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2014/06/19 (Thu.)

Planar

Planar

[ Sony α6000 | Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]

Touit 1.8/32 の試し撮り。レンズのキャラクター自体は X マウント版を使ってみて知っているものの、E マウントで使うと AF の挙動は違うし、当然画作りも違うし、でやっぱり違いはありますね。X マウントだとツァイスレンズの色乗りの良さに、さらに富士フイルムならではの発色が掛け合わさってくるので、ちょっとクセになりそうな色彩表現でしたが、使い慣れた E マウントだと画作りも予想しやすい感じ。

描写は X マウント版で感じたとおりで、絞り開放でも開放からガンガン使っていけるシャープさ(上の写真は開放です)を持ちながら、いかにも Planar らしい、やさしく柔らかいボケ。大口径の Planar は開放の扱いが難しいことがおおいですが、このレンズは F1.8 に抑えたぶん、いきなりでも使えてしまうレンズだと思います。

Planar

[ Sony α6000 | Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]

ただ、AF は DC モーターレンズらしく緩慢で、クマデジさん曰く「NEX-6 から AF の速い α6000 に買い換えたら、Touit が悲鳴を上げているようだ」とのことですが、まさにそんな感じ。動きものを撮ったり、速写系スナップというよりは、じっくりめに対象に向き合うレンズだと思います。
それでも、現代のレンズのシャープさとオールドレンズ的な柔らかさの共存するレンズを AF で使える、というのは MF よりも助かるもの。MF は MF で愉しいんですが、いつもいつも MF で撮りたい気分なわけじゃないし(笑。

しばらくの間、スナップはこのレンズ中心で行こうと思います。

投稿者 B : 23:18 | Photograph | Touit 32/F1.8 | α6000 | コメント (0) | トラックバック

2013/07/15 (Mon.)

Touit 32mm F1.8 レビューのまとめ

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Touit 32mm F1.8

カール・ツァイスからお借りしている Touit 32mm F1.8、借用期間はあと一週間ほど残っていますが、ここでいったん総括しておきたいと思います。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F1.8、1/2000 秒、ISO200

Touit 32mm F1.8 はミラーレス用としてはそれなりにコンパクトで軽量なレンズで、やはりこのレンズ一本だけつけて歩きながらスナップを撮る、というのに向いていると思います。最近の流行からすると 50mm 付近相当の画角でのスナップというのはややマイナーではありますが、広すぎないぶん構図には苦労しないので、あまり肩肘張らないスナップには逆にちょうどいいのではないでしょうか。焦点距離は 32mm なので多少振った構図にすればパースも活きてくるし、なかなか奥の深いレンズでもあると思います。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F2.8、1/3500 秒、ISO400

Planar といえば私の中ではボケが柔らかいレンズの代表、というイメージですが、このレンズはむしろシャープさのほうが際立っています。絞り開放からでも躊躇なく使っていける性能ですし、F2.8~5.6 くらいまでのシャープネスとボケのバランスはなかなか。周辺部の口径食や点光源が硬く撮れてしまうという弱点はありますが、レンズ設計自体はどちらかというとオリジナルの Planar をミラーレス向けにリバイバルすることを狙ったようなレンズなので、完璧な性能を求めるよりもむしろこの「味」を楽しむためのレンズ、と理解したほうがいいのかもしれません。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F1.8、1/1900 秒、ISO400

画作りしやすい画角、開放でも苦労しない性能、そして何よりツァイスらしさを満喫できる描写...そういう意味では、レンズを何本も持っている人よりもむしろミラーレスでレンズ交換を始めたい人に、キットレンズ以外の最初の一本として勧めるのも悪くないのでは、という気さえします。まあ、AF は遅いし価格的にはまったく初心者向けではありませんが(笑。ただ、X マウントにしても E マウントにしても、35mm 付近には定評が高く価格の比較的安い(笑)純正レンズが既に存在することを考えると、どうしてもこのレンズはツァイス信仰がある人向け、という位置づけになってしまいますが...。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F1.8、1/4000 秒、ISO400

自分で買った 12mm F2.8 も含め、Touit というレンズは今までの自分とは少し違う引き出しを開いてくれたような気がします。私にとっては新たなる気づきを与えてくれた、とても貴重なレンズ。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F5.6、1/28秒、ISO200

E マウントには中望遠相当のマクロレンズがラインアップされていないので、年末に出るという Makro-Planar は買ってしまう可能性が高いですが、この 32mm F1.8 もなんとかお金を工面して手に入れたいところです。まあ、12mm のほうも他に買う予定だったレンズを後回しにして買ってしまったくらいなので(笑)、当面欲しいものの優先順位を改めてつけ直さなくてはいけないなあ、と思っていたりしますが...。

Carl Zeiss / Touit Planar T* 32mm F1.8 X-mount

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■関連リンク
Carl Zeiss Touit 32mm F1.8
Touit 32mm F1.8:ファーストインプレッション
Touit 32mm F1.8 でメカの美しさを撮る
Touit 32mm F1.8:絞り値による描写の変化をみる
Touit 32mm F1.8 の挙動について
Touit 32mm F1.8 でスナップ写真

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投稿者 B : 00:03 | Minpos Review | Photograph | Touit 32/F1.8 | コメント (0) | トラックバック

2013/07/12 (Fri.)

Touit 32mm F1.8 でスナップ写真

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Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F2.8、1/170 秒、ISO200

Touit 32mm F1.8、どうもスナップ系の写真と相性がいいな、と感じていて、ここのところ集中的にスナップを撮っています。いつも出歩いている範囲から少し足を伸ばしてみて、ちょっと変わった被写体や気になるモノがあったら撮ってみる、という典型的なスナップ写真を。

絞りとボケのテストではレンズにとってはちょっと意地悪なシチュエーションで撮りましたが、画面いっぱいに点光源があるような構図でなければ、こういういかにも Planar らしいピント面と背景の対比を見せてくれるレンズです。これはまごうかたなく Planar だ。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F2.8、1/120 秒、ISO200

点光源多めの構図でも、F2.8 くらいならボケの大きさ、柔らかさ、周辺部の口径食の具合、のバランスがちょうどいいかな。絞り開放から躊躇なく使っていけるシャープさを持つレンズではありますが、個人的にはこのレンズは F2.8~4 くらいの描写が好ましいと思っています。気がつけばずっと F2.8 で撮っていた、というくらい、F2.8 が良い。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F2.8、1/250 秒、ISO400

これも F2.8。木肌の荒々しい質感が表現できているのは、やはり高コントラストなツァイスレンズならではだなあ、と感じます。それでいて暗部にちゃんと階調が残っているのもツァイスらしい。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F2.8、1/1300 秒、ISO400

最近、28~35mm 付近の単焦点レンズやコンパクトデジカメが流行っているので、50mm 付近のスナップ写真は影が薄い印象ですが、個人的には画面の整理が大変な広角系よりも、これくらい「切り取る」感覚のある画角のほうが画にしやすい。AF がやや緩慢なので散歩しながら何気なく撮るというよりも、気になるものがあったらちょっと立ち止まって構える、という向き合い方が必要なレンズではありますが、使い込むうちに返却するのがだんだん惜しくなってきました。E マウントの Touit 12mm F2.8 を買ったところではあるけど、32mm F1.8 も買ってしまおうかな...。

Carl Zeiss / Touit Planar T* 32mm F1.8 X-mount

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Carl Zeiss Touit 32mm F1.8
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Touit 32mm F1.8 でメカの美しさを撮る
Touit 32mm F1.8:絞り値による描写の変化をみる
Touit 32mm F1.8 の挙動について

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投稿者 B : 00:06 | Minpos Review | Photograph | Touit 32/F1.8 | コメント (0) | トラックバック

2013/07/11 (Thu.)

Touit 32mm F1.8:絞り値による描写の変化をみる

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Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F1.8、1/3000 秒、ISO200

Touit 32mm F1.8 のレビューも、ただ漫然と撮っていてもレビューにならないので、ちょっと検証的な見方で描写をチェックしてみたいと思います。Planar といえば、今までも同構成のレンズの多くで絞り値によって描写が変化することで有名。開放付近ではソフトで柔らかくボケる、絞るとカリカリにシャープになる、という形容がされることが多いのが、Planar というレンズです。この Touit でも、その傾向は受け継がれているのかどうか。

まずは絞り開放、F1.8 の描写。ピント面でも若干緩いように見えなくもないですが、これはどちらかというとフォーカスが微妙にずれてしまったことが大きいかな(汗。背景の大きなボケの中にピント面が浮き上がったように見えるのは、紛れもなく Planar の描写です。あえて逆光で点光源の玉ボケを狙ってみましたが、やはり周辺部のボケの形に口径食がやや気になる。そして、他の Planar に比べるとボケはちょっと硬めな印象ですが、F1.8 ならこんなものでしょうか。でも F1.4 級の Planar と比べて開放からけっこうカリッと撮ってくれるレンズなので、安心して絞りを開けて使っていけるとは思います。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F2.8、1/3000 秒、ISO400

F2.8。手持ちなので微妙に構図がずれていますがご容赦を。F1.8 と比べるとピント面のシャープさはあまり変わりませんが、背景のボケが落ち着いてきましたね。私はこのくらいのバランスが好みです。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F4、1/1300 秒、ISO400

F4。玉ボケの口径食はずいぶん落ち着いて、周辺部でも真円に近い形になってきました。が、やっぱりボケの輪郭は固めで、このくらいの大きさのボケだとちょっとうるさく感じます。9 枚絞りの形もこのくらいの絞り値で最も顕著ですが、目くじらを立てるほどのことはないかな。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F5.6、1/640 秒、ISO400

F5.6。ボケの形と大きさは随分扱いやすいレベルになってきました。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F8、1/320 秒、ISO400

F8。このくらい絞ると、もう特に破綻はない感じ。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F11、1/150 秒、ISO400

F11 まで絞ると絞りすぎなのか、ジャングルジムに反射した光に光芒がうっすらと見えてきてしまいました。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F16、1/80 秒、ISO400

F16 だと光芒はもっとハッキリと出てきました。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F22、1/52 秒、ISO500

最大絞り、F22。でも被写体がかなり近いので、パンフォーカスではなく背景はまだボケています。

こうして見ると、Touit 32mm F1.8 はいかにも Planar らしい描写、というよりは Planar にしては若干硬めかな?という印象です。特に(構図や光源との距離にもよりますが)点光源の玉ボケはちょっと硬く、逆光で撮ることが多い人にはちょっと辛いかもしれません。でも今回はあえて極端な条件で撮ってみたので、こういう撮り方でもなければむしろ私が初めて撮った一枚にいきなり驚かされたように、絞り開放からガンガン使っていけるシャープなレンズ、という印象のほうが強いかな。今回のテストはあくまで特殊条件下での傾向を試してみたもの、ということで。

Carl Zeiss / Touit Planar T* 32mm F1.8 X-mount

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Carl Zeiss Touit 32mm F1.8
Touit 32mm F1.8:ファーストインプレッション
Touit 32mm F1.8 でメカの美しさを撮る

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投稿者 B : 00:00 | Minpos Review | Photograph | Touit 32/F1.8 | コメント (0) | トラックバック

2013/07/06 (Sat.)

Touit 32mm F1.8 でメカの美しさを撮る

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Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F2.8、1/320 秒、ISO200

ちょっと間が空いてしまいましたが、Touit 32mm F1.8 のレビューを続けます。

35mm 判換算で 50mm 付近、というのはど真ん中の標準レンズなので、よく言えば何でも撮れる、逆に言えば「このレンズならこれ」という代表的な被写体のない、難しい焦点距離だと思います(その点、12mm F2.8 のほうは特徴的すぎるので被写体選びにはさほど苦労しない)。
何を撮ろうかなあ、といろいろ考えた挙げ句、コントラストが高くてシャープなレンズで、かつローパスレスな X-Pro1 ならば、梅雨どきだし雨に濡れた欧州車のエンブレムのような金属の質感をうまく表現できるんじゃないか...と雨が降るのを待っていたところ、サイカ先生に先を越されてしまったので(ぉ)ちょっと方向転換(笑。でも、金属の質感というのはテーマとして取り組んでみたいよなあ、と考えて、機械の美しさを撮ってみることにしました。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F1.8、1/1800 秒、ISO200

思ったとおり、いいじゃないですか。肉眼だと鮮やかな赤に見えていたベスパの塗装の、よく見ると微妙に古ぼけた質感が再現されていたり、金属の質感もいい。

F1.8 でも描写が暴れることもなく、絞り開放から躊躇なく使っていける性能です。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F1.8、1/1700 秒、ISO400

色乗りの良さと引き締まった黒の表現がツァイスの持ち味ですが、このレンズもしっかり「ツァイスらしさ」を持ち合わせています。

金属の光沢の鋭い感じとか、錆の部分の鈍い感じとか、イメージ通りに表現されています。開放だともっと色収差が出るかなと思っていたんですが、よく抑えられていますね。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F2.8、1/60 秒、ISO200

構図の中に、差し色的に鮮やかな色を入れると「映える」、そんなレンズです。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F1.8、1/850 秒、ISO400

画角は 48mm 相当と「ど標準」ですが、やはり焦点距離が 32mm なので、被写体に近づいてあおるように撮ると、それなりにパースがついて迫力がある画になります。フラットに撮ろうとすると扱いにくい瞬間もありますが、このパースを積極的に活かしていくことで、悩みがちな 50mm 前後の画角でも、印象に残る画作りができるのではないでしょうか。フルサイズセンサと 50mm レンズの組み合わせとはちょっと違う発想で撮るのがポイントかもしれません。私も 50mm 付近は普段あまり使わないので最初はちょっと悩みましたが、ひとつコツを見つけたような気がします。

Carl Zeiss / Touit Planar T* 32mm F1.8 X-mounticon

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Carl Zeiss Touit 32mm F1.8
Touit 32mm F1.8:ファーストインプレッション

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投稿者 B : 00:00 | Minpos Review | Photograph | Touit 32/F1.8 | コメント (0) | トラックバック

2013/06/23 (Sun.)

Touit 32mm F1.8:ファーストインプレッション

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Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F1.8、1/1000 秒、ISO200

Touit 1.8/32 をさっそく持ち出して撮ってみました。

まず撮ってみたのがこの白い紫陽花なんですが...試し撮りがてら何の気なしにカメラを向けて撮っただけですが、この描写。絞り開放(F1.8)で、花弁の脈まで写し取る精緻な描写力。私が今までに使ってきた「Planar」銘のレンズ群のイメージから、開放だとちょっと甘くなるかな...と思いながら撮ってみたんですが、撮れた写真を見て自分で驚いたほどです。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F4、1/2700 秒、ISO200

私は X-Pro1 ではフィルムシミュレーション「Velvia」モードで撮ることが多いんですが、高コントラストな Planar の特性が Velvia モードのリバーサルフィルム的な画作りをさらに強調するようで、真夏の風景によく似合います。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F1.8、1/1400 秒、ISO200

いっぽうこちらは「ASTIA」モード。手作りの看板の質感やちょうどよく古びた感じを出したかったので階調表現に優れたこのモードを使ってみたところ、Planar の柔らかめの描写と暗部階調の豊かさがよくマッチしてくれたと思います。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F1.8、1/400 秒、ISO200

ちょっと意地の悪いシチュエーションですが、木漏れ日を光源に背景のボケの出かたを試してみました。光源が多くてどうやってもうるさくなる構図なので写真としての良し悪しはともかく、これを見る限りでは口径食はそれなりにあり(画面の端に行くほど玉ボケの歪みが大きくなっている)、ボケの輪郭もちょっと固め。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F4、1/90 秒、ISO200

でも、点光源を積極的に使わなければ、ピント面からなだらかに落ちていく自然なボケ感や主題が浮き立ってくる立体感については、開放 F1.8 のレンズとしては悪くないと思います。F1.4 級のレンズは決まったときの描写には圧倒的な強さがありますが、絞り開放は使いこなすのが難しく、なんだかんだで F1.8~2.8 くらいで使うことが多かったりします。それに対して、このレンズは開放から積極的に使っていける扱いやすさがあります。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F5.6、1/800 秒、ISO200

AF については 12mm F2.8 と同じく、お世辞にも速いとは言えないし、モーターの駆動音や振動もそれなりにあります。でも E マウントの Touit 12mm F2.8 と比べると(比較対象とはレンズスペックも構成も違いますが)X マウントのほうが多少速い印象。AF 動作は X マウントのほうが最適化されているのかもしれません。

Touit 32mm F1.8

[ FUJIFILM X-Pro1 / Carl Zeiss Touit Planar T* 32mm F1.8 ]
F10、1/550 秒、ISO200

とりあえず、ファーストインプレッションとしてはこんなところです。今後もっと使い込んでみて、細かいところをチェックしていきたいと思います。

Carl Zeiss / Touit Planar T* 32mm F1.8 X-mounticon

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Carl Zeiss Touit 32mm F1.8

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投稿者 B : 14:57 | Minpos Review | Photograph | Touit 32/F1.8 | コメント (2) | トラックバック