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2012/02/14 (Tue.)

SIGMA 70-200mm F2.8 OS でポートレートを撮る

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ということでシグマ 70-200OS の実写レビューに移ります。

70-200mm F2.8 といえば、中望遠域における万能レンズ。特にポートレート系では定番と言っても良いレンズだと思います。今回は、運良く CP+ の会期直前にお借りすることができたので、普段家族以外ではあまり撮らないポートレートを、CP+ 会場のコンパニオンさん相手に撮ってこようか(特に、シグマブースのお姉さん方なら許されるかな(^^;;)と思っていたところ、会場の取材に同行させていただいた紗々さんをモデルに撮りませんか?というこの上なくありがたいオファーをいただいたので、お言葉に甘えることにしました。
レンズレビューのためにほぼ専属モデル状態で撮らせてもらえるなんて、こんなサービス滅多にありません(笑)。でも、普段モデルさん撮影なんてしない(プラモデルなら撮ってますが(ぉ))私にはそれはそれでハードルが高い。ということで、撮影のディレクションはほぼしょういち先生のおんぶに抱っこ状態で撮らせていただきました・・・。
あまり時間に余裕のなかった CP+ 取材の合間でしたが、パシフィコ横浜屋外~臨港パーク付近で少し時間を取って撮影しました。写真はキヤノン DPP でピクチャースタイル「ポートレート」に設定し露出をいじった上で縮小 JPEG 現像していますが、特にアンシャープマスク等はかけていません。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
91mm(145mm 相当)、F2.8、1/4000 秒、ISO100

まずは絞り開放から。このいかにも F2.8 らしい主題と背景の分離感がとても良いじゃないですか。このサイズだと判らないかもしれませんが、リサイズしていない画像を見ると微妙にピントがあっていないように見えます。でもこれはこのレンズの描写が柔らかいというよりはピントがビシッと来なかっただけかも。一年前に試写したときには開放でもけっこうビシッと撮れていたので・・・。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
97mm(155mm 相当)、F4、1/2000 秒、ISO100

F4。ピント面の描写が引き締まってきたのを感じます。それでいて背景のボケ具合にはまだまだ余裕があって、印象的な画になっています。描写的にはこのくらいのほうがバランスが良いかな。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
91mm(145mm 相当)、F5.6、1/1000 秒、ISO100

F5.6 まで絞ってみました。被写体はさらにカリッとした描写になりますが、背景が(ボケ具合は煩くないにせよ)ごちゃっとしてしまうので、私は F4 あたりのほうが好きですね。

今回はポートレートということで F4~F5.6 を重点的に撮ってきましたが、F8 くらいのも押さえて来ればよかった・・・。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
119mm(190mm 相当)、F2.8、1/320 秒、ISO200

ちょっと場所を変えて、より望遠気味の焦点距離。遠目から撮っているのは柱との位置関係で前ボケと後ボケの具合を確認したかったから・・・というのは半分言い訳で、ここに私の照れが出ています(ぉ

雰囲気は出ていますが、F2.8 だとやっぱりちょっとピントが甘い印象がありますね。もうちょっと AF をしっかり追い込みながら撮るなり、MF でも撮るなりすべきだったかもしれません。開放での描写周りはまた別の被写体でも検証してみたいと思います。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
128mm(205mm 相当)、F4、1/160 秒、ISO200

F4。若干陰になる場所だったこともあって、7D の AF も微妙に迷い気味でした。この写真はピクセル等倍で見ると少し甘い感じがしますが、50% 表示くらいまでで見る分には十分にシャープ。私が持っている EF70-200/F4L も開放からハズレのない画を撮ってくれますが、70-200/F4 級ってそれだけ扱いやすい設定ということなのかもしれません。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
128mm(205mm 相当)、F5.6、1/80 秒、ISO200

F5.6。このくらい望遠になると、F5.6 まで絞っても前後が十分にボケるので、F2.8~4 で撮ったら保険で F5.6 も 1 枚、というセコい堅実な撮り方をしてもいいように思います。大口径レンズはどうしても絞るのがもったいないと思ってしまいがちですが、失敗するくらいなら確実に成功する撮り方をしておいたほうがいいかと(^^;;

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
119mm(190mm 相当)、F2.8、1/2000 秒、ISO100

横位置で。背景のほうが明るいという難しい構図になりましたが、現像でカバー(汗

これもそれほどカリカリッとした描写ではありませんが、背景との分離が良いので雰囲気は出ていますね。女の子を撮るならこれくらい柔らかめの描写のほうが好ましいようにも思います。
あとはポートレートモードなので少し現像で甘くなっている部分があるので、スタンダードモードで撮るなり、現像時にアンシャープマスクを 1 段上げてやるだけでも、見違えるような描写になります。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
128mm(205mm 相当)、F4、1/1000 秒、ISO100

F4。被写体が立ち上がってきました。私の好みとしてはこのくらいがちょうど良い。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
119mm(190mm 相当)、F5.6、1/500 秒、ISO100

F5.6。やっぱりこういう背景だと使えるのは F4 くらいまでかなという気がします。フルサイズボディだとこのくらいでも十分使えるでしょうが。

背景のうるささや距離などによっても最適な絞り値は変わってきますが、やはりこのレンズは F2.8 通しらしい柔らかいボケで、撮影の幅を広げてくれる印象です。
F2.8 だと描写が少し緩い、というようなことも書きましたが、このへんはけっこう現像次第な部分もあります。ここまでは全てピクチャースタイル「ポートレート」、シャープネス設定変更なしで現像してきましたが、試しにポートレートモードのままアンシャープマスクを 2 段強めにして現像してみたのが以下。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
180mm(288mm 相当)、F2.8、1/1000 秒、ISO100

勇気を出して(笑)テレ端付近で撮ってみた写真。ファインダ越しとはいえ美女と目が合うのはやっぱり緊張します・・・。
blog サイズに縮小してしまうと違いが分かりにくいかもしれませんが、開放でもピント面がずいぶんカリッとした描写になってきました。ピクチャースタイル「スタンダード」あたりで撮ってコントラストを調整してやるような現像をすれば、さらに引き締まった描写になります。なのでレンズの実力値としては開放でもけっこうビシッと撮れるようで。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM ]
200mm(205mm 相当)、F4、1/500 秒、ISO100

一段絞って F4 なら、少しアンシャープマスクをかけてやるだけで髪の毛まできっちり解像してくれます。やっぱりこの F4 の描写は私好みだなー。EF70-200mm F4L との比較は別途やるつもりでいましたが、せっかくだからこのときに持って来れば良かった、と少し後悔しました。

ということでポートレートレンズとしての 70-200OS は、ほぼ期待通りの結果を出してくれました。今まで 70-200 といえばほぼ F4 の世界しか知らず、ごくたまに自分のではない F2.8 に触る機会がある程度でしたが、やっぱり F4 とは一つ次元の違う世界が見えますね。ファインダを覗いた瞬間に、主題がグッと浮かび上がってくる感覚は、写欲を掻き立てるものがあります。これはちょっと欲しくなっちゃったなあ・・・。

紗々さん、寒空の下にも関わらず上着を脱いでまで撮影にお付き合いいただきありがとうございました。

シグマ / APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM (キヤノン用)

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SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

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投稿者 B : 01:33 | EOS 7D | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2012/02/06 (Mon.)

ダイサギの食事

ダイサギ

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

シグマ 50-500OS を購入して以来、ときどきカワセミを狙いにいつもの公園に行っているんですが、なかなか遭遇できません。最後に遭ったのは 50-500OS をみんぽすのモニターで借用していたとき以来なので、かれこれ 1 年くらい出会えていないことに・・・。環境は悪くなく、カワセミ用の人工巣穴まである場所なので、天候や時間帯などの条件が揃ったときに行けていないのでしょうが。

50-500OS を買った理由の半分は野鳥、特にカワセミ撮りのつもりだったので、不本意なことこの上ないのですが(´д`)、他にも野鳥はちらほら撮影できています。このダイサギは、この公園の池にたいていいる野鳥の一種。大きいのでけっこう目立ちます。カワセミとサギ類はエサがほぼ同じなので、カワセミを探すときはまずサギ類を探すと良いんですよね。まあサギがいるからといって必ずカワセミがいるわけでもないんですが。

ダイサギ

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

何度か場所を変えたりしながらゆっくり獲物を探していたと思ったら、いきなり水中にズバンッ!と頭を突っ込みます。この緩急がなかなか面白い。

ダイサギ

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

捕獲したら、そのままほぼ丸呑み。豪快な食事です。この池には鯉のほかにタナゴやクチボソといった魚が棲んでいるので、それらを獲っているようですね。

しかし全身真っ白なので露出が難しい・・・ちょっと白飛びしてしまいました。

ダイサギ

[ Canon EOS 7D / SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

飛び立っていくシーンを流し撮り。水平が取れていませんが(´д`)。

この池にはダイサギのほかにカワウやユリカモメなんかも来るんですが、これからの時期は梅が咲き始めるのに伴ってヒタキやメジロなんかも顔を出し始めるので、また 50-500OS を持って撮りに来たいと思います。

投稿者 B : 00:04 | EOS 7D | Photograph | SIGMA APO 50-500/F4.5-6.3 DG OS HSM | コメント (0) | トラックバック

2012/01/04 (Wed.)

My Hometown

My Hometown

[ Sony α77 / Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM ]

年末年始の帰省から東京に戻ってきました。帰省中もこまごまと予定が入っていてあまりゆっくり写真でも・・・という時間も取れませんでしたが、それでもα77 の慣熟撮影がてら、生家の近隣を撮影しながら軽く散策してきたので、テストショット代わりに何枚か貼ってみます。

私の故郷は古くからの港町で、かつ沿岸の工業地域でもあります。なので海や漁船、貿易船は日常風景。

My Hometown

[ Sony α77 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA ]

何年か前から定点観測的に写真を掲載していますが、港湾の両岸を結ぶ大橋も、完成が近づいてきました。昨年のうちに橋桁の全ての施工が完了し、あとは周辺の工事が済めば今年中にも開通の見込みだとか。

My Hometown

[ Sony α77 / Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM ]

この橋を支える 2 本の主塔は、県内でも最大級の建造物となるようです。木造二階建ての一軒家がほとんどなこの地域の町並みにあって、異様な巨大建造物。総事業費は 400 億円とも言われていますが、その税金の元を取れる日は果たして来るのか・・・。

My Hometown

[ Sony α77 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA ]

主塔の近くに寄れるだけ寄ってみました。帰省に持って帰ったレンズでもっとも広角だったのが 16-80mm(24-120mm 相当)しかなかったので、ワイド端でギリギリ収まるくらい。肉眼で見るとさらに迫力があります。東京だと、都心ではこれくらいの高さのビルは珍しくないですが、「何もない」と表現するしかないようなこの界隈で、この白く美しい主塔は明らかに浮いています。

My Hometown

[ Sony α77 / Carl Zeiss Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA ]

2 本の主塔に挟まれた部分が、海を渡る橋桁。この橋桁の高さは海面から 50m 近くにもなるそうです。自動車だけでなく、専用エレベーターを使って途中から自転車や徒歩でも渡ることができるようになるそうですが、私は怖くて絶対無理(;´Д`)ヾ。

My Hometown

[ Sony α77 / Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM ]

港の向こう岸には市のシンボルとなっている帆船「海王丸」が係留(既に引退し、現在は展示用船体となっています)しています。70-300mm のテレ端(450mm 相当)でようやく APS-C センサほぼいっぱいに捉えられる距離ですが、G レンズとα77 のセンサのおかげでロープの一本一本までちゃんと解像してくれています。すばらしい。

ちなみにむっちーさんが時々ラジコンをやりに行くのはこの海王丸の下あたり(笑。

My Hometown

[ Sony α77 / Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM ]

地元のランドマークといえば、もうひとつは火力発電所。私はこの 2 本の煙突を、18 歳で高校を卒業するまで毎日見て育ちました。火力ではありますが発電所まで余裕で 1km 圏内なので、昨年の震災の際には福島原発の近隣に住んでいる方々の気持ちが少し想像できるような気がしました。
火力発電所だって公害とは無縁ということは全くありませんが、物心ついたときからその下で生活してきた人間にとっては、最初からそれは「あって当たり前のもの」であって(それはそれを前提とした経済やコミュニティがそこに成立していることも含めて)、それ以上でもそれ以下でもありません。

My Hometown

[ Sony α77 / Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM ]

防波堤と、釣り人と、工場。偶然にではありますが、地元を象徴する一枚が撮れたような気がします。最近は知りませんが、私の子どもの頃には釣りはこの界隈の子どもにもポピュラーな遊びのひとつで、私もこの周辺の防波堤で時々釣り糸を投げたものでした。

私は高校は市外の学校に行ってしまい、地元の友達ともほとんどがそれっきりになってしまったので、高校以降はほとんど地元を歩き回ることもなくなりました。むしろ写真を趣味にするようになってから改めて、帰省時には少し時間が取れたらこうやって散策するようになりましたが、基本的な町並みは変わってはいないとはいえ、私の子ども時代からほとんど手が加えられていない家や空き家、空き地が見るからに増え、過疎化が進んでいることを肌で感じました。冬だからということもあるでしょうが、私が歩き回った 1~2 時間の間ですれ違った人も 10 人いるかどうか、それも私と同年代以下の人が一人もいないという状況で、(東京に出てしまった私が言えた義理ではありませんが)若者が地元に残っていないのだろうなあ、ということが想像に難くありません。
大橋が完成したところで、地元には目玉になる観光も産業もこれといってないので、個人的にはこの投資は残念ながら無駄になってしまうのではないかと思います。故郷が廃れていくのは寂しくもありますが、これが現実なのでしょうね・・・。

投稿者 B : 23:00 | Photograph | Sony 70-300/F4.5-5.6 G SSM | Vario-Sonnar DT 16-80/F3.5-4.5 ZA | α77 | コメント (2) | トラックバック

2012/01/01 (Sun.)

迎春

翔

[ Sony α77 / Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM ]

2012 年、本年もよろしくお願いいたします。(我が家は喪中なのでおめでとうは自粛の方向で)

富山の元旦はイマイチぱっとしない天気で迎えました。まあ我が家は昔から大晦日は遅くまで飲んで過ごすので、初日の出は最初から拝む気がないのですが(笑。

年の初めなので簡単に今年の抱負というか何というか。
私は 2 年前からこの 2~3 年を自分にとっての変化の年と位置づけているので、今年もそれなりに変化に富んだ一年になる、あるいはするだろうと思っています。仕事だけでなく、長女が春に小学校に上がるのもあって、強制的に生活が変わっていくでしょうし。
自分の意志でもって変化を起こすことも大切ですが、近年は環境の変化のスピードが速いので、自分が指向した方向性と多少違っても、周囲の変化に合わせて自分を変えていったり、いろんなことを統合的に考えることも、これからの人生で生き残っていくための必要事項なんじゃないかと考えていたり。
たとえば自転車に乗っているときに、止まっているよりも走り続けていたほうが姿勢が安定するようなもので、安定のための安定志向でも、変化のための変化でもなくて、今年も倒れないために動き続ける一年を送りたいと思います。

カメラ的には今年は噂されている EOS 5D Mark III とか、 7D Mark II とか、シグマ SD1 の廉価版とか、α77・NEX-7 に続く製品にはどんなものが用意されているのかとか、また興味と物欲の尽きない一年になりそうです。今年は Photokina 開催の年ですが、その前にまずは PMA と CES(今年は合同開催になるようですね)が楽しみです。

ということで、本 blog ともども、また一年のお付き合いをよろしくお願いします。

投稿者 B : 12:00 | Photograph | Soliloquy | Sony 70-300/F4.5-5.6 G SSM | α77 | コメント (0) | トラックバック

2011/12/31 (Sat.)

合縁奇縁

合縁奇縁

[ Sony NEX-5 / Sony E 18-55mm F3.5-5.6 OSS ]

2011 年も間もなく過ぎていこうとしています。

過去 2 年間は諸事情により年末年始を東京で過ごしていましたが、今年は 3 年ぶりに田舎で過ごしています。次女(2 歳)にとっては雪初体験。けっこうな積雪で、帰省の飛行機が飛ぶかどうか危ぶまれもしましたが、結果的には良かったかな。

今年は震災という大きすぎるインパクトのあった一年で、あれをきっかけに人生観が変わってしまった人も少なくないと思います。私も一つ一つの物事の意味をそれまで以上に考えながら生きるようになりましたが、「何が起きても最終的にはなるようになる(逆に言えばならないようにしかならない)」という家風(?)で育ったせいか、前向きさだけは失わずにいられているような気がします。

自分の一年に目を向けると、仕事的には前職最後の 1 年間(あれも本当に大変だった)を質的にも量的にも超えるほど、よく働いた年でした。方向性としては自分で望んだことだったので辛かったことに対して文句は言えないのですが、結果的にはいろんな人との縁に支えられた一年だったように思います。自分の専門分野に対して深掘りすることから、どちらかというと様々な物事を横に繋いでいくことが主軸の一つになったこともあるのでしょうが、以前信頼関係を築いた人との再会だったり、あの人と仕事をしてみたいと思ったことがようやく実現できたり、あるいはプライベートでも妙な縁を感じることがあったり、そういうことを通じて人との縁を実感した年でした。
年齢的、あるいはライフステージ的なこともあるでしょうが、今までは自分の能力や知識で仕事をしているつもりだったのが、今後はいろんな人との縁の上に立って生かせていただいている、ということを意識することが増えていくんじゃないかと思います。政治的なことは大の苦手ですが、それも人間関係と利害関係の産物だと考えれば、紐解けるかな?
いずれにせよ、仕事は来年はもっともっと前に進めていく年にしなくてはならないので、精進あるのみ。

買い物的な話をすると、今年は細かいものが多くて大物の買い物が少なかった・・・と思って重いいだしてみたら、夏に念願のシグマ 50-500OS新型 PS3 を買ったし、年末に PS Vitaα77 と、相変わらずいろいろ買ってましたね(ぉ。自作 PC のほうも HDDBD ドライブAbee のアルミケースと数年ぶりにいろいろ手を入れましたが、そろそろ CPU+マザーボードを刷新したかったり。
来年の買い物は・・・ある一つ以外はまだ何も決めていませんが、欲しいものは例によっていろいろあるので、例年通り優先順位付けに悩む年になりそうです。

ということで、お互い来年も良い縁に巡り会えますように。では、良いお年を。

投稿者 B : 20:11 | NEX-5 | Photograph | Soliloquy | Sony E 18-55/F3.5-5.6 OSS | コメント (0) | トラックバック

2011/12/24 (Sat.)

ゆめみる

ゆめみる

[ Sony NEX-5 / Carl Zeiss Planar T* 45mm F2 G ]

みえないことで みえてくる世界
夢みるために
みえないでいる世界

ひとはこもり ひとり夢みる
栗鼠のように
蛙のように
時を孕んだ 石のように
歌をとざした 氷のように
ひとは夢みる 手をかざし
炎のなかに 土の器を
やがてくる 雪の白さが
悲哀を讃歌に変えるまで

伊藤 海彦 『ゆめみる』

投稿者 B : 23:55 | NEX-5 | Photograph | Planar 45/F2 G | コメント (0) | トラックバック

2011/12/23 (Fri.)

ぼくのふゆやすみ

ぼくのふゆやすみ

[ Sony NEX-5 / Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZA ]

今年は珍しくちょっと早めの冬休み。今日から休暇に入ることにしました。

前職では、プロジェクトの都合さえつけばクリスマス前後から長めの冬休みを取ることもありましたが、今の仕事に就いてからは年明けにひとつ仕事の山が来ることが多く、年末はどうにもギリギリまで休めないのが常態でした。が、今年は少し役割が変わったので、ひさびさにゆったりとした年末年始が過ごせそうです。
特に今年は量的にも質的にも今までにないほど働いたので、最後にこれくらいの休みは許されるんじゃないかと自分では思っていたり(^^;;

長い休みだからといって特段どこかに旅行に行ったりということもなく、予定といえば恒例の帰省くらいしかないんですが、逆に今年はこの年末年始にいじりたいガジェットとかもいろいろあるんで、そういうのに時間を使おうかなと。あと勉強もしないとなー。

投稿者 B : 00:00 | NEX-5 | Photograph | Planar 85/F1.4 ZA | コメント (0) | トラックバック

2011/12/14 (Wed.)

みのる

みのる

[ Sony NEX-5 / Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZA ]

・・・そして 今
まろく重たく 時が実る

ゆれている つぶらなものよ
穂につらなり 枝をしなわせ 房と垂れ
かがやく紅の 金の 紫の
囚われた日々よ

みのる

[ Sony NEX-5 / Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZA ]

波にあやされ 珠を抱く
貝殻の実り
さなぎの沈黙 眠りの実り
みちみちる 蜜蜂の
蜜の部屋の実り
泥へ沈む 蓮の実の実り
ひとの心にひそかに実る
ことばと愛と思い出と
ほろにがい香り
みえない実り

みのる

[ Sony NEX-5 / Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZA ]

まろく 重く
季節は熟れ やがて落ちる
時をこえて
それをみつめる眼のなかに

伊藤 海彦 『みのる』

投稿者 B : 00:00 | NEX-5 | Photograph | Planar 85/F1.4 ZA | コメント (0) | トラックバック

2011/12/12 (Mon.)

赤や黄色の色さまざまに

赤や黄色の色さまざまに

[ RICOH GX200 ]

ものすごく久しぶりにカメラを持って散歩してきました。8 月から土日の多くが仕事で潰れてしまうようになり、10 月末に一段落してからも家のことで週末が自由にならず、12 月に入ってようやく土日に少し休めるようになりました。かと思えば娘たちが相次いで風邪を引いてしまい・・・で、結局年末までこのままの調子な気はしますが。
ともかく、軽くではあるけどメモ撮影用以外でカメラを持って出掛けたのは約 3 ヶ月ぶり。こんなに撮れない期間が続いたのはたぶん一眼レフを買って以来じゃないでしょうか・・・。

赤や黄色の色さまざまに

[ RICOH GX200 ]

都内の紅葉はまさに今が見頃といったところで、散ってしまう前に撮影に来ることができて良かったです。しかし田舎にいた頃は紅葉といえば 11 月頃の話だったような気がするのが、東京だと 12 月が本番といった感じですよね。イマイチ季節感がないなあ・・・。

赤や黄色の色さまざまに

[ RICOH GX200 ]

そろそろ久しぶりにどこかへガッツリ撮影に行きたいところではあります。そういえば今くらいから 2 月頃まではカワセミの撮影に適した時期でもあるので、50-500OS を持ってカワセミ撮影というのも良いかも。時間取ってみるかなあ。

投稿者 B : 00:00 | ComDigi | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2011/09/25 (Sun.)

SUPER AGURI SA07

先日インディジャパン ザ ファイナルに行った際に、ツインリンクもてぎ内にあるホンダコレクションホールも覗いてきました。常設展示は去年も撮ってきたので割愛しますが、今年は琢磨凱旋を記念してか、スーパーアグリの SA07 の展示があったので、舐めるように撮影してきました(笑。

SUPER AGURI SA07

[ Sony Cyber-shot DSC-HX9V ]

コレクションホールには HRF1 チームの RA106(バトン車)が常設展示されているようですが、SA07 は今回特別展示だったもよう。SA07 は RA106 のマイナーチェンジ版にすぎないので、カラーリング以外はほぼ同じではありますが、私は SA07 の実車を間近で見るのはこれが初めて。RA106 は第三期ホンダでは最も好きなクルマですが、SA07 もそれと同じかそれ以上くらいに思い入れのあるクルマです。なんといってもカナダ GP で最速マクラーレンを駆る当時のチャンピオン・アロンソをぶち抜いたマシンですからね!

SUPER AGURI SA07

[ Sony Cyber-shot DSC-HX9V ]

コクピット。ここに琢磨が収まってたんですね・・・。年齢的におそらくもう F1 のシートに座ることはないだろうと思うと、感慨深いものがあります。

SUPER AGURI SA07

[ Sony Cyber-shot DSC-HX9V ]

フロントウィングは今見ると異様な形状。2009 年のレギュレーションからウィングの幅と最低地上高が変更になったので、当時のウィングは今よりも小さく、かつ中央部以外が妙に高くなっていて、奇妙なカタチをしていますね。また、現在のマシンはエンドプレートの外側に整流板が配置されたり、形状としてはさらに複雑になっていますし、より薄いハイノーズが主流になっています。

SUPER AGURI SA07

[ Sony Cyber-shot DSC-HX9V ]

サイドポンツーン周辺は現在の F1 マシンと最も形状が異なるところではないでしょうか。大型のチキンウィング、チムニー(閉じられていますが)、カウル後方からタイヤに向かって伸びるウィングなど、最もボディ後方の空力付加物が多かった時代のマシンです。このゴテゴテした状態は美しくないので個人的にはあまり好きではない(^^;;

SUPER AGURI SA07

[ Sony Cyber-shot DSC-HX9V ]

斜め後ろから。やっぱり今のマシンと違ってゴチャゴチャしてますね。そしてエキゾーストパイプが背中から出ているのがやっぱり時代を感じます(^^;; 今年のマシンは皆エキゾーストブローのためにディフューザー近く、あるいは前方/側方排気になってますからね・・・。

SUPER AGURI SA07

[ Sony Cyber-shot DSC-HX9V ]

リヤエンドも今とは全く違います。リヤウィングは現在のものに比べて幅が広く、全高も低め。そしてマルチディフューザーやエキゾーストブロー、プルロッド式サスペンションなどがない時代のものなので、メカ的な構造は今よりもシンプルです。これがほんの 4 年前(実質的には 5 年前)のマシンと考えると、レギュレーションの変化もさることながら、F1 の進化のスピードたるや恐るべし。

リヤウィングエンドプレート内側にはそれぞれ「挑戦」「闘志」の文字が。また、アッパーエレメントの「HONDA」ロゴももう見ることができないかと思うと・・・。

SUPER AGURI SA07

[ Sony Cyber-shot DSC-HX9V ]

コレクションホール自体、コースとの巡回バスの時間次第で混んでいたり空いていたりするようですが、この SA07 の展示にはさすがにずっと人だかりができていましたね。常設展示の RA106 にはそれほどではなかったので、やはり SAF1 と琢磨人気さまさま、といったところでしょうか。もてぎ自体にも去年に引き続き SAF1 や B・A・R ホンダのシャツやキャップをかぶっていた人がたくさんいました。琢磨のおかげでこれだけ F1 からファンを呼び込むことができたのに、インディジャパンが今年で最後とか、もったいなさすぎるでしょう・・・。

SUPER AGURI SA07

[ Sony Cyber-shot DSC-HX9V ]

SA07、およびそのベースとなった RA106 は極端に言うと B・A・R の初代 BAR001 から順当進化の積み重ねで開発されたようなマシンなので、かなりコンサバめのデザインをしています。今見ても、また 2007 年当時のマクラーレンやレッドブルあたりと比較しても面白味に欠けるデザインではありますが、曲面の使い方が素直で私は好きですね。特に、後継機である RA107(≒SA08)や RA108 が攻めすぎて不細工なデザインになってしまった(しかも遅かった)ので、特に RA106/SA07 は良いマシンだったと思います。SAF1 が参戦初年度を戦った SA05/SA06 も好きでしたけどね。

それにしてもブリヂストンすら撤退してしまった今となっては、POTENZA ブランドのグルーブドタイヤすら懐かしいですね・・・。

SUPER AGURI SA07

[ Sony Cyber-shot DSC-HX9V ]

琢磨のヘルメット、グローブ、レーシングシューズも展示されていました。実際にレースで使用されたものですが、なぜかこれだけ SAF1 出はなく 2005 年の B・A・R ホンダ時代のもの(笑。

SUPER AGURI SA07

[ Sony Cyber-shot DSC-HX9V ]

SAF1 は事実上 HRF1 のセカンドチーム(の割にニック・フライとの確執が取り沙汰されてましたが・・・)で、この SA07 も独自開発じゃないとか批判もされていましたが、それでもスペイン GP での初ポイント、アロンソをオーバーテイクしての 6 位入賞、親チームである HRF1 にもシーズン終盤の日本 GP まではポイントで上回るなど、非常に思い出深いマシン。実車を見られてとても感激しました。

投稿者 B : 20:45 | ComDigi | F1 | Photograph | コメント (0) | トラックバック