、バリバリの現行製品について社長自ら「失敗」「妥協してしまった製品」と断言してしまうようなメーカーは信頼できないなあ...という思いもあり、ちょっと悩みます。総合的にはなんだかんだで Surface Go を勝った方が満足度が高いような気もするし。
まあ最近はモバイルでもスマホと小型タブレットで用が済んでしまうことも多いので、買ったところで用途もあまりないんですが、こればっかりはこういうのが欲しくなってしまうのが私のカルマみたいなものだからなあ...。

GPD / GPD Pocket 2

B07GZHQ58L

投稿者 B : 22:22 | PC | コメント (0) | トラックバック

2018/09/03 (Mon.)

MX Vertical を見てきました

ロジクールの縦型マウス「MX Vertical」ですが、国内でも正式発表され、発売日を前にして既に店頭での先行展示が始まっているとのことで触りに行ってきました。

ロジクール初の縦型マウス「MX Vertical」誕生。従来型マウスよりも負担が10%軽減 - PC Watch

MX Vertical

どの規模の店に出ているか分からなかったので、とりあえずヨドバシ新宿西口本店地下のマウス売り場へ。目立つところに置いてありました。

上から見ると「ちょっと変わった形のマウス」くらいにしか見えませんが、

MX Vertical

横から見ると、確かに縦。
カタログ写真を見て理解しているつもりではいても、実物の縦っぷりを見るとちょっと驚きます。

MX Vertical

一般的な形状のマウス(M705m)と比較するとさらに驚くべき縦。津波のような曲線に、なんとなく葛飾北斎の息吹を感じます(ぉ。

側面は触感の追いラバー塗装になっていますが、三年使った私の MX MASTER のラバー塗装は最近ちょっとベタついてきました。長く使うことを考えると普通のシボ加工か塗装で良かったのではないかと思います。

MX Vertical

握ってみました。公式には「握手をするような感覚」となっていますが、確かにマウスというよりはジョイスティックを握りこむような感じ。
ただ店頭展示では自分が立った状態で低い位置に置いてあるマウスを握ることになるので、実際の机上で使うよりも手首を曲げて握り込むことになるので、これでは手首も痛いし使用感はイマイチ分かりません。中腰気味になって動かしてみると「これは確かに手首の負担が少し軽減されているな」と感じられます。

MX Vertical

マウスの形状的に「親指・人差し指・中指を伸ばしてマウスにかぶせ、腕と手首を使って動かす」という使い方になります。
私は大型のハイエンドマウスであっても「指を軽く曲げて親指と薬指でつまみ、アームレストに載せた手首を支点としつつ左右方向は手首の動きで、前後方向は二本指の伸縮で動かす」という使い方をしています(いわゆる三種類のマウスの持ち方のうち、つかみ持ち(Claw Grip)とつまみ持ち(Fingertip Grip)の中間くらいの持ち方)。こうすると手首より上の腕は動かす必要がないし、画像処理のような細かい作業でも精密に操作できます。しかし MX Vertical の持ち方ではそれができないため精密な操作に自信が持てないし、却って腕が疲れそう。MX Vertical で今までのような持ち方・使い方ができないか少し試してみたのですが、それも難しそうです。

MX Vertical

難点をもう一つ挙げるとすれば、スクロールホイールから「フリースピン」機能が省かれていること。近年のロジクール製ハイエンドマウスに標準搭載されている機能ですが、MV Vertical と MX ERGO(トラックボール)というハイエンド系のモデルに軒並み非搭載となっていて、もしかして今後廃止の方向なのかもしれません。私はガンガン使っていて、ロジクール製マウスの選択理由の一つになっているので、これがないのは厳しい。

そんなわけで、個人的に「これはないな」という点がいくつかあったので、MX Vertical に乗り換えるのはいったん保留。もう一回りくらい軽くて小さければ「つかみ持ち」のような持ち方ができたのかもしれませんが。
とりあえず、今職場で使っている初代 MX MASTER がヘタッてきたら買い換え先は MX MASTER 2S が順当かなあ。

ロジクール / MX Vertical

B07GPZBVZT

投稿者 B : 22:30 | PC | PC Peripheral | コメント (0) | トラックバック

2018/08/22 (Wed.)

Logitech MX Vertical

ロジクール、握手するように使えるエルゴノミクスマウス「MX Vertical」 - PC Watch

B07FNJB8TT

米 Logitech がハイエンドマウスの新製品「MX Vertical」を発表しました。

ロジのハイエンド機はマイナーチェンジを除けば「MX MASTER」以来約三年半ぶり。今回の特長は「Vertical」の名が示すとおり、縦に握るようにして持つ形状にあります。

従来のマウスはほぼ全てが「手のひらを下に向け、手首を左右に動かす」ことで操作する前提になっていました。しかしこれは人間の腕の構造からすると理想的とは言えず、手首に負担がかかりやすいのがずっと昔から指摘されてきました。それに対してロジクールのハイエンド機や MS のIntelliMouse などを筆頭に、マウスの形状を手のひらのカーブに合わせることで軽減しようというのが定着してきましたが、ここまで大胆に傾けたマウスはほぼ初めてではないでしょうか。
しかしこの形状であれば机上に手を自然に出した状態で、手首を左右ではなく上下方向(手首のメイン可動軸からみて)に動かすことになるため、長時間作業においても負担軽減に繋がりそうに見えます。一見ヘンテコなようで、実はかなり理にかなった形状と言えます。ただ、マウス操作中心の作業ならば快適でしょうが、右手をキーボードとマウスで行ったり来たりするような作業においては、キーボードとマウスを持ち帰る際に腕をスライドさせた上で手首を回転させる動作が必要になるわけで、やや煩雑になりそうな印象も受けます(すぐに慣れるのかもしれませんが)。

こればかりは試してみないと何とも言えないけど、ちょっと試すには躊躇する価格でもあります。ただ、私が職場で毎日使っている初代 MX MASTER のラバー塗装が最近ちょっとずつベタつき始めていて、そろそろ買い換え検討かな...とは思っていたところ。国内発表されたら改めて考えようと思います。

投稿者 B : 22:35 | PC | PC Peripheral | コメント (0) | トラックバック

2018/08/04 (Sat.)

Surface Go を見てきました

昨日から一部量販店で先行展示が開始された Surface Go を見に行ってきました。

Microsoft / Surface Go

Surface Go

まあ 11inch クラス以下のサブ/ミニノート好きとしては気になるわけです。

サイズ感的には、私が使ってきた PC で言うと VAIO Pro 11/S11 よりは若干小さく、TransBook T90 Chi よりは一回り大きい。ミニタブレット代わりとして持ち歩くにはちょっと大きいけど、タブレット的にも使えるサブノートとしてであればしっくりくるサイズ。3:2 のアスペクト比も使い勝手が良さそうです。

Surface Go

重量は本体のみで 522g、Type Cover 込みでも 765g。Android タブレットよりは重いけど、Windows PC のユーザビリティが得られるならば十分許容範囲と言えます。

Surface Go

外部インターフェースは USB Type-C×1、ヘッドホンジャック×1、microSD×1、Surface Connect(電源ジャック)×1。USB Type-C からの充電にも対応しているので、ここは Surface Connect を捨てて USB Type-C×2 くらいにしてほしかったところですが、サブノート/タブレット代わりとして割り切って使うならこれでも大きな不満はありません。まあ実際使うとなったら SD カードリーダ機能つきの USB ハブくらいは一緒に持ち運ぶことになるでしょう。

Surface Go

キーピッチは公称 17mm。キーボード右側の記号キーや [Enter] キーが寸詰まり気味ながら、さほど違和感はありません。軽くタイプしてみた感じでは、日々の blog エントリー程度であればそれほどストレスなく打てそうな印象。Surface の初期の Type Cover はどうにも好きになれませんでしたが、キートップの形状やキータッチなども含めブラッシュアップが進んでいるようです。Surface Pro に比べて縦幅が短いこともたわみの少なさに貢献しているのかもしれません。

パフォーマンスに関しては店頭で数分触ってみただけでは断定できないものの、ブラウザやオフィスアプリを使う分には特に不便を感じないくらい快適。操作中にちょっとした引っかかりを感じる瞬間もあるけど、GPD Pocket や TransBook Chi などの Atom 系 UMPC に比べれば全然快適です。さすがに Photoshop を使うのは厳しいでしょうが、プライベート用のサブノートとしては十分アリだなー。
いろいろとカスタマイズした GPD Pocket もなんだかんだで馴染めなかったし、これは Surface Go に買い換えても良いかも。ただ、プライベート用なら MS Office は必要ないんですよね。Office なし・保証なしでよければ Amazon.com で米国版を買うのが最もお買い得だし、自分で買うならこっちかな。

久しぶりにグッと来るサブノート PC でした。ちょっと悩みつつも買ってしまうかもしれません。

Microsoft / Surface Go (Intel Pentium Gold, 8GB RAM, 128GB SSD)

B07FDKZQTY

投稿者 B : 21:50 | PC | コメント (0) | トラックバック

2018/07/11 (Wed.)

UHS-II 対応メモリカードリーダを導入

先日の UHS-II 対応 SD カードを買った話の続きです。

とりあえず α7 III 自体が UHS-II に対応しているので、USB 3.1(Type-C)ケーブルを買ってきて α7 III を PC に接続してみたんですが、ベンチを取ってみたところリード 60MB/s 程度しか出ず(´д`)。まあ、カメラを PC に接続した場合カメラのファームウェア側での処理も入るんだろうし多少遅くなるよね(それにしても遅い気はするけど)、本来のスピードで転送したければカードリーダを使った方がいいはずと思い、買い換えました。

SanDisk / ImageMate Pro Reader SDDR-489-J47

ImageMate Pro

SanDisk 製のカードリーダを買ったのは今回が初めて。新しい規格のカードのポテンシャルを引き出すなら、メモリカードを熟知したメーカーの製品がいいだろうと思って。バッファロー等のサプライメーカー品との価格差もそれほどないようですし。

ImageMate Pro

箱から出してみてびっくり、本体そのものがラミネートされてました(笑。

ImageMate Pro

対応メディアは CF、SD、microSD の三種という割り切った仕様。他社製品では今でもメモリースティックや xD 等のメディアに対応した機種も少なくないですが、個人的にはもうこの三種にさえ対応していれば不自由はありません。

ImageMate Pro

接続端子は USB 3.0 microB。このあたりの機器が USB Type-C に対応するようになるのはもう少し先のことでしょうか。

ImageMate Pro

他社製品だとロゴは印刷で済ませてしまうところを、ちゃんとエンブレムを貼ってくるのがトップメーカーの矜持といったところ。
ちなみにこのカードリーダ、中にウェイトが入っているのかややズッシリとしていて、カードの抜き差しの際に本体が滑りにくいようになっています。今まで使っていたリーダは軽すぎてすぐに動いてしまい、両面テープで固定していたくらいだったので(笑)、これはありがたい。地味ながらちゃんと工夫されています。

というわけでベンチマークを取ってみました。比較対象は旧カードリーダのバッファロー BSCR09U3、カードは UHS-II 対応のソニー SF-G32 と UHS-I の SanDisk Extreme PRO

リーダ/カードSequential Read
(Q= 32,T= 1)
Sequential Write
(Q= 32,T= 1)
ImageMate Pro/Sony SF-G32 (UHS-II)270.983 MB/s228.576 MB/s
ImageMate Pro/SanDisk Extreme PRO (UHS-I)96.103 MB/S84.704 MB/s
Buffalo BSCR09U3/Sony SF-G32 (UHS-II)91.598 MB/s88.611 MB/s
Buffalo BSCR09U3/SanDisk Extreme PRO (UHS-I)92.545 MB/s85.071 MB/s

おー、UHS-II はまさに UHS-I の三倍速い。リード 300MB/s、ライト 299MB/s という公称値には届いていませんが、それでも今まで使っていたメモリカードとは雲泥の差です。実際に撮影した画像を PC に転送する時間も従来の 1/3 くらいになっていて、これは取り込みが捗りますね。
スチルしか撮らなければ UHS-I の転送速度でも十分だと思っていたけど、これを知ってしまうと UHS-I を使う気が薄れてきてしまいます。まだまだ高い UHS-II カードですが、またちょっとずつ揃えていこうかな...いや、手元に対応するカメラは α7 III しかないし、とっておきの 1~2 枚のカードがあれば十分なはずだ(物欲と自制心の葛藤)。

SanDisk / ImageMate Pro Reader SDDR-489-J47

B07B55KNWD

投稿者 B : 23:59 | Camera | Camera Accessory | PC | PC Peripheral | コメント (0) | トラックバック

2018/06/13 (Wed.)

BenQ BL2711U

ベンキュー、Rec.709カバーのデザイナー向け27型4K液晶 - PC Watch

BenQ BL2711U

BenQ から 27inch 4K ディスプレイの新製品が発表されました。

近年の積極的な製品展開で注目を浴びている BenQ ですが、積極的すぎて製品ごとのスペックの違いが把握しきれない(;´Д`)ヾ。自分の理解のために、同じ BenQ の 27inch モデルと比較してみました。

モデルSW271BL2711USW2700PT
サイズ27inch27inch27inch
解像度4K(3840×2160)4K(3840×2160)WQHD(2560×1440)
パネルIPSIPSIPS
輝度350cd/m2300cd/m2350cd/m2
HDR
色再現Adobe RGB 99%
sRGB/Rec.709 100%
sRGB/Rec.709 100%Adobe RGB 99%
sRGB/Rec.709 100%
キャリブレーションハードウェアソフトウェアハードウェア
遮光フード付属付属
インターフェースDVI×1/HDMI 1.4×1
/DP 1.2×1
DVI×1/HDMI 1.4×1
/HDMI 2.0×1/DP 1.2×1
DVI×1/HDMI 1.4×1
/DP 1.2×1
価格(日本/米国)¥138,000/$1,099未発表/$449¥69,800/$599
※国内価格は Amazon、米国価格は B&H より引用

こうして見ると、ハイエンドの SW271 は SW2700PT をベースに 4K/HDR 化したモデルであることが分かります。一方今回の BL2711U はスペックこそ近いものの、Adobe RGB 対応とカラーマネジメント機能を割り切って「4K 対応でそこそこ色再現性の高いモデル」というバランスを目指しているようです。プロフォトグラファーではなくハイアマチュアのスチル/ビデオ編集用途やグラフィックデザイナー向けという感じ。そういう意味では、SW271 にはさすがに手が出ないけどそろそろ 4K ディスプレイが欲しい私のようなユーザーにど真ん中ストライクと言えます。

価格は発売日(22 日)が近づくまで公表されないでしょうが、米国 B&H での価格を参考にすると日本では ¥54,800~59,800 あたりのセンではないでしょうか。少し前に調べたところによると、4K で 6~8 万円のモデルは Adobe RGB&ハードウェアキャリブレーション非対応なのが相場でしたが、まさにそこよりも少しお買い得な価格で出てくることでしょう。またサイカ先生によると「使っているカメラの価格の 1/3 をディスプレイに投資するのがバランス良い」とのことなので、α7 シリーズユーザー的にはちょうど良いグレードであると言えそうです。あ、オマエの持ってるカメラの価格を合計して三で割ったら EIZO でも買えるだろ、というツッコミは受け付けません(ぉ

欲張るとどんどん上を見てしまうのが写真編集用 PC ディスプレイの世界ですが、BL2711U は落としどころとしては最適な選択肢っぽい印象。今すぐにとは言いませんが、近い将来の買い換え候補筆頭に置いておこうと思います。あとは BenQ のディスプレイは実機に触れる機会が少ないのがネックなんだよなあ...。

投稿者 B : 23:11 | Camera | PC | PC Peripheral | コメント (0) | トラックバック

2018/06/04 (Mon.)

GPD Pocket 2 が発売へ

深セン GPD 社が「GPD Pocket 2」のクラウドファンディング開始を予告しています。

初代 GPD Pocket からの変更点としては、

  • CPU が Atom x7-Z8750→Core M3-7Y30 に
  • スティックポインタ廃止
  • アクティブスタイラス対応
  • キーレイアウトの大幅な見直し
  • さらなる薄型化
といったところ。

個人的には初代 GPD Pocket の薄さでも十分だと思っているし(クラウドファンディング開始当初のコンセプト図からみると随分厚ぼったくなったよね、とは思うけど)、用途的にも Atom x7 でもそれなりに使い物になるとは思っていたので、気になるのは入力デバイス周りの変更ですかね。
ポインティングデバイスが廃止されてタッチ専用になるというのは、テキスト入力マシンとしての快適さを捨てることに他なりません。初代 GPD Pocket のスティックポインタはお世辞にも使い勝手が良いとは言えませんが、スティックポインタなりタッチパッドというのは「キーボードのホームポジションから手をあまり移動させなくても使える」というのが大きなメリットで、ポインタの移動に画面タッチ操作が挟まることは思考の中断を意味します(少なくとも私にとっては)。まあ、そもそも GPD Pocket のキーレイアウトじゃ本格的なタイピングは無理だからそこは諦めたという意思表示なのかもしれませんが。
またスティックポインタ(とそのためのクリックボタン)を廃止したことで数字キーが余裕ある大きさになったこと、初代と比べてキー配列が随分マトモになったことは歓迎すべきだし、ピッチが狭いくせにストロークだけ妙に深かった初代とは違って浅めのストロークになっていそうに見えることも自然な打鍵感に寄与していそうに見えます。ただし [Enter] キー、テメーはダメだ。なんで初代でさえ小さかった [Enter] キーをさらに小さくして一般のキートップと同じサイズにするかなあ...。これだけでタイピングマシンとしては致命的だと思います。もしかしてかな漢字変換が必要な日本語と違って他言語はそこまで [Enter] 使わないってことなんです?

GPD Pocket

とまあ、初代 GPD Pocket 遣いとしてはいろいろとツッコミどころが見えつつも、基本的にはフォームファクタを維持したまま順当進化させたモデルと言えそうです。プロモーションムービーに出ている機体もただのモックではなく内部レイアウト検討が進んでいるように見えるので、初代のときのように製品が出来上がってみたらなんか形がもっさりしていた、ということも(あまり)なさそう。

ただやはりキーボードとポインティングデバイスというレガシーな入力装置を備えた「ちゃんと PC として使えるマシン」を求めていた私としては、GPD Pocket 2 で行われた取捨選択はなんとも「コレジャナイ」感があるんですよね。仮にスティックポインタはいいとして、多少横幅が広がってでもレイアウトに妥協のないキーボードさえ搭載してくれて作りが悪くなければ、10 万円までは出すのになあ。初代 GPD Pocket を使って限界を感じた身としては、自分のワークフローをもっとクラウド側に寄せて 8inch タブレット+モバイルキーボードを使った方が現実的なのかもしれません。

投稿者 B : 23:36 | PC | コメント (0) | トラックバック

2018/04/24 (Tue.)

WD Elements SE Portable 2TB

仕事データのバックアップに使っていた外付け HDD がいっぱいになったので、新しい HDD を買ってきました。

Western Digital / WD Elements SE Portable 2TB WDBEPK0020BBK-JESN

WD Elements SE Portable

今までは外付け HDD といっても古くなった PC から取り外した HDD を外付けケースに入れてバックアップディスクに回す、という使い方をしていたので、実はこれまでに単品の外付け HDD を買ったことがありませんでした。

選んだのは信頼の Western Digital 製品。買うまで知らなかったんですが、Western Digital ブランド製品の国内流通って今はアイ・オー・データが代理店になっているんですね。同じ WD 傘下でも SanDisk や G-Technology は国内に販社(?)を持っているのに、ちょっと意外。

WD Elements SE Portable

WD のポータブル HDD には何種類かあって、メーカー的にはカラフルな「WD Passport」シリーズのほうが推しらしいのですが、値段が微妙に高いし角張っていてちょっと大きいしメリットってカラーバリエーションが豊富なことくらいしか見当たらなかったので、よりシンプルな「WD Elements SE Portable」を選択。WD 製ドライブ内蔵であることが保証されているなら、たぶん中身も WD Passport とほぼ同じでしょう。
WD Elements、WD Passport ともに内蔵ドライブの厚みの違いにより、1・2TB 品と 3・4TB 品でケースの厚さが異なります。私は薄いほうが良かったし、容量的にも 2TB もあれば今後数年(場合によっては十年)仕事データのバックアップには困らないだろうと思い、2TB 品を選びました。

デザインは見るからにシンプルで、安っぽいわけではないけど特に高級感もありません。まああくまでバックアップ用途なので実用性重視で。

WD Elements SE Portable

裏面には四隅にちゃんとゴム足がついているのが地味に重要なポイント。こういうポータブル HDD ってゴム足が省略されることが少なくありませんが、軽いだけについ手が当たって机から落ちる、みたいな事故もゴム足があるだけである程度防げます。

WD Elements SE Portable

接続は USB 3.0 ですが、この横長タイプの USB microB 端子も久しぶりに見ました。最近 Type-C(USB 3.1)の機器に触れることのほうが多くなったからなあ。

とりあえず CrystalDiskMark 6.0.0 でベンチを取ってみました。比較対象は自作機で使っている WD Red WD40EFRX と Intel SSD 520。どちらもちょっと古いけど私にとっては現役バリバリです。

WD Elements SE Portable

ドライブWD Elements SE
Portable (USB 3.0)
WD WD40EFRX
(SATA 2.0)
Intel SSD 520
(SATA 3.0)
Sequential Read (Q32T1)129.026109.154534.485
Sequential Write (Q32T1)124.493120.737240.527
Random Read 4KiB (Q8T8) 0.5753.999188.941
Random Write 4KiB (Q8T8) 9.8651.703161.773
Random Read 4KiB (Q32T1)0.5773.949180.884
Random Write 4KiB (Q32T1)9.9451.670126.019
Random Read 4KiB (Q1T1) 0.5061.11920.709
Random Write 4KiB (Q1T1) 9.9211.48854.869

おー、いいじゃないですか。さすがに SSD には敵わないけど、Random Read 以外のスコアは三年前の内蔵用 3.5inch HDD よりも全然いい。正直ここまでの性能が出るとは思っていませんでした。バックアップ用途ならランダムアクセスよりもシーケンシャルアクセスのほうが多いはずだし、これはいい買い物をしたかも。
今までのバックアップディスクのデータを移行させてもまだ 3/4 は空いているので、当分これを愛用しようと思います。

Western Digital / WD Elements SE Portable 2TB WDBEPK0020BBK-JESN

B079PC9JPB

投稿者 B : 23:44 | PC | PC Peripheral | コメント (0) | トラックバック

2018/03/27 (Tue.)

REALFORCE TKL S

ねんがんの リアルフォース R2 をてにいれたぞ!

東プレ / REALFORCE TKL S (ブラック)

REALFORCE TKL S

3 月も下旬に入って、REALFORCE R2 のテンキーレスモデル「REALFORCE TKL」シリーズが店頭に並び始めたので、満を持して買ってきました。
私が自宅と職場それぞれで 10 年以上にわたって愛用している Realforce 91UBK の後継にあたるモデルです。R2 が出たときから、テンキーレスモデルの発売を心待ちにしていました。

REALFORCE TKL はモデルによってちょっとずつ仕様が異なり、必ずしも「高いものが良い」というわけではないので、主要仕様の比較をすると以下のような感じ。

モデル標準モデル
REALFORCE TKL
静音モデル
REALFORCE TKL S
APC モデル
REALFORCE TKL A
静音 APC モデル
REALFORCE TKL SA
ブラックALL45g
かな無しレーザー印字
ALL45g
かな無しレーザー印字
ALL45g
かな無し昇華印字
ALL30g
かな無し昇華印字
ホワイト変荷重 30/45/55g
かな有り昇華印字
変荷重 30/45/55g
かな有り昇華印字
変荷重 30/45/55g
かな有り昇華印字
ALL30g
かな有り昇華印字

個人的には昇華印字モデルのシックな見た目が好みではあるんですが、せっかく買うなら静音タイプにしたい、でも静音 APC モデルの ALL30g はちょっと軽すぎる...ということで静音モデル(TKL S)を選択しました。
一昔前は東プレの Realforce シリーズといえば段ボールに直接モノクロ印刷された外箱に入っていたものですが、今ではモノカキ用というよりゲーミングキーボードカテゴリになってしまったこともあって、高級感のある化粧箱に入っていました。ヨドバシで購入したところ、販路によってオマケが異なるのか(?)通常の静音モデルにはついていないはずのキートッププラー(キーを外す工具)が付属していました。

REALFORCE TKL S

以前は Realforce といえば打鍵感重視で見た目は二の次という感じの野暮ったいデザインだったのが、現行モデルは直線主体の無駄のなくスッキリとしたデザインに変化していました。なんか二十年ぶりに小学校時代の同級生に再会したらすっかり垢抜けていたような感覚があります(笑。
ま、最近では単品キーボードといってもノート PC のような薄型のパンタグラフ式キーボードのほうが当たり前になってしまったので、REALFORCE TKL の見た目がいくら良くなったといっても見る人によっては「一昔前のパソコンのキーボード」にしか見えないんでしょうが。オールドタイプだと言われても、これが一番快適に入力できるんだからこれでいいんです。

REALFORCE TKL S

ステップスカルプチャー構造(横から見ると弧を描くような段差のあるキー形状)のキーボードも最近では見ることが少なくなりましたが、慣れるとこれが指に負担をかけず高速に入力できるわけです。これがノート PC のような扁平なキーボードだと、上下段のキーが微妙に遠く感じて疲れの原因になります。

REALFORCE TKL S

REALFORCE R2 シリーズの最大の特長と言えるのが、この幅広いスペースキー。最下段にある [Ctrl][Alt][変換] などのキー幅をあえて詰めることで、使用頻度の高いスペースキーの幅を英字キーボード並みに確保しています。これくらい幅広だと、昔よく言っていた「スペース"バー"」と呼んでも差し支えなさそうに感じます。

ただ、左右端の [Ctrl] はまだ良いとして、それ以外のキーが一般的なキーボードの配置とは若干違ってしまうため、ある程度慣れが必要になりますね。私の場合はスペースキー右にある [変換] キーを IME のオン/オフに割り当てているため、日本語入力を切り替えようとしてスペースキーを押してしまう事故が既に何度か起きています(このエントリーは実際に TKL S で書いています)。おそらく数日で慣れることでしょうが。

REALFORCE TKL S

キーボード右下には、アプリケーションキーが削除されて代わりにノート PC のような [Fn] キーが追加されています(アプリケーションキーは [Fn]+右 [Alt] で代用)。[Fn] キーはファンクションキー等との組み合わせでマルチメディアキー(メディアアプリの再生や音量調整)やキーロック設定等に使えるようですが、取説を見ないと分からない機能だし、あまり使わないだろうなあ。

REALFORCE TKL S

キーボード右上のロゴ入りパネルはモデルによって色が異なるようで、標準モデルがブラック、静音モデルがブロンズ、APC モデルがシルバー、静音 APC モデルがゴールドとなっています。NumLock 等のインジケーターは専用ユーティリティで発光を 7 色(+消灯)から選べるという無駄な装飾機能が(笑。旧モデルではインジケーターがなく、うっかり CapsLock がかかったまま入力してしまう事故がときどきあったので、LED がついたこと自体は大歓迎。

REALFORCE TKL S

Realforce 91UBK と比べると、横幅はほぼ同じながら奥行きが詰まってデスクトップスペースを少し有効活用できるようになりました。改めて比較するとスペースキーが大幅に広くなったことがよく分かります。それにしても、91UBK(自宅用)もかれこれ 12 年近く使っているのにキートップが少しテカってきた程度でほとんどヘタッた感じがしないのは流石としか言いようがありません。

REALFORCE TKL S

キータッチは基本的に 91UBK のものを受け継いでいて、長年使い慣れた感覚のまま移行できそうです。静電容量無接点方式による「あるところでスッと荷重が抜け、軽い力で入力できる」快適さは R2 世代になっても健在。91UBK の変荷重キーは私にとっては特に左手の小指が軽すぎて、タイピングを止めて文章を考えている間に「あああああ...」と無限に自動入力されてしまっていることが十年以上使っていてもままあるのですが、ALL45g な TKL S ならそういうこともなく快適に入力できています。
静音キーに関しては、最近の静音キーボードを謳っているノート PC に比べればまだ気になるものの、いわゆるデスクトップ用キーボードの耳障りなカチャカチャ音がかなり抑えられ、これなら深夜にキータイプしていても隣室でテレビを見ている家族にうるさがられることはないかな、という感じ。心なしかキーの押し心地もソフトになったような気がして、使っていて気持ちが良いですね。私はメカニカルキーボードのスイッチをバチバチ押していく感覚も好きなんですが(笑)、それとは方向性の異なる心地よさがあります。

一般的なキーボードとは一部配列が異なるためちょっと慣れが必要なところはありますが、私はかなり気に入りました。自分にとってキーボードとマウスは文房具みたいなものなので、高価だけれどそれに見合う価値はあったと言えます。職場ではなかなか自席にいられる時間も長くないから投資対効果的には微妙なところなんですが、職場用も欲しいなあ...。

東プレ / REALFORCE TKL S

B07B3X17VT

投稿者 B : 23:45 | PC | PC DIY | コメント (0) | トラックバック

2018/03/19 (Mon.)

PC ディスプレイの買い換えに悩む

何年か前から考えている PC ディスプレイの買い換えですが、先日の CP+ でのサイカ先生のセミナーを聴いてから、再び悩み始めました。

BenQ / SW271

B0785MRPQL

今使っているのは十年選手の EIZO SX2461W。当時としてはかなり奮発して買ったディスプレイだけど蛍光管バックライトだし DisplayPort はおろか HDMI にも対応していないし、今やすっかり陳腐化してしまいました。かといって最近の 1~2 万円のディスプレイでは大半が FHD にしか対応していないし(SX2461W は UWXGA なのでダウングレードになる)、ちょっと良いのを買おうと思うと踏ん切りがつかない部分でもありました。事務作業用と割り切れば去年職場用に買った ASUS VC239H なんかはかなりコストパフォーマンスがいいところだとは思いますが。

SX2461W から買い換えるなら、

  • パネルサイズは 27inch クラス
  • 解像度は WQHD(2,560×1,440)~4K(3,840×2,160)
  • IPS パネル
  • 写真向け広色域パネル(Adobe RGB カバー率 95% 以上)
  • できればハードウェアキャリブレーション対応
  • HDR 対応
あたりのスペックは押さえておきたいところ。調べてみると各メーカーから 4K IPS パネルの液晶はいろいろ出てはいるものの、6~8 万円クラスだと色域は sRGB まででハードウェアキャリブレーションには非対応、というのが標準。写真向けとなると 10 万円を切るものはありません。サイカ先生も勧めていた BenQ SW271 は近いスペックの EIZO 製ディスプレイの半額だから価格性能比で言えばすごくがんばっているけど、さすがに予算範囲外。そうなると、解像度を WQHD に妥協して HDR を諦めれば SW2700PT という製品があったりします。

BenQ / SW2700PT

B01H1G2NFU

最近プロジェクタも含め BenQ の話ばかりしていますが特に利害関係はなくて(笑)、日本製品が相対的に高価くなる中、お買い得感が強まっているんですよね。海外メーカーの中でも BenQ は大手液晶パネルメーカー AUO を傘下にもっているし、CP+ のような映像系イベントに出展する数少ないディスプレイメーカーだし、PC メーカーが周辺機器として出しているディスプレイよりも信頼感はあります。

まあ、SW2700PT も発売からそろそろ二年が経つし、4K 化の流れにある中で今 WQHD を買うことの中途半端さは気になるところではあります。もうちょっと待てば、SW2700PT を同じ価格帯のままで 4K 化したモデルが出ないかなあ...と考えると手を出すのに躊躇してしまいます。変に色再現性にこだわるよりも sRGB 対応のリーズナブルな 4K ディスプレイを買った方が結果的に快適なのではと思いつつも悩ましいところ。もっと一気に 4K 化の波が来ないものかなあ。

投稿者 B : 23:59 | Camera | PC | PC Peripheral | コメント (0) | トラックバック