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2019/08/15 (Thu.)

SIGMA vs ZEISS:α7 用中望遠単焦点レンズ対決

ZEISS vs SIGMA 85mm

Batis 85/F1.8 を買って以来あまり写真を撮りにも出かけられていませんが、この夏休みを利用して以前から考えていた比較検証を行いました。三年前に 50mm/55mm で行ったシグマ vs ツァイス比較の 85mm 版です。

シグマの 85/F1.4 はおそらく私が持っているレンズの中で最も高性能なレンズ。しかしその大きさ重さ故に気力と体力がある日でなければ持ち出す気になれません(´д`)。Batis 85/F1.8 はそれを補って気軽にスナップ等を撮れるようにという狙いで買ったもので、それぞれ棲み分けはできています。でも最新世代の定番中望遠レンズ同士、ガチンコで比べたらどうかは気になるじゃないですか。

ZEISS vs SIGMA 85mm

私が持っているシグマ 85/F1.4 は EF マウント用のため、E マウントで使うにはマウントアダプタ MC-11 と組み合わせることになります。マウントアダプタ込みのサイズで見ると、シグマ 85/F1.4 の幅広のフォーカスリング部に相当する長さがほぼそのままこの二つのレンズの差。重さは Batis の 452g に対してシグマは MC-11 込みで 1,255g(ネイティブ E マウント版は 1,245g)。約 2.75 倍の質量差があります。
特に被写体を決めていない写真散歩レベルの撮影は Batis が限度で、シグマを持ち出せるのは撮りたいもの決め打ちかつ長時間の徒歩移動を伴わない場合に限定されるという感じ。

■TEST 1:最短撮影距離付近での描写
以前行った 50mm/55mm の比較と同様の条件で検証していきます。まずは最短撮影距離付近での解像力の比較。最短撮影距離の長いシグマに合わせて 85cm 付近で印刷物を撮り比べてみました。ボディは他のテストも含め α7 III を使用しています。

Batis 85mm F1.8
ZEISS 85mm F1.8

SIGMA 85mm F1.4 DG HSM A016
SIGMA 85mm F1.4

まず全体像をみると、Batis のほうは目に見えて判る糸巻き歪みが発生しています。これはこういう直線を含む被写体を俯瞰で撮ると明確に気になるレベル。α7 III ではボディ内歪曲補正がデフォルトでは(一部ズームレンズを除き)オフになっているためで、ボディ内補正を有効化するか現像時にレンズプロファイルを当ててやると一発で補正されるため、無補正にこだわらなければ深刻な問題にはならないレベル。まあこのレンズの位置づけ的にはポートレート等の被写体が中心になるでしょうから、ここを重視してこのレンズを買う人も少ないでしょうが。
対するシグマはバチッと直線が直線として写っていて、素性の良さを感じます。

中央右部分をピクセル等倍に拡大比較(画像をクリックするとピクセル等倍に拡大表示します)
ZEISS vs SIGMA 85mm

解像力をみるとどちらも絞り開放からシャープな描写。最短撮影距離付近にもかかわらずそれぞれ F1.8/F1.4 からここまで解像していることに驚くレベルですが、絞り込むことでさらにシャープネスが高まって F5.6 での描写は非常に精細。この解像力はいかにも現代のレンズらしいところで、これならどちらのレンズも積極的に絞り開放を使っていけます。

■TEST 2:中間距離での描写と背景ボケ具合の比較 1

Batis 85mm F1.8
ZEISS 85mm F1.8

SIGMA 85mm F1.4 DG HSM A016
SIGMA 85mm F1.4

まずは絞り開放での「画の印象」の比較。どちらも絞り開放で撮影したものです。
通常、開放 F1.4 と F1.8 ではほんの 1/3 絞りの違いながら F1.4 のほうに圧倒的な画力を感じることが多いもので、撮り比べるまでは主題の表現力はボケの大きなシグマ 85/F1.4 に分があるだろうと思っていたのですが、実際に撮ってみると Batis も負けてない。ボケの大きさではシグマが勝っているものの、Batis はコントラストの高さと周辺光量落ちが相まって主題が引き立ってくる印象。対するシグマは絞り開放にもかかわらず周辺光量落ちは皆無と言って良く、隅々まで隙のない描写をしています。これはおそらくこの大口径の前玉の賜物でしょうね。

これはポートレートを撮るならシグマは思い切り寄って明るめの露出で、Batis は引き気味にアンダー露出で撮りたい感じ。それくらいキャラクターが異なります。

■TEST 3:中間距離での描写と背景ボケ具合の比較 2

Batis 85mm F1.8
ZEISS 85mm F1.8

SIGMA 85mm F1.4 DG HSM A016
SIGMA 85mm F1.4

次は主にボケの大きさと柔らかさを見ていきます。開放 F 値が違うためシグマの方が開放でのボケ量は圧倒的ですが、絞り込んでいったときの描写の変化はどうか。

中央上部分をピクセル等倍に拡大比較(画像をクリックするとピクセル等倍に拡大表示します)
ZEISS vs SIGMA 85mm

同じ F 値で比較するとシグマよりも Batis のほうがボケの輪郭が柔らかく、ふんわりとした描写。シグマのほうは玉ボケの外周部にうっすら光輪が見えるような描写で、被写体や構図によってはボケが硬いと感じるかもしれません。シグマのほうが大口径なぶん描写にも余裕あるかと思ったら、意外にもコンパクトな Batis のほうが無理してない感じで好感が持てます。

■TEST 4:無限遠距離の描写と変化の比較

Batis 85mm F1.8
ZEISS 85mm F1.8

SIGMA 85mm F1.4 DG HSM A016
SIGMA

無限遠の比較。↑は F11 での全景ですが、この部分拡大を開放から絞り込んでいくとどう変化していくかのテストです。

中央上部分をピクセル等倍に拡大比較(画像をクリックするとピクセル等倍に拡大表示します)
ZEISS vs SIGMA 85mm

空気がさほど澄んでいなかったせいで少し比較しづらいですが、シャッタースピードが追いついておらず露出オーバー気味になった F1.4 は置いといて(笑)どちらのレンズも絞り込まなくても十分な解像力がありつつも、F5.6 あたりで解像度のピークを迎えている印象。これはむしろ α7 III の 2,400 万画素センサがボトルネックになっているのかもしれず、本当の実力は今度発売される α7R IV などの超高解像度センサでなければ測れないようにも思われます。
このテストでの問題はむしろレンズの重さのほうで、シグマ 85/F1.4 は雲台のセッティングを Batis 85/F1.8 と同じにしてもカメラから手を離した瞬間に自重でレンズが少し下を向いてしまい、同じ構図を取るのが難しかったこと(ぉ。このレンズの場合はボディ側ではなくレンズ側に三脚座が欲しいし、雲台もギア雲台が欲しくなりますね...。

■TEST 5:点光源撮影時のボケの形と純度の比較

Batis 85mm F1.8
ZEISS 85mm F1.8

SIGMA 85mm F1.4 DG HSM A016
SIGMA 85mm F1.4

最後は点光源のボケ比較。どちらもリサイズして見るぶんには特に破綻のない描写に見えますが、等倍で見るとけっこう差があります。この比較は手持ちで撮影したため玉ボケの位置が微妙にズレていますがご容赦を。

中央右部分をピクセル等倍に拡大比較(画像をクリックするとピクセル等倍に拡大表示します)
ZEISS vs SIGMA 85mm

Batis はピクセル等倍で見てもほとんど濁りのない玉ボケ。対してシグマは十分に明るい点光源では問題がないものの、少し輝度が低めの光源に対してはうっすらと年輪状の線が見えています。これは Batis が非球面レンズなしで設計されているのに対してシグマは後玉に非球面レンズを採用していることに起因するものと思われます。ただし以前テストした 50mm/55mm に比べれば濁りの程度は軽微といえ、あまり気にするレベルではなさそうです。
また口径食は超大口径なだけあってシグマのほうが少なく、玉ボケは画面内の大半の部分で綺麗な円形を保っています。ボケの形の美しさを取るかボケの純度を取るか、被写体やシチュエーションによって選択するのが良さそうです。

というわけで、どちらも最新世代のレンズらしく非常に高性能ですが、よく見ていくとキャラクターが明確に異なることが分かりました。シグマは重すぎるため人を選びますが、それだけの価値があるレンズだと言えます。さすがはツァイス Otus をベンチマークして作られたレンズだけのことはありますね。また Batis はサイズと性能のバランスが非常に高く、多くの人に勧められるレンズだと思うものの、ほぼ同スペックで半額以下のソニー純正 85/F1.8 という選択肢も存在するため、非常に悩ましいところではあります。また私は持っていないため今回比較対象としませんでしたが、ソニー純正では 85/F1.4 GM というフラッグシップレンズも存在し、これも含めると E マウントで使える 85mm レンズは本当に選択肢が多い。私はこれ以上 85mm を増やすつもりはありませんが(笑)、機会があればソニー純正の二本も試してみたいところです。

投稿者 B : 20:58 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2019/08/06 (Tue.)

SIGMA 45mm F2.8 DG DN を見てきました

そういえばシグマのフルサイズミラーレス専用レンズ第一弾「45mm F2.8 DG DN」が発売されていたのに実機を見ていなかったのを思いだしたので、店頭まで試しに行ってきました。なお同じく 35mm F1.2 DG DN も発売されてますが 35/F1.4 Art 持ってるし価格/重量的に私の選択肢に入らないので割愛します(ぉ

シグマ / 45mm F2.8 DG DN | Contemporary

SIGMA 45mm F2.8 DG DN

近年のシグマの傾向からすると信じられないほどコンパクトな 45/F2.8 DG DN。今はもう販売終了になっている DN Art シリーズを思い出させる佇まいです。

これを α7(II)に装着してみると、

SIGMA 45mm F2.8 DG DN

このシックリ感。サイズ感といいややクラシックカメラ寄りなデザインテイストといい、α7 シリーズのために作られたんじゃないかと思える一体感です。

ちなみに L マウント版をパナソニック S1 にも装着してみましたが、S1 はボディが大柄すぎてあまり似合いませんでした。やはりこのレンズは α7 シリーズかシグマ fp で使うのが相応しいと思います。

SIGMA 45mm F2.8 DG DN

本レンズにはシグマ製 AF レンズとしては珍しく鏡筒に絞りリングが搭載されています。35/F1.2 も同様だったので、おそらく DG DN シリーズには絞りリングが標準搭載されていくということなのでしょう。目盛りを「A」に合わせればボディ側のダイヤルで操作することも可能。
電磁絞りながらリングには適度なクリック感があり、まるでコシナ製の MF レンズを扱っているような心地良さがあります。またフォーカスリングも電子制御っぽさのない、ちょうど良い重さというかヌメリ感があって気持ち良い。これは積極的に MF で撮りたくなりますね。

SIGMA 45mm F2.8 DG DN

ソニー製ツァイスの 35/F2.8 ほどではありませんが、これは α7 にボディキャップ代わりとしてつけっぱなしにしておいて良いサイズ感。45mm という画角も個人的には好きなので、ちょっと欲しくなってしまいました。

店頭だけど絞りによる画質の変化をみるためにちょっとだけサンプル撮影もしてきました。フォーカスは AF で被写体の「1:1.4」の印字のあたりに合わせています。

■F2.8(開放)
SIGMA 45mm F2.8 DG DN

■F4
SIGMA 45mm F2.8 DG DN

■F5.6
SIGMA 45mm F2.8 DG DN

おー、なんか良い意味で最近のシグマっぽくない描写。あまりカリカリしてないのと、F2.8 にしてはフワッと軟らかいボケが出るのが良いですね。感覚としては現代の最新設計のレンズというよりは伝統的な Planar とか NOKTON などに近い印象。とにかく高解像を求める向きには合わないでしょうが、カリカリシャープだけどボケが硬い現代のレンズにちょっと飽きている私としてはむしろ好感を持っています。

ピント周辺の解像感を拡大して比べてみます。

SIGMA 45mm F2.8 DG DN

絞り開放だと非常にソフト。ピントが合ってるんだか合ってないんだかというやや幻想的な描写で、ポートレートに向きそうな印象です。しかし一段絞るだけでグッとシャープになり、F5.6 までいくとほぼ文句のない画質になってきます。

SIGMA GLOBAL VISION 以降のシグマレンズは絞り開放からバッキバキにシャープなレンズばかりだったので、これは面白い方向性。レンズのメカ的な作りだけでなく、絞りによって描写が変化していくのもオールドレンズ的です。Art シリーズではなく Contemporary シリーズに属しているのは、小型軽量で比較的安価という位置づけだけでなくこういったレンズのキャラクターにも理由があるように思います。

個人的にはけっこう好感触。買うかどうかあまり考えずに触りに行ったんですが、ちょっと欲しくなってしまいました。でも fp を買うかどうかもまだ決めてないので、このレンズを買うとしても E マウントにすべきか L マウントにすべきか、まずはそこから悩まなくてはなりません。とりあえず先立つものがない今は買えないし、fp が発売されてから考えることにしますかね...。

投稿者 B : 22:45 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2019/08/04 (Sun.)

シリコンブロアーを買い換え

いつものようにカメラのメンテナンスをしていたときのこと。

シリコンブロアーで機材の埃を飛ばしていたら、ある瞬間に突然

パン!

という音がして、

KSBS-R

ブロアーのポンプ部分が裂けました(;´Д`)。
いきなりだったから驚きましたが、このブロアー十年以上使っているし、シリコンが劣化するのも無理はありません。昔に比べると表面が硬化してきた感覚は、言われてみれば確かにあった。

これでは側面から空気が抜けてしまって掃除にならないので、新しいのを買ってきました。

ケンコー / シリコンブロワー ショートノズル (レッド)

KSBS-R

カメラ屋で売られているブロアーってどれも同じように見えてちょっとずつ違う。定番中の定番と言えるのが黒いポンプ部に赤線が入っているエツミのウルトラジャイアントブロアーでしょう。私もこれを買うことは考えたんですが、今回は敢えてデザインが似通った別物のケンコー製品を買ってきました。

ウルトラジャイアントブロアーは風量が多くて良いのは分かっているけど、私の手には大きすぎてちょっと扱いづらい。それに埃を吹き飛ばすには風量だけでなく風速も重要なので、私の場合は無理して大きなブロアーを使うよりも手に合ったサイズで速いエアが出せるブロアーのほうが向いていそうという判断です。

KSBS-R

もう一つのこだわりポイントはショートノズル。一般的な長いノズルは機材の奥まったところに風を送るのには良いけど、そこまで長いノーズが必要な機材ってそうそうないし、むしろノズルが長いことで送風時に先端がブレて(ポンプ部を手で潰して使うから多かれ少なかれブレる)狙いを外すデメリットのほうが大きいとこれまでの経験から判断しました。ノズルが短ければブレも小さくて済み、実際扱いやすいかと。

KSBS-R

このブロアー、後端がフラットになっていて自立します。まあ側面の赤線が突起になっているから寝かせて置いても転がっていくことはありませんが。

KSBS-R

ノズルまでシリコン素材になっているのがこの製品を選んだポイントでもあります。噴いているときに何かの手違いでイメージセンサやレンズにノズルが当たってしまう、という事故がないわけではない。そういうときにプラスチック製よりも軟らかいシリコン製のほうが対象物を傷つけるリスクを抑えられます。

KSBS-R

やはりノズルが短いほうが飛ばしたい埃を狙い撃ちできて扱いやすい。またポンプ部から手を離すとすぐに元に戻って空気が最充填され、素早く次の動作に移れるのも良い。ポンプが大きくても戻りが遅いブロアーは作業効率悪いですからね...。外観からではこのへんは比較しづらいところですが、ヨドバシの店頭では代表的なブロアーのサンプルが展示されていて比較検討できたのはありがたかったです。

これは気に入りました。カメラバッグに常備している小型ブロアーもロングノズルタイプなんですが、ショートノズル型に買い換えたくなりました。

投稿者 B : 22:00 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2019/07/26 (Fri.)

Sony RX100 VII

ソニー、α9譲りのスピード性能を謳う1型コンパクト「RX100 VII」 - デジカメ Watch

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先週の α7R IV に続いて、今度は RX100 VII も発表されました。

昨年の RX100 VI で光学系を変更してきたので、今回は主にセンサやプロセッサ周りのブラッシュアップをしてくるんだろうと予想していたらその通りでした。が、その進化度合いが想像の遙か上。像面位相差/コントラスト AF ともに測距点が増加し、α9 相当になったという高性能画像処理エンジン BIONZ X の能力とあいまって高速 AF・リアルタイムトラッキング・瞳 AF・最高 20 コマ/秒 のブラックアウトフリー連写など AF・連写周りを大幅に強化してきました。これが本当にカタログ通りの性能を発揮するとすれば、本当に α9 相当の動体撮影カメラが RX100 シリーズの筐体に入ったということになります。
今までの流れからいえばこういうのはまず RX10 シリーズに先に搭載されて RX100 シリーズが後追いという順番だったのが、RX100 VII が一足飛びに RX10 シリーズを追い抜いてしまいました。RX10 シリーズは 24-600mm F2.4-F4 相当のレンズ(IV の場合)とホールドしやすいグリップがあるため本機の動体撮影コンデジとしては引き続き優位性はありますが、RX100 も VI で 24-200mm 相当のレンズを搭載したことで多くの人にとってはほとんどの撮影シーンをカバーする万能カメラになってしまったわけで、まずは最もニーズのあるところに最新技術を投入してきた形と言えそう。

このクラスのカメラとしては先日キヤノンから PowerShot G5X II が発表されたところ。こちらはスペックが絶妙なバランスでキヤノンらしい王道のカメラという感じですが、RX100 VII は世の中のニーズを超えたところに新製品を提案してきた印象です。イメージセンサやその周辺プロセッサまで自社開発しているソニーとセンサを調達して製品開発しているキヤノンの違いでもありますが、初代 RX100~VI まで全て併売している(そして多くの人にとっては III~VI くらいのスペックで十分)からこそ新しい挑戦ができるし、そうしないと市場が停滞してスマホに食われていくという強迫観念からどんどん新機軸を打ち出している、という見方もできます。RX100 VI 以降の動きをみると、どうもソニーの Cyber-shot 部隊はスマホのマルチカメラ化によって「そこそこの焦点距離でそこそこのボケや画質が得られる RX100 V までの方向性はもう市場として限界が見え、スマホサイズではできない光学系(望遠)と専用プロセッサによる超高性能化でしか生き残れない」という判断をしたのではないでしょうか。

私はまだまだ RX100 III が現役で、もしこれが壊れても次は RX100 V か PowerShot G5X II で十分だとは思っていますが(RX100 VI 以降はレンズが F2.8 始まりなのが好みとはちょっと違う)、レンズ交換式カメラを持っていない人が一台で済ませるカメラとしては RX100 VI~VII は非の打ち所のない製品だと思います。

ソニー / RX100 VIIicon

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投稿者 B : 22:17 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2019/07/17 (Wed.)

α7R IV

ソニー、6,100万画素フルサイズCMOS搭載の「α7R IV」海外発表 - デジカメ Watch
ソニー、約6,100万画素のフルサイズミラーレス「α7R IV」9月に国内発売 - デジカメ Watch

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ソニーが新しい E マウントボディ「α7R IV」を発表しました。先代 α7R III から二年足らず、ちょっと早すぎない?

富士フィルムの中判カメラ「GFX100」用の一億画素センサと同じプロセスで製造されると思われる(画素ピッチが同じ)6,100 万画素センサを搭載しながら AF/AE 追従で 10 コマ/秒 の連写に対応し、さらには画素ずらし連写合成で 2 億 4 千万画素相当の撮影も可能というお化けカメラ。それでいて価格は α7R III と同等見込みというから驚きます。
そのうえ EVF は 576 万画素に高精細化、動画撮影時のリアルタイム瞳 AF、デュアル UHS-II SD カードスロット搭載などスペック的には本当に隙がない。物足りないのは唯一液晶がチルトのままでバリアングル対応にならなかったことくらいでしょうか。

と、ここまでなら従来もあったように「高画素番長」「スペック番長」的な批判もありそうなものですが、今回の α7 IV では細かなユーザビリティの向上が多岐にわたって施されており、かなり使いやすくなっていそうな印象。このあたりは studio9 さんのエントリーが詳しいです。

全部入り万能カメラに仕上がったα7R IVのスゴい所とイマイチな所をまとめてみた!果たして買いなのか? - studio9

スペック表には表れにくい本体形状やボタン/ダイヤル、それに UI 周りまで細かく見直されていて、このあたりは近年ワールドワイドでプロサポートをを強化し、多くのプロフォトグラファーからのフィードバックを反映した結果と言えそうです。
個人的にはボタンやダイヤルの改良、AF フレームの視認性向上、マルチコントローラの応答性向上あたりは α7 III で少し使いづらさを感じていた部分なのでここは素晴らしい。特にマルチコントローラの応答性向上はおそらく超高画素対応のために SoC の世代を新しくしたことが効いていると思われ(当然ソフトウェア面のチューニングも進んだのでしょうが)、AF フレーム選択に限らず全体的な UI レスポンスの向上が期待できそうです。

全体的に見て、今回のモデルチェンジもやはりイメージセンサ/画像処理エンジン/フロントエンドプロセッサなどの半導体とソフトウェアによってもたらされた進化が大部分を占めていますが、それに甘えずにメカ回りも含めブラッシュアップしてきた、α 開発部隊の気合を感じられるカメラになっていると感じます。ほとんどの競合メーカーからフルサイズミラーレス機が登場した今でも α7 シリーズが先行してきたアドバンテージはまだまだ大きいし、その α7 シリーズにもまだまだやるべきことはあってそれを着実に改良してきている、というのが α7R IV を見ての個人的な感想。

α7 III ユーザーとしては、この α7R IV をベースとした α7 IV を想定すると SoC の世代交代と細かなブラッシュアップの積み重ねがちょっと羨ましいところです。が、今の α7 III にそこまで致命的な不満があるか?と言われれば、それほど不満を感じていないのも事実です。強いて言えばスポーツ撮影向けにレリーズボタンのストロークをもう少し浅くしてほしいのと、マルチコントローラのレスポンスが上がってほしいことくらい。そういう意味では α7 シリーズは III 世代である程度の完成度に達していて、そこまで買い換えの必要性を感じません。これならまだしばらく α7 III を使い込んで、V 世代で買い換えを検討するくらいで良いかな。
私としてはそれよりも今はシグマ fp のほうに意識が行ってしまっているので、そっちを買ってしまうよりも前にもっと小型軽量な α5(仮称)を早く出してくれ!という思いが強い。五年前ならともかくフルサイズミラーレス市場でトップを走っている今ならそういう冒険もアリなんじゃないかと思うんですが、どうでしょうね。

ソニー / α7R IVicon

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投稿者 B : 21:47 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2019/07/12 (Fri.)

SIGMA fp

シグマ、ベイヤーセンサー採用のLマウントフルサイズカメラ - デジカメ Watch
シグマの超小型フルサイズミラーレス機「fp」速報 - デジカメ Watch

SIGMA fp

昨日行われたシグマの新製品発表会にて、事前に全く噂も何もなかった L マウントカメラ「fp」が突如として発表されました。

この発表会ではミラーレス専用設計のレンズがいくつか発表されるという噂だったので、事前情報どおりだとすればどんなエントリーを書こうか...とあらかじめ構成を考えてあったのですが、個人的には今回レンズはどうでもいいですボディの話だけ書きます

シグマのフルサイズ Foveon 機は当初の予定よりも開発が難航しているようで、今回の発表会でもせいぜい開発の進捗について言及する程度かなと思っていました。それが蓋を開けてみたらフルサイズ Foveon 機よりも先に世界最小・最軽量のベイヤーセンサ搭載フルサイズ機が出てきてしまったわけですよ。近年のシグマの傾向からいって

  • 自社開発の Foveon センサに強くこだわっている
  • Foveon の画像を処理するため基板・バッテリ・放熱機構とも大型化しがち
  • カメラもレンズも小型化よりも高性能化に全振りしている
という方向性が強かったため、「ベイヤーで小型」という真逆の製品が出てくることは露ほども予想していませんでした。しかも Foveon 機と並行してこれ作るほどのリソースがシグマにあったとは。一方で、要素を取捨選択することでコンセプトを明確にし、刺さる人には深く突き刺さる商品企画のアプローチという点では実に今のシグマらしい、とも思います。

112.6×69.9×45.3mm・370g というサイズ感は先日発表されたばかりのキヤノンの 1inch コンデジ PowerShot G5 X Mark II とほぼ同じ。この大きさの中にフルサイズセンサを詰め込んだ、というだけでもう興奮します。EVF やグリップはおろかチルト液晶すらついておらず、バッテリに至っては dp Quattro と共通だからあまり電池はもたなそうですが、それでも使ってみたいと思わせるだけの力があります。個人的にはずっと欲しいと思い続けてきたけどきっと出ないだろう「NEX-5 シリーズの流れを汲む超小型フルサイズ α」的なものがシグマから出てきてしまった、という感覚。

イメージセンサは 2,460 万画素のローパスフィルタレス、ISO100-25600(拡張 ISO6-102400)で像面位相差センサは非搭載。ソニー製センサという話もありますが、仮にそうだとしても α7 III 等に採用されているものとは仕様が若干異なりそう。いずれにしても今のフルサイズカメラとしてはまあ標準的なスペックではあります。またメカシャッターを廃して電子シャッター専用にしているのは小型化のためというのもあるでしょうが、このカメラが主にスチルよりもシネマカメラとして使われることを主眼に置いたものであることを想像させます(だからコントラスト AF 専用でもある)。ボディの側面に露出しているヒートシンクは内部のプロセッサ群と直接繋がっていて、動画撮影時の発熱を積極的に放出する構造にもなっています。そんなわけで小型のスチルカメラという性格は副次的なものではないでしょうが、こなれたベイヤーセンサであればカメラの動作自体も Foveon 機よりは軽快になるでしょうし、スナップカメラとして扱いやすそう。来るべきフルサイズ Foveon のサブ機、あるいは他社のフルサイズカメラのサブ機としても面白そうな製品です。

個人的には今まではシグマのレンズは好きだけどカメラは私の求めるものとは違うと感じてきましたが、今回初めてシグマのカメラを具体的に欲しいと思いました。あくまでメイン機(α7 III)に対するサブという位置づけと考えて、ではありますが。まあシグマのことだから電池がもたなかったりいろいろ使いづらかったりするんでしょうが、そういうのを差し引いても魅力的。

ただ悩ましいのはレンズですね。私はシグマレンズ(EF マウント)を何本か持っていますが、さすがに大きすぎて fp で使いたくはありません。シグマ純正だと今回同時発表された 45mm F2.8 はちょうど良さげだけど、それ以外に組み合わせたいレンズがない。ボディの小ささを活かそうと思ったらライカ M マウントレンズを MF で使うのがベストかつレンズの選択肢も多いのではないでしょうか。ライカ、ツァイス、フォクトレンダー等選択肢も多いですし。
現実的には今から所持マウントを増やす or 乗り換えるというのは考えにくいので、とりあえず 45mm はつけっぱなし用として買っておきつつそれ以外はアダプタ経由で α7 と共用する感じでしょうか。

販売価格がいくらになるかまだ不明なので私が実際に買うかどうかはまだ保留ですが、グラグラ来ているのは事実です。タッチ&トライができるイベントって直近で何かないですかね。
それか、α から「こんなこともあろうかと」といって今から対抗製品出してくれてもいいんですよ!(←

投稿者 B : 21:00 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2019/07/10 (Wed.)

PowerShot G5 X Mark II / G7 X Mark III

キヤノン、ポップアップ式EVFになった1型コンパクト「PowerShot G5 X Mark II」 - デジカメ Watch
キヤノン、積層型CMOS搭載のポケットサイズ機「PowerShot G7 X Mark III」 - デジカメ Watch

PowerShot G5 X Mark II

キヤノンから PowerShot G-X シリーズの新製品二機種が発表されました。

定番 G7 X はレンズスペック据え置きのマイナーチェンジモデルという感じですが、G5 X が商品性を大きく変えてきたのには驚きました。初代 G5 X は EVF が一眼カメラ風に突出してついていたのが今回はソニー RX100 シリーズ風のポップアップ式に変更。ほとんど PowerShot G7 X シリーズの兄弟機のような佇まいになりました。私はコンパクトとは言いがたかった初代 G5 X には食指が伸びませんでしたが、このスタイルならば俄然選択肢に入ってきます。

イメージセンサはどちらも 1inch 2,010 万画素の積層型 CMOS。これは RX100 シリーズと同じデバイスを採用したのだと思われます。このセンサ性能を活かした RAW バーストモード(30 コマ/秒)や最大 120fps/FHD のハイフレームレート撮影、非クロップの 4K/HDR 撮影などのスペックも両機種で共通。てっきり EVF の有無だけで差異化しているのかと思ったら、G5 X II のほうは光学系を刷新して 24-120mm F1.8-2.8 相当のレンズになり、望遠側が少し伸びているんですね。

それにしてもこの G5X II/G7X III、スペックが似通っていて少し混乱します。直接のライバルになる RX100 シリーズも含めて比較したほうが分かりやすいと思い、個人的に重視するポイントを軸に整理してみました(実売価格は本日時点でのヨドバシ.com の税込価格)。

モデルPowerShot
G7 X III
PowerShot
G5 X II
RX100 VRX100 VI
センサ1inch 積層型 CMOS1inch 積層型 CMOS1inch 積層型 CMOS1inch 積層型 CMOS
有効画素数2,010 万2,010 万2,010 万2,010 万
レンズ(35mm 判換算)24-100mm F1.8-2.824-120mm F1.8-2.824-70mm F1.8-2.824-200mm F2.8-4.5
EVF
外形寸法(約)105×60.9×41.4mm110.9×60.9×46mm101.6×58.1×41mm101.6×58.1×42.8mm
重量(約)304g340g272g301g
実売価格¥99,900¥113,400¥112,120¥148,470

イメージセンサはおそらく共通、EVF もスペックが同じなので共通のデバイスが採用されている可能性が高い。機能的にも随分似通っていて、あとは絵作りとユーザビリティの好みで選ぶ感じでしょうか。こうして見ると G5X II はスペック的にも価格帯的にも RX100 V にガチンコでぶつけに来ているのが分かります。コンデジでは EVF は使わない人も少なくないので、そういう層に向けた G7X III という棲み分けですかね。
個人的には RX100 III を使っていてテレ側が 70mm じゃちょと足りない、できれば 100mm くらい欲しい...と思う場面はけっこう多く、でも RX100 VI まで行ってしまうとこれは別カテゴリのカメラという感覚もありました。そこに出てきた G5X II が望遠 120mm 相当というのが実にちょうど良い。ただし 70g(25% 以上)の重量さは持ってみるとズッシリ来そうで、そこがネックになる可能性はあります。

PowerShot G-X シリーズは機種によって商品性がバラバラでここ数年試行錯誤している印象がありましたが、結局売れるのはこっち路線だったと判断して今回ラインアップを整理してきたんでしょうね。結果的に主力どころが RX100 シリーズ風に寄ってきてしまいましたが、ある意味キヤノンらしい、競合製品をよく研究した王道の戦略だと思います。

私は RX100 III をまだまだ愛用するつもりではありますが、最近少しずつ動きが怪しくなってきている部分もあるので、買い替えに迫られた場合は G5X II も選択肢に含めることになりそうです。

投稿者 B : 21:52 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2019/06/29 (Sat.)

ZEISS Batis 85mm F1.8

今年のセルフ誕生日プレゼントは念願のこれにしました。

ZEISS / Batis 85mm F1.8 E-mount

ZEISS Batis 85mm F1.8

カメラ関係で三脚やストラップ以外の機材を買ったのは去年の α7 III 以来一年ぶり。レンズに至ってはシグマ Art 85/F1.4 以来二年ぶりという、いかに最近カメラ買っていないかということですね。写真は相変わらず撮ってますが。

85mm 前後の焦点距離のレンズは既に何本か持っているものの、F1.4 級のものは重くて。シグマなんかは本当にここぞという場面でないと持ち出すのさえ億劫になります。娘たちが大人しく撮らせてくれるのもあと何年だろうと考えると、旅行等に気兼ねなく持っていける 85mm がずっと欲しかった。
E マウント用のコンパクトな 85mm というとソニー純正の FE85/F1.8 も比較的安価で高画質と評判ですが、ツァイス信者としては Batis しか眼中にありませんでした(笑

ZEISS Batis 85mm F1.8

ソニーから出てくるレンズは近年めっきり G/G MASTER 銘ばかりになり、ツァイスブランドのものは久しく登場していません。これはツァイス社との共同開発になるソニーツァイスレンズでは新しい硝材や機構の採用が一部制限されるため、自社判断だけで開発できる G/G MASTER の比率が高まっているという話を聞いたことがあります(もちろんツァイスが近年自社販売のレンズに注力しているというビジネス上の関係性によるところもあるでしょうが)。
ともあれ、純正 FE レンズの高くてデカくて重いレンズばかりになってきた状況をみると、必然的に α7 用レンズとしての Batis のバランスの良さが光って見えてくるわけです。

ZEISS Batis 85mm F1.8

手持ちの AF 対応 85mm レンズ群。シグマ Art 85/F1.4 は規格外の大きさ重さなので置いといて(笑、Batis は A マウント用 Planar 85/F1.4 とほぼ同じ大きさ。まあ Planar のほうは AF モーターも光学手ブレ補正も搭載していない時代のレンズです。Planar はピントが薄くて収差も多く扱いが難しいレンズでしたが、対する Batis は若干暗いけどその代わり軽いし収差も少ないし、活躍の場は多いはず。Planar もすごく好きなレンズではあるので今後も使うつもりですが。

ZEISS Batis 85mm F1.8

α7 III に装着するとサイズ感といい重さといい、とてもバランスが良い。他マウントとの共通設計ではなく最初から α7 シリーズとの組み合わせを前提に作られたレンズならではのマッチングの良さを感じます。やっぱり個人的な感覚としてはこのくらいのサイズ感が日常的なスナップカメラの限度だと思います。

レンズ構成としては Sonnar タイプで、Planar の柔らかさとは対照的なシャープでコントラストの高い画質が期待できます。

ZEISS Batis 85mm F1.8

Batis シリーズはレンズの距離指標窓にアナログメーターではなく OLED を搭載しています。今でこそキヤノン EF70-300 F4-5.6 II に液晶表示が搭載されていたりしますが、ここにデジタル表示を持ち込んだのは Batis が初めてだったはず。カメラの起動時にこの窓に一瞬だけ「ZEISS」と表示されるのが、ツァイス信者的には心躍ります(笑

ZEISS Batis 85mm F1.8

OLED には MF/DMF 時に被写体との距離および被写界深度が表示されます。実際使ってみるとアナログ式よりも一目瞭然で良いですねこれ。
まあ EVF 撮影時にはピントと被写界深度は目測で合わせてしまいますが、ライブビューを使ってウエストレベル撮影時なんかはチルト液晶とこの OLED の療法を確認しながら撮れて良さげです。

ZEISS Batis 85mm F1.8

標準~中望遠域好きな私としては念願のレンズを手に入れられて満足です。おそらくこれと Sonnar FE 55mm が私の α7 III で最も稼動率の高いレンズになるでしょう。なんかそれ以外のレンズは大幅に見直しても良いような気がしてきました...。
しかし一方で、純正レンズ以上に α7 III との組み合わせがしっくり来る様子を見ていると、同シリーズの 40mm F2 あたりも揃えたくなってきてしまいました。やばいやばい(汗

投稿者 B : 21:42 | Camera | My Equipment | コメント (0) | トラックバック

2019/06/28 (Fri.)

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD

タムロン、フルサイズEマウントレンズ「17-28mm F/2.8 Di III RXD」を正式発表 - デジカメ Watch

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD

タムロンがフルサイズ E マウント向けの大口径広角ズームレンズ「17-28mm F/2.8 Di III RXD」を発表しました。

既発売の「28-75mm F/2.8 Di III RXD」と同シリーズとも言えるレンズで、ズーム域を控えめにする代わりに F2.8 の大口径と軽量化を両立しています。光学は物理学なだから明るさ・重さ・価格(ズームレンズの場合はさらにズーム域も)を全て並び立たせることは難しいわけですが、このシリーズはズーム域をそこそこに抑えてその他の要素を優先するという思想。まあ光学手ブレ補正なし・デジタル補正前提といったトレードオフはありますが、28-75mm の評価を参考にするならば α7 II 以降ならボディ内補正は使えるし画質も一般的な用途ならこれで十分以上、というレンズに仕上がっていそうです。

タムロンはサードパーティレンズメーカーという性質上シグマと比較されがちですが、近年のシグマがとにかく画質重視で重さは三の次という方向に尖っていったのに対して、タムロンはこのシリーズで「軽い大口径ズーム」というポジションを得ることに成功しそうです。個人的にはちょっと前のタムロンはリブランディングや外装デザインの変更の方向性がシグマの後追い感が強くてあまり好きになれなかったんですが、こうしてちゃんと独自の立ち位置を築こうとする姿勢には好感が持てます。特にフルサイズ E マウントレンズに関してはソニー純正も画質重視のデカくて重いレンズばかりなので(ある意味シグマとキャラが被っている)、そうではない選択肢としてはよく考えられた商品企画。17-28/F2.8+28-75/F2.8 の二本を合わせても 1kg 未満という軽さはかなり魅力的です。

私は今までタムロン製レンズは買ったことがないんですが、E マウントレンズとしては以前から 24-70/F4 を買い換えたいし、ネイティブの広角ズームレンズは持っていないし、この二本にはけっこう惹かれるところ。とりあえず 17-28mm が店頭に並んだら触りに行きますかね。

投稿者 B : 22:28 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2019/06/12 (Wed.)

600mm 級の FE レンズ二本、発表

ソニー、G Masterシリーズの超望遠単焦点「FE 600mm F4 GM OSS」 - デジカメ Watch
ソニー、超望遠ズームレンズ「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」 - デジカメ Watch

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2020 年の東京オリンピックを見据えて、フルサイズ E マウントの 600mm 級望遠レンズが二本まとめて発表されました。600mm F4 GM と 200-600mm F5.6-6.3 G。前者は私には縁のない価格帯だから置いておくとして(泣)、後者は黒バッジの「G」レンズグレードとすることで実売 20 万円台半ば、これならアマチュアフォトグラファーでも手が届かなくはない範囲です。

以前エアレースで α9 を試用しまた先日も α7 III でモトクロス撮影を試してみて、そろそろ本気のスポーツ撮影も十分ミラーレスで行けると感じていたところです。あと α に足りないのは 400mm オーバーの超望遠レンズだけという状況でしたが、今回の二本のレンズでついにその課題も解決。まあ実際のオリンピックでは報道ではやはり EOS-1D 勢がまだ大勢を占めるでしょうが、少しずつ勢力図が変わっていきそうな予感はあります。

私はレンズに 20 万オーバーはそうそう出せないので、シグマの 150-600mm Contemporary にネイティブ E マウント版が出たらスポーツ/野鳥撮影用の EOS 7D2+50-500mm を α7 III+150-600mm に置き換えようかと考えているところです。シグマさん早く、と言いたいところですが、私の被写体の中で最も望遠を必要とするエアレースが今年限りで終わってしまったら、あとは 400mm くらいまであれば十分なんじゃないか?という気もしていて、それはそれで寂しい(´・ω・`)。

投稿者 B : 21:26 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック