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2016/10/15 (Sat.)

EOS M5 レビュー (8):EF マウントアダプタを使って撮る

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EOS M5

[ Canon EOS M5 | Canon EF28mm F1.8 USM ]
28mm(45mm 相当)、F2.8、1/4000 秒、ISO100、-1EV

キヤノン EOS M5 のテスト撮影、先週までは悪天候が多くてあまり腰を据えて撮影できませんでしたが、今週末は気持ちの良い秋晴れ。改めて撮りに行ってきました。今回は EF マウントアダプタを使って一眼レフ用レンズを中心に撮ってみました。

まずは昔から愛用している EF28mm F1.8 USM。だいぶ古い設計のレンズですが、収差はそれなりにありながらも現在でも十分通用する描写をしてくれます。弱点の色収差はボディ内蔵のレンズデータを使って補正してくれることもあり、安心してガンガン使っていけます。

EOS M5

[ Canon EOS M5 | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]
85mm(136mm 相当)、F8、1/400 秒、ISO100、+1/3EV

続いて他社レンズ。コシナの Planar 85/1.4 ZE です。F8 まで絞り込めばクラシックな構成のレンズとは思えない解像度の高さを発揮します。

EOS M5

[ Canon EOS M5 | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]
85mm(136mm 相当)、F1.4、1/4000 秒、ISO100、+1/3EV

絞り開放だと合焦部でも少し緩めの描写になりますが、それが Planar の味。

ピント面が紙のように薄くて扱いの難しいレンズでも、EVF ならではのピント拡大機能のおかげで EOS 5D よりも撮りやすい。ピント拡大の操作(フォーカスエリア選択ボタン→タッチで拡大箇所選択→ダイヤルで拡大率選択)は α のピント拡大機能よりも使いやすいと思います。が、あえて言うならば拡大表示時にいちいち SET ボタンを押さなくてもシャッターボタン半押しで全体表示に戻って欲しいし、コシナ ZE レンズのように電磁絞り式のレンズだと、絞り優先 AE 時に絞り選択ダイヤルが拡大率選択ダイヤルに変わってしまうので、MF するよりも先に絞り値を決めておく必要がある、というのが面倒。オールドレンズを使い慣れていると絞り開放で MF→レンズ側の絞りリングで絞り変更という手順を踏むので、これと手順が違うと扱いづらいんですよね。EOS M シリーズ自体があまりオールドレンズ遊びを重視していないカメラなのだと思いますが、せっかく EVF がついたのならここの操作性にはこだわってほしかったところです。

EOS M5

[ Canon EOS M5 | SIGMA 50mm F1.4 DG HSM A014 ]
50mm(80mm 相当)、F2.8、1/1600 秒、ISO100、+1/3EV

シグマ [Art] 50/1.4。超音波モーター搭載の EF マウントレンズで、キャノン純正の USM レンズと同じ操作感で使えます。
こういうスポーツ撮影でも十分な AF 性能を発揮してくれました。先日も書いたとおり、タッチ&ドラッグ AF で被写体を選択してからカメラ側の動体追尾機能に任せて追っかける、という撮り方がむちゃくちゃ使いやすい。これに慣れると他のカメラで動体を撮る気がしなくなりそうです。

EOS M5

[ Canon EOS M5 | SIGMA 50mm F1.4 DG HSM A014 ]
50mm(80mm 相当)、F2.8、1/3200 秒、ISO100、+1/3EV

解像度もボケも素晴らしいレンズ。EOS M5 と組み合わせると完全にフロントヘビーになってしまう点だけが惜しい(笑。

EOS M5

[ Canon EOS M5 | Canon EF28mm F1.8 USM ]
28mm(45mm 相当)、F2.8、1/400 秒、ISO100、-2/3EV

ふたたび EF28mm F1.8 USM。けっこう寄っても使え、APS-C だと 45mm 相当になる標準レンズとして扱いやすい一本。
EF-M レンズでは今のところ大口径レンズと言えるのが 22mm F2 しかなく、せっかくの APS-C センサの大きなボケ(マクロフォーサーズ機と比較した場合)を作画に活かせないのがもったいないところ。かといって F1.4 級のレンズをつけるとバランスが悪くなってしまいますが、この EF28mm F1.8 は EOS M5 の標準単焦点レンズとして許容できるサイズ感で、キットズームからのステップアップにオススメです。

EOS M5

[ Canon EOS M5 | Canon EF28mm F1.8 USM ]
28mm(45mm 相当)、F8、1/2500 秒、ISO100、-1/3EV

けっこう長らく EOS 5D/7D 系と α7 シリーズばかり使ってきたので、久しぶりに流儀の違うボディを使うと、このカメラのポテンシャルをどうやって引き出してやろうか?と逆に自分の普段開けない引き出しを開かせてくれるように感じます。これはなかなかいい刺激になりました。

操作性に不満がないわけではないけれど、撮れる画はやっぱり EOS の流れを汲む安定感があり、安心してカメラにディテールを委ねられますね。全部自分でこだわるのもいいけど、ある程度は機械に任せながら一点だけ自分のこだわりを入れる、というのが大人の趣味というやつなのかも。そういう意味では、とてもよくできたカメラだと思います。

キヤノン / EOS M5

B01LYTH7FZ

■関連リンク
EOS M5 レビュー (1):ハードウェア編
EOS M5 レビュー (2):タッチ&ドラッグ AF 編
EOS M5 レビュー (3):実写編
EOS M5 レビュー (4):新機構の付属ストラップ
EOS M5 レビュー (5):ボディとレンズのバランスを見る
EOS M5 レビュー (6):スナップ撮影に持ち出してみる
EOS M5 レビュー (7):動体撮影性能を試す

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投稿者 B : 22:25 | EF28/F1.8 USM | Minpos Review | Photograph | Planar 85/F1.4 ZE | SIGMA 50/F1.4 DG HSM A014 | コメント (0) | トラックバック

2016/09/23 (Fri.)

lycoris

lycoris

[ Canon EOS 5D Mark III | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

お彼岸、ということで曼珠沙華が見頃を迎えています。

一年のうちでほんの短い期間しか咲かないという意味では、桜に通じるところもあるのが彼岸花。漢字で「秋桜」と当てるコスモスは見頃が全然長いので、儚さという点では彼岸花こそ「秋の桜」に相応しいと思っています。

lycoris

[ Canon EOS 5D Mark III | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

去年ようやく咲いている場所を見つけた白彼岸は、今年はもう散ってしまっていました。白彼岸のほうは赤いのよりも少しだけ見頃が早いようです。
ここのところ土日は忙しいか天気が悪いかだったからなあ。楽しみにしていたから残念だけど、来年はもう少し早めに探しに来よう。

lycoris

[ Canon EOS 5D Mark III | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

彼岸花って実は撮るのが難しい花なんですよね。立体的に咲くので、花弁にピントを合わせようとすると蕊がぼけ、蕊にピントを合わせると花弁がぼける。毎年撮っている割に、なかなかうまく撮れる気がしません。桜とか紅葉もそうですが、定番の被写体だけに却って難しいのかもしれません。

最近あまり写真を撮りに出かけられていませんでしたが、これから撮影に向いたシーズンがやってくることだし、ちょっと気合いを入れ直しますかね。

投稿者 B : 00:12 | EOS 5D Mark III | Photograph | Planar 85/F1.4 ZE | コメント (0) | トラックバック

2016/08/01 (Mon.)

Le Soleil

Le Soleil

[ Sony α7 II | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

8 月になりました。暑いのがニガテな私にとって、一年で最も辛い季節です。
ちょっと前までは、ちょうど今くらいの時期から 2~3 ヶ月が毎年最も多忙なシーズンだったので、そういうのもあってどうも苦手意識がありますね。

Le Soleil

[ Sony α7 II | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

でも、こういう季節にしか撮れない写真もあるわけで。
カンカン照りの中、カメラを持って出かけるのは案外嫌いじゃなかったりします。湿度さえ高くなければなあ。

投稿者 B : 22:08 | Photograph | Planar 85/F1.4 ZE | α7 II | コメント (0) | トラックバック

2016/07/10 (Sun.)

Planar #4

Planar

[ Sony α7 II | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

久しぶりに MF のレンズをいじっていたら楽しくなっちゃったので(笑)、引き続き Planar 85/1.4 ZE で撮り続けています。

そういえば蓮が花を咲かせる季節でしたね。
蓮の花はこんなに神秘的で美しいのに、どうして散った後の姿はあんなに気持ちが悪いんだろう(笑

Planar

[ Sony α7 II | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

このカッチリしすぎない、緩さをもった描写。
あえて現代の設計ではなく Classic レンズを買って良かった、と感じます。

Planar

[ Sony α7 II | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

雨模様か、溶けそうなほどのカンカン照りかの二択みたいな日々が続いています。
外に出るのが億劫になりますが、雨が上がった後の気温がまだ落ち着いている時間帯を狙ってカメラを持って出かけます。

Planar

[ Sony α7 II | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

学校はあと十日ほどで夏休みに入りますが、大人もちょっとまとまった休みを取って涼しいところに避難したいなあ。

投稿者 B : 21:14 | Photograph | Planar 85/F1.4 ZE | α7 II | コメント (0) | トラックバック

2016/07/06 (Wed.)

Planar #3

Planar

[ Canon EOS 5D Mark III | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

Planar 85/F1,4 の試し撮りの続きです。

今回はあえて EOS 5D Mark III で撮ってみました。が、予想通り OVF で MF するのが超難しい(;´Д`)ヾ。
これでも昔は 30D とか Kiss X で MF やってたんだけどなあ。人間、便利に慣れてしまうと退化しますね...。

Planar

[ Canon EOS 5D Mark III | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

しかし、この大きく滑らかなボケ味は EVF よりも OVF のほうがファインダ越しに感じられる気がします。
ただ EVF には拡大フォーカスという圧倒的なメリットがあるので、積極的に使いたいのは α7 II のほうですが。

Planar

[ Canon EOS 5D Mark III | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

それでも久しぶりに OVF をつかって MF で撮っていると、一眼レフを操っている実感があっていいですね。
最近稼動率が下がりがちな 5D3 だけど、もっとあちこち持ち出してやろうかな。

投稿者 B : 21:14 | EOS 5D Mark III | Photograph | Planar 85/F1.4 ZE | コメント (0) | トラックバック

2016/07/05 (Tue.)

Planar #2

Planar

[ Sony α7 II | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

先週末は Planar 85/F1.4 ZE の試し撮りをしていました。

この滑らかなボケ。最近、新しい設計のレンズばかり使っていたので、ここまで濁りのない、柔らかいボケは久しぶり。非球面レンズを使っていない往年のレンズ設計ならではの描写です。

Planar

[ Sony α7 II | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

F1.4 の開放付近でないと出てこない、この被写体が浮き上がるかのような描写。そうそう、こういうのが撮りたかったんですよ。

ピカピカの金属よりも、こういう少し古びたものを撮った方がこのレンズの味とマッチすると思います。

Planar

[ Sony α7 II | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

85mm F1.4 というとポートレートの超王道レンズだけど、さすがに MF で動く人物を撮るのは難しい。
仮にモデルさんを撮るにしても、大人数で撮る撮影会じゃなくて、一対一でじっくり向き合うべきレンズです。

Planar

[ Sony α7 II | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

開放のピントはまさに髪の毛一本、紙一枚というレベル。
このシロツメクサの花のような立体感ある被写体だと花全体にピントが合わないだけでなく、そよ風が吹いた程度でもピントが外れるのですごく難しい。P50/1.4 も難しいレンズでしたが、P85/1.4 はさらにその上を行く難しさです。

Planar

[ Sony α7 II | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

それでも何とか写真になるのは、EVF で拡大フォーカスができるからですね。
5D3 しか持っていなかったら、このレンズを使う自信は持てなかったと思います(笑

Planar

[ Sony α7 II | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

何気なく撮った被写体でも絵にしてしまう、レンズの力。

MF のレンズなのに電磁絞りという操作感はちょっと戸惑うけど、面白いですね。
オールドレンズなら基本的には実絞りでしか AE できないのに、MF なのに開放測光というのはなかなか新鮮な体験。

Planar

[ Sony α7 II | Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZE ]

絞り開放だとフォーカス面でもピントは甘さが残っているし、色収差やヴィネットもそれなりにあるけど、現像時にレンズ補正をかけずにあえてこの味を残して表現したくなるレンズです。

手持ちのレンズの中でも特に難しい一本。でも、これである程度狙って撮れるようになれば、私の実力も少しは上がるかな(笑。

投稿者 B : 22:58 | Photograph | Planar 85/F1.4 ZE | α7 II | コメント (0) | トラックバック