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1/1 VF-25F メサイアバルキリー

池袋で開催中のマクロスイベントに行ってきました。

マクロス超時空展覧会~バルキリーで誘って!~

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

前にも書きましたが、私はリアルタイムではむしろマクロス世代。ガンダムは再放送世代(リアルタイム時代には生まれてはいたけど物心ついていなかったし、当時田舎で放送されてたかどうかも不明)なので、自分の中のロボットアニメのルーツはマクロスにあると思っています。なので、1/1 スケールのバルキリーが展示されるとあっては見に行かざるを得ない。ということで、バルキリーで誘っ・・・たのが男同士というのが哀しいところなのですが(ぉ、クマデジタルさんと一緒に行ってきました。

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

どどーん。実寸大バルキリー(VF-25F メサイア:アルト機)。
とはいっても会場スペースの都合で機首部分のみという微妙さ(´д`)。せっかくなら全身見たいじゃないですか・・・。秋予定の大阪会場では全身展示するらしいので、タイミング良く出張でも入らないかなあ(ぉ。まあ下半身がついちゃったら下から見上げる格好になりそうなので、このフォルムを堪能できなくなってしまう可能性もありますが。

それでも VF-25 は歴代バルキリーの中でも随一の完成度を誇るフォルムだと思っているので、それが実寸大の立体で見られるだけでもけっこう感激モノです。


マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

この機種のスラントした形状とか、直線と曲線のバランス具合とか、絶妙じゃないですか。もともと 3DCG でモデリングしたデータをアニメにもスケールモデルにもこの 1/1 にも適用しているだけあって、再現性はカンペキです。

「この立体見てるとまだ仕上がってないプラモのこと思い出すんだよねー、特にあの肩のあたりが微妙に曲面になっててシールがキレイに貼れないとか」とはクマデジさんの弁。はい、私もあそこは苦労させられました(笑。

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

バルキリーの右の手のひらには、上に乗って写真撮影することができるようになっています。コスプレでポーズを決めて撮影してる人多数。私も知り合いの中でこういうのが一番似合う人を連れてきたかったんですが、GW は旅行中ということで断念><

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

コクピットも細かいところまで再現されています。1/1 ガンダムはコクピットは閉じられていたので中身は見えませんでしたが(1/1 コアファイターでは見れた)、こういうディテールが見える展示は好き。

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

コクピット脇には誰かのサインが。字体がかなり崩れている上にインクがかすれ気味なので誰のサインか分かりませんでしたが、クマデジさんが後で調べてくださったところによると、マクロスの監督でありバルキリーのデザイナーでもある河森正治氏のサインとのこと。言われてみればそりゃそうだ。

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

左手。関節とか、本当に動きそうなディテールで作られているあたりに感心します。

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

こうやって汚しとか塗装剥げとかをあえて入れることでリアリティを高める手法はスケールモデルでは定番ですが、1/1 サイズにガチで入れられると唸らざるを得ません。

なお、このイベントは別にバルキリーだけ展示しているわけではなく、マクロス全般の展示会なので、他にも見どころはあります。一応。

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

入口から入ってすぐあたりには、こうやって歴代のマクロスシリーズのコマを並べた展示があったりして、マクロスシリーズ全般に関する展示があるのか、とファーストマクロス世代としては期待するわけですが、

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

こんな感じ↑だったり、

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

こんな感じ↑だったりして、基本的にマクロス F のキャラクター押しの展示なんですよね。まあ F は最新作だし人気もあるので集客を考えるとこれが中心になるのは当然というのは分かりますが、過去作の扱いが小さくてちょっと寂しいかな。

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

あとはこのイベントのキービジュアルに描かれている三人(ミンメイ、シェリル、ランカ)の等身大フィギュアも展示されていました。

ご丁寧に「ローアングルの撮影はお断りしてます」の貼り紙が貼られていて、そういう写真がアップされて世界観を壊さないような配慮がされていますが、そういうつもりがなくてもそう言われてしまうとスカートの中がどうなっているか気になるというもの(笑。だからと行って覗ける雰囲気でもないんですが(^^;;

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

よくできてはいるんですが・・・、この手のフィギュアって、小スケールならばかわいいと思えても、自分と同じくらいのサイズになってくると顔の造形の不自然さのほうが気になってしまって逆に気持ち悪いと感じるところが出てきますね。これも一種の不気味の谷というやつでしょうか。

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

等身大フィギュアの近くには、主にコスプレイヤーさん向け?と思われる、なりきり撮影ステージが用意されていました。が、我々がいた時間帯では撮影している人はおらず(^^;; このイベント全体としてこういうユーザー参加型の展示が多かったんですが、なんというかユーザー心理を盛り上げ切れてない中途半端さが気になりました。

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

出口付近には河森正治監督へのロングインタビューがテキストで貼り出されていました。けっこう古い話から辿られているので、オールドファンにも楽しめる(むしろこのイベントの中では珍しく、オールドファンのほうがたぶん楽しめる)内容になっていたのですが、「これ読ませるのかよ!」と思ったのは事実です(笑。こういうのはこういうイベントでは映像で流すものじゃないですかね・・・撮るのも編集するのもけっこう大変ではありますが。

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

このインタビューの中で幾度と出てくるのが何故かアクエリオンの話。作風を見ていても、もしかしたら河森監督ってマクロスよりもアクエリオンのほうがやりたいこと自由にやれて気に入ってんじゃね・・・?と思っていたのですが、確信に変わりました(ぉ

マクロス超時空展覧会

[ Canon EOS 7D / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ]

ということで「マクロス超時空展覧会」ですが、1/1 メサイア以外は正直言ってちょっと厳しいイベントだと個人的には感じました。
F のキャラクターに思い入れがあって、自分自身(あるいは連れ)でもコスプレして自ら楽しんでしまえる人なら良いんでしょうが、ファーストマクロスファンとかメカニック萌えで行くと期待外れかもしれません。1/1 以外は照明も半分は普通のサンシャインシティ展示ホールの蛍光灯だし、何より天井が低くてむき出しなので、「マクロスのイベントに来た」というよりは「高校の学園祭でどこかのクラスがマクロスの同人展示をやった」みたいな、中途半端感が漂っているんですよね・・・。これで前売り券¥1,000、当日券¥1,300 というと、ほぼ同額で入場できるガンダムフロント東京のクオリティとは比べるべくもありません(まああっちは常設、こっちは短期間のイベントにすぎないのでかかってるコストは桁違いですが、それは客には関係のない話)。1/1 メサイアは良かったんですが、この金額を払うならせめて全身見せてほしかったな・・・というのが正直なところです。

これは推測ですが、1/1 ガンダムの成功に味をしめてじゃあマクロスも・・・というのが企画の発端でしょうが、ガンダムとマクロスでは物語の世界観の作りが全く違うので、RX-78 ガンダムを軸にしつつもいろんな切り口で展示が作れるのがガンダム、バルキリー以外は基本的に三角関係のラブストーリーが中心で、キャラクターにスポットを当てるしかないマクロス、という世界観の違いがもろに展示に現れてしまった(そうとしか展示できなかった)ように感じました。ちょうど数日前に Togetter にまとめられていた、ガンダムにおける宇宙世紀ものとアナザーガンダムの関係に近いのではないでしょうか。

ガンダムにおける個と世界の関係、「宇宙世紀」 – Togetter

ガンダムだったらザクやコロニー、ランバ・ラルあたりでも展示のネタは作れるだろうけど、マクロスだとバジュラとかガリア 4 とかをネタに展示するという発想にならないじゃないですか。そこが違いなのだろうな、と思います。ガンダムはガンダムワールドそのものが主人公だけど、マクロスはどこまで行ってもバルキリーと歌と三角関係。だからマクロスがダメ、ということではなくて、マクロスとはそういうものなんだということです。何が言いたいかというと、要はだからこそバルキリーを完全な状態で見せてほしかったと(´д`)。

コメント

  1. むっちー より:

    大阪会場、いつなんやろ・・・

    ガンダムもマクロスも20代になってからまともに見聞きした程度のニワカなもんで、一度怖いもの見たさでガッツリ体験したいものです。

    あ、そういえば日本橋のガンダムズで働いたことあるんだった・・・。

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