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2011/09/03 (Sat.)

Hulu 国内サービス開始

月額1,480円の映像配信「Hulu」が日本参入。1日開始 -AV Watch
日本上陸した定額映像配信「Hulu」を試す -AV Watch

ここのところ忙しくていろいろ追いかけられていない間に、来る来ると言われていた「Hulu」が国内サービスを開始していました。日本ではまだ全く知名度のないサービスですが、米国では現在 YouTube に次ぐ動画配信サービスであり、これは見過ごしておけない話だと思います。

国内の動画配信サービスといえばアクトビラが最も有名でしょうが、開始して何年も経つのに周囲で使っている人が全くいない、というくらい、お世辞にも普及しているとは思えない状況が続いています。アクトビラはコンテンツの量という意味ではけっこう網羅していると思いますが、それでも利用されないというのは、サービスの使い勝手(UX)もさることながら、結局「TSUTAYA で借りてきた方が安い」という価格設定の問題もあるでしょう。
先日読んだ『iCloud とクラウドメディアの夜明け』でも、個別課金のダウンロード型、あるいはレンタル方式といったやり方は少々古く(コンテンツの中身や用途によってはそれが適しているものもあるにせよ)、今後はサブスクリプション型(定額制)で利用する機器に縛られず、好きなときに好きな場所、好きな機器で利用できるサービスが主流になっていくだろう、と書かれていましたが、基本的には私もそれに同意です。

日本でサブスクリプション型のサービスが始まらないのは、ざっくり言えばいろんな利害関係者との調整だとか利益配分のやり方だとかそういうもろもろがまとまらないから、というところが大きいのだろうと思われます。先日始まったバンダイチャンネルの定額制サービスのように、権利関係の多くを配信元が押さえているコンテンツを数多く備えている企業であれば、自社コンテンツの配信に限ればサービサーになれる可能性はありますが。
ただ、配信元がバラバラだと、例えばある楽曲は iTunes で iTS から購入し、他の楽曲は x-アプリで mora から購入する、といったように、ユーザー側がサービスによってアプリやサービスを使い分けなくてはならないので、ユーザビリティが悪いんですよね。なので、せめて配信元は別々でもいいから、串刺しで利用できるサービス/アプリであってほしい、というのが、ユーザーの立場での願いであったりします。

そういう意味では、当面はハリウッド映画や海外ドラマに限った展開になるとはいえ、複数社の、それもビッグタイトルが揃ったコンテンツを横断的に扱える Hulu は、国内のサービスを押しのけて急速に普及する目は持っているように思います。

個人的には、使い勝手が良く利用価値の高いサービスであれば、海外発のものであっても積極的に利用したいと考えています(同じようなサービスであれば、日本企業にお金を払いたいという気持ちはありますが)。おそらく、この Hulu もうまくすれば国内の流通業で大きな存在感を示すようになった Amazon のような位置までいくような機がします。なので私も Hulu にはけっこう注目しているんですが、月額¥1,480 払ってどれだけ観る時間が取れるか、と思うと、二の足を踏んでしまうんですよね(´д`)。スカパー!の ANIMAX あたりは、私がいない時間も子どもたちが観ているから、毎月払ってますが・・・。

あとは国内のコンテンツが今後どの程度網羅されていくかですかね。動画に限らず、音楽や書籍など、電子流通がなかなかまともに立ち上がらない国内の状況を見ると、いかに Hulu といえど国内コンテンツの収集には苦労しそうには思います。でも逆に、日本のコンテンツベンダーがこの波(別に Hulu でなくても他社のサービスでも良いんですが)に乗っていかないと、テレビを観るのは老人と主婦と子どもばかり、日本の音楽を聴くのも子どもばかり・・・と言われるのと同様に、最もお金を払ってくれるユーザーを海外のサービスとコンテンツに奪われていく一方ではないでしょうか。その危機感が、コンテンツベンダー側にあるのかどうか。

投稿者 B : 21:50 | Blog & Network | Network Service

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