b's mono-log

2006/02/20 (Mon.)

デジタル写真の「アルバム」はあるか

最近、私の頭を悩ませている問題があります。

子どもが生まれてから、ブツ撮りや風景以外の写真を撮ることが圧倒的に増えたんですが、その写真の管理方法に悩んでいます。
まあ、管理自体はアルバムソフトを使うことは特にせず、今までと同じく Windows のフォルダベースでの管理で問題ないんですが、悩んでいるのは物理的なデータの冗長性確保の問題。

以前の写真の撮り方なら、Web でのネタ用のブツ撮り写真と風景中心の本気写真、それと時々撮る記念写真程度のもので、年に一回くらい外付け HDD や DVD-R にバックアップを取って、あとは HDD がクラッシュして消えても別にいいや、くらいの管理しかしてなかったんですよ。
が、普段から子どもの写真を撮るようになって、この子の成長を記録している媒体がほぼデジカメ写真と HDV のテープのみになってしまうんだな、ということを考えると、急にデータロストの危険性が怖くてしょうがなくなってしまいました。
これが私たちの子ども時代であれば、銀塩フィルムで撮影したものが紙の写真になって残っていて、多少色褪せたりはするものの「ロストしてしまう」のはまず自宅が火事になったときくらいのものだけど、自宅が火事になる可能性よりも HDD がクラッシュする可能性の方が圧倒的に高い。しかも、HDD がクラッシュしたときに失われる情報は、銀塩写真のように「劣化」するものではなくて完全に「ロスト」するもの。親バカですが、何かの拍子にこの子の成長の記録の一切が失われてしまって、大人になったときに振り返れるものがなにもない、ということが本当に怖いんです。

こんな物言いはまるで山田祥平氏の「Re:config.sys」みたいですが、写真のほとんどをデジタルデータとして扱うようになった現代の人々は、そのデータの保管をどのようにしているのでしょうか。撮った写真を逐一プリントアウトして大事にアルバムで保管しているのか、CD-R や DVD-R に焼いてファイリングしているのか、PC の HDD に溜めっぱなしにしているのか。
現在はデジカメのストレージメディアはテンポラリなもので、最終的には PC の HDD や DVD などの光学ディスクに保存されるのでしょう。そして、長い目で見ればメモリースティックや SD といったメディアが銀塩フィルム並みのコストになってフィルム同様に保存されたり、あるいはデジタルレコーダなどの STB が PC に代わって家庭用のストレージデバイスとなっていくのかもしれません。が、果たしてフラッシュメモリメディアがフィルム並みの保存性を保証されているのでしょうか?DVR 内蔵の HDD がクラッシュして、大切な思い出が全て失われてしまったときの保証をどこのメーカーがしてくれているのでしょうか?

DVD-R だって信頼性の高い国産メディアを使ってもせいぜいもって 10 年といったところだし、HDD だって 3 年がいいところ。デジタルデータの保全性を数十年単位で保証してくれるメディアなど、たかだか誕生して 20~30 年というデジタルメディアの世界には求めるべくもないのが実情です。そうなると、5~10 年ごとに DVD-R を新品のメディアにコピーし直して保全性を保っていくか、HDD のデータを定期的に NAS や外付け HDD にバックアップするような仕組みや運用ルールを作る、くらいしか対策はないように思います。長期的には、フラッシュメモリのバイト単価が HDD 並みに実用的なものになって、少なくとも PC や DVR、NAS の HDD(もとい、HDD を駆逐したフラッシュメモリストレージ)はクラッシュとは無縁なものになる可能性が高いですが、今日明日にでも一般的に実用化されるという話でもないでしょうし・・・。

こういったデータ保管はおそらくオンラインサービス周りで徐々に立ち上がってきていて、代表的なところでは「Flickr」のようなサービスが写真のストレージやメタデータの活用(およびテキスト情報との紐付け)、あるいはオンラインプリントサービスとの連携など、単なる「デジタルデータの貸倉庫」としてのオンラインストレージサービスからデジタル写真の保管(もっと言えば「人生の保管」)へと進化しようとしていますが、代表的なサービスでも上限 2GB 程度のものがほとんどで、デジカメ用メディアの主流が GB クラスに移行しつつある流れに必ずしも追従できているとは言い難いのが現状です。
数十 GB 単位での容量を現実的な価格で提供してくれるサービスや、家庭用ストレージサーバとして STB が冗長化ソリューションを内包したもの(定期的に外部の商用サーバにオンラインバックアップを取ってくれる、でもいいけど)になってくれれば安心なんですが、まだまだそういうのは期待できないのかな。

「医者の不養生」とはよく言ったもので、以前の職業ではシステムの定次バックアップ運用設計なども担当分野のひとつとして行っていた私が、こと自分の(私用)PC のデータバックアップをなおざりにしていました。NAS がコンシューマ向けの製品としてメルコ(現在のバッファロー)から登場したあたりから、ずっと自宅に導入したいと思いつつ、自分の PC の HDD がクラッシュするということに運良く巡り会ったことがないこともあり、後回しにしてきたきらいがあります。が、やはり、現時点で現実的な「デジタル写真の保管庫」は、自宅のデスクトップ PC をメインストレージとしつつ、週次や月次で NAS に自動バックアップバッチするようなホームネットワークを自作する、というのが良い落としどころなのでしょうか。
Gigabit Ethernet 対応の 250GB クラスの NAS で¥35,800、自分と家族の人生の思い出の保全性を考えると、対して高い買い物でもないような気がしますが、こんなことを心配している人って、まだまだ少ないんでしょうか。

投稿者 B : 23:56 | Camera | PC | Soliloquy | コメント (4) | トラックバック

2006/02/19 (Sun.)

Orchis

先日のエントリーへのコメントでちょっと話題にしたランチャ「Orchis」を、改めてちょっとご紹介。

かなりオーソドックスな感じのランチャですが、数年前に発見して以来かなり愛用させていただいてます。
デスクトップ上をダブルクリックで呼び出すのが基本だけど、左クリックしながら右クリック、とかいろいろ設定できるので、アプリウィンドウを最大化していても好きなように呼び出せるのがポイント。デスクトップアイコンだとアプリ起動中に別アプリを呼び出すのが面倒、という問題を解決してくれます。
サブメニューやセパレータの挿入も自由にできるし、ドラッグ&ドロップでのアイコン追加や、特殊アイコン(Windows 終了オプションとか)の追加もできます。任意のフォルダを登録しておけばファイラとしても使えるので、何かの拍子にエクスプローラが落ちてタスクバーが消えても Windows の操作が続行できるというメリットも。

以前、VAIO X505/SP を購入したとき、この PC のデスクトップにはゴチャゴチャしたアイコンは相応しくない、と思ってデスクトップ上に一切アイコンがない状態にしたんですが、その際にもこのランチャのおかげで操作に不便はありませんでした。
興味のある方は、かなりオススメなので一度お試しを。

投稿者 B : 23:07 | PC | Software | コメント (4) | トラックバック

2006/02/14 (Tue.)

Desktop Sidebar

こないだむっちーさんとこでちょっと話題になっていた、Desktop Sidebar を改めて使ってみました。

けっこう前からデスクトップアクセサリでは Yahoo! Widgets(旧 Konfabulator)を使っていたんですが、最近公私ともにワイド画面の PC を使うことのほうが多くなってきたので、常に画面の右端に常駐できるツールのほうがいいなー、と思って Google Desktop あたりも試してみたんだけど、こっちはなんだかデザイン的にもつまんなくてイマイチ(´д`)という感じで、Desktop Sidebar のほうがスキンもいろいろ出ていてプラグインも豊富そうだったので。

Yahoo! WidgetsDesktop Sidebar

「常に表示(Always on Top)」設定にしておけば、ウィンドウを最大化したときにちゃんとサイドバーを避けてくれるので、作業しながら RSS の目次だけ流し読みしたり、時計や天気予報が見れたりするのがイイネ。仕事マシン的には、リソースメーター付きなのも精神衛生上良い感じ。
ただ、Mac 用の Widget をベースにもつ Yahoo! Widgets のほうがこじゃれた Widget が多くて楽しいんだなー。Desktop Sidebar は時計の見栄えが良くないのと、天気予報が見づらいので何か代替のプラグインを探したい感じ。Yahoo! Widgets は Konfabulator だった頃に比べて Yahoo! 臭くなったのがちょっと・・・というところもあるので、できればオープンなツールで揃えたいところ。

Desktop Sidebar の良い日本語解説サイトらしきものが見あたらないので、ちょっと面倒だけどよさげなプラグイン探してみるかなあ。でも、Yahoo! Widgets のデカごみ箱が気に入っているので、Desktop Sidebar をメインで使いつつ、デカごみ箱だけのために Yahoo! Widgets 常駐させるか(´д`)。

投稿者 B : 00:23 | PC | Software | コメント (3) | トラックバック

2006/02/11 (Sat.)

Logicool MX610 電池交換

職場で使っている MX610 Laser Cordless Mouse が 1 回目の電池交換。

電池寿命公称 3 ヶ月のところ 2.5 ヶ月くらいで切れちゃったけど、毎日ずっと使ってるから、こんなもんか。
でも 2~3 ヶ月ごとに交換すればいいだけとはいえ、やっぱり充電できるのがいいなー、と思って G7 Laser Cordless Mouse とか高いけどどうなの、と調べてみようとしたら、2 ヶ月で壊れるのかε=(~Д~;)。

投稿者 B : 11:38 | PC | PC Peripheral | コメント (1) | トラックバック

2006/02/03 (Fri.)

Optimus mini three

Art.Lebedev、有機LEDでアイコン/アニメーションを表示できるミニキー (PC Watch)

結局この仕様で出るのかε=(~Д~;)。

3 キーってネタ以外の何に使うんだろ・・・PC ベースのキオスク端末に応用できるかもしれないけど、そういうのって大抵タッチパネルだしなあ。

これのフルキーボード版が今年末に出るとか言ってるけど、またネタじゃないの(´д`)。

投稿者 B : 00:48 | PC | PC Peripheral | コメント (0) | トラックバック

2006/02/02 (Thu.)

ThinkPad X60s

レノボ、1.16kgのCore Duo搭載ノート「ThinkPad X60s」 (PC Watch)

Core Duo 搭載で 1.16kg はちょっと衝撃的。1 スピンドルだったり HDD が 1.8inch/1 プラッタだったりグラフィック機能がチップセット内蔵だったりスタミナが公称 4.5h しかなかったり、軽量化のために割り切ったところも多いけど、通常電圧版低電圧版ながらデュアルコア CPU 搭載でこの軽さをしっかり実現してきたのはさすが。指紋センサも TPM セキュリティチップもちゃんと入ってるしなあ・・・。

ThinkPad を仕事で使わなくなって久しいけど、あのキータッチは今でも恋しくなることもあります。タッチパッドには未だに慣れないし・・・。
Z60 シリーズが出てから ThinkPad はどこに行くんだろう・・・と思っていたけど、今回の新製品発表でけっこう安心しました。買うほどではないけど、発売になったら一度店頭に見に行ってこよう。

投稿者 B : 00:13 | PC | コメント (2) | トラックバック

2006/01/17 (Tue.)

Optimus 発売?

Realforce 91UBK を購入したところで、今度は別の気になるキーボードが製品化の噂。

有機ELキーボードのOptimusは2月1日発売?! (Engadget Japanese)

昨年発表されていた、全キートップに有機 EL を搭載した可変表示キーボード「Optimus」が 2/1 に発売になるらしい、とのこと。価格は $200~300 とのことなので、国内で取り扱いがあるとしても¥30,000~40,000 くらいにはなってしまいそうだけど、これはマジで気になります。

買わないまでも一度実物を拝んでみたいな(゜ー゜)。

投稿者 B : 18:34 | PC | PC Peripheral | コメント (2) | トラックバック

2006/01/16 (Mon.)

Realforce 91UBK インプレッション (2)

先日の Realforce 91UBK インプレッションの続きを。

Realforce シリーズで最も語るべきところはやっぱりキータッチでしょう。
本当にタッチの軽いキーボードで、軽いといっても最近のデスクトップ PC についているような根性がないだけのヘナヘナキーボードとは全く次元の違う打鍵感。押下直後の軽い引っかかりを越えると突然感触が軽くなって、キートップが底をついたときの「スコン」という感覚がやってくる、そんな感じで、軟らかいんじゃなくて「軽い」という表現が本当に相応しい感じ。かつての VAIO XR の「ステンレスメカキー」をそのままストロークの深いデスクトップ用キーボードに仕立て上げたような感じ?といったらいいかな。
メンブレンキーボードの中でも重めのタッチのものばかり使ってきた私にとってはちょっと軽すぎるきらいもあるけど、好みは別にしてここまで「ちゃんと作った」タッチのあるキーボードにはなかなか出会えないように思います。この、レスポンスの良さと、底を打ったときの軽い反発感が、何ともいえず心地よい感じ。

ただ、私は筆圧が高いのと同じくキーをパチパチ叩いてしまうほうで、常に(キーに手を添えているだけのときでも)キートップに多少のプレッシャーを与えているらしく、特に左手小指のホームポジションを置いている [A] キーが無意識に入力されてしまい、気がつくと「ああああああああ・・・」とひたすら入力されていることが何度もあったので、これは自分のタイピングスタイルを多少は矯正しないといけないな・・・と感じています。

あえて不満を挙げるなら、(これは Realforce シリーズ全般にいえることだけど)フレームのデザインがいまいち洗練されていないような気がするけど、まあ無難な範囲内だし、キータッチや全般のつくりの良さから見たら愛嬌みたいなものかな。
キータッチへの慣れ次第では Space Saver II に代わる自分の定番キーボードになるかも(つい最近まではディスコンになる前に Space Saver II をまとめ買いしておくべきだった、と思っていた)というくらいなので、仕事用だけでなく自宅のデスクトップにも買おうかというくらいなんだけど、これが評判良かったら今度は英字配列版の Realforce 88UBK とかが出てきそうなので、とりあえず様子見かな。91UBK のかななしキートップなのがその伏線だったらいいな・・・と妄想中だったりします。

投稿者 B : 12:47 | PC | PC Peripheral | コメント (0) | トラックバック

2006/01/13 (Fri.)

Realforce 91UBK インプレッション (1)

というわけで Realforce 91UBK を買ってしまったわけですが、軽くインプレを。

まずは外見から。

Realforce シリーズの中でもこれは数少ないブラックカラーで、日本語配列ながらかななしのスッキリしたキーデザインも Realforce 初です。キートップはブラックと控えめコントラストのブラウン印字(しかもレーザー印字)。
[半角/全角|漢字] キーは [E/J]、[カタカナ ひらがな|ローマ字] キーは [KANA] など、文字キー以外のキートップの見栄えにもこだわりが。一部、フォントのバランスがおかしいキー([Tab] キーあたりがそう)もあるけど・・・。

キーボード本体はかなりずっしりしてます。ベースに鉄板が入っているのか、ほぼ同サイズの Space Saver II とは全然重さが違う。また、ゴム足もかなりしっかりしたものがついていてキーボードが滑ることはほぼないし、チルトスタンドも Space Saver II より仰角がついて打ちやすい感じ。デスクトップ用キーボードでは、¥10,000 以下のものは重量が軽いものがほとんどだけど、さすがにこれは高いだけあって手を抜いてません。

ある程度文具に興味を持つようになって、逆に筆記用具にこだわるなら筆記用具以上に使用頻度の高い PC のインターフェースにお金をかけるのは間違ってないだろう、というところに行き着いたわけです。マウスは今までもいろいろいろいろ買い換えてきたけど、キーボードはなかなか気に入ったものに出会えず、初めて PC を買った頃からずっと IBM のデスクトップ用キーボード系ばかりを乗り継いできた(それでも高価なビンテージモノには手を出さずに、¥10,000 以下のものばかりつかってきた)んですが、ほぼ初の IBM 系以外のキーボードは、いろいろ発見があって面白いですね。

投稿者 B : 21:57 | PC | PC Peripheral | コメント (0) | トラックバック

2006/01/11 (Wed.)

MacBook Pro 発表

Macworld にて、噂どおり Intel プロセッサ搭載 Mac が正式発表に。

アップル、Intel Core Duo搭載の「MacBook Pro」 (PC Watch)
アップル、Intel Core Duo搭載の「iMac」 (PC Watch)
MacBook Pro (Apple)

今夏(6 月頃?)をイメージしていたのでだいぶ前倒しになった感覚だけど、いよいよ出てきました。
iMac にはさほど興味がないので PowerBook 改め MacBook Pro の進化点を挙げると、こんな感じ。

  • CPU: PowerPC G4 → Intel Core Duo
  • グラフィック: RADEON 9700 → RADEON X1600
  • バス: おそらく PCI/AGP → PCI Express アーキテクチャ
  • 薄さ: 約 2.8cm → 約 2.59cm と約 2mm ダウン
  • 拡張性: ExpressCard/34 を装備
  • ソフトウェア: iLife '05 → iLife '06
  • その他: iSight カメラ内蔵、Front Raw+Apple Remote コントローラ付属

いきなり「G4 の 4 倍のスピード」と言い切っちゃってるあたりに苦笑。以前は Photoshop Bench の結果とかを使ってムリヤリ Pentium より高速と言っていたのに・・・。ブランド名も「PowerBook」の上位に見えるよう「MacBook Pro」とつけるなどの工夫がみられます。
CPU が Intel ベースとなったことで PC とほぼ同プラットフォームになったわけですが、Core Duo のブランドガイドラインが PC 向けではプロセッサナンバ主体での書き方になっているのに対して、Mac では「1.83GHz Intel Core Duo プロセッサ」のようにプロセッサナンバを使わずに、しかもクロック数が先にきているというのも非常に興味深いところ(Mac プラットフォームでは競合プロセッサが存在しない、というのも大きな理由だろうけど)。

コンピュータの機能と操作を司る OS が Tiger のままなので、表面的には従来の PowerBook と大きな違いは見えにくい(パフォーマンスが上がったくらいにしか見えない)けど、今後 Intel プロセッサ版 Mac mini や従来の Mac 製品の枠にとらわれない高モビリティタイプの MacBook の登場など、PowerPC に比べて高効率な Intel CPU ベースらしい製品の登場にも、期待がもてます。


・・・・・・そういえば、最近 Mac mini いじってないな(;´Д`)ヾ。

投稿者 B : 10:38 | Mac | PC | コメント (4) | トラックバック