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2011/03/17 (Thu.)

ノート PC(VAIO)の節電運用のススメ

東京電力の計画停電は昨日あたりから本格的に始まっているようですね。我が家はどうやら現時点では対象地域を外れているようですが、せめて計画停電対象地域の方々の力になれるような情報を出せればと思います。できるだけ計画停電を回避できるように、また普段から節電できるように、これまでも Twitter で断片的に述べてきた PC の省電力運用について、ちょっとまとめてみます。私はノート PC は VAIO を使っているので VAIO 中心になりますが、できるだけ他社製品でも応用が利くように書いてみます(すいませんいつもながらとても長いです)。
※VAIO は基本的に最近の Windows 7 モデルを前提に書いていますが、Vista モデルでもだいたい同じです。機種によって多少機能的な差異はあるかも。

■そもそも発電所というものは

基本的に発電所で作った電気は貯めておくことができません。直流電源であれば電池に蓄えておくことができますが、交流電源は現時点では技術的に蓄えておくことが困難です。なので、発電所は「それぞれの時間帯に必要とされる電力を予測し、その需要に合わせて発電量を調整する」ということをやっています。
なので、特に電力会社の発電キャパシティが落ち込んでいる現在では、電力消費が発電キャパを上回ってしまうと発電所がダウンし、管内の電力供給がストップ(停電)してしまう可能性があります。これを防ぐために、地域ごとに人為的に停電を起こしてトータルの電力消費を抑えよう、というのが計画停電です。
また、計画停電以外にも、電力消費が大きくなる時間帯(多くの人が夕食の準備をしたりお風呂に入ったりする 18~20 時頃と言われている)の電力消費をできるだけ抑える必要があります。料理を昼間のうちに済ませてしまう、とか、お風呂に入る時間帯をずらす、とか、その時間帯はテレビや PC の電源を切る、とかいろいろ方法はあります。

■「ピークシフト」という考え方

でも、こういう非常時にテレビや PC を消して世の中の情報をシャットアウトしてしまうのは、リスクでもあります。そこで、ノート PC にはまず間違いなく搭載されているバッテリの出番です。電力消費ピークの時間帯には PC をバッテリ駆動し、それ以外の時間帯(深夜とか)に充電することで、できるだけ一日の電力消費を平準化する「ピークシフト」という考え方です。PC の消費電力は電子レンジや大型テレビに比べると小さいですが、台数がまとまると無視できない電力量になります。

ちなみに、ThinkPad では IBM 時代から同様のピークシフト機能を搭載しています(基本的に A4 ノートのみ。バッテリ駆動する率が高いモバイルでやると、モバイル時にバッテリが減っていることがあるため)。もともとは環境と電力コストに配慮した考え方で、クライアント PC を一括管理できる企業向けに出てきたソリューションですが、これを個人レベルで(しかもできるだけ大勢で)かつ手動でやることで一日の電力消費を平準化し、今求められている節電に貢献しようという話です。
さておき ThinkPad のピークシフトについて、詳しくは以下。

Lenovo 環境トピックス
【PC Watch】 パソコン電源もオフピーク。IBMの新しい電源制御プロジェクト
【PC Watch】 深夜電力で充電できるように進化したピークシフト

■省電力な PC とは

PC において、消費電力の大きさは基本的に筐体の大きさに比例すると考えて良いでしょう。
なので、消費電力が大きい順に

3 ピースデスクトップ > 液晶一体型デスクトップ > A4 ノート PC > B5 モバイル PC > ウルトラモバイル PC

という認識で構いません。
PC の消費電力は CPU だけで決まるわけではありませんが、基本的にはどんな CPU を使うかで PC の商品性は決まってくる(例えば省電力 CPU には小画面(≒省電力)ディスプレイを採用することがほとんど)ので、CPU を軸に考えると、

デスクトップ用 CPU > ノート用標準電圧版 CPU > 低電圧版 CPU > 超低電圧版 CPU > 超々低電圧版 CPU(Atom Z など)

となります。VAIO の現行モデルで言うと公称の消費電力は L シリーズ:約 28W、C シリーズ:約 17W、S シリーズ:約 12W、X シリーズ:約 7W と、かなり違います(※L シリーズは形状こそ液晶一体型ですがノート用 CPU なので、デスクトップ PC としてはそれでもかなり省電力なほうです)。
つまり、AC アダプタに繋いだまま使う場合でも、デスクトップよりはノート、ノートの中でもモバイル PC やウルトラモバイル PC のほうが消費電力は小さくなります。人によって使いやすい画面サイズやキーボードサイズなどは違うので、無理して使いにくいウルトラモバイル PC を常用する必要はありませんが、例えばデスクトップとノートを持っているなら、深夜などの電力に余裕がある時間帯以外はできるだけノート PC を使いたいですね。

■電源プランについて

上記のとおり、省電力な PC を使えばそれだけで大きな節電になるわけですが、モバイル PC を持っていなくても少しでも節電できる、あるいはモバイル PC をさらに節電仕様にできる方法があります。PC の電源プランを変更することで消費電力を抑えるやり方です。
VAIO では、コントロールパネルの「VAIO の設定」の中に「VAIO 省電力ビューアー」というものがあります。

VAIO の設定

多くの機種でデフォルトは「バランス」になっているはずですが、これを「省電力」というモードに切り替えることで、多少パフォーマンスは下がるものの、電力消費を抑えることができます。
まあ「バランス」モードももともとパフォーマンスと省電力のバランスが取れた設定になっているので、そこまで気にする必要もないといえばないのですが。

電源オプション

VAIO 以外の PC では、コントロールパネルの「電源オプション」から設定します(実は「VAIO 省電力ビューアー」も、この電源オプションを「VAIO の設定」内で分かりやすく変更できるようになっているだけなので、実体は同じものです)。
この電源オプションでは、省電力に関する PC のふるまいをかなり細かく指定することができます。バッテリ駆動/電源接続時それぞれに CPU を最小~最大で何%まで使うかまで指定できます。まあ、あまりパフォーマンスを落としすぎると処理に時間がかかってしまい、結果的に逆に消費電力が大きくなってしまうこともあり得るので、プリセットの「省電力」または「バランス」を選ぶだけで十分だと思いますが。

■要らないデバイスは切る

節電のキホンですね。USB は上記「電源オプション」で設定が可能ですし、特に電力を消費する無線通信系は VAIO なら「VAIO Smart Network」で WLAN/WWAN/WiMAX/Bluetooth を個別にオンオフできます。自宅で使うなら無線 LAN は必須だと思いますが、意外と Bluetooth を使っていないのに電波だけ出している人は多いと思うので、この際切ってしまっても良いんじゃないでしょうか。

あと、デバイスではありませんが、タスクトレイに常駐しているアプリやサービス(コントロールパネルの「管理ツール」内にある)で使わないものは切ってしまっても良いでしょう。ただ、他のアプリと連動していたりするものもあるので、判断にはそれなりにスキルが必要です。
ちょっと主旨は違いますが、要らないものを切る(ついでにパフォーマンスも上げる)という意味では以下の記事が参考になると思います。

VAIO X 高速化& カスタマイズ その1:とあるソニー好きなエンジニアの日記
VAIO X 高速化 & カスタマイズ その2:とあるソニー好きなエンジニアの日記

■起動と終了について

PC(に限らず、多くの電気製品に言えることですが)はコールドブート(起動)時に大きな電力を必要とするものが多いです。一概には言えませんが、機種や使い方によってはコールドブートやハイバネーション(休止状態)・レジュームを使うよりも、スリープ(スタンバイ)で運用したほうがトータルの消費電力が抑えられることも少なくありません。また、起動にも 1~2 分、機種や使用状況によってはそれ以上かかるため、その消費電力の積み重ねを勘案すると、数秒で使用可能になるスリープ運用にも大きなメリットがあります。
目安としては、1 日に 2~3 度以上 PC を使うのであれば、スリープ運用にしたほうが、消費電力と使い勝手のトータルとしては良いような気がします。最近の OS は安定しているので、再起動は週に 1 度もあれば十分。

■ディスプレイの明るさについて

使用環境にあわせて最適なディスプレイ輝度に自動調整

↑にあるとおり、最近の PC のディスプレイ輝度は一般的な使用環境(オフィスや家庭)には十分すぎるスペックを持っています。輝度最大よりも 2 段階ほど落としたくらいの明るさでも十分実用的で、目が疲れにくいということもあるようです。また、LED バックライトのディスプレイは(機種によっては)輝度最大から 2 段階落とすだけで消費電力が半分ほどに下がることがあります。
なお、LED はその特性として明るさと消費電力はほぼ比例しますが、ちょっと前まで主流だった CCFL(蛍光管)バックライトは電力の一部が熱として発散されてしまうため、明るさを下げても消費電力はそこまでリニアには下がりません(ある程度は下がりますが)。

VAIO では照度センサ搭載機種であれば周囲の明るさに応じて自動的にディスプレイ輝度を調整してくれる機能がついていますが、こういう時期なので自動調整よりも少し落とし気味にしても良いような気がします。節電のためオフィスや自宅の照明を暗めにしている方も多いと思うので、多少暗めのディスプレイでも視認性は十分確保されるはずです。

■省エネ壁紙について

VAIO には、けっこう昔の機種から「VAIO Long Battery Life Wallpaper」という壁紙がプリインストールされています。最近の機種では「VAIO の設定」の中にある「スタミナ壁紙設定」から設定することができます。

VAIO の設定

この壁紙は、ほぼ真っ白な壁紙の真ん中にごくうっすらと「VAIO」のロゴが入ったもの。
VAIO では多くの機種にプリインストールされていますが、VAIO 以外でも真っ白な壁紙を自作したり、壁紙なしでデスクトップの背景色を真っ白に指定しても、同様の効果が得られます。

VAIO Long Battery Life Wallpaper

常識的な感覚だと「えっ、白い壁紙だと逆に電力使っちゃうんじゃないの!?」と思うかもしれませんが、実はノート PC の液晶は白を表示しているときが最も消費電力が低いのです。

液晶ディスプレイの方式にはいくつかありますが、3D 対応など特殊なものを除くほぼ全てのノート PC の液晶パネルは TN 方式。この方式は「ノーマリーホワイト」と言って、パネルに電圧がかかっていないときは白、電圧をかけると黒を表示する仕組みになっています。なので、黒を表示すると逆に電力を消費することになります。
ただ、液晶ならば何でも白表示が省電力というわけではなくて、VA 方式(AV やゲーム用途の PC 用液晶ディスプレイに多い)、IPS 方式(広色域系の PC 用液晶ディスプレイに多い)は逆の「ノーマリーブラック」なので、黒表示が最も省電力になります。例えば iPad は IPS 液晶なので、ノート PC とは逆に黒を表示させたときが最も省電力です。
このあたりの技術的な話は miyahan.com の解説が詳しいです。

miyahan.com | WUXGA 高解像度ワイド液晶ディスプレイ選び P.2

なので、ノート PC では白い壁紙のほうが低消費電力なのですが、それでもバッテリが 8~10 時間もつような機種で 10~20 分違うかどうかくらいの差。しかも、アプリを起動して壁紙が見えなくなってしまったら意味がないので、一般的な用途ではそれほど大きな効果はないでしょう。私も、仕事で移動時間が長いときや長時間電源が取れない会議とかで一分一秒でもバッテリを持たせたいときくらいしかこの壁紙は使いません(笑。

ちなみに、ここ数日 Twitter 界隈で流行っている「セツデナー」なんかも、この原理でいくとノート PC にとってはむしろ消費電力が大きくなってしまうため逆効果なんですが、そもそも PC 画面に占める Twitter アイコンのサイズなんてごく小さいので、影響もまあ誤差範囲。むしろ節電を自分のフォロワーさんに啓発する効果のほうが大きいかと思います。

ということで、ここまで長々とノーマリーホワイトとノーマリーブラックの話をしてきましたが、まあ実質そんなに気にしなくてもいいです(ぉ。

■まとめ

だいたいこんなところですかね。できるだけ消費電力の小さいノート PC を使うこととバッテリを使ってピークシフトすることだけ心がければ、あとはやれる範囲で良いと思います。
そういえばテレビの省電力設定についても、ソニーの中の人が分かりやすくまとめた記事があったので、ご参考までにリンクを張っておきます。

ソニー製TVの節電設定について | 自由奔放な社長の反省日記

計画停電は 4 月いっぱいと言われていますが、そもそも福島第一原発があんなことになってしまった以上、既存発電所のキャパを何らかの形で向上させるか、新しい発電所が建設されない限り、電力不足は根本的には解決されません(あるいは我々が消費する電力が継続的に数十%単位で下がるか)。とすると、5 月から計画停電が解除される保証はないわけですし、冷房の使用で現在よりも電力需要が増す夏期ではより深刻な状況となる可能性が非常に高いです(現在は 1 日あたりの電力需要は 3,000~4,000 万 kW 程度ですが、真夏では最大で 6,000 万 kW になると言われている)。
そういう意味では、これらの節電術は当面、少なくとも 1~2 年の間は有効なテクニックになると思います。うまく節電できれば電気代の節約にもなるので、我々にとってもメリットのある話。いろんな機器や機能をうまく活用して、みんなのメリットに繋がるようにしたいですね。

投稿者 B : 01:55 | PC | VAIO | コメント (0) | トラックバック

2011/03/15 (Tue.)

Logicool M515

ということで、今日からはちょっと無理矢理にでも通常営業。新しいマウスを一個買ってみました。

ロジクール / Couch Mouse M515 (レッド)

Logicool M515

マウス馬鹿を自認する私ですが、意外にもここのところ買っておらず、一昨年仕事用に買った VX Nano 以来、久しぶり。
ロジクールが「リビング(カウチ=ソファ)で使うマウス」という今までありそうでなかったコンセプトで発表したときから気になっていたマウスでした。デスクトップでは MX Revolution を使っていますが、リビングではノート PC を使うことが多いので(最近は iPad で済ませてしまうことも多いですが)、かつ私はタッチパッドがあまり好きじゃないので、リビングで使うためのマウスって意外に重要。

今までノート PC 用のマウスは Bluetooth のものを中心に使ってきましたが、VX Nano を買ったときと同様、複数の PC を取っ替え引っ替え使うような私のスタイルでは、一対一でしかペアリングできない Bluetooth は却って不便。このマウスのように、物理的にレシーバを付け替えるタイプのほうが手っ取り早いので。

Logicool M515

このマウスのキモは何と言っても底面でしょう。リビングでの使用を考慮し、センサ部分に埃が溜まらないようにとの配慮で、センサが開口されていません。なので、底面を見るとセンサが何もついていないように見えますが、おそらく底面の黒いパーツが透過素材になっていて、トラッキング用 LED の波長は通すようになっているものと思われます。

また、一般的にマウスの底面には PTFE(フッ素系の樹脂)など摩擦抵抗の低いソールが貼られているものですが、このマウスにはそれも見当たりません。底面周囲を覆うグレーのパーツ全体が低摩擦のソールになっていて、これでマウスの動きが滑らかになるようになっています。机やマウスパッド上での操作が前提となる通常のマウスと違い、柔らかい布やカーペットなどの上での操作も考慮してのことでしょうか。私もリビングではソファの上、膝の上、カーペットの上、ダイニングテーブルなどいろんな場所でマウスを動かすので、使い方にはかなり適合していると思います。

Logicool M515

ソールの後端が電池ボックスのカバーになっていて、これを外すと単三電池×2 が顔を出します。マウスの持ち運び時には Unifying レシーバーをこの中に収納できるギミックもついています。
Unifying レシーバーはサイズ的には VX Nano など最近の同社製モバイルマウスに付属のレシーバと同等のサイズで、Unifying の名の通り一つのレシーバで複数の同社製マウスやキーボードとペアリングすることが可能です。ただ、私は逆に複数台の PC で一つのマウスを使い回すことのほうが多いので、多対一でペアリングできるモードが欲しい(´д`)。

Logicool M515

マウスとしての基本機能はしっかりして、多ボタンではないものの「フリースピン」に対応したチルトホイールを搭載した 2.4GHz ワイヤレスマウスです。個人的にはもうマウスはフリースピン対応のものしか買う気がないくらいフリースピンが気に入っているので(フリースピンの利点は高速スクロールだけでなくほぼ無段階にスクロールできるので微調整がラク)、ここは重要なポイントでした。最近はハイエンドモデル以外はホイール周りの作りが少し安っぽくなっていますが、まあ許容範囲。

私が最近のロジクールのフリースピンマウスで気に入らないのは、スクロールモード(フリースピンか一般的なクリック-クリックか)の切り替えボタンが機種によって異なること。主にデスクトップ系のマウスではホイール手前のボタンで切り替え、ホイールクリックは中央ボタンにアサインされているのですが、主にモバイル系のマウスではホイールクリックで切り替え、手前ボタンが中央ボタンにアサインされています。このあたりがユーティリティで設定可能だった MX Revolution と違い、現在のマウスは全てスクロールモードの切り替えを機械的に行っているので、アサインの変更は当然不可。ロジクール製マウスのヘビーユーザーであるほど混乱するこの仕様の違い、どうにかならないものでしょうか・・・これがネックになって MX Revolution からなかなか買い換えができません(´д`)。
個人的には、スクロールモードの切り替えはホイールクリックで、手前のボタンが中央ボタン相当、というのが扱いやすい(ホイールクリックが中央ボタンだと、フリースピンモード時にクリックしようとしてホイールが回ってしまうことがあるため)と思います。

また、個体差があるかもしれませんが、そのホイール手前のボタン(デフォルトでは中央ボタン相当)はクリック感が固めでちょっと押しにくいと感じました。

Logicool M515

このマウスが「カウチマウス」たるもう一つの所以が電源の制御。電源スイッチがオンのままでも手が触れない限り電源はオフのままだから、ソファに起きっぱなしにしてあって不意に何かに当たって動いたりしても誤動作したり無駄に電池が減ったりしない!というものなのですが、それはどうやらマウスの表面にセンサ(おそらく静電式センサ)が仕込まれていて、人がこのマウスを触っているかどうかを検知するようになっているもよう。

もしかして側面の赤い線(塗装ではなく別パーツになっているよう)にセンサが仕込まれている?と思ったのですが、いろいろ実験してみたところ(笑)どうもそうではなく、側面のラバー素材の部分と上面のうち掌が当たる部分にセンサが仕込まれていて、それで検知しているようです。

Logicool M515

大きさを VX Nano(写真左)、MX Revolution(同右)と比較してみました。M515 は一般的なデスクトップマウスよりも少し小ぶり、VX Nano よりは少し大ぶりで、どちらかというとモバイルマウスの類に入ります。ただ、サイズ的にはモバイル系ながら、単三電池を 2 本内蔵しているので持ち歩くにはちょっと重いです。電池は並列に入っているようなので単三電池 1 本でも動作することは確認しましたが、重量バランスが悪くなったり電池の持ちが半分になったりするので、あまりお勧めはしません(半分になったところで最大 12 ヶ月相当なので、十分ですが)。

Logicool M515

カラーバリエーションは 3 色ありましたが、店頭で実物を見るとレッドが一番雰囲気が良かったので、レッドにしました。写真は照明をしっかり当てたら鮮やかめに出てしまいましたが、実物はもっと落ち着いた、マットな感触のメタリックワインレッドです。
ただ、買ってから赤系統の PC をあまり持っていないことに気がついたのは内緒です(ぉ。誰かの影響というわけではないですが、昔は赤ってまず選ばなかったのに、最近ガジェット周りの小間物で赤を買うことが増えた気がする・・・。
しかし、これを買った直後に 同じく赤の M505 を買った人がいて、軽く戦慄を覚えました(´д`)。


さておきこのマウス、サイズや形状としてはかなり私の好みのタイプだし、フリースピンホイール対応マウスとしては比較的リーズナブルだし、何かの機会にもう一本くらい買うかも。

投稿者 B : 23:15 | PC | PC Peripheral | コメント (2) | トラックバック

2011/02/24 (Thu.)

Windows 7 SP1

Windows 7/Server 2008 R2のSP1が一般公開 - クラウド Watch

Windows 7 の Service Pack 1 がリリースされました。2009/10/22 に Windows 7 が発売されてから 1 年 4 ヶ月。Vista に比べると発売当初から安定していて、今までの Windows のように「SP1 を待ってからアップグレードしよう」という感じでもありませんでしたが、Windows 7 ももう SP1 かー、と妙な感慨にふけっています(笑。

リリース初日から Windows Update に公開されていたので、私も複数台持っている Win7 機の 1 台に、さっそく適用してみました。

Windows 7 SP1

基本的に今回の SP1 は既存アップデートプログラムの集合体にすぎず、機能追加的なものもほぼないため、既存アップデートをこまめに適用していた人はダウンロードするファイルサイズはさほど大きくありません。私が適用した Win7 Professional 32bit 向けでは 44~533MB と表示に幅がありましたが、実際に私がダウンロードしたのは 100MB にも満たない容量でした。

Windows 7 SP1

さすがに初日だけあってサーバが混み合っていたのか、ダウンロードにはちょっと時間がかかりましたが、1 時間ほどでセットアップ完了。機能追加がないので、ちょっと使ってみてもどこが変わったのかさっぱり分からないくらいに違いがありませんが、本来 SP とはこういうもの。SP のたびに大規模な機能追加があった昔の Windows のほうがおかしかったわけで(笑)、OS ってユーザビリティに一貫性がありつつ安定して使えることが第一ですよねー。

かれこれ XP にしてから 10 年が経とうとしている自作機のほうも、SP1 が出たら重い腰を上げて Windows 7 化しようと考えていたので、SP1 適用済みの DSP 版が出回り始めたら、買ってこようと思います。

投稿者 B : 00:17 | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2011/02/20 (Sun.)

Twonky Mobile for iOS

昨年秋にみんぽすでレビューした Android 用アプリ「Twonky Mobile」の、待望の iOS 版がリリースされました。

ニュースリリース:Twonkyによりメディア・ストリーミングがiPhoneへ

私のスマートフォンのメイン端末は iPhone なので、その後 iOS 用の DLNA アプリである Media Link Player LiteDiXiM DMC なども試用してきました。が、やっぱり全てが統合されているという点では Twonky Mobile は扱いやすかったので、iOS 版のリリースを心待ちにしていましたが、ようやく。

ちなみに今回はみんぽすの貸し出しレビューの対象範囲外なので、完全に個人的興味であり、アプリは iTunes Store で自腹購入(¥350)しています(笑。

Twonky Mobile for iOS

見慣れた Twonky Mobile の起動画面ですが、これがようやく iPhone で使えるようになった、ということには感慨深いものがあります。ちなみに現時点では iPad 版はリリースされていないので、iPad で使用する場合は iPhone 版をインストールして使うことになるのですが、解像度が合っていないので iPad での使用は(特に写真や動画用途では)厳しいものがあります。個人的には iPad 版のリリースも、というより iPad 版のリリースにこそ期待。

Twonky Mobile for iOS

初回起動時にはセットアップウィザードが表示されます。確か Android 版(の私が最初に使ったバージョン)では特にガイドもなしにいきなりアプリのメイン画面が表示されていましたが、今まであまりユーザーフレンドリーとは言い難かった Twonky も、ユーザビリティを重視し始めたということでしょうか。残念ながら、まだ日本語化はされていませんが・・・。

セットアップウィザードでは BEAM 機能を前面に出してアピールしているあたり、やはり Twonky Mobile は主に DMC としての用途をウリにしたいということでしょうね。

Twonky Mobile for iOS

参照するサーバ(DMS)はまずセットアップウィザード上で選択するようになりました。Twonky Mobile は DLNA 上の DMS や DMR を自動的に発見してくれるので、セットアップの手間はもともとあまりありませんが、やっぱりこうやってガイドしてくれるほうが「何やったらいいか分からない」状態に陥りにくいので、ありがたいですね。

サーバには自分(iPhone)自身を指定することができるので、iPhone 内に保存しているコンテンツをテレビ等に BEAM することも可能です。が、私が試してみた限りでは、iPhone 内のコンテンツは写真(iPhone の「写真」アプリで表示できるライブラリ)しか扱えず、動画や音楽ファイルについては Twonky Mobile 上からは参照できませんでした。このあたりはどちらかというと著作権に絡む iPhone 側の仕様が理由だと思われるので仕方がないのでしょうが、残念ではあります(もし扱える手順等をご存知の方がいたら、教えてください)。

Twonky Mobile for iOS

参照する DMS を指定したら、次は操作する DMR の選択画面に移ります。残念ながら AVeL Link Player はもう返却してしまったので、ウチには DMR 対応機器がありません(´д`)。

ちなみに、なんと Twonky Mobile の今回のバージョンでは AirPlay に対応しており、Apple TV を DMR として「BEAM」することができるようになったとのことです。AVeL Link Player は残念ながら購入する気にはなりませんでしたが、Apple TV なら安いし評判もいいので、DMR 機器として買ってみても良いかもしれません。でも AirPlay に対応してるのって iOS 版の Twonky Mobile だけで、Android や PC 版のアプリは対応していないんですよねきっと・・・?
また、パケットビデオ社のプレスリリースには「Twonkyソフトウェアのビーム転送テクノロジー(特許出願中)により、iPhoneのコンテンツを検索して、インターネットで接続されているテレビやデバイス(Roku、Xbox 360、Sony ブルーレイ・プレーヤ、PlayStation 3など)で楽しむことができます。」と書かれており、PS3 が DMR になるような表現がされているのですが、PS3 ってまだ DMR 機能は実装されてないですよね?

Twonky Mobile for iOS

初期設定が済んでしまえば、あとは Android 版と使い勝手はほぼ同じです。Android 版にあった「Copy to Phone」(DMS 上のコンテンツをスマートデバイス内のローカルストレージに保存する機能)はオミットされているようですが。

Twonky Mobile for iOS

あとは、ライブラリを辿っていってコンテンツを参照する手順は Android 版と同じ。特に迷うようなことはないと思います。

Twonky Mobile for iOS

再生画面の左下にあるアイコンをタップすると、「Set Player」画面が開いて再生するプレーヤー(DMR)を選択することができます。音楽/動画/写真の種類ごとに使用する DMR を分けられるのも、Android 版と同じ。まあ私はまだ DMR を持っていませんが(´д`)。

いくつかコンテンツを再生してみましたが、対応フォーマットや使い勝手(良い面も悪い面も含め)も Android 版とほぼ同じ印象。動画については、アプリ内のヘルプ(英語)には MPEG2、MPEG2-TS ともにサポートしていると書いてあるのですが、HDV で撮影した MPEG2-TS の動画はエラーが出て再生できませんでした。まあコンテナフォーマットに対応していても CODEC を持っていないからだと思われますが、そういうところまでちゃんと突っ込んで記載してほしいところです(Twonky のせいではありませんが、この関係が分かりにくいのも、DLNA が解りにくい一因だと思います)。
あとは、やはり残念ながら一眼レフで撮影した 1,000 万画素オーバーの写真は表示に時間がかかりすぎて実用できるレベルではありませんでした・・・。

この iOS 版 Twonky Mobile は、まだリリースされたばかりなのでやや動作が不安定な面があったり、Android 版同様に不親切な部分も見受けられますが、セットアップウィザードの導入で多少とっつきやすくなったことと、DiXiM や Media Link Player などと違って DMS/DMP/DMC を統合したアプリであることで、iOS 向け DLNA アプリの決定版となり得る可能性はあると思います。欲を言えば、というより本気で国内に普及させたければ、日本語版のリリース、詳細なスペックの開示、iPad 版の早期リリースは必須ではないかと思います。あとは、DiXiM DMC と Media Link Player Lite が無償提供されているところで Twonky は¥350 というのは、意外にハードルが高いのではないでしょうか・・・機器間の対応フォーマットの差異を吸収してくれる部分とか、BEAM の使い勝手を向上させるなどの長所を伸ばしつつ、それをもっと分かりやすく見せてほしいところです。

投稿者 B : 00:44 | Home Network | Mobile | PC | iPhone & iPad | コメント (0) | トラックバック

2011/01/27 (Thu.)

Lenovo と NEC が PC 事業で合弁

【PC Watch】 レノボとNEC、日本国内におけるPC事業の合弁会社を設立

先週日経新聞がすっぱ抜いていた提携話について、Lenovo・NEC の両社から正式に発表があったもよう。国内 PC 最大手の NEC と、日本ではそれほどプレゼンスは高くないもののワールドワイドではそれなりの事業規模を持つ Lenovo が PC 事業で合弁会社を設立し、協業していくということです。

現時点では両社のブランドは併存し、主に研究開発や部材調達の分野で協力することで競争力を強化する、とのことですが、合弁会社の株式の過半数を Lenovo が獲得することや、同様に PC 事業を NEC に売却した IBM がコンシューマー向けハードウェア製造・販売から手を引き、ソリューション事業に集中した経緯を考えても、今後数年かけて NEC の PC は Lenovo ブランドに同化し、NEC は B2B 向けのソリューション事業に集中する、というシナリオが描かれていそうです(一般的には NEC は PC メーカーと認識されているでしょうが、PC は子会社である NEC パーソナルプロダクツの事業であり、現在の NEC 本体のメイン事業は IT サービス/ソリューション)。

低価格化が加速し過当競争になりつつある PC 市場において、ほぼ国内に閉じている NEC の PC 事業が(総合シェアトップにありながらも)主にコスト面で競争力を失い、より体力に勝る世界規模のメーカーに飲み込まれていく、という格好になるのでしょうか。逆に Lenovo からすれば NEC 程度のメーカーを吸収したところで全世界的にはそれほど大きなインパクトはなさそうな気もしますが、そこはコンシューマー向け PC のノウハウとか、そうは言っても世界第 3 位の PC 市場は無視できないとか、いろいろ理由はありそうです。
ODM/EMS を活用しなくては生き残っていけないのは間違いなく今後の流れだと思われるため、同様の動きはもしかすると他社にも波及する可能性はあると思います。特に、現時点で生産を国内で完結しているメーカー(富士通やパナソニックあたり?)は必然的にコスト削減の限界点が他社よりも早く訪れるため、今後は製品によっては ODM/EMS を積極的に活用するなり、他メーカーと提携するなり、高付加価値路線に変更するなりの体質改善を行う必要に迫られそうな気がします。特にパナあたりは最近女性向けにプロモーションしてみたり、珍しく 15inch の製品を出してみたり、BD ドライブ搭載モデルを出してみたり、少し前までなら考えられなかった B2C 市場への媚を売り始めているので、少なくとも従来のビジネスモデルが崩れ始めているのかなあ・・・と思います。

話を Lenovo と NEC に戻すと、もともと IBM(の PC 事業部)だった会社と NEC の PC 事業が一緒になることには、個人的にはとても複雑な思いがあります。私自身が以前 ThinkPad ユーザーだったこともありますが、ビジネス向けで質実剛健な ThinkPad と、コンシューマー向けにある意味節操なく売れ筋の製品を作り続けてきた NEC が一緒になることへの違和感だったり、「国民機」と言われた独自規格の PC-9800 シリーズを作ってきたメーカーと、オープンな「世界標準」となった PC/AT 規格の提唱者である IBM の成れの果てとが一緒になることへの感慨だったり、何というか、素直に受け容れがたいものがあります。

IBM が Lenovo に PC 事業を売却してまる 6 年が経とうとしていますが、IBM ロゴがなくなっても ThinkPad は ThinkPad。確かに現在でも受け継がれているものはたくさんありますが、かつての ThinkPad ユーザーから見ると、今の ThinkPad は ThinkPad であって ThinkPad でないもののようにも感じます。NEC と合弁することによって、両社の製品がどのような方向性に向かうのか、いち PC ユーザーとしても今後見守っていきたいと思います。

投稿者 B : 23:57 | PC | コメント (0) | トラックバック

iPad で DLNA を操る (2) -DiXiM DMC 編

前回のエントリーでは iPad(iOS)用の DMP アプリを紹介しましたが、続いて同じく iOS 用の DMC アプリも試してみました。

DiXiM DMC--iOS用 Digital Media Controller --

PC 用統合型 DLNA ソフトウェアの草分けである「DiXiM」の iOS 版、と言えばいいでしょうか。DiXiM の技術自体は数多くの DLNA 機器で利用されているので、そこそこ知名度もあると思います(まあ、それ以前に DLNA の認知度自体が低いですが・・・)。
iOS 用「DiXiM DMC」は、その名のとおり DMC(Digital Media Controller)として動作するアプリになります。

DiXiM DMC

App Store からダウンロードして起動すると、デフォルトはレンダラー(DMR)の選択画面。DMR がないネットワーク環境では何のことか分からないというか、このアプリ自体が DMR にコンテンツを投げる DMC の役割を果たすもので、iPad 自体でコンテンツを再生するためのものではありません(一応、プレビュー機能はあります)。なので、DMR がないと使えないという、やや特殊なアプリです。
この画面では先日みんぽすでお借りしていた AVeL Link Player が認識されています。

DiXiM DMC

画面下のタブから「サーバー」をタップすると、DLNA サーバ(DMS)の選択画面に移行します。ネットワーク上のどの DMS のコンテンツを扱うか、をここで選択します。ここでは 2 台の LinkStation と、2 台の PC サーバ(同じ PC 上で TwonkyServer と Windows Media Player の共有機能を動かしているので、実際のハードウェアは 1 台)が認識されています。

DiXiM DMC

サーバを選択したら、このようにコンテンツの階層を辿っていきます。Media Link Player Lite では現在の階層だけが画面いっぱいに表示されていましたが、DiXiM DMC では画面を 3 分割して上下の階層も表示してくれるので、階層の位置関係が分かりやすい。こっちのほうが使いやすいです。

DiXiM DMC

コンテンツの一覧画面ではサムネイルも表示してくれます。一覧は上図のようなサムネイル+タイトルのリスト表示だけでなく、サムネイル画像のみのタイル表示も可能。

DiXiM DMC

再生するコンテンツを選択すると、ビューが「レンダラー」画面に切り替わり、DMR 側でコンテンツの再生が始まります。Twonky Mobile+DMR や Media Link Player Lite と同じく、音楽やファイルサイズの小さな写真であれば即時に再生が始まるのですが、1,000 万画素を超えるような写真だと、表示されるまでにかなりのタイムラグが発生してしまい、正直ちょっと使えたモノではありません。一眼レフの画像を扱わなければとても快適なんですが・・・。

ちなみに、コンテンツ一覧画面からは DMR へコンテンツを送信するだけでなく、iPad にコンテンツをダウンロードしてくる機能もあります。このへんは Twonky Mobile にも同じような機能がありましたね。

DiXiM DMC

DiXiM DMC は、その名の通りの DMC としての機能だけでなく、一応 iPad や iPhone を DMS として動作させる機能も持っているようで、「公開」タブの中には iPad 内の公開可能なコンテンツ一覧が表示されるようになっています。とはいっても、公開できるのは上記ダウンロード機能で iPad 内に保存したコンテンツ等に限られるようで、どうやら iPad/iPhone の iPod 機能で使用する音楽ライブラリにはアクセスができない模様。著作権保護上(?)仕方がないのかもしれませんが、これがこのアプリで最も残念な部分かもしれません。

DiXiM は DLNA 系アプリの中では最大の知名度を誇るだけあって作りはこなれており、扱いやすいとは感じましたが、やはり iPod 関連の制限と多画素の画像ファイルの扱いが重いのは、私的にはちょっと厳しいですね・・・。
まあ、多画素ファイルの扱いについては、むしろ DMS/DMR 側の性能に起因するところが大きいような気はしますが。やっぱり組み込み系の非力なプロセッサでは厳しいですかね・・・だから PS3 が早く DMR 対応してくれとあれほど(´д`)。

そういえば、以前 Twonky Mobile のレビューの中で『「DMS/DMP/DMR/DMC が全部入りであるからこその分かりにくさ」があると思うので、もしかしたら例えば思い切って初心者用にライト版のアプリを用意するとか、ソフトウェア自体に簡易モードと詳細モードを用意するとか、敷居を下げる工夫をしてみてもいいかも』ということを書きましたが、Media Link Player Lite と DiXiM DMC という二つのアプリを使ってみて、「iPad の画面で表示する場合は Media Link Player」「DMR に飛ばしたいときは DiXiM DMC」という使い分けは、同じサーバのライブラリを参照して同じような手順で使う以上、どうしても紛らわしいということがよく分かりました。そういう意味では、オールインワンで統合的に扱える Twonky Mobile は(アプリの不親切さを除けば)むしろよくまとまっていたのかなあ、と改めて思います。まあ、仮に iOS 版 Twonky Mobile が出たところで、上記の問題はおそらく解決できないのでしょうが・・・。

今年は iPhone/iPad だけでなく Android 端末も新しい世代になってこなれてきそうだし、Google TV など Android 端末と親和性の高そうな AV 機器も出てきそうだし、もう一度ホームネットワークや DLNA が注目される年になるんじゃないかなと思っています。なので、このあたりのアプリももっと進化して、扱いやすくなってほしいところ。現状でも「解ってる人」には十分使えるとは思いますが、それ以上には拡がらなさそうなのが、DLNA の悩ましいところなんですよね。

投稿者 B : 00:36 | Home Network | Mobile | PC | iPhone & iPad | コメント (0) | トラックバック

2011/01/26 (Wed.)

iPad で DLNA を操る (1) -Media Link Player Lite 編

年末に Twonky Mobile をレビューして、Android 搭載のスマートデバイスを DLNA のコントローラとして使うのは非常に便利だということを実感しましたが、私が持っている Android 端末は Xperia のみ。リビングで使うならタブレット型が良いので、本当は iOS 版 Twonky Mobile を出してほしいんですが、無い物ねだりをしてもしょうがないので、代替になりそうなアプリをいくつか試してみました。

まずは「Media Link Player」から。

軽快に動くiOS用DLNAクライアント Media Link Player

Media Link Player

iOS 用の DLNA クライアントとしてはメジャーなアプリなので、改めて解説するまでもないかもしれませんが、一応。

Media Link Player

同一ネットワーク上に DLNA サーバが存在していれば、特にアプリ側の設定を行わなくても、アプリから DLNA サーバを参照することができます。
我が家の環境では現在、結果的に 2 台の DLNA 対応 NAS が存在しているので(笑)2 台見えています。

Media Link Player

サーバを選択したら、あとは DLNA のお作法に従ってフォルダや日付、アルバム等で改装をたどっていきます。Android ベースの Twonky と違い、iOS ベースのアプリなので、画面遷移が気持ちいいのはメリットですね。

Media Link Player

音楽の再生画面。私は iPad を音楽用には使っていないので、iPod に音楽データは保存していません。が、たまーに iPad で BGM 的に音出したいときもあるんですよね。そういうときに NAS に溜め込んである楽曲(1,000 枚くらいある手持ちの CD をほぼ全て入れてある)を直接再生できるというのは、非常に便利です。無線 LAN 経由でもさほどストレスを感じないレスポンスで操作ができるので、iPad の「iPod」アプリ(ややこしいな)がなくてもこれがあれば十分かも。

残念ながらジャケット画像が出ていませんが、設定がまずいんですかね・・・。私は現在は CD のリッピングには Media Go を使い、Media Go のリッピングデータ保存先を直接 NAS 内のディレクトリを指定する、というやり方をしていますが、もしかしたら他のソフトウェアでリッピングすると挙動が違うかもしれません。

Media Link Player

写真もこんな感じ↑で操作できます。一覧でサムネイルも表示してくれますが、さすがに一眼レフで撮ったような高解像度のデータでは、サムネイルの表示も遅くなりますね・・・。DLNA ってサーバ側であらかじめサムネイル生成しておいてくれるような機能はないものなんでしょうか。Twonky でも AVeL LinkPlayer でも、同じようなことでけっこうストレスを感じているのですが。

Media Link Player

あえてキャプチャを貼るまでもありませんが、写真の再生時には全画面表示してくれます。ちゃんと画面のローテート機能にも対応しているので、縦位置だろうと横位置だろうと直感的に表示を切り替えられます。
やっぱり iPad の IPS 液晶はこういう用途には活きてきますねー。ヘタな PC のディスプレイで表示するよりも発色が良く、高精細に見えます。

Media Link Player

が、残念なことに、このアプリでも 1,000 万画素を超えるような一眼レフの JPEG データは「通信エラーが発生しました」というエラーメッセージが表示され、再生することができません(サムネイルまでは遅いながらも表示できているのに・・・)。

原因がサーバ、ネットワーク、アプリのどこにあるのか分かりませんが、もはや手元にあるデジカメは軒並み 1,000 万画素以上なので、実質的に「昔撮った写真しか表示できない」という状態です(´д`)。サーバ(DMS)とクライアント(DMP)間でうまくネゴシエートしてクライアント側で出したい解像度を割り出し、サーバがそれに合わせた解像度で送ってくれれば多少貧弱なワイヤレスネットワーク経由でも快適に通信できそうな気がするんですが、DLNA がそこまで気のきいた仕組みになっていないということですかね・・・。
音楽の操作がかなり快適だったのに、写真がファイルサイズ次第でここまで重くなるというのは、正直かなり不満です。特に私が NAS に置いているデータはほとんどが写真と音楽なので、これでは DLNA としては半分程度しかマトモに使えないということに。

うーん、やっぱり DLNA で扱う写真データはあらかじめ解像度を落としておくようにしたほうが良いのかなあ・・・面倒だけど(´д`)。

投稿者 B : 00:58 | Home Network | Mobile | PC | iPhone & iPad | コメント (0) | トラックバック

2011/01/25 (Tue.)

玄人志向の 2.5inch SATA HDD 外付けケース

LinkStation mini を修復したときに、こんな 2.5inch HDD ケースを購入しました。

玄人志向 / GW2.5DA-SU2/RR

GW2.5DA-SU2/RR

LinkStation mini の内蔵 HDD を物理フォーマットするのに PC に接続する必要があったんですが、最近 1.8inch HDD 搭載マシンばかりいじっていたので手元にある HDD ケースは 1.8inch 用ばかりで、2.5inch 用は古い PATA のモデルしかない(´д`)。ということで、慌てて買ってきました。

HDD の外付けケースも今やピンキリ、だけどピンのほうが圧倒的に多いような状況。こういうのは高価いものを買ってもあまり意味がないので¥1,000~2,000 前後のものを、と考えていましたが、その中で最も質感がマトモそうなのがコレでした。

GW2.5DA-SU2/RR

外装はアルミ(だと思われる)にスピン加工(ヘアラインというよりは、触ってみると明らかに凹凸を感じるほど深い加工)を施した上に塗装をかけた、手の込んだもの。といっても限られたコストの中でやっているせいか、スピン加工にちょっとムラッぽい跡が見られたりはしますが、同価格帯の製品の中では最も高級感があると思います。だってヨドバシで¥980 ですよこれ・・・。

GW2.5DA-SU2/RR

ということで、両面のアルミカバーは凝っていますが、側面のフレームは樹脂製(ABS と思われる)。かなりペラペラで、アルミカバーがないとグラグラ歪むほどの薄さです。黒い部分はシールで、遠目から見ると高級感がありますが、近くで見るとかなり安っぽい(笑。

GW2.5DA-SU2/RR

カバーの固定はツメで引っかけるだけのネジレス構造になっています。頻繁に中のディスクを入れ替えるような用途には、こっちのほうが良いですね。(まあそういう用途がメインなら裸族シリーズのような製品がありますが)。USB コネクタを含む変換基板すらネジ止めされていません。

GW2.5DA-SU2/RR

SATA-USB 変換はこの極小基板で実現しています。アクセスランプ用の LED も当然のように基板直付け。チップや配線も極端に少なく、極限までコストダウンされているのがよく分かる作りですね・・・。
ちなみにこのケースは 9.5mm 以下の厚さの HDD に対応しています。LinkStation mini に内蔵の HDD は 12.5mm 厚なので、どうやって使ったかというと・・・ケースからこの基板だけを外して使いました(笑。ヘタに変換基板を買うより、ケースごと買ってバラしたほうが安上がりなので(´д`)。

ちなみに USB バスパワーで動作しますが、通常の USB 給電では電力が足りないので、分岐した USB ケーブルを使って 2 ポートの USB から給電するようになっています。まあ、2.5inch HDD の外付けとしてはもう一般的な仕様ですね。

GW2.5DA-SU2/RR

LinkStation mini の HDD 復旧に使用した後は、とりあえず手元に余っていた 2.5inch HDD(東芝の MK3265GSX)を内蔵して外付け HDD として使うことにしました。日常的にはもうほとんど NAS を使っているし、USB メモリですら 16GB もあるので、外付け HDD の出番もほとんどないんですけどね。

投稿者 B : 00:25 | PC | PC Peripheral | コメント (0) | トラックバック

2011/01/09 (Sun.)

LinkStation mini の修復に挑戦

先日のエントリーの続きです。故障した LinkStation mini を修復すべく、本体を一度分解したところから。

※LS-WS1.0TGL/R1 のユーザーレベルでの分解・RAID 修復はメーカーサポート外です。あくまで自己責任で!当然この blog としても分解・修復を推奨するものではありません。

とりあえず壊れている HDD はどっちで、どういう状態になっているのか?を確認するために、LinkStation mini の内蔵 HDD を一つずつ USB で別の PC に接続し、状態を調べてみました。

LinkStation mini

LinkStation シリーズの HDD は出荷状態では XFS というファイルシステムでフォーマットされているので、Windows PC からでは中身までは覗けませんが、HDD 自体の生死とパーティションの状態くらいまでは確認できます。見てみると、HDD はいくつかのパーティションに区切られていて、システム(ファームウェア)用と思われる謎の領域があり、500GB 中でデータ領域に割り当てられているのは 458.22GB のもよう(ミラーリングに設定した場合)。
で、ここで驚いたのは、2 台の HDD ともに Windows PC 上では同じ状態に見えたこと。いや、ミラーリングなので同じ状態に見えるのが正解なのですが、つまりはディスククラッシュがトラブルの原因ではなかったらしい、ということが分かりました。

おそらく Twonky のテストで複数台の端末からアクセスしたり何度も DLNA のインデックスを作り直させたり他の PC からコンテンツアグリゲーションさせたり、と過度の負荷をかけたことで、ミラーリング設定している 2 台の HDD 間で整合性がとれなくなったとかそういうことだと思われます。通常ならここで RAID 1 の再構成をかければ復旧するところですが、LinkStation mini ではそもそもこの再構成自体ができないのが問題。

調べてみると、やはり同様にユーザーレベルでの修復を試みている先達が何人もいるようで、以下のサイトを参考にさせていただきました。

バッファロー NAS HDD換装まとめ ZQwoonetSNS-CoDE-
Linkstation miniのHDDを交換する | TrendCatcher.NET

まあ、ある程度スキルに自信があれば、RAID なら自分で復旧させたいですよね・・・。

さておき、復旧を試みます。HDD 内にファームウェアが残っていると、当然ながら従来の状態(RAID が壊れた状態)で起動してしまうので、HDD はいったんまっさらにしてやる必要があります。まあ、HDD 内のデータは既に新 NAS に移行済みなので、何の躊躇いもなく物理フォーマット。フォーマットには上記サイトで紹介されていた「Hard Disk Low Level Format Tool」(フリーウェア)を使用しました。

LinkStation mini

これで 2 台を順番にフォーマット。物理フォーマットなので、HDD 1 台あたり 6.5 時間ほどかかりました(´д`)。時間のある年末年始休みの間に作業して良かった・・・。
一応あらかじめディスクチェックをした際には HDD には問題は見つからなかったのですが、物理フォーマットはディスク上の不良セクタを回避するようにしてくれるので、万が一不良セクタが存在していた場合でも、これで改善していてくれるかも。

物理フォーマットが完了したら 2 台の HDD を LinkStation mini の筐体に戻し、元通りに電源と LAN ケーブルを接続します。

続いて、HDD 上のデータをまっさらにした=ファームウェアもきれいさっぱり消えている、ということなので、メーカーのドライバーダウンロードサイトから最新版のファームウェアをダウンロードし、解凍します。
余談ですが、最新版のファームウェアでは同梱されている TwonkyServer のバージョンが微妙に上がっているようで、DLNA 周りの動作が若干改善しているようです。

LinkStation mini

ファームウェアを解凍したら、この中の uImage.buffalo ファイルおよび initrd.img ファイル内に含まれる initrd.buffalo ファイルを取り出し、どこか適当なフォルダに置いておきます(詳細な手順は上記のリンク先を参照のこと)。
ちなみにこの段階ではまだファームウェアのファイルは削除してはいけません。

その後、フリーウェアの TFTPD をダウンロードし、PC 側の IP アドレスを 192.168.11.1 に変更。その後、TFTPD を起動し、設定画面上でアクセスパスに先ほど二つの .baffalo ファイルを保存したフォルダのパスを指定します。

LinkStation mini

ここで LinkStation mini の電源を入れると、何度かアクセスランプが点滅した後に、エラーランプ(赤いランプ)が点灯するので、本体上面の FUNCTION ボタンを長押しすると、ネットワーク経由で TFTPD 上のファームウェアファイルにアクセスが発生します。
その後、先ほどダウンロードしてきたファームウェアファイル内の LSUpdater.exe をダブルクリックで起動します。

LinkStation mini

ここまでの手順を踏んだことで、ファームウェアアップデータから LinkStation mini が見えるようになりました。
ここで、上記サイトの手順どおり、いったん PC 側の IP アドレスを「169.254.10.100」、サブネットマスクを「255.255.0.0」 に変更した上でファームウェア更新を実行します。

LinkStation mini

↑こういうメッセージが出ますが、気にせず「はい」。
しばらく待った後に、LinkStation mini を初めて買ったときと同じように、NAS が起動してきます。

LinkStation mini

何事もなかったかのように起動してくるので若干拍子抜け感を味わいつつ、念のため再度ディスクチェック。「正常に完了しました」とのこと。

LinkStation mini

デフォルトでは RAID 0(ストライピング)に設定されているので、私は RAID 1(ミラーリング)に変更します。RAID の設定変更にはまた待ち時間が発生するのですが、ここまででまる一日ほどかかっているので、もうなるようになれという心境(´д`)。

NASNavigator2 上でも警告マークが取れ、LS-WX2.0TL/R1 と仲良く並んで見えています。

LinkStation mini

ということで、予想外の幸運にも(?)HDD を交換しなくても LinkStation mini が復旧できてしまいました。ただしもう新しい NAS を導入してしまったので、復旧したところで何に使うかな、という新たな悩みは出てきましたが(´д`)。新しい NAS をデータ保存用に、LinkStation mini を DLNA サーバ用に、というように使い分けられるのが理想なんですが、そうすると新 NAS の特定のフォルダ以下のファイルのうち拡張子が jpg のものだけを 1920×1080 にリサイズして LinkStation mini にコピーするような定次バッチを仕込みたいところ。でもそんなちょっと凝ったことをやりたかったら、市販の NAS じゃなくて Linux ベースの NAS を自作してシェルスクリプト仕込まないと無理ですよね・・・。

まあ、使い道には迷いますが、とりあえず直ったので良し(´д`)。

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2011/01/06 (Thu.)

Sandy Bridge が正式発表に

ASCII.jp:Sandy Bridgeこと第2世代Core i7/i5/i3、ついに発表 ASCII.jp:内蔵GPUの存在を大きく変える「Sandy Bridge」の性能とは?

ラスベガスで開催されている International CES にて、Intel が新 CPU「Sandy Bridge」(コードネーム)ファミリーを正式発表しました。昨年 Calpella が発表されたときにエントリーしたとおり、ここ数年の PC プラットフォームの中では最も本命と言える CPU で、デスクトップにしろノートにしろ優れた製品が数多く期待できる、とても素性の良いものと言えます。

Calpella 世代からの大きな変更点は以下の通り。

  • CPU アーキテクチャの見直しによる処理効率の向上。同クロックならば従来よりも性能向上しつつ、低消費電力化
  • CPU の動作周波数の底上げによる性能向上
  • CPU パッケージ内に CPU とメモリコントローラ・GPU をオンダイにした構成から、CPU・GPU・メモリコントローラを 1 つのダイに統合し SoC(System-on-a-Chip)化。これによりさらに高性能・省電力化
  • 内蔵 GPU 性能の大幅な向上。従来のディスクリート GPU のローエンドを凌駕する性能
  • MMX・SSE に続く新たな SIMD 演算命令「AVX」に対応。これにより 3D Blu-ray などの再生にネイティブ対応
  • 内蔵 GPU が GPGPU(General Purpose GPU)に対応。MPEG のデコードが内蔵 GPU でハードウェアアクセラレート可能に
CPU の性能向上は従来の延長線上にあるので驚きはありませんが、トータルでの消費電力の低減と GPU 性能の大幅な向上は Intel プラットフォームとしては完全に新世代と言えるもの。今年は PC の買い換え時と言って良さそうです。

ちょっと昔話をすると、この Sandy Bridge は Intel のメインストリーム PC 向けプラットフォームとしてはようやく SoC 化にこぎつけたもの(初の PC 向け SoC としては、Silverthorne=Atom Z が既にリリース済み)。2000 年に Intel の PC 向け SoC として大きな期待を寄せられていた「Timna」(コードネーム)がキャンセルされて以来、10 年の刻を超えて現代に甦った Timna ということができるかもしれません。
とはいえ、Timna は元来モバイル Celeron を置き換える SoC と言われていたので、その位置づけを考えれば(Sandy Bridge はハイエンドから Atom を除くローエンドまでほぼ全ての製品ラインをカバーするので)、低価格 PC 向けの SoC として一足だけ先に発表された AMD の Fusion APU こそが現代の Timna と言えるのかもしれませんが、いずれにしても感慨深いものがあります。それだけ、当時のヘビーモバイラーとしては、RDRAM の失敗に引きずられた Timna のキャンセルには、落胆させられたものです。

古い PC ユーザーの戯言はさておき(笑)、自作 PC ユーザーとしては、2 年前に HDD 交換して以来いじっていない自作機(使ってはいるけど)もそろそろ更新のしどきですかね。性能的には現在の Core 2 Duo E8400(3.60GHz にオーバークロックして常用)でも特に不満はないのですが、消費電力が下がる恩恵を受けられるのと、EOS 7D の RAW 現像を少しでも軽くしたいので・・・。RAW 現像に関しては、キヤノンの DPP の現像処理が他の現像ソフトに比べて遅いようなので、CPU だけが悪いわけではなさそうですが。また、グラフィックももう Sandy Bridge 内蔵 GPU のほうが、今使っている GeForce 8600GT より高性能っぽいなあ・・・。
とはいえその前に、Win7 SP1 が出たらかれこれ 10 年弱使っている WinXP をいい加減入れ替えようと思っているのと、長年後回しにし続けている PC ケースの買い換えを先に実行したいですが。

私の周りではそろそろデスクトップ PC を棄てて VAIO Z あたりをメインマシンにする人がちらほら出てきているので、私もそうしたい考えもあるんですが、自作機をちまちまパワーアップするほうが懐も痛みにくいし、何よりもバr(ry

投稿者 B : 22:30 | PC | PC DIY | コメント (0) | トラックバック