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2012/03/14 (Wed.)

SIGMA 70-200mm F2.8 OS レビューのまとめ

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シグマ APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM のレビュー、まとめ編をお送りします。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

このレンズ、写りはいいし使用感もなかなか良かったのですが、いかんせん作例を撮りに行く余裕がなく。レンズはもう返却してしまい、追加撮影ができないのですが、そういえば以前のイベントで撮影した未公開ショットがたくさんあったなと思い、NAS をひっくり返して(いや、ひっくり返したら壊れかねないので、言葉のアヤですが)みました。

そしたら、以前はほぼ JPEG 撮って出しに近い状態で掲載していたんですが、改めて RAW 現像してみたら以前よりも満足いく写真になったじゃないですか。しかも、今回借用して撮った写真よりもよく撮れてるものが多い(笑)。スタジオ撮りだったとかカメラとレンズの個体同士の相性とかいろいろ理由は考えられますが、今まで掲載した作例よりもこっちのほうがレンズの真の性能を表しているかもしれません(^^;;

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM


[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
80mm(128mm 相当)、F5.6、1/10 秒、ISO160

モデルは紗々さん。最近私の周囲で人気が高まってきているので、今回の作例は彼女で行きます。別にページビューを狙っているわけではありません(ぉ
しかし 1 年ちょっとの間にグッと大人っぽくなりましたね・・・、と先日の横浜で撮影した写真と見比べて気がつきました。

これは当時も掲載したカットですが、JPEG 撮って出しだとけっこう盛大に白飛びしていたのが、改めて RAW 現像してやるとずっと良くなりました。風景などの場合はコントラスト高めに現像することが多いですが、最近、ポートレート系の現像はコントラストをピクチャースタイルのポートレートモードよりもさらに 1~2 段下げたくらいの画質が好みです。
肌の滑らかな階調表現も良いですが、髪の毛や睫毛の繊細な描写の仕方がこのレンズらしいところかな、と一通りのレビューをしてみた今改めて思います。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
80mm(128mm 相当)、F5.6、1/20 秒、ISO200

こういう描写を見るとやっぱりこのレンズは風景よりもポートレートに向いているんじゃないか、という気がしますね。シャープなんだけれど線が細くて柔らかい。色乗りはやや淡泊ですが、そのへんはカメラ側の設定や現像でどうにでもなるので、このくらいのレンズを買おうと思う人であればあまり問題にならないレベルだと思います。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
91mm(145mm 相当)、F2.8、1/40 秒、ISO100

絞り開放で、手前側の睫毛にピントを合わせてみた写真。浅めのピント面から外れて行くに従ってなだらかにボケていく、クセのないボケ味です。
ちなみにここに掲載している作例は、基本的にピクチャースタイル「ポートレート」から 1~2 段アンシャープマスクを強めにかけて、あとは露出とコントラストを適宜補正して現像したものです。ポートレートモードに少しシャープネス強め、コントラスト低めの設定で現像することが多かったので、EOS でこのレンズを使ってポートレートを撮るなら、あらかじめカスタムピクチャースタイルを用意しておいても良いかな、と思いました。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
76mm(121mm 相当)、F2.8、1/13 秒、ISO800

最初にこのレンズを触ったときの印象は「絞り開放から安心してズバッと撮れてしまうレンズ」というものでした。借用したレンズが開放ではピントが合いきらないことが多かったのは、レンズの個体差もあるかもしれませんが、野鳥や風景など静止していない被写体だったというのもありそうですね・・・。線が細いぶん、等倍で見たときに微妙なピンずれが気になるというのもあるかもしれません。でもピントが合った写真のゾクゾクするような立体感は、さすがナナニッパ。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
91mm(145mm 相当)、F2.8、1/60 秒、ISO100

えっと、だんだん作例を意識してというよりも自分が気に入った写真を現像しているだけになってきました(ぉ。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
157mm(251mm 相当)、F2.8、1/320 秒、ISO100

描写も良いんですが、やはり F2.8 のレンズはファインダを覗いているだけで楽しいもので、撮った写真を眺めていると、これを撮ったときのファインダの見え方を思い出してまた撮りたくなってくる魔力を秘めていると思います。F4 にはなかった、ファインダの中に主題がグッと浮き出てくる感覚。APS-C のボディでも十分感じられるくらいなので、このレンズをフルサイズで使ったらどんな感じなんだろうか?と想像せずにはいられません。あ、5D Mark III は少なくとも当面は買いませんよ(ぉ

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
86mm(137mm 相当)、F2.8、1/250 秒、ISO100

ということで、今 EF70-200mm F4L を持っていなかったとして、手元に 10 万円あったなら、私はこっちのナナニッパを買っていたかもしれません。スペック的にはキヤノンの EF70-200mm F2.8L IS II USM と比較すべきかもしれませんが、そういうレビューはあちこちにあるでしょうし、おそらく私のように「純正のナナニッパには手が出ないけど、レンズメーカーのものなら何とか。で純正の 70-200 F4 とどっちがいいか」という人は多いのではないでしょうか。性格の違うレンズなので一概にどちらを買うべき、という結論にはなりませんが、描写の傾向がハッキリと違うので、主に何をどう撮りたいかで自ずと答えは出るでしょう。
キヤノンにしろニコンにしろ 25 万円出せるなら迷わず純正の新型ナナニッパを買っておいた方が何かと後悔はしないでしょうが、そうでないならば、十分に検討に値するレンズです。シャープさや発色の傾向、全体的な扱いやすさまで含め、まさに「今のシグマを代表するレンズ」と呼べるのではないかと思います。

シグマ / APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM (キヤノン用)

B003HC8V9A

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投稿者 B : 00:28 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2012/03/11 (Sun.)

3.11

松島

[ Sony α700 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM ]

あの「2011 年 3 月 11 日」から、今日でまる 1 年が経ちました。

写真は 1 年前にも貼った、2008 年の春に訪れた宮城県の松島。津波の大きな被害を受けた場所の一つです。当時の松島の風景がとても美しくて心に残っていたので、観光でお金を落とすことで少しでも復興支援になれば、とまた行きたいのですが、まだなかなか子どもを連れて遠出できるような歳でもなく。写真だけでも見直してみるか、と当時のデータを引っ張り出してきて、改めて RAW 現像してみたりしました。

松島

[ Sony α700 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM ]

松島のこれらの風景は今、どうなっているのでしょうか。松島には自衛隊基地があるため、1 年前は松島自体の被害に加えて対応の拠点としての松島の映像も何度か目にしましたが、この風景が少しでも以前に近づいていることを願うばかりです。

松島

[ Sony α700 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM ]

今日はテレビも震災特集ばかりな感じで。亡くなった方々への追悼や今も避難生活を送っている方々への気遣いも重要だと思いますし、今日くらいは静かに過ごしたいとは思いますが、私はどちらかというと明日の日本のために生きていたいと思っています。私個人には小さな力しかないけれど、それでももう一度日本に活力をもたらすために、できることをしたい。

松島

[ Sony α700 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM ]

必要なのは「復旧」ではなく「復興」。以前ならば、「グローバル化とボーダーレス化が進んでいるんだから、そろそろ日本だけにこだわっていてもしょうがない」というように考えていましたが(もちろん仕事上はそう考えなくてはならないこともたくさんありますが)、震災によって改めて東北地方が日本にとってとても重要な役割を持っていたこと(いや、経済的な意味ではむしろ日本に不要な地域なんてないこと)を痛感しました。日本の産業や雇用を守る、という近視眼的なことじゃなくて、日本の持つリソースをもっと活かして国力を高めることが、こういう時代だからこそ重要になっているんじゃないかと思います。

松島

[ Sony α700 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM ]

東海以東の地域では今でも震度 3~4 前後の地震が頻発していて、相変わらず全く安心して暮らせる状態ではありませんが、良い意味でも悪い意味でもこの程度の地震には慣れてしまった感もあり。1 年前の震災と原発事故をきっかけに、残念ながら精神面の弱さが露呈してしまった人も少なくないように思いますが、個人的にはそれをきっかけに人の多様性を知ったり、多くのことを学んで、以前よりも少し強くなれたんじゃないかという気がします。

この松島の海は、もう美しさを取り戻せているかな?次女がもう少し大きくなったら、必ずそれを確かめに行こうと思っています。

投稿者 B : 14:46 | Photograph | Soliloquy | α700 | コメント (0) | トラックバック

2012/03/07 (Wed.)

SIGMA 70-200mm F2.8 OS で風景を撮る

13920-2969-269109

シグマ APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM のレビューを続けていきます。

続いては、私がもっとも 70-200mm を使うシチュエーションのひとつ、風景写真。私は 70-200mm は風景かポートレート(モデル撮影というより子どもが被写体)に使うことが多いです。そういうシチュエーションでどんな画が撮れるのか?イマイチ天候も優れず、被写体に相応しい植物もあまり花開かないなか(泣)、苦労して作例を集めてきました。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
70mm(112mm 相当)、F2.8、1/200 秒、ISO100

とりあえず絞り開放、ワイド端で一発撮ってみた写真。キヤノン DPP での RAW 現像時にアンシャープマスクを少しだけかけていますが、それ以外は特にいじっていません。ごちゃっとしてしまいがちな構図ですが、さすが F2.8 だけあって背景は大きくぼけ、被写体がグッと浮き出てきています。
絞り開放で完璧にピントが来ていなくても、少しアンシャープマスクをかけてやるだけで驚くほどカリッとした画質が得られます。まあ何度も言うように、大伸ばしにしなければシャープネスをかけなくても全然問題ありませんが・・・。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
70mm(112mm 相当)、F5.6、1/100 秒、ISO200

これも以外と難しい、ワイド端遠景。細かい枝の描写ももやっとしたりパープルフリンジが出たりすることなく、無難に解像してくれています。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(320mm 相当)、F4、1/80 秒、ISO200

一転してテレ端で被写体を抜いてみました。こういうのは解放よりも F4 くらいのほうが個人的にはキリッとするので好きです。
水仙の花びらだけでなく、葉のピントが合っている部分のエッジがシャープに描写されていて好感が持てます。ただ同じ F4 ならキヤノンの EF70-200mm F4L のほうが印象的な画作りかな、という感想を持ちました。あれに比べるとシグマのこのレンズは、なんというか繊細な印象です。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(320mm 相当)、F2.8、1/500 秒、ISO200

こちらもテレ端、絞り開放。シャープネスは特にいじっていませんが、やっぱり花弁や雄しべのあたりにピントが合ってるならもう少しカリッとしてほしい感じですね。ピントが合っていないわけではないので現像で調整すれば改善するレベルですが。
やはり F2.8 はボケ量が大きいので、こういう散漫としがちな被写体でも主題を際立たせてくれるため、画作りがしやすいのは助かります。撮影時の天候が曇りだったこともあるのですが、このレンズは色乗りが淡泊な印象で、つい現像でちょっと濃いめに出してやりたくなります(上の画像は色相・彩度は特にいじっていません)。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(320mm 相当)、F5.6、1/100 秒、ISO200

AI サーボ AF で動体を追ってみました。まあ、そんなに速い電車でもないので、動体撮影のサンプルには適していませんが(笑、奥行きのある被写体に対するピント面の浮き上がり具合の確認にはちょうど良いんじゃないかと。
F5.6 まで絞っていますが、ボケの落ちていき方はとても自然で好ましいですし、画面全体にわたっての締まった印象がいいですね。ボディとの相性によるものかもしれませんが、F2.8 だとピントがイマイチに感じることも少なくないのに対して、F4~5.6 くらいまで絞ったときの画質は全体的にとても良好だと思います。このシャープさは「シグマらしさ」がよく出ていると言えるのではないえしょうか。

あとは参考までに絞り値ごとの描写の違いを見比べてみてください。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
168mm(269mm 相当)、F2.8、1/400 秒、ISO200

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
168mm(269mm 相当)、F4、1/200 秒、ISO200

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
168mm(269mm 相当)、F5.6、1/100 秒、ISO200

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
168mm(269mm 相当)、F8、1/50 秒、ISO200

やっぱり F2.8 時の背景のボケの大きさが印象的ですが、F8 まで絞ったときの樹皮のカリカリッとした描写も魅力的です。個人的には F4 くらいのバランスがやはり好きですが。
発色はもうちょっと淡泊に出るかと思ったら、これらの写真に関しては現像でいじらなくても、意外とけっこう色が出てくれました。

あと、比較用に EF70-200mm F4L USM(IS なし版)でも同じように撮ってみた・・・つもりでいましたが、ファインダ内の画角で合わせたらシグマでの写真と焦点距離が合っていなかったという(汗)。焦点距離が違うためボケ量の差は比較にならないですが、絞り値ごとの描写の傾向として参考にしてみてください。

Canon EF70-200mm F4L USM

[ Canon EOS 7D / Canon EF70-200mm F4L USM ]
200mm(320mm 相当)、F4、1/200 秒、ISO200

Canon EF70-200mm F4L USM

[ Canon EOS 7D / Canon EF70-200mm F4L USM ]
200mm(320mm 相当)、F5.6、1/100 秒、ISO200

Canon EF70-200mm F4L USM

[ Canon EOS 7D / Canon EF70-200mm F4L USM ]
200mm(320mm 相当)、F8、1/50 秒、ISO200

うまく表現できませんが、比較で言えばシグマのナナニッパは「繊細なシャープさ」、キヤノンの F4L のほうが 「線が太いけどシャープ」と言ったら良いんですかね。この線の太さは描写の安定性というか、適当に何を撮ってもそれなりに画にしてしまう力というか、まるで自分が写真が上手くなったかのような錯覚を与えてくれるレンズで、「困ったらとりあえずこのレンズで撮っておけば何とかなる」という妙な信頼感に繋がっていると思います。
対するシグマのナナニッパが信頼できないかというと、開放での撮影はちょっとコツを要するけど、F4 以下であればまず外すことはないという印象で、これはこれで使いやすい。描写の傾向としては、キヤノンの F4 よりもシグマの F2.8 のほうが繊細なぶん、よりポートレートに適しているかな、と思います。

価格帯が近いこともあり、「10 万円ちょっとで手ブレ補正付きの F2.8 が新品で買える」か「ハズレなしのレンズ、かつ一応イバリの効く白レンズ」のどちらか、という非常に悩ましい選択と言えるのではないでしょうか。

シグマ / APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM (キヤノン用)

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投稿者 B : 01:51 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2012/03/05 (Mon.)

SIGMA 70-200mm F2.8 OS で身近な野鳥を撮る

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ちょっと時間が空いてしまいましたが、シグマ APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM のレビューの続きです。

春めいてくる季節だし、いろいろと作例を撮りに行く計画を立てていたのですが、インフルエンザにかかって週末を 2 回ほどフイにしてしまったり、もう 3 月だというのにいっこうに梅が見頃を迎えないくらいに寒かったり、週末になると天候がイマイチだったり、でなかなか納得のいく作例が集まりませんでした。が、とりあえずここまでで撮ってきた作例からいくつか出していきたいと思います。

今日はまず身近な野鳥から。といっても、それほど珍しい鳥が撮れたわけでもないので、本当にそのへんの公園にいる鳥ばかりですが・・・。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(320mm 相当)、F4、1/200 秒、ISO100

まずは水鳥としては最もポピュラーなオナガガモ。曖昧になりがちな羽根の紋様がシャープに描写できています。絞り開放でもピントさえ合えばシャープなんですが、さすがに 1,800 万画素のボディで F2.8 で撮ると、50% 表示くらいまではジャスピンに見えてもピクセル等倍だと微妙にずれている、という写真を量産してしまい、なかなか難しいです。
まあピクセル等倍で使うことなんて滅多にないので絞り開放(で微妙にピンずれ)でも十分にシャープと言って良いレベルだと思いますが、レビュー用の作例として出すとなると難しいもので、F4 くらいまで絞ったほうが安定感があるというか(笑。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
97mm(155mm 相当)、F8、1/60 秒、ISO200

1200×800 くらいの解像度(上のサムネイルはクリックすると拡大)ではちょっと分からないかもしれませんが、F8 まで絞ってやると、画面全体に渡ってピシッと引き締まった印象になってきます。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
119mm(190mm 相当)、F4、1/400 秒、ISO200

テレ端で 200mm(APS-C だと 320mm 相当)なのでカワセミのような小鳥を撮るのには向きませんが、水鳥や人慣れした小鳥を撮る程度であれば十分寄れます。高画質なレンズなので、ちょっと絞り目に撮って後でトリミング、というのが許容できれば、かなり多くの用途に使えるのではないでしょうか。

私は 50-500OS も持っているので、超望遠はあっちに任せてそれ以外は 70-200 一本にして、中途半端な 70-300mm は処分してしまっても良いかなあ、と最近ちょっと思っていたりします。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(320mm 相当)、F4.5、1/160 秒、ISO200

これも微妙に日和って F4.5 まで絞ってしまった作例ですが(笑)、これはどちらかというと圧縮効果と前ボケ、後ボケを見てほしい一枚です。
画面右側の葦?蒲?の茂みあたりは少しボケが不自然になっているところもありますが、全体的にはとても柔らかくて自然なボケ。ピント面のシャープな描写も相まって、悪くない雰囲気だと思います。

被写体のムクドリが野鳥というよりはむしろ害鳥に近い部類なのは気にしないでください(´д`)。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(320mm 相当)、F2.8、1/125 秒、ISO200

これは人工の餌台にやってきたメジロ。これは自分でもハッとした一枚です。テレ端、かつ絞り開放でここまでシャープ。
実は RAW 現像でアンシャープマスクを 2 段ほどかけていますが、それ以外はほぼ無調整な状態です。アンシャープマスクなしでも縮小すれば十分すぎるほどシャープだったのですが、この元画像(アンシャープマスクあり)をピクセル等倍で切り出した画像がこちら。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]

クリックして表示される拡大画像が本当にピクセル等倍です。これで絞り開放ですよ・・・このレンズの真の実力を垣間見た気がしました。大伸ばしでプリントアウトでもしない限りここまでの画質は必要とされないでしょうが、これができるかできないかはやはりレンズとボディの性能が試されるところですし、伸ばさないにしても満足する撮影結果が得られる可能性を少しでも高めてくれるのは事実だと思います。

ただ、開放だとここまでバシッとピントを合わせるのが難しいレンズであることも事実なので、うまくジャスピンが取れなければ「キレイなんだけどイマイチ描写が甘いレンズ」という評価にもなりかねないのは、特にイメージセンサの高画素化が進んだ今だからこそ、難しいところですね・・・。

シグマ / APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM (キヤノン用)

B003HC8V9A

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SIGMA 70-200mm F2.8 OS でポートレートを撮る

13920-2969-269001

投稿者 B : 22:25 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2012/02/20 (Mon.)

冬の日 #2

冬の日

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

体調はずいぶん良くなってきましたが、今日もストックフォトからの更新です。カワセミを狙いに行って連戦連敗中に撮ってきたその他の野鳥写真(´д`)。

これはいつもの公園で見かけたシジュウカラ。そんなに珍しい野鳥でもないですが、スズメとサイズが違いので意外と見逃しがちな鳥です。2 月~3 月頃になると、このサイズで豊富な種類の鳥たちが活動し始めるので、野鳥図鑑を片手に注意深く見分けるのがポイント。

冬の日

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

こちらはカワウ。この付近にはいつも 2 羽程度のカワウが棲み着いていて、池の杭の上で羽を休めています。この界隈で見られる大型の野鳥としては先日のコサギかこのカワウが最も遭遇率が高いでしょうか。

冬の日

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

カワウはよくこうやって羽を広げたポーズを取る修正があるようです。求愛のポーズなのか、羽を乾かしているのか、何かを威嚇しているのか分かりませんが、いかにも撮ってくれというメッセージに見えたので、激写。私の中ではこういう光の使い方を「金曜ロードショー」と呼んでいます(ぉ

来週末には体調も万全になっていると思うので、また何か撮りに行きたいところ。そろそろ梅の見頃も近づいていると思うので、梅園とかもいいかな・・・。

投稿者 B : 00:00 | EOS 7D | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (0) | トラックバック

2012/02/19 (Sun.)

冬の日

冬の日

[ Sony α77 / Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZA ]

体調が快復するまではしばらく省エネモードで行きたいと思います。

本当はこの週末はシグマ 70-200OS の作例をもっと撮りに行ったり、なかなか出会えないカワセミのリベンジに行ったり、そもそも買ってからあまり使えていないα77 もいい加減しっかり使い込んでやったり、と写真関係でいろいろとやりたいことがあったんですが、さすがにこれだけ体調が悪いとどれも無理(´д`)。

70-200OS は借用期間が 1 ヶ月と決まっているので、その間にできる限り持ち出してやらないといけないんですけどねえ・・・。

投稿者 B : 00:00 | Photograph | Planar 85/F1.4 ZA | α77 | コメント (0) | トラックバック

2012/02/14 (Tue.)

SIGMA 70-200mm F2.8 OS でポートレートを撮る

13920-2969-267066

ということでシグマ 70-200OS の実写レビューに移ります。

70-200mm F2.8 といえば、中望遠域における万能レンズ。特にポートレート系では定番と言っても良いレンズだと思います。今回は、運良く CP+ の会期直前にお借りすることができたので、普段家族以外ではあまり撮らないポートレートを、CP+ 会場のコンパニオンさん相手に撮ってこようか(特に、シグマブースのお姉さん方なら許されるかな(^^;;)と思っていたところ、会場の取材に同行させていただいた紗々さんをモデルに撮りませんか?というこの上なくありがたいオファーをいただいたので、お言葉に甘えることにしました。
レンズレビューのためにほぼ専属モデル状態で撮らせてもらえるなんて、こんなサービス滅多にありません(笑)。でも、普段モデルさん撮影なんてしない(プラモデルなら撮ってますが(ぉ))私にはそれはそれでハードルが高い。ということで、撮影のディレクションはほぼしょういち先生のおんぶに抱っこ状態で撮らせていただきました・・・。
あまり時間に余裕のなかった CP+ 取材の合間でしたが、パシフィコ横浜屋外~臨港パーク付近で少し時間を取って撮影しました。写真はキヤノン DPP でピクチャースタイル「ポートレート」に設定し露出をいじった上で縮小 JPEG 現像していますが、特にアンシャープマスク等はかけていません。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
91mm(145mm 相当)、F2.8、1/4000 秒、ISO100

まずは絞り開放から。このいかにも F2.8 らしい主題と背景の分離感がとても良いじゃないですか。このサイズだと判らないかもしれませんが、リサイズしていない画像を見ると微妙にピントがあっていないように見えます。でもこれはこのレンズの描写が柔らかいというよりはピントがビシッと来なかっただけかも。一年前に試写したときには開放でもけっこうビシッと撮れていたので・・・。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
97mm(155mm 相当)、F4、1/2000 秒、ISO100

F4。ピント面の描写が引き締まってきたのを感じます。それでいて背景のボケ具合にはまだまだ余裕があって、印象的な画になっています。描写的にはこのくらいのほうがバランスが良いかな。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
91mm(145mm 相当)、F5.6、1/1000 秒、ISO100

F5.6 まで絞ってみました。被写体はさらにカリッとした描写になりますが、背景が(ボケ具合は煩くないにせよ)ごちゃっとしてしまうので、私は F4 あたりのほうが好きですね。

今回はポートレートということで F4~F5.6 を重点的に撮ってきましたが、F8 くらいのも押さえて来ればよかった・・・。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
119mm(190mm 相当)、F2.8、1/320 秒、ISO200

ちょっと場所を変えて、より望遠気味の焦点距離。遠目から撮っているのは柱との位置関係で前ボケと後ボケの具合を確認したかったから・・・というのは半分言い訳で、ここに私の照れが出ています(ぉ

雰囲気は出ていますが、F2.8 だとやっぱりちょっとピントが甘い印象がありますね。もうちょっと AF をしっかり追い込みながら撮るなり、MF でも撮るなりすべきだったかもしれません。開放での描写周りはまた別の被写体でも検証してみたいと思います。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
128mm(205mm 相当)、F4、1/160 秒、ISO200

F4。若干陰になる場所だったこともあって、7D の AF も微妙に迷い気味でした。この写真はピクセル等倍で見ると少し甘い感じがしますが、50% 表示くらいまでで見る分には十分にシャープ。私が持っている EF70-200/F4L も開放からハズレのない画を撮ってくれますが、70-200/F4 級ってそれだけ扱いやすい設定ということなのかもしれません。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
128mm(205mm 相当)、F5.6、1/80 秒、ISO200

F5.6。このくらい望遠になると、F5.6 まで絞っても前後が十分にボケるので、F2.8~4 で撮ったら保険で F5.6 も 1 枚、というセコい堅実な撮り方をしてもいいように思います。大口径レンズはどうしても絞るのがもったいないと思ってしまいがちですが、失敗するくらいなら確実に成功する撮り方をしておいたほうがいいかと(^^;;

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
119mm(190mm 相当)、F2.8、1/2000 秒、ISO100

横位置で。背景のほうが明るいという難しい構図になりましたが、現像でカバー(汗

これもそれほどカリカリッとした描写ではありませんが、背景との分離が良いので雰囲気は出ていますね。女の子を撮るならこれくらい柔らかめの描写のほうが好ましいようにも思います。
あとはポートレートモードなので少し現像で甘くなっている部分があるので、スタンダードモードで撮るなり、現像時にアンシャープマスクを 1 段上げてやるだけでも、見違えるような描写になります。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
128mm(205mm 相当)、F4、1/1000 秒、ISO100

F4。被写体が立ち上がってきました。私の好みとしてはこのくらいがちょうど良い。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
119mm(190mm 相当)、F5.6、1/500 秒、ISO100

F5.6。やっぱりこういう背景だと使えるのは F4 くらいまでかなという気がします。フルサイズボディだとこのくらいでも十分使えるでしょうが。

背景のうるささや距離などによっても最適な絞り値は変わってきますが、やはりこのレンズは F2.8 通しらしい柔らかいボケで、撮影の幅を広げてくれる印象です。
F2.8 だと描写が少し緩い、というようなことも書きましたが、このへんはけっこう現像次第な部分もあります。ここまでは全てピクチャースタイル「ポートレート」、シャープネス設定変更なしで現像してきましたが、試しにポートレートモードのままアンシャープマスクを 2 段強めにして現像してみたのが以下。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
180mm(288mm 相当)、F2.8、1/1000 秒、ISO100

勇気を出して(笑)テレ端付近で撮ってみた写真。ファインダ越しとはいえ美女と目が合うのはやっぱり緊張します・・・。
blog サイズに縮小してしまうと違いが分かりにくいかもしれませんが、開放でもピント面がずいぶんカリッとした描写になってきました。ピクチャースタイル「スタンダード」あたりで撮ってコントラストを調整してやるような現像をすれば、さらに引き締まった描写になります。なのでレンズの実力値としては開放でもけっこうビシッと撮れるようで。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(205mm 相当)、F4、1/500 秒、ISO100

一段絞って F4 なら、少しアンシャープマスクをかけてやるだけで髪の毛まできっちり解像してくれます。やっぱりこの F4 の描写は私好みだなー。EF70-200mm F4L との比較は別途やるつもりでいましたが、せっかくだからこのときに持って来れば良かった、と少し後悔しました。

ということでポートレートレンズとしての 70-200OS は、ほぼ期待通りの結果を出してくれました。今まで 70-200 といえばほぼ F4 の世界しか知らず、ごくたまに自分のではない F2.8 に触る機会がある程度でしたが、やっぱり F4 とは一つ次元の違う世界が見えますね。ファインダを覗いた瞬間に、主題がグッと浮かび上がってくる感覚は、写欲を掻き立てるものがあります。これはちょっと欲しくなっちゃったなあ・・・。

紗々さん、寒空の下にも関わらず上着を脱いでまで撮影にお付き合いいただきありがとうございました。

シグマ / APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM (キヤノン用)

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SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

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投稿者 B : 01:33 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2012/02/06 (Mon.)

ダイサギの食事

ダイサギ

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

シグマ 50-500OS を購入して以来、ときどきカワセミを狙いにいつもの公園に行っているんですが、なかなか遭遇できません。最後に遭ったのは 50-500OS をみんぽすのモニターで借用していたとき以来なので、かれこれ 1 年くらい出会えていないことに・・・。環境は悪くなく、カワセミ用の人工巣穴まである場所なので、天候や時間帯などの条件が揃ったときに行けていないのでしょうが。

50-500OS を買った理由の半分は野鳥、特にカワセミ撮りのつもりだったので、不本意なことこの上ないのですが(´д`)、他にも野鳥はちらほら撮影できています。このダイサギは、この公園の池にたいていいる野鳥の一種。大きいのでけっこう目立ちます。カワセミとサギ類はエサがほぼ同じなので、カワセミを探すときはまずサギ類を探すと良いんですよね。まあサギがいるからといって必ずカワセミがいるわけでもないんですが。

ダイサギ

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

何度か場所を変えたりしながらゆっくり獲物を探していたと思ったら、いきなり水中にズバンッ!と頭を突っ込みます。この緩急がなかなか面白い。

ダイサギ

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

捕獲したら、そのままほぼ丸呑み。豪快な食事です。この池には鯉のほかにタナゴやクチボソといった魚が棲んでいるので、それらを獲っているようですね。

しかし全身真っ白なので露出が難しい・・・ちょっと白飛びしてしまいました。

ダイサギ

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

飛び立っていくシーンを流し撮り。水平が取れていませんが(´д`)。

この池にはダイサギのほかにカワウやユリカモメなんかも来るんですが、これからの時期は梅が咲き始めるのに伴ってヒタキやメジロなんかも顔を出し始めるので、また 50-500OS を持って撮りに来たいと思います。

投稿者 B : 00:04 | EOS 7D | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (0) | トラックバック

2012/01/04 (Wed.)

My Hometown

My Hometown

[ Sony α77 / Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM ]

年末年始の帰省から東京に戻ってきました。帰省中もこまごまと予定が入っていてあまりゆっくり写真でも・・・という時間も取れませんでしたが、それでもα77 の慣熟撮影がてら、生家の近隣を撮影しながら軽く散策してきたので、テストショット代わりに何枚か貼ってみます。

私の故郷は古くからの港町で、かつ沿岸の工業地域でもあります。なので海や漁船、貿易船は日常風景。

My Hometown

[ Sony α77 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA ]

何年か前から定点観測的に写真を掲載していますが、港湾の両岸を結ぶ大橋も、完成が近づいてきました。昨年のうちに橋桁の全ての施工が完了し、あとは周辺の工事が済めば今年中にも開通の見込みだとか。

My Hometown

[ Sony α77 / Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM ]

この橋を支える 2 本の主塔は、県内でも最大級の建造物となるようです。木造二階建ての一軒家がほとんどなこの地域の町並みにあって、異様な巨大建造物。総事業費は 400 億円とも言われていますが、その税金の元を取れる日は果たして来るのか・・・。

My Hometown

[ Sony α77 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA ]

主塔の近くに寄れるだけ寄ってみました。帰省に持って帰ったレンズでもっとも広角だったのが 16-80mm(24-120mm 相当)しかなかったので、ワイド端でギリギリ収まるくらい。肉眼で見るとさらに迫力があります。東京だと、都心ではこれくらいの高さのビルは珍しくないですが、「何もない」と表現するしかないようなこの界隈で、この白く美しい主塔は明らかに浮いています。

My Hometown

[ Sony α77 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA ]

2 本の主塔に挟まれた部分が、海を渡る橋桁。この橋桁の高さは海面から 50m 近くにもなるそうです。自動車だけでなく、専用エレベーターを使って途中から自転車や徒歩でも渡ることができるようになるそうですが、私は怖くて絶対無理(;´Д`)ヾ。

My Hometown

[ Sony α77 / Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM ]

港の向こう岸には市のシンボルとなっている帆船「海王丸」が係留(既に引退し、現在は展示用船体となっています)しています。70-300mm のテレ端(450mm 相当)でようやく APS-C センサほぼいっぱいに捉えられる距離ですが、G レンズとα77 のセンサのおかげでロープの一本一本までちゃんと解像してくれています。すばらしい。

ちなみにむっちーさんが時々ラジコンをやりに行くのはこの海王丸の下あたり(笑。

My Hometown

[ Sony α77 / Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM ]

地元のランドマークといえば、もうひとつは火力発電所。私はこの 2 本の煙突を、18 歳で高校を卒業するまで毎日見て育ちました。火力ではありますが発電所まで余裕で 1km 圏内なので、昨年の震災の際には福島原発の近隣に住んでいる方々の気持ちが少し想像できるような気がしました。
火力発電所だって公害とは無縁ということは全くありませんが、物心ついたときからその下で生活してきた人間にとっては、最初からそれは「あって当たり前のもの」であって(それはそれを前提とした経済やコミュニティがそこに成立していることも含めて)、それ以上でもそれ以下でもありません。

My Hometown

[ Sony α77 / Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM ]

防波堤と、釣り人と、工場。偶然にではありますが、地元を象徴する一枚が撮れたような気がします。最近は知りませんが、私の子どもの頃には釣りはこの界隈の子どもにもポピュラーな遊びのひとつで、私もこの周辺の防波堤で時々釣り糸を投げたものでした。

私は高校は市外の学校に行ってしまい、地元の友達ともほとんどがそれっきりになってしまったので、高校以降はほとんど地元を歩き回ることもなくなりました。むしろ写真を趣味にするようになってから改めて、帰省時には少し時間が取れたらこうやって散策するようになりましたが、基本的な町並みは変わってはいないとはいえ、私の子ども時代からほとんど手が加えられていない家や空き家、空き地が見るからに増え、過疎化が進んでいることを肌で感じました。冬だからということもあるでしょうが、私が歩き回った 1~2 時間の間ですれ違った人も 10 人いるかどうか、それも私と同年代以下の人が一人もいないという状況で、(東京に出てしまった私が言えた義理ではありませんが)若者が地元に残っていないのだろうなあ、ということが想像に難くありません。
大橋が完成したところで、地元には目玉になる観光も産業もこれといってないので、個人的にはこの投資は残念ながら無駄になってしまうのではないかと思います。故郷が廃れていくのは寂しくもありますが、これが現実なのでしょうね・・・。

投稿者 B : 23:00 | Photograph | Sony 70-300/F4.5-5.6 G SSM | Vario-Sonnar DT 16-80/F3.5-4.5 ZA | α77 | コメント (2) | トラックバック

2012/01/01 (Sun.)

迎春

翔

[ Sony α77 / Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM ]

2012 年、本年もよろしくお願いいたします。(我が家は喪中なのでおめでとうは自粛の方向で)

富山の元旦はイマイチぱっとしない天気で迎えました。まあ我が家は昔から大晦日は遅くまで飲んで過ごすので、初日の出は最初から拝む気がないのですが(笑。

年の初めなので簡単に今年の抱負というか何というか。
私は 2 年前からこの 2~3 年を自分にとっての変化の年と位置づけているので、今年もそれなりに変化に富んだ一年になる、あるいはするだろうと思っています。仕事だけでなく、長女が春に小学校に上がるのもあって、強制的に生活が変わっていくでしょうし。
自分の意志でもって変化を起こすことも大切ですが、近年は環境の変化のスピードが速いので、自分が指向した方向性と多少違っても、周囲の変化に合わせて自分を変えていったり、いろんなことを統合的に考えることも、これからの人生で生き残っていくための必要事項なんじゃないかと考えていたり。
たとえば自転車に乗っているときに、止まっているよりも走り続けていたほうが姿勢が安定するようなもので、安定のための安定志向でも、変化のための変化でもなくて、今年も倒れないために動き続ける一年を送りたいと思います。

カメラ的には今年は噂されている EOS 5D Mark III とか、 7D Mark II とか、シグマ SD1 の廉価版とか、α77・NEX-7 に続く製品にはどんなものが用意されているのかとか、また興味と物欲の尽きない一年になりそうです。今年は Photokina 開催の年ですが、その前にまずは PMA と CES(今年は合同開催になるようですね)が楽しみです。

ということで、本 blog ともども、また一年のお付き合いをよろしくお願いします。

投稿者 B : 12:00 | Photograph | Soliloquy | Sony 70-300/F4.5-5.6 G SSM | α77 | コメント (0) | トラックバック