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2010/12/22 (Wed.)

ありがとう、和酒 Bar 「さら」

横浜の和酒 Bar 「さら」が年内いっぱいで閉店、ということで、慌てて最後のご挨拶に行ってきました。

閉店のおしらせ:日々是日常

和酒 Bar 「さら」

今年 3 月に惜しまれながらも閉店した五反田菜五味のマスターが、心機一転 6 月にオープンしたばかりのこのお店。たった半年あまりという短すぎる期間でしたが、店舗の雰囲気は良かったものの、人通りのあまりに少ない立地という厳しい条件だったので、仕方ないですかね・・・。

ということで、いきなりタジン鍋から。

和酒 Bar 「さら」

椎茸・・・苦手なんです(´д`)。「油まで飲める」(©クマデジタル)といういいダシが出ているようですが、私はちょっと・・・確かに、椎茸が良いツヤしてましたが・・・。

そんな茸をスルーしつつ(ぉ、

和酒 Bar 「さら」

おでーん!

前回もいただきましたが冬はおでんに限りますね。時間をかけてじっくり煮込んだだけあって、味は絶品。定番の大根と玉子にしっかり味がしみていたので、それだけで満足です。

和酒 Bar 「さら」

日本酒も進みます。
これは和歌山の「おふくろの味に合う純米酒」、車坂。おふくろとは年齢も性別も違う人の料理と合わせるのもどうかとおもいますが(ぉ)、おでんにとてもよく合います。

そしてここからは怒濤のタジン三連星。

和酒 Bar 「さら」

ド定番の豚と白菜のタジン。塩胡椒と刻み生姜のシンプルな味付けなんですが、これが絶妙。

最近、タジンやルクエなどを使った蒸し料理ブームで、我が家でも蒸し料理はけっこう作ります。この豚と白菜のタジンもよく(奥さんが)作るんですが、自宅では家族で食べる手前どうしても「おかず」の味付けになってしまうので、こういう酒菜的な味付けとはちょっと違うんですよね。何度食べても飽きない味だと思います。

和酒 Bar 「さら」

続いて、マグロと山芋のタジン。これもこのお店では定番ですが、なんか以前よりもとろっとしていてレベル上がってませんか?
私は田舎で新鮮な魚介類の味に慣れてしまっているので、端から東京の魚に期待しておらず、自宅では焼き魚かフライくらいしか食べないんですが、これはちょっと真似してみようかな・・・。

和酒 Bar 「さら」

最後は鰤と長ネギのタジン。物心ついた頃から富山湾の鰤を食べて育った私には泣けてくるメニューです。ええ、私もマグロが捕獲禁止になっても個人的にはぶり/かんぱちがあれば生きてゆけます。
鰤の調理法といえば刺身か焼き物、煮物が王道ですが、蒸しというのもアリですね。ちょっとさっぱりめのぶり大根という風情で、飽きずにいただけました。

それはそうと、私たちが訪店するから、とわざわざタジンを仕込んでおいてくれたんですから、またしても泣けてきます・・・。

和酒 Bar 「さら」

調子に乗ってにごり酒に移ります。
そういえば二十代前半の頃は洗練された吟醸酒以上のものばかり飲んでましたが、歳をとるにつれて癖の強い本醸造とかのほうが好きになってきましたね・・・。お酒のセレクションが非常にマニアックなのもこの店の特徴で、そこが合うのかもしれません。

和酒 Bar 「さら」

箸休め的に出してもらったアンチョビオリーブ。目がないんですこれ!私はこれが大皿盛りになっていたらそれだけでワイン一本空けられます(ぉ。
でもワインとかジンならともかく日本酒にアンチョビオリーブ、という発想は今までなかったんですが、意外にどころか全然イケル。おすすめです。

和酒 Bar 「さら」

日本酒も、熱燗からにごり酒に移ったところから冷やになりました。

ああ、この木のカウンター(旅館の 1F に入っていた寿司屋だった店舗に居抜きで入ったそうです)とももうお別れか・・・としんみり。こぢんまりとしたお店でしたが、その分店主との距離が近く、他のお客さんともなぜかちょっとコミュニケートしてしまう不思議な雰囲気のお店だったので、とても残念です。

和酒 Bar 「さら」

とかしみじみ思っていたらパンチのあるものが出てきました。梅干しですこれ。しかも手作り。だけど塩分が再結晶してるってどういうこと!!!

田舎のほうだとかなり酸っぱい梅干しはよく出てきますが、これは本当にしょっぱい梅干し。塩分とうまみ成分が高濃度圧縮されている感じです。切れ端を口に含んだだけで、あごの付け根の後ろあたりがきゅんきゅんしてくる感じといったら分かりますか?あー、写真見てるだけでまたきゅんきゅんしてきた(´д`)。でもこれまたお酒が進みます・・・。

和酒 Bar 「さら」

で、〆は何故かグラッパ。山梨で作られたグラッパだそうです。和酒 Bar の本当に最後の〆にグラッパってどうよ、とちょっと思いましたが、これはこれで「さら」らしくて良いと思います。妙なこだわりでなく、とにかく美味い酒、珍しい酒、面白い酒にこだわる。酒呑みとしてはこういう姿勢に共感します。だからこそ、このお店がなくなってしまうのは本当に惜しい。

マスターの次のお店は今のところ未定、ちょっと間を置いてからまたお店が出せそうな場所を探す、とのことです。しばらくこの雰囲気が楽しめなくなってしまうのは残念ですが、また新しいお店で再会できることを祈って。

どうもありがとうございました。ひとまずはお疲れさまでした。

投稿者 B : 23:14 | Drink | Gourmet

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