b's mono-log

2018/02/06 (Tue.)

Lightroom CC と Adobe Sensei

今日、Twitter のタイムラインに何となく流れてきた話題を目にして、年末にアップデートされた Lightroom CC の新機能を見落としていたことに気づきました。

"Adobe Sensei"が写真を自動補正 ~Adobe、「Lightroom」の2017年12月更新を発表 - 窓の杜

Adobe Lightroom CC

Lightroom CC(クラウド版/クラシック版とも)および Camera RAW の自動補正機能に「Adobe Sensei」が導入されたとのこと。Sensei といえば、つい最近も Photoshop の「被写体を選択」機能に導入され、自動選択ツールの精度が向上したことが話題になったところ。Lightroom CC の自動補正機能といえば本来は現像ソフトとしてのキモの部分でもあるはずで、この使い勝手が向上するのであれば「被写体を選択」以上に恩恵が大きいはず。

というわけで、さっそく(といっても出遅れではあるけど)検証してみました。

Adobe Lightroom CC

Adobe Sensei が導入された自動補正機能は、Lightroom Classic CC では「基本補正」の「階調」の中にある「自動補正」ボタンに組み込まれています。このボタン自体は昔から Lightroom に備わっているもので、見た目が変わらないから中身が変わったことに今まで気づいていませんでした。Photoshop の「被写体の選択」も操作手順は変わらずに中身が刷新されましたが、Sensei はこのように一見それと判らないような形で導入されていくようですね。
実は私は今まで Lightroom の自動補正機能はほとんど使っていませんでした。自動補正の精度が悪すぎて使い物にならないため「無視すべきボタン」の代表みたいな機能でした。だからこそ今までアップデートに気がついていなかったということでもあります(笑。

いくつかの写真を使って、カメラ内 JPEG と Sensei なしバージョンの Lightroom で自動補正した結果、および Sensei ありバージョンで自動補正した結果を並べて比較してみました。
ちなみに角度補正機能についてもバージョンによって補正度合いの差があるか見るために、自動補正を加えています。

Adobe Lightroom CC

まずは露出アンダーになってしまった写真の補正から。
従来バージョンの自動補正では、けっこう大胆に露出を上げて画面全体の明るさ的にはバランスを取ったように見えますが、ハイライトが飛んで被写体の立体感が潰れてしまっています。従来の自動補正機能はこのように私の好みよりもかなりオーバーな露出補正を行うので、私は基本的に手動補正するようにしていました。
が、Sensei による自動補正では、暗部の露出補正は従来版と同じくらい持ち上げているものの、ハイライトをグッと抑えることでディテールを殺さないように処理してくれています。これは私の好みにかなり近い結果で、このまま使うか、手を加えるにしても微調整程度で十分仕上げられる印象。従来版よりも全然使えます。

なお傾き補正は新旧ともに自動補正されませんでした。ここまで水平・垂直が不明なごちゃっとした構図では仕方ないか。

Adobe Lightroom CC

続いて逆光。従来の自動補正ではシャドウを持ち上げた結果夕陽の階調がぶっ飛んでしまっており、台無し感が強い。従来の自動補正機能はカメラでいう評価測光的な考えで画面全体の平均値を揃えるような挙動をするので、ダイナミックレンジの広い構図には極端に弱い印象がありました。
それに対して Sensei はシャドウ側は保ちつつ、ハイライトを抑えて夕陽の色とグラデーションをしっかり表現してくれています。ソフトウェアの自動補正機能でこういう処理をしてくれたことは今までほとんどなく、大量の写真データからの「夕景写真はこう補正するのが良い」という学習結果すげえ、と感心してしまいました。

Adobe Lightroom CC

それから夜間イルミネーション系。これも従来の自動補正では全体的に露出を上げる方向の補正で、ライトアップの色が飛んでしまっていますが、Sensei による補正は暗部の階調は少し持ち上げつつもハイライトの色調を引き立てる方向で補正してくれていて、「そうそう自分でもこういう風に補正するよ」という結果に。

今までの自動補正は使う気が起きない代物でしたが、Sensei による自動補正は記録写真やある程度の商業写真でもそのまま採用できそうなクオリティだし、作品づくりにおいても手動補正する前の基礎補正として作業軽減の役に立ってくれそうです。

ちなみに RAW 現像と JPEG の補正でどの程度画質差が出るかも試してみました。

Adobe Lightroom CC

モトクロス撮影でやりがちなのが露出オーバー。地面が黒く、逆光になりがちなこともあって空が白く飛んでしまうことが少なくありません。こういうハイライトがぶっ飛んでしまった写真の JPEG データからでも、ボタン一つでここまで救えてしまう自動補正にはちょっと恐れ入りました。
まあ、JPEG からの補正ではさすがに空の青さがやや不自然だし、空にも雲にもトーンジャンプが発生していますが、元データからすればむしろよく補正できていると言えます。しかし色調情報の残っている RAW データからの自動補正であれば、これだけ白飛びしてしまった画像でもまるで最初から適正露出で撮ったかのような補正まで可能。もっとも最初から露出ミスしない設定で撮れよって話ですが、こういうスポーツ撮影では状況も刻一刻と変わるため、そうも言っていられません。

Photoshop の「被写体を選択」機能に比べればあまり話題になっていないようですが、Sensei が入った Lightroom、素晴らしいじゃないですか。
今までどうして「Sensei」と呼ぶのか解らなかったんですが、ようやく理解できました。例えば知らない言葉や地図を調べるときに「グーグル先生に訊いてみよう」と言うように、クラウドの力を使ってイイカンジにしてもらうという点で、これは「アドビ先生に頼んでみよう」という感覚なんですね。今後は積極的に自動補正機能を使っていこうと思います。

Adobe / Creative Cloud フォトプラン(Photoshop+Lightroom)

B00M3X5STU

投稿者 B : 23:54 | Camera | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2017/12/05 (Tue.)

ATOK が完全月額制に移行へ

【速報】新ATOK、パッケージ版廃止で月額制のみに ~新バージョンは2018年2月1日提供開始 - PC Watch
「しょうらひあ」も「将来は」にきちんと変換できる、ATOKのディープラーニング - PC Watch

ATOK Passport

今日ちょっと驚いたニュース。ジャストシステムが毎年恒例の一太郎および ATOK の最新バージョンを発表したわけですが、今回から ATOK のパッケージ販売を廃止し、今後は月額料金制の ATOK Passport に移行することが明らかになりました。

PC ソフトウェアの販売はダウンロード型が一般的になり、旧来のパッケージ販売はとうの昔に斜陽になっています。MS Office や Adobe Creative Cloud の例を見るまでもなく、大規模な PC ソフトウェアは多くがサブスクリプション(月額課金)モデルに移行してきていますが、ついに ATOK もその流れに乗りました。ATOK Passport 自体は随分前から存在しますが、今後はそちらに一本化されることになります。

ベーシック版で ¥286/月 という料金は、年額換算で ¥3,432 となり、パッケージ版 ATOK を毎年買い換えることを考えれば確かにお得。しかも 1 ライセンスで Windows/Mac/Android を問わず最大 10 台までインストールできる(パッケージ版は同時使用をしない条件付きで 3 台まで)というのは太っ腹とさえ言えます。
ただ、私は ATOK のバージョンアップは 2 年に一度ペースで、近年のバージョンアップによる変換効率向上の実感の薄さ(場合によっては悪化しているとも感じる)を考えるともう 3~5 年スパンでも良いのでは、とすら思っています。でもそれでジャストシステムの資金繰りが悪化して ATOK がなくなってしまうのは困るからお布施のつもりでバージョンアップし続けている...というユーザーはかなり多いのではないでしょうか。そういう隔年でバージョンアップしてきたユーザーから見ると、年額 ¥3,432 というのは今よりもちょっとだけ割高になることになり、悩ましい料金設定です。

さらに、(自分で経験したわけではありませんが)Passport 版 ATOK では定期的なライセンス認証時にオフラインだと再認証できるまで ATOK が無効になるという当初からの仕様が直近でも変更されていないというのが困りもの。例えば新幹線で長いトンネル通過中や機内 Wi-Fi のない飛行機に乗っているときに仕事をしなくてはならないシチュエーションというのは往々にして切羽詰まっているもので、そういうときにライセンス認証エラーで MS-IME に切り替わったりしたら PC を投げつけたくなるに違いありません。これに目途さえつけば、ジャストシステムの収益安定化に協力することはやぶさかではないのですが。

とりあえず「一太郎のバンドルソフトウェアとしての ATOK」は引き続きパッケージ流通するようなので、ライセンス認証問題が解決するまでは一太郎を購入することにしようと思います。バージョンアップ版のダウンロード購入であれば、パッケージ販売時代の ATOK 単体も一太郎もほとんど価格が変わらないので。
まあ順番的に来年はスキップする年なので、様子を見て再来年までにどうするか決めようと思います。

投稿者 B : 23:28 | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2017/10/23 (Mon.)

Windows 10 Fall Creators Update

先週リリースされた Windows 10 の「Fall Creators Update」を適用してみました。

Windows 10 Fall Creators Update

まだ Windows Update での配信は始まっていないので、Media Creation Tool(手動アップデータ)をダウンロードして、サブ機の VAIO Pro 11 にインストール。前回は Windows MR のシミュレータを試したかったからいきなりメインマシンに入れてしまいましたが(笑)、今回は慎重を期してみました。

Fall Creators Update での主な変更点については以下の記事が詳しいです。

どこが変わる? 「Windows 10 Fall Creators Update」の新機能を徹底解説(前編:UI、OneDrive、スマホ連携) | できるネット
【西田宗千佳のRandomTracking】Fall Creators Updateで生まれ変わるWindows 10。MRやフォトなど進化 - AV Watch

上記の西田宗千佳氏の記事にもある通り、大規模アップデートとはいえ最近の傾向としてはスケジュール優先で本丸の機能は後追い提供、手今日してみても何が変わったかイマイチ分からない...というのが常態化しています。だから前回の Creators Update 以上に見た目上の違いが分かりにくい。

追加された機能リストを見ても自分にメリットがありそうなものはあまり多くなく、せいぜい OneDrive のファイルオンデマンド機能くらいでしょうか。今までは全部同期するかしないかしか選択肢がなく、特にモバイル環境での使用ではローカルストレージ容量や通信容量的に使いづらかったのが、ようやく解決されました。

それから私が一番気になっていたのはこの機能。

Windows 10 Fall Creators Update

設定に「電話」の項目が増えていて、Windows 10 PC とスマートフォンとの連携が可能になりました。

「Web ブラウズやメール作成、写真などスマホで行っていた作業の続きが即座に PC で行えるようになる」という触れ込みで、それをどう実現しているのか、どれくらいスムーズにできるのか、に興味がありました。
これまで Windows 10 のスマホ連携機能といえば、Windows 10 Mobile 搭載スマホとの MS-TCC(スマホを触らずに PC からの操作のみでテザリングのオンオフができる機能)くらいしかありませんでした。それが W10M が事実上のメンテナンスモードに入ったタイミングで、Android や iOS とのまともな連携機能が追加されるというのは何とも皮肉ですね...。

Windows 10 Fall Creators Update

実際に使ってみました。
設定の「電話」を開くと、スマートフォンとの連携設定が行えます。連携を行うにはまず「電話の追加」をクリックします。

Windows 10 Fall Creators Update

すると「電話と PC をリンクするから電話番号を教えろ」とのこと。スマホに SMS を送ることで設定を開始できるようです。
なおここでは電話番号を国番号から入力する必要があるため、日本国内の場合はプレフィクスに「JP(+81)」を選択した上で、携帯電話番号が例えば「090」始まりだった場合はここに最初のゼロを取って「90」から入力します。

Windows 10 Fall Creators Update

そうするとスマホに SMS でリンクが送信され、それを開くと(Android の場合)Google Play ストアにある「Microsoft Launcher」のダウンロード画面に遷移します。
SMS で送られるのは単なるダウンロード画面へのリンクだけで、認証は結局この Microsoft Launcher を使って Microsoft アカウントで行うだけなので、例えばデータ専用 SIM しか挿していないスマホであっても Microsoft Launcher さえインストールすれば PC と連携させることができます。

Windows 10 Fall Creators Update

Microsoft Launcher をインストールして驚いたのは、Android のホーム画面自体が Microsoft Launcher に置き換わってしまっていたこと!「Launcher」というのはそういうことか(;´Д`)ヾ。画面上の検索窓も Google ではなく Bing だし、もう W10M は出さないけど他 OS のフロントエンドを乗っ取ってしまえという戦略なんですかね。デフォルトブラウザが Edge に置き換わっていないのがせめてもの救いです。

Windows 10 Fall Creators Update

ホーム画面の構成こそ Android のデフォルトと似たような感じですが、アプリ一覧はまさに Windows 10 ベース。Android デフォルトと違ってアルファベット順にアイコンが並ぶので逆に探しやすいとも思いましたが(笑)、自分のスマホが MS に乗っ取られたようで癪なので(ぉ)いつもの Xperia ホームに速攻戻しました。

Windows 10 Fall Creators Update

Microsoft Launcher を MS アカウントで認証すると、PC 側からも該当のスマホが認識されました。
この状態で、スマホ側のブラウザ(Chrome)で見ている Web サイトを PC でも開いてみます。

Windows 10 Fall Creators Update

ブラウザのインテント(共有機能)を使うと、共有先に「PC で続行」というアイコンが追加されていることが分かります。この場合、ホーム画面を Microsoft Launcher に設定している必要はなく、他のホーム画面を使っていてもインテント先に「PC で続行」は表示されます。なので安心してホーム画面は切って良いです(ぉ

Windows 10 Fall Creators Update

「PC で続行」を選択すると、続行先の PC のリストが表示されます。同一の MS アカウントに紐付いている PC が複数ある場合、任意の PC で開くことができます。次の瞬間に、選択した PC で自動的に Edge が起動し、さっきまでスマホで見ていたページが開きます。

あるいは「後で続行」を選択すると紐付いている全ての PC のアクションセンターに通知が届き、任意のタイミングで続行することも可能。

こういう「後で読む」系のアプリやサービスは他にもありますが、OS 標準で機能が入っていると確かに楽ではあります。

Windows 10 Fall Creators Update

写真の共有はどんな感じなのかも試してみました。
Google の「フォト」アプリでも、インテント先に「PC で続行」が追加されていました。

Windows 10 Fall Creators Update

選択すると「リンクを作成」「共有アルバム」の選択肢が出現。どうやら PC に画像を直接送れるわけではなく、いったん Google フォトに画像をアップロードした上で、そのリンクを PC に送るという仕組みになっているようです(PC 側ではブラウザ上でそのアップロードされた URL が開く)。つまりここでは MS アカウントが仲介できるのは URL 情報だけで、どんなアプリだろうと URL を通じて PC にデータが渡されるということ。だからクラウドサービスと一体化された Google フォトであれば PC に共有できるけど、例えば単なるローカルアプリである Xperia 標準のアルバムアプリでは「PC で続行」のインテントは現れません。
えー、結局クラウド経由でしか遅れないなら、画像を PC に送りたい場合は自分でスマホから Google ドライブなり OneDrive に突っ込んでも手間的には大差ないじゃん。ちょっと期待外れだなあ...。Web ブラウズの続きを PC で読むのには便利だからそれは使うと思いますが、この機能については現状の実装よりも将来の発展のほうに期待かな。

上記西田氏の記事にある「Timeline」と「Cloud-powered Clipboard」の機能が使えるようになれば飛躍的に便利になるはずなので、とりあえずは今の機能を使いつつ今後のアップデートを楽しみに待ちたいと思います。ただかなり複雑な機能であることは間違いないので、来春予定の RS4(?)での提供も怪しいものじゃないか、とは思っているのですが...。

Microsoft / Windows 10 Pro

B01JNAVHJA

投稿者 B : 22:10 | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2017/10/19 (Thu.)

Adobe Lightroom CC クラウド版とクラシック版

アドビ、Lightroomをクラウドベースアプリに - デジカメ Watch

Adobe がプライベートカンファレンス「Adobe MAX」において、Creative Cloud 製品のアップデートを発表しました。多くのソフトウェア群で同日最新バージョンが配信開始されていますが、中でも話題になっているのは RAW 現像ソフトウェアである Lightroom でしょう。

Adobe Creative Cloud

従来の Lightroom は「Lightroom Classic CC」と改称され、デスクトップアプリとしては継続するものの徐々にメンテナンスモードに入っていくものと思われます。その一方でモバイルアプリをベースに進化してきたクラウド版が代わって「Lightroom CC」を名乗ることとなり、今後の進化の方向性がこちらであることが明示されました。Adobe は当面は二つのバージョンが併存していくと公式には説明していますが、クラウド版が機能的にクラシック版の機能をほぼ吸収したタイミングで本格移行が行われるものとみられます。

両バージョンの位置づけや機能差分などは PC Watch の笠原一輝氏の記事で詳細に解説されています。

【笠原一輝のユビキタス情報局】新名称になったAdobeの写真編集アプリ「Lightroom Classic CC」と「Lightroom CC」を速攻レビュー ~プロの写真管理もクラウドストレージ時代に突入 - PC Watch

クラシック版は名称が変わってマイナーアップデートが施された程度であまり違いが感じられませんが、クラウド版(新 Lightroom CC)のほうはどんなものか、少しだけ使ってみました。

Adobe Lightroom CC

起動直後の画面。ファイルの取り込みから始めるわけですが、クラシック版とは違ってフォルダ単位での取り込みができず、ファイル単位か外部メディアからの取り込み、あるいはスマートデバイスとの同期が選べます。一応ファイル単位での取り込みダイアログでフォルダ内の画像を全選択すればフォルダ単位の取り込みとほぼ同じことはできますが、クラウド同期が前提なのでフォルダ単位の大量のデータ取り込みはまだ想定されていない感覚があります。

Adobe Lightroom CC

編集画面はこんな感じ。調整項目はクラシック版とほぼ同じですが、UI がスマホアプリ的というか Web アプリ的というか。このほうが PC だけでなくスマホやタブレット版のアプリと機種依存なく共通の UI にできるということでしょうが、クラシック版の超細かい UI に慣れた身としては調整項目の一覧性がなくなってしまったのが残念。それからクラウド版ではトーンカーブがいじれないのが、けっこうトーンカーブ多用派としては惜しい。階調補正でもある程度までは追い込めるけど、トーンカーブも併用できたほうが痒いところに手が届くんですよ...。

また右クリックメニューの内容も相当少なくなっています。これが発展途上ゆえのものなのか、マルチデバイス対応にあたって意図的に減らしたものなのかは分かりませんが、右クリックから現像設定を細かく指定して JPEG 出力、という今まで使い慣れたワークフローから外れてしまうのは使いにくい。

Adobe Lightroom CC

でもそれ以上にクラウド版の致命的な弱点は「クラウド版である」ということに尽きるでしょう。私が使っている Creative Cloud フォトプランだと 20GB のクラウドストレージが付属してくるのですが、RAW データで 20GB なんてあっという間ですよ。例えば先日撮ってきた全日本モトクロス選手権の写真なんて、明らかな失敗写真を削除して粗く整理した状態でも 40GB 近くある。試しにフォルダ内の写真を全部読み込ませてみたところ、全てクラウドストレージに同期し始めたので途中で容量がいっぱいになってしまいました(´д`)。
大容量のプランを契約すれば最大 1TB のクラウドストレージが使用可能になりますが、それでもローカルにある全ての RAW 画像が収まる容量では全くなく、空き容量が減ってきたら削除して新しい作業用データを同期させる、という作業スペース的な使い方をするのであればクラウドである意味も半減します。当然未来の姿はこっちなんだろうけど、現実はまだまだ環境が追いついてきていないな、というのが正直な感想です。

私もイベントで撮った写真をすぐに SNS 等に共有したいけど少し編集してからにしたい、かといって Instagram ではいじれる幅が狭いし画質も落ちるし...という欲求はあって、そういうときにモバイル版でもフル機能に近い Lightroom が使えるのは確かに便利。で、外で軽く編集した状態のまま自宅で続きの本編集ができるのであれば、クラウド版は確かに「アリ」なんだと思います。でもまだ道半ば感が強いかな。
私は当面 Lightroom Classic CC をメインに使うのは変わらないと思います。来たるべきクラウド版への完全移行が必要な時点で、Lightroom CC が期待したような完成度でなければ、そのときは SILKYPIX なり Capture One Pro への転向も考えるかもしれません。

Adobe / Creative Cloud フォトプラン(Photoshop+Lightroom)

B00M3X5STU

投稿者 B : 23:54 | Camera | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2017/06/26 (Mon.)

タブブラウザを Vivaldi に乗り換え

最近 PC のメインブラウザを Firefox から Vivaldi へ移行した方がいらっしゃるようですが、奇遇にも私も最近 Vivaldi に乗り換えたのでした。

Vivaldi Browser | Fast & Flexible Web Browser

Vivaldi

私は長年 Sleipnir を愛用していたのですが、どうも ver.5 以降の機能性よりデザインを優先した作りに馴染めず(ver.4 までの機能がなかなか ver.5 以降に移植されなかったのも大きい)、ver.4 系をずっと使い続けていました。4.x 向けにもバグフィックス系のアップデートは提供されていたので何とかなっていたんですが、高 dpi 環境に対応しておらず高解像度ディスプレイで使いづらかったのと、ここ半年くらい JavaScript が使われているページでハングすることが増えてきて、特にこの blog を書いているときに Movable Type の編集画面で固まるようになってしまい、さすがに使い物にならなくなってきました。
しばらくは Chrome や Firefox 併用でやっていたんですが、拡張機能を入れてみても使い勝手がどうもしっくりこない。何か他の選択肢はないかと探していたところ、Opera Software の元 CEO が立ち上げた Vivaldi というブラウザがいいらしいというのを見つけたので試してみた次第。2~3 週間ほど試用してみて、これなら Sleipnir から完全移行しても支障ないと判断できたので、このほど本格的に環境を切り替えました。

それにしても Opera とは懐かしい。ここ数年は組み込み系ブラウザとしてしか名前を聞かなくなっていましたが、まさかこんな形で Opera の流れを汲むブラウザを使う日が来るとは。

Vivaldi

個人的に Vivaldi を気に入った点としては、

  • マウスジェスチャーが使える
  • キーボードショートカットがカスタマイズ可能
  • タブをピン留め(Sleipnir でいう「Tablet」化)できる
  • Chrome 向けの拡張機能が利用可能
  • タブを休止(読み込み停止してメモリ解放)できる
というあたり。Vivaldi 自体にはもっと様々な機能が搭載されていますが、私としては Sleipnir でよく使っていた機能がほぼあり、ユーザビリティも大きく買えずに移行できるポイントこそが重要でした。上記のうち最初の三つは Sleipnir で(もっと言えばその前に使っていた Donut シリーズで)愛用していた機能であり、まずはそこがポイント。 あと Chromium ベースのブラウザ最大の弱点は「とにかくメモリを食うこと」に尽きますが、それに関しても Vivaldi では「タブの休止」機能を使うことで使っていないタブを停止してメモリを解放してやることができ、非力なマシンや他にメモリが必要な作業を並行してやっている際には重宝しそうです。

Vivaldi

一方で不満点としては、

  • マウスジェスチャーやショートカットキーに「ウィンドウを最小化」への割り当てができない
  • 右クリックメニューに一部ショートカットキーが設定されていない機能がある
という三点。マウスジェスチャーでウィンドウを最小化する機能は昔から Donut/Sleipnir で多用してきた機能なので、これがないのは不便。また右クリックメニューのショートカットキー(例えばリンクを右クリックしたときに「新しいウィンドウで開く(W)」のようなメニューが出て、ここでキーボードの [W] キーを押すと別ウィンドウで開く)が一部だけついていないのは、Chromium の機能をそのまま使っているところだけショートカットキー設定があって、Vivaldi が独自実装している機能(Chromium で同名称の機能があっても挙動が違う場合、も含む)にはない、という仕様になっている模様。私はとにかくショートカットキーやマウスジェスチャーを使って最小のストロークで操作したい派なので、こういうマウス操作前提で痒いところに手が届かない仕様はとにかくもどかしい。まあ自分がごく少数派だというのも自覚していますが...。

私の場合はマウス/キーボード操作周りを好みにカスタマイズしたいというだけで、特に派手な新機能もあまり使っていないので、このくらい。逆に言えば上記二点の不満が解消されれば自分にとっては現時点で最も使いやすいブラウザだと思います。仕事環境も含め、そろそろ Vivaldi に全面移行するつもり。

投稿者 B : 23:49 | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2017/04/10 (Mon.)

Windows 10 Creators Update

先週後半から先行配信が始まっている Windows 10 の大規模アップデート「Creators Update」をさっそく適用しました。

大型アップデート「Windows 10 Creators Update」提供開始 -INTERNET Watch

Windows 10 Creators Update

今回は思い切っていきなりメインマシンをアップデート。重大な不具合出ないといいなあ(汗

Creators Update の目玉機能は以下の内容と言われています。

  • Windows Ink の機能強化
  • 「Paint 3D」をはじめとした 3D 関連の機能追加
  • OS レベルで VR/MR をサポートする「Windows Mixed Reality」の搭載
「Creators」というだけあって、ペン関連と 3D/VR/MR 関連の機能に特化した印象。そういえば最近の Surface もやたらクリエイター推しだし、Mac への対抗軸を作りたいんだろうなあという雰囲気が滲み出ています。

Windows 10 Creators Update

Windows MR としては「拡張現実ポータル」という VR/MR 向けプラットフォームが標準搭載されました。これ、今年後半に発売されるという各社の VR/MR ヘッドセットを使って VR 空間内を動き回ったり、ここから他の VR/MR アプリを起動する役割を持っています。VR 空間内には空中の任意の場所にアプリウィンドウを配置することができて、Windows が MR によって「デスクトップ」という概念から脱却しようとしていることの一端を垣間見ることができます。私は一度だけ HoloLens を体験したことがありますが、HoloLens は現実空間内に MR でウィンドウを配置できたのに対して、この「拡張現実ポータル」は VR 空間内で同じことができるイメージ。まだ粗削りな印象はあるものの、新たな OS のシェルを定義しようとしている感覚があり、なかなか面白い。

ただ、現時点では Windows MR 対応の HMD は発売されていないので、この機能を実際に使うことはまだできません。が、

Windows 10 Creators Update

設定の「更新とセキュリティ」→「開発者向け」から「開発者モード」を有効にしておくと、拡張現実ポータルを起動した際に「シミュレーションのセットアップ」を行うことができ、PC ディスプレイの平面の中ではあるものの、このアプリの UI イメージに触れることはできます。2D で見ると実際の VR の感覚の半分も理解できないと思いますが、とりあえず一見の価値はアリ。

でもこれだけだと大半のユーザーには Creators Update をすぐに適用するメリットはないように思えます。が、実際には変更点は多岐にわたっています。具体的にはマイナビに掲載されている以下の記事が詳しい。

「Redstone 2」アップデート対応版!! すべてが分かるWindows 10大百科 (1) 創作者向けの「Creators Update」 | マイナビニュース

特に基本的な UI 周りは地味ながら細かく手が入っています。例えばスタートメニューのタイルの使い勝手が向上していたり。

Windows 10 Creators Update

従来のタイルは Windows 8 のライブタイルの残滓という感じであまり使い道がありませんでした。アプリアイコンを自由に配置することもできましたが、フォルダ分けができないのでまだ左側のアプリ一覧のほうが使い勝手が良かった。それが、Creators Update では Android のホーム画面のようにフォルダを作ることができるようになり、自分でカスタマイズすることでアプリの呼び出しが随分ラクになりました。これなら余計なライブタイルを消してよく使うアプリをまとめておけば、アプリ一覧からたどっていくよりも素早く操作できそうです。

またコントロールパネル関連も大幅に整理が進みました。

Windows 10 Creators Update

今までは設定画面が UWP(ユニバーサルアプリ)ベースの「設定」と従来の Win32 ベースの「コントロールパネル」が共存し、「設定」は Windows 10 Mobile と共通のライトな設定周りが中心、「コントロールパネル」は従来からある深い設定が網羅、という感じで分かれていました。これがまた使いづらく、どこに何があるのか迷いやすい構造を生んでいましたが、今回のアップデートで主要な設定機能が「設定」にまとめられました。シンプルすぎるフラット UI はイマイチ好きにはなれないけど、「コントロールパネル」側にあった機能の多くが「設定」に移植され、とりあえず「設定」から辿れば良い状況になったのは大きな進歩。MS は同じ機能を Win32 から UWP に作り替えるという地味な作業をやったはずで想像以上に時間がかかったのでしょうが、ようやく整理されてきました。

Windows 10 Creators Update

画面解像度を変更するにも、従来はディスプレイのプロパティを開いてから「詳細」を開かないと操作できなかったのが、1 ページ目にまとめられています。など、こういう当たり前なんだけど今まで何故かとっちらかっていた UI がようやく整理統合されてきたのはありがたい。クリエイター向けの新機能よりも、こういう UI の改善の積み重ねこそが Creators Update の価値であるとすら思います。

一般ユーザー向けには明日以降順次 Windows Update を通じて配布開始されるようですが、旧バージョンの Windows からの移行に取っ付きづらさを感じていた人も、これならそろそろ切り替え時なのではないでしょうか。

Microsoft / Windows 10 Pro

B01JNAVHJA

投稿者 B : 23:43 | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2017/02/04 (Sat.)

一太郎 2017

毎年この時期恒例の一太郎が発売されました。私は隔年でバージョンアップしていて、去年はスキップしたので今年がジャストシステムへのお布施年。

ジャストシステム / 一太郎 2017

一太郎 2017

パッケージがたくさんありすぎてどれを買えば良いか分かりづらいですが、最も廉価な通常アップグレード版をダウンロード購入しました。
プレミアム版には『エヴァ』の公式フォントであるマティス EB がバンドルされているということで気になったんですが、これ以外の追加特典に興味がなければフォントだけ単品購入したほうが安いし、そもそも私は DynaFont の極太明朝体フォント(マティスによく似てる)を持っているので、冷静に考えればあまり必要ないかなと(笑

それ以前に私は一太郎本体のほうもハガキの宛名印刷機能を年に一回使うくらいしか起動しておらず、ATOK だけ単体で買っても良かったんですが、差額が小さいのとワープロソフトの進化を一応キャッチアップしておきたいという考えで、惰性で一太郎をバージョンアップし続けているという...。

一太郎 2017

2017 年版一太郎の目玉機能は「一太郎オーダーメイド」。用途に応じて最適な UI にカスタマイズできる、というものです。見た目だけでなくショートカットキーやファンクションキーの割り付けまで変更できる、というかなりのカスタマイズ性。
プリセットが「使いこなし」「シンプル」「もの書き」「Word 互換」「くっきり」とされているあたりから今の一太郎のターゲットユーザー層が見えてきます。少なくとも私が仕事で使うような用途は重視されていない、というのがよく分かります(まあ、私も仕事で使うのはもっぱら PowerPoint と Excel で、Word でさえ起動するのは年に数度、ですが)。「ちょっと古い PC でもそこそこ快適に使える」と「ライトノベルや同人小説のような、個人である程度の表示属性まで完成させた文書を作る」あたりがキーワードでしょうか。プレミアム版にフォントワークスの人気書体がバンドルされるのも、特に後者を意識した施策だと思われます。

ワープロソフトというジャンルが「紙に印刷(PDF 作成を含む)するための文書を作る」ことを目的としている以上はこの方向性なんだろうなあと思いつつ、こうやって徐々にニッチ化していかざるを得ないのも事実なんだろうなあ、と思うとちょっと寂しいものがあります。文書構造を除く単なる「テキスト」はテキストエディタに、メモ用途はノートアプリに、誰かを説得するための資料作成は PowerPoint に、ハガキ作成はムック付録のハガキ作成ソフト(そもそも年賀状の需要自体が減少著しい)奪われ、汎用文書作成ソフトとしての立ち位置を失った結果がこれなんだろうなあ。ワープロを使わなくなった身で言えたことではありませんが。

ATOK 2017

ATOK 2017 のほうは、ユーザビリティが変わらないので一見ではバージョンアップの恩恵が分かりづらい。ただ今回は 10 年ぶりに変換エンジンを刷新し、従来よりも誤変換を 30% 削減したとのこと。今までの ATOK も文脈を見たり直前の変換確定履歴を見たりして入力の流れに沿った変換候補を表示する工夫はしていましたが、実際に使ってみると「それ逆に誤変換増えてるんじゃね?」的なものも多く、ここ数年はむしろ旧バージョンのほうがマシだったと思うこともしばしば。一昔前の「入れ立てのお茶」のように分かりやすい事例がないのでどう向上したか理解しづらいところですが、このエントリーを書いている感じでは、以前(2015)よりも変換候補から選択する回数が減ったかな?と感じています(プラシーボである可能性も否定できませんが)。これが本当に効果を発揮しているかどうかは、ここから先のこの blog の誤変換がどれだけ減っているか、で測ることができるでしょう(ぉ。

ちなみに、ダウンロード版を購入した後に知ったんですが、今回から(?)は PC パーツショップ等で格安のバンドル版が販売されるようになったらしいですね。今後、メモリや HDD が必要になったらできるだけ一太郎のバージョンアップのタイミングに合わせて買うようにしようと思います(笑。

ジャストシステム / 一太郎2017 バージョンアップ版|ダウンロード版

B01MY7ZOAO

投稿者 B : 23:17 | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2016/10/27 (Thu.)

GeForce GTX 1060 で Lightroom を(一部)高速化

先日買った GeForce GTX 1060 の購入目的の一つは、GPU 支援機能を使って Adobe 系アプリのパフォーマンスを上げたかった、というのもありました。

Lightroom CC

最近の Adobe Creative Cloud アプリ群の多くは GPU 支援機能をサポートしています。
が、今まで使っていた Radeon HD 7850 だと、このチェックボックスをオンにすると、Lightroom がクラッシュしやすくなる症状があり、オフにして使っていました。調べたら(結果的に、なのかもしれませんが)Radeon HD 7850 は Adobe による GPU 支援機能のサポート外だったようです。こういうところで後回しにされがちなのがマイナー勢である Radeon の辛いところで、それが今回久々に GeForce ファミリーに戻ってきた一因でもあります。

とにかく、これで現像が速くなるはず。試しに、GeForce GTX 1060(GPU 支援オン)と Radeon HD 7850(GPU 支援オフ)α7R で撮影した 3,640 万画素(7,360×4,912)の RAW ファイル 100 枚を Lightroom でストレートに JPEG 現像する時間を計測して比べてみました。CPU は Core i5-3570K。

GeForce GTX 1060 6GBRadeon HD 7850 2GB
5 分 06 秒 74 分 51 秒 6

って、ほとんど変わってない(;´Д`)ヾ。GTX 1060 のほうが少しだけ遅いですが、これは何かしらのバックグラウンドプロセスが走っていた可能性があるにしても、ほとんど誤差の範囲で変わらないとは。
で、調べてみたらこれがまたあまり情報が見つからなかったのですが、玄光社コマフォトの Web コンテンツ内に記述を見つけました。

第39回 Lightroom CC GPU支援とフィルターブラシ機能 | Lightroom 実践力アップ講座 | Shuffle by COMMERCIAL PHOTO

どうやら、GPU 支援で高速化されるのは「RAW 現像処理」ではなく「現像モジュール」、つまり Lightroom ソフトウェアの「現像」タブ内での操作レスポンスが向上する、ということのようです。

Lightroom CC

改めて現像モジュールで試してみました。

実際に、現像モジュール内でさまざまな調整スライダー(露出とかハイライト/シャドウとか)を動かしたときのプレビュー画像内への設定反映が、GPU 支援オフだとややコマ送り気味に表示されていたのが、GPU 支援オンではスライダーの動きに合わせてリニアに反映されるようになりました。これは確かに微調整がやりやすい。特に「かすみの除去」や円形フィルター、段階フィルターのような重めのフィルター処理で差が顕著に出るようです。
確かにこれは現像時の調整作業が捗りますね。JPEG 書き出しは最後にバッチ処理にかけてしまえばいちいち待っている必要もないし、これは理に適っていると思います。

Photoshop CC

Photoshop CC にも GPU 支援機能があって、こちらのほうが Lightroom よりも細かい設定項目が用意されています。
が、Lightroom と比べるとこっちはあまり違いが分からない(笑。Camera RAW を使って RAW データを調整するのは確かに高速化されているようだけど(Camera RAW と Lightroom の中身はほぼ同じものだから当然)、それ以降のレタッチ処理では特に重いフィルターをかけたときに微妙に速いかな、という程度。少なくとも私が普段 Photoshop で行っているレタッチ作業レベルでは差は出ないと言って良いでしょう。

それでも、今までは大量に写真を撮った後に「Lightroom は重いから、Photoshop で数枚だけ Camera RAW 処理してあとは JPEG 直接レタッチでいいかー」となりがちだったのが、積極的に Lightroom を使おうという気にさせてくれるだけでも歓迎です。せっかく毎月 980 円払ってフォトグラフィプランを使っているんだから、元は取らないと(笑。

ZOTAC / GeForce GTX 1060 6GB AMP! Edition

B01IHBSHR6

投稿者 B : 23:16 | PC | PC DIY | Software | コメント (0) | トラックバック

2016/10/13 (Thu.)

スマホを PC 用 VR HMD 化する RiftCat/VRidge

今日はいよいよ PlayStation VR の発売日でしたね。私ももちろん買...えませんでした(号泣

本当は一日も早く遊びたいのですが、モノがないことにはしょうがない。先日買ったスマホ VR ゴーグルはあるけど、スマホ系の VR コンテンツは動画見るだけのものが多くてすぐに飽きるし、何かもっと楽しめる方法はないものかと試行錯誤していました。
そしたら、あるじゃないですか、Android スマホを HTC Vive 代わりの VR ゴーグルにして、PC 向け VR コンテンツを遊ぶための手段が!

3,000円でOculus体験! 簡易ゴーグル+RiftCatでスマホで本格VRを実現 | Game Deets

「RiftCat」というソフトウェアを使うことで、HTC Vive や Oculus Rift を持っていなくても PC 用 VR が簡易的に遊べる、とのこと。
さっそくインストールしてみました。

RiftCat

使うための手順は、

  1. PC に RiftCat をインストールする
  2. スマホ用 VR ゴーグルを用意する
  3. スマホに VRidge をインストールする
たったこれだけ。クオリティは犠牲になるとはいえ 10 万円する HTC Vive や Oculus Rift を買わなくてもいいというのはとても助かります。

RiftCat

スマホ側にもアプリをインストールして、同じネットワーク下でそれぞれ RiftCat/VRidge を起動すると、互いに認識して使えるようになります。
その際 PC のファイアウォール設定に RiftCat を例外設定してやらないと繋がらないので要注意。

RiftCat

RiftCat 上のスマホ設定画面では、表示のクオリティを変更することができます。
とはいえ 3D の演算は PC 側で行い、レンダリング結果をストリーミング動画としてスマホに送り込んでいるだけなので、スマホ側の処理性能はあまり気にする必要はありません(といってもさすがにローエンドスマホじゃ厳しいですが)。どちらかというとネットワークのスループットに依存するので、できるだけ 5GHz の .11ac などを使いたいところ。PC とスマホを USB 接続(テザリング接続)しても使えますが、少なくとも USB 2.0 のスマホでは Wi-Fi と有意なクオリティ差は見られませんでした。

VRidge

スマホ側は PC と接続完了すると、↑のような待機画面になって PC 側で VR アプリが起動するのを待ち受けます。

RiftCat

ここで PC 側の「PLAY STEAMVR GAMES」ボタンをクリックすると、SteamVR のサブウィンドウが表示され、スマホが HTC Vive として認識されます。最初にこの画面が出たときはちょっと感動。
ただしハンドコントローラもベースステーションもないので、それらは当然認識されません。

VRidge

スマホ側の画面では、VR ゲームが起動するまでの間は灰色の VR 空間が表示されます。
スマホ内蔵のジャイロセンサを使ってヘッドトラッキングもちゃんとできています。

しかし...SteamVR からいくつか Vive 対応 VR コンテンツの体験版をダウンロードしてみましたが、どのタイトルも起動すらできず。Oculus 用タイトルも同様でした。
おそらく、PC が各タイトルの要求スペックを満たしていないので起動自体ができない、ということのようですorz。まあ四年半前の Radeon HD 7850 だからなあ...。

RiftCat

残念ながら SteamVR のゲームタイトルは遊べませんでしたが、他にも RiftCat 自身が配布している VR コンテンツがあります。RiftCat が提供するライブラリから、負荷が低そうなタイトルをいくつかダウンロードしてみました。

VRidge

起動できなかったものもありましたが、↑の「Minformer」というゲームはプレイできました。見るからにシンプルな 3D ゲームで、クオリティは初代プレステ以下ではありますが(ぉ)、それでもちゃんと遊べることが確認できただけでも嬉しい。シンプルすぎてすぐに飽きてしまいますけどね...。

なお、RiftCat は無料版では 10 分の時間制限があり、時間いっぱいになると強制停止されてしまいます。アプリごと再起動すればまた遊べますが、動作確認するにしても 10 分程度じゃやってられないので、私はレジスト(日本円にして ¥1,600 程度)してしまいました。
PC のスペックさえ足りていれば(GeForce GTX 9xx 以上が求められるのが辛いところですが)、スマホ用 VR ゴーグル+RiftCat のレジスト料合わせて ¥3~4,000 程度で SteamVR の豊富な VR タイトルが簡易的に遊べる環境が得られるというのは安い買い物ではないでしょうか。かなり玉石混淆ながら、タイトル数だけでいえば PSVR よりも全然揃っています。しばらくはこれだけでも遊べそうですね。どうやら PlayStation Move を PC に繋いでハンドコントローラとして使うこともできるようなので、その気になれば Vive/Oculus がなくてもそれなりに遊べてしまう感じ。

とはいえ私はそもそも PC スペックが足りていなさすぎるので、そろそろグラフィックボードの更新を具体的に考えようと思います(´д`)。

TEPOINN / VR TEPOINN

B015E3WM4E

投稿者 B : 23:42 | Mobile | PC | Smartphone & Tablet | Software | コメント (0) | トラックバック

2016/08/04 (Thu.)

Windows 10 Anniversary Update

Windows 10 Anniversary Updateが提供開始 - PC Watch

Windows 10 の二度目の大規模アップデート、通称「Anniversary Update」が提供開始されました。
私も早速インストールしてみました。例によってサブ機にしている VAIO Duo 13 から。

Windows 10 の更新履歴

Windows 10 Anniversary Update

全ユーザーに一斉配信されているわけではないようで、Windows Update をかけてみても降ってこなかったので、私は MS のサイトから手動ダウンロードしました。
しかし「お祝いに参加しましょう」って...確かに Win10 のリリースから 1 年後のタイミングで提供されたアニバーサリーな更新だけどさ。

Windows 10 Anniversary Update

アップデータを手動ダウンロードすれば、Windows Update での配信がまだの PC であっても強制インストールすることができます。
ソニーの VAIO サポートページには、Anniversary Update に関する情報はまだ何も掲載されていませんが、まあ Win8.1→10 へのアップグレード時にも特に有用な情報は出てこなかったので、情報提供を待たずに当ててしまうこととします。何か問題があればロールバックもできますしね。

Windows 10 Anniversary Update

アップデート開始後、しばらく放置している間に再起動時の UEFI(BIOS)画面から先に進まないというトラブルが 1~2 度ありましたが(汗)、電源ボタン長押しによる強制リブートをかけると進めることができました。「16393.10」が Anniversary Update のビルド番号です。

Windows 10 Anniversary Update

一見して分かるのは、スタートメニューの構成が変更されたことでしょうか。今まではスタートメニューのトップには「よく使うアプリ」のみが表示され、その他のアプリにアクセスするには「すべてのアプリ」をクリックする必要があったのが、Anniversary Update では最初から「すべてのアプリ」の一部が表示され、スクロールすることで順番に表示されるようになりました。より Windows 7 ライクな UI に戻ったと言えます。

Windows 10 Anniversary Update

Anniversary Update の目玉機能である「Windows Ink」は、ショートカットキー [Win]+[W] で呼び出すことができます。画面右端に Windows Ink ワークスペースが表示され、付箋やスケッチパッド、画面スケッチ、Ink 対応アプリなどを起動することが可能。
使ってみようと思ったら、こういうときに限って Duo 13 のスタイラスの電池が切れているという(´д`)。しかも単六電池だから自宅に在庫なんてしてないという(;´Д`)ヾ。今まではスタイラスなんて Photoshop や Lightroom で写真レタッチするときくらいしか使わなかったので、電池がなくなっていることに気がつきませんでした...今度買ってこよう。

Windows 10 Anniversary Update

「設定」画面にも、「ペンと Windows Ink」の設定項目が追加されています。

「Anniversary Update」と大きく銘打った割には、目玉機能は Windows Ink くらい、あとは Cortana や Edge、Windows Hello(生体認証)の機能強化といった Windows 10 リリース当初は完成度が低かった機能の改善が中心といった印象です。自分で触っていても、従来からそれほど変わった感覚はありません。逆に言えば、業務アプリ等の対応に懸念がなければアップデートを躊躇する必要があまりない、と言えるかもしれません。
なにげに最大のメリットは、Windows Update による自動再起動を禁止する時間帯を設定できるようになった、ということかもしれません。今までは会議など重要なタイミングで勝手に再起動してしまう事故を何度となく目にしてきたので、これに遭遇したことがある人は真っ先にアップデートすべき案件(笑

個人的には、今回の Anniversary Update でライセンス認証の仕組みが改善され、ハードウェア構成を大きく変更して OS をインストールし直した際にもちゃんと認証が通るようになったことが大きいです。自作機を Win10 化する際にこの問題が気になっていたので。これで今後マザーボードを入れ替えても、このライセンスを移行できることになります。

Microsoft / Windows 10 Pro

B013HGWA6K

投稿者 B : 23:10 | PC | Software | コメント (0) | トラックバック