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Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

買 っ て し ま い ま し た ! ! !

Carl Zeiss / Touit Distagon T* 12mm F2.8 E-mount

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

今年初めまで完全に予定外だったこのレンズ。それでも、T* をアイコンに使っている身としては私が買わずに誰が買うんだァ!という勝手な意気込みで(ぉ)買わざるを得ませんでした。他に欲しいレンズがあって貯めていたお金やポイントがあったんだけどなあ…(遠い目

ツァイスからミラーレスカメラ用にリリースされた「Touit」シリーズのレンズ。Planar 32mm のほうは画角的にかぶるレンズを何本も持っているので、あまりかぶっていない Distagon 12mm のほうをチョイスしました。広角は苦手意識があるけどモノにすべく最近試行錯誤しているところでもあるし。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

「一眼レフ用の標準ズームレンズが入っている」と言われても信じてしまいそうなサイズの箱は、さすがに高いだけあって豪華な包装。外側の海苔巻き状のカバーを外すと中からもう一つ箱が出てきます。

そこに記された “Für diesen moment arbeiten wir.” というメッセージは、日本語にすると「この瞬間(箱を開けてもらう瞬間)のために私たちは取り組んでいます。」。Apple が言うところの「この製品はあなたに出会うために作られたのです」というのとほぼ同意ですかね。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

この蓋を跳ね上げると、製品の形状ピッタリにくり抜かれたウレタン(しかもツァイスのコーポレートカラーであるブルーのウレタンをわざわざ使っている)に、レンズが丁寧に収められていました(写真では撮影用に外しちゃいましたが、本当はレンズもフードもビニール袋にくるまれています)。箱が妙に大きかったのはこのせいですね。


Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

レンズのフロントに刻まれた社名が「Carl Zeiss」ではなく「ZEISS」であったり、ツァイスの交換レンズではほぼ必ず刻印されていたシリアルナンバーが見当たらなかったり(シリアルはレンズ底面に印刷)、今までのツァイスレンズとは微妙に趣が異なります。同じ E マウント用ツァイスでも S24/1.8 のほうがむしろ伝統的なツァイスレンズらしさを備えているような。

フランジバックの短いミラーレスカメラ用であるにも関わらず、Biogon ではなくあえてバックフォーカスの長い Distagon 構成を採っているのは、バックフォーカスの短いレンズ構成ではイメージセンサへの光の入射角が浅くなって色かぶり等の問題が発生する可能性が高いため、ということでしょうか。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

両側面にツァイスのエンブレム。レンズ取付指標はツァイスブルーになっています。

それにしてもまるでラッパのような形状。曲面的なデザインで、これだけ見ていると正直微妙なデザインだなあ、と感じます。もっとメカメカしいデザインのほうが所有欲は満たされるのになあ。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

フォーカスリングはラバー製。突起が一切ないリングですが、触ってみた感じではラバーの摩擦係数が高く、滑りにくくはなっています。まあ、AF レンズだし、広角レンズなので MF でシビアにピントを合わせることが多いレンズでもないですしね。
でも、ラバーのピントリングは経験上、経年劣化で白化しそうなイメージがあるので、そこだけがちょっと心配。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

広角レンズだけあって、デカい前玉が突出しています。これだけでご飯三杯(ry

フィルタ径は 67mm なので、けっこうフィルタのコストも馬鹿にできません(;´Д`)。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

マウントは当然金属製ですが、梨地仕上げなので高級感は正直あまりないかな…。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

付属のレンズキャップはフロント・リヤともに今までのツァイスレンズのどれとも違うタイプ。これはどこのメーカーが製造しているのでしょうか…。やっぱり噂にあった京セラオプテック?

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

レンズフードは花形でかなり大ぶりなもの。超広角レンズなのでフードはこうなってしまうのは仕方ないですが、携行性は落ちちゃいますね。構図に光源を直接入れるのでなければ、レンズコーティングだけである程度防げてはしまうでしょうが。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

NEX-5R に装着してみました。

うーん…やっぱりレンズデザインは微妙かも。それでも、クラシカルなデザインのフジ X シリーズよりもまだ NEX のほうが多少サマにはなっているような気がします。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

花形フードもつけてみました。フードの形状が、鏡筒のボディラインの延長線上に来るようにデザインされているので、このレンズのデザインはフードまで含めて初めて成立するようになっているんですね。こうやってフード込みで見ると、なかなかイケてるデザインに見えてきた(笑

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

代わって NEX-7 につけてみました。NEX-5R だとさすがにフロントヘビーになってしまう印象でしたが、NEX-7 のほうがボディとのバランスはデザイン・サイズ両面で取れていますね。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

あー、確かにこうやって見ると NEX-7 との組み合わせならしっくり来る。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

前玉の大きさがフードでさらに誇張されるので、いかにも良い写真が撮れそうな気がしてきます(ぉ

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

まだまともに試写できていないので、ボディにつけてちょっと触ってみた程度での操作感ですが、前評判であった「AF が遅い」というのは確かにそうですね。NEX-5R のファストハイブリッド AF に対応していないのでコントラスト AF になってしまうわけですが、同じコントラスト AF で比べても他の E マウントレンズ(シグマ DN も含む)より遅いです。いかにもコントラスト AF 的な挙動(ピント位置を前後させながら合わせていく)が他のレンズよりも目立つ印象で、AF 駆動音がそれなりにすることもあって、余計に遅く感じるのかもしれません。また、絞り羽根の動作音もけっこう大きめ。
まあ、レンズの性格的に AF が速くないことはさして問題にはならないような気もしますが、どの程度イライラするか、あるいは逆に気にならないか、はしばらく使ってみて判断したいと思います。今週末はもう撮りに行けそうもないので、本格始動は来週かな…。

Carl Zeiss / Touit Distagon T* 12mm F2.8 E-mounticon

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コメント

  1. Carl Zeiss Touit 32mm F1.8

    私 も 買 っ て し ま い ま し た ! ! !

    CP+に出ていたはずなんですが当時は買うなんてまったく考えていなかったこのレンズ、F2….

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