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2017/03/31 (Fri.)

Logicool M331 SILENT PLUS

もう何本目か数えることをやめてしまったロジクールのマウス、また新しいのを一本買いました。おまえは今まで買ったマウスの本数をおぼえているのか?

ロジクール / M331 SILENT PLUS Wireless Mouse M331 (ブルー)

Logicool M331 SILENT PLUS

私にしては珍しく、ローエンド寄りのマウスです。何故これを買ったかというと、職場では今まで自席で MX MASTER、会議室兼外出用として MX Anywhere 2 を使っていていずれも不満はなかったのですが、あるときから MX Anywhere 2 のクリック音が気になるようになってしまって。というのも、私は仕事上テレビ会議を多用するわけですが、テレビ会議システムのマイクがマウスのクリック音をしっかり拾っていて、しかも向こう側のスピーカ&マイク経由でループバックして聞こえてくるという(´д`)。気にしなければ済む話ではあるけど、一度気になったらもう止まらない。最近はクリック音がほとんど出ない静音マウスも増えてきているし、試しに一本買ってみました。

それにしてもこのシンプルかつストレートなパッケージ。ロジクールどうしちゃったの?というくらい、上位機種とは全然違う印象です。

Logicool M331 SILENT PLUS

カラーはブルーにしました。これでもかってくらい原色系のブルーで、使ってる PC には合わせづらい色だけど、会議室に置き忘れたときでもこれくらい分かりやすければ誰かが気づいて持ってきてくれるはず。割とみんな似たようなマウス使いがちで、しかも会議室に置き忘れがちなので、誰のマウスか一目で分かるというのは重要です。
実売で 2,000 円しないエントリーモデルではありますが、外観の仕上げはそれなりにちゃんとした質感があります。

Logicool M331 SILENT PLUS

真上から見ると左右対称っぽいデザインですが、実際には左側のほうが高くなっている、右利き用の形状になっています。

Logicool M331 SILENT PLUS

ラバー製の側面は三角形の細かいパターンをあしらったグリップになっていて、握り心地は悪くない。

Logicool M331 SILENT PLUS

クリックボタンは、指先にはややもっさりとしたクリック感はあるものの、音は耳を近づけないとほとんど聞こえないくらいに静か。少なくとも机上に置かれたテレビ会議用マイク(机の反射音も拾う位置だし、マウスのクリック音は特に拾いやすい)は全く反応しないレベル。これなら安心して使えます。
ホイールもボタン同様にカチカチ音のしない作りで、会議中にホイールを回しても(仮にサボってなかったとしても)「あ、コイツ話聞かずにネット見てるな」と思われずに済みます(ぉ。さすがにフリースピンホイールには対応していませんが、価格的にはまあしょうがない。

Logicool M331 SILENT PLUS

バッテリは単三電池 1 本で約二年間もつそうです。電池ボックスには USB ドングルが収納可。

Logicool M331 SILENT PLUS

で、この付属ドングルですが、まあ小さいは小さいけど MX Anywhere 2 についてきた Pico Unifying レシーバに比べるとさすがに大きい。このへんも価格的に仕方のないところですが、このマウス自体はロジクールの Unifying レシーバ対応。私は仕事マシン(VAIO Z)には Pico Unifying レシーバを挿しっぱなしにして MX MASTER と MX Anywhere 2 を使い分けているので(Bluetooth でも繋がるけどイマイチ不安定なので使っていない)、この M331 も Pico レシーバにペアリングすることにします。

Logicool M331 SILENT PLUS

ハイエンドマウスのクリック感って心地良いもので、それに比べるとこの M331 の感触はちょっと物足りないですが、静音マウスの割にはクリック感の出し方も頑張ってる方だと思います。とにかく音を出すのが憚られる場所でも気兼ねなく使える、というのは実際に使ってみると想像していた以上にストレスフリー。安い割に満足度の高い買い物でした。
MX MASTER は引き続きデスク用に、MX Anywhere 2 は本来の目的通り持ち運び専用にして、会議室用としてこの M331 を組み込んで、これからはマウス 3 台体制(笑)で働くことにします。

ロジクール / M331 SILENT PLUS Wireless Mouse M331 (ブルー)

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投稿者 B : 23:31 | PC | PC Peripheral | コメント (0) | トラックバック

2017/03/17 (Fri.)

NVIDIA GeForce GTX 1070

半年ほど前に GeForce GTX 1060 を買ったところですが、より高い GPU 性能を求めて GTX 1070 に鞍替えしました。

NVIDIA / GeForce GTX 1070 Founders Edition

NVIDIA GeForce GTX 1070

Founders Edition、いわゆる NVIDIA のリファレンスボードそのままのビデオカードです。
GeForce GTX は 1080 Ti がリリースされて、1070 は上から数えて三番目のポジションに下がってしまいましたが、それでも単体のビデオカードとしては現時点でハイエンドクラスの性能を持っていることに違いはありません。NVIDIA Pascal アーキテクチャ内では機能制限版的な位置づけだった 1060 に比べて、1070 はコア数・VRAM 容量・メモリインターフェースが向上し、さらに SLI にも対応した(さすがに使わないですが(笑))1080 の廉価版的位置づけになっています。よほどシビアなパフォーマンスを求めるゲーマーでもない限り、GTX 1070 があれば現在の 3D ゲームや VR には十分な性能であると言えます。

NVIDIA GeForce GTX 1070

ZOTAC の GTX 1060 は独自設計で大型のプロペラファンが 2 基ついていましたが、Founders Edition の GTX 1070 ではシロッコファン 1 基のみ。GTX 1070 のほうが発熱量は大きいはずなので、大型のファンをゆっくり回す GTX 1060 よりシロッコ 1 基の 1070 のほうがうるさくなりそうです。実際、動作音は低負荷時でも以前より少しファン音が大きくなったように感じます。まあ私の自作機はもともとデスクトップ機の割には静かな方だと思うので、深夜でもさほど耳障りというわけではありませんが。

NVIDIA GeForce GTX 1070

基板を裏返すと、裏側もヒートシンクを兼ねたアルミ板でしっかり覆われていました。シロッコファン採用なのも含め、オープン状態のヒートシンクにファンで風を吹き付けるのではなく、カード全体を密閉して熱を PC ケース外に積極的に排出することを目的とした作りになっているのではないかと思われます。確かに、これはこれで理に適ってる。

ちなみに補助電源コネクタは 8 ピンタイプ。ここまでの大電源を必要とするビデオカードは私史上初めてです。

まずはとにかくベンチマーク。いつもの FFXIV ベンチとモンハンフロンティア【大討伐】ベンチになります。

ベンチマークGeForce GTX 1070 8GBGeForce GTX 1060 6GB
FFXIV 蒼天のイシュガルド
DirectX 11/1,920×1,200/最高品質
12,707
(非常に快適)
11,824
(非常に快適)
MHF【大討伐】
1,920×1,200
30,41921,935
意外にも FFXIV ベンチでは差が出ませんでしたね。逆に世代が古いからあまり大きな差は出ないだろう(ほぼ頭打ちになるだろう)と思っていた MHF ベンチは GPU のグレードが一つ違うだけとは思えないほど差がついています。

続いて 3DMark。

ベンチマークGeForce GTX 1070 8GBGeForce GTX 1060 6GB
Time Spy 1.0
Overall4,8223,824
Graphics score5,6354,065
CPU test2,6542,863
Fire Strike 1.1
Overall11,9029,844
Graphics score17,80213,149
Physics score6,2856,482
Combined score5,5504,672
Sky Diver 1.0
Overall23,60622,166
Graphics score55,89143,414
Physics score6,7306,984
Combined score15,03015,721
Cloud Gate 1.1
Overall17,21317,393
Graphics score95,49087,510
Physics score4,4494,572

こちらはいろんな項目を測るベンチなので、Overall の値はあまり差が出ていませんが、それぞれのテストの Graphics score を見ると、GTX 1060 比で 30~40% のパフォーマンス向上を果たしていると言えそうです。まあ確かに動作クロックはほぼ同じでコア数が 50% 増し、VRAM 容量とメモリインターフェースが 30% 増しなら、純粋なグラフィック性能比で 30~40%増し、というのは分かりやすくはあります。

ともかく PSVR を PC に繋いでいろいろ試すのに、これくらいの GPU があれば今は十分でしょう。そろそろマザーボードのほうを買い換えたくなってきましたが(笑)、その前にこの PC でいろいろ VR をいじってみることにします。

NVIDIA / GeForce GTX 1070 Founders Edition

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投稿者 B : 21:07 | PC | PC DIY | コメント (0) | トラックバック

2017/02/04 (Sat.)

一太郎 2017

毎年この時期恒例の一太郎が発売されました。私は隔年でバージョンアップしていて、去年はスキップしたので今年がジャストシステムへのお布施年。

ジャストシステム / 一太郎 2017

一太郎 2017

パッケージがたくさんありすぎてどれを買えば良いか分かりづらいですが、最も廉価な通常アップグレード版をダウンロード購入しました。
プレミアム版には『エヴァ』の公式フォントであるマティス EB がバンドルされているということで気になったんですが、これ以外の追加特典に興味がなければフォントだけ単品購入したほうが安いし、そもそも私は DynaFont の極太明朝体フォント(マティスによく似てる)を持っているので、冷静に考えればあまり必要ないかなと(笑

それ以前に私は一太郎本体のほうもハガキの宛名印刷機能を年に一回使うくらいしか起動しておらず、ATOK だけ単体で買っても良かったんですが、差額が小さいのとワープロソフトの進化を一応キャッチアップしておきたいという考えで、惰性で一太郎をバージョンアップし続けているという...。

一太郎 2017

2017 年版一太郎の目玉機能は「一太郎オーダーメイド」。用途に応じて最適な UI にカスタマイズできる、というものです。見た目だけでなくショートカットキーやファンクションキーの割り付けまで変更できる、というかなりのカスタマイズ性。
プリセットが「使いこなし」「シンプル」「もの書き」「Word 互換」「くっきり」とされているあたりから今の一太郎のターゲットユーザー層が見えてきます。少なくとも私が仕事で使うような用途は重視されていない、というのがよく分かります(まあ、私も仕事で使うのはもっぱら PowerPoint と Excel で、Word でさえ起動するのは年に数度、ですが)。「ちょっと古い PC でもそこそこ快適に使える」と「ライトノベルや同人小説のような、個人である程度の表示属性まで完成させた文書を作る」あたりがキーワードでしょうか。プレミアム版にフォントワークスの人気書体がバンドルされるのも、特に後者を意識した施策だと思われます。

ワープロソフトというジャンルが「紙に印刷(PDF 作成を含む)するための文書を作る」ことを目的としている以上はこの方向性なんだろうなあと思いつつ、こうやって徐々にニッチ化していかざるを得ないのも事実なんだろうなあ、と思うとちょっと寂しいものがあります。文書構造を除く単なる「テキスト」はテキストエディタに、メモ用途はノートアプリに、誰かを説得するための資料作成は PowerPoint に、ハガキ作成はムック付録のハガキ作成ソフト(そもそも年賀状の需要自体が減少著しい)奪われ、汎用文書作成ソフトとしての立ち位置を失った結果がこれなんだろうなあ。ワープロを使わなくなった身で言えたことではありませんが。

ATOK 2017

ATOK 2017 のほうは、ユーザビリティが変わらないので一見ではバージョンアップの恩恵が分かりづらい。ただ今回は 10 年ぶりに変換エンジンを刷新し、従来よりも誤変換を 30% 削減したとのこと。今までの ATOK も文脈を見たり直前の変換確定履歴を見たりして入力の流れに沿った変換候補を表示する工夫はしていましたが、実際に使ってみると「それ逆に誤変換増えてるんじゃね?」的なものも多く、ここ数年はむしろ旧バージョンのほうがマシだったと思うこともしばしば。一昔前の「入れ立てのお茶」のように分かりやすい事例がないのでどう向上したか理解しづらいところですが、このエントリーを書いている感じでは、以前(2015)よりも変換候補から選択する回数が減ったかな?と感じています(プラシーボである可能性も否定できませんが)。これが本当に効果を発揮しているかどうかは、ここから先のこの blog の誤変換がどれだけ減っているか、で測ることができるでしょう(ぉ。

ちなみに、ダウンロード版を購入した後に知ったんですが、今回から(?)は PC パーツショップ等で格安のバンドル版が販売されるようになったらしいですね。今後、メモリや HDD が必要になったらできるだけ一太郎のバージョンアップのタイミングに合わせて買うようにしようと思います(笑。

ジャストシステム / 一太郎2017 バージョンアップ版|ダウンロード版

B01MY7ZOAO

投稿者 B : 23:17 | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2016/12/28 (Wed.)

ASUS RT-AC85U インプレッション (2)

ASUS RT-AC85U のレビューの続きです。
今回は電波強度と転送速度について計測してみました。

ASUS / RT-AC85U

ASUS RT-AC85U

我が家はオーソドックスな 3LDK のマンションで、玄関からみてリビングが最奥にあるレイアウトになっています。面積はさほど広くないものの、途中にある浴室が電波を減衰させやすいのか、無線 LAN ルータを玄関側に置くとリビング横にある書斎が、リビングに置くと玄関横にある寝室が電波の届きにくい状態に陥るという。今まで使ってきたバッファローや NEC のルータではそうでした。かといって家の中心近くには有線 LAN の口が来ていないのでルータの置きようがない。Wi-Fi リピータ(中継機)という選択肢もありますが、この広さの家で使うのもちょっとアホらしい。
ASUS のルータは電波の強さに定評があるようだったので、RT-AC85U ではそこに最も期待していました。

というわけで、Wifi Analyzer で電波強度を計測してみました。リビングに RT-AC85U を、玄関に AtermWG1800HP を設置して、リビング横の書斎と玄関横の寝室にて測ったそれぞれの電波強度は以下のとおり。
なお以下のグラフ中「ASUS***_5G」が RT-AC85U・5GHz、「ASUS***_2G」が同 2.4GHz、「aterm-*****c-a」が AtermWG1800HP・5GHz、「aterm-*****c-g」が同 2.4GHz になります。計測に使用した機器は Xperia Z5 Compact。

■5GHz 帯・書斎

ASUS RT-AC85U/5GHz

書斎の隣に設置されている RT-AC85U は当然強い電波が見えています。AtermWG1800HP も一応 SSID は見えていますが、強度は -80dBm を下回っており、クライアント機器とは接続が安定しない状態。ノート PC ならばある程度通信はできますが、スマホやタブレットだとまともに接続さえできません。

■5GHz 帯・寝室

ASUS RT-AC85U/5GHz

逆に玄関横の寝室に来ると、AtermWG1800HP はもちろんしっかり見えていますが、RT-AC85U もそれなりに健闘しています。これなら使い物になるレベル。高周波数帯だからもっと減衰するかと思いましたが、優秀ですね。

■2.4GHz 帯・書斎

ASUS RT-AC85U/2.4GHz

集合住宅だけあって 2.4GHz 帯はぐちゃぐちゃに電波が飛び交っています(それでもオフィス街なんかよりはまだマシ)。書斎隣の RT-AC85U は電波強度が強いのはもちろんのこと、チャンネル自動選択機能が優秀なのか他の SSID とのかぶりが少なく、安定感があります。一方の AtermWG1800HP は複数の SSID とチャンネルがもろにかぶっており、SSID がかろうじて見えているだけというレベルで使い物になりません。

■2.4GHz 帯・寝室

ASUS RT-AC85U/2.4GHz

寝室側に来ると AtermWG1800HP のほうが電波が強くなりますが、これまた他の SSID ともろかぶり状態。
RT-AC85U の 2.4GHz 帯は電波強度はかなり弱まっていますが、使用チャンネルが他とずれているおかげで使えなくはないレベル。

■通信速度

iPerf

通信速度も計測してみました。iPerf を使用して、それぞれの位置・ルータ経由で有線 LAN(1000BASE-T)接続の自作機とのデータ転送を計測しました。クライアント機器は VAIO Z(2016 年モデル、Intel Dual Band Wireless-AC 8260 搭載)を使用し、メインで使っている 5GHz 帯のみ計測。

ルータ場所UploadDownload
RT-AC85U書斎316Mbps343Mbps
寝室110Mbps197Mbps
AtermWG1800HP書斎33.7Mbps14.4Mbps
寝室231Mbps177Mbps

後発の RT-AC85U が速いのはもちろんですが、やはり遠くまで電波が減衰しないようで、寝室側でも安定して 100~200Mbps で通信ができています。逆に AtermWG1800HP は離れると極端に安定性・速度ともに落ち込み、書斎ではあまりスピードが出ていません。しばらくは移行期間のつもりで両方のアクセスポイントを生かし、寝室では AtermWG1800HP のほうに繋ぐようにしていましたが、これならもう AtermWG1800HP のほうは電波を切って有線専用ルータとして余生を送ってもらえばいいかな...。
ただちょっと気になるのは、INTERNET Watch での清水理史氏のレビューだと RT-AC85U は近距離での実測 600Mbps 超えという速度が出ているのに対して、我が家ではせいぜい 350Mbps 前後までしか出ていないこと。VAIO Z 側は 2x2 MIMO 対応で理論値 866Mbps までは出る仕様なので(PC 上のリンク速度も 780Mbps と認識されている)、もう少しスコアが伸びてもおかしくないところです。ルータ側も PC 側もデフォルト設定で計測したので、ここはもう少し設定を煮詰めてみる価値はあるかな...。

ともあれ、実際に電波強度・速度・安定性ともに AtermWG1800HP 比で明らかに改善された、というのが改めて確認できました。これは買って良かったなあ。

ASUS / RT-AC85U

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投稿者 B : 23:23 | Home Network | PC | コメント (2) | トラックバック

2016/12/27 (Tue.)

ASUS RT-AC85U インプレッション (1)

先月購入した無線 LAN ルータ ASUS RT-AC85U、一ヶ月ほど使ってみましたがとても安定しています。今までに買ったルータ(といってもアクセスポイントモードで使っているけど)の中で一番快適じゃないかとさえ感じています。ここらでちょっと使用感や速度について書いておきたいと思います。

まずは設定周りから。

ASUS / RT-AC85U

ASUS RT-AC85U

PC からの設定画面へのアクセスはブラウザ経由になります。これ自体はまあ一般的ではありますが、国内メーカーのルータ設定画面がもう 10 年くらい UI いじってないだろ的な古くさいデザインなのに対して、RT-AC85U は画面構成こそオーソドックスなものの、現代的なアプリっぽいデザインになっています。イマドキ HTML で書かれた灰色のボタン UI とか見ると萎えますからね...(´д`)。ボタンも全体的に大きめになっており、PC よりはタブレット等のデバイスでブラウザアクセスされたときにも扱いやすいように配慮されています。正直こういうところは国内メーカーも見習ってほしい。

ASUS RT-AC85U

本機の USB ポートは多機能で、HDD を繋いで NAS 的に使えるのはもちろんのこと、プリントサーバにもなったり、Mac の Time Machine 用ストレージにもなったり、あるいは PC の電源を切った状態でもファイルのダウンロードをルータだけで完了させられる機能があったり、いろんな用途に使えます。私は Windows ユーザーですが、Time Capsule の開発が終了して困っている Mac ユーザーな方にもいいんじゃないですかね(最近のルータは標準で備えつつある機能ではありますが)。

ASUS RT-AC85U

クラウド連携系の機能もあり、ASUS の AiCloud 経由でインターネット側から RT-AC85U の USB ポートに接続されたストレージや LAN 内の PC にアクセスしたり、ルータ接続のストレージと ASUS のオンラインストレージを同期したりする機能を持っています。AiCloud といっても基本的にはダイナミック DNS+オンラインストレージサービス+α 程度のようですが。
私はオンラインストレージや自宅 PC とモバイルデバイスの連携は基本的に OneDrive+OneNote でやっていて特に不自由は感じていないのですが、自宅のファイルサーバに直接アクセスできるなら容量を気にしなくていい(むしろ通信データ量のほうが心配)というのはメリットかも。試しに使ってみようかなあ。

ASUS RT-AC85U

スマートフォンからの設定は専用アプリから行います。これがまた、ブラウザ版とはさらに一線を画す感じで洗練された UI。若干、中二っぽさはあるけど(笑

ASUS RT-AC85U

「デバイス」タブの中には、RT-AC85U に直接ぶら下がっているものに限らず、同一ネットワーク内に存在する機器の一覧が表示されます。機器名と IP アドレス、接続状態が表示されているだけですが、これだけでも管理しやすい。ときどき「あれ、この機器の IP アドレス何だっけ?」と思っても、機器ごとにバラバラな(かつモノによっては扱いづらい)UI を操作して確認するの、面倒ですからね...。

ASUS RT-AC85U

「ワイヤレス」タブ内には 2.4GHz/5GHz の電波オン/オフとそれぞれの SSID、暗号化キーの設定。これ自体はまあ普通。

ASUS RT-AC85U

それ以外の機能は「各種機能」タブの中に詰め込まれていて、他のタブよりも深い階層に機能がギッシリ。Wi-Fi ブロックリストの管理や AiCloud の設定まで可能で、ほぼブラウザ版と同等の機能を網羅しています。私がアプリ内で見つけられなかったのはルータモードと AP モードの切り替え機能くらい。私はルータモード(デフォルト)ではなく AP モードとして使いたかったので、ブラウザからアクセスして切り替えましたが、それ以外はもうスマホから操作した方が早いし分かりやすいと思います。

ASUS RT-AC85U

もう完璧かと思われたこのアプリの中で唯一の誤りを発見。英語版 UI で「About」と表記されていると思われる画面のタイトルが「について」。ここは「このルータについて」とか書くべきところでしょ(笑。

ASUS RT-AC85U

それから、設定適用中のプログレスバー画面が何故か野球をしている線画キャラのアニメーション表示(笑。ここまでクールにまとめた UI の中で、何故ここだけこんな脱力系なのか(;´Д`)ヾ。でもずっと見ていると「逆にこれがいい」と思えるようになってきました(ぉ。

というわけで RT-AC85U、なかなかよく作り込まれています。国内二大メーカーのルータがいかに進歩していないかが、海外製品を触って改めて判りました。もう買い換え需要くらいしかなくて利益が出しづらいカテゴリなのだとは思いますが、これは現在のシェアに胡座を掻いていたら出し抜かれるのでは...と思ってしまいますね。

ASUS / RT-AC85U

B01LX0WM1U

投稿者 B : 22:58 | Home Network | PC | コメント (0) | トラックバック

2016/12/13 (Tue.)

PSVR を PC で使用可能にする「Trinus PSVR」

PSVR を PS4 以外のデバイスで使う件、当時の私の検証結果ではシネマティックモードで使うかループ接続してサイドバイサイド 3D 映像を観るかくらいしか使い道がない状態でしたが、そう遠くないうちにソリューションが出てくるんだろうな、という予感はありました。するとその後主に海外の有志によって検証と開発が進んだようで、早くも PC 向けの PSVR 用ベータ版ドライバが開発されたようで、ここ一週間ほどの間に日本語化された情報も出回ってきました。

PC gaming using Playstation VR - Trinus Virtual Reality

Trinus PSVR

開発したのは「Trinus VR」という、元々は RiftCat と同じようなスマホ VR を PC に接続するドライバを開発していたグループのようです。本日時点での PSVR ドライバのバージョンは 0.3 ですが、ここ数日で徐々にバージョンが上がってきており、まさにブラッシュアップの途上であることを伺わせます。

英語ながらチュートリアル動画も公開されています。

私もさっそく自作機にインストールしてみました。

Trinus PSVR

接続はこのとおり、変にループ接続したりすることもなく、PSVR を PS4 に繋ぐときと同様プロセッサユニットと PC を HDMI と USB ケーブルで接続するのみ。
別途 Steam をインストールしてあれば、このタブの「Install」ボタンから SteamVR のインストールフォルダに SteamVR Driver を追加し、HTC Vive 互換 HMD として動作させることが可能です。

ここで Trinus PSVR の「Main」タブにある「Start」ボタンを押すことで PC 側の画面が PSVR に表示されるわけですが、私がハマったポイントが二つありました。

Trinus PSVR

一つはディスプレイの設定解像度。自作機のメインディスプレイは WUXGA(1,920×1,200)なのですが、PSVR 側の解像度が FHD(1,920×1,080)なので、メインディスプレイ側も FHD 解像度に設定しないと正常動作しませんでした。原因はよく分かっていませんが、メインディスプレイと PSVR の縦解像度が違うせいかヘッドトラッキングの取得に狂いが生じ、VR 画面が縦方向にグルグル回り続けるという症状が発生。試行錯誤するうちにメインディスプレイ側の解像度を強制的に FHD 表示にしてやることで解決しました。

Trinus PSVR

SteamVR のゲームを起動すると、VR コンポジター(Headset Window=本来ヘッドセット側に表示される VR 画面)がメインディスプレイ側に表示されてしまうので(これは現バージョンの Trinus PSVR の仕様らしい)、[Alt]+[Tab] キーを何度か押下して Headset Window をアクティブウィンドウにした上で [Win]+[Shift]+[←または→] キーを押すと、Headset Window が PSVR 側に移動して、VR 画面が表示されるようになります。

ここでハマったポイント二つ目。私が使っているビデオカードの仕様かもしれませんが、DVI-I に接続しているメインディスプレイがディスプレイ 2、HDMI に接続している PSVR がディスプレイ 1 として認識されるため、Trinus PSVR 設定内の「PSVR Display」の項目を「\\.\DISPLAY2」に設定していると正常動作しませんでした(Headset Window がメインディスプレイから動かなくなってしまう)。「PSVR Display」の項目をデフォルト値「---」のままにすると、PSVR 側に VR 画面が表示されました。

Trinus PSVR

動作設定さえ正しくできれば、SteamVR に対応したゲームなら何でも起動できます。
残念ながら音声は PSVR には出力されていないようで、別途 PC 側のヘッドホン端子なり Bluetooth なりから出力する必要があります。

Trinus PSVR

最近注目の「Google Earth VR」もこのとおり。
ただし PSVR 内蔵のジャイロを使うため頭の回転や傾きまでは検出できますが、外部センサがないため高さ方向・水平方向の移動が検出できません。The Lab も Google Earth も自分が地面に埋まった状態から動けないという(;´Д`)ヾ。ハンドコントローラもないので、主要な SteamVR アプリはまともに操作できませんね...。出荷開始された Oculus Touch でも買って、ハンドコントローラとして使ってみるかな。PSVR との組み合わせで動くかどうか知らないけど。

今までにも RiftCat を使って SteamVR のコンテンツをスマホ VR で試したりしていましたが、やっぱりスマホ VR は画角が狭くて没入感が薄い。その点 PSVR は十分に画角が広く、特に縦方向の見通しが良いのが非常に没入感高いですね。
これで何かしらのハンドコントローラが使えて、Web カメラ等を使ったポジショントラッキングができるようになったら、もう Vive や Oculus 買わなくても PCVR が満喫できることになります。あと今は SteamVR のみの対応ですが、Oculus 上でも使えるようになればなあ。何かと話題の Mikulus V/RO-S、一日も早く体験してみたいんですよね。

Trinus PSVR はまだまだ発展途上のソフトウェアということなので、今後の開発に期待したいところです。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント / PlayStation VR icon

iconicon

投稿者 B : 23:17 | Game | PC | PS4 | コメント (0) | トラックバック

2016/11/30 (Wed.)

ASUS RT-AC85U

新しい無線 LAN ルータを買いました。

ASUS / RT-AC85U

ASUS RT-AC85U

以前買った AtermWG1800HP が、我が家の環境ではアクセスポイントモードとして使うと不具合が出るということが判って、以来玄関近くのルート HUB の前段にルータモードで設置していたんですが、そうすると電波の飛びがイマイチ。リビングまでは電波が届くものの、その隣の自室にはほとんど電波が来ない状態でした。自室にある自作機は有線で繋いでいるからまあ良いんですが、それ以外の機器が自室で使いにくいことにイライラしていて、思い切って買い換えというか買い増し。

長年バッファローと NEC の機器を交互に使ってきて、どちらも普通に使う分にはあまり不満はないものの、ちょっと変わった使い方や環境で使おうとするとイマイチ。一方で近年は ASUS 製品の評判がかなり高まっているじゃないですか。最近の ASUS は、PC やスマホは無節操に売れてるものをパクっているのが好きになれませんが(製品としてのまとまりはさすがだな、と思うものの)、無線 LAN 製品や ASUSTOR ブランドの NAS などのネットワーク関連製品はエンスージアスト向けの尖った製品が多くてとても良さげ。ネットワーク製品を買うときに必ず参考にしている清水理史氏のレビューを読んで、私の用途的には十分そうかな、と思えたので、購入に踏み切りました。

【清水理史の「イニシャルB」】 マニアックさを少し削った廉価版 1734Mbps対応の無線LANルーターASUS「RT-AC85U」 - INTERNET Watch

ASUS RT-AC85U

モノリス然としたデザインのせいでサイズ感が分かりにくいですが、正面の投影面積はほぼ 8inch タブレットと同じ。ASUS のルータというと巨大な筐体にツノが何本も生えたいかつい印象がありましたが、これはアンテナ内蔵だし、この程度ならばリビングの片隅に置いておいてもそれなりに「なじむ」デザインと言えます。

ASUS RT-AC85U

インジケータは青色 LED。スリット状に入っているので、点灯/点滅していてもそれほど気になる感じはありません。

ASUS RT-AC85U

背面の接続端子は WAN×1、LAN×4、NAS やプリントサーバとして使える USB 3.0×1。上位機種だとさらにデュアル WAN 対応だったり USB ポートが複数あったりするのに比べると無難な構成ですが、とにかく高速で安定した通信ができる AP として使いたい私にとっては特に不足はありません。

ASUS RT-AC85U

薄さはこんな感じ。金属製のスタンド(取り外し不可)で縦置き前提ですが、あまり奥行きのない場所でも設置はしやすいかと。
側面には WPS ボタンもついています。

ASUS RT-AC85U

AC アダプタは特段コンパクトというほどではありませんが、NEC のこのクラスのルータについてくるアダプタはもっと大きいですからね。

ASUS RT-AC85U

とりあえずサイズ感や見た目はけっこう気に入りました。
まだ買ったばかりなので電波強度やスピード、使い勝手等についてはまた後日改めて書く予定です。

ASUS / RT-AC85U

B01LX0WM1U

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2016/10/27 (Thu.)

GeForce GTX 1060 で Lightroom を(一部)高速化

先日買った GeForce GTX 1060 の購入目的の一つは、GPU 支援機能を使って Adobe 系アプリのパフォーマンスを上げたかった、というのもありました。

Lightroom CC

最近の Adobe Creative Cloud アプリ群の多くは GPU 支援機能をサポートしています。
が、今まで使っていた Radeon HD 7850 だと、このチェックボックスをオンにすると、Lightroom がクラッシュしやすくなる症状があり、オフにして使っていました。調べたら(結果的に、なのかもしれませんが)Radeon HD 7850 は Adobe による GPU 支援機能のサポート外だったようです。こういうところで後回しにされがちなのがマイナー勢である Radeon の辛いところで、それが今回久々に GeForce ファミリーに戻ってきた一因でもあります。

とにかく、これで現像が速くなるはず。試しに、GeForce GTX 1060(GPU 支援オン)と Radeon HD 7850(GPU 支援オフ)α7R で撮影した 3,640 万画素(7,360×4,912)の RAW ファイル 100 枚を Lightroom でストレートに JPEG 現像する時間を計測して比べてみました。CPU は Core i5-3570K。

GeForce GTX 1060 6GBRadeon HD 7850 2GB
5 分 06 秒 74 分 51 秒 6

って、ほとんど変わってない(;´Д`)ヾ。GTX 1060 のほうが少しだけ遅いですが、これは何かしらのバックグラウンドプロセスが走っていた可能性があるにしても、ほとんど誤差の範囲で変わらないとは。
で、調べてみたらこれがまたあまり情報が見つからなかったのですが、玄光社コマフォトの Web コンテンツ内に記述を見つけました。

第39回 Lightroom CC GPU支援とフィルターブラシ機能 | Lightroom 実践力アップ講座 | Shuffle by COMMERCIAL PHOTO

どうやら、GPU 支援で高速化されるのは「RAW 現像処理」ではなく「現像モジュール」、つまり Lightroom ソフトウェアの「現像」タブ内での操作レスポンスが向上する、ということのようです。

Lightroom CC

改めて現像モジュールで試してみました。

実際に、現像モジュール内でさまざまな調整スライダー(露出とかハイライト/シャドウとか)を動かしたときのプレビュー画像内への設定反映が、GPU 支援オフだとややコマ送り気味に表示されていたのが、GPU 支援オンではスライダーの動きに合わせてリニアに反映されるようになりました。これは確かに微調整がやりやすい。特に「かすみの除去」や円形フィルター、段階フィルターのような重めのフィルター処理で差が顕著に出るようです。
確かにこれは現像時の調整作業が捗りますね。JPEG 書き出しは最後にバッチ処理にかけてしまえばいちいち待っている必要もないし、これは理に適っていると思います。

Photoshop CC

Photoshop CC にも GPU 支援機能があって、こちらのほうが Lightroom よりも細かい設定項目が用意されています。
が、Lightroom と比べるとこっちはあまり違いが分からない(笑。Camera RAW を使って RAW データを調整するのは確かに高速化されているようだけど(Camera RAW と Lightroom の中身はほぼ同じものだから当然)、それ以降のレタッチ処理では特に重いフィルターをかけたときに微妙に速いかな、という程度。少なくとも私が普段 Photoshop で行っているレタッチ作業レベルでは差は出ないと言って良いでしょう。

それでも、今までは大量に写真を撮った後に「Lightroom は重いから、Photoshop で数枚だけ Camera RAW 処理してあとは JPEG 直接レタッチでいいかー」となりがちだったのが、積極的に Lightroom を使おうという気にさせてくれるだけでも歓迎です。せっかく毎月 980 円払ってフォトグラフィプランを使っているんだから、元は取らないと(笑。

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2016/10/23 (Sun.)

GeForce GTX 1060 のベンチマーク

先日購入した GeForce GTX 1060 のパフォーマンスを計測すべく、ベンチマークを取ってみました。
ミドルロークラス品とはいえ最新の Pascal 世代の GPU なので、性能的にはかなり期待ができるはず。自作機でグラフィック系ベンチを走らせるのも久しぶりですが、ちょっと楽しみにしていました。

まずはゲーム系ベンチ。定番の「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」とカプコンの「MHF ベンチマーク第 3 弾【大討伐】」から測ってみました。

FFXIV Benchmark

ベンチマークGeForce GTX 1060 6GBRadeon HD 7850 2GB
FFXIV 蒼天のイシュガルド
DirectX 11/1,920×1,200/最高品質
11,824
(非常に快適)
3,864
(快適)
MHF【大討伐】
1,920×1,200
21,9358,949

おおお、これはすごい。FFXIV ベンチは Radeon HD 7850 でも WUXGA 最高品質でそれなりに動いていたし、GPU を変えてもそんなに変わらないかと思っていたんですが、いざ測ってみると GTX 1060 がトリプルスコアをつけるという結果に。Radeon HD 7850 では一画面に多数のキャラクターが登場し、魔法や必殺技のエフェクトが集中する場面で少しフレームレートが落ちている感じがあったのが、GTX 1060 ではどんな場面でもヌルヌル。このクオリティでできるなら FFXIV に手を出してみたくなりました(笑
モンハンのほうはグラフィックの世代的にやや古いため、旧 GPU でさえ FFXIV よりも余裕のある動作でしたが、GTX 1060 ではさらに倍以上のスコアを記録しました。

これならシビアな対戦 FPS でもない限り、たいていの PC ゲームは快適にプレイできそうですね。私は FFXI を引退して以来 PC ゲームはほとんどやっていませんが、せっかく Steam も導入したことだしなんかやってみようかな。

続いてさらに高い負荷をかけるため、3DMark(ver.2.1.2973)も動かしてみました。4 種類のテストを走らせてみましたが、以下の表では上から順に負荷の高いものになっています。

ベンチマークGeForce GTX 1060 6GBRadeon HD 7850 2GB
Time Spy 1.0
Overall3,8241,303
Graphics score4,0651,191
CPU test2,8632,805
Fire Strike 1.1
Overall9,8444,353
Graphics score13,1494,883
Physics score6,4826,382
Combined score4,6721,901
Sky Diver 1.0
Overall22,16613,361
Graphics score43,41416,152
Physics score6,9846,893
Combined score15,72115,040
Cloud Gate 1.1
Overall17,39313,607
Graphics score87,51033,169
Physics score4,5724,441

比較的低負荷の Cloud Gate、Sky Driver では見た目上はそれほど大きなフレームレートの差はありませんでしたが、やはり Graphics score は段違い。Fire Strike 以上のテストになると Radeon HD 7850 では明らかに力不足でコマ落ちが目立った(Time Spy に至ってはコマ落ちというより「コマ送り」というべき状態)のが、GTX 1060 ならば Fire Strike はもう余裕、Time Spy でもシーンによってはコマ落ちするけどまあ鑑賞に堪えるレベルで動作しました。CPU を換えていないためどのテストでも Physics score は変わっていませんが、高負荷なテストほど GPU 依存度が高まるので差が大きくなります。
他のレビューサイトでのベンチ結果を参考にする限り、CPU を Skylake 世代にすればさらに 10~15% 程度の性能向上が見込めるようですが、マザーボードまで入れ替えるとなると数万円単位での出費になるわけで、CPU を換えずに GPU だけのアップグレードでここまでの強化ができれば満足です。GPU 単体の性能で考えれば、(SLI ができないなどの制限はあるけど)旧世代のハイエンドである GTX 980 と同等以上のパフォーマンスがあるわけですからね...。

最後に PC としての総合性能を測る PCMark 8(ver.2.7.613)でも計測してみました。

ベンチマークGeForce GTX 1060 6GBRadeon HD 7850 2GB
Home Accelerated 3.04,7754,456
Creative Accelerated 3.07,1545,309
Work Accelerated 2.05,1185,036

こちらは PC としての一般用とを想定してグラフィックだけでなく CPU、メモリ、ディスクアクセス等をトータルしたスコアを計測するベンチなので、GPU による性能差は小さくなりますね。Creative だけはゲーム相当のベンチマークプログラムを含むため GTX 1060 による差が出ていますが、それ以外はほぼ誤差の範囲内と言って差し支えありません。実際に使っていても 3DCG を動かさない限りは旧 GPU との差を感じるのは「セミファンレス」による動作音の静かさくらいのものですし。

ただ、私が GTX 1060 を導入したのは 3D/VR だけでなく Adobe 系アプリの動作を快適にしたいという目的もあったので、それについては追って検証する予定です。

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投稿者 B : 21:06 | PC | PC DIY | コメント (0) | トラックバック

2016/10/20 (Thu.)

NVIDIA GeForce GTX 1060

前回 Radeon HD 7850 に買い換えたときも 4 年半ぶりでしたが、今回もまた 4 年半ぶりに自作 PC のグラフィックカードを買い換えました。

ZOTAC / GeForce GTX 1060 6GB AMP! Edition

GeForce GTX 1060 6GB

最近注目している VR Ready なスペックにしたい、という側面もありつつ、他にも Lightroom による RAW 現像に GPU 支援機能を使いたいとか、そういう目的もあって導入。
CPU のほうも 4 年以上前の Ivy Bridge で最新の Kaby Lake からするともう 4 世代前ですが、近年の Intel CPU は微妙な効率向上と内蔵 GPU の性能アップが中心で劇的にパフォーマンスが上がっているわけでもないため、とりあえず目下のボトルネックになっているグラフィックカードだけ最新世代にアップデートすれば当面現役を張れるだろうと判断しました。

とはいえヘビーゲーマーではないのでグラフィックカードにかけられる予算はせいぜい 3 万円台。現行世代だと NVIDIA は GeForce GTX 1060、AMD は Radeon RX 480 がターゲットになります。消費電力とコストパフォーマンス的には Radeon RX 480 が若干有利ではあったものの、なんだかんだで最新の描画エンジンや Adobe の GPU 支援機能のサポートは NVIDIA が鉄板なので、GTX 1060 を選択しました。

今回購入した ZOTAC は比較的新しめのグラフィックカード/ゲーミング PC ブランドで、NVIDIA の GPU を専門に扱っているメーカーです。製品バリエーションも多い上に、買おうとしていたところでちょうど創業 10 周年キャンペーンが始まったり、いろいろとタイミングが良かったので。

GeForce GTX 1060 6GB

巨大な二連ファンが目を引きます。Radeon HD 7850 を買ったときにもファンの大きさには驚きましたが、それよりもさらに一回り以上大きいです。今や PC の熱源と消費電力源は CPU ではなく GPU ですからね...TDP なんて Core i5-3570K の 77W に対して、GeForce GTX 1060 は 120W ですから。
しかし ZOTAC のこのグラフィックカードはセミファンレス対応で、GPU の動作温度が一定値を超えるまではファンが稼動しません。今まで使っていた Radeon HD 7850 も比較的静かなカードでしたが、このカードは高負荷時以外はそれ以上に静か。

GeForce GTX 1060 6GB

ごついヒートパイプが目を引くとおり、物理的にはグラフィックカードというよりほとんどがファンとヒートシンクの体積です。当然 2 スロット占有型。

GeForce GTX 1060 6GB

DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-D×1 を備え、最大 4 画面までの同時出力に対応しています。我が家にはそんなにディスプレイはありませんが(笑。

4 年半前に今のマザーボードを購入して以来、細かくパーツを入れ替えてハードウェア構成が大幅に変わったので、自分の備忘録のために現時点でのスペックをまとめておきます。

ケースAbee smart J02
電源ENERMAX ECO80+ 620W EES620AWT
CPUIntel Core i5-3570K (3.40 GHz)
M/BASUS P8Z77-M
RAMCORSAIR DDR3 1600MHz DIMM 16GB (4GBx4)
SSDIntel SSD 520 Series 240GB
HDDWestern Digital WD Red 4TB WD40EFRX x2 (RAID 1)
Western Digital WD Green 3TB WD30EZRX
ODDPioneer BDR-209XJ
ビデオZOTAC GeForce GTX 1060 6GB AMP! Edition
サウンドOlasonic NANO-D1
ディスプレイEIZO FlexScan SX2461W
スピーカYAMAHA MSP3
キーボードRealForce 91UBK
マウスLogicool Performance Mouse M950

必ずしも最新最速ではないけれど、まだまだ数年は現役を張れるスペックになったかな。

具体的にどれくらいパフォーマンスが上がったかについては、別途ベンチマークを取ってみようと思います。

ZOTAC / GeForce GTX 1060 6GB AMP! Edition

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