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2017/05/22 (Mon.)

TSUBAME 2.5

詳報:トヨタが頼った謎のAI半導体メーカー:日経ビジネスオンライン

週明け早々、「謎の AI 半導体メーカー」が話題になっていましたが(↑はタイトルとリード文の釣り感がひどいけど内容は至極真っ当な記事です)、私はちょうど先週末にこの「謎の半導体メーカー」のプロセッサを搭載したスパコンを見学してきたところだったので、時流に乗ってその話をしたいと思います。

最近あんな映画こんな映画でネタにされがちな東京工業大学内のイベントで先週末、同校が誇るスーパーコンピュータ「TSUBAME」が一般公開されていました。

TSUBAME とは | [GSIC]東京工業大学学術国際情報センター

TSUBAME 2.5

「TSUBAME」は初代から NVIDIA 製のスパコン/学術計算向け GPGPU を採用したスーパーコンピュータであり、現行世代の「TSUBAME 2.5」では Kepler 世代の GPGPU を搭載しています。

日本国内のスパコンでは理研の「京」が最も有名でしょうが、この TSUBAME はその次くらいに名が知れていると言えるかな?現行構成になってから既に 4 年近くが経過しており、絶対的な演算性能ではもう世界トップクラスとは言えませんが、電力効率(消費電力あたりの処理性能)では現在でも世界トップクラスを維持しているとのことです。
ちなみに「京」では富士通がこのコンピュータのために開発した SPARC64 VIIIfx プロセッサを搭載していますが、TSUBAME 2.5 は Intel Xeon プロセッサと NVIDIA Tesla K20X GPU、つまり一般的な PC に近い構成のハードウェアになっています。TSUBAME のキモは CPU よりも GPU であり、複雑な CPU の性能をとにかく上げるより、よりシンプルな構成のメニイコア GPU で並列処理性能を高めるアプローチを採っている点。例えば PC では近年 CPU の性能向上が頭打ちになってきているのに対して、GPU は効率向上とコア数増加でまだまだ性能の伸びしろがある状況を鑑みれば、この構成の合理性が解るでしょうか。

TSUBAME 2.5

TSUBAME はスパコンといっても PC アーキテクチャベースであり、見た目もちょっと大きめなブレードサーバという印象で、単体で見てもラック単位で見てもけっこう地味(笑)。京のように筐体が「どーん」と鎮座する圧倒感もなく、あまり感慨が湧きません(ぉ。マシンルームの広さも一見、大企業や金融機関のサーバルームよりも狭いのでは?というくらいこぢんまりとしていましたが、説明してくれた方(助教かポスドクっぽい)によると「隣にも同じ規模の部屋がもう一つある。壁をぶち抜いてどーんとスパコン風に見せる案もあったが、その議論をしている最中に東日本大震災が発生し、見栄えよりも耐震性優先ということでそのままになった」とのことでした(笑。

見るとユニットは NEC 製、ラックは HP 製(隣の部屋をちらっと覗いてみたら、そちらのラックは APC 製っぽかった)。サーバとラックのメーカーが別というのも珍しい気がしますが、このラックは「冷蔵庫のようになっており、放熱ではなくラックごと冷やす仕組みになっている」とのことなので、構造重視でラックを選定したのかもしれません。そういえば最近の PC パーツもヒートパイプを使ったり、GPU の冷却もファンによる吹きつけではなく基板ごとスリーブで覆ってファンで強制排気だったり、熱を発散するのではなく閉じ込めて管理するのがトレンドになっていますよね。私はスパコンや半導体は専門外ですが、そうやって PC ハードウェアの視点で見ると理解できるような気がしてなかなか興味深い。

ちなみにこの TSUBAME はこの夏に「3.0」の導入を予定しているとのこと。

世界最高レベルを目指す東工大のスパコンTSUBAME3.0、2017年夏に稼働開始へ ~高温水を利用しトップレベルの冷却効率。機械学習やビッグデータ解析をターゲットに - PC Watch

3.0 では GPU を Kepler から一気に二世代更新して現行の Pascal アーキテクチャに切り替えるようです。Pascal といえばグラフィック用途でも GeForce GTX 10 シリーズは旧世代から大幅な性能アップを実現し、PC VR のエントリー価格を一気に引き下げた功労者でもあります。これをベースとしたスパコンであれば、TSUBAME が再び処理性能でも世界トップクラスに入ってくる可能性が見えてきます。

久しぶりにアカデミックな世界に触れていい刺激になりました。TSUBAME 3.0 が公開される機会があれば、また見に行きたいと思います。

投稿者 B : 23:01 | Soliloquy | コメント (0) | トラックバック

2017/03/29 (Wed.)

紗々さんの『MUSIC SALAD』最終回

bayfm78 月~木の正午から放送されている『YAMAMAN presents MUSIC SALAD from U-kari STUDIO』の水曜日を 4 年にわたって担当されてきた紗々さんが、本日の放送をもって卒業されました。

YAMAMAN presents MUSIC SALAD from U-kari STUDIO

YAMAMAN presents MUSIC SALAD from U-kari STUDIO

私はちょうど仕事の山を一つ越えたところで休みが取れたのと、仕事の都合で行けなくなった方に託されたような気がしたので、4 年ぶりにユーカリが丘まで応援に行ってきました。
いつもコスプレ等の凝った服装で放送に臨んでいる紗々さんですが、今日は卒業ということで(?)和装での登場でした。番組の方針で撮影 NG(放送後にスタジオ前でツーショット撮影はしてもらえるんですが、これも写真公開 NG)なのが残念です。

YAMAMAN presents MUSIC SALAD from U-kari STUDIO

最終回とはいっても番組はいつもの通り進行するわけですが、それでも「これで最後」という雰囲気は漂っているもので。番組のラストにかかる「サラドレ」が、最初から最後までいきものがかりの『Yell』だったのも、リスナーから紗々さんへの応援のメッセージなのでしょう。スタジオ前には、平日昼間にもかかわらず 70~80 名のリスナーが集まっていました。

YAMAMAN presents MUSIC SALAD from U-kari STUDIO

4 年前は全体的にわたわたしていた雰囲気もあったけど、今ではすっかり安定感のあるパーソナリティになりました。最近ではイベント司会等もマルチにこなせるまでに成長されただけに、これでラジオが聴けなくなってしまうのは寂しくはありますが、新しいチャレンジのための卒業ということで、祝福して送り出したいと思います。

私はこれまでに何度かメッセージも読んでもらえたし、先日は番組のシールも当たったので、個人的には思い残すことはありません。
この番組のおかげで FM ヨコハマで放送されている松重豊さんの番組『深夜の音楽食堂』を聴くようになったし、最近何かとラジオづいています。意識してラジオを聴くようになったのって十数年ぶりだけど、テレビとも SNS とも違うこの距離感、やっぱりいいなあ。

紗々さん、4 年間本当にお疲れさまでした。人生の新たなステージでのご活躍を心から祈っています。

投稿者 B : 17:33 | Soliloquy | コメント (0) | トラックバック

2017/03/11 (Sat.)

It's a Sony 展 Part-2

今月末で 50 年の歴史に幕を下ろす、銀座ソニービルに最後の観覧に行ってきました。

銀座ソニービル

ソニービルの正面には、東日本大震災の日に合わせて復興応援企画の広告垂れ幕がかけられていました。私も被災地には松島女川~石巻と行ってきて、実際に「この高さまで津波が来た」というのも見てきましたが、それを自分が生活している東京のど真ん中で表現されると改めてその恐ろしさを実感しますね。あれから 6 年が経過し、決して忘れてはいけないけれどいつまでも立ち止まってはいるわけにもいきません。犠牲者を悼む気持ちや防災への思いを忘れずに、前に進んでいかなければ。

ちなみに Yahoo! の復興応援企画は 3.11 当日いっぱい実施中です。残り時間も少ないですが、検索するだけで復興の支援になるので、ぜひ。

3.11、検索は応援になる。|3.11応援企画 - Yahoo! JAPAN

It's a Sony 展 Part-2

というわけで、ソニービルに来たのは 「It's a Sony 展」の後半戦が始まったからでもあります。Part-1 はソニー設立から現在までの歴史をたどる展示でしたが、Part-2 はソニービル取り壊し後の跡地、通称「ソニーパーク」の姿を想像させるものになっていました。

It's a Sony 展

It's a Sony 展 Part-2

現在の銀座ソニービルは、花びら構造と呼ばれる螺旋階段状の構造になっていて、フロア間の断絶を意識することなく上下階を行き来することができます。縦方向の閉塞感がなく、展示の繋がり感も作りやすい構造ではありましたが、フロア間の行き来は原則階段だったりして「バリアフリー」とはかけ離れた時代遅れな構造になっていたのも事実。ただでさえ狭い土地を細切れのフロアに区切ったような空間で、広々とした展示がしづらい問題もあったように思います。
二十年近くこのビルに通ってきた身としてはこの構造がなくなってしまうのは寂しいですが、新しい時代に適した構造のビルに建て替える必要にも迫られていたのでしょう。2020 年以降に着工するという新ソニービルはどのような構造になるのでしょうか。

It's a Sony 展 Part-2

ソニービル取り壊し後、新しいビルの着工までの間はこの場所は「ソニーパーク」という憩いの場として展開されるとのこと。上の写真はそのイメージモデルですが、銀座の真ん中にあって緑あふれる場所になるようです。果たしてそこにソニーやテクノロジーを感じさせるものはあるのかどうか。

It's a Sony 展 Part-2

「It's a Sony 展 Part-2」、つまりソニービルのほぼ全館にわたって、床が人工芝で敷き詰められていました。ソニーパークをイメージさせるもの、とのことですが、かつてはショールームだった場所から全ての製品と什器が取っ払われ、がらんどうになったビルはある意味異様。こういう状態のビルに入る機会もまずないだけに、なんだか変な気分です。

It's a Sony 展 Part-2

白壁にはアーティストが銀座の街並みをイラストで再現していました。これ展示期間をかけてずっと描いていく、ということなんでしょうか...。

It's a Sony 展 Part-2

展示を眺めていたら、ふと木琴の音が耳に入ってきました。ふと振り向くと、ビルの螺旋構造に沿うように木琴が並べられ、その上を木製の球が転がり落ちてきているじゃないですか。

It's a Sony 展 Part-2

しかもその曲は Louis Armstrong の "What A Wonderful World"。ソニー的には一昔前、BRAVIA の CM で John Legend が見事なカヴァーを歌っていた曲でもあり、懐かしい気持ちになりました。そういえばこの木琴、数年前に docomo のケータイの CM で同じ手法を使っていましたが、同じクリエイターによるものなんですかね。

ちなみに階段と音楽といえば、ソニービルの 1F から地下の PLAZA GINZA に降りていく階段にも音が鳴るセンサが仕込まれているのは有名な話ですが、これに裏技があるという話をつい最近になって初めて知りました。

私も試してみようと思ったんですが、さすがに休日のソニービルでは人の往来が多くて無理(;´Д`)。これも今月いっぱいでなくなってしまうはずなので、平日に行く機会がある方はぜひ試してみてください(笑

...閑話休題。

It's a Sony 展 Part-2

上の方のフロアでは、既に銀座の街のイラストは出来上がっているようで、そこに来館者が葉っぱのシールを自由に貼っていくことができるようになっています。その上にプロジェクションマッピングで光の演出が動いていたりして、なかなかに楽しい。製品の展示がなくなったソニービルなんてどれだけの人が見に来るのかと思っていましたが、想像以上の盛況で驚きました。やはり長年愛されてきた施設だけのことはあります。

It's a Sony 展 Part-2

なお、イベントに関する写真をタグ付きで Instagram にアップするか、ソニーパークプロジェクトの Instagram アカウントをフォローすると懐かしの「It's a Sony」のステッカーがもらえます。今改めて見ると古いのに新しく感じるこのロゴ。私もステッカーはもらいましたが、何に貼ろうかな。仕事用の VAIO にでも貼るか(ぉ

It's a Sony 展 Part-2

というわけで、It's a Sony 展後半でした。前半戦とは全く違う内容で、製品展示を期待していた人にはがっかりでしょうが、ゆったりとした内容でこれはこれで楽しい。子ども連れなんかで来ると楽しめるんじゃないでしょうか。

It's a Sony 展 Part-2

そして 8F のイベントスペース「OPUS」では「エレクトリカルアンサンブル」と題されたイベントを実施中。これも OPUS での最後のイベントになるようです。

It's a Sony 展 Part-2

何なのかと思ったら、往年のソニー製品を電気製品ではなく「楽器として」使って音楽を奏でてしまおう、というユニークな展示でした。
どれも見てるだけだと何が何だか分からないような展示ですが、複数人いるスタッフの方がフレンドリーな感じでいろいろ教えてくれるので、フラッと覗きに行っても十分楽しめます。

It's a Sony 展 Part-2

例えばこれはトロンボーンのような器具に Handycam と縞模様の描かれたパネルをくっつけて、カメラに写る縞模様の太さに応じて音階が変わる、という楽器。弾く人が弾けばちゃんと楽曲になっているから面白い。

It's a Sony 展 Part-2

そしてこれは α7 シリーズ(α7 II、α7R II、α7R)のマウント付近にマイクを装着し、シャッター音をパーカッションとして使ってしまう楽器。確かに機種によってシャッター音や連写できるスピードも違うわけで理屈は分かるけど、曲がりなりにもカメオタとしてはこの露出したフルサイズセンサ(一応フィルタで保護されてはいる)を見るのは心臓に悪い(;´Д`)。

It's a Sony 展 Part-2

こちらは最近のソニーの懐古系イベントに引っ張りだこな(笑)スカイセンサー。電波感度の良さを楽器として使う、というコンセプトで、リモコンや一眼カメラ用のフラッシュから発せられるノイズをスカイセンサーで拾うことで音を出そうという仕組み。いやあ理屈は分かるけど(ry

It's a Sony 展 Part-2

オープンリールさえもターンテーブルのように使ってスクラッチして遊べてしまいます(笑。これはこの展示の中でも特に分かりやすいし、センスさえあればそれなりに音楽にできてしまうので楽しい。

It's a Sony 展 Part-2

初代ウォークマン(TPS-L2)のモーター音(テープ送り音かも)を楽器にしてしまう仕掛け。もう何でも楽器になってしまって、STOMP っぽくもあります。

It's a Sony 展 Part-2

このトリニトロンは何?よく見ると三つとも機種が違うけど。と思ったら、

It's a Sony 展 Part-2

このコイルを手に持ったりポケットに入れたりして、もう一方の手でトリニトロンの画面に触れると通電して音が鳴る、という仕掛け。おお、ブラウン管の電子銃から発せられる電気が身体を通ってコイルまで伝わっているのかー!
しかも複数人の身体でも伝っていくので、私がコイルを持ってスタッフの人が画面に触れた状態で二人でハイタッチすると、音が鳴る(笑)これは楽しい。機種によって音の高さが違うので、ちょっとしたパーカッション的に遊べてしまいます。

行く前は何が何だか分からないし面白いんだろうか?と思っていましたが、これは想像以上に楽しめました。

It's a Sony 展 Part-2

ソニービルの完全閉館まであと三週間を切りました。スケジュール的に私が来れるのはこれが最後になるだろうなあ。たくさんの思い出が詰まったビルだからちょっと寂しいけど、今まで本当にありがとうございました。
ソニーパーク、そしてその後の新ソニービルも楽しみにしています。

投稿者 B : 22:35 | Soliloquy | コメント (0) | トラックバック

2017/02/01 (Wed.)

MUSIC SALAD「ランチはサラダでおいシール」が当たった件

おなじみ紗々さんが水曜日のパーソナリティを務める、bayfm お昼のラジオ番組『YAMAMAN presents MUSIC SALAD from U-kari STUDIO』。私もときどきメッセージやリクエストを送っているわけですが、先日ついにこれが当たりました。

YAMAMAN presents MUSIC SALAD from U-kari STUDIO

ランチはサラダでおいシール

投稿者の中から抽選で当たる番組オリジナルグッズ「ランチはサラダでおいシール」。番組のルールでシールのデザインは非公表、当たっても blog や SNS で公開 NG とのことですが、どうやらシール表面さえ公開しなければ同梱物等は出しても良いようで、シール以外の部分をご紹介します(笑

自宅に届いた封筒に入っていた当選通知には、なんと月~木曜日のパーソナリティ全員の直筆サインが!もっと事務的にシールだけ送られてくると思っていたので、これは嬉しい驚きでした。イェーーイ!←

ランチはサラダでおいシール

しかもシール裏面にまでメッセージが書かれていました。これは火曜担当の宇佐美うさみす友紀さんの直筆っぽい。
毎日抽選で三名のみとはいえ、こうやって丁寧に用意されたものがもらえると嬉しいですね。

ランチはサラダでおいシール

投稿者数に対する当選数という意味では、番組内でメッセージが読まれるよりもシールが当たる方が遙かに低確率と言えます。私は運がいい...。
高校時代はけっこうラジオっ子でよく深夜放送に FAX を送ったりもしていましたが(FAX っていうあたりが時代だなー)、改めてメッセージを読まれたりこうしてプレゼントが届いたりすると、ラジオには SNS でのコミュニケーションとはまた違ったドキドキがありますね。

これからもときどきメッセージを送ろうと思います。

投稿者 B : 22:33 | Soliloquy | コメント (0) | トラックバック

2017/01/01 (Sun.)

2017 謹賀新年

2017 謹賀新年

[ Sony RX1 ]

新年明けましておめでとうございます。

今年は例年以上に静かな新年を迎えています。
正月は無理に帰省しないほうが、東京で落ち着いて過ごせる気が。

2017 年は酉年ですが、早いもので今年で長女の干支が一回りすることになります。
当時は 12 年後の私がこうしている、ということは考えもしなかったなあ。
一方で徐々に自分自身が無理の利かない年齢になりつつあることも自覚する今日この頃。
おみくじにも「日々の生活に気をつけよ」と書かれていたし、少しは節制しないと。

そんなわけで、今年もこの blog はマイペースに行きたいと思います。
変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いします。

投稿者 B : 17:50 | Photograph | Soliloquy | Sony RX | コメント (0) | トラックバック

2016/12/31 (Sat.)

2016 年の終わりに

2016 年の終わりに

[ Canon EOS M5 | Canon EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM ]

2016 年も残すところあと数時間となりました。

今年は私としては珍しくカメラやレンズをあまり買わなかった年でした。とはいえ「今年はカメラ買わない」と言った舌の根も乾かぬうちに α7 II を買ってしまったり、シグマ MC-11 のせいで 50mm F1.4 [Art] やら Planar 85/1.4 ZE やらに手を出してしまいましたし、出たら買おうと思っていた FE50/2.8 MACRO も買いました。あれ?結局今年も普通に買ってた(ぉ
まあおかげで今の機材ラインアップにはかなり満足していて、来年は α7 系でよっぽどすごい(かつ、買える価格帯の)機種が出てこない限りボディは買わない予定。レンズはシグマ 85mm F1.4 [Art] をはじめ狙っているのが二、三ありますが、どれもそれほど優先順位は高くないかなあ...。どちらかというと写真を撮りに行く時間のほうが欲しいし、撮りに行くことに投資したいところです。

お金をかけたという点ではむしろオーディオのほうが多かったですね。夏にようやく買い換えることができた AV アンプを筆頭に、ウォークマンとインナーイヤー 2 本。たくさん買ったというよりも単価が高かった感じ。来年はいよいよ念願のプロジェクタの買い換えを実行に移したいところです。

それから今年は久しぶりにゲーム関係にいろいろと手を出しました。スーファミカラーの 3DS LL、そしてクラシックミニファミコン。どちらも買わずにはいられなかったけど、買ってもなかなか遊ぶ時間が取れていないのが寂しいところ(笑。そして VR は PSVR の購入を筆頭に、PC も VR Ready 相当なスペックに更新したり、あちこちの VR アトラクションを試しに行ったり。ここは未来のある分野だと思いますが、個人的には必ずしもゲームだけに閉じた可能性ではないと考えているので、来年はどちら方向に進化していくのか、今後も見守っていきたいと思います。

本年もありがとうございました。
来年も特に事件事故がない限り、引き続き平常運転で行きたいと思います。

投稿者 B : 18:30 | Photograph | Soliloquy | コメント (0) | トラックバック

2016/12/30 (Fri.)

大江戸温泉物語

短い冬休みに突入しました。今年も年末年始は東京の自宅で過ごしていますが、今日は少しリラックスしに出かけてきました。

東京お台場 大江戸温泉物語

大江戸温泉物語

秋ぐらいからこの冬休みの間に東京近郊の温泉にでも行きたいなあ...と考えていたんですが、家族で行くとなると温泉街はまだ子どもには間が持たなさそう。それなら日帰りレジャーも兼ねて大江戸温泉物語へ、と予定を立てていたら冬休み直前になって上海でのパクリ騒動が勃発し、これじゃあ話題になったから行ったみたいな感じになるじゃないか(;´Д`)ヾと思ったけど今さら温泉地の宿が押さえられるわけもなく。そのまま大江戸温泉物語に行ってきました。

私は大江戸温泉物語にはオープン当初に何度か来たことがありましたが長らく足が遠のいており、今回は十年以上ぶりの再訪。

大江戸温泉物語

行ってから気づいたんですが、館内では『刀剣乱舞』とのコラボイベントが開催されていて、あちこちに『とうらぶ』のキャラクターやコラボ商品が出ています。私はさすがに興味がないのでよく分からないのですが、とうらぶ勢とおぼしき女性客もけっこうな割合で見受けられました。

大江戸温泉物語

入館手続きを済ませると、館内着として使用する浴衣と帯を選んで借り受けます。一般的なスーパー銭湯と違って様々な柄の浴衣から好きなのを選べる、というのは日本フリークの外国人でなくてもちょっと気分が高揚しますね。

大江戸温泉物語

浴衣に着替えたら、何はともあれお風呂へ。中の写真はさすがにありません(笑

大浴場は一部内装が江戸っぽいというだけで、基本的にはまあ普通のスーパー銭湯。でも普段自宅の浴槽では伸ばせない脚が思う存分伸ばせるのは大浴場ならではですねー。今年は特に『昼のセント酒』の影響で銭湯にも何軒か行ったし、改めて公衆浴場の良さを見直しています。実際、ここも家族連れが多いのかと思ったら大学生くらいの若者もけっこう多くて、だからといって話しかけたりするわけでもないんですが、そういう老若男女が等しく混ざり合っている感が、古き良き公衆浴場らしさだなあ...と湯船に浸かりながらしみじみ感じていました。

大江戸温泉物語

小一時間お風呂でゆったり寛いだら、次は喉とお腹を満たす番。施設内は祭りの縁日を模した作りになっていて、浴衣のお客さんが歩いていても違和感がありません。
この雰囲気に浸り、ちょっとわくわくしながら美味しそうな匂いにつられて歩きます。

大江戸温泉物語

飲食は基本的にフードコート形式で、いろんなお店から好きなものを買ってテーブルやお座敷で食べられます(一部、店内に座席があって店員さんが運んできてくれる居酒屋形式の店舗もあり)。
ただお店や混雑状況によって料理が提供されるまでの時間には差があり、複数人が別々のお店で買ってきたものを「せーの」で食べ始めるのが難しい、というのが悩ましい。私はまず子ども達の食べ物を注文→待ち時間の間に席を確保→子どもの食べ物ができたら受け取りに行って先に食べ始めさせる→大人の食べ物を注文→受け取って席に戻ったら子どもが「デザート食べたい」と言うのでクレープ買いに行く→戻ったら自分の料理がすっかり冷めている、という状況に陥ってしまい軽くゲンナリ(´д`)。これはよく計算して動かなくてはなりません。大人だけだったら居酒屋形式のお店に入っちゃうところなんだけどなあ。

大江戸温泉物語

ま、とにかく生ビール。
お風呂とサウナで水分が喪われた身体に、まるで乾いた大地に降り注ぐ雨のようにビールが吸収されていきます。

大江戸温泉物語

焼き鳥と唐揚げで、完全に昼から居酒屋コース(笑

大江戸温泉物語

そしてこういうお祭り屋台的な場所に来たら食べずにはいられない、モダン焼き。

大江戸温泉物語

それから大勝軒も屋台を出していたので、わざわざこんなところで食べなくてもとは思いつつ、ついついつけ麺もいただいてしまいました。
気がつけば粉もんに焼きそばにつけ麺、こりゃあ昼からとんでもない炭水化物祭りを開いてしまった(;´Д`)。正月には餅も食べなくてはならないというのに...。

大江戸温泉物語

お腹が満たされたら、あとは縁日巡り。ヨーヨー釣りやスーパーボールすくい、型抜きなど昔ながらの縁日の遊びが並んでいます。
大人だけだとこういうのはそんなに面白くもないんだけど、子どもと一緒なら改めて懐かしくも楽しい。たまにはいいものです。

ただ、フードコートの屋台と入り組むようにゲーム系の屋台が並んでいるので、動線的には人が詰まりやすく、これもうちょっと何とかならないのとは思います。

大江戸温泉物語

刀剣乱舞コラボの縁日屋台もいくつか出ていました。
内容は輪投げや玉入れというオーソドックスな縁日ゲームなので、とうらぶ女子以外の一般のお客さんも普通に楽しんでいるようでした。

大江戸温泉物語

子どもに引っ張られて縁日を何周も回らされたので、一休みに超季節外れのフワフワ系マンゴーかき氷。
台湾、また行きたいなあ。

大江戸温泉物語

近年のお台場は日本人よりも外国人観光客のほうが多いくらいなので、ここ大江戸温泉物語も過半数が外国人旅行客なんだろうなあ、と思いましたが、開店直後の時間帯は 90% 近くが日本人でした。が、お昼を過ぎるとどんどん外国人比率が高まっていって、15 時くらいには半分近くが外国人になっていた印象。純粋にお風呂目的な日本人常連客は朝のうちから来ているっぽいですね。冬休みシーズンということもあるんでしょうが、午後はもうすごい人出で、せっかくお風呂でリラックスしたのに後半はむしろ疲れちゃった感がありました。
しかも今のお台場はコミケ期間というのをすっかり失念していてですね、行き帰りの交通でさらに疲れたという(;´Д`)ヾ。次に来るならオフシーズンに、開店直後に来て早めに帰るのが正解かな、と思いました。

でも春休みこそちゃんとした温泉地に行こうと思います...。

投稿者 B : 22:00 | Soliloquy | コメント (0) | トラックバック

2016/11/12 (Sat.)

It's a Sony 展

It's a Sony 展

久しぶりに銀座ソニービルに行ってきました。

ここに長年存在したソニーショールームは 8 月にその営業を終了し、既に銀座四丁目に新ショールームとして移転済み。
しかしビル自体の取り壊しは来年 4 月を予定していて、それまでの間どうするのかと思ったら、こんな特別展示が始まりました。

ソニーの歴史を振り返る「It's a Sony展」。トリニトロンやウォークマン、AIBO - AV Watch

It's a Sony 展

この地で 50 年にわたり営業してきたソニービルの建て替えを記念し、また今年で設立 70 周年という節目を迎えたソニーの歴史を振り返る展示会です。
既に広告では使われなくなって久しい「It's a Sony」のタグラインがイベント名に仕立てられていますが、やっぱりソニーはこのタグラインを使っていた時代が最も輝いていたよなあ、と思います。

It's a Sony 展

1F のエントランスから花びら構造のビルを順に上がっていくと、まず展示されているのがこのグラストロン。ソニーを代表する他の製品群を差し置いていきなりこれ、というのがマニアックですが、PlayStation VR の登場で HMD という製品がようやく花開こうというタイミングならばそれも必然、という気もします。

It's a Sony 展

なぜこのチョイスかと思ったら、低層の展示は同じく銀座に編集部を構えるマガジンハウス『ポパイ』との共同企画で、著名人の思い出のソニー製品を展示する、という趣旨でした。このグラストロンは西郷 1 等陸佐ピエール瀧さんの思い出の一品とのこと。
ポパイなんて読まなくなって久しいですが、そういえばその昔ポパイのソニー特集で取材を受けたことがあったのを思い出しました。懐かしい...。

It's a Sony 展

こちらはラジオ「スカイセンサー」ICF-5800。私はさすがに生まれる前なのでこれといった思い入れはないのですが、誰のチョイスかと思ったら

It's a Sony 展

平井さんじゃないですか!
さすがにこれが私物、ってことはないですよね(笑

It's a Sony 展

2F から上は、年代順のソニー製品が並べられています。
製品だけでなくソニーの歴史そのものをなぞるような展示になっているので、東京通信工業(ソニーの前身)の設立趣意書が展示されていたり、

It's a Sony 展

設立初期の製品として電気炊飯器まで見ることができます。

このへんはたぶん御殿山にあるソニー歴史資料館から持ってきたものじゃないでしょうか。予約さえすれば社員や関係者でなくても見学することができるので、期間中に行けなくても興味ある方はそちらで(たぶん)見られます。

It's a Sony 展

意外なところで、社服(ユニフォーム)なんかも展示されていたりします。
これ、あまりそうは見えないかもしれませんが三宅一生がデザインを手がけたものなんですよね。現在も基本デザインを踏襲したまま、ブルー系にリファインされたものが工場の制服として着用されているようです。

It's a Sony 展

なんでランドセル?と思うかもしれませんが、ソニーでは毎年社員のお子さんが小学校に入学する際、全員にランドセルを贈呈する制度があります。これはいつのものか判りませんが、実際に贈呈されたものの一つのようですね。
昔は日本国内の企業で社員の子どもが小学校に上がるときに記念品を贈る、というところが少なくなかったですよね。私もランドセルではありませんでしたが、父の会社からけっこう立派な絵の具セットをもらったのを憶えています。

It's a Sony 展

製品展示に戻ります。
こちらは初代ウォークマン TPS-L2。まあこれ自体は展示される機会が多いので珍しくもありませんが、その隣にある TCM-100、通称「プレスマン」と並べて展示されるのは珍しい。その名の通り記者が取材の音声録音用によく使ったテープレコーダで、ここから録音機能を省く形で生まれたのがウォークマン。外でヘッドホンで音楽を聴く文化がなかった時代にこれを商品化することには賛否両論あったようですが、全部入りじゃなくて「引き算で商品性を際立たせ、新しい文化を創る」ことこそソニーの商品企画の軸だったんだよな、というのを実感します。

It's a Sony 展

このピザカッターのようなものは「ポータブルターンテーブル」PS-F5。
私はレコード世代ではないのでこれを知ったのは随分後になってからでしたが、変態ガジェット好きとしてはリアルタイムで見てたら買っていたに違いない(笑。

It's a Sony 展

で、その血脈を受け継ぐのが、「はみ出るディスクマン」D-88。
レコードならともかく、光学ディスクでこういう密閉できない構造のものをよく商品化したなあ、と思いますね...。でもこういうの大好き(ぉ

It's a Sony 展

という感じで、歴代のウォークマンがズラリと並べられています。
2000 年以降のものは少なく、ほとんどが 1980~90 年代の製品。一時代を築いたウォークマンでしたが、私はその当時は主にケンウッド派だったのでウォークマンは店頭やカタログで眺めていた記憶のほうが強いという(笑

It's a Sony 展

ソニー~ソニーエリクソン~ソニーモバイルと続く携帯電話・スマートフォン製品も一堂に会していました。
ジョグダイヤルとかウォークマンケータイとか回転スライド端末とか premini シリーズとか、昔の端末は良くも悪くも独自性が光ってましたよね。最近の Xperia はすっかり無個性になっちゃいました。

It's a Sony 展

「My First Sony」シリーズ。ここも私は通らずに育ってきましたが、ここは思い入れある人多いんじゃないでしょうか。
現代の子どもはこういうのナシでいきなりスマホだからなあ。

It's a Sony 展

そして AIBO。製品のみならず開発機まで展示して、やけに力が入っていました。
近年、ロボット系のニュースで「元 AIBO の開発者が作った」という話を見かけることが増えていますが、AIBO 続けてれば良かったのに...と思う一方で、ソニーが AIBO を生み出して投げ出した(人材や思想が散らばった)からこそ、今こうして改めてロボット産業が盛り上がっているんだろうな、とも思います。

It's a Sony 展

こちらは ERS-220 のデザインを手がけた河森正治氏の直筆イメージイラスト。
こんなものまで展示されているわけですが、マクロス世代としては感激です。

It's a Sony 展

PlayStation まで来るともう現代という感覚です。
こちらは初代 PlayStation の出荷一千万台を記念して作られた金のプレステ。現行の PS4 は既に四千万台を突破して PS の過去最高記録を更新する勢いですが、初代はゼロスタートだったわけで、一千万台いったときはさぞ嬉しかったことでしょう。

分かったからとにかく PSVR の増産はよ(ぉ

It's a Sony 展

VAIO。日本国内での第一号機、PCV-T700MR。久しぶりに見ました。
そして奥に見えるのは PCG-505。

It's a Sony 展

数ある他の名機を差し置いて、こういう場になるとなぜか出てくる PCG-QR1(笑
機能的にはこれといって特長のないマシンですが、とにかくこの見た目だけで印象に残るモデルです。

It's a Sony 展

そして type P。
「VGN-P70H」というキャプションがついているけど、手前のピンク色は後継機種の VPCP119KJ だと思います...。

It's a Sony 展

SNS で話題になっていた「ソニー製品ラバーストラップガチャ」ですが、今日は初日ということもあってか私が行った夕方には既に当日分が売り切れていました(;´Д`)ヾ。
TPS-L2 のストラップ欲しかったなあ。今度来るときにあったら改めて狙ってみよう。

It's a Sony 展

それからこんなものの販売予告が。
これだけだとなんだか分からないと思いますが、これ、「ソニービルの外壁に使われていたルーバーの一部」なんです。

It's a Sony 展

しかもよく見たらシリアルナンバー入り!
来春のソニービル解体後にチャリティを兼ねて販売するとのことで、値段次第だけど一個欲しい。

It's a Sony 展

というわけで、It's a Sony 展でした。
ここに紹介した展示品はごく一部。まともに一つ一つ見ていったら半日は使うくらい、密度の濃い内容になっています。
展示自体はビルが営業を完全終了する来年 3 月末日までやっているとのことで、何回かに分けて見に行っても良いかも。
私もまた銀座方面に行く機会があったら見に行こうと思います。

Sony Design: Making Modern

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投稿者 B : 22:17 | Soliloquy | コメント (0) | トラックバック

2016/09/01 (Thu.)

ELEVEN

11

本日から 9 月。というわけで、この blog も開設から 11 年が経ちました。

こういう話も毎年書いているのでそろそろ書くこともなくなってきましたが(笑)、ここ一年くらいは忙しかったり以前ほどモノを買わなくなっていたり体力的にしんどかったりして「あ、これは今日はエントリー書けないかも」と思った日も何度かありました。かといって別に義務感で書いているつもりはありませんが、もはや習慣化していることが途切れてしまうのも寂しいので、そういう日でも何とか続けています。

この blog のテーマのひとつである「モノ」の力が、世の中全体で(相対的に)弱まってきて、それについて書きたいことも以前に比べると減ってきました。近年のエントリーが意識したわけではないけど飲食に寄ってきているのも、理由としてはそれがひとつあるのかもしれません。最近ではモノを買うのもいいけど旅もいいな、毎年一度は帰省以外の旅行もするようにしたいな、なんて考えていたりもします。
これから先、もしかしたらテーマが少しずつ変わるかもしれませんし、更新が途切れるようなこともあるかもしれません。あるいは今後も今までと変わらないかもしれません。でも、無理はしない範囲で、できるだけ続けていきたいとは思っています。

投稿者 B : 23:11 | Soliloquy | コメント (0) | トラックバック

2016/07/08 (Fri.)

「ジブリの大博覧会」に行ってきました

昨日から六本木ヒルズで開催されている「ジブリの大博覧会」にさっそく行ってきました。

ジブリの大博覧会 ~ナウシカから最新作「レッドタートル」まで~

ジブリの大博覧会

場所は最近、集客できるテーマならばアートからサブカルチャーまで節操なく扱っているヒルズ展望台。私は興味ある展示会があるごとに、まんまと来させられています(;´Д`)。
たぶん夏休みに入っちゃったら激混みなんだろうと思って、混み始める前の平日夜を狙ってきました。今のところそれほど激しくは混んでない感じなので、狙い目です。

ジブリの大博覧会

メインの展示コーナーはほぼ撮影禁止だったので、写真はイメージです。

主たる展示はジブリの歴代作品関連の展示、なのですが、こういうアニメーション関連の展示会にありがちな絵コンテや原画、セル画の展示ではなく各作品の広告にまつわる展示が軸になっています。ジブリ作品を想起するときに、他の作品に比して「タイトルロゴとキャッチコピーがセットになった広告のキービジュアル」を思い浮かべることが多い。プロデューサーの鈴木敏夫氏は、作品のプロモーションを考えるときにまずはそのポスターの構成から考えると言います。確かに象徴的なキービジュアル、それぞれの作品の雰囲気にマッチしたインパクトのあるロゴ、そしてその文字列を見ただけでどの作品か言い当てられる強烈なキャッチコピーの組み合わせがこれだけセットになって記憶される映画やアニメというのも滅多にありません。それだけ練りに練られた結果のアウトプットということでしょうが、展示の中でも各作品に関する鈴木敏夫氏とコピーライターの糸井重里氏の赤裸々なやりとりまで展示されていて、実に興味深い。
私も自分の仕事でこういう一字一句までこだわる仕事の仕方をしていた時期があるので深く感銘すると同時に、最近はそこまで没頭するような働き方ができていないんじゃないか、と自分で自分が情けなくも思えました。それくらい本音をぶつけ合った妥協のないやりとりを垣間見て、奮い立つものを感じました。

というわけで、この展示会は「ジブリの大博覧会」というネーミングでありながら、前半はむしろ「鈴木敏夫の仕事展」とでもいうような内容。大人の、それも特に広告やプロモーション関連の仕事をしたことがある人であれば感銘を受けるでしょうが、子ども向けではないと思います。私も一度自分で見に来てみて、子ども向け要素が強ければ改めて子連れで来ようかと思いましたが、子ども的にはちょっとつまらない時間が長そうですね...。

ジブリの大博覧会

そんな数少ない子ども向け展示のメインと言えるのがこのネコバス。そういえば三鷹のジブリ美術館にあったネコバスは小学生以下限定でしたが、これはちゃんと大人も乗れます(笑。...と思ったら、ジブリ美術館のほうも現在のリニューアル休館が明ける来週末以降は大人も乗れるネコバスが展示されるらしいですね。

ジブリの大博覧会

行き先表示の「六本木」の「木」の字がひっくり返ってるのがかわいい(笑。アニメでも「七国山病院」の「院」だけひっくり返ってるんですよね。
ネコの目とネズミの目がちゃんと光ってるのも、芸が細かい。

ジブリの大博覧会

私もいい大人のくせして嬉々として乗り込んでしまうわけですが(ぉ)、ネコバスは内部の壁やシートまでちゃんと毛が生えています。でももふもふしてるのかと思ったら、けっこう固い構造材の上に毛布を貼ったような感触でした。もっともっふもっふしていてほしかったけど、さすがに仕方ないか...。

ジブリの大博覧会

立体物展示の中で圧巻なのが、展示終盤にある「空とぶ機械達展」。
ジブリと言えばメーヴェやフラップターをはじめとした飛行系乗り物での冒険活劇ですが、各作品の飛行マシンたちが一堂に会しています。でも、その中の目玉があえて『ラピュタ』で敵方の巨大飛行戦艦「ゴリアテ」というあたりがアツイ。

ジブリの大博覧会

このゴリアテ、甲板に取り付けられた多数のプロペラはちゃんと回転しているし、定期的に高度を上げたり下げたりして、動きまで凝っています。しかも高度を上げるときは艦底についているオールのようなものが忙しくパタパタと動くのがカワイイ(笑。
ちなみにゴリアテがライトアップされているのは夜だけのようなので、これが目当てであれば夜に見に行くのがオススメです。

ジブリの大博覧会

でも肝心のメーヴェやガンシップがパネル展示なのがちょっと惜しい。これらはフィギュア化もされているんだから、多少お金かけてでも立体物で展示してほしかった。

ジブリの大博覧会

展示場に隣接するカフェ「THE SUN & THE MOON」では、ジブリをモチーフにしたメニューが出されているとのことで、ついでに行ってきました。
店内はちゃんとジブリ作品のポスターが展示されていて、ジブリっぽい空間。

ジブリの大博覧会

頼んだのは「目玉焼きトースト&肉団子のスープ」セット。ジブリ作品に出てくる食べ物ってなんでもうまそうだけど、この「ラピュタの目玉焼きパン」の原体験が最も強烈でした。
同作品の序盤でパズーが買っていた肉団子スープと、パズーとシータが地下洞に迷い込んだときに食べていた目玉焼きトーストのセットです。分かってるじゃないですか(笑

ジブリの大博覧会

目玉焼きトーストは、単なるトーストかと思ったらサンドイッチになっていて、中にはハムとチーズが挟まっています。いわゆるクロックマダムですね。
目玉焼きのほうもトーストの表面にとろけるチーズと一緒に張り付いていて、劇中のような後乗せ目玉焼きではなく、シータみたいに目玉焼きだけ先にはむはむ食べられないのが惜しい(笑。でも劇中っぽい見た目を成立させつつ味もおいしい、というアプローチはアリ。かなり分厚いのでお腹いっぱいになりますが。

ジブリの大博覧会

肉団子スープは、店員さんに向かって「おじさん、肉団子二つ入れて!」と言わなくてもちゃんと肉団子が二つ入っているこだわり(笑。
このスープの味はまあ普通だけど、目玉焼きトーストと一緒に食べれば十分に食事になりますね。

周りを見たら、他のお客さんも八割方このセットを頼んでいるようでした(笑。

ジブリの大博覧会

全体として、大人目線で十分に楽しめる展示会でした。子どもが楽しめるかは年齢次第でしょうが、ネコバスと撮影禁止ゾーンにあるポニョ関連の立体物、飛行機械コーナー、カフェレストランあたりを軸にランチがてら来れば夏休みのレジャーとして成り立つんじゃないでしょうかね。

いろいろな展示を目にして、その裏にあるジブリスタッフ陣の苦労を見るにつけ、改めてジブリ映画を見直したくなりました。主要作品の BD は揃えてあるし、この夏休みは自宅でジブリ祭りを開こうかな。

宮崎 駿 / ワイド判 風の谷のナウシカ 全 7 巻函入りセット「トルメキア戦役バージョン」

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