b's mono-log

2014/11/24 (Mon.)

翡翠の季節、ふたたび

翡翠

[ Canon EOS 7D | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

毎年この季節、11 月~2 月の間は私にとってはカワセミの季節。別に渡り鳥というわけではありませんが、木の葉が散って見通しが良くなることもあって、カワセミを見つけやすい季節です。
今年もそろそろかな、と思って望遠レンズを持ち出してみたら、予想通り邂逅することができました。

翡翠

[ Canon EOS 7D | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

しばらくの間じっとしていましたが、観察していると嘴を大きく開けて中から白い玉が出てきました。これは、カワセミが補食した餌のうち、魚の骨や昆虫の外骨格など消化できなかったものが固まった「ペリット」というもの。そんなに頻繁に吐き出すものではないので、私もこのシーンは初めて撮影できました。少年ジャンプ黄金期世代としては、これを見ながら初代ピッコロ大魔王が魔族を産み出すシーンを連想したのは内緒(ぉ

大人しかったのはこれが出てくるのを待っていたからなんですね。吐き出した後はお腹が空っぽになったのか、急に活発になり、新しい獲物を探し始めました。

翡翠

[ Canon EOS 7D | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

カワセミに遭遇したのは桜が咲くちょっと前の時季以来ですが、やっぱりかわいいですね。

下嘴が赤いので、この子は女の子。去年は狩りが苦手な男の子だったなあ。

翡翠

[ Canon EOS 7D | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

ひとしきり撮影を終えて帰ろうとしたところ、同じ公園内の別のカワセミポイントにもカワセミが!さっきのとは(私が歩いているほんの 5 分ほどの間に移動したのでなければ)別の個体だと思われます。去年はオス一羽だったけど、今年はメス二羽かあ。二羽いると遭遇できる確率も高まるので、これは嬉しい。

翡翠

[ Canon EOS 7D | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

こちらの個体は精力的に狩りの途中でした。水の中を覗き込んだり、猛禽類を気にしてか上空を見上げたり、いろんな仕草を見せてくれるのがかわいい。

翡翠

[ Canon EOS 7D | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

撮影している間にも、何度か水中にダイブして獲物を捕らえていました。これはメダカかな。

本当はダイブシーンをもっと捉えたいところですが、今の機材とウデではそうそう撮れるものでもありません。特にこのポイントでカワセミに会えるのは朝夕が多く、午前中はともかく夕方は照度的にも厳しい。AF 性能が飛躍的に高まり、高感度性能も上がっている 7D Mark II ならもっと歩留まりも上がるのでしょうか。欲しいなあ...。

投稿者 B : 22:58 | EOS 7D | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (0) | トラックバック

2014/10/08 (Wed.)

Bloody Moon

Bloody Moon

[ Canon EOS 7D | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

皆既月食。

久しぶりの天体ショーということで、今日はちょっとワクワクして早めの帰宅、それからカメラと三脚を担いで近所の見晴らしのいい場所へ。

帰宅途中、部分食の始まりの頃は空も開けていて、これはいける!と思ったんですが、自宅付近では皆既食が始まろうかというタイミングで空一面の雲(´д`)。ちょっとした雲の切れ間を逃すまいとシャッターを切ったんですが、かれこれ 1 時間以上粘ってまともに撮れたのが数枚、というレベル。今回は厳しかった...。

Bloody Moon

[ Canon EOS 7D | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

昔は日食とか月食とかいうと、特に「皆既」という言葉の響きが「怪奇」を連想させるのか、ちょっと不吉なイメージもありましたが、デジタル技術の発展によってこれだけ誰でも手軽に月食の写真が撮れるようになると、ちょっとしたイベントですね。それでも三脚に超望遠レンズ、という人はウチの近所には他にはいなくて、通りがかる人ごとに声をかけられるも、まともに撮れた写真が少ないので声をかけられるほどプレッシャーを感じていました(;´Д`)ヾ。

次の皆既月食は半年後、ちょうど桜が咲く季節らしいので、今度はもっといい写真が撮れるといいな。

投稿者 B : 23:00 | EOS 7D | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (0) | トラックバック

2014/02/06 (Thu.)

diver down

diver down

[ Canon EOS 7D | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

ビデオ雲台を買ったので、最近改めてカワセミ撮りに挑戦しています。

今までは一脚+ボール雲台を使っていましたが、これは機動力が高いので他の野鳥も併せていろいろ狙うのには向いていますが、じっくり構えて水面に飛び込むカワセミを狙うには安定感が足りない。でも三脚+ビデオ雲台なら置きピンで落ち着いてダイブを待ち受けられます。

diver down

[ Canon EOS 7D | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

とはいっても、この小さな鳥の動きを捉えるのはなかなか難しい。ここから歩留まりを上げていくのは完全に慣れとウデだな...というのを痛感しながら、何枚かそれなりに撮れた写真を上げてみます。微妙にピントが来ていなかったりして、Lightroom でシャープネスをいじって形にしたような写真ではありますが。

diver down

[ Canon EOS 7D | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

この冬、この行けに通い詰めたこともあって、天候と時間を狙っていけばほぼ確実にカワセミに出会えるようになってきました。それでもあまり水面に飛び込んでくれなかったのですが、この日は大サービス。でも、なかなか獲物がうまく獲れない(笑)。近くで撮っていたいかにもベテラン風な野鳥おじさんに「このオスはヘタクソなんだよなぁ~」とボヤかれながらも、よく見ると小魚を何とか捕獲していました。

diver down

[ Canon EOS 7D | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

トリミングしてみました。ごくごく小さい魚ですが(笑)、確かにゲットしています。

diver down

[ Canon EOS 7D | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

やっぱりカワセミ撮りの醍醐味は、留まっている状態よりもダイブシーンですね。難しいけど、面白い。いずれは、小魚を捕らえて水面から顔を出した一瞬を捉えるのが目標です。突き詰めていくと、7D の性能でも物足りなくなったりするんでしょうが...。

投稿者 B : 00:00 | EOS 7D | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (0) | トラックバック

2013/12/18 (Wed.)

今週のカワセミ

今週のカワセミ

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

今シーズン、これまでのところ毎週(少なくとも土日のどちらかには)、カワセミに遭遇できています。遭えそうな条件、だんだん解ってきたかも。まあ、それでもうまく捕食シーンを捉えるのはなかなか難しいわけですが...。

今回はいつもとは違ったアングルを狙ってみました。いい感じに、午前中の光が水面に反射して、カワセミの下からレフを当てたようになってくれました。

投稿者 B : 01:00 | EOS 7D | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (0) | トラックバック

2013/12/09 (Mon.)

朱と碧と

紅と碧と

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

ここ数週間、毎週カワセミに遭遇できています。しばらく通い詰めて出現しそうな天候や時間帯がつかめてきたから、というのもありますが、何よりも運に恵まれていると言った方がいいでしょう。あと、この近辺でよくカワセミ撮りに来ているおじさんたちにそろそろ顔を覚えられたのか、おじさんたちが先に見つけると教えてもらえるようになりました(笑。
この週末も、カワセミいないかな...と歩き回っていたところに、コゲラの声が聞こえたので樹上を探していたら、近くにカワセミが出てきているのを教えてもらったという。

紅と碧と

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

今回も、カワセミのお腹は満たされた状態だったのか、残念ながらカワセミが水中ダイブするシーンには巡り会えませんでした。が、うまい具合に紅葉の中に留まってくれたので、激写。紅葉の朱とカワセミの碧の対比は、いつか撮りたい写真のひとつだったので、これは嬉しいです。木陰で明るさ的には厳しいシーンでしたが、RAW 現像でいい具合になりました。

紅と碧と

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

微妙にアングルを変えて。手前の葉っぱをグワッとぼかしてみたら、幻想的な雰囲気になりました。

こういうのは超望遠レンズならではですね。

紅と碧と

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

捕食シーンは見せてくれなかったものの、しばらく周辺を飛び回って私たちに愛想を振りまいてくれたカワセミくん(下嘴が黒いのでオス)。去年はメスの子しか見かけませんでしたが、今年はこの子一羽なのかなあ。春先まで足繁く通って、また狙わせてもらいます。

紅と碧と

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

ジョウビタキのメスにも遭遇。やっぱりこの季節は野鳥が見つけやすくていいですね。フルサイズのカメラを買ったというのに APS-C が活躍する被写体の季節、というのは複雑ですが(笑、週末が楽しみな季節がやって来ました。

投稿者 B : 00:25 | EOS 7D | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (4) | トラックバック

2013/12/03 (Tue.)

カワセミの食事

カワセミの食事

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

カワセミの季節になってきたので、いよいよ伝家の宝刀・シグマ 50-500mm OS の出番ですよ。

EOS 7D と 50-500OS を担いでいつもの公園までいそいそと出掛けていってみたら...いました!

カワセミの食事

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

水中にダイブして小魚を捕っていました。夕方だったのでシャッタースピードを上げられず、捕食シーンが撮れなかったのが残念ですが、咥えているところを激写できました。

ダイブして横向きに捕らえた魚を、嘴を器用に使って向きを変えたら、

カワセミの食事

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

喉を開いて、頭からゴクン!と丸呑み。

可愛い顔しててもやるときゃやるよね、的な、自然界の凄みを感じます。どんな動物であれ、「生きていく」というのは、こういうことなんだなあ。

ワカケホンセイインコの群れ

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

その近くには、ワカケホンセイインコの群れが。以前林試の森公園に行ったときにも撮った野鳥(?)ですが、もっとすごい群れがいつもの公園にもいました。最近気がついたんですが、集まってくるのが夕方遅めの時間でよく見えないので、てっきりムクドリの群れだと思っていたら、実はインコの群れだったとは。
意識して生活していると、案外自宅近くの電線にも夕方頃に群れをなしていたり、けっこうあちこちで見かけます。しかも、在来種の野鳥にはありえない体色で、顔も無表情なので、群れに出会うとけっこう怖い。ヒッチコック的な怖さを連想させるものがあります。

今回の写真は、夕方だったので露出がちょっと厳しく、RAW 現像で露出を補正しているので若干ノイズが出ていますがご容赦を。7D は野鳥撮りカメラとして今でも一線を張れる性能を持っていると思いますが、さすがにセンサは 4 年前のスペック。イマドキのカメラと比べると、ちょっと高感度性能が物足りないと感じることが増えてきましたね...。7D Mark II は噂だけはずっと出ていますが、なかなか姿を現しませんね。スペック次第では、7D から買い換えてもいいんだけどなあ。

投稿者 B : 00:23 | EOS 7D | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (0) | トラックバック

2013/09/23 (Mon.)

Fly Me to the Moon

中秋の名月

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

遅ればせながら、ですが、先日の中秋の名月の写真を。

中秋の名月が満月になるのは、今年を逃すと 8 年後。しかも、関東は快晴。これはまたとない撮影のチャンス、と思い、深夜に帰宅してからおもむろにカメラと三脚を持って庭に出て、天を仰ぐ。実に、いい月だ。

それにしてもシグマ 50-500OS は、去年の金環日食でも活躍してくれたけど、がんばれば天体まで撮れてしまう素晴らしいレンズ。ピクセル等倍(下の写真をクリックで拡大)で見ると、月の表面の模様までくっきり。ユニバァァァス!!(ぉ

中秋の名月

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

Fly me to the moon, and let me play among the stars
Let me see what spring is like on Jupiter and Mars
In the words: Hold my hand!
In other words: Darling kiss me!

Bart Howard "Fly Me to the Moon"

投稿者 B : 00:00 | EOS 7D | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (0) | トラックバック

2013/09/18 (Wed.)

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM レビューのまとめ

17513-2969-293395

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

長らく続けてきたシグマ 18-35mm F1.8 DC HSM のレビューですが、そろそろまとめたいと思います。

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
35mm(56mm 相当)、F1.8、1/5000秒、ISO100

「F1.8 通しの広角寄り標準ズームレンズ」という、他社が出しそうもないスペック(笑)のレンズがどれほどのものかと思って試させていただきましたが、これが期待に違わないレンズでした。同社の 35mm F1.4 DG HSM 譲りの破綻のない描写が、そのまま F1.8 通しのズームレンズになったかのような画。絞り開放でピントがズバッと合ったときの画は、単焦点レンズと言われても信じてしまうだけの力を持っています。

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
28mm(45mm 相当)、F1.8、1/8000秒、ISO100

18-35mm(EOS だと 29~56mm 相当)という画角は、スナップ写真でよく使います。スナップで使うにはちょっとレンズが大きく重く、これに釣り合うボディとなるとカメラも含め嵩張ってしまうのと、撮り手も被写体もそれなりに「構えて」しまう物々しさになってしまうのがやや難ですが、心が動いた瞬間を、できるだけ機動力高く、とにかく美しく撮りたい、という思いに応えてくれるレンズだと思います。同時に、最近のシグマレンズを使ったことがある人ならば「こう撮れるだろうな」と考えながら撮れば、外さずに期待した画にまとめてくれる素直さも併せ持っています。逆に言えば、癖のなさ過ぎるレンズなので、多少の収差ならばむしろ好きなオールドレンズユーザーからすると、どんな写真もキレイにまとめ過ぎちゃってつまらない、と感じる部分もあります。

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
32mm(51mm 相当)、F2.8、1/250秒、ISO100

テーブルフォト系にも重宝するスペックですが、最初からテーブルフォトを撮るのが目的ならともかく、食事が主役で撮影はあくまで脇役、みたいなシチュエーションだとやや大仰すぎるかも。でも、すごく透明感のある描写をするレンズなので、飲み物とか、料理の艶とか、そういったものをうまく表現してくれるのは魅力。

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
22mm(35mm 相当)、F5.6、1/13秒、ISO400

18-35mm ってさすがにズーム域が狭すぎてもっと使いどころに困るかな、と思っていたんですが、鋸山登山はほぼこのレンズ一本で撮ってしまったくらい。カメラの用途で特に多い風景とスナップが、いかにこの焦点域に集中しているか、ということに改めて気がつきました。

あと、写真はアップしませんでしたが、このレンズで子どもたちを撮ると、すごく「いい写真」になることが多い。単焦点レンズの描写でズームが効くことで、子どもたちを「こう(多くは自然な笑顔で、背景がふわっとボケた印象的な写真)撮りたい」という場面が思ったように撮れる。子どもの純粋な表情を、このレンズの澄んだ描写力がうまく画にしてくれるんだと思いますが、おかげでこの夏休みには子どもたちや姪っ子たちのいい表情を、たくさん撮ることができました。

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
23mm(37mm 相当)、F8、1/30秒、ISO400

35mm F1.4 DG HSM はフルサイズで使ってナンボ、APS-C だと逆に持て余すレンズだと思います。逆に APS-C 機がメインなら、35mm F1.4 よりもこの 18-35mm F1.8 のほうが重宝するのではないでしょうか。私も、5D Mark III を買わずに今でも 7D がメインカメラだったら、このまま自腹で購入していたに違いありません。

欲を言えば、フルサイズ向けに 28-55mm F1.8 とかいうレンズを開発してほしいところですが、実際にできたとして、どれくらい大きく重くなるか想像もつきません(笑。あるいは、今のところオーソドックスなスペックのレンズしか出ていないミラーレス向けの DN シリーズ(まあ、DP Merrill シリーズのレンズをベースにしているので、ニッチなスペックは出しにくいのでしょうが)で、ボディメーカーからは絶対に出なさそうなこういうスペックのレンズに挑戦してほしいですね。50-500mm、120-300mm F2.8、18-35mm F1.8 という常識外れのレンズを出してきたシグマだからこそ、今後もそういう「カメラ好きを唸らせるレンズ」を出し続けていってほしいと思います。

シグマ / [Art] 18-35mm F1.8 DC HSM (キヤノン用)

B00DBL0NLQ

■関連リンク
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM:レビューはじめます
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM と新湊大橋を渡る
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM:透明感あふれる描写
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM で料理をおいしく撮る
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM でシールドマシンのカッターヘッドを撮る
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM と鋸山を登る
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM を単焦点レンズと比べてみる

17513-2969-293395

投稿者 B : 00:35 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2013/09/10 (Tue.)

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM を単焦点レンズと比べてみる

17513-2969-293366

シグマ 18-35mm F1.8 DC HSM のレビュー、それなりに作例も貯まってきましたが、もう少しだけ続けます。

単焦点レンズ並みの明るさを持つこのレンズ、では実際に単焦点レンズと比べてみたらどうなのか?というのはやはり気になるところ。というわけで、今回は実際に手持ちの単焦点レンズと比べてみました。

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

比較対象は、キヤノンの EF28mm F1.8 USM と、シグマの 35mm F1.4 DC HSM の二本。EF28mm は私が一眼レフを使い始めて初期の頃に買った単焦点レンズで、今でも愛用している一本です。シグマ 35mm F1.4 は昨年末に鳴り物入りで登場して、あまりの描写力のスゴさに驚愕し、完全に予定外だったにも関わらず買わずにはいられなかったレンズ。どちらも、手持ちの単焦点レンズの中では気に入っているものだけに、それに匹敵する描写が見られるかどうか、比べてみました。

まずは開放 F1.8 同士の比較で、28mm から。

絞り値シグマ [Art] 18-35mm F1.8 DC HSMキヤノン EF28mm F1.8 USM
F1.8 18-35mm F1.8 DC HSM EF28mm F1.8 USM
F2.8 18-35mm F1.8 DC HSM EF28mm F1.8 USM
F4 18-35mm F1.8 DC HSM EF28mm F1.8 USM
F5.6 18-35mm F1.8 DC HSM EF28mm F1.8 USM

おっと、これは一見して違いが分かるほどに差がありますね。

まずは、逆光ゆえに EF28mm F1.8 USM は木の葉の周辺に盛大なパープルフリンジが出ていて、絞り込むほどに改善されていっていますが、シグマ 18-35mm はフリンジはほぼ皆無。EF28mm のほうはさらに樽型の歪曲収差があって、全体的に暗部が浮いた印象、かつ絞り開放ではピント面でも描写はゆるゆるです。それに対してシグマ 18-35mm は歪曲収差も抑えられており、コントラストも高く、発色も EF28mm とは違った傾向。絞り開放からピント面はビシッと来ていて、背景のボケとはしっかり分離されています。
まあ EF28mm F1.8 は 1995 年 9 月発売、実に 18 年も前のレンズなので、さすがにコンピュータシミュレーションをベースに設計され、コーティング技術も進んだ現代のレンズと比べると分が悪いですが、ここまでハッキリと違うとは。

まあ、愛用の EF28mm F1.8 USM の名誉のために弁護しておくと、このレンズの柔らかい描写と暖かめの発色は、子どもを撮るととても好ましい雰囲気に仕上がるので、これはこれで好きです。フルサイズ機でもちゃんと使えるし(むしろ、本来の画角で使ってこそのレンズだと思います)。

続いて最新設計のシグマレンズ同士の比較。

絞り値シグマ [Art] 18-35mm F1.8 DC HSMシグマ [Art] 35mm F1.4 DG HSM
F1.4 N/A 35mm F1.4 DG HSM
F1.8 18-35mm F1.8 DC HSM 35mm F1.4 DG HSM
F2.8 18-35mm F1.8 DC HSM 35mm F1.4 DG HSM
F4 18-35mm F1.8 DC HSM 35mm F1.4 DG HSM
F5.6 18-35mm F1.8 DC HSM 35mm F1.4 DG HSM

うわあ、これは甲乙つけがたい描写ですね。F1.8 以降はどちらがどちらのレンズと言われても、見分けるのは難しそう。

18-35mm F1.8 は 35mm F1.4 に比べて明るさを 2/3 段妥協して APS-C 専用にすることで、そのままの描写をズームレンズに持ってきた、と言えるレベルの描写をしています。よく見ると、同じ絞り値でも 35mm F1.4 のほうがボケが若干きれいな気はしますが、そう思って見ないと分からないレベル。まあ、35mm F1.4 は F1.4 の絞り開放から十分以上に使い物になるレンズ、という点で無二の価値がありますが、フルサイズ対応と絶対的な明るさを取るか、APS-C 専用でも使い勝手を取るか、という選択ですかね。18-35mm も絞り開放からガンガン使っていけるレンズだと思います。

最近はミラーレスの登場でオールドレンズがもてはやされていて、個人的にもオールドレンズ遊びは大好きですが、こうやってちゃんと比べてみると、やっぱりレンズは「味」という好みを除外して比べれば、「最新のレンズが最高のレンズ」と言えると思います。最新の設計技術と製造技術の向上すげえ。

本当は 18~21mm 付近の単焦点レンズとも比較してみたかったところですが、あいにく EF マウントで相応のレンズを持っていないので、今回は以上で。
個人的にも、なかなか興味深い比較結果でした。

シグマ / [Art] 18-35mm F1.8 DC HSM (キヤノン用)

B00DBL0NLQ

■関連リンク
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM:レビューはじめます
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM と新湊大橋を渡る
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM:透明感あふれる描写
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM で料理をおいしく撮る
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM でシールドマシンのカッターヘッドを撮る
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM と鋸山を登る

17513-2969-293366

投稿者 B : 00:50 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2013/09/04 (Wed.)

鋸山

17513-2969-293327

鋸山

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
18mm(29mm 相当)、F5.6、1/640 秒、ISO100

千葉撮影ツアーの写真を続けます。前後して海上電柱の写真を先に上げてしまいましたが、その前には鋸山に登ってきました。ここも、以前から一度来てみたいと思っていた場所。千葉って、なにげに自然の撮影スポットの宝庫ですよね...でも、千葉といっても広いし、クルマがないとアクセスしづらい場所が多くて、今まで足を向けていませんでした。

鋸山

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
28mm(45mm 相当)、F2.8、1/400 秒、ISO100

「鋸山」は、その名の通り尾根がのこぎりの刃のようにぎざぎざと連なっている山。登ってみると、アップダウンがきつくてかなり大変でした。クルマで山頂駐車場(名前の通り複数ある駐車場のうち、最も山頂に近い場所)まで行ってから徒歩でも、山頂に着く頃には軽く息が上がる感じ。山道ではなくほぼずっと階段なので、登りやすくはあるんですが、膝に来る。その後の下り階段で膝が笑い、駐車場に戻る登りでは心臓が破れそう。いかに普段鍛えていないかを痛感する登山となりました。

鋸山

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
22mm(35mm 相当)、F8、1/400 秒、ISO100

そしてこれが有名な、山頂の「地獄のぞき」。断崖絶壁の端からハングオーバーした岩の上から、下を覗き込めるわけですが、高所恐怖症の私にここまで行けるはずもなく(;´Д`)。しかし、遠巻きに見ている分には絶景ですねえ(笑

この山、江戸時代から昭和にかけての採石地だったそうで、この微妙に人工的な切り立った崖にはその「人の手」の所業を垣間見ることができます。

鋸山

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
32mm(51mm 相当)、F5、1/400 秒、ISO100

「地獄のぞき」の裏側は、こんな感じ。途中は階段でも何でもなくて、岩肌の凹み(これも半ば人工的につけられたものでしょうが)に足を掛けて登っていくことになります。ただでさえ怖いのに、こんなの無理(;´Д`)。

鋸山

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
18mm(29mm 相当)、F8、1/160 秒、ISO100

しかし、「地獄のぞき」の眼下には、こんな絶景が広がっています(写真は「地獄のぞき」よりも高い、けどそれほど怖くない高台の上から撮影)。

鋸山

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
25mm(40mm 相当)、F11、1/100 秒、ISO100

眼下には、房総半島の深い緑。そして、美しく弧を描く高速道路。いいですねえ。

ピーカンの青空だったのに、空気がイマイチ澄んでいなくて、遠景がちょっと靄ってしまったのだけが悔やまれます。

鋸山

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
35mm(56mm 相当)、F8、1/320 秒、ISO100

こちらは南房総方面。この、山頂から港湾が見渡せる、というのがいいね。

かなり高低差があるので、カメラのミニチュアモードを使わなくても、街がミニチュアに見えます。

鋸山

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
21mm(34mm 相当)、F1.8、1/60 秒、ISO100

絶景を堪能したら、次は大仏参り。笑いはじめた膝を誤魔化しながら延々と階段を下ると、数多の羅漢像に出会います。こういう状況こそ、開放 F1.8 のこのレンズの本領発揮(笑。

鋸山

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
19mm(30mm 相当)、F1.8、1/6400 秒、ISO100

ずいぶん下ったところで、目指していた大仏が我々を出迎えてくれました。思っていた以上に立派な大仏で、圧倒されます。ここで小休止。

鋸山

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
24mm(38mm 相当)、F1.8、1/8000 秒、ISO100

大仏の脇には「お願い地蔵尊」なるものがあり、ここにこのミニチュアのお地蔵さんを備えて願を掛けるようです。数百...ではきかない数の地蔵が備えられていて、新しめのものは整然と並べられているものの、古いものは単に「山」となって盛られている状態。四本木さんがこの状態を「インフィニティのなり損ない」と言っていたのには深く共感しました(笑

というわけで、けっこう体力は使いましたが、久しぶりの登山、楽しみました。レンズは望遠も持って行っていましたが、始終ほぼ 18-35mm で事足りました。このレンズの作例撮影に登山を選んで正解だったようです。軽くバテてしまい、カメラとレンズ任せで撮ってもビシッと決めてくれる打率の高さに、このレンズの実力を見た気がしました。

シグマ / [Art] 18-35mm F1.8 DC HSM (キヤノン用)

B00DBL0NLQ

■関連リンク
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM:レビューはじめます
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM と新湊大橋を渡る
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM:透明感あふれる描写
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM で料理をおいしく撮る
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM でシールドマシンのカッターヘッドを撮る

17513-2969-293327

投稿者 B : 01:21 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (2) | トラックバック