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東芝「E-CORE キレイ色」:まずは明るさをチェック

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高演色 LED 電球「E-CORE キレイ色」のレビューを続けていきます。

電球や蛍光灯を LED に置き換えるときにまず気になるのは、演色性よりもむしろそれまでと同等の明るさが確保できるのか?ということではないでしょうか。以前書いたとおり、私もここが気になって導入に二の足を踏んでいる状況でした。カタログスペックで比べると、電球や蛍光灯に比べて LED のほうが光量が足りないことが多い。ただ、実効性能や明るさの経年変化、あるいは光の指向性の違いによって、LED でも体感的な明るさは変わらない可能性もあります。今回は自宅で試せるという絶好の機会をいただけたので、具体的に比較してみることにします。

今回借用した 2 本の LED 電球と、今までシャンデリアで使っていた電球型蛍光灯、「ネオボール Z EFA15EL/13-E17」で、明るさを比べてみましょう。

EFA15EL/13-E17(電球色)LDA6L-D-H-E17/S(電球色)LDA6N-D-H-E17/S(昼白色)
EFA15EL/13-E17LDA6L-D-H-E17/SLDA6N-D-H-E17/S

写真は撮影設定を同じにして、それぞれのランプを点灯させた状態(ネオボール Z は電源投入後時間をおいて安定させた状態)で撮影したものです。色味の違いを表すために、この写真のみホワイトバランス「太陽光」で撮影してみました。視覚的には、この写真よりも全体的に明るくかつ色味もマイルドに感じますが、「慣れによって差分が吸収されてしまう」こともあるので、こうやって比べるのがフェアかな。

色味の比較は別途やるとして、まずは明るさ。天井に回り込んだ光の様子を見る限り、ぱっと見の明るさはそれほど大きく変わらないように見えます。体感的にも、少なくとも電球色同士で比較する限り、光量そのものは同じくらいに感じます。スペック的にネオボール Z が 810lm、「E-CORE キレイ色」の電球色が 380lm・昼白色が 440lm なのでもっと大胆に違うかな?と予想していましたが、これは嬉しい誤算。

以降の内容は純粋に「明るさの比較」にするために、ホワイトバランスをオートに統一して、色味をできるだけ近づけた状態(それ以外の撮影設定は同じ)で比べていきます。

EFA15EL/13-E17(電球色)LDA6L-D-H-E17/S(電球色)LDA6N-D-H-E17/S(昼白色)
EFA15EL/13-E17LDA6L-D-H-E17/SLDA6N-D-H-E17/S

壁に掛けてある額縁を比べると、こんな感じ。ネオボール Z と「E-CORE キレイ色」の電球色では、色味が微妙に違うくらいで、明るさはほぼ同じ。昼白色はネオボール Z よりも少し明るいです。カメラを通して比較してもこれだけ違いますが、昼白色は発色自体が太陽光に近いので、視覚的にはもっと明るく見えています。

EFA15EL/13-E17
(電球色)
LDA6L-D-H-E17/S
(電球色)
LDA6N-D-H-E17/S
(昼白色)
EFA15EL/13-E17LDA6L-D-H-E17/SLDA6N-D-H-E17/S

ランプほぼ直下での直射光の比較。ランプ直下だと、ネオボール Z よりも「E-CORE キレイ色」電球色のほうが少し明るく感じるくらいですね。昼白色は明らかに明るく、カメラの露出換算で 1~1.3 段分くらい明るく見えています。電球色と比べてスペックで 15% くらい明るいので当然ですが、この明るさは事前予想からするとちょっと驚くレベル。私と同時期に E26 口金タイプの製品をレビューされている丁稚さんが「我が家に太陽がやってきた(^▽^;)」と評される気持ちもよく解ります(^^;;。

ただ、この明るさも手放しで喜べるものではなくて、

EFA15EL/13-E17(電球色)LDA6L-D-H-E17/S(電球色)LDA6N-D-H-E17/S(昼白色)
EFA15EL/13-E17LDA6L-D-H-E17/SLDA6N-D-H-E17/S

この影を見れば一目瞭然、「電球に比べて光が硬い」んです。電球色タイプも昼白色タイプも、影の出方としては同様。
ウチの奥さん(強い光に関しては敏感なほう)が、電球色交換して開口一番「明るい!でも、眩しい!なんていうか、目に痛い」と言っていましたが、極端に言えばまさにそんな感じ。敏感な人にはちょっと辛いかもしれません。

E-CORE キレイ色

まあ、ランプのグローブの大きさからしてこれだけ違いますからね。ネオボール Z のほうはランプ自体の大光量を活かして広範囲に発光して、壁や天井の反射を利用して、マイルドな明るさを実現しているのでしょう。それに対して 「E-CORE キレイ色」は絶対光量が少ない分、下向きに指向性を持たせた発光をすることで体感上の光量を稼いでいるような印象。このこと自体は製品パッケージやリーフレットにも書かれているのでそれ自体は問題ありませんし、別途「光が広がるタイプ」という電球に近い無指向性の LED 電球もラインアップされています。どちらかというと柔らかめの光でリラックスしたいリビングやダイニングの照明は、むしろそういう光が広がるタイプのほうが適していると思います。また、我が家は娘がダイニングテーブルで宿題をやることが多いので、シーリングライトの指向性が強いと教科書やノートに顔や手の影が出てしまい、視力に影響が出る可能性もあるので、この LED 電球を使うなら、電気スタンドを併用したほうがいいかもしれません。

ともあれ、光の明るさと指向性についての傾向はこれで分かりました。次回は色味についてチェックしていきたいと思います。

東芝ライテック / LED 電球 ミニクリプトン形 E-CORE キレイ色(電球色相当) LDA6L-D-H-E17/S
東芝ライテック / LED 電球 ミニクリプトン形 E-CORE キレイ色(昼白色相当) LDA6N-D-H-E17/S

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■関連リンク
高演色 LED 電球「E-CORE キレイ色」がやってきた

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