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2015/02/15 (Sun.)

CP+ 2015 (2)

昨日に引き続き、CP+ のレポートをまとめていきます。

カメラと写真映像のワールドプレミアショー シーピープラス2015

SIGMA

[ Sony α7 | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

もうすっかり「じっくり回るブース」の一つになってしまったシグマから。

各種レンズの発表や dp3 Quattro の正式発表までは予想できていましたが、意表を突かれたのが dp0 Quattro の登場でしょう。

dp0 Quattro

最も数字の小さい dp1 がシリーズ中最広角カメラだとばかり思い込んでいたら、まさか「0」の数字を使ってくるとは。焦点距離 14mm(35mm 判換算 21mm 相当)の超広角レンズを搭載してきました。ワイコン使用を除けば、おそらく大型センサを搭載したコンパクトデジカメとしては最広角な製品になるのではないでしょうか。ただ 21mm というとかなり広角なので、これ一本で撮影というシーンは考えにくく、他の dp シリーズとの併用を前提としていると思われます。

ただし残念なことに dp0 Quattro はガラスケース越しの展示のみ。

dp0 Quattro

レンズの突出量は dp シリーズ中最大。かなり存在感のあるレンズですが、ここがもうコダワリの塊のようで、

とのこと。カメラ内補正が当たり前になりつつある昨今の流れに逆らい、レンズだけで歪曲ゼロを目指したというわけだから、まさに真のカメラ好きに向けた製品と言えます。鏡筒が長いのは、光学系のテレセントリック性(センサに対して光ができるだけ垂直に入射するように)も考慮したものと思われます。他の dp シリーズはレンズ設計やコンセプトを流用してミラーレス用交換レンズも発売されていますが、これも交換レンズ化されないかなあ。

dp3 Quattro

ちなみにガラスケース内の展示は背面液晶に製品名が表示されていましたが、特に何か動くわけでもないのにわざわざ AC アダプタを接続して画面を表示させていました。ここは別に製品名シールで良かったんじゃ...?

SIGMA [Art] 24mm F1.4 DG HSM

また、今回の CP+ に合わせて発表された新レンズがこの 24mm F1.4 DG HSM [Art]。フルサイズ対応短焦点 [Art] シリーズとしては 35mm、50mm に続く三本目になります。私はこのシリーズはとても気に入っているんですが、焦点距離的には 35mm、50mm と来たら次は 85mm F1.4 を出してきてほしかった。まあ今までの日本も含め、フルサイズで使っても APS-C で使ってもツブシが効く焦点距離が続いているのでそういう意図なんでしょうが(24mm は APS-C では 36mm 相当となりスナップに使いやすくなる)、待望の 85mm F1.4 [Art] は来年の CP+ 待ちな感じかなあ。

SIGMA [Contemporary] 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM

昨年末に発表された二つの 150-600mm のうち、詳細が未公表だった [Contemporary] のスペックと価格も公表されました。

重量は約 1,830g、価格は 15 万円。旧 150-500mm よりは焦点距離が伸びた分若干重くなってしまいましたが、私が使っている APO 50-500mm OS が約 1,970g なので、それと比べると先日体感で量ってみたとおり少しだけ軽くなったことになります。これなら、手持ちでもギリギリ許容範囲。[Sports] のほうはとてもじゃないけど手持ちは無理だったので、アマチュア的な本命は [Contemporary] のほうでしょう。

SIGMA [Contemporary] 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM

ただし [Sports] との違いは、直進ズームとしての使い勝手が考慮されていないこと。一応ズームリングを回さずに直進的にレンズを繰り出すことはできますが、トルクの掛かり方がスムーズではなく、中間域だけやたら軽く、500~600mm の区間は妙に重い、という感じなので、基本的にはズームリングで操作することが前提になるでしょう。
ただ各焦点距離でのズームロックは [Sports] 同様に対応しているので、天体撮影等には扱いやすいと言えます。

値段もだいたい予想通りのレンジだったし、これは 50-500OS から買い換えるか悩むところだなあ。

SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical III

続いてコシナブース。全くのノーマークだった、フォクトレンダー SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical(M マウント)に III 型が登場してきました。

これ、α7 用に去年 II 型を買ったところなんですよね...。何が変わったかというと、デジタル用にセンサへの光の入射角を最適化してきたということですから、完全に α7 シリーズでの周辺マゼンタ被り対策です本当にありがとうございました。
これはもう発売され次第 II 型から買い換えるしかない!と思ったところまでは良いんですが、価格が II 型から約 1.5 倍に上がってしまいました(;´Д`)ヾ。これはそうそう買い換えられない...。カメラ内のレンズ補正アプリで当面は凌ぐしかありません。

SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical III

今年のコシナブースはレンズのカットモデル展示祭りという感じで、何でもかんでもウォーターカッターで真っ二つに切りまくり(笑。おかげで III 型のレンズ構成もバッチリ確認できました。

SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II

で、こちらが今までの II 型。もうレンズの全長からして違う、全く別物のレンズです。

SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II

旧型のレンズ構成。一目瞭然ですが、II 型が 6 群 8 枚だったのに対して III 型は 9 群 11 枚というまるっきり違うレンズ構成になっています。dp0 Quattro のレンズが長かったのと同様に、経路を長くすることで多重に光学補正をかけつつ、センサに対してできるだけ垂直に入射するようにしているということでしょう。III 型の設計であればマゼンタ被りだけでなく、α7 シリーズで発生する周辺の像流れも軽減されることが期待できるだけに、これはたいへん気になります。まあそうそうすぐには買えませんが...。

ULTRON 35mm F1.7 Aspherical

他にも ULTRON 35mm F1.7 の参考出品やマイクロフォーサーズ向け NOKTON 10.5mm F0.95、ツァイスブランドで Otus や Loxia など、新レンズ群を精力的に展示していました。

Manfrotto 190CXPRO4T

そして Manfrotto ブース。

何の前触れもなく発表された、190 シリーズ三脚のツイスト(回転)ロック版「190T シリーズ」が展示されていました。

Manfrotto 190CXPRO4T

三脚はレバー式はワンタッチで伸縮できるものの機構が大きく重くなりがち、回転ロック式は逆にコンパクトで軽くできるけど設置に時間がかかりがち、ということで一長一短です。長年レバー式にこだわってきた Manfrotto が回転式を出してくるということ自体驚きですが、使い勝手はどうでしょうか。私はレバー式しかじっくり使ったことがありませんが、回転ロック式のフラッグシップ GITZO ユーザーであるクマデジさん曰く「GITZO なら 1/4 回転するだけですぐにロック/リリースされる。これは回転量が多くて GITZO ほど使いやすくなさそう」とのこと。GITZO も Manfrotto も同じグループ企業なので技術流用しているのかと思ったら、そこは差別化されているようですね。私はセッティングがラクなレバー式のままでいいです(笑。

Manfrotto befree Carbon

トラベル三脚 befree もシリーズ化されて、通常のアルミモデルにはカラバリが追加され、さらに上位モデルとしてカーボン版が登場しました。初代モデルを買った私としては気になるところですが、確かに比べるとただでさえ軽かったアルミ版に比べてさらに一段軽くなっていて、これなら旅行に躊躇なく携行できるレベル。ただし値段もアルミの約 2 倍になり、実売でおそらく 40,000 円前後になると思われます。それでも同じくカーボンを採用した GITZO のトラベラー三脚の半額なので、コストパフォーマンスは高いか。

Manfrotto MHXPRO-3WG

あと現場で見るまでノーマークだったんですが、ギア雲台にも新型「MHXPRO-3WG」が登場していました。

今までギア雲台といえば精密性は高いけど大きく重く高価いという三重苦でそうそう手が出ませんでしたが、これは樹脂製で軽く、かつ実売が 2 万円台中盤になるとのことで、これなら手が出る!

Manfrotto MHXPRO-3WG

しかも、角度調整用のノブを倒すと角度固定が解除されてフリーに動かせ、ノブを離すとまた固定される、という新機構を採用。ギア雲台の精密さと 3 ウェイ雲台の手軽さを併せ持った、非常に扱いやすい雲台と言えそうです。私は今使っている 3 ウェイ雲台を昨年発売されたハンドルが収納できる新型に買い換えようかと思ってましたが、買うなら俄然こっちかな...。

SIGMA

[ Sony α7 | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

ということで、私の CP+ レポートはここまで。

会場でお会いした方もお会いできなかった方も、お疲れさまでした。また来年お会いしましょう!

投稿者 B : 00:33 | Camera | Camera Accessory | Compact | DSLR | Photograph | Vario-Tessar FE 24-70/F4 ZA OSS | α7 | コメント (0) | トラックバック

2015/02/14 (Sat.)

CP+ 2015 (1)

CP+ に今年も行ってきました。

カメラと写真映像のワールドプレミアショー シーピープラス2015

紗々さん

[ Canon EOS 5D Mark III | Canon EF70-200mm F4L USM ]

今年は久しぶりに各ブースをじっくり回ることができました。しかし何年も通っていると会場の知り合い率が高まってしまい、なんだかんだでご挨拶したり近況報告したりしている間に半日くらい過ぎてしまったという...。年々、撮影機器を見に行くというより普段会えない人に会いに行くというイベントになりつつあります。

展示内容に関しては既にニュースサイトを中心にあちこちで記事が上がってきているので、私は個人的に注目した新製品の話なんかを断片的にメモしていくことにします。

Canon

キヤノンブースは言うまでもなく 5Ds/5Ds R をはじめとした一眼カメラの新製品が大盛況。そういうこともあろうかと、前もってショールームで触っておいて良かった...。
ちなみに 40 分待ちであれば、そのまま東海道線に乗って行列のできていない品川のショールームに行った方が早く触れます(笑

Canon G3 X

今回参考展示としてアクリルケース越しに展示されていた、PowerShot G3 X。1inch センサを搭載した超望遠ズーム機です。

同じカテゴリで言えばソニーの RX10 のライバルということになるでしょうが、RX10 のレンズは 24-240mm/F2.8 相当なのに対して、G3 X は 24-600mm 相当の 25 倍ズーム(!)。レンズの開放 F 値こそまだ明かされていませんが、大型センサ搭載の超望遠コンデジとしては破格のスペックです。本気のスポーツや野鳥撮りには厳しいでしょうが、取材等の業務用途ではかなり使い勝手が良さそう。

Canon G3 X

ただ、本体サイズがそれなりの大きさになってしまっているのがネック。ボディとレンズを合わせてミラーレス中級機くらいの大きさになってしまうので、それならミラーレスを使った方がいい、という判断も大いにあり得ます。ただし 1inch 以上のセンサと 600mm 相当のレンズをこのサイズ感で持ち運べる選択肢は他にないので、超望遠域を使う用途がどれだけあるか、が鍵になるでしょう。用途さえハマれば無二のカメラになりそうです。

PENTAX Full-size

続いてペンタックスブース。出る出ると言われ続けてそろそろ出す出す詐欺になりそうだったフルサイズ機が、ようやく形だけながら姿を見せました。

ただし現時点ではあくまでモックのみ。とんがり帽子の、同社初のフルサイズデジタル一眼、しかも当初はモック展示...この道~は~、いつか来た道~(by α ユーザー

PENTAX Full-size

正面から見るとけっこう出来上がっていそうに見えますが、別の方向から見るとまだ全然外観形状が決まっただけのモックにすぎないことが判ります。まあ実際の設計はもっと進んでいてあえてモックしか展示していない、という可能性もありますが、まだまだ先は長そうです。

私は今のところペンタックス機を買ったことはありませんが、なにげに周囲にペンタックスユーザーが多いので(でもほとんどの人がここ数年で他マウントとの併用になりつつある)、注目はしています。

PENTAX Full-size

背面を見ると、この液晶周りの微妙な形状は、チルト対応するということでしょうか?

フルサイズ一眼でチルトできるカメラはまだ少数派なので、ライブビュー専用としてもチルトで出てきたら面白いことになりそうです。

OLYMPUS EE-1

それからオリンパスブース。私が注目しているのは、E-M5 II ではなく、その上についているドットサイト(照準器)「EE-1」です(笑

去年発売されたネオ一眼、STYLUS SP-100EE のドットサイト部分のみを単体で商品化したような機器。一応 OM-D シリーズのオプション品扱いになっていますが、特にカメラ本体と電子連動するわけでもないので、汎用のドットサイトとして他社カメラでも使えそうなのが気になっています。

OLYMPUS EE-1

こういう形でパカッと開きます。折りたためるので持ち運びやすいのが嬉しい。

野鳥撮りで超望遠レンズを使うときの欠点は、被写体がフレームアウトしたときに追いかけるのが大変なこと。ドットサイトであればフレーム外の視野も見えているため、飛び回る野鳥のフレーミングがかなり容易になります。実は最近野鳥撮りのために射撃用かデジスコ用のドットサイトを導入しようかと考えていたところなので、これは有力な選択肢になります。

OLYMPUS EE-1

レティクル(照準線)の明るさは 5 段階に調整でき、位置の微調整も可能。私はドットサイトにはまだあまり詳しくはありませんが、入門用としては十分かな...。こういうのは売れるのか売れないのかさっぱり判りませんが、他にあまり選択肢もないので、初物は争奪戦になりそう。春の発売ということですが、早めに手に入れたいところです。

CP+ のレポートは次回に続きます。

投稿者 B : 01:33 | Camera | Camera Accessory | Compact | DSLR | EF70-200/F4L USM | EOS 5D Mark III | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2015/02/11 (Wed.)

翡翠日和

翡翠日和

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

今日は一日、風は冷たいけど気持ちの良い快晴。こういう日はカワセミに会えるに違いない!と思って、いつもの公園へ。

そしたら予想通り、いましたよ。最近天候でいそうかどうかだいたい判るようになってきました。
祝日ということもあって、野鳥撮影に来ているおじさん達の人数もいつもより多め。毎週のように来ていると、年末くらいから、この公園における EOS 7D2 のシェアがぐんぐん上がっていることを実感します(笑

翡翠日和

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

今日の最も惜しい一枚。フレーミングもシャッターチャンスもベストだったのに、ピントだけ来なかったという(;´Д`)ヾ。
このときだけ AF フレームを 65 点自動選択にしていたんですよね...せめてラージゾーンにしていれば、と悔やんでも悔やみきれません。

翡翠日和

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

これも惜しい。捕獲に成功したシーンなので、向きさえ合ってくれればいい写真だったろうになー。

翡翠日和

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

でも、今日は珍しく目の前で 4~5 回はダイブに成功したのに加えて、単なる水浴びっぽいダイブも何度か見せてくれるという大サービスでした。決定的瞬間を捉えるのはやっぱり難しいけど、この調子で続けていけばいつか撮れるような気はしてきました。

翡翠日和

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

でも成功率を考えると、開放 F5.6 のレンズならば 7D2 の AF 性能をもっと引き出せるのに...とか、周囲の砲列をまじまじと見ながら考えてしまうので、やばい傾向です(´д`)。機械に頼る前に、まずは自分のウデを磨かなくては...。

投稿者 B : 21:44 | EOS 7D Mark II | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (0) | トラックバック

2015/02/01 (Sun.)

February

February

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

気がつけばもう 2 月。2015 年の 1/12 が過ぎてしまいました。1 月はあっという間に終わってしまったなあ...。

先週金曜日には関東でも軽く積もる程度の雪が降りましたが、その後は快晴が続き、梅の開花も始まっています。

February

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

相変わらず毎週末はカワセミを追いかけに出掛けていますが、なかなかダイビングに遭遇できず...。

桜が咲く季節になるとだんだん出会えなくなってくるので、あと 2 ヶ月、粘ってみよう。

February

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

28 日しかない 2 月も、あっという間に過ぎていくんでしょう。
無為に過ごしてしまわないよう、毎日を大切にしなくては。

投稿者 B : 21:00 | EOS 7D Mark II | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (0) | トラックバック

2015/01/12 (Mon.)

アオジ

アオジ

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

この連休も EOS 7D2 とシグマ 50-500OS を担いで撮影に出ていました。

ただこの日は空振りで、いつも撮りに来ているおじさんたちの「昼間来てたんだけどね~」的な会話を耳にしつつ、諦めていつもは行かない方の公園に移動。そっち側の公園にも「さっきまでカワセミが来てた」という話で、仕方なくアオサギを観察したり、他に冬鳥でも来てないかな...とウロウロしたりしていたところ、藪のほうからふと「ツィ、ツィ」という普段は聞かない啼き声が。

じーっと観察していくと、ツグミ...にしてはちょっとずんぐり体型の、あまり見ない野鳥がひっそり留まっていました。
ホオジロっぽいけど顔の模様がちょっと違うしなあ、と思って帰宅後に調べてみたら、これはアオジですね。ホオジロとアオジ、カシラダカあたりは親戚のような種なので、外で見かけても咄嗟に判別するのが難しい。

アオジ

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

アオジは山に棲む鳥ですが、冬のこの時期は野に下りてきているようですね。この公園の葦原に 2~3 羽で営巣しているようです。
時間は夕方の 17 時頃で、あたりはほぼ真っ暗だったため、7D2 の ISO1600 で撮影。さすがにこれだけ暗いと RAW 現像時に補正してもノイズを撮りきることは難しいですが、旧 7D ならもう撮影を諦めていたレベルなので、これが撮れただけでも満足です。さすがにこれだけの茂みの中では、7D2 といえど AF を合わせるのが至難の業でしたが(笑。

この時期、このあたりはシロハラやシメなんかも来ているので、今度探してみようと思います。

投稿者 B : 22:44 | EOS 7D Mark II | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (0) | トラックバック

2015/01/05 (Mon.)

翡翠を追う日々

カワセミ

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

今日から仕事が始まっていますが、この冬休みはかなり集中してカワセミを撮りに出ていました。もちろん 7D2 の実力を試す意味も含め、です。

毎年この時季はカワセミとの遭遇率が高く、天候と時間を見計らっていけばかなりの割合で出会うことができます。今年の子は活発だし漁も上手いので、見ていて飽きません。

カワセミ

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

撮影は基本的にラージゾーン AF で撮ってみています。旧 7D と比べてもヒット率がいい印象で、基本的にはこの設定でいいかな。ただカワセミは枝が入り乱れた場所に留まっていることがあり、AF が手前の枝に引っ張られがちなので、そういう場合だけスポット 1 点 AF に切り替える感じで。AI サーボ AF の設定をカスタマイズすることでもっと最適化できそうな気はしますが、そのあたりは今後の使い込みで深めていきたいと思います。
10 コマ/秒の高速連写も、撮っていて心地よい。今までも NEX-5R や α6000 で 10 コマ/秒オーバーの連写はありましたが、ミラー動作ありでこの速さというのは改めてすごい。ミラーの動作音も旧 7D の「パコン、パコン」という軽めの音とは違って抑制の効いたメカ音がして、ミラーアップ/ダウンともにしっかり制御されている実感があります。シャッター音だけで言えば 5D3 よりも良いように感じます。

カワセミ

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

ただ残念ながら、この休み中に私が撮っていた時間帯でカワセミがダイブしたのは合計 2 回ほど。7D2 ならダイブした瞬間まで捉えられるのでは!と期待しましたが、そもそもシャッターチャンス自体が少なく、決定的瞬間を収めることは叶いませんでした。まあ葉が茂ってくる 3 月下旬くらいまでの間はまだ撮り頃なので、根気よく狙っていきたいと思います。

ユリカモメ

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

あとは練習がてら飛びものの撮影とか。このあたりの撮影も AF 性能の向上のおかげでずいぶん歩留まりが向上した印象。

ただ 7D2 の AF センサは 65 点全点が F5.6 対応のクロス測距点になっているので、テレ端で開放 F6.3 な 50-500OS よりも明るいレンズ、例えば EF300/F4L+EF1.4x とかならもっと性能が出るんじゃないか...という、ちょっと怖い妄想が立ち上がってきてしまいます。

エナガ

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

カワセミを探して歩き回っていたら、エナガのつがいを発見。この辺りでは時折出没する野鳥らしいですが、私は初めて遭遇しました。

尻尾だけが長い、ぬいぐるみのようにデフォルメされた体型なので、とても愛嬌がある鳥です。

エナガ

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

せわしなくちょこまかと動き回っていて撮るのはなかなか大変でしたが、7D2 のおかげもあってそれなりに撮れたかな。

世の中はまだまだ寒いですが、そろそろヒタキやメジロが活発に動き始める時季です。暦の上だけじゃなく、少しずつ春に近づいているということでしょうね。

投稿者 B : 22:00 | EOS 7D Mark II | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (2) | トラックバック

2015/01/02 (Fri.)

HONDA RA106

HONDA RA106

[ Sony RX100 III ]

横浜そごうでホンダの 2006 年シーズンの F1 マシン、RA106 が展示されているということで、見に行ってきました。

Honda | F1写真展を横浜、渋谷、池袋で開催

RA106 は、ホンダが B・A・R のチーム株式を取得して「オールホンダ」体制を築いた初年度のマシン。今年からはホンダの F1 参戦第四期としてマクラーレンとのジョイント体制になるわけで、展示すべきは RA106 よりもむしろセナプロ時代のマクラーレン・ホンダ車ではないかという気もしますが、まあそれはそれ。
この RA106 はハンガリー GP でバトンが第三期ホンダにとっての、そして自身にとっても初優勝を挙げたクルマの実車です。おそらくもてぎのホンダコレクションホールに常設されているものが出張してきたことになるのでしょう。私はこのクルマを見るのは三度目ですが、思い入れの強いマシンなので嬉しいですね。

HONDA RA106

[ Sony RX100 III ]

レギュレーション変更によって前年の 3 リッター V10 から 2.4 リッター V8 にエンジンが変更された初年度のマシンです(現行レギュレーションは 1.6 リッター V6 直噴ターボ+ERS)。とはいえシャシーは前年の BAR007 をベースに V8 規格に適合させ、ゼロキールやチムニー排気などのトレンドを取り込んだ、マイナーチェンジとも言える仕様で、当時のルノーやフェラーリ、マクラーレンといったトップチームに比べるとコンサバな作りになっています。が、その後ブラウン→メルセデスと変遷していくチームの歴史を思えば、こういうローノーズで一見特徴のない、言い換えれば「手堅い」開発を行った年(かつ、レギュレーションも大きく変わった年)のほうが成績がいいのがこのチームのジンクスでもあります。

HONDA RA106

[ Sony RX100 III ]

レギュレーションによって最低地上高と全幅が制限されたフロントウィングは、今見るとやや不格好に見えますね。現代 F1 のフロントウィングは広く低く、かつ複合フラップ化が進んでウィングというよりも「フロントディフューザー」と呼ぶべき構造になっています。そういう意味では、RA106 のフロントウィングはカスケードウィングすら装備しない、牧歌的なつくりをしています。

HONDA RA106

[ Sony RX100 III ]

もはや撤退して久しいミシュランタイヤ。グルーブドタイヤも懐かしいです。
このタイヤはそれなりに使用感がありますが、さすがにハンガロリンクを走った現物というわけではないでしょうね...。

HONDA RA106

[ Sony RX100 III ]

サイドポッド前面の大型チキンウィングとか、懐かしいですね。当時のトレンドを思い出します。

HONDA RA106

[ Sony RX100 III ]

意外と、今の F1 マシンと最も違うのはこのサイドポッド後部じゃないでしょうか。この部分のごちゃごちゃとした空力付加物は現行レギュレーションでは禁止されていますし、エンジンの排気口もこの後ブローディフューザー→コアンダエキゾーストという空力応用に進化した挙げ句、2014 年からは空力利用が事実上禁止される形になりました。ここは 2004~2008 年くらいのマシンが最も複雑な形状をしていたのではないでしょうか。

そういえばエンジンカウルのロゴ、新生マクラーレン・ホンダでは「HONDA」になるのか「Powered by HONDA」になるのか、どっちなんでしょうね。

HONDA RA106

[ Sony RX100 III ]

マシン後端。当時はディフューザーの形状がレギュレーションで制限されていたため、後ろ姿はちょっと寂しいですね。やっぱり F1 マシンのお尻には巨大なディフューザーがついていないと物足りません。

HONDA RA106

[ Sony RX100 III ]

リヤウィング翼端板の内側には、細かい文字で人名がびっしり。これはおそらくチームスタッフの名前が列記されているということでしょうね。テレビ中継の映像ではなかなかここまでのディテールが見れないので、実車展示ならではの楽しみです。

HONDA RA106

[ Sony RX100 III ]

マクラーレン・ホンダの新車 MP4-30 は、来月 2/1(日)から開始されるヘレステストで初お目見えとなるようです。今シーズンもメルセデスの勢いは簡単には衰えないでしょうし、マクラーレン・ホンダの初年度は厳しいものになるでしょうが、少なくとも早期の表彰台獲得を期待したいですね。

F1 ART SCENE 写真展

横浜そごうでは、このマシン展示と併催する形で F1 の写真展も行われていました。

F1 ART SCENE 写真展

展示されている写真の多くは専門誌などに掲載された実績のあるもので、私も目にしたことがあるものがほとんどでしたが、プリントして展示されているのを見るのはまた違った感激があるものです。

キャプションにはグランプリ名のほかに、ご丁寧にも使用レンズまで明記されています。どうやらこの写真展自体、キヤノンマーケティングジャパンが協賛しているようです(笑。
よく見ていくとレース中の写真はほとんどが 600mm F4、500mm F4、400mm F2.8 で撮られたもの。少し引いた構図で 70-200mm F2.8 を使っていることもある、という感じでした。サーキットに行くと確かに、ビブスをつけた公式カメラマンは超望遠の単焦点と 70-200 をそれぞれつけたボディを二台ぶら下げていることが多いように思います。

F1 ART SCENE 写真展

意外だったのは、表彰台やパルクフェルメの写真はかなりの割合で 14mm F2.8 を使って撮影されていること。レース前後のシーンは多くのスタッフやカメラマンが押し寄せるのは確かですが、ここまで広角のレンズを使っていたとは。

F1 ART SCENE 写真展

使われているレンズは大半が望遠系か 14mm か、という感じでしたが、このハミルトンの写真は 85mm F1.2 を使って撮影されています。ポートレートレンズの王様ですが、こういう撮り方もできるんですね...これはいい写真。

F1 ART SCENE 写真展

展示パネルの撮影者プロフィールには、使用機材の一覧も掲載されていました。ボディは当然 EOS-1D X だとして、レンズはこれだけ持っていながらも実際によく使われるレンズはやっぱり偏るものですね。広角が 16-35mm でもまだ足りずに 14mm 中心ということですが、噂されている EF11-24mm F4L が発売されたら使い勝手の良さでそちらに乗り換えそうな気もします。
あと、記録メディアが SanDisk じゃなくて LEXAR というのも意外。しかもこの表記だけあとから貼られているところに、大人の事情を感じます(ぉ

F1 ART SCENE 写真展

ちなみに西武・そごうでは、今年の日本グランプリ観戦チケットつきホンダ応援福袋を販売しているそうです。グランドスタンド上の VIP ルームチケットで、なおかつマクラーレン・ホンダのピット訪問権つきとあっては、20 万円という価格も決して高くないように思えます。私はさすがに買えませんが(笑、これいいなあ...。

なお、横浜そごうでのマシン展示は 1/7(水)まで。1/8(木)~19(月)の期間は渋谷西武で展示されるとのことです。一見の価値があるイベントだと思うので、ファンの方はぜひ。

投稿者 B : 21:06 | F1 | Photograph | Sony RX | コメント (0) | トラックバック

2015/01/01 (Thu.)

2015

2015

[ Sony α7 | Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 G ]

新年明けましておめでとうございます。

大晦日から長女が軽く熱を出しているため、今のところ家族での初詣もまだせずに静かな新年を迎えています。

時に、西暦 2015 年。

創作の世界では、2015 年を舞台とする物語が多く存在しますが、現実の 2015 年はどうでしょうか。
個人的には、ここ 2 年くらいで世の中の見え方がずいぶん変わってきたように感じます。今年もその慣性が働く年になるのか、それともさらなる変化が訪れるのか。
何かしら、この閉塞感を打ち破っていく一年にしたいところです。

本年もよろしくお願いいたします。

投稿者 B : 16:00 | Biogon 28/F2.8 G | Photograph | Soliloquy | α7 | コメント (0) | トラックバック

2014/12/31 (Wed.)

年の別れ

年の別れ

[ Canon EOS 5D Mark III | Canon EF24-70mm F4L IS USM ]

逝く年は音(ね)にさえ立てぬ
逝く年は女であるか
盛(さか)りゆく影が淋しい
うなだれて見返りがちに
盛りゆく後姿が
捨てられた女のように
別れゆく影が侘しい
女なら嘆きもしよう
逝く年は音にさえ立てぬ
野の末の流れのように
年が逝く 風に光って
唖の子の恨みさながら
目に涙いっぱいためて

堀口 大学 『年の別れ』

投稿者 B : 20:14 | EF24-70/F4L IS USM | EOS 5D Mark III | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2014 年の終わりに

2014 年の終わりに

[ Sony α7 | Carl Zeiss Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA ]

2014 年もあと数時間で終わろうとしています。

皆さん今年一年に買ったものをまとめたエントリーを書かれているようですが、私はそういう総括をすると自分が今年いくら使ったか見えてきてしまうので振り返りはしません(ぉ。あえて取り上げるならば、今年はカメラボディは買わないつもりでいたのに α6000、RX100 III、極めつけの EOS 7D Mark II まで逝ってしまったことですかね...。あとは、ようやく久しぶりに AV 環境に少し手を入れたことでしょうか。このあたりはまだ続きがあるので、来年に向けた宿題、ということで。

それよりも今年は自分の人生にとってひとつの転機と言える年でした。仕事内容が変わったこと、それによって生活サイクルも変わったことが特に大きいです。ものの見方や考え方をはじめ、数年ぶりに自分のペースを取り戻せたような気がします。また、実家も金沢に移転して生まれ故郷に帰ることがなくなったことも、意外と自分の精神面に影響を与えたように思います。

それから体調面の変化というか...自分がそれなりに歳を取ってきたことを実感した一年でした。以前に比べると食べる量も飲む量も減ったし(それで減ったのかよ!というツッコミは甘んじて受けます(ぉ))、食べ過ぎて翌日に残る感覚とか、疲れ方とか、去年までは実感することのなかったことを感じるようになりました。まあ、去年まではそういうことを感じる余裕さえなかった、ということかもしれませんが。
実は秋にひとつ病気もしました。自分で記憶している限り、風邪やインフルエンザ、花粉症以外で病院にかかったのは成人して以来初めて。経過観察で自然治癒するレベルのもので既に快復はしていますが、発症した瞬間は本当に辛くて、ちょうど前日に某氏が入院したり、他にも同じ時期に知人の入院が偶然重なった時期だったこともあり、ちょっとセンシティブになったのは事実です。まあ、病院食聖地巡礼しそこなったな、とは思いましたが(ぉ

そういうこともあって、この一年で自分のメンタリティもちょっと変わったのかもなあ、なんて思っています。そろそろ少しずつ無理がきかなくなったり、物事を吸収するスピードが遅くなったりしていくに違いない。野球のピッチャーが歳とともに速球派から技巧派に転向するように、そういうことを意識しながら巧く生きていくことを、来年は実践していく年になりそうです。

投稿者 B : 17:00 | Photograph | Soliloquy | Sonnar FE 35/F2.8 ZA | α7 | コメント (0) | トラックバック