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2019/07/16 (Tue.)

F1 イギリス GP 2019

F1イギリスGP決勝:ハミルトンが母国で通算80勝目。レッドブル・ホンダはガスリーが自己最高タイ4位

レッドブル・ホンダの初優勝により開幕からのメルセデスの連勝が 8 で止まり、勢力図が少し変わる予感のあったオーストリアから二週間。伝統のイギリス GP ではまたメルセデスの強さが復活しました。

とはいえ予選はボッタスがハミルトンを抑え込んで PP。決勝もスタートから初回ピットインまでの間はボッタス-ハミルトンのオーダーを維持しながらも、二台はホイールがぶつかり合いそうな激しいバトルでやり合います。チャンピオンシップの行方はもはやメルセデス以外にはあり得ない状況ですが、その二人が争うこんなレースが見られるなら悪くない。
そう思った矢先、ガスリーのピットインを契機に堰を切ったように各車タイヤ交換に入り、メルセデスはボッタス優先でピットイン。ボッタスはファーストスティントと同じミディアムタイヤでコースに復帰し、この時点で 2 ストップ作戦であることが明らかになります。
その少し後、ジョビナッツィのコースアウトに伴って SC が導入されると、ハミルトンがピットイン。SC に助けられる形でハミルトンが前に出る形となり、さらにハミルトンはハードタイヤを選択。この時点でハミルトンが 1 ストップ作戦である可能性が浮上します。

結局メルセデス二台のオーダーは最後まで変わることはなく、ボッタスだけが二回目のタイヤ交換を実施。一方ハミルトンはハードタイヤを履いた状態でファイナルラップにファステストラップを記録するという、信じられないおまけをつけてトップフィニッシュ。ホームグランプリをこれ以上ない形で飾りました。

客観的に見れば、今回のレースはセーフティカーがハミルトンに味方し、そのタイミングでハードタイヤを履き 1 ストップで行けたら行くという判断をしたハミルトンの勝利であることは間違いありません。ボッタスは十分速かったけど運がなかった。でもここからは完全に個人的な見方ですが、ハミルトンがあまりにも無慈悲に完勝(+FL 1pt)したのがチャンピオンシップを見ると興醒め。やっぱりファイナルラップまであのバチバチの攻防を見たかったし、奪首に向けて反撃の狼煙を上げるボッタスが見たかった。獲れるときに最大限のポイントを獲りに来るメルセデスの姿勢があの強さの源泉であるとは思うけど、それが F1 をつまらなくしている...とも思ってしまいます。というか、最大のライバルであるフェラーリが情けなさ過ぎるのも悪いんですが。

一方で今回は 3 位争いが優勝争い以上に面白かった。フェルスタッペンとルクレールは今回もオーストリアの続きと言わんばかりのデッドヒートを見せ、ようやく RB15 のツボを掴み始めたガスリーもいい走りをしていました。特にフェルスタッペン vs. ルクレールは SC 導入までずっとテールトゥノーズの争いをし、ピットレーンでも併走するほどの熱いレース。独走するメルセデスを差し置いて、この二人を中心とした F1 の新時代が間もなくやって来ることを感じさせるものがありました。
しかし 37 周目、フェルスタッペンがヴェッテルをオーバーテイクした直後に抜き返そうとしたヴェッテルがフェルスタッペンに追突!二台はそのままグラベルに飛び出し、何とかコースには復帰したもののヴェッテルはほぼ最後尾。一方フェルスタッペンはなんとかガスリーの後ろ 5 番手をキープ。フェルスタッペンはモロに追突を喰らったため良くてリアウィング脱落、最悪の場合はギヤボックスや PU にダメージまであるのでは...と思いましたが、リタイヤが必要なほどではなかったようです。レース後に「今回の RB15 はボンドカー(レッドブルはアストンとのタイアップで今回車体に「007」ロゴを掲示して出走)だから壊れない」というコメントを見つけて笑ってしまいました(笑

それにしてもここ数年のヴェッテルの焦ったときの判断力の欠如には目を覆いたくなるものがありますね。ドライバーズランキングではフェルスタッペンに逆転され 4 位、トップのハミルトンとは早くも 100 点差。今季の体感はもう絶望的と言って良いでしょう。

ともあれ、今回のレッドブルはレースペースで明らかにフェラーリより速く、中盤ではメルセデスにも負けないペースで走れていました。ヴェッテルの追突がなければフェルスタッペンは 2 位に食い込めていた可能性も高く、それだけ RB15・ホンダのポテンシャルが高まってきたと言えるのではないでしょうか。もちろんサーキットや天候との相性もあるでしょうが、オーストリアや今回の流れを保てればコンストラクターズ 2 位も射程圏に入ってきます。それにはガスリーが今後もフェラーリと対等な戦いをできることが必須ですが...。シルバーストンで速かったということは鈴鹿でも期待できるということでしょうし、今後のレースがさらに楽しみになってきました。

トロロッソもアルボンが PU トラブルで最後に入賞を逃したとはいえ良いペースで走っていたし、クビアトも 17 番グリッドから 9 位入賞。ホンダ勢としては悪くない流れが続いてきています。次戦ドイツでシーズンもちょうど折り返し、後半戦に向けて勢いをつけていきたいところ。

投稿者 B : 21:45 | F1 | Season 2019

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